JPS6221687Y2 - - Google Patents

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JPS6221687Y2
JPS6221687Y2 JP1982162736U JP16273682U JPS6221687Y2 JP S6221687 Y2 JPS6221687 Y2 JP S6221687Y2 JP 1982162736 U JP1982162736 U JP 1982162736U JP 16273682 U JP16273682 U JP 16273682U JP S6221687 Y2 JPS6221687 Y2 JP S6221687Y2
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JP1982162736U
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は内燃機関の潤滑用オイルポンプの取付
装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、前記オイルポンプはクランク軸またはこ
れに連動するその他の回転軸の端部に取付けて駆
動するようにしたものが知られているが、このよ
うなものではその取付分だけ前記クランク軸等が
長くなり、機関のクランク軸方向の幅が大きくな
る。また機関本体にオイルポンプのロータ等の回
転部品を直接収納するようにしたものも知られて
いるが、このようなものではオイルポンプの交
替、メンテナンスが面倒であるばかりでなく、そ
の際機関本体を傷付けることがあるなどの不都合
があつた。
そこで前記不都合を解消するために、例えば実
公昭54−3253号公報に示されるように機関本体の
一側壁に貫通孔を形成し、その孔にオイルポンプ
組立体を嵌着し、その組立体の、ポンプ軸外端
に、クランク軸に連動する駆動輪を連結したもの
は従来公知である。
(3) 考案が解決しようとする問題点 上記従来公知のものでは、(イ)機関本体の貫通孔
に嵌合するケース本体の内端に開口する吸込口
に、機関本体とは別体の吸込管を接続し、また同
ケース本体の外周面に開口する吐出口に、機関本
体に形成した吐出通路を連通させるようにしてい
るので、それらの連通接続構造が複雑である、(ロ)
上記ケース本体の内端は機関本体の内部空間に直
接臨んでいるので、上記吸込口と吸込管間、及び
吐出口と吐出通路間だけでなく、ケース本体自身
と機関本体間も確実にシールする必要があり、全
体としてシール構造が複雑である。(ハ)上記ケース
本体とその外側のケースカバー間、及びケースカ
バーと機関本体間を各独立したボルトにより連結
するようにしているので、その連結構造が複雑で
組立分解も面倒である、等の問題がある。
本考案は、上記従来のものの問題をすべて解消
し得る、内燃機関のオイルポンプ取付装置を提供
することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、機関本体
一側の凹部に嵌合されると共に該凹部底面との間
に小隙を存して対向するケース本体と、このケー
ス本体に印篭嵌合されて該ケース本体との間にポ
ンプ室を画成するケースカバーと、前記ポンプ室
に収容されるロータと、そのロータに連結され前
記ケースカバーを貫通するポンプ軸とよりオイル
ポンプ組立体を構成し、前記ケース本体及びケー
スカバーの互いに重合されるフランジ部を共通の
取付ボルトを以て機関本体に固着し、さらに機関
本体に形成した吸込通路及び吐出通路を前記凹部
底面に開口すると共に、それらの開口部に、前記
ケース本体に穿設した、前記オイルポンプ組立体
の吸込口及び吐出口をそれぞれ対向させ、前記凹
部底面とケース本体との対向面間には、前記吸込
通路と吸込口間、及び吐出通路と吐出口間をそれ
ぞれ油密に接続する弾性シール部材を挟着したこ
とを特徴とする。
(2) 作用 上記構成によれば、ケース本体とケースカバー
とを単に印篭嵌合させるだけで、ボルト等の固着
具を特別に使用せずともオイルポンプ組立体を容
易に仮組みすることができ、またそのオイルポン
プ組立体の機関本体への組付けは、ケース本体を
機関本体の凹部に嵌込むと共に前記両フランジ部
を機関本体に前記取付ボルトを以て共締めするだ
けでよく、それによつて、前記吸込口と吸込通路
間及び吐出口と吐出通路間の、弾性シール部材に
よる各接続状態も同時に得ることができる。
上記弾性シール部材は、その弾性変形によつて
ケース本体と凹部底面間の対向間隙の寸法誤差を
無理なく吸収できるから、該間隙の存在によつて
も、前記吸込口と吸込通路間及び吐出口と吐出通
路間を常に確実に接続することができ、またケー
ス本体と凹部底面とを直接衝合させた場合、或い
はケース本体を省略してロータを凹部底面に直接
摺接させた場合に比べてそれら面の加工精度を低
く抑えることができる。
さらに前記ケース本体の凹部への嵌入限界を、
前記フランジ部と機関本体との係合によつて確実
に規制できるから、前記取付ボルトを強く締込ん
でもその締付力のために弾性シール部材が潰され
る心配はない。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明する。
第1図において、機関本体1の一側には、外面
に開放する円筒状凹部2が形成され、この凹部2
にトロコイド型オイルポンプ組立体Aが取付けら
れる。オイルポンプ組立体Aのポンプケース3
は、ケース本体4と、その開放端面に印篭嵌合2
9されて該ケース本体4との間にポンプ室30を
画成するケースカバー5とより構成され、該ケー
ス本体4とケースカバー5との間にはOリング等
の環状弾性シール部材6が介装される。前記ケー
ス本体4は前記凹部2に、該凹部2底面との間に
小隙Sを存して嵌合され、またケース本体4とケ
ースカバー5の互いに重合されるフランジ部4
a,5aが複数個の取付ボルト10により機関本
体1に一体に結着される。ケースカバー5には、
それを貫通するポンプ軸11が回転自在に支承さ
れ、このポンプ軸11の内端に、前記ポンプ室3
0内の内ロータ12がかしめ等により固着され、
さらにその内ロータ12に対応する外ロータ13
がケース本体4の内周面に回転自在に支承され
る。ケース本体4の内壁には、前記内、外ロータ
12,13間に通じる吸込口14と吐出口15と
が開口され、吸込口14は、機関本体1に形成さ
れる吸込通路16の、前記凹部2底面における開
口部が対向しており、該通路16は機関本体1下
のオイルパン18内のオイル溜にストレーナを介
して浸漬される。また前記吐出口15は、機関本
体1に形成される吐出通路17の、前記凹部2底
面における開口部が対向しており、該吐出通路1
7は機関各部の被潤滑部に通じている。前記吸込
口14と吸込通路16間、及び吐出口15と吐出
通路17間は、前記凹部2底面とケース本体4と
の対向面間に弾力的に挟着したOリング等の環状
弾性シール部材8,9によつてそれぞれ油密に接
続されている。ケースカバー5の軸受部とポンプ
軸11間には、給油路19が形成され、またケー
スカバー5の外端とポンプ軸11間にはオイルシ
ール20が介在される。
前記ポンプ軸11の外端はポンプケース3外に
突出しており、その外端にはナツト21により駆
動プーリ22が固着される。駆動プーリ22に
は、第2図に示すように無端状の調時ベルト23
が懸回され、該調時ベルト23はクランク軸24
上の原動プーリ25と、動弁カム軸26上の従動
プーリ27間に懸回されており、通常のようにク
ランク軸24の回転を1/2の回転比をもつて動弁
カム軸26に伝達できるようになつている。
駆動プーリ22の代わりに駆動スプロケツトを
用いてもよく、その場合には前記調時ベルト2
3、原動プーリ25、従動プーリ27の代わりに
調時チエン、原動スプロケツト、従動スプロケツ
トが使用される。
尚、第2図中28はアイドラーである。
次に本考案の実施例の作用について説明する
と、いま機関が駆動されると、調時ベルト23が
走行駆動され、動弁カム軸26を駆動すると同時
に駆動プーリ22を介してポンプ軸11が駆動さ
れ、内、外ロータ12,13が回転してオイル溜
内のオイルを吸込通路16及び吸込口14を通し
て吸上げると共に吐出口15及び吐出通路17を
通して機関本体1内の被潤滑部に給油する。
ところで前記オイルポンプ組立体Aは取付ボル
ト10を外すことによつてそのまま機関本体1か
ら分離することができる。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、機関本体1一側
の凹部2に嵌合されると共に該凹部2底面との間
に小隙Sを存して対向するケース本体4と、この
ケース本体4に印篭嵌合29されて該ケース本体
4との間にポンプ室30を画成するケースカバー
5と、前記ポンプ室30に収容されるロータ1
2,13と、そのロータ12,13に連結され前
記ケースカバー5を貫通するポンプ軸11とより
オイルポンプ組立体Aを構成し、前記ケース本体
4及びケースカバー5の互いに重合されるフラン
ジ部4a,5aを共通の取付ボルト10を以て機
関本体1に固着し、さらに機関本体1に形成した
吸込通路16及び吐出通路17を前記凹部2底面
に開口すると共に、それらの開口部に、前記ケー
ス本体4に穿設した、前記オイルポンプ組立体A
の吸込口14及び吐出口15をそれぞれ対向さ
せ、前記凹部2底面とケース本体4との対向面間
には、前記吸込通路16と吸込口14間、及び吐
出通路17と吐出口15間をそれぞれ油密に接続
する弾性シール部材9,8を挟着したので、ケー
ス本体4とケースカバー5とを単に印篭嵌合29
させるだけで、ボルト等の固着具を特別に使用せ
ずともオイルポンプ組立体Aを容易に仮組みする
ことができ、その組立構造が簡単である。またそ
のオイルポンプ組立体Aの機関本体1への組付け
は、ケース本体4を機関本体1の凹部2に嵌込む
とともに前記両フランジ部4a,5aを機関本体
1に前記取付ボルト10を以て共締めするだけで
よく、それによつて、前記吸込口14と吸込通路
16間及び吐出口15と吐出通路17間の、弾性
シール部材8,9による各接続状態も同時に得る
ことができ、従つて組付け作業の能率アツプに大
いに寄与し得る。しかも上記弾性シール部材8,
9は、その弾性変形によつてケース本体4と凹部
2底面間の対向間隙Sの寸法誤差を無理なく吸収
できるから、該間隙Sの存在によつても、前記吸
込口14と吸込通路16間及び吐出口15と吐出
通路17間を常に確実に接続することができ、ま
たケース本体4と凹部2底面とを直接衝合させた
場合、或いはケース本体4を省略してロータ1
2,13を凹部2底面に直接摺接させた場合に比
べてそれら面の加工精度を低く抑えることができ
てコストの低減に寄与し得る。しかもまた前記ケ
ース本体4の凹部2への嵌入限界を、前記フラン
ジ部4aと機関本体1との係合によつて確実に規
制できるから、前記取付ボルト10を強く締込ん
でもその締付力のために弾性シール部材8,9が
潰される心配はない。しかもまた機関本体1一側
の凹部2に嵌入される前記ケース本体4は、機関
本体1内部と直接連通するものではないから、該
機関本体1との間のシール構造を簡略化する上で
有利であり、またケース本体4を凹部2に嵌入さ
せた分だけオイルポンプ組立体Aの機関本体1外
方への張出量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案装置の縦断面図、第2図はオイルポンプ
の駆動系を示す概略図である。 A……オイルポンプ組立体、S……小隙、1…
…機関本体、2……凹部、4……ケース本体、5
……ケースカバー、4a,5a……フランジ部、
8,9……弾性シール部材、10……取付ボル
ト、11……ポンプ軸、12,13……内、外ロ
ータ、14……吸込口、15……吐出口、16…
…吸込通路、17……吐出通路、29……印篭嵌
合、30……ポンプ室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関本体1一側の凹部2に嵌合されると共に該
    凹部2底面との間に小隙Sを存して対向するケー
    ス本体4と、このケース本体4に印篭嵌合29さ
    れて該ケース本体4との間にポンプ室30を画成
    するケースカバー5と、前記ポンプ室30に収容
    されるロータ12,13と、そのロータ12,1
    3に連結され前記ケースカバー5を貫通するポン
    プ軸11とよりオイルポンプ組立体Aを構成し、
    前記ケース本体4及びケースカバー5の互いに重
    合されるフランジ部4a,5aを共通の取付ボル
    ト10を以て機関本体1に固着し、さらに機関本
    体1に形成した吸込通路16及び吐出通路17を
    前記凹部2底面に開口すると共に、それらの開口
    部に、前記ケース本体4に穿設した、前記オイル
    ポンプ組立体Aの吸込口14及び吐出口15をそ
    れぞれ対向させ、前記凹部2底面とケース本体4
    との対向面間には、前記吸込通路16と吸込口1
    4間、及び吐出通路17と吐出口15間をそれぞ
    れ油密に接続する弾性シール部材9,8を挟着し
    てなる、内燃機関のオイルポンプ取付装置。
JP16273682U 1982-10-27 1982-10-27 内燃機関のオイルポンプ取付装置 Granted JPS5967507U (ja)

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JPS5967507U JPS5967507U (ja) 1984-05-08
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0247211Y2 (ja) * 1985-07-24 1990-12-12
JP5913915B2 (ja) * 2011-11-09 2016-04-27 日野自動車株式会社 エンジンのシリンダブロック構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543253U (ja) * 1977-06-08 1979-01-10

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