JPH0744726Y2 - タイミングチェーン潤滑装置 - Google Patents

タイミングチェーン潤滑装置

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Publication number
JPH0744726Y2
JPH0744726Y2 JP40195390U JP40195390U JPH0744726Y2 JP H0744726 Y2 JPH0744726 Y2 JP H0744726Y2 JP 40195390 U JP40195390 U JP 40195390U JP 40195390 U JP40195390 U JP 40195390U JP H0744726 Y2 JPH0744726 Y2 JP H0744726Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
cylinder block
pump body
timing chain
oil pump
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP40195390U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0491210U (ja
Inventor
又万 斉木
吉孝 吉田
明 下西
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関のクランクシ
ャフトの回転をカムシャフト等に伝達するタイミングチ
ェーンの潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術によるタイミングチェーン潤滑
装置を図面に基いて説明する。図2及び図3は、実開昭
56−39807号公報に開示されるタイミングチェー
ン潤滑装置を示している。このタイミングチェーン潤滑
装置は、潤滑油通路11の途中に、シリンダブロック1
2にナット15等を用いて取付けたオイルジェット管1
3を接続し、このオイルジェット管13の円周面に、タ
イミングチェーン16の複数の潤滑必要箇所A、B、C
にそれぞれ指向させた複数のオイル吹出孔17a、17
b、17cを開設している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、オイルジェット管13、これを取付けるためのナッ
ト15等の部品を必要とし、部品点数が多く生産性とコ
スト面で不利である。又前記オイル吹出孔17a、17
b、17cを潤滑必要箇所A、B、Cに指向させながら
オイルジェット管13をナット15等で固定しなければ
ならないので、その作業に手間取り生産性が悪いという
問題がある。更に部品精度等の関係でオイル吹出孔17
a、17b、17cの指向位置がずれると潤滑効果がう
すれ、ナット15等の固定が甘いとオイルジェット管1
3が抜け落ちるおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の問題点
を解決するために、シリンダブロックに取付けたオイル
ポンプボディに、タイミングチェーンの潤滑必要箇所に
向けてオイルを吹出すジェット孔を設けると共に、この
ジェット孔と前記シリンダブロック内のオイルギャラリ
ーとを連通するオイル通路を前記オイルポンプボディと
前記シリンダブロックの夫々に設け、かつ両オイル通路
に挿着される位置決め中空ピンを設けたことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】本考案によれば、ジェット孔及びオイル通路が
オイルポンプボディに一体形成されており、シリンダブ
ロックにはオイルギャラリに連通し、前記オイル通路に
接続するオイル通路が形成されているので、ボルト等を
用いてオイルポンプボディをシリンダブロックに結合す
ることにより、タイミングチェーンの潤滑必要箇所にオ
イルを吹出し、潤滑を行うことが可能な状態となる。そ
してオイルポンプボディとシリンダブロックの両オイル
通路に挿着される位置決め中空ピンを備えているので、
オイルポンプボディを正確な位置に迅速に取付けること
ができ、ジェット孔の吹出し方向を正確な位置にセット
することができ、更に両オイル通路は中空ピン内のオイ
ル路で接続されるので、オイル漏れを防止することがで
きる。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図1に基いて説明する。
図1において、1はシリンダブロック、2はクランクシ
ャフト、3はクランクシャフトプーリ、4はクランクシ
ャフト2に固定したスプロケット、5は前記スプロケッ
トに噛み合いクランクシャフト2の回転をカムシャフト
に伝達するタイミングチェーン、6はトロコイド式オイ
ルポンプ、7はオイルポンプボディである。前記オイル
ポンプ6のインナロータ8はクランクシャフト2に固定
され、アウタロータ9はオイルポンプボディ7の凹部に
回転可能に支持されている。オイルポンプボディ7はア
ルミダイカスト製のもので、シリンダブロック1に複数
箇所でボルトを用いて取付けられている。
【0007】前記オイルポンプボディ7には、タイミン
グチェーン5側に突出する突起部10を設けている。こ
の突起部10の内部に形成したオイル通路11と、シリ
ンダブロック1内のオイルギャラリー12に接続するオ
イル通路13とは、シリンダブロック1にオイルポンプ
ボディ7を結合したとき連通するように構成されてい
る。前記突起部5には、前記オイル通路11からのオイ
ルを、タイミングチェーン5の潤滑必要箇所Pに向けて
吹出すジェット孔14を設けている。
【0008】前記シリンダブロック1内のオイル通路1
3と前記オイルポンプボディ7内のオイル通路11との
接続部には、両通路13、11に嵌合する中空ピン15
が挿着されている。この中空ピン15はオイルポンプボ
ディ7をシリンダブロック1に取付ける際の位置決め用
ノックピンとしての作用を有すると共に、シリンダブロ
ック1からオイルポンプボディ7にオイルを漏出するこ
となく供給するオイル通路としての作用を有している。
【0009】上記実施例はオイルポンプ6がクランクシ
ャフト2によって駆動されるものに、本考案を適用した
例を示すが、オイルポンプがカムシャフト等の回転軸に
よって駆動されるものに、本考案を通用することも可能
である。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、ジェット孔、オイル通
路がオイルポンプボディに一体形成されているので、従
来例に必要であったオイルジェット管等の部品が不要と
なり、部品点数を削減することができる。又位置決め用
中空ピンによってオイルポンプボディを正確な位置に迅
速に取付けることができるので、ジェット孔の吹出し位
置が正確となり潤滑効果を高めることができると共に、
取付作業能率を向上させることができる。又ジェット孔
はオイルポンプボディに一体形成されているので、従来
例におけるようにオイルジェット管が抜け落ちるという
問題が生じない。
【0011】更にオイルポンプボディとシリンダブロッ
クの両オイル通路は前記中空ピン内のオイル路で接続さ
れているので、オイル漏れのおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】従来例の側面図である。
【図3】従来例のオイルジェット管を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 5 タイミングチェーン 6 オイルポンプ 7 オイルポンプボディ 11 オイル通路 12 オイルギャラリ 13 オイル通路 14 ジェット孔 15 中空ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックに取付けたオイルポン
    プボディに、タイミングチェーンの潤滑必要箇所に向け
    てオイルを吹出すジェット孔を設けると共に、このジェ
    ット孔と前記シリンダブロック内のオイルギャラリとを
    連通するオイル通路を前記オイルポンプボディと前記シ
    リンダブロックの夫々に設け、かつ両オイル通路に挿着
    される位置決め中空ピンを設けたことを特徴とするタイ
    ミングチェーン潤滑装置。
JP40195390U 1990-12-26 1990-12-26 タイミングチェーン潤滑装置 Expired - Lifetime JPH0744726Y2 (ja)

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JP40195390U JPH0744726Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 タイミングチェーン潤滑装置

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JPH0491210U JPH0491210U (ja) 1992-08-10
JPH0744726Y2 true JPH0744726Y2 (ja) 1995-10-11

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JP5251798B2 (ja) * 2000-02-02 2013-07-31 三菱自動車工業株式会社 内燃機関の潤滑装置
ID30416A (id) 2000-06-01 2001-12-06 Honda Motor Co Ltd Struktur pemasangan bagian selubung
JP3960517B2 (ja) * 2001-12-14 2007-08-15 本田技研工業株式会社 オイルポンプ構造
JP6432564B2 (ja) 2016-07-08 2018-12-05 トヨタ自動車株式会社 内燃機関用チェーンの潤滑油供給装置

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JPH0491210U (ja) 1992-08-10

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