JPS6112445Y2 - - Google Patents

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JPS6112445Y2
JPS6112445Y2 JP1979174167U JP17416779U JPS6112445Y2 JP S6112445 Y2 JPS6112445 Y2 JP S6112445Y2 JP 1979174167 U JP1979174167 U JP 1979174167U JP 17416779 U JP17416779 U JP 17416779U JP S6112445 Y2 JPS6112445 Y2 JP S6112445Y2
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JP
Japan
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bearing
bevel gear
gear shaft
fitted
box
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JP1979174167U
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JPS5690543U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は軸受箱に改良を加えたベベルギヤ軸
の軸受構造に関するものである。
一般にベベルギヤによる動力伝達構造では、ギ
ヤ間に適度のバツクラツシユを設ける等、ベベル
ギヤの歯当り調整を必要とするものであり、この
ため、軸受箱とギヤボツクスに開口させた組込孔
との嵌合が安定よくスムーズになされるように構
成することが肝要となる。ところが従来における
この種の軸受箱は受箱本体に同一外径のベアリン
グ受け体を面接状態で支持させ、この受箱本体と
ベアリング受け体との両方の外周面を嵌合面とし
て組込孔に嵌合させており、このため受箱本体と
ベアリング受け体とはその嵌合面としての外周面
が完全に均一面になるように符合させねばなら
ず、その製作に精度を要するばかりでなく組立作
業に熟練を要して、作業能率を向上し得ないとい
う欠点があるし、又符合状態が不完全であるとき
には組込孔との嵌合状態が不安定となり、ベベル
ギヤの歯当り調整に支障をきたして良好な噛合状
態が得られず、又嵌合面からの油洩れ等をそ生起
してしまうという欠点があつた。しかも、単に軸
受箱をギヤボツクスに嵌装するだけであれば、実
開昭52−76872号公報等に開示されている軸受構
造を利用すればよいわけであるが、ベベルギヤ軸
の熱膨張等を考慮すれば、このような構造では問
題点の完全解消は望み得ないものである。
本案はかかる欠点に鑑みなされたものであつ
て、軸受箱の組立を容易にさせながらも安定した
嵌合状態が得られるようにして確実な歯当り調整
が行えるようにしようとするものである。
以下本案を図面に示す実施例に基づき説明す
る。
1は先端部にベベルギヤ2をスプライン嵌合さ
せたベベルギヤ軸であり、上記ベベルギヤ2はギ
ヤボツクス3内において駆動軸4に設けたベベル
ピニオンギヤ5と噛合している。6は上記ベベル
ギヤ軸1の先端部を軸支した軸受箱であり、受箱
本体6aと、同受箱本体6aの内側面に面接して
ボルト7によつて取付けられるベアリング押え板
6bとにより構成している。先端部にベベルギヤ
2をスプライン嵌合したベベルギヤ軸1は、一側
壁に軸受箱6を嵌合させると共に、対向する他側
壁に中程軸支部18を開口させてなるギヤボツク
ス3に軸架させるべく構成しており、しかも、ベ
ベルギヤ軸1の先端に形成した段付小径部1aに
は、固定ベアリング9を、スラストワツシヤ19
を介したナツト20により嵌合固定させて、同ベ
アリング9によりベベルギヤ2のスラスト荷重を
受止めさせると共に、同ベアリング9は、更に軸
受箱6の受箱本体6aと、同受箱本体6aの内側
面に面接して取付けられるベアリング押え板6b
により挾圧固定させて、ベベルギヤ軸1の先端の
摺動固定がなされるように構成している。そし
て、ベベルギヤ軸1の中程には摺動ベアリング1
8′を摺動自在に遊嵌し、同ベアリング18′を上
記中程軸支部18に取付けることにより、同ベア
リング18′によるベベルギヤ軸1の中程支持が
なされるようにしている。10はギヤボツクス3
の側面に開口させた組込孔であり、同組込孔10
には、軸受箱6を構成する受箱本体6aとベアリ
ング押え板6bのうち受箱本体6aのみが嵌合し
ており、このため受箱本体6aのみに組込孔10
との嵌合面11を設けて、他方ベアリング押え板
6bの外径を嵌合面11の外径より若干小径に形
成している。
尚図中12で示すものは、受箱本体6aの鐙部
13内面と組込孔10の外側口縁との間に介在さ
せたシムであり、同シム12の厚さを増減して軸
受箱6、ベベルギヤ軸1を軸方向に移動させるこ
とで、ベベルピニオンギヤ5とベベルギヤ2との
歯当りを調整して適度のバツクラツシユを設ける
ことになる。又14は軸受箱6をギヤボツクス3
に取付ける締付けボルト、15はOリング、16
はギヤボツクス3の上面に開口した作業孔、17
はその上蓋、又18はベベルギヤ軸1の中程軸支
部であり、18′は摺動ベアリング、18″はオイ
ルシールである。
従つて、本案の軸受構造を組立てた状態では、
組込孔10には軸受箱6における受箱本体6aの
みが嵌合した状態となり、他方のベアリング押え
板6bは組込孔10と嵌合することなく、固定ベ
アリングを段設部8′に保持させるだけの作用を
行うことになる。
上述のように本案によれば、軸受箱におけるベ
アリング押え板が固定ベアリングを保持させるだ
けに作用するから、その製作が容易になり、又従
来と異なり、受箱本体とベアリング受け板との取
付けに際し、両外周面を完全に符合させるといつ
た高精度の作業を行う必要がないから組立作業を
簡単にさせることができるという効果がある。又
組込孔との嵌合が受箱本体に設けた嵌合面のみに
よつてなされるから、その嵌合状態が安定し、か
つスムーズに得られてベベルギヤの歯当り調整に
際しての軸方向の移動を支障なく確実に行い得る
ばかりでなく、Oリング等によるシール効果を損
うおそれがないという効果がある。さらには、ベ
ベルギヤ軸は、先端が固定ベアリングによりスラ
スト方向への摺動ができないように軸支され、し
かも、同固定ベアリングが、ベベルギヤ軸先端部
にスプライン嵌合したベアリングによるスラスト
荷重を受止めると共に、バツクラツシユの調節に
も寄与するために、ベベルギヤ軸中程部の支持を
嵌合自在に遊嵌した摺動ベアリングにより行わせ
ることができるものである。
従つて、ベベルギヤ軸が熱膨張した際にも、固
定端となつている同ベベルギヤ軸の先端は大きく
膨張することがなくなり、ベベルギヤのバツクラ
ツシユに悪影響を及ぼすという不具合が完全に防
止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本案実施例の軸受構造を示す断面図であ
る。 1:ベベルギヤ軸、3:ギヤケース、6:軸受
箱、6a:受箱本体、6b:ベアリング押え板、
10:組込孔、11:嵌合面、12:シム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部にベベルギヤ2をスプライン嵌合したベ
    ベルギヤ軸1を、一側壁に軸受箱6を嵌合させる
    と共に、対向する他側壁に中程軸支部18を開口
    させてなるギヤボツクス3に軸架させるべく構成
    し、しかも、ベベルギヤ軸1の先端に形成した段
    付小径部1aには、固定ベアリング9を、スラス
    トワツシヤ19を介してナツト20により嵌合固
    定させて、同ベアリング9によりベベルギヤ2の
    スラスト荷重を受止めさせると共に、同ベアリン
    グ9は、更に軸受箱6の受箱本体6aと、同受箱
    本体6aの内側面に面接して取付けられるベアリ
    ング押え板6bにより挾圧固定させて、ベベルギ
    ヤ軸1の先端の摺動固定がなされるように構成す
    ると共に、ベベルギヤ軸1の中程には摺動ベアリ
    ング18′を摺動自在に遊嵌し、同ベアリング1
    8′を上記中程軸支部18に取付けることによ
    り、同ベアリング18′によるベベルギヤ軸1の
    中程支持がなされるようにしてなるベベルギヤ軸
    の軸受構造。
JP1979174167U 1979-12-13 1979-12-13 Expired JPS6112445Y2 (ja)

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JP1979174167U JPS6112445Y2 (ja) 1979-12-13 1979-12-13

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JPS5690543U JPS5690543U (ja) 1981-07-20
JPS6112445Y2 true JPS6112445Y2 (ja) 1986-04-18

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JPS5276872U (ja) * 1975-12-05 1977-06-08

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JPS5690543U (ja) 1981-07-20

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