JP2554636Y2 - Ohcエンジン - Google Patents
OhcエンジンInfo
- Publication number
- JP2554636Y2 JP2554636Y2 JP8802391U JP8802391U JP2554636Y2 JP 2554636 Y2 JP2554636 Y2 JP 2554636Y2 JP 8802391 U JP8802391 U JP 8802391U JP 8802391 U JP8802391 U JP 8802391U JP 2554636 Y2 JP2554636 Y2 JP 2554636Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- end plate
- flywheel housing
- cylinder block
- head gasket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、OHCエンジンに関す
るものである。
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、OHC(Over Head
Cam)エンジンの場合、カムシャフトがシリンダヘッ
ドに設けられる構造上、図3に示されるように、シリン
ダブロック1後部にリアエンドプレート2を介してフラ
イホイールハウジング3が一体に取付けられると共に、
前記シリンダブロック1の上面とフライホイールハウジ
ング3の上面とがシリンダヘッド4によって覆われてお
り、前記シリンダヘッド4下面には、燃焼室の気密性保
持並びにシリンダブロック1とフライホイールハウジン
グ3との間からの油もれ防止のために、図4に示される
ようなシリンダヘッドガスケット5を介在してある。
Cam)エンジンの場合、カムシャフトがシリンダヘッ
ドに設けられる構造上、図3に示されるように、シリン
ダブロック1後部にリアエンドプレート2を介してフラ
イホイールハウジング3が一体に取付けられると共に、
前記シリンダブロック1の上面とフライホイールハウジ
ング3の上面とがシリンダヘッド4によって覆われてお
り、前記シリンダヘッド4下面には、燃焼室の気密性保
持並びにシリンダブロック1とフライホイールハウジン
グ3との間からの油もれ防止のために、図4に示される
ようなシリンダヘッドガスケット5を介在してある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如きOHCエンジンでは、シリンダブロック1及びフラ
イホイールハウジング3の上面に対しリアエンドプレー
ト2の上面が、該リアエンドプレート2の機械加工精度
上の問題から、図5に示される如く、一致せずに突出し
てしまい、シリンダブロック1とフライホイールハウジ
ング3に対しシリンダヘッドガスケット5を介してシリ
ンダヘッド4をボルト等により締め付けた場合、シリン
ダヘッドガスケット5に局部的に大きな荷重が作用し、
もれが発生するといった不具合があった。
如きOHCエンジンでは、シリンダブロック1及びフラ
イホイールハウジング3の上面に対しリアエンドプレー
ト2の上面が、該リアエンドプレート2の機械加工精度
上の問題から、図5に示される如く、一致せずに突出し
てしまい、シリンダブロック1とフライホイールハウジ
ング3に対しシリンダヘッドガスケット5を介してシリ
ンダヘッド4をボルト等により締め付けた場合、シリン
ダヘッドガスケット5に局部的に大きな荷重が作用し、
もれが発生するといった不具合があった。
【0004】又、こうした不具合は、シリンダブロック
前部にフロントエンドプレートを介してフライホイール
ハウジングが一体に取付けられるフロント駆動方式のO
HCエンジンについても同様に生じていた。
前部にフロントエンドプレートを介してフライホイール
ハウジングが一体に取付けられるフロント駆動方式のO
HCエンジンについても同様に生じていた。
【0005】本考案は、斯かる実情に鑑み、シリンダヘ
ッドガスケットに局部的に大きな荷重が作用することを
防止し得、シリンダヘッドガスケットの寿命延長を図り
得るOHCエンジンを提供しようとするものである。
ッドガスケットに局部的に大きな荷重が作用することを
防止し得、シリンダヘッドガスケットの寿命延長を図り
得るOHCエンジンを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、シリンダブロ
ック後部にリアエンドプレートを介してフライホイール
ハウジングを一体に取付け、該シリンダブロックとリア
エンドプレートとフライホイールハウジングの上面を覆
うようシリンダヘッドガスケットを介してシリンダヘッ
ドを取付けたOHCエンジンにおいて、前記リアエンド
プレートの上面をシリンダブロック及びフライホイール
ハウジングの上面より僅かに低くしたことを特徴とする
ものであり、又、シリンダブロック前部にフロントエン
ドプレートを介してフライホイールハウジングを一体に
取付け、該シリンダブロックとフロントエンドプレート
とフライホイールハウジングの上面を覆うようシリンダ
ヘッドガスケットを介してシリンダヘッドを取付けたO
HCエンジンにおいて、前記フロントエンドプレートの
上面をシリンダブロック及びフライホイールハウジング
の上面より僅かに低くしたことを特徴とするものであ
る。
ック後部にリアエンドプレートを介してフライホイール
ハウジングを一体に取付け、該シリンダブロックとリア
エンドプレートとフライホイールハウジングの上面を覆
うようシリンダヘッドガスケットを介してシリンダヘッ
ドを取付けたOHCエンジンにおいて、前記リアエンド
プレートの上面をシリンダブロック及びフライホイール
ハウジングの上面より僅かに低くしたことを特徴とする
ものであり、又、シリンダブロック前部にフロントエン
ドプレートを介してフライホイールハウジングを一体に
取付け、該シリンダブロックとフロントエンドプレート
とフライホイールハウジングの上面を覆うようシリンダ
ヘッドガスケットを介してシリンダヘッドを取付けたO
HCエンジンにおいて、前記フロントエンドプレートの
上面をシリンダブロック及びフライホイールハウジング
の上面より僅かに低くしたことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】従って、シリンダブロックとフライホイールハ
ウジングに対しシリンダヘッドガスケットを介してシリ
ンダヘッドをボルト等により締め付けても、シリンダヘ
ッドガスケットに局部的に大きな荷重が作用することは
なく、シリンダヘッドガスケットの寿命が大幅に延長さ
れる。
ウジングに対しシリンダヘッドガスケットを介してシリ
ンダヘッドをボルト等により締め付けても、シリンダヘ
ッドガスケットに局部的に大きな荷重が作用することは
なく、シリンダヘッドガスケットの寿命が大幅に延長さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
する。
【0009】図1,2は本考案の一実施例であって、図
中、図3〜5と同一の符号を付した部分は同一物を表わ
しており、基本的な構成は図3〜5に示す従来のものと
同様であるが、本実施例の特徴とするところは、図1に
示す如く、リアエンドプレート2(フロント駆動型式の
OHCエンジンにおいてはフロントエンドプレート)の
上面をシリンダブロック1及びフライホイールハウジン
グ3の上面より微小量Gだけ低くした点にある。
中、図3〜5と同一の符号を付した部分は同一物を表わ
しており、基本的な構成は図3〜5に示す従来のものと
同様であるが、本実施例の特徴とするところは、図1に
示す如く、リアエンドプレート2(フロント駆動型式の
OHCエンジンにおいてはフロントエンドプレート)の
上面をシリンダブロック1及びフライホイールハウジン
グ3の上面より微小量Gだけ低くした点にある。
【0010】又、これに伴い、本実施例では、シリンダ
ヘッドガスケット5外周縁部におけるリアエンドプレー
ト2(又はフロントエンドプレート)上面両端位置に孔
6を穿設し、該孔6に液状パッキン7を、シリンダヘッ
ドガスケット5下面からの突出量が前記微小量Gの凹み
よりも僅かに大きくなるよう充填してあり、前記液状パ
ッキン7によるシール性に悪影響を及ぼさないよう、前
記凹みの深さGはおよそ0<G<0.5mmの範囲内に
なるようにしてある。
ヘッドガスケット5外周縁部におけるリアエンドプレー
ト2(又はフロントエンドプレート)上面両端位置に孔
6を穿設し、該孔6に液状パッキン7を、シリンダヘッ
ドガスケット5下面からの突出量が前記微小量Gの凹み
よりも僅かに大きくなるよう充填してあり、前記液状パ
ッキン7によるシール性に悪影響を及ぼさないよう、前
記凹みの深さGはおよそ0<G<0.5mmの範囲内に
なるようにしてある。
【0011】前述の如く構成したので、図1に示す状態
からシリンダブロック1とフライホイールハウジング3
に対しシリンダヘッドガスケット5を介してシリンダヘ
ッド4をボルト等により締め付けても、シリンダヘッド
ガスケット5に局部的に大きな荷重が作用することはな
く、シリンダヘッドガスケット5の寿命が大幅に延長さ
れる。
からシリンダブロック1とフライホイールハウジング3
に対しシリンダヘッドガスケット5を介してシリンダヘ
ッド4をボルト等により締め付けても、シリンダヘッド
ガスケット5に局部的に大きな荷重が作用することはな
く、シリンダヘッドガスケット5の寿命が大幅に延長さ
れる。
【0012】又、リアエンドプレート2(又はフロント
エンドプレート)の上面をシリンダブロック1及びフラ
イホイールハウジング3の上面より微小量Gだけ低くし
た分、シリンダヘッドガスケット5とリアエンドプレー
ト2(又はフロントエンドプレート)との間に隙間が生
じるが、前記シリンダブロック1とフライホイールハウ
ジング3に対しシリンダヘッドガスケット5を介してシ
リンダヘッド4をボルト等により締め付ければ、液状パ
ッキン7が前記隙間部分に弾性変形してはまり込む形と
なり、前記隙間部分が埋められるため、シール性も確保
される。
エンドプレート)の上面をシリンダブロック1及びフラ
イホイールハウジング3の上面より微小量Gだけ低くし
た分、シリンダヘッドガスケット5とリアエンドプレー
ト2(又はフロントエンドプレート)との間に隙間が生
じるが、前記シリンダブロック1とフライホイールハウ
ジング3に対しシリンダヘッドガスケット5を介してシ
リンダヘッド4をボルト等により締め付ければ、液状パ
ッキン7が前記隙間部分に弾性変形してはまり込む形と
なり、前記隙間部分が埋められるため、シール性も確保
される。
【0013】尚、本考案のOHCエンジンは、上述の実
施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のOHCエ
ンジンによれば、シリンダヘッドガスケットに局部的に
大きな荷重が作用することを防止し得、シリンダヘッド
ガスケットの寿命延長を図り得るという優れた効果を奏
し得る。
ンジンによれば、シリンダヘッドガスケットに局部的に
大きな荷重が作用することを防止し得、シリンダヘッド
ガスケットの寿命延長を図り得るという優れた効果を奏
し得る。
【図1】本考案の一実施例のOHCエンジンの側断面図
である。
である。
【図2】図1のII−II矢視図であって本考案の一実
施例のOHCエンジンにおけるシリンダヘッドガスケッ
トの平面図である。
施例のOHCエンジンにおけるシリンダヘッドガスケッ
トの平面図である。
【図3】OHCエンジンの一例を示す側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図であって従来のOHC
エンジンにおけるシリンダヘッドガスケットの平面図で
ある。
エンジンにおけるシリンダヘッドガスケットの平面図で
ある。
【図5】図4のV−V断面相当図であって従来のOHC
エンジンにおけるシリンダヘッドガスケットの締付前の
状態を示す側断面図である。
エンジンにおけるシリンダヘッドガスケットの締付前の
状態を示す側断面図である。
1 シリンダブロック 2 リアエンドプレート 3 フライホイールハウジング 4 シリンダヘッド 5 シリンダヘッドガスケット
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダブロック後部にリアエンドプレ
ートを介してフライホイールハウジングを一体に取付
け、該シリンダブロックとリアエンドプレートとフライ
ホイールハウジングの上面を覆うようシリンダヘッドガ
スケットを介してシリンダヘッドを取付けたOHCエン
ジンにおいて、前記リアエンドプレートの上面をシリン
ダブロック及びフライホイールハウジングの上面より僅
かに低くしたことを特徴とするOHCエンジン。 - 【請求項2】 シリンダブロック前部にフロントエンド
プレートを介してフライホイールハウジングを一体に取
付け、該シリンダブロックとフロントエンドプレートと
フライホイールハウジングの上面を覆うようシリンダヘ
ッドガスケットを介してシリンダヘッドを取付けたOH
Cエンジンにおいて、前記フロントエンドプレートの上
面をシリンダブロック及びフライホイールハウジングの
上面より僅かに低くしたことを特徴とするOHCエンジ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8802391U JP2554636Y2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | Ohcエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8802391U JP2554636Y2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | Ohcエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532758U JPH0532758U (ja) | 1993-04-30 |
JP2554636Y2 true JP2554636Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=13931235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8802391U Expired - Fee Related JP2554636Y2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | Ohcエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554636Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP8802391U patent/JP2554636Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0532758U (ja) | 1993-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |