JPH0518379A - 多段ルーツ型真空ポンプ - Google Patents

多段ルーツ型真空ポンプ

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Publication number
JPH0518379A
JPH0518379A JP17723891A JP17723891A JPH0518379A JP H0518379 A JPH0518379 A JP H0518379A JP 17723891 A JP17723891 A JP 17723891A JP 17723891 A JP17723891 A JP 17723891A JP H0518379 A JPH0518379 A JP H0518379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
rotors
vacuum pump
stage
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17723891A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoji Nakano
喜代次 中野
Mitsuru Yahagi
充 矢作
Tatsuya Miura
辰也 三浦
Koji Shibayama
浩司 柴山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP17723891A priority Critical patent/JPH0518379A/ja
Publication of JPH0518379A publication Critical patent/JPH0518379A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】組立が簡単で、軸の剛性が落ちず、ロータにア
ンバランスが発生しない多段ルーツ型真空ポンプを提供
する。 【構成】ケーシング内を仕切板で仕切って形成された複
数のポンプ室内毎に2個のロータを設けると共に、ロー
タをケーシング内の平行な2本の軸にそれぞれ取り付け
ている多段ルーツ型真空ポンプにおいて、ケーシングが
軸線に対して平行に、少なくとも2分割されており、複
数のロータが平行な2本の軸にキーやボルト等の締結材
わ使用せず、一体的に取り付けられていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主として半導体製造分
野におけるチャンバーの真空引きなどに使用される多段
ルーツ型真空ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多段ルーツ型真空ポンプは、図3
に示されているようにケーシング1内は仕切板2により
複数のポンプ室3に仕切られ、各ポンプ室3内には図4
に示されるように2個のロータ4a、4bが平行な軸5
a、5bに取り付けられている。その場合、各ロータの
取り付けは、各軸5a、5bのキー溝6と、各ロータ4
a、4bのキー溝7にキー8を固定することによってな
されている。また、各ロータ4a、4bの軸5a、5b
の軸線方向の位置決め、即ち、各ポンプ室3間の位置決
めは位置決めブッシュ9やスぺーサ(図示せず)によっ
てなされている。更に、ロータ4a、4b間の隙間を調
整するための調整窓(図示せず)を各ポンプ室3毎に設
けている。なお、図中、12は駆動用モータである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の多段ルーツ型真
空ポンプは、上記のように各軸5a、5bのキー溝6
と、各ロータ4a、4bのキー溝7にキー8を固定する
ことによって、各ロータの取り付けを行っているため、
ロータ4a、4bのキー溝加工と、軸5a、5bのキー
溝加工と、キー8のハメアイ加工とが必要となるうえ、
これらの加工誤差を考慮して精密な組立をしなければな
らない問題があった。また、各ロータ4a、4bの軸5
a、5bの軸線方向の位置決めのために、位置決めブッ
シュ9やスぺーサ(図示せず)を必要としなければなら
ない問題があった。更に、軸5a、5bにキー溝加工を
行っているため、軸5a、5bの剛性が落ち、変形や振
動が発生し易くなる問題があった。更にその上、ロータ
4a、4bもキー溝加工を行っているため、回転時にア
ンバランスが発生し易くなる問題があった。更にその
上、半導体製造分野で使用する場合、塩素系腐蝕性ガス
の吸引に耐えるよう一般にニッケル系の無電解メッキ等
の表面処理が行なわれるが、前記キー8の嵌合部の摺り
合わせ加工によって腐蝕被膜が剥がれ、腐蝕が進行する
問題もあった。
【0004】この発明の目的は、従来の上記問題を解決
して、組立が簡単で、軸の剛性が落ちず、ロータにアン
バランスが発生しない多段ルーツ型真空ポンプを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、複数のポンプ室を仕切板を介して軸線
方向に直線上に並設し、第1段目のポンプ室の吸気口と
他端に位置する最終段のポンプ室とを外部に外部に連続
させ、各段の吸気口と排気口をそれぞれ仕切板に設けた
開口により順次連続させたケーシングを有し、上記複数
のポンプ室内にそれぞれ2個のロータを設けると共に、
これら各段のロータをケーシング内の平行な2本の軸に
それぞれ取り付けている多段ルーツ型真空ポンプにおい
て、上記ケーシングが軸線に対して平行に、少なくとも
2分割されており、上記複数のロータが上記平行な2本
の軸にキーやボルト等の締結材を使用せず、一体的に取
り付けられていることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明は、ロータの平行な軸への取り付けが
キーやボルト等の締結材を使用せず、一体的に行なわれ
ているので、軸の剛性が落ちず、ロータにアンバランス
が発生しなくなる。また、組立も簡単になる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。この発明の実施例の多段ルーツ型真
空ポンプは図1および図2に示されており、これらの図
において、ケーシング1内は仕切板2により複数のポン
プ室3に仕切られている。無垢の材料、あるいは軸部を
S−45C等の鉄材とし、まゆ形ロータ部をアルミ合金
鋳物等で鋳ぐるみをした構造の材料を切削加工すること
によって、軸13にロータ14を一体的に取り付けたも
のを形成し、そして、そのロータ14が各ポンプ室3内
において2個つづ存在するように配設され、2本の軸1
3が平行になっている。また、ケーシング1は平行に2
本の軸13の中心を通る平面で最低2分割されたもの
が、上下合わせ面で接合されて各ポンプ室3が形成され
ている。なお、図中、12は駆動用モータである。
【0008】したがって、この実施例においては、軸1
3とロータ14とが一体的に取り付けられているので、
軸13の剛性が落ちたり、あるいはロータ14にアンバ
ランスが発生したりすることがなくなる。また、軸13
およびロータ14の多段ルーツ型真空ポンプへの組立が
容易になる。
【0009】
【発明の効果】この発明においては、上記のように軸と
ロータとが一体的に取り付けられているので、次のよう
な効果が奏される。軸の剛性が落ちないため、振動の
低減、ポンプの小型化に効果があると共に、まゆ形加工
時に加工機械の切削力を上げても変形しにくく、高精度
加工が可能となり、加工時間の短縮に役立つ。ロータ
にアンバランスが発生しない。軸およびロータの多段
ルーツ型真空ポンプへの組立が容易になると共に、複数
ロータの位相同期化の調整作業が必要なくなる。ロー
タの軸の軸線方向の位置決めに、位置決めブッシュやス
ぺーサが必要なくなるため、部品点数の削減によるコス
トの低減がはかれる。ポンプ室内の2個のロータ間の
隙間を調整するための隙間調整窓をケーシングに1個設
けるだけでよい。キー溝嵌合部の死容積となる空間が
ないため、真空排気時に悪影響を及ぼすエア溜まりがな
く、所要圧力まで排気させる時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す水平断面図
【図2】この発明の実施例を示す横断面図
【図3】従来の多段ルーツ型真空ポンプを示す水平断面
【図4】従来の多段ルーツ型真空ポンプを示す横断面図
【符号の説明】
1・・・・・ケーシング 2・・・・・仕切板 3・・・・・ポンプ室 12・・・・駆動用モータ 13・・・・軸 14・・・・ロータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴山 浩司 神奈川県茅ケ崎市萩園2500番地日本真空技 術株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】複数のポンプ室を仕切板を介して軸線方向
    に直線上に並設し、第1段目のポンプ室の吸気口と他端
    に位置する最終段のポンプ室とを外部に外部に連続さ
    せ、各段の吸気口と排気口をそれぞれ仕切板に設けた開
    口により順次連続させたケーシングを有し、上記複数の
    ポンプ室内にそれぞれ2個のロータを設けると共に、こ
    れら各段のロータをケーシング内の平行な2本の軸にそ
    れぞれ取り付けている多段ルーツ型真空ポンプにおい
    て、上記ケーシングが軸線に対して平行に、少なくとも
    2分割されており、上記複数のロータが上記平行な2本
    の軸にキーやボルト等の締結材を使用せず、一体的に取
    り付けられていることを特徴とする多段ルーツ型真空ポ
    ンプ。
JP17723891A 1991-06-23 1991-06-23 多段ルーツ型真空ポンプ Pending JPH0518379A (ja)

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JP17723891A JPH0518379A (ja) 1991-06-23 1991-06-23 多段ルーツ型真空ポンプ

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JPH0518379A true JPH0518379A (ja) 1993-01-26

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JP17723891A Pending JPH0518379A (ja) 1991-06-23 1991-06-23 多段ルーツ型真空ポンプ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7108492B2 (en) * 2003-05-19 2006-09-19 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Roots pump
US20110318210A1 (en) * 2005-08-02 2011-12-29 Nigel Paul Schofield Vacuum pump
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