JPH10196554A - ギヤポンプまたはモータ - Google Patents
ギヤポンプまたはモータInfo
- Publication number
- JPH10196554A JPH10196554A JP1200897A JP1200897A JPH10196554A JP H10196554 A JPH10196554 A JP H10196554A JP 1200897 A JP1200897 A JP 1200897A JP 1200897 A JP1200897 A JP 1200897A JP H10196554 A JPH10196554 A JP H10196554A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- center line
- insertion hole
- bolt insertion
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Hydraulic Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ギヤポンプのポンプボデーに形成されるギヤ
収納室は通常該ボデーの中央部に形成される。またギヤ
ポンプは可及的に小型が望まれている。従って高圧を発
生するギヤポンプにおいては、往々にしてギヤ室と吐出
側の締付けボルト挿入孔との間に亀裂を発生する恐れが
ある。本発明はかゝる点に鑑み、同一大きさのポンプボ
デーで、上記亀裂の発生を防止するようにしたものであ
る。 【解決手段】 対をなすギヤを収納するギヤ収納室５
と、周囲に締付けボルト挿入孔を形成したポンプボデー
２の、上記ギヤ収納室５をポンプ吸引の低圧側に偏心し
て形成したことを特徴とする。
収納室は通常該ボデーの中央部に形成される。またギヤ
ポンプは可及的に小型が望まれている。従って高圧を発
生するギヤポンプにおいては、往々にしてギヤ室と吐出
側の締付けボルト挿入孔との間に亀裂を発生する恐れが
ある。本発明はかゝる点に鑑み、同一大きさのポンプボ
デーで、上記亀裂の発生を防止するようにしたものであ
る。 【解決手段】 対をなすギヤを収納するギヤ収納室５
と、周囲に締付けボルト挿入孔を形成したポンプボデー
２の、上記ギヤ収納室５をポンプ吸引の低圧側に偏心し
て形成したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧式ギヤポンプ
またはモータ（以下単に「ギヤポンプ」という）に関
し、特に高圧を発生するギヤポンプに関する。
またはモータ（以下単に「ギヤポンプ」という）に関
し、特に高圧を発生するギヤポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】上記ギヤポンプの対をなすギヤを収納す
るポンプボディの従来例を図２に示す。このギヤポンプ
５０のポンプボディ５１は、略々矩形状とし、吸入側の
両側に締付けボルト挿入孔５２ａ、５２ｂを、吐出側両
側に締付けボルト挿入孔５３ａ、５３ｂ（以下総称する
ときは、それぞれ単に５２、５３という）を貫通して形
成し、中央部に駆動歯車５４、従動歯車５５を挿入する
ギヤ室５６を貫通して形成せしめ、ボディ５１両端はボ
ルト等の固着手段によってフロントカバー、リヤカバー
（図示しない）を固着し、駆動軸突出部分は適宜オイル
シール等によってシールする構成とする。５７は吸入
側、５８は吐出側のそれぞれの油溜まり部を示す。
るポンプボディの従来例を図２に示す。このギヤポンプ
５０のポンプボディ５１は、略々矩形状とし、吸入側の
両側に締付けボルト挿入孔５２ａ、５２ｂを、吐出側両
側に締付けボルト挿入孔５３ａ、５３ｂ（以下総称する
ときは、それぞれ単に５２、５３という）を貫通して形
成し、中央部に駆動歯車５４、従動歯車５５を挿入する
ギヤ室５６を貫通して形成せしめ、ボディ５１両端はボ
ルト等の固着手段によってフロントカバー、リヤカバー
（図示しない）を固着し、駆動軸突出部分は適宜オイル
シール等によってシールする構成とする。５７は吸入
側、５８は吐出側のそれぞれの油溜まり部を示す。
【０００３】上記構成において、駆動軸を矢付方向に回
転すると吐出側に接続される機器のリリーフ圧設定値ま
で吐出側内部の圧力は上昇し、吐出側の油溜まり部５８
は高圧となり、歯車５４、５５はポンプボディ５１の内
周面であるギヤ室５６のうち吸入側に圧接される。ま
た、吐出側または吸入側のいずれかに圧力流体を流入さ
せ、他方を流出口として使用すれば駆動軸を出力軸とす
る液圧モータとして作動するが、この場合は、流入側の
油溜まり部の圧力が高圧となる。
転すると吐出側に接続される機器のリリーフ圧設定値ま
で吐出側内部の圧力は上昇し、吐出側の油溜まり部５８
は高圧となり、歯車５４、５５はポンプボディ５１の内
周面であるギヤ室５６のうち吸入側に圧接される。ま
た、吐出側または吸入側のいずれかに圧力流体を流入さ
せ、他方を流出口として使用すれば駆動軸を出力軸とす
る液圧モータとして作動するが、この場合は、流入側の
油溜まり部の圧力が高圧となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記ギヤ収
納室５６は通常ポンプボディ５１の中央部に形成され
る。即ち該ギヤ収納室５６の両歯車５４、５５を貫通す
る中心線ｐと、これと並行の吸入側の締付けボルト挿入
孔の中心線ｑとの距離ｒと、上記中央線ｐとこれと並行
の吐出側の締付けボルト挿入孔の中心線ｓとの距離ｔは
等しく形成される。またギヤポンプ５０即ちポンプボデ
ィ５１は、その重量の軽減、取付け面積の縮小を計るた
め、可及的に小型が望まれている。従って締付けボルト
挿入孔５２と５３との距離Ｌは制限されている。このた
め、高圧を発生するギヤポンプにおいては、往々にして
図２に示す如くギヤ室５６と吐出側の締付けボルト挿入
孔５３との間に亀裂Ａを発生する恐れがある。勿論これ
を防止するためには、ポンプボディ５１を大型とすれば
よいが、重量は大となり、かつ取付け場所に制限を受け
る等の問題がある。本発明はかゝる点に鑑み、同一大き
さのポンプボディで、上記亀裂の発生を防止するギヤポ
ンプを提供することを目的とする。
納室５６は通常ポンプボディ５１の中央部に形成され
る。即ち該ギヤ収納室５６の両歯車５４、５５を貫通す
る中心線ｐと、これと並行の吸入側の締付けボルト挿入
孔の中心線ｑとの距離ｒと、上記中央線ｐとこれと並行
の吐出側の締付けボルト挿入孔の中心線ｓとの距離ｔは
等しく形成される。またギヤポンプ５０即ちポンプボデ
ィ５１は、その重量の軽減、取付け面積の縮小を計るた
め、可及的に小型が望まれている。従って締付けボルト
挿入孔５２と５３との距離Ｌは制限されている。このた
め、高圧を発生するギヤポンプにおいては、往々にして
図２に示す如くギヤ室５６と吐出側の締付けボルト挿入
孔５３との間に亀裂Ａを発生する恐れがある。勿論これ
を防止するためには、ポンプボディ５１を大型とすれば
よいが、重量は大となり、かつ取付け場所に制限を受け
る等の問題がある。本発明はかゝる点に鑑み、同一大き
さのポンプボディで、上記亀裂の発生を防止するギヤポ
ンプを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のギヤポンプは、対をなすギヤを収納するギヤ
収納室と、周囲に締付けボルト挿入孔を形成したポンプ
ボディの上記ギヤ収納室をポンプ吸引若しくはモータ流
出の低圧側に偏心して形成したことを特徴とする。
の本発明のギヤポンプは、対をなすギヤを収納するギヤ
収納室と、周囲に締付けボルト挿入孔を形成したポンプ
ボディの上記ギヤ収納室をポンプ吸引若しくはモータ流
出の低圧側に偏心して形成したことを特徴とする。
【０００６】上記構成からなる本発明のギヤポンプは、
ギヤ収納室と吐出側のボルト挿入挿入孔との間隔は大と
することができる。従って上記亀裂を生ずることはな
い。
ギヤ収納室と吐出側のボルト挿入挿入孔との間隔は大と
することができる。従って上記亀裂を生ずることはな
い。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施例を示す。但
しギヤポンプ１の外部寸法は従来例と同一寸法であり、
このポンプボディ２は駆動歯車３と従動歯車４とを収納
するギヤ収納室５を貫通して形成する。６は低圧即ち吸
引側の油溜まり、また７は高圧即ち吐側側の油溜まりを
示す。また１０ａ、１０ｂは吸引側即ち低圧側（モータ
として作動する際は、圧力油の流出側）の締付けボルト
挿入孔、１１ａ、１１ｂは吐出側即ち高圧側（モータと
して作動する際は、圧力油の流入側）の締付けボルト挿
入孔（以下これらを総称するときは、単に１０、１１と
いう）を示す。但し両締付けボルト挿入孔１０、１１間
の距離は従来例と同一距離Ｌとする。
しギヤポンプ１の外部寸法は従来例と同一寸法であり、
このポンプボディ２は駆動歯車３と従動歯車４とを収納
するギヤ収納室５を貫通して形成する。６は低圧即ち吸
引側の油溜まり、また７は高圧即ち吐側側の油溜まりを
示す。また１０ａ、１０ｂは吸引側即ち低圧側（モータ
として作動する際は、圧力油の流出側）の締付けボルト
挿入孔、１１ａ、１１ｂは吐出側即ち高圧側（モータと
して作動する際は、圧力油の流入側）の締付けボルト挿
入孔（以下これらを総称するときは、単に１０、１１と
いう）を示す。但し両締付けボルト挿入孔１０、１１間
の距離は従来例と同一距離Ｌとする。
【０００８】本発明は、上記ギヤ収納室５を低圧側に偏
心して形成する。但しＸは吸引側と吐出側との締付けボ
ルト挿入孔１０、１１の中間位置（前記従来例のｐの位
置）を示し、ギヤ収納室の中心線ａをこれとは低圧側に
Ｙ量偏心して、該ギヤ収納室５の中心線ａと、高圧側の
締付けボルト挿入孔１１の上記中心線と並行の中心線ｂ
との距離ｃを、上記中心線ａと低圧側の締付けボルト挿
入孔１０を通る中心線ｄとの距離ｆよりも大としたもの
で、かつ、 ｃ＋ｆ＝Ｌ となるようにしたものである。
心して形成する。但しＸは吸引側と吐出側との締付けボ
ルト挿入孔１０、１１の中間位置（前記従来例のｐの位
置）を示し、ギヤ収納室の中心線ａをこれとは低圧側に
Ｙ量偏心して、該ギヤ収納室５の中心線ａと、高圧側の
締付けボルト挿入孔１１の上記中心線と並行の中心線ｂ
との距離ｃを、上記中心線ａと低圧側の締付けボルト挿
入孔１０を通る中心線ｄとの距離ｆよりも大としたもの
で、かつ、 ｃ＋ｆ＝Ｌ となるようにしたものである。
【０００９】上記構成において、駆動、従動歯車３、４
を矢符方向に回転し、作動油を吸引側６から吐出側７に
圧送する。この際、吐出側（モータとして作動する際
は、圧力油の流入側）に発生する高圧の圧力油はポンプ
ボディ２を吐出側に拡開する方向に作用するも、上記の
如くギヤ収納室５は吸引側に偏心して形成されているか
ら、該ギヤ収納室５の中心線ａと高圧側のボルト挿入孔
１１の中心線ｂとの距離Ｃは、偏心量Ｙだけ拡大されて
いる。従って従来の如き亀裂を発生することはない。
を矢符方向に回転し、作動油を吸引側６から吐出側７に
圧送する。この際、吐出側（モータとして作動する際
は、圧力油の流入側）に発生する高圧の圧力油はポンプ
ボディ２を吐出側に拡開する方向に作用するも、上記の
如くギヤ収納室５は吸引側に偏心して形成されているか
ら、該ギヤ収納室５の中心線ａと高圧側のボルト挿入孔
１１の中心線ｂとの距離Ｃは、偏心量Ｙだけ拡大されて
いる。従って従来の如き亀裂を発生することはない。
【００１０】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、ギヤ収
納室をポンプ吸引若しくはモータ流出の低圧側に偏心し
て形成したことにより、ポンプボディを従来より大型と
する必要はなく、同一の大きさで、該ギヤ収納室とポン
プボディの高圧発生側に穿孔した締付けボルト挿入孔と
の距離を拡大することができる。従って高圧によるギヤ
収納室と該締付けボルト挿入孔との間に亀裂の発生を防
止することができる。
納室をポンプ吸引若しくはモータ流出の低圧側に偏心し
て形成したことにより、ポンプボディを従来より大型と
する必要はなく、同一の大きさで、該ギヤ収納室とポン
プボディの高圧発生側に穿孔した締付けボルト挿入孔と
の距離を拡大することができる。従って高圧によるギヤ
収納室と該締付けボルト挿入孔との間に亀裂の発生を防
止することができる。
【図１】本発明のギヤポンプのポンプボディの正面図で
ある。
ある。
【図２】従来例のギヤポンプのポンプボディの正面図で
ある。
ある。
１ ギヤポンプ ２ ポンプボディ ５ ギヤ収納室 Ｙ 偏心量
Claims (1)
- 【請求項１】 対をなすギヤを収納するギヤ収納室と、
周囲に締付けボルト挿入孔を形成したポンプボディの上
記ギヤ収納室を低圧側に偏心して形成したことを特徴と
するギヤポンプまたはモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1200897A JPH10196554A (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | ギヤポンプまたはモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1200897A JPH10196554A (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | ギヤポンプまたはモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10196554A true JPH10196554A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11793571
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1200897A Pending JPH10196554A (ja) | 1997-01-06 | 1997-01-06 | ギヤポンプまたはモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10196554A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100350152C (zh) * | 2005-11-22 | 2007-11-21 | 于永海 | 气压发动机 |
-
1997
- 1997-01-06 JP JP1200897A patent/JPH10196554A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100350152C (zh) * | 2005-11-22 | 2007-11-21 | 于永海 | 气压发动机 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4888158B2 (ja) | 電動ポンプユニット及び電動オイルポンプ | |
| US3602617A (en) | Fluid pump | |
| JP2001073960A (ja) | ギヤポンプ | |
| JPH10196554A (ja) | ギヤポンプまたはモータ | |
| JP3102522B2 (ja) | ギヤポンプ | |
| US4592706A (en) | Internal gear pump with branched intake plenum | |
| JP3127973B2 (ja) | トロコイド歯型を用いた内接歯車式液体ポンプの運転騒音低減構造 | |
| JP2006249944A (ja) | ベーンポンプ | |
| JP2001182648A (ja) | 油圧ポンプ | |
| JPH1137060A (ja) | ギヤポンプ | |
| US20060210417A1 (en) | Inscribed gear pump | |
| JPH0738698Y2 (ja) | プランジャポンプ | |
| CN114729634A (zh) | 齿轮泵或齿轮马达 | |
| JP2003113781A (ja) | ギヤポンプ | |
| JPH1047259A (ja) | 内燃機関のオイルポンプ | |
| JP3288451B2 (ja) | ギヤポンプ | |
| JP2003083261A (ja) | ギヤポンプ | |
| US11795945B2 (en) | Pump device with air introduction hole that opens into pump chamber at predetermined opening time immediately before suction stroke | |
| JP2001153068A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP3194044B2 (ja) | オイルポンプの構造 | |
| JP2000265944A (ja) | オイルポンプ | |
| JPH10141244A (ja) | ギヤポンプの吐出量変更方法及びギヤポンプ | |
| JP2003097452A (ja) | ギヤポンプ | |
| JP2004332551A (ja) | 液体ポンプ | |
| WO2020183661A1 (ja) | 歯車ポンプまたは歯車モータ |