JP6879667B2 - 分割式ハウジングの位置決め構造、これを備えたスクロール圧縮機 - Google Patents
分割式ハウジングの位置決め構造、これを備えたスクロール圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6879667B2 JP6879667B2 JP2016042110A JP2016042110A JP6879667B2 JP 6879667 B2 JP6879667 B2 JP 6879667B2 JP 2016042110 A JP2016042110 A JP 2016042110A JP 2016042110 A JP2016042110 A JP 2016042110A JP 6879667 B2 JP6879667 B2 JP 6879667B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insertion hole
- pin insertion
- housing
- pin
- positioning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
ハウジング構成部材101側のピン挿入穴103は、位置決めピン105が締まり嵌めされる内径寸法とされ、ハウジング構成部材102側のピン挿入穴104は、位置決めピン105が隙間嵌めされる内径寸法とされている。
ハウジング構成部材101と102とが分離される時、位置決めピン105は、締まり嵌めされているハウジング構成部材101側のピン挿入穴103に残される。
即ち、本発明の第1態様に係る分割式ハウジングの位置決め構造は、一方のハウジング構成部材の合わせ面に形成された一方のピン挿入穴と、他方のハウジング構成部材の合わせ面に形成された他方のピン挿入穴と、一端が前記一方のピン挿入穴に挿入され、他端が前記他方のピン挿入穴に挿入されることにより、前記一方のハウジング構成部材および前記他方のハウジング構成部材の位置合わせを行う位置決めピンと、前記位置決めピンの外周面と前記ピン挿入穴の内周面との間に弾接するように設けられる弾性リングと、を備え、前記一方のピン挿入穴および前記他方のピン挿入穴の少なくとも片方は、前記位置決めピンが隙間嵌めされる内径寸法を有し、この隙間嵌めされる内径寸法を有する前記ピン挿入穴と、前記位置決めピンとの間に前記弾性リングが設けられるものである。
図1は、本発明に係るハウジング位置決め構造の適用例を示すスクロール圧縮機の縦断面図であり、図2は図1のII-II矢視図である。
このスクロール圧縮機1は、例えば自動車等の車両用空気調和機に用いられるものであって、その外殻をなすアルミニウム合金製のハウジング2の内部に、スクロール圧縮機構3と、これを駆動する電動機4と、電動機4を制御するインバータ5とが収容されて一体化された、電動式スクロール圧縮機として周知の全体構成を持っている。
図3は、図1のIII部を拡大して本発明に係るハウジング位置決め構造の第1実施形態を示す縦断面図である。
ここに示す位置決め構造30Aは、モーターハウジング2Aの合わせ面2aに形成されたピン挿入穴31a(一方のピン挿入穴)と、スクロールハウジング2Bの合わせ面2bに形成されたピン挿入穴31b(他方のピン挿入穴)と、前述の位置決めピン10と、位置決めピン10に形成された外周溝10aに嵌合されたOリング33(弾性リング)とを備えて構成されている。位置決めピン10は、その一端がピン挿入穴31aに挿入され、他端がピン挿入穴31bに挿入されることにより、前述の通りモーターハウジング2Aおよびスクロールハウジング2Bの位置合わせを行う。
図4は、ハウジング位置決め構造の第2実施形態を示す縦断面図である。
ここに示す位置決め構造30Bでは、ピン挿入穴31aとピン挿入穴31bの両方が、位置決めピン10を隙間嵌めさせる内径寸法とされている。また、これら両方のピン挿入穴31a,31bと位置決めピン10との間に、それぞれOリング33が設けられる構成である。即ち、外周溝10aおよびOリング33は、位置決めピン10の、ピン挿入穴31aに挿入される部分と、ピン挿入穴31bに挿入される部分との両方に設けられている。
図5は、ハウジング位置決め構造の第3実施形態を示す縦断面図である。
ここに示す位置決め構造30Cでは、ピン挿入穴31aとピン挿入穴31bの両方が、位置決めピン10を隙間嵌めさせる内径寸法とされている。また、これら各々のピン挿入穴31a,31bの内周面と合わせ面2a,2bとがなす角部にそれぞれ面取り部35a,35bが設けられ、これらの面取り部35a,35bが合わせられることにより形成されるV字溝形状の内部に1つのOリング33が設けられる構成である。即ち、外周溝10aおよびOリング33は、位置決めピン10の軸方向中間部、且つ合わせ面2a,2bに一致する位置に設けられている。
図6は、ハウジング位置決め構造の第4実施形態を示す縦断面図である。
ここに示す位置決め構造30Dにおいて、ピン挿入穴31aの内径は、位置決めピン10が締まり嵌めされる内径寸法に設定され、ピン挿入穴31bの内径は、位置決めピン10が隙間嵌めされる内径寸法に設定されている。Oリング33は、ピン挿入穴31bの内周面に形成された内周溝37に嵌合されている。なお、ピン挿入穴31aと位置決めピン10との間も隙間嵌めとし、ピン挿入穴31aの内周面にも内周溝37を形成してOリング33を嵌合させてもよい。
図7は、ハウジング位置決め構造の第5実施形態を示す縦断面図である。
ここに示す位置決め構造30Eは、位置決めピン10Aがピン挿入穴31a,31bの両方に対して隙間嵌めされる点と、2つのOリング33を備える点において図4に示す位置決め構造30Bと同様である。相違点は、ピン挿入穴31a,31bの少なくとも一方、例えばピン挿入穴31bの方が、少なくともその内径寸法のまま合わせ面2bとは反対側の外部に貫通する貫通孔状とされている点と、位置決めピン10Aに、ピン挿入穴31bの外部まで延びる把持部10bが設けられている点である。例えばピン挿入穴31bの外端側の内径はやや拡径されている。
次に、仮組みしているボルト12を本締めした後、位置決めピン10Aを抜き取る。即ち、位置決めピン10Aを位置決め治具として使用し、ハウジング2の内部に残さない構造とすることができる。
この構成により、ハウジング2の構成部品から位置決めピン10Aを削除し、部品点数を減らしてハウジング2の製造コストダウンを図ることができる。また、位置決めピンがピン挿入穴31a,31bの内部で錆びて抜けなくなることを未然に防止し、ハウジング2の分解整備性を向上させることができる。
また、この位置決め構造30A〜30Eを備えたスクロール圧縮機1によれば、駆動軸7とスクロール圧縮機構3との間の芯ずれ(ミスアライメント)を厳密に防止して、騒音や振動の発生を防止することができる。
2 ハウジング
2A モーターハウジング(一方のハウジング構成部材)
2B スクロールハウジング(他方のハウジング構成部材)
2a,2b 合わせ面
3 スクロール圧縮機構
4 電動機
5 インバータ
7 駆動軸
10,10A 位置決めピン
10b 把持部
12 ボルト
30A〜30E 位置決め構造
31a ピン挿入穴(一方のピン挿入穴)
31b ピン挿入穴(他方のピン挿入穴)
33 Oリング(弾性リング)
35a,35b 面取り部
Claims (3)
- 一方のハウジング構成部材の合わせ面に形成された一方のピン挿入穴と、
他方のハウジング構成部材の合わせ面に形成された他方のピン挿入穴と、
一端が前記一方のピン挿入穴に挿入され、他端が前記他方のピン挿入穴に挿入されることにより、前記一方のハウジング構成部材および前記他方のハウジング構成部材の位置合わせを行う位置決めピンと、
前記位置決めピンの外周面と前記ピン挿入穴の内周面との間に弾接するように設けられる弾性リングと、
を備え、
前記一方のピン挿入穴および前記他方のピン挿入穴の片方は、前記位置決めピンが隙間嵌めされる内径寸法を有し、この隙間嵌めされる内径寸法を有する前記ピン挿入穴と、前記位置決めピンとの間に前記弾性リングが設けられ、
前記一方のピン挿入穴および前記他方のピン挿入穴のもう片方は、前記位置決めピンが締まり嵌めされる内径寸法を有する分割式ハウジングの位置決め構造。 - 一方のハウジング構成部材の合わせ面に形成された一方のピン挿入穴と、
他方のハウジング構成部材の合わせ面に形成された他方のピン挿入穴と、
一端が前記一方のピン挿入穴に挿入され、他端が前記他方のピン挿入穴に挿入されることにより、前記一方のハウジング構成部材および前記他方のハウジング構成部材の位置合わせを行う位置決めピンと、
前記位置決めピンの外周面と前記ピン挿入穴の内周面との間に弾接するように設けられる弾性リングと、
を備え、
前記一方のピン挿入穴および前記他方のピン挿入穴の両方が、前記位置決めピンが隙間嵌めされる内径寸法とされるとともに、これら各々のピン挿入穴の内周面と前記合わせ面とがなす角部にそれぞれ面取り部が設けられ、これらの面取り部が合わせられることにより形成されるV字溝形状の内部に前記弾性リングが設けられる分割式ハウジングの位置決め構造。 - 請求項1又は2に記載の分割式ハウジングの位置決め構造を備えたスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016042110A JP6879667B2 (ja) | 2016-03-04 | 2016-03-04 | 分割式ハウジングの位置決め構造、これを備えたスクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016042110A JP6879667B2 (ja) | 2016-03-04 | 2016-03-04 | 分割式ハウジングの位置決め構造、これを備えたスクロール圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017155717A JP2017155717A (ja) | 2017-09-07 |
JP6879667B2 true JP6879667B2 (ja) | 2021-06-02 |
Family
ID=59809424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016042110A Active JP6879667B2 (ja) | 2016-03-04 | 2016-03-04 | 分割式ハウジングの位置決め構造、これを備えたスクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6879667B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7153169B2 (ja) * | 2017-12-22 | 2022-10-14 | サンデン株式会社 | 電動圧縮機 |
JP7182430B2 (ja) * | 2018-10-30 | 2022-12-02 | サンデン株式会社 | 電動圧縮機 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59197073A (ja) * | 1983-04-25 | 1984-11-08 | Canon Inc | 画像担持ドラム駆動装置の緩衝機構 |
JPS6260712U (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-15 | ||
DE4203853C2 (de) * | 1992-02-11 | 1993-11-25 | Guenter Meywald | Positioniervorrichtung für zwei zu fügende Bauteile |
JPH08284594A (ja) * | 1995-04-18 | 1996-10-29 | Ishikawajima Kenzai Shoji Kk | 接合構造 |
JP4071332B2 (ja) * | 1997-12-02 | 2008-04-02 | アネスト岩田株式会社 | スクロール流体機械 |
JP2004293453A (ja) * | 2003-03-27 | 2004-10-21 | Keihin Corp | スクロール型圧縮機 |
JP2005024576A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Seiko Epson Corp | ロータリー現像装置及び画像形成装置 |
JP2006153084A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Daiwa Kasei Ind Co Ltd | 位置決めピン |
JP2008089156A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-04-17 | Nipre Co Ltd | 位置決め固定機構 |
JP2013127279A (ja) * | 2011-12-16 | 2013-06-27 | Toyota Motor East Japan Inc | 位置決め装置 |
-
2016
- 2016-03-04 JP JP2016042110A patent/JP6879667B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017155717A (ja) | 2017-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0617779A (ja) | 2シリンダ式密閉型電動圧縮機及びその組立方法 | |
JP5364052B2 (ja) | ベーン型圧縮機 | |
JP2015086817A (ja) | スクリュー圧縮機 | |
JP6879667B2 (ja) | 分割式ハウジングの位置決め構造、これを備えたスクロール圧縮機 | |
JP4153131B2 (ja) | 電動圧縮機 | |
WO2022030185A1 (ja) | 圧縮機、圧縮機の製造方法 | |
MX2012014338A (es) | Bomba centriguga excentrica uniaxial. | |
JP2005291004A (ja) | 電動圧縮機 | |
JP4435007B2 (ja) | スクロール圧縮機及びスクロール圧縮機の軸受調芯方法 | |
JP6734378B2 (ja) | スクロール式流体機械及びその組立方法 | |
KR20200031868A (ko) | 스크롤형 압축기 | |
JP4051121B2 (ja) | 密閉形圧縮機 | |
JP6391953B2 (ja) | 下部フレームを備えた圧縮機及びその製造方法 | |
JP2012145062A (ja) | スクロール圧縮機 | |
CN110300853B (zh) | 双旋转涡旋型压缩机 | |
JP3473448B2 (ja) | 圧縮機およびその組立て方法 | |
WO2017169523A1 (ja) | 筐体のシール構造及びそれを備えた圧縮機 | |
WO2024185233A1 (ja) | 両回転式スクロール型圧縮機 | |
WO2024142500A1 (ja) | 両回転式スクロール型圧縮機 | |
WO2022219886A1 (ja) | ポンプ装置 | |
JP2007064053A (ja) | 電動圧縮機 | |
WO2013157328A1 (ja) | 気体圧縮機 | |
JP6596787B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
WO2018025612A1 (ja) | スクロール型流体機械 | |
JP6297320B2 (ja) | スクリュ圧縮機の軸受部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20180613 |
|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20190301 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200421 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200603 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201006 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210406 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210430 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6879667 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |