JP4435007B2 - スクロール圧縮機及びスクロール圧縮機の軸受調芯方法 - Google Patents
スクロール圧縮機及びスクロール圧縮機の軸受調芯方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4435007B2 JP4435007B2 JP2005097910A JP2005097910A JP4435007B2 JP 4435007 B2 JP4435007 B2 JP 4435007B2 JP 2005097910 A JP2005097910 A JP 2005097910A JP 2005097910 A JP2005097910 A JP 2005097910A JP 4435007 B2 JP4435007 B2 JP 4435007B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intermediate case
- frame
- fitting portion
- fitting
- bearing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 11
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 14
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 14
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 claims description 12
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 7
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
密閉容器内部のフレームならびにサブフレームの固着部に真円かつそれぞれが同心となるように配置された突設部を設け、この突設部にフレームとサブフレームを固着支持することにより、主軸受の軸心と副軸受の軸心を一致させる(例えば、特許文献1参照。)。
また、スクロール圧縮機のメンテナンス後の再組立において、主軸受及び副軸受間の調芯が容易にできる調芯方法を得ることを目的とする。
即ち、第1中間ケースと第2中間ケースとは、それぞれの両嵌合部を軸方向に平行とすればよく、同心としないでよいので、また、第1中間ケースの嵌合部と第2中間ケースの嵌合部とを同心としなくても軸方向に平行であればよいので第1中間ケースと第2中間ケースの製作、組立が容易であり、第1軸受と第2軸受との同軸の確保は、第1中間ケースと第2中間ケースの径方向移動調整で行うので、両軸受の同軸の確保が容易となる。
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は、実施の形態1による横形スクロール圧縮機の構成を示す断面図である。
本スクロール圧縮機は、スクロール圧縮部を有する圧縮機構部Aと、この圧縮機構部Aに駆動力を与える電動機部Bとから構成されている。
圧縮機構部Aは、吸入した空気を圧縮する固定スクロール7と揺動スクロール8、空気を吸い込む吸入管6、圧縮された空気を吐出する吐出管9と吐出マフラーを有するシリンダーカバー10、駆動軸3の一端を回転自在に支承する第1軸受であるメイン軸受12を有する第1フレームであるメインフレーム11、油溜め(図示せず)から流入する潤滑油をメインフレーム11を介してメイン軸受12に供給する給油パイプ14、及びこれらの部品を収納する第1中間ケースであるクランクケース1から構成されている。
また、メインフレーム11においては、嵌合部であるそのフレーム外径部11A、メイン軸受12の内径及びくぼみ部11Bが、加工により同軸度を確保するようにする。即ち、同心とする。そして、メインフレーム11は、クランクケース1の一端側の嵌合部1Aに嵌合部である外径部11Aを軽圧入することにより位置決めされ、ボルト等により固定される。
モータカバー38においては、そのサブ軸受39の内径、モータカバー38に設けたくぼみ部38C、及び嵌合部38Aの同軸度を加工により確保する。即ち、同心とする。また、モータカバー38とモータハウジング37は、モータカバー38の嵌合部38Aとモータハウジングの一端側の嵌合部37Aで軽圧入により位置決めし、ボルト等により固定されている。さらに、駆動軸3には冷却用ファン50、モータカバー38には、ファンカバー51がボルト等により固定されている。
第1中間ケースであるクランクケース1と第2中間ケースであるモータハウジング37とで中間ケースを形成する。
クランクケース1の両嵌合部1A、1Bは、軸方向に平行であればよく、同心としなくてもよく、また、モータハウジング37の両嵌合部37A、37Bも同様であり、また、クランクケース1とモータハウジング37は、嵌合部1B、37Bで平行に嵌合できるようになっておればよく、クランクケース1とモータハウジング37の組立、製作が容易である。
次に、固定スクロール7、揺動スクロール8等を外す。
さらに、ボルト等により固定されているファンカバー51、ファン50を外すことで、メイン軸受12を有するメインフレーム11を保持したクランクケ−ス1とサブ軸受39を有するモータカバー38を保持したモータハウジング37が残る。クランクケース1とモータハウジング37は、両軸受12、39の同軸度を確保した状態でボルト等により固定されている。
次に、組立時の調芯工程で嵌合部に移動可能なように自由度を持たせたクランクケース1の嵌合部1Bとモータハウジング37の嵌合部37Bを固定しているボルトを外さず、軽圧入しているシリンダーカバー1とメインフレーム11の嵌合部1A、11A、及びモータハウジング37とモータカバー38の嵌合部37A、38Aを外すことでメインフレーム11とモータカバー38が外され、メイン軸受12、サブ軸受39等、摺動部の部品交換が可能な状態まで解体が完了する。
メンテナンスが完了し、圧縮機を再組立する場合、即ち、メインフレーム11及びモータカバー38を前記のように、軽圧入、ボルト固定を行う際、最初の調芯工程で嵌合部に移動させるための自由度をもたせたクランクケース1とモータハウジング37との嵌合部1B、37Bを分解していないため、部品レベルで寸法精度を確保している2つの軽圧入部、即ち、メインフレーム11とクランクケースの1との嵌合部1A、11A、及びモータハウジング37とモータカバー38の嵌合部37A、38Aをそのまま軽圧入により位置決め固定することにより、メイン軸受12、サブ軸受39間の同軸度は解体前と変わらず確保される。
この発明の実施の形態2を図に基づいて説明する。本実施の形態のスクロール圧縮機は、実施の形態1のスクロール圧縮機において、隔壁2の形状を変え、第3のフレーム36を追加し、軸封部材5の取付けを変えたものである。
図3は、実施の形態2による横形スクロール圧縮機の構成を示す断面図である。本スクロール圧縮機は、実施の形態1におけるクランクケース1内の隔壁2に、軸封部材5を圧入等により固定、保持した第3フレーム36との嵌合部1Cを設けるとともに、クランクケース1の嵌合部1Cと1Aを加工により同軸度を確保し、かつ、第3フレーム36の嵌合部36Aと軸封部材5を圧入等により保持する内向面36Bの同軸度を加工精度により確保することで軸封部材5固定時の軸封部材シール面と第3フレーム36の嵌合部36Aの同軸を確保する。
また、第3フレーム36は、その嵌合部36Aをクランクケース1の嵌合部1Cに軽圧入することにより、クランクケース1に位置決めされ、ボルト等により固定、保持されている。さらに、第3フレーム36の外径、それを保持するクランクケース1の隔壁2に設けた開口部内径は、駆動軸3に焼嵌め等により固定したバランサ24、回転子19の外径より大きな径に設定している。
従って、駆動軸3のメンテナンス等が可能になる。また、駆動軸3のメンテナンス完了後、再組立する場合、軸封部材5を保持する内向面36Bと第3フレーム36の嵌合部36Aが部品単体で加工精度により同軸度が確保されているため、クランクケース1の開口の嵌合部1C、36Aで軽圧入により位置決めされるため、軸封部材5とクランクケース1の同軸は解体前と同じに確保できる。そこで、信頼性の高い、かつ組立性、メンテナンス性の高い横形スクロール圧縮機を得ることができる。
Claims (3)
- 固定スクロール、揺動スクロール等を有する圧縮機構部、及び固定子、回転子等を有する電動機部を備えたスクロール圧縮機において、
前記電動機部の駆動力を伝える駆動軸を軸支する第1軸受を有する第1フレームと同じく前記駆動軸を軸支する第2軸受を有する第2フレームとを、収容する前記電動機部を介して両側に結合する中間ケースが、第1中間ケースと第2中間ケースからなり、
前記第1中間ケースは、前記駆動軸の軸方向において、一端側に前記第1フレームの嵌合部と嵌合する嵌合部と、他端側に前記第2中間ケースの他端側の嵌合部と径方向自由度をもって嵌合する嵌合部とを有し、また、前記第1中間ケースの前記両嵌合部は、前記軸方向に平行であり、
前記第2中間ケースは、前記駆動軸の軸方向において、一端側に前記第2フレームの嵌合部と嵌合する嵌合部と、他端側に前記第1中間ケースの他端側の嵌合部と径方向自由度をもって嵌合する嵌合部とを有し、また、前記第2中間ケースの前記両嵌合部は、前記軸方向に平行であり、
前記中間ケースに前記第1フレームと前記第2フレームとを嵌合、固定し、前記第1中間ケースと前記第2中間ケースとを前記径方向に自由度のある嵌合部で径方向に移動調整して、前記第1軸受と前記第2軸受との同軸を確保することを特徴とするスクロール圧縮機。 - 軸封部材を有する第3フレームを備え、該第3フレームは、前記第1中間ケースの前記第1フレームとの嵌合部よりも前記第2中間ケース側の嵌合部に嵌合、固定されることを特徴とする請求項1に記載のスクロール圧縮機。
- 電動機部の駆動力を伝える駆動軸を軸支する第1軸受を有する第1フレームと同じく前記駆動軸を軸支する第2軸受を有する第2フレームとを、収容する前記電動機部を介して両側に結合する中間ケースが、第1中間ケースと第2中間ケースからなり、前記第1中間ケースは、前記駆動軸の軸方向において、一端側に前記第1フレームの嵌合部と嵌合する嵌合部と他端側に前記第2中間ケースの他端側の嵌合部と径方向自由度をもって嵌合する嵌合部とを有し、また、前記第1中間ケースの前記両嵌合部は、前記軸方向に平行であり、前記第2中間ケースは、前記駆動軸の軸方向において、一端側に前記第2フレームの嵌合部と嵌合する嵌合部と他端側に前記第1中間ケースの他端側の嵌合部と径方向自由度をもって嵌合する嵌合部とを有し、また、前記第2中間ケースの前記両嵌合部は、前記軸方向に平行であり、固定スクロールに対して前記駆動軸により揺動スクロールを揺動させ圧縮を行うスクロール圧縮機の軸受調芯方法であって、
前記中間ケースに前記第1フレームと前記第2フレームとを嵌合、固定し、前記第1中間ケースと前記第2中間ケースとを前記径方向に自由度のある嵌合部で径方向に移動調整して、前記第1軸受と前記第2軸受との同軸を確保する第1調芯工程と、
前記第1調芯工程後に、前記第1中間ケースと前記第2中間ケースとを相互に嵌合する前記嵌合部を固定したままで、少なくとも前記第1フレームと前記第2フレームとのどちらかを前記中間ケースから取外し、メンテナンス後に再度嵌合、固定する第2調芯工程とを備えたことを特徴とするスクロール圧縮機の軸受調芯方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005097910A JP4435007B2 (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | スクロール圧縮機及びスクロール圧縮機の軸受調芯方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005097910A JP4435007B2 (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | スクロール圧縮機及びスクロール圧縮機の軸受調芯方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006274976A JP2006274976A (ja) | 2006-10-12 |
JP4435007B2 true JP4435007B2 (ja) | 2010-03-17 |
Family
ID=37209971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005097910A Expired - Fee Related JP4435007B2 (ja) | 2005-03-30 | 2005-03-30 | スクロール圧縮機及びスクロール圧縮機の軸受調芯方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4435007B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5114710B2 (ja) * | 2007-10-16 | 2013-01-09 | 株式会社前川製作所 | 密閉形スクロール圧縮機およびその組立方法 |
WO2017037778A1 (ja) | 2015-08-28 | 2017-03-09 | 株式会社日立産機システム | スクロール式流体機械およびそのメンテナンス方法 |
JP7119721B2 (ja) * | 2018-07-31 | 2022-08-17 | 株式会社デンソー | 圧縮機 |
JP7463775B2 (ja) * | 2020-03-13 | 2024-04-09 | ニデックパワートレインシステムズ株式会社 | 電動ポンプ |
-
2005
- 2005-03-30 JP JP2005097910A patent/JP4435007B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006274976A (ja) | 2006-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4435007B2 (ja) | スクロール圧縮機及びスクロール圧縮機の軸受調芯方法 | |
JP2009097417A (ja) | 密閉形スクロール圧縮機およびその組立方法 | |
JP5535511B2 (ja) | 密閉型流体機械の製造方法および密閉型流体機械 | |
KR101690127B1 (ko) | 밀폐형 압축기 | |
JP2011236908A (ja) | 密閉型圧縮機及びその製造方法 | |
JP2008008269A (ja) | 往復動圧縮機 | |
JP6879667B2 (ja) | 分割式ハウジングの位置決め構造、これを備えたスクロール圧縮機 | |
JP2009180107A (ja) | 密閉型スクロール圧縮機 | |
JP6734378B2 (ja) | スクロール式流体機械及びその組立方法 | |
CN104832435B (zh) | 密闭型压缩机 | |
JP6391953B2 (ja) | 下部フレームを備えた圧縮機及びその製造方法 | |
WO2009096220A1 (ja) | 密閉型圧縮機 | |
JP4415178B2 (ja) | スクロール流体機械及びその組立方法 | |
JP2003254244A (ja) | 電動圧縮機 | |
JP2008175340A (ja) | クランクシャフト | |
JP6918864B2 (ja) | スクロール式流体機械およびそのメンテナンス方法、組立方法 | |
KR100339583B1 (ko) | 압축기의 갭 게이지 취부구조 | |
JP2010106802A (ja) | ベーンロータリー圧縮機 | |
JPH11294361A (ja) | 密閉型圧縮機及び密閉型圧縮機のステータ固定方法 | |
JP2004340051A (ja) | 電動圧縮機 | |
KR101637449B1 (ko) | 밀폐형 압축기의 제조방법 | |
JP2005248786A (ja) | 電動式流体機械及び電動式流体機械に用いられるアダプタ | |
JP2005023790A (ja) | 圧縮機 | |
JP2003314478A (ja) | ロータリ式ポンプ | |
KR20070092053A (ko) | 압축기의 회전축 지지장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070724 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091215 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091222 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4435007 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |