JP3282373B2 - 画像形成装置のジャム処理装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト状の記録紙担持
部材に対して用紙等の記録紙を静電的に吸着保持させ、
複数の感光体ドラムからの画像転写部に沿わせて記録紙
を搬送しながら、トナー画像を重ねて転写する方式の画
像形成装置に関し、特に、記録紙担持部材および、その
前後の位置で用紙にジャムが生じた場合に、記録紙担持
部材の付近にある記録紙を強制的に排出させる手段を設
け、その記録紙の排出の動作を容易に行い得るようにす
る装置に関する。
部材に対して用紙等の記録紙を静電的に吸着保持させ、
複数の感光体ドラムからの画像転写部に沿わせて記録紙
を搬送しながら、トナー画像を重ねて転写する方式の画
像形成装置に関し、特に、記録紙担持部材および、その
前後の位置で用紙にジャムが生じた場合に、記録紙担持
部材の付近にある記録紙を強制的に排出させる手段を設
け、その記録紙の排出の動作を容易に行い得るようにす
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーコピーを作成可能な電子写真複写
機や、レーザビームプリンタ等の画像形成装置として
は、例えば、特開昭59−155870号公報等に示さ
れるような機構の装置が知られている。前記従来例のカ
ラー電子写真複写機においては、原稿の画像を色毎に分
解した情報にもとづいて、カラートナー画像を形成する
感光体ドラム等の画像担持体を複数設け、前記感光体ド
ラムからの画像転写部を記録紙担持部材に沿わせて配置
している。また、記録紙としての用紙を、ベルト状の記
録紙担持部材に対して静電的に担持させる状態で搬送し
ながら、前記記録紙担持部材に担持される用紙に対し
て、各感光体ドラムからのカラートナー画像を順次重ね
て転写する方式の装置を構成している。前述したような
装置では、記録紙に対してトナー画像を重ねて転写する
ために、記録紙が担持するトナーの重量が大きくなり、
そのトナーの量に対応させて記録紙と記録紙担持部材に
大きな転写電荷の保持性能を持たせることができるよう
にしている。
機や、レーザビームプリンタ等の画像形成装置として
は、例えば、特開昭59−155870号公報等に示さ
れるような機構の装置が知られている。前記従来例のカ
ラー電子写真複写機においては、原稿の画像を色毎に分
解した情報にもとづいて、カラートナー画像を形成する
感光体ドラム等の画像担持体を複数設け、前記感光体ド
ラムからの画像転写部を記録紙担持部材に沿わせて配置
している。また、記録紙としての用紙を、ベルト状の記
録紙担持部材に対して静電的に担持させる状態で搬送し
ながら、前記記録紙担持部材に担持される用紙に対し
て、各感光体ドラムからのカラートナー画像を順次重ね
て転写する方式の装置を構成している。前述したような
装置では、記録紙に対してトナー画像を重ねて転写する
ために、記録紙が担持するトナーの重量が大きくなり、
そのトナーの量に対応させて記録紙と記録紙担持部材に
大きな転写電荷の保持性能を持たせることができるよう
にしている。
【0003】前述したように、記録紙担持部材に対して
記録紙を静電的に吸引保持させる装置では、カラートナ
ー画像を転写した後で、記録紙を記録紙担持部材から剥
離して、定着装置に向けて送り出す手段を設けることが
必要である。そこで、一般の記録紙担持部材を用いる画
像形成装置においては、記録紙を剥離する位置に小径の
ローラ部材を配置して、記録紙担持部材を急激に湾曲さ
せることにより記録紙を剥離する手段や、放電器等を用
いて静電的な吸着力を弱める作用を付与することが行わ
れている。また、前記剥離手段に付随させて、剥離爪部
材を記録紙の剥離部に配置して、剥離爪部材の先端部を
記録紙担持部材の表面に近接させ、前記剥離爪部材によ
る案内手段を用いることにより、記録紙を剥離する方法
等が用いられている。
記録紙を静電的に吸引保持させる装置では、カラートナ
ー画像を転写した後で、記録紙を記録紙担持部材から剥
離して、定着装置に向けて送り出す手段を設けることが
必要である。そこで、一般の記録紙担持部材を用いる画
像形成装置においては、記録紙を剥離する位置に小径の
ローラ部材を配置して、記録紙担持部材を急激に湾曲さ
せることにより記録紙を剥離する手段や、放電器等を用
いて静電的な吸着力を弱める作用を付与することが行わ
れている。また、前記剥離手段に付随させて、剥離爪部
材を記録紙の剥離部に配置して、剥離爪部材の先端部を
記録紙担持部材の表面に近接させ、前記剥離爪部材によ
る案内手段を用いることにより、記録紙を剥離する方法
等が用いられている。
【0004】また、前記画像形成装置においては、記録
紙担持部材による用紙搬送路に対して、記録紙を記録紙
担持部材に静電的に吸引保持させるための帯電コロトロ
ンと、画像担持体からトナー画像を転写するための転写
コロトロン、記録紙担持部材から記録紙を剥離する位置
に配置する剥離コロトロンおよび、記録紙を剥離した後
で、記録紙担持部材の帯電を除去するためのベルト除電
コロトロン等を配置している。そして、前述したような
コロトロンを配置することにより、記録紙担持部材と記
録紙のそれぞれに対して、帯電と除電の作用を行うこと
ができ、記録紙を記録紙担持部材に担持させる作用、記
録紙を記録紙担持部材から剥離する作用、および、記録
紙に対して画像担持体からトナー画像を転写する作用等
を行わせるようにする。
紙担持部材による用紙搬送路に対して、記録紙を記録紙
担持部材に静電的に吸引保持させるための帯電コロトロ
ンと、画像担持体からトナー画像を転写するための転写
コロトロン、記録紙担持部材から記録紙を剥離する位置
に配置する剥離コロトロンおよび、記録紙を剥離した後
で、記録紙担持部材の帯電を除去するためのベルト除電
コロトロン等を配置している。そして、前述したような
コロトロンを配置することにより、記録紙担持部材と記
録紙のそれぞれに対して、帯電と除電の作用を行うこと
ができ、記録紙を記録紙担持部材に担持させる作用、記
録紙を記録紙担持部材から剥離する作用、および、記録
紙に対して画像担持体からトナー画像を転写する作用等
を行わせるようにする。
【0005】前述したような画像形成装置においては、
記録紙に転写するカラートナー画像の種類によっては、
複数の画像形成部を使用しない場合がある。例えば、黒
の単色モードや、赤、青、黄色のそれぞれの単色モード
を用いる場合や、前記4色のうちの2色を用いる場合、
および、3色を用いたコピーの作成等がある。そして、
前記コピーモードを設定した場合に、画像形成装置にお
いてはトナー画像を形成する画像担持体と、画像を形成
しない画像担持体のそれぞれに対して、画像の欠落等が
生じることを防止するために、以下に示すような各種の
対策が施されている。
記録紙に転写するカラートナー画像の種類によっては、
複数の画像形成部を使用しない場合がある。例えば、黒
の単色モードや、赤、青、黄色のそれぞれの単色モード
を用いる場合や、前記4色のうちの2色を用いる場合、
および、3色を用いたコピーの作成等がある。そして、
前記コピーモードを設定した場合に、画像形成装置にお
いてはトナー画像を形成する画像担持体と、画像を形成
しない画像担持体のそれぞれに対して、画像の欠落等が
生じることを防止するために、以下に示すような各種の
対策が施されている。
【0006】特開平1−96670号公報に示される例
では、現像装置に2成分現像材を用いる場合に、カラー
モードに関係なく、全ての色の現像ローラに対してバイ
アスを印加して、画像担持体に2成分現像材のキャリヤ
ーが付着したり、無駄なトナーが付着することを防止す
る手段が開示されている。これに対して、画像を形成し
ない画像担持体の位置を記録紙が通過する場合に、記録
紙に静電気的に支持されているトナーの極性と、画像担
持体の帯電特性が異なる状態では、記録紙に担持されて
いるトナーが画像担持体に移転して逆転写の状態が発生
し、画像が劣化するという問題が生じる。そこで、前述
したような問題を解消するために、特開昭63−866
5号公報に示される例では、トナー画像を形成しない画
像担持体に対しても、画像担持体の帯電手段と画像転写
手段を作動させて、逆転写の状態が生じないようにする
手段を構成することが提案されている。
では、現像装置に2成分現像材を用いる場合に、カラー
モードに関係なく、全ての色の現像ローラに対してバイ
アスを印加して、画像担持体に2成分現像材のキャリヤ
ーが付着したり、無駄なトナーが付着することを防止す
る手段が開示されている。これに対して、画像を形成し
ない画像担持体の位置を記録紙が通過する場合に、記録
紙に静電気的に支持されているトナーの極性と、画像担
持体の帯電特性が異なる状態では、記録紙に担持されて
いるトナーが画像担持体に移転して逆転写の状態が発生
し、画像が劣化するという問題が生じる。そこで、前述
したような問題を解消するために、特開昭63−866
5号公報に示される例では、トナー画像を形成しない画
像担持体に対しても、画像担持体の帯電手段と画像転写
手段を作動させて、逆転写の状態が生じないようにする
手段を構成することが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような複数の画像担持体を配置して、カラートナー画
像を記録紙(以下用紙と呼ぶ)に重ねて転写する方式の
画像形成装置において、通常のカラートナー画像を用紙
に転写する動作の途中で、用紙に転写される画像に欠陥
が生じることを防止する手段については開示されている
が、紙詰り(ジャム紙)等が生じた場合の対策が考慮さ
れていない。また、従来の装置では、ジャム紙が検知さ
れた後で、用紙の処理の動作を行うことに関しても、例
えば、強制的に用紙を排出する方法等について考慮され
ていないものである。
たような複数の画像担持体を配置して、カラートナー画
像を記録紙(以下用紙と呼ぶ)に重ねて転写する方式の
画像形成装置において、通常のカラートナー画像を用紙
に転写する動作の途中で、用紙に転写される画像に欠陥
が生じることを防止する手段については開示されている
が、紙詰り(ジャム紙)等が生じた場合の対策が考慮さ
れていない。また、従来の装置では、ジャム紙が検知さ
れた後で、用紙の処理の動作を行うことに関しても、例
えば、強制的に用紙を排出する方法等について考慮され
ていないものである。
【0008】そこで、前述したような問題を解消する手
段として、例えば、特開平2−257158号公報等に
示されるような装置を構成することも1つの方法であ
る。前記従来例では、定着装置の下流部に配置する反転
搬送路内でジャムが発生した場合に、記録紙担持部材に
ある用紙をその手前の位置から分岐する排出路から自動
的に除去することができるように用紙搬送装置を構成し
ている。しかしながら、前述したような装置では、搬送
の途中で排出される用紙を収容するために、特別なトレ
イ等を配置する必要があり、画像形成装置の構成が複雑
になるという問題が生じる。
段として、例えば、特開平2−257158号公報等に
示されるような装置を構成することも1つの方法であ
る。前記従来例では、定着装置の下流部に配置する反転
搬送路内でジャムが発生した場合に、記録紙担持部材に
ある用紙をその手前の位置から分岐する排出路から自動
的に除去することができるように用紙搬送装置を構成し
ている。しかしながら、前述したような装置では、搬送
の途中で排出される用紙を収容するために、特別なトレ
イ等を配置する必要があり、画像形成装置の構成が複雑
になるという問題が生じる。
【0009】また、一般の画像形成装置においては、ジ
ャム紙の検知後に、装置本体に設けた自己診断機能によ
り、用紙搬送路のどの位置に用紙が残留しているかを表
示する機能を設けている。そして、オペレータがその用
紙を除去した後で、用紙搬送路内に残留する用紙を自動
的に排出させるための強制的排出モードを設定するよう
な手段を設けるようにしている。特に、記録紙担持部材
による用紙搬送路に沿わせて画像担持体を4個並べて、
4色のフルカラー画像を得る方式のカラー画像形成装置
においては、記録紙担持部材に同時に担持される用紙の
枚数は必然的に多くなるので、用紙搬送路内で同時に搬
送されている用紙に対して、強制的な排出の動作を自動
的に行うモードを設定することは必須の条件となる。
ャム紙の検知後に、装置本体に設けた自己診断機能によ
り、用紙搬送路のどの位置に用紙が残留しているかを表
示する機能を設けている。そして、オペレータがその用
紙を除去した後で、用紙搬送路内に残留する用紙を自動
的に排出させるための強制的排出モードを設定するよう
な手段を設けるようにしている。特に、記録紙担持部材
による用紙搬送路に沿わせて画像担持体を4個並べて、
4色のフルカラー画像を得る方式のカラー画像形成装置
においては、記録紙担持部材に同時に担持される用紙の
枚数は必然的に多くなるので、用紙搬送路内で同時に搬
送されている用紙に対して、強制的な排出の動作を自動
的に行うモードを設定することは必須の条件となる。
【0010】前述したようにして、記録紙担持部材に担
持されている用紙を強制的に排出させるモードを設定す
る場合に、ミスコピーとして白紙のままで排出する用紙
に対しては、記録紙担持部材に用紙を静電的に吸着させ
るための帯電コロトロンや、記録紙担持部材から用紙を
剥離するための剥離コロトロンを作動させないような制
御情報モードを用いていることが多くある。しかしなが
ら、前記制御モードを設定した場合に、画像担持体が帯
電手段により帯電され、かつ、転写コロトロンが作動し
ない状態では、記録紙担持部材に対して用紙を送り込ん
だだけでは、記録紙担持部材が用紙を保持した状態で搬
送作用を行い得ないことがある。そして、用紙が記録紙
担持部材から剥離されて画像担持体に吸引される状態が
発生すると、用紙がクリーニング装置に突入すること等
により新たなジャムが発生するという不都合が生じる。
前述したような現象は、特に、記録紙担持部材の移動経
路の上流部に位置する画像担持体の部分では、多く発生
しやすい傾向がある。
持されている用紙を強制的に排出させるモードを設定す
る場合に、ミスコピーとして白紙のままで排出する用紙
に対しては、記録紙担持部材に用紙を静電的に吸着させ
るための帯電コロトロンや、記録紙担持部材から用紙を
剥離するための剥離コロトロンを作動させないような制
御情報モードを用いていることが多くある。しかしなが
ら、前記制御モードを設定した場合に、画像担持体が帯
電手段により帯電され、かつ、転写コロトロンが作動し
ない状態では、記録紙担持部材に対して用紙を送り込ん
だだけでは、記録紙担持部材が用紙を保持した状態で搬
送作用を行い得ないことがある。そして、用紙が記録紙
担持部材から剥離されて画像担持体に吸引される状態が
発生すると、用紙がクリーニング装置に突入すること等
により新たなジャムが発生するという不都合が生じる。
前述したような現象は、特に、記録紙担持部材の移動経
路の上流部に位置する画像担持体の部分では、多く発生
しやすい傾向がある。
【0011】これに対して、画像担持体に対応する転写
コロトロンを作動させた場合に、記録紙担持部材に用紙
を吸引させるための帯電コロトロンを作動させないと、
画像担持体に用紙が巻き付いたりするという不都合が発
生する頻度は少なくなるものの、完全になくすことはで
きない。また、画像担持体に対応する転写コロトロンを
作動させることにかかわりなく、記録紙担持部材から用
紙を剥離するための剥離コロトロンを作動させない場合
には、用紙の記録紙担持部材からの剥離ミスが発生し、
用紙が剥離部の下流部に配置した他の装置に突入してし
まう等の問題が発生することがある。
コロトロンを作動させた場合に、記録紙担持部材に用紙
を吸引させるための帯電コロトロンを作動させないと、
画像担持体に用紙が巻き付いたりするという不都合が発
生する頻度は少なくなるものの、完全になくすことはで
きない。また、画像担持体に対応する転写コロトロンを
作動させることにかかわりなく、記録紙担持部材から用
紙を剥離するための剥離コロトロンを作動させない場合
には、用紙の記録紙担持部材からの剥離ミスが発生し、
用紙が剥離部の下流部に配置した他の装置に突入してし
まう等の問題が発生することがある。
【0012】
【発明の目的】本発明は、従来の記録紙担持部材として
用いた画像形成装置において、用紙搬送装置における用
紙のジャムが生じた場合等の問題を解消するもので、ジ
ャム紙に続いて搬送されている用紙を強制的に排出させ
る際に、記録紙担持部材からの用紙の剥離ミスが生じた
り、画像担持体に用紙が巻き付いたりすることを防止
し、用紙の強制排出の動作を良好な状態で行い得るよう
な画像形成装置のジャム処理装置を提供することを目的
としている。
用いた画像形成装置において、用紙搬送装置における用
紙のジャムが生じた場合等の問題を解消するもので、ジ
ャム紙に続いて搬送されている用紙を強制的に排出させ
る際に、記録紙担持部材からの用紙の剥離ミスが生じた
り、画像担持体に用紙が巻き付いたりすることを防止
し、用紙の強制排出の動作を良好な状態で行い得るよう
な画像形成装置のジャム処理装置を提供することを目的
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録紙を静電
的に担持する記録紙担持手段による記録紙の搬送経路に
沿わせて、1つまたは複数個の画像担持体を配置して用
紙搬送路を構成し、前記画像担持体に対して画像の情報
を書き込んでトナー画像を形成する手段と、前記トナー
画像を記録紙に転写する手段を配置し、前記記録紙担持
手段の端部に記録紙を分離して定着装置に向けて送り出
す手段を設けてなる画像形成装置に関する。本発明にお
いては、前記記録紙担持手段による用紙搬送路に対して
紙詰りを検知する検知手段を複数配置し、前記検知手段
からの情報にしたがって、用紙搬送路内にある記録紙を
強制的に排出させるための制御手段を設けるとともに、
前記記録紙を強制排出する際に、前記紙詰りの検知手段
の情報にもとづいて、画像担持体、記録紙および記録紙
担持手段に作用する画像形成装置の各手段に対して、作
動、不作動を任意に選択して制御する手段を構成してい
る。
的に担持する記録紙担持手段による記録紙の搬送経路に
沿わせて、1つまたは複数個の画像担持体を配置して用
紙搬送路を構成し、前記画像担持体に対して画像の情報
を書き込んでトナー画像を形成する手段と、前記トナー
画像を記録紙に転写する手段を配置し、前記記録紙担持
手段の端部に記録紙を分離して定着装置に向けて送り出
す手段を設けてなる画像形成装置に関する。本発明にお
いては、前記記録紙担持手段による用紙搬送路に対して
紙詰りを検知する検知手段を複数配置し、前記検知手段
からの情報にしたがって、用紙搬送路内にある記録紙を
強制的に排出させるための制御手段を設けるとともに、
前記記録紙を強制排出する際に、前記紙詰りの検知手段
の情報にもとづいて、画像担持体、記録紙および記録紙
担持手段に作用する画像形成装置の各手段に対して、作
動、不作動を任意に選択して制御する手段を構成してい
る。
【0014】また、本発明において、前記記録紙の紙詰
りの情報にもとづいて、記録紙を強制排出するに際し
て、用紙搬送路内に残っている記録紙に対して、正常な
画像形成を続行することが困難であると判断した場合
に、記録紙担持手段に対応する帯電および除電手段のみ
を作動させることができる。さらに、本発明において、
記録紙を強制排出するに際して、用紙搬送路内に残って
いる記録紙に対して、正常な画像形成を続行することが
可能であると判断した場合に、通常の画像形成の動作を
継続しながら記録紙を排出させる動作を継続するととも
に、用紙搬送路に対して新たな記録紙を供給しない制御
を行う手段を設けることができる。
りの情報にもとづいて、記録紙を強制排出するに際し
て、用紙搬送路内に残っている記録紙に対して、正常な
画像形成を続行することが困難であると判断した場合
に、記録紙担持手段に対応する帯電および除電手段のみ
を作動させることができる。さらに、本発明において、
記録紙を強制排出するに際して、用紙搬送路内に残って
いる記録紙に対して、正常な画像形成を続行することが
可能であると判断した場合に、通常の画像形成の動作を
継続しながら記録紙を排出させる動作を継続するととも
に、用紙搬送路に対して新たな記録紙を供給しない制御
を行う手段を設けることができる。
【0015】
【作用】前述したように構成した本発明の画像形成装置
では、記録紙担持手段として静電吸着搬送ベルトを用
い、前記記録紙担持手段による用紙搬送路に紙詰りを検
知するための複数の検知手段を配置している。そして、
前記用紙搬送路での紙詰り(ジャム)を検知した場合
に、用紙を強制的に排出させるモードを設定し、用紙搬
送路に残っている記録紙を強制的に排出させることがで
きるようにしている。前記用紙搬送路での記録紙を強制
排出させる際に、画像担持体からのトナー画像の転写を
継続できない状態であると判断すると、搬送ベルトに対
する帯電と除電のためのコロトロンのみを作動させ、記
録紙を搬送して排出させるのみの動作を継続する。ま
た、検知されたジャムの発生状態が、記録紙に対してト
ナー画像の転写の動作を継続可能であると判断された場
合には、搬送されている途中の記録紙に対しては、正常
に記録紙作成の動作を継続して、定着装置を通して作成
したコピーを排出させるようにする。したがって、ジャ
ム発生時に画像転写位置に対応する用紙搬送路に残って
いる記録紙に対して、正常なコピー作成可能な状態で
は、破棄する記録紙を余分に発生させないように処理す
ることが可能になる。
では、記録紙担持手段として静電吸着搬送ベルトを用
い、前記記録紙担持手段による用紙搬送路に紙詰りを検
知するための複数の検知手段を配置している。そして、
前記用紙搬送路での紙詰り(ジャム)を検知した場合
に、用紙を強制的に排出させるモードを設定し、用紙搬
送路に残っている記録紙を強制的に排出させることがで
きるようにしている。前記用紙搬送路での記録紙を強制
排出させる際に、画像担持体からのトナー画像の転写を
継続できない状態であると判断すると、搬送ベルトに対
する帯電と除電のためのコロトロンのみを作動させ、記
録紙を搬送して排出させるのみの動作を継続する。ま
た、検知されたジャムの発生状態が、記録紙に対してト
ナー画像の転写の動作を継続可能であると判断された場
合には、搬送されている途中の記録紙に対しては、正常
に記録紙作成の動作を継続して、定着装置を通して作成
したコピーを排出させるようにする。したがって、ジャ
ム発生時に画像転写位置に対応する用紙搬送路に残って
いる記録紙に対して、正常なコピー作成可能な状態で
は、破棄する記録紙を余分に発生させないように処理す
ることが可能になる。
【0016】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置のジャム処理装置を説明する。図1に示される装
置は、本発明の自動両面複写機として構成される画像形
成装置1の構成を示すもので、この例では、画像形成装
置1の画像転写部2には、4個の画像担持体としての感
光体ドラム3、3a、3b、3cをそれぞれ配置して、
フルカラー複写機として構成している。前記画像転写部
2に配置する感光体ドラム3、3a……は、各々に色の
異なる画像を形成するための書き込み手段と、トナー画
像作成機構等を配置し、コンピュータ等のような画像情
報出力装置から伝達される画像情報を色毎に分解して、
感光体ドラムに対してカラートナー画像を作成させ、記
録紙(以下用紙と呼ぶ)に転写させる機構を構成してい
る。また、前記画像転写部2において、用紙を搬送する
ための用紙担持部材としての転写ベルト4は、用紙をベ
ルト表面に静電気により保持する手段を設けるもので、
用紙搬送路に沿って用紙を搬送しながら、各感光体ドラ
ムに形成されるカラートナー画像を、用紙に重ねて転写
する際に、画像の転写位置にズレ等が生じないようにす
る手段を構成している。
成装置のジャム処理装置を説明する。図1に示される装
置は、本発明の自動両面複写機として構成される画像形
成装置1の構成を示すもので、この例では、画像形成装
置1の画像転写部2には、4個の画像担持体としての感
光体ドラム3、3a、3b、3cをそれぞれ配置して、
フルカラー複写機として構成している。前記画像転写部
2に配置する感光体ドラム3、3a……は、各々に色の
異なる画像を形成するための書き込み手段と、トナー画
像作成機構等を配置し、コンピュータ等のような画像情
報出力装置から伝達される画像情報を色毎に分解して、
感光体ドラムに対してカラートナー画像を作成させ、記
録紙(以下用紙と呼ぶ)に転写させる機構を構成してい
る。また、前記画像転写部2において、用紙を搬送する
ための用紙担持部材としての転写ベルト4は、用紙をベ
ルト表面に静電気により保持する手段を設けるもので、
用紙搬送路に沿って用紙を搬送しながら、各感光体ドラ
ムに形成されるカラートナー画像を、用紙に重ねて転写
する際に、画像の転写位置にズレ等が生じないようにす
る手段を構成している。
【0017】前記画像形成装置1においては、給紙部1
0に複数の給紙トレイ11、11a……を配置し、前記
給紙トレイに収容される用紙から、指定するサイズの用
紙を送り出すことができる。そして、給紙トレイから送
り出される用紙を給紙路14を介して搬送し、レジスト
ローラ装置により整合させる状態で、画像転写部に対応
させて配置する転写ベルトに向けて送り、用紙を搬送し
ながらトナー画像の転写を行い、その後で定着装置5を
通して定着し、搬送ローラ装置6と排出ローラ装置8に
より排出トレイ19に向けて排出させる。また、本発明
の装置では、片面コピーとして作成したものを、排出経
路に設けた反転手段を介して反転排出させることや直接
排出する等の、任意の排出モードを選択可能に構成して
いる。前記装置において、両面コピーを作成するために
用いる反転搬送経路は、前記ローラ装置6、8の間に配
置する搬送路切換え部材としての切換えゲート装置7を
介して、反転路15と両面インバータ装置16を設け、
前記2つの搬送経路の間に、分岐手段を介して両面用搬
送路部材12を設けている。前記両面用搬送路部材12
の下流側には、給紙トレイ11からの給紙路を兼ねた整
合搬送部13を設けて、前記整合搬送部13を他のトレ
イからの給紙路14に接続している。
0に複数の給紙トレイ11、11a……を配置し、前記
給紙トレイに収容される用紙から、指定するサイズの用
紙を送り出すことができる。そして、給紙トレイから送
り出される用紙を給紙路14を介して搬送し、レジスト
ローラ装置により整合させる状態で、画像転写部に対応
させて配置する転写ベルトに向けて送り、用紙を搬送し
ながらトナー画像の転写を行い、その後で定着装置5を
通して定着し、搬送ローラ装置6と排出ローラ装置8に
より排出トレイ19に向けて排出させる。また、本発明
の装置では、片面コピーとして作成したものを、排出経
路に設けた反転手段を介して反転排出させることや直接
排出する等の、任意の排出モードを選択可能に構成して
いる。前記装置において、両面コピーを作成するために
用いる反転搬送経路は、前記ローラ装置6、8の間に配
置する搬送路切換え部材としての切換えゲート装置7を
介して、反転路15と両面インバータ装置16を設け、
前記2つの搬送経路の間に、分岐手段を介して両面用搬
送路部材12を設けている。前記両面用搬送路部材12
の下流側には、給紙トレイ11からの給紙路を兼ねた整
合搬送部13を設けて、前記整合搬送部13を他のトレ
イからの給紙路14に接続している。
【0018】また、前記反転搬送路において、両面イン
バータ装置16では搬送路に対して正逆方向に搬送可能
なローラ装置を配置しており、反転路15から送り込ま
れる用紙を、両面インバータ装置16に一旦収容し、そ
の後で、両面用搬送路部材12に向けて送り出す機能を
設けている。前記両面用搬送路部材12に対しては、反
転路15、両面インバータ装置16の接続部から、切換
えゲート装置を介して用紙を案内する手段を設けて、片
面コピー用紙を反転させる状態で送り出すことができる
ようにする。さらに、前記両面用搬送路部材12と給紙
路14の間に配置する整合搬送部13は、給紙トレイ1
1からの給紙路を構成するものであるが、その機能に加
えて、反転搬送路内部で用紙が搬送されている間に、用
紙にスキュー等が生じたものを整合させる機能を構成し
ている。例えば、前記整合搬送部13では、用紙を用紙
路の一方の整合壁部材に沿わせる状態で移動させ、用紙
に対する整合作用を付与して、給紙路14に向けて送り
出すことができるようにする。したがって、反転搬送路
の内部で整合手段を配置することにより、片面コピー用
紙に対して画像転写部の上流部で整合作用を付与する際
の負担を軽減することができるものとなる。
バータ装置16では搬送路に対して正逆方向に搬送可能
なローラ装置を配置しており、反転路15から送り込ま
れる用紙を、両面インバータ装置16に一旦収容し、そ
の後で、両面用搬送路部材12に向けて送り出す機能を
設けている。前記両面用搬送路部材12に対しては、反
転路15、両面インバータ装置16の接続部から、切換
えゲート装置を介して用紙を案内する手段を設けて、片
面コピー用紙を反転させる状態で送り出すことができる
ようにする。さらに、前記両面用搬送路部材12と給紙
路14の間に配置する整合搬送部13は、給紙トレイ1
1からの給紙路を構成するものであるが、その機能に加
えて、反転搬送路内部で用紙が搬送されている間に、用
紙にスキュー等が生じたものを整合させる機能を構成し
ている。例えば、前記整合搬送部13では、用紙を用紙
路の一方の整合壁部材に沿わせる状態で移動させ、用紙
に対する整合作用を付与して、給紙路14に向けて送り
出すことができるようにする。したがって、反転搬送路
の内部で整合手段を配置することにより、片面コピー用
紙に対して画像転写部の上流部で整合作用を付与する際
の負担を軽減することができるものとなる。
【0019】前述したように構成される用紙搬送路内部
では、第2面に画像が転写される用紙P1と、第1面に
画像が転写される用紙P6が画像転写部2に位置してお
り、給紙路14には第2面の画像転写に対応する用紙P
2が位置している。また、定着装置5の部分では、第1
面に画像が形成された用紙P5が定着される状態にあ
り、両面インバータ装置16には片面コピー用紙P4
が、両面用搬送路部材12には反転された片面コピー用
紙P3が、整合搬送部13には給紙トレイ11から新た
に送り出された用紙P7がそれぞれ位置しており、各搬
送区間に配置されるセンサS1〜Snにより、用紙の通
過を検知した情報を用いて、上流部の区間から用紙を送
り込むような制御方式を用いて、用紙の前後の間隔を詰
めるようにして搬送の動作を行うようにしている。
では、第2面に画像が転写される用紙P1と、第1面に
画像が転写される用紙P6が画像転写部2に位置してお
り、給紙路14には第2面の画像転写に対応する用紙P
2が位置している。また、定着装置5の部分では、第1
面に画像が形成された用紙P5が定着される状態にあ
り、両面インバータ装置16には片面コピー用紙P4
が、両面用搬送路部材12には反転された片面コピー用
紙P3が、整合搬送部13には給紙トレイ11から新た
に送り出された用紙P7がそれぞれ位置しており、各搬
送区間に配置されるセンサS1〜Snにより、用紙の通
過を検知した情報を用いて、上流部の区間から用紙を送
り込むような制御方式を用いて、用紙の前後の間隔を詰
めるようにして搬送の動作を行うようにしている。
【0020】前記反転搬送路では、片面コピー用紙の間
に給紙トレイから送り出される用紙を介在させる状態で
用紙の搬送を行い、画像転写部2では、用紙に対して第
1面の画像転写と、第2面の画像転写の動作を順次繰り
返して行うことができるようにされる。そして、第2面
に画像が転写された用紙は、定着装置を通って排出トレ
イ19に向けて排出され、第1面に画像が転写され、片
面コピー用紙として作成された用紙は、切換えゲート装
置7を介して反転路15に送り込まれ、両面インバータ
装置16から両面用搬送路部材12に向けて、用紙を反
転させる状態で送り出すようにされる。
に給紙トレイから送り出される用紙を介在させる状態で
用紙の搬送を行い、画像転写部2では、用紙に対して第
1面の画像転写と、第2面の画像転写の動作を順次繰り
返して行うことができるようにされる。そして、第2面
に画像が転写された用紙は、定着装置を通って排出トレ
イ19に向けて排出され、第1面に画像が転写され、片
面コピー用紙として作成された用紙は、切換えゲート装
置7を介して反転路15に送り込まれ、両面インバータ
装置16から両面用搬送路部材12に向けて、用紙を反
転させる状態で送り出すようにされる。
【0021】なお、前記画像形成装置において、通常の
片面コピーのモードを設定した場合には、給紙トレイか
ら送り出される用紙を、給紙路14から画像転写部2を
通して搬送し、定着装置5で定着した後で、排出トレイ
19に向けて送り出す。また、前記片面コピーを排出ト
レイに向けて排出する際には、用紙を反転路15で反転
させてから、排出トレイに向けて排出するモードを選択
することも可能である。さらに、給紙トレイに収容不能
な特殊な用紙類や、少数枚の用紙を用いてコピーを作成
する場合には、手差しトレイ18から用紙を挿入するこ
とができることは、従来の一般の画像形成装置の場合と
同様な動作により行われる。
片面コピーのモードを設定した場合には、給紙トレイか
ら送り出される用紙を、給紙路14から画像転写部2を
通して搬送し、定着装置5で定着した後で、排出トレイ
19に向けて送り出す。また、前記片面コピーを排出ト
レイに向けて排出する際には、用紙を反転路15で反転
させてから、排出トレイに向けて排出するモードを選択
することも可能である。さらに、給紙トレイに収容不能
な特殊な用紙類や、少数枚の用紙を用いてコピーを作成
する場合には、手差しトレイ18から用紙を挿入するこ
とができることは、従来の一般の画像形成装置の場合と
同様な動作により行われる。
【0022】前述したように構成される画像形成装置に
おいて、感光体ドラムからの画像転写部に沿って、用紙
を搬送するための記録紙担持部材としての転写ベルト4
は、図2に示されるように構成されている。前記図2に
示される例において、転写ベルト4を駆動する駆動装置
20には、ローラ部材21〜24に巻き掛ける状態で転
写ベルト4を配置し、ローラ部材21と22により支持
される転写ベルト4の上面を用紙の搬送に用いるように
する。また、ローラ部材24に張力を付与する手段を設
け、他のローラの1つを、駆動ローラとして構成して駆
動モータからの駆動伝達手段を接続している。前記転写
ベルト4による搬送領域に配置する感光体ドラム3、3
a……には、一般の電子写真方式を用いた画像形成装置
の場合と同様に、トナー画像を形成する手段をそれぞれ
配置している。
おいて、感光体ドラムからの画像転写部に沿って、用紙
を搬送するための記録紙担持部材としての転写ベルト4
は、図2に示されるように構成されている。前記図2に
示される例において、転写ベルト4を駆動する駆動装置
20には、ローラ部材21〜24に巻き掛ける状態で転
写ベルト4を配置し、ローラ部材21と22により支持
される転写ベルト4の上面を用紙の搬送に用いるように
する。また、ローラ部材24に張力を付与する手段を設
け、他のローラの1つを、駆動ローラとして構成して駆
動モータからの駆動伝達手段を接続している。前記転写
ベルト4による搬送領域に配置する感光体ドラム3、3
a……には、一般の電子写真方式を用いた画像形成装置
の場合と同様に、トナー画像を形成する手段をそれぞれ
配置している。
【0023】前記トナー画像を感光体ドラムに形成する
ための手段としては、感光体ドラム3に示されるよう
に、プロセス装置として帯電コロトロン40と、書き込
み手段41、現像装置42、除電ランプ44、および、
クリーニング装置43と除電コロトロン45等が配置さ
れる。そして、帯電コロトロン40により一様な帯電を
行った後で、図示を省略した画像情報出力手段から、色
毎に分解した画像情報の光が書き込み手段41を介して
感光体ドラムの表面に伝達されて、静電潜像を形成す
る。前記静電潜像に対して、現像装置42からトナーが
供給されてトナー画像として可視像化され、そのトナー
画像に対して除電ランプの光を照射して付着力を弱め、
転写コロトロン30の放電により用紙に転写させる。ト
ナー画像を用紙に転写した後で、感光体ドラムの表面に
残留するトナーは、クリーニング装置43により除去さ
れ、感光体ドラムの表面に対して除電コロトロン45の
光を照射して、残留電位をゼロにしてから、新たに帯電
コロトロン40により一様な帯電を行わせるようにす
る。
ための手段としては、感光体ドラム3に示されるよう
に、プロセス装置として帯電コロトロン40と、書き込
み手段41、現像装置42、除電ランプ44、および、
クリーニング装置43と除電コロトロン45等が配置さ
れる。そして、帯電コロトロン40により一様な帯電を
行った後で、図示を省略した画像情報出力手段から、色
毎に分解した画像情報の光が書き込み手段41を介して
感光体ドラムの表面に伝達されて、静電潜像を形成す
る。前記静電潜像に対して、現像装置42からトナーが
供給されてトナー画像として可視像化され、そのトナー
画像に対して除電ランプの光を照射して付着力を弱め、
転写コロトロン30の放電により用紙に転写させる。ト
ナー画像を用紙に転写した後で、感光体ドラムの表面に
残留するトナーは、クリーニング装置43により除去さ
れ、感光体ドラムの表面に対して除電コロトロン45の
光を照射して、残留電位をゼロにしてから、新たに帯電
コロトロン40により一様な帯電を行わせるようにす
る。
【0024】前記図2に示される例において、各感光体
ドラム3、3a……に対応させて、転写ベルト4の裏面
には転写コロトロン30、31……をそれぞれ配置し、
感光体ドラムに形成されるカラートナー画像を転写コロ
トロンの放電により用紙に転写させる手段を設けてい
る。また、前記用紙搬送装置の一方の端部には、用紙を
転写ベルトに対して静電的に付着保持させるための付着
部を配置しており、転写ベルト4を支持するローラ部材
21の下流部(転写ベルトの移動方向に対して)には、
用紙を転写ベルトに押圧するための押圧ローラ25を配
置し、前記押圧ローラ25に対して、転写ベルトの裏面
には帯電コロトロン35を配置して転写ベルトに帯電さ
せるようにしている。
ドラム3、3a……に対応させて、転写ベルト4の裏面
には転写コロトロン30、31……をそれぞれ配置し、
感光体ドラムに形成されるカラートナー画像を転写コロ
トロンの放電により用紙に転写させる手段を設けてい
る。また、前記用紙搬送装置の一方の端部には、用紙を
転写ベルトに対して静電的に付着保持させるための付着
部を配置しており、転写ベルト4を支持するローラ部材
21の下流部(転写ベルトの移動方向に対して)には、
用紙を転写ベルトに押圧するための押圧ローラ25を配
置し、前記押圧ローラ25に対して、転写ベルトの裏面
には帯電コロトロン35を配置して転写ベルトに帯電さ
せるようにしている。
【0025】前記用紙搬送部に対応する装置の他に、ロ
ーラ部材21の上流部には、クリーニングブラシ28と
ブレード部材29を組み合わせたクリーニング装置27
を配置して、転写ベルトの表面に付着した汚れを除去す
る手段を構成している。前記クリーニング装置27の上
流部には、転写ベルトの除電を行うための除電コロトロ
ン37を配置し、転写ベルトに対して新たに用紙を静電
気により担持させる前の段階で、先に印加した電荷を除
去する手段を構成している。したがって、前記転写ベル
ト4に対して用紙を付着保持するための電荷と、トナー
画像を転写する際に印加された電荷を除去した後で、ク
リーニング装置により清掃を行い、新たに別の用紙を保
持させる作用を良好に行い得るようにする。また前記転
写ベルトの他方の端部には用紙の剥離手段と、転写ベル
トの駆動と案内を行う手段を設けている。前記転写ベル
トによる用紙搬送部の端部をローラ部材22により支持
し、前記ローラ部材22により転写ベルトを急激に湾曲
させる位置で、用紙を剥離するための剥離爪部材26を
配置している。
ーラ部材21の上流部には、クリーニングブラシ28と
ブレード部材29を組み合わせたクリーニング装置27
を配置して、転写ベルトの表面に付着した汚れを除去す
る手段を構成している。前記クリーニング装置27の上
流部には、転写ベルトの除電を行うための除電コロトロ
ン37を配置し、転写ベルトに対して新たに用紙を静電
気により担持させる前の段階で、先に印加した電荷を除
去する手段を構成している。したがって、前記転写ベル
ト4に対して用紙を付着保持するための電荷と、トナー
画像を転写する際に印加された電荷を除去した後で、ク
リーニング装置により清掃を行い、新たに別の用紙を保
持させる作用を良好に行い得るようにする。また前記転
写ベルトの他方の端部には用紙の剥離手段と、転写ベル
トの駆動と案内を行う手段を設けている。前記転写ベル
トによる用紙搬送部の端部をローラ部材22により支持
し、前記ローラ部材22により転写ベルトを急激に湾曲
させる位置で、用紙を剥離するための剥離爪部材26を
配置している。
【0026】本発明の用紙搬送装置では、給紙トレイ1
1a、11b……からの給紙路にセンサSaを配置し、
転写ベルトの用紙付着部の下流部に近接させてセンサS
bを、転写ベルトの用紙剥離部の下流部にセンサScを
それぞれ配置しており、さらに、定着装置の下流部には
センサS9を設けて、用紙搬送路でのジャム検知を行う
手段を構成している。前記各センサの検知情報は、画像
形成装置の本体の制御装置に入力して、用紙のジャムが
生じた場合に、ジャム紙の上流部に位置する用紙を強制
的に排出させるために、転写ベルト等を駆動する際のデ
ータとして利用することができるようにする。
1a、11b……からの給紙路にセンサSaを配置し、
転写ベルトの用紙付着部の下流部に近接させてセンサS
bを、転写ベルトの用紙剥離部の下流部にセンサScを
それぞれ配置しており、さらに、定着装置の下流部には
センサS9を設けて、用紙搬送路でのジャム検知を行う
手段を構成している。前記各センサの検知情報は、画像
形成装置の本体の制御装置に入力して、用紙のジャムが
生じた場合に、ジャム紙の上流部に位置する用紙を強制
的に排出させるために、転写ベルト等を駆動する際のデ
ータとして利用することができるようにする。
【0027】前記画像形成装置において用いる転写ベル
ト4として、例えば、ポリエチレンテレフタレートシー
ト(PET)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等
を使用して、誘電体の搬送用シートとして用いることが
できる。また、ポリエステルフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム等の
ように、高い絶縁性を有する材料を使用することができ
る。そして、前記フィルム部材を所定の寸法にカットし
た後、両端部を合わせて超音波溶着して、無端状のエン
ドレスベルトとして用紙の搬送手段に用いる。本発明に
おいては、前記転写ベルトとして、厚さが50〜200
μmで体積抵抗率が1010〜1018のポリエチレンテレ
フタレートフィルムを使用することができるもので、実
際には、厚さが75μmのものを単独で使用することが
できる。
ト4として、例えば、ポリエチレンテレフタレートシー
ト(PET)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等
を使用して、誘電体の搬送用シートとして用いることが
できる。また、ポリエステルフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム等の
ように、高い絶縁性を有する材料を使用することができ
る。そして、前記フィルム部材を所定の寸法にカットし
た後、両端部を合わせて超音波溶着して、無端状のエン
ドレスベルトとして用紙の搬送手段に用いる。本発明に
おいては、前記転写ベルトとして、厚さが50〜200
μmで体積抵抗率が1010〜1018のポリエチレンテレ
フタレートフィルムを使用することができるもので、実
際には、厚さが75μmのものを単独で使用することが
できる。
【0028】前記転写ベルト4に支持される用紙に対し
て、感光体ドラムからの画像転写部にはコロナ帯電器と
しての転写コロトロンを配置し、前記転写コロトロンに
対して+4.2kV〜+12kVの電圧で、+50μA
〜+2000μAに設定され転写電流が印加される。ま
た、前記図2に示されたように、用紙を転写ベルトから
剥離する位置には、樹脂材料により構成される剥離爪部
材26と、用紙と転写ベルトに対して除電作用を行うた
めの除電コロトロン45を配置して、前記除電コロトロ
ン45に対しては、交流発振時の直流バイアスが印加可
能な交流帯電器で構成している。
て、感光体ドラムからの画像転写部にはコロナ帯電器と
しての転写コロトロンを配置し、前記転写コロトロンに
対して+4.2kV〜+12kVの電圧で、+50μA
〜+2000μAに設定され転写電流が印加される。ま
た、前記図2に示されたように、用紙を転写ベルトから
剥離する位置には、樹脂材料により構成される剥離爪部
材26と、用紙と転写ベルトに対して除電作用を行うた
めの除電コロトロン45を配置して、前記除電コロトロ
ン45に対しては、交流発振時の直流バイアスが印加可
能な交流帯電器で構成している。
【0029】また、前記図2に示されるように、用紙搬
送部に沿って複数の感光体ドラム3、3a……を配置
し、前記感光体ドラムからの画像転写のために転写コロ
トロン30、31……を配置した状態では、図3のグラ
フに示されるような転写ベルトの帯電状態が設定され
る。前記図3のグラフに示される例において、転写ベル
トに対して用紙を付着保持させる前の段階で、除電コロ
トロン37により除電することにより転写ベルトの表面
電位は0になる。その後で、用紙を転写ベルトに付着さ
せるために、帯電コロトロン35により帯電させる作用
を加え、さらに、感光体ドラムからの画像の転写のため
の4つの転写コロトロン30〜33から放電を繰り返す
ことにより、転写ベルトの表面電位は−4000V程度
まで上昇する。前記転写ベルトに対しては、用紙を剥離
する位置で剥離コロトロン36からの放電を行うことに
より、表面電位が若干低下するが、その電位の低下量は
比較的小さい値となり、用紙は転写ベルトに対して非常
に大きな値の静電気により付着保持される作用が加えら
れている状態で、剥離部で剥離される作用が行われるこ
とになる。
送部に沿って複数の感光体ドラム3、3a……を配置
し、前記感光体ドラムからの画像転写のために転写コロ
トロン30、31……を配置した状態では、図3のグラ
フに示されるような転写ベルトの帯電状態が設定され
る。前記図3のグラフに示される例において、転写ベル
トに対して用紙を付着保持させる前の段階で、除電コロ
トロン37により除電することにより転写ベルトの表面
電位は0になる。その後で、用紙を転写ベルトに付着さ
せるために、帯電コロトロン35により帯電させる作用
を加え、さらに、感光体ドラムからの画像の転写のため
の4つの転写コロトロン30〜33から放電を繰り返す
ことにより、転写ベルトの表面電位は−4000V程度
まで上昇する。前記転写ベルトに対しては、用紙を剥離
する位置で剥離コロトロン36からの放電を行うことに
より、表面電位が若干低下するが、その電位の低下量は
比較的小さい値となり、用紙は転写ベルトに対して非常
に大きな値の静電気により付着保持される作用が加えら
れている状態で、剥離部で剥離される作用が行われるこ
とになる。
【0030】前記転写ベルトに支持される用紙をローラ
部材22の位置で剥離する際には、剥離コロトロン36
の放電により転写ベルトの表面電位を低下させる作用に
加えて、ローラ部材の径(曲率)を利用して用紙の腰の
強さにより、用紙の先端部が転写ベルトから自然に剥離
する作用を用いる。また、前記転写ベルトから用紙を自
然な状態で剥離する作用に加えて、剥離爪部材26によ
り強制的な剥離作用を行うようにする。しかしながら、
用紙の含水率、用紙先端部の微妙なカール(または用紙
のくせ)、または、帯電コロトロン35や剥離コロトロ
ン36の放電状態等の条件が作用して、用紙を正常に剥
離できない場合が生じる。前述したような剥離不良紙が
発生した場合には、前記剥離部の下流部に配置した剥離
ミスセンサScにより検知して、その検知情報を制御装
置に向けて出力する。さらに、本発明の用紙搬送装置で
は、定着装置5の下流部にもセンサS9を配置して、定
着装置から排出される用紙に対するジャム検知を行う手
段を設けている。
部材22の位置で剥離する際には、剥離コロトロン36
の放電により転写ベルトの表面電位を低下させる作用に
加えて、ローラ部材の径(曲率)を利用して用紙の腰の
強さにより、用紙の先端部が転写ベルトから自然に剥離
する作用を用いる。また、前記転写ベルトから用紙を自
然な状態で剥離する作用に加えて、剥離爪部材26によ
り強制的な剥離作用を行うようにする。しかしながら、
用紙の含水率、用紙先端部の微妙なカール(または用紙
のくせ)、または、帯電コロトロン35や剥離コロトロ
ン36の放電状態等の条件が作用して、用紙を正常に剥
離できない場合が生じる。前述したような剥離不良紙が
発生した場合には、前記剥離部の下流部に配置した剥離
ミスセンサScにより検知して、その検知情報を制御装
置に向けて出力する。さらに、本発明の用紙搬送装置で
は、定着装置5の下流部にもセンサS9を配置して、定
着装置から排出される用紙に対するジャム検知を行う手
段を設けている。
【0031】
【ジャム検知に対応する動作】前述したように構成して
なる本発明の画像形成装置の用紙搬送装置において、例
えば、A4サイズの用紙を連続的に横送りとする場合に
は、図1の搬送領域12、13には2枚、給紙路14に
は1枚、定着装置の位置に1枚、および、転写ベルト4
には2枚(実際には4枚)の用紙がそれぞれ搬送されて
いる。前述したような状態で用紙の搬送を行っている状
態で、用紙搬送装置にジャムが発生した場合には、その
ジャム発生位置に対応させて、以下に示すような処理を
行うことができる。
なる本発明の画像形成装置の用紙搬送装置において、例
えば、A4サイズの用紙を連続的に横送りとする場合に
は、図1の搬送領域12、13には2枚、給紙路14に
は1枚、定着装置の位置に1枚、および、転写ベルト4
には2枚(実際には4枚)の用紙がそれぞれ搬送されて
いる。前述したような状態で用紙の搬送を行っている状
態で、用紙搬送装置にジャムが発生した場合には、その
ジャム発生位置に対応させて、以下に示すような処理を
行うことができる。
【0032】a:給紙トレイ11からの給紙部でジャム
が発生した場合 給紙トレイからの給紙部でジャムが発生した場合には、
用紙搬送路内を搬送されてる途中の用紙に対しては、問
題が生じないので、画像形成途中の用紙に対しては、そ
のままのモードでコピーを作成する作用を継続する。す
なわち、転写ベルト4に担持されている用紙と、定着装
置5の部分にある用紙および、排出途中の用紙について
は、画像形成作業をそのまま継続して、正常コピーとし
て排出させる処理を行う。これに対して、転写ベルトの
上流側で給紙トレイとの間にある用紙については、ミス
コピーとして白紙のままで強制的に排出させることによ
り、給紙トレイの下流部の用紙搬送路から用紙を全部な
くすようにする。その後で、装置の動作を停止してオペ
レータに対してジャム発生箇所の給紙トレイを表示し、
給紙トレイを引き出してジャム処理を行うことを指令す
る。
が発生した場合 給紙トレイからの給紙部でジャムが発生した場合には、
用紙搬送路内を搬送されてる途中の用紙に対しては、問
題が生じないので、画像形成途中の用紙に対しては、そ
のままのモードでコピーを作成する作用を継続する。す
なわち、転写ベルト4に担持されている用紙と、定着装
置5の部分にある用紙および、排出途中の用紙について
は、画像形成作業をそのまま継続して、正常コピーとし
て排出させる処理を行う。これに対して、転写ベルトの
上流側で給紙トレイとの間にある用紙については、ミス
コピーとして白紙のままで強制的に排出させることによ
り、給紙トレイの下流部の用紙搬送路から用紙を全部な
くすようにする。その後で、装置の動作を停止してオペ
レータに対してジャム発生箇所の給紙トレイを表示し、
給紙トレイを引き出してジャム処理を行うことを指令す
る。
【0033】b:定着装置の周辺でジャムが発生した場
合 この場合には、ジャム紙の上流部の用紙搬送路にある用
紙に対して、強制排出の動作を行うことができないの
で、ジャム検知の後で直ちに装置の動作を停止し、オペ
レータに対して定着装置にある用紙を除去するように指
令を出力する。そして、オペレータは転写ベルトと定着
装置を一体化したユニットを装置本体から引き出して、
定着装置からジャム紙を除去してからユニットを元の位
置に装着し、装置のインターロックスイッチを作動させ
る。前記インターロックスイッチの情報にもとづいて、
画像形成装置の制御装置からは、用紙搬送路に残ってい
る用紙に対して強制的な排出を行うモードを設定し、用
紙を排出させる動作が開始される。前記強制排出モード
を実行するに際して、転写ベルトの位置にある用紙に対
しては、感光体ドラムから既に転写されたトナー画像を
担持させる状態で、定着装置を通して定着したものをミ
スコピーとして排出して処理する。さらに、転写ベルト
の上流側の用紙搬送路にある用紙に対しては、白紙のま
まで排出させるようにする。
合 この場合には、ジャム紙の上流部の用紙搬送路にある用
紙に対して、強制排出の動作を行うことができないの
で、ジャム検知の後で直ちに装置の動作を停止し、オペ
レータに対して定着装置にある用紙を除去するように指
令を出力する。そして、オペレータは転写ベルトと定着
装置を一体化したユニットを装置本体から引き出して、
定着装置からジャム紙を除去してからユニットを元の位
置に装着し、装置のインターロックスイッチを作動させ
る。前記インターロックスイッチの情報にもとづいて、
画像形成装置の制御装置からは、用紙搬送路に残ってい
る用紙に対して強制的な排出を行うモードを設定し、用
紙を排出させる動作が開始される。前記強制排出モード
を実行するに際して、転写ベルトの位置にある用紙に対
しては、感光体ドラムから既に転写されたトナー画像を
担持させる状態で、定着装置を通して定着したものをミ
スコピーとして排出して処理する。さらに、転写ベルト
の上流側の用紙搬送路にある用紙に対しては、白紙のま
まで排出させるようにする。
【0034】c:転写ベルトの位置でジャムが発生した
場合 この場合には、ジャム紙がベルトに対する吸着領域、ま
たは、画像転写部で停止しているのかは判断できないの
で、直ちに装置本体の動作を停止して、オペレータに対
して転写ベルトのユニットを本体から引き出して、ジャ
ム紙の除去を行うことを指令する。その後の動作は、前
記処理動作bの場合と同様にして行うようにする。
場合 この場合には、ジャム紙がベルトに対する吸着領域、ま
たは、画像転写部で停止しているのかは判断できないの
で、直ちに装置本体の動作を停止して、オペレータに対
して転写ベルトのユニットを本体から引き出して、ジャ
ム紙の除去を行うことを指令する。その後の動作は、前
記処理動作bの場合と同様にして行うようにする。
【0035】前記a〜cに示すように、用紙搬送路で発
生する代表的なジャムに対して、ジャム紙の処理の動作
を行うことができるが、他のエリアでジャムが発生した
場合にも、同様な処理作業を行うことができる。そし
て、画像形成部で用紙に対して画像を転写することがで
きる状態の用紙に対しては、通常のコピー作成時と同様
な画像転写の処理を行い、定着装置を通して定着し、コ
ピーを排出させるようにする。また白紙の状態で、また
は中途半端な画像の転写状態のままで強制的に排出させ
る用紙に対しては、少なくとも、転写ベルトに対する帯
電コロトロン35と、剥離コロトロン36からの放電作
用を継続させて、ベルトに対して静電的に用紙を担持さ
せる作用と、転写ベルトから用紙を剥離する作用を行わ
せることにより、転写ベルトにより搬送される領域で用
紙が不安定な状態で搬送されることがないようにされ
る。
生する代表的なジャムに対して、ジャム紙の処理の動作
を行うことができるが、他のエリアでジャムが発生した
場合にも、同様な処理作業を行うことができる。そし
て、画像形成部で用紙に対して画像を転写することがで
きる状態の用紙に対しては、通常のコピー作成時と同様
な画像転写の処理を行い、定着装置を通して定着し、コ
ピーを排出させるようにする。また白紙の状態で、また
は中途半端な画像の転写状態のままで強制的に排出させ
る用紙に対しては、少なくとも、転写ベルトに対する帯
電コロトロン35と、剥離コロトロン36からの放電作
用を継続させて、ベルトに対して静電的に用紙を担持さ
せる作用と、転写ベルトから用紙を剥離する作用を行わ
せることにより、転写ベルトにより搬送される領域で用
紙が不安定な状態で搬送されることがないようにされ
る。
【0036】
【転写ベルトに用紙を担持させながら搬送する場合】前
述したように、用紙を強制的に排出させる動作を行う場
合に、転写ベルトに対して帯電コロトロンからの放電に
よる用紙の担持作用を行う作用について考える。前記図
2に示される用紙搬送装置において、通常のコピー作成
時には、帯電コロトロン35には転写放電電流と同一極
性の電圧が印加されるが、前記帯電コロトロン35から
流れる電流は、その直後の転写コロトロン30の電流と
同じか、それ以下になるように設定される。実際には、
帯電コロトロン35による実効電流を+12μA、転写
コロトロン30〜33の実効転写電流を+17.5μA
とすると、前記図3のグラフに示されるように、転写ベ
ルトに対して用紙を吸着させる状態では、前記ベルトの
表面電位は−800V程度となる。また、強制排出モー
ドで各画像転写部の転写コロトロンを作動させない場合
には、前記ベルトの排出側端部で剥離コロトロン36の
放電を行うと、最終的には−1200V程度になる。
述したように、用紙を強制的に排出させる動作を行う場
合に、転写ベルトに対して帯電コロトロンからの放電に
よる用紙の担持作用を行う作用について考える。前記図
2に示される用紙搬送装置において、通常のコピー作成
時には、帯電コロトロン35には転写放電電流と同一極
性の電圧が印加されるが、前記帯電コロトロン35から
流れる電流は、その直後の転写コロトロン30の電流と
同じか、それ以下になるように設定される。実際には、
帯電コロトロン35による実効電流を+12μA、転写
コロトロン30〜33の実効転写電流を+17.5μA
とすると、前記図3のグラフに示されるように、転写ベ
ルトに対して用紙を吸着させる状態では、前記ベルトの
表面電位は−800V程度となる。また、強制排出モー
ドで各画像転写部の転写コロトロンを作動させない場合
には、前記ベルトの排出側端部で剥離コロトロン36の
放電を行うと、最終的には−1200V程度になる。
【0037】前述したような転写ベルトに対する帯電方
式に対して、各感光体ドラムからの画像の転写を行い、
通常のコピーを作成する動作を行う場合には、各感光体
ドラムに対応する転写コロトロン30〜33からの放電
が行われる。そして、前記図3のグラフに示されるよう
に、転写コロトロンからの放電により転写ベルトの表面
電位が段階的に上昇し、最終的には−4000V程度に
帯電するという現象が生じる。
式に対して、各感光体ドラムからの画像の転写を行い、
通常のコピーを作成する動作を行う場合には、各感光体
ドラムに対応する転写コロトロン30〜33からの放電
が行われる。そして、前記図3のグラフに示されるよう
に、転写コロトロンからの放電により転写ベルトの表面
電位が段階的に上昇し、最終的には−4000V程度に
帯電するという現象が生じる。
【0038】したがって、本発明の転写ベルトによる用
紙搬送装置においては、強制排出モードを設定して、帯
電コロトロン35と転写コロトロン30〜33を作動さ
せた場合に、通常の画像形成動作の時と同様に、転写ベ
ルトを除電する除電コロトロン37を同時に作動させ
て、残留電位を除去することが必要である。前述したよ
うにして、除電コロトロン37により転写ベルトの除電
作用を行わせる場合に、例えば、転写ベルトの残留電位
が−4000Vとすると、除電コロトロン37には+
2.5kV〜+4.5kV、周波数400Hz 〜100
0Hz の交番電流を必要に応じて調整し、位相を180
°ずらして印加することができる。そして、前記除電コ
ロトロン37の放電位置を通過した後で、転写ベルトの
表面電位は±2000V以内に制御することが可能にな
る。なお、前記除電コロトロンに対しては、前記交流成
分に加えて、直流成分を重畳して印加する手段を用いる
ことも可能である。
紙搬送装置においては、強制排出モードを設定して、帯
電コロトロン35と転写コロトロン30〜33を作動さ
せた場合に、通常の画像形成動作の時と同様に、転写ベ
ルトを除電する除電コロトロン37を同時に作動させ
て、残留電位を除去することが必要である。前述したよ
うにして、除電コロトロン37により転写ベルトの除電
作用を行わせる場合に、例えば、転写ベルトの残留電位
が−4000Vとすると、除電コロトロン37には+
2.5kV〜+4.5kV、周波数400Hz 〜100
0Hz の交番電流を必要に応じて調整し、位相を180
°ずらして印加することができる。そして、前記除電コ
ロトロン37の放電位置を通過した後で、転写ベルトの
表面電位は±2000V以内に制御することが可能にな
る。なお、前記除電コロトロンに対しては、前記交流成
分に加えて、直流成分を重畳して印加する手段を用いる
ことも可能である。
【0039】一方、用紙の強制排出モードにおいて、ミ
スコピーとして白紙で排出する場合には、用紙は各感光
体ドラムに対応する転写領域を通過して排出される。そ
の際に、転写ベルトに対して帯電コロトロン35の放電
により用紙を吸引保持させる作用を行うとともに、必要
に応じて転写コロトロン30〜33により放電を行っ
て、用紙が感光体ドラムに巻き付くことを防止しながら
搬送作用を行うようにする。前記転写ベルトにより用紙
を搬送する場合に、用紙に誘起されるマイナス電荷が、
特に用紙の後端部に集中し、用紙後端部が感光体ドラム
から離れる瞬間に空気を放電破壊する。そして、そのう
ちのプラスイオンが感光体ドラムに引き付けられ、感光
体ドラムの表面にプラスの電気的メモリーとなって残留
する。前記感光体ドラムに残留するメモリーは、感光体
ドラムに対して除電用光源からの光照射を受け、かつ、
帯電コロトロンからの放電領域を通過しても消えないと
いう特性があり、電位的にはバックグラウンド電位より
も若干低くなる。したがって、反転現像系のプロセスで
は、前記感光体ドラムの表面に残留した電荷が筋として
現像されてしまい、次のコピーでプリントアウトしてし
まうもので、この現象は、用紙強制排出モードにおい
て、感光体ドラムに対して除電コロトロンを作動させな
い時に特に顕著に発生する。
スコピーとして白紙で排出する場合には、用紙は各感光
体ドラムに対応する転写領域を通過して排出される。そ
の際に、転写ベルトに対して帯電コロトロン35の放電
により用紙を吸引保持させる作用を行うとともに、必要
に応じて転写コロトロン30〜33により放電を行っ
て、用紙が感光体ドラムに巻き付くことを防止しながら
搬送作用を行うようにする。前記転写ベルトにより用紙
を搬送する場合に、用紙に誘起されるマイナス電荷が、
特に用紙の後端部に集中し、用紙後端部が感光体ドラム
から離れる瞬間に空気を放電破壊する。そして、そのう
ちのプラスイオンが感光体ドラムに引き付けられ、感光
体ドラムの表面にプラスの電気的メモリーとなって残留
する。前記感光体ドラムに残留するメモリーは、感光体
ドラムに対して除電用光源からの光照射を受け、かつ、
帯電コロトロンからの放電領域を通過しても消えないと
いう特性があり、電位的にはバックグラウンド電位より
も若干低くなる。したがって、反転現像系のプロセスで
は、前記感光体ドラムの表面に残留した電荷が筋として
現像されてしまい、次のコピーでプリントアウトしてし
まうもので、この現象は、用紙強制排出モードにおい
て、感光体ドラムに対して除電コロトロンを作動させな
い時に特に顕著に発生する。
【0040】前述したような不都合が生じないようにす
るためには、強制排出モードを設定した場合に、感光体
ドラムに配置する帯電コロトロンと除電コロトロンと
を、通常のトナー画像形成の場合と同様にして作動させ
ることが有効である。そして、前記感光体ドラムに対応
して配置する2つのコロトロンを作動させることによ
り、感光体ドラムに対して帯電コロトロンからの放電に
より通常のバックグラウンド電位を付与し、除電コロト
ロンに対して前記帯電コロトロンと同極性の電位を印加
する。したがって、前述したような放電作用を行わせる
ことにより、用紙の後端部が感光体ドラムから離間する
際に、プラスの電気的なメモリーを打ち消すことができ
る。
るためには、強制排出モードを設定した場合に、感光体
ドラムに配置する帯電コロトロンと除電コロトロンと
を、通常のトナー画像形成の場合と同様にして作動させ
ることが有効である。そして、前記感光体ドラムに対応
して配置する2つのコロトロンを作動させることによ
り、感光体ドラムに対して帯電コロトロンからの放電に
より通常のバックグラウンド電位を付与し、除電コロト
ロンに対して前記帯電コロトロンと同極性の電位を印加
する。したがって、前述したような放電作用を行わせる
ことにより、用紙の後端部が感光体ドラムから離間する
際に、プラスの電気的なメモリーを打ち消すことができ
る。
【0041】さらに、感光体ドラムに対して帯電コロト
ロンからの放電を行う場合に、現像装置に2成分現像材
を用いた装置では、全ての現像装置の現像ローラに対し
て、バイアスを印加して、感光体ドラムに2成分現像材
のキャリヤが付着することを防止する手段を講じること
が必要である。前述したようにして、用紙を強制排出す
る場合でも、感光体ドラムに対応するプロセス装置とで
は、現像装置のモータを除いて、全てを通常の画像形成
時と同様な動作を行わせて、用紙を白紙のままで排出さ
せるようにすることが最も望ましいものとされる。
ロンからの放電を行う場合に、現像装置に2成分現像材
を用いた装置では、全ての現像装置の現像ローラに対し
て、バイアスを印加して、感光体ドラムに2成分現像材
のキャリヤが付着することを防止する手段を講じること
が必要である。前述したようにして、用紙を強制排出す
る場合でも、感光体ドラムに対応するプロセス装置とで
は、現像装置のモータを除いて、全てを通常の画像形成
時と同様な動作を行わせて、用紙を白紙のままで排出さ
せるようにすることが最も望ましいものとされる。
【0042】前述したようにして、用紙を強制排出する
場合には、図4のタイミングチャートに示されるような
各作動部材に対する制御が行われる。前記図4のタイミ
ングチャートにおいて、用紙を強制排出させるモードが
設定されると、感光体ドラムと転写ベルトの駆動モータ
はオンにされ、強制排出モードが終了するとオフにされ
る。前記動作に同期して、用紙剥離コロトロン36と、
ベルト除電コロトロン37がオン・オフされる。また、
転写ベルトに帯電させるための帯電コロトロン35は、
ベルトの除電コロトロン37に少し遅れたタイミング
で、除電された転写ベルトの位置が帯電コロトロン35
に到達する時期に合わせてオンにされ、用紙強制排出モ
ードでの最後の用紙が転写ベルトから排出された後で、
他の画像形成手段のオフの動作の前にオフにされる。
場合には、図4のタイミングチャートに示されるような
各作動部材に対する制御が行われる。前記図4のタイミ
ングチャートにおいて、用紙を強制排出させるモードが
設定されると、感光体ドラムと転写ベルトの駆動モータ
はオンにされ、強制排出モードが終了するとオフにされ
る。前記動作に同期して、用紙剥離コロトロン36と、
ベルト除電コロトロン37がオン・オフされる。また、
転写ベルトに帯電させるための帯電コロトロン35は、
ベルトの除電コロトロン37に少し遅れたタイミング
で、除電された転写ベルトの位置が帯電コロトロン35
に到達する時期に合わせてオンにされ、用紙強制排出モ
ードでの最後の用紙が転写ベルトから排出された後で、
他の画像形成手段のオフの動作の前にオフにされる。
【0043】前記転写ベルトに配置するコロトロンとは
別に、感光体ドラムに配置する帯電コロトロン40は、
感光体ドラムと転写ベルトの動作開始時期に少し遅れて
作動され、感光体ドラムの回転終了時よりも早くオフに
される。また、感光体ドラムに対して配置する除電ラン
プ44は、感光体ドラムの回転に同期してオン・オフを
行うが、現像装置42の現像バイアスは、感光体ドラム
の回転に対して少し遅れてオンにされ、回転終了よりも
先にオフにされる。なお、感光体ドラムを回転させる動
作に対して、書き込み装置は作動されなく、したがっ
て、感光体ドラムに帯電させても画像の形成の動作は行
われずに、現像装置からはトナーもキャリヤも移転され
ることはない。さらに、感光体ドラムに対応させて配置
する転写コロトロン30〜33は、用紙の移動のタイミ
ングに合わせて、順次所定の時間だけ放電作用を行うよ
うにする。
別に、感光体ドラムに配置する帯電コロトロン40は、
感光体ドラムと転写ベルトの動作開始時期に少し遅れて
作動され、感光体ドラムの回転終了時よりも早くオフに
される。また、感光体ドラムに対して配置する除電ラン
プ44は、感光体ドラムの回転に同期してオン・オフを
行うが、現像装置42の現像バイアスは、感光体ドラム
の回転に対して少し遅れてオンにされ、回転終了よりも
先にオフにされる。なお、感光体ドラムを回転させる動
作に対して、書き込み装置は作動されなく、したがっ
て、感光体ドラムに帯電させても画像の形成の動作は行
われずに、現像装置からはトナーもキャリヤも移転され
ることはない。さらに、感光体ドラムに対応させて配置
する転写コロトロン30〜33は、用紙の移動のタイミ
ングに合わせて、順次所定の時間だけ放電作用を行うよ
うにする。
【0044】前述したようにして、用紙を強制排出する
モードを設定した場合に、転写ベルトと感光体ドラムに
対して設けた放電手段等を、前記図4のタイミングチャ
ートに示されるようにして作動させることにより、用紙
が感光体ドラムから離れる状態で、剥離放電現象が生じ
ることを防止できる。そして、各放電手段を作動させる
ことにより、感光体ドラムの表面に放電による電気的な
メモリーが残留することを防止でき、さらに、2成分ト
ナーを使用する現像装置では、現像材のキャリャが感光
体ドラムに付着することを防止できる。
モードを設定した場合に、転写ベルトと感光体ドラムに
対して設けた放電手段等を、前記図4のタイミングチャ
ートに示されるようにして作動させることにより、用紙
が感光体ドラムから離れる状態で、剥離放電現象が生じ
ることを防止できる。そして、各放電手段を作動させる
ことにより、感光体ドラムの表面に放電による電気的な
メモリーが残留することを防止でき、さらに、2成分ト
ナーを使用する現像装置では、現像材のキャリャが感光
体ドラムに付着することを防止できる。
【0045】
【1つの感光体を用いる画像形成装置の例】前記本発明
の実施例は、複数の感光体ドラムを転写ベルトによる用
紙搬送手段に沿わせて配置して、カラートナー画像を用
紙に重ねて転写するカラー電子写真複写機において、用
紙搬送路でのジャム処理を行う場合について説明した
が、本発明のジャム処理の動作は、図5のような装置に
も適用が可能である。前記図5に示される例では、1つ
の感光体ドラム3のみを配置して、モノクロの画像を形
成する装置を構成しており、感光体ドラム3に対して
は、前記図2の場合と同様なプロセス部材40〜45等
を配置する。また、用紙を搬送する転写ベルト4に対し
ては、用紙を吸着する位置に帯電コロトロン35と押圧
ローラ25を配置し、用紙を剥離する位置には剥離コロ
トロン36を、ベルトの戻り位置には除電コロトロン3
7をそれぞれ配置している。
の実施例は、複数の感光体ドラムを転写ベルトによる用
紙搬送手段に沿わせて配置して、カラートナー画像を用
紙に重ねて転写するカラー電子写真複写機において、用
紙搬送路でのジャム処理を行う場合について説明した
が、本発明のジャム処理の動作は、図5のような装置に
も適用が可能である。前記図5に示される例では、1つ
の感光体ドラム3のみを配置して、モノクロの画像を形
成する装置を構成しており、感光体ドラム3に対して
は、前記図2の場合と同様なプロセス部材40〜45等
を配置する。また、用紙を搬送する転写ベルト4に対し
ては、用紙を吸着する位置に帯電コロトロン35と押圧
ローラ25を配置し、用紙を剥離する位置には剥離コロ
トロン36を、ベルトの戻り位置には除電コロトロン3
7をそれぞれ配置している。
【0046】そして、給紙部に配置する給紙トレイ11
a、11b……から送り出した用紙を、用紙給紙路14
を介して転写ベルト4に保持させる状態で、感光体ドラ
ム3の画像を転写コロトロン30の放電により、トナー
画像の転写を行わせるようにする。用紙に対してトナー
画像の転写を行った後で、用紙を転写ベルトから剥離し
て定着装置5を通して定着し、コピーとして完成したも
のを排出トレイに向けて送り出すようにする。また、前
記用紙給紙路において、用紙のジャムが発生した場合に
は、そのジャム発生位置に対応させて、用紙の排出の処
理を行うことができるようにする。
a、11b……から送り出した用紙を、用紙給紙路14
を介して転写ベルト4に保持させる状態で、感光体ドラ
ム3の画像を転写コロトロン30の放電により、トナー
画像の転写を行わせるようにする。用紙に対してトナー
画像の転写を行った後で、用紙を転写ベルトから剥離し
て定着装置5を通して定着し、コピーとして完成したも
のを排出トレイに向けて送り出すようにする。また、前
記用紙給紙路において、用紙のジャムが発生した場合に
は、そのジャム発生位置に対応させて、用紙の排出の処
理を行うことができるようにする。
【0047】前記図5に示される装置では、例えば、給
紙トレイからの給紙部でジャムが発生した場合には、用
紙搬送路内を搬送されている途中の用紙に対しては、問
題が生じないので、画像形成途中の用紙に対しては、そ
のままのモードでコピーを作成する作用を継続する。ま
た、定着装置の周辺でジャムが発生した場合には、ジャ
ム紙の上流部の用紙搬送路にある用紙に対して、強制排
出の動作を行うことができないので、ジャム検知の後で
直ちに装置の動作を停止し、オペレータに対して定着装
置にある用紙を除去するように指令を出力する。そし
て、オペレータは転写ベルトと定着装置を一体化したユ
ニットを装置本体から引き出して、定着装置からジャム
紙を除去してから、用紙搬送路に残っている用紙に対し
て強制的な排出を行うモードを設定し、用紙を排出させ
る動作が開始される。
紙トレイからの給紙部でジャムが発生した場合には、用
紙搬送路内を搬送されている途中の用紙に対しては、問
題が生じないので、画像形成途中の用紙に対しては、そ
のままのモードでコピーを作成する作用を継続する。ま
た、定着装置の周辺でジャムが発生した場合には、ジャ
ム紙の上流部の用紙搬送路にある用紙に対して、強制排
出の動作を行うことができないので、ジャム検知の後で
直ちに装置の動作を停止し、オペレータに対して定着装
置にある用紙を除去するように指令を出力する。そし
て、オペレータは転写ベルトと定着装置を一体化したユ
ニットを装置本体から引き出して、定着装置からジャム
紙を除去してから、用紙搬送路に残っている用紙に対し
て強制的な排出を行うモードを設定し、用紙を排出させ
る動作が開始される。
【0048】さらに、転写ベルトの位置でジャムが発生
した場合には、ジャム紙が転写ベルトに対する吸着領
域、または、画像転写部で停止しているのかは判断でき
ないので、直ちに装置本体の動作を停止して、オペレー
タに対して転写ベルトのユニットを本体から引き出し
て、ジャム紙の除去を行うことを指令する。前述したよ
うな自動排出モードにしたがって、用紙搬送路内にある
用紙の強制排出の処理を行うことにより、ジャムの後処
理を行うことができる。前記動作に加えて、用紙の強制
排出の動作を行う際には、転写ベルトに対して帯電と除
電を行う作用と、感光体ドラムに対して帯電と除電を行
う作用は、前記複数の感光体ドラムを用いる場合と同様
にして行うようにする。そして、本発明の装置では、用
紙の強制排出の動作を行う際に感光体ドラムに対して放
電等による影響が生じないようにすることが可能であ
り、また、用紙の搬送・排出の動作を良好な状態で行い
得るようにすることが可能になる。
した場合には、ジャム紙が転写ベルトに対する吸着領
域、または、画像転写部で停止しているのかは判断でき
ないので、直ちに装置本体の動作を停止して、オペレー
タに対して転写ベルトのユニットを本体から引き出し
て、ジャム紙の除去を行うことを指令する。前述したよ
うな自動排出モードにしたがって、用紙搬送路内にある
用紙の強制排出の処理を行うことにより、ジャムの後処
理を行うことができる。前記動作に加えて、用紙の強制
排出の動作を行う際には、転写ベルトに対して帯電と除
電を行う作用と、感光体ドラムに対して帯電と除電を行
う作用は、前記複数の感光体ドラムを用いる場合と同様
にして行うようにする。そして、本発明の装置では、用
紙の強制排出の動作を行う際に感光体ドラムに対して放
電等による影響が生じないようにすることが可能であ
り、また、用紙の搬送・排出の動作を良好な状態で行い
得るようにすることが可能になる。
【0049】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、前述したよう
な構成を有するものであるから、転写ベルトによる搬送
経路とその前後の用紙搬送路でジャムが発生した場合
に、用紙を転写ベルトに吸引保持させる作用等を継続し
ながら、用紙を強制的に排出させる作用を行うことがで
きる。また、用紙を強制的に排出させるモードを用いる
際に、転写ベルトに対して用紙を静電的に付着させる手
段と、用紙を剥離させる手段としての剥離コロトロンか
らの放電を継続するとともに、感光体ドラムに対して用
紙が静電的に付着することを防止する手段を作動させる
ことができる。そして、用紙が転写ベルトにより搬送さ
れる途中で、感光体ドラム等に巻き付いたり、転写ベル
トから離れたりすることを防止して、転写ベルトにより
用紙を搬送して強制的な排出の作用を行い得るようにす
ることが可能であり、強制排出の動作を行っている途中
で、新たにジャムが発生することを防止することができ
る。
な構成を有するものであるから、転写ベルトによる搬送
経路とその前後の用紙搬送路でジャムが発生した場合
に、用紙を転写ベルトに吸引保持させる作用等を継続し
ながら、用紙を強制的に排出させる作用を行うことがで
きる。また、用紙を強制的に排出させるモードを用いる
際に、転写ベルトに対して用紙を静電的に付着させる手
段と、用紙を剥離させる手段としての剥離コロトロンか
らの放電を継続するとともに、感光体ドラムに対して用
紙が静電的に付着することを防止する手段を作動させる
ことができる。そして、用紙が転写ベルトにより搬送さ
れる途中で、感光体ドラム等に巻き付いたり、転写ベル
トから離れたりすることを防止して、転写ベルトにより
用紙を搬送して強制的な排出の作用を行い得るようにす
ることが可能であり、強制排出の動作を行っている途中
で、新たにジャムが発生することを防止することができ
る。
【0050】また、本発明の装置では、強制排出の動作
を行う際に、ジャムの発生位置の情報に応じて、用紙搬
送路に残留する用紙に対して、コロトロン等を作動させ
ながら排出するモードと、放電等を行わずに排出させる
モードを適宜選択可能に構成しており、用紙搬送路から
用紙を排出する際に、用紙が感光体ドラムに巻き付いた
りすることを防止しながら排出作業を行うことができ
る。そして、用紙搬送路内で残留する用紙に対して、強
制的に排出した用紙を、パージトレイ等に排出すること
により、オペレータに対して後処理の動作を容易に行わ
せ得るようにする。さらに、ジャム位置に応じて、正常
にコピーの作成作業を継続することが可能である場合に
は、強制排出の動作を行う際に、感光体ドラムに放電の
メモリーが残ったりして、その後のコピーに汚れを作っ
たりすることを防止でき、ジャム処理の後で、正常なコ
ピーの作成の動作を早期に再開することが可能になる。
を行う際に、ジャムの発生位置の情報に応じて、用紙搬
送路に残留する用紙に対して、コロトロン等を作動させ
ながら排出するモードと、放電等を行わずに排出させる
モードを適宜選択可能に構成しており、用紙搬送路から
用紙を排出する際に、用紙が感光体ドラムに巻き付いた
りすることを防止しながら排出作業を行うことができ
る。そして、用紙搬送路内で残留する用紙に対して、強
制的に排出した用紙を、パージトレイ等に排出すること
により、オペレータに対して後処理の動作を容易に行わ
せ得るようにする。さらに、ジャム位置に応じて、正常
にコピーの作成作業を継続することが可能である場合に
は、強制排出の動作を行う際に、感光体ドラムに放電の
メモリーが残ったりして、その後のコピーに汚れを作っ
たりすることを防止でき、ジャム処理の後で、正常なコ
ピーの作成の動作を早期に再開することが可能になる。
【図1】 本発明の画像形成装置の構成を示す説明図で
ある。
ある。
【図2】 本発明の転写ベルトに対して配置する装置の
構成を示す説明図である。
構成を示す説明図である。
【図3】 転写ベルトの帯電状態を示すグラフである。
【図4】 ジャム処理に際しての各装置の動作を示すタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図5】 1つの感光体ドラムを用いる画像形成装置の
説明図である。
説明図である。
1 画像形成装置、 2 画像転写部、 3 感
光体ドラム、4 転写ベルト、 5 定着装置、
10 給紙部、11 給紙トレイ、 21〜24
ローラ部材、27 クリーニング装置、 30〜3
3 転写コロトロン、35 帯電コロトロン、 3
6 剥離コロトロン、37 除電コロトロン、 4
0 帯電コロトロン。
光体ドラム、4 転写ベルト、 5 定着装置、
10 給紙部、11 給紙トレイ、 21〜24
ローラ部材、27 クリーニング装置、 30〜3
3 転写コロトロン、35 帯電コロトロン、 3
6 剥離コロトロン、37 除電コロトロン、 4
0 帯電コロトロン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/06 G03G 15/00 526 G03G 15/01 G03G 15/14 101 G03G 21/14
Claims (3)
- 【請求項1】 記録紙を静電的に担持する記録紙担持手
段による記録紙の搬送経路に沿わせて、1つまたは複数
個の画像担持体を配置して用紙搬送路を構成し、 前記画像担持体に対して画像の情報を書き込んでトナー
画像を形成する手段と、前記トナー画像を記録紙に転写
する手段を配置し、 前記記録紙担持手段の端部に記録紙を分離して定着装置
に向けて送り出す手段を設けてなる画像形成装置におい
て、 前記記録紙担持手段による用紙搬送路に対して紙詰りを
検知する検知手段を複数配置し、 前記検知手段からの情報にしたがって、用紙搬送路内に
ある記録紙を強制的に排出させるための制御手段を設け
るとともに、 前記記録紙を強制排出する際に、前記紙詰りの検知手段
の情報にもとづいて、画像担持体、記録紙および記録紙
担持手段に作用する画像形成装置の各手段に対して、作
動、不作動を任意に選択して制御することを特徴とする
画像形成装置のジャム処理装置。 - 【請求項2】 前記記録紙の紙詰りの情報にもとづい
て、記録紙を強制排出するに際して、 用紙搬送路内に残っている記録紙に対して、正常な画像
形成を続行することが困難であると判断した場合に、 記録紙担持手段に対応する帯電および除電手段のみを作
動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置のジャム処理装置。 - 【請求項3】 前記記録紙の紙詰りの情報にもとづい
て、記録紙を強制排出するに際して、 用紙搬送路内に残っている記録紙に対して、正常な画像
形成を続行することが可能であると判断した場合に、 通常の画像形成の動作を継続しながら記録紙を排出させ
る動作を継続するとともに、用紙搬送路に対して新たな
記録紙を供給しない制御を行うことを特徴とする請求項
1に記載の画像形成装置のジャム処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12572094A JP3282373B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 画像形成装置のジャム処理装置 |
US08/417,038 US5502545A (en) | 1994-05-16 | 1995-04-05 | Jam processing device suitable for use in an image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12572094A JP3282373B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 画像形成装置のジャム処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07309479A JPH07309479A (ja) | 1995-11-28 |
JP3282373B2 true JP3282373B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=14917098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12572094A Expired - Fee Related JP3282373B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 画像形成装置のジャム処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5502545A (ja) |
JP (1) | JP3282373B2 (ja) |
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-
1994
- 1994-05-16 JP JP12572094A patent/JP3282373B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-04-05 US US08/417,038 patent/US5502545A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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JPH07309479A (ja) | 1995-11-28 |
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