JPH07281534A - 画像形成装置の剥離不良紙処理装置および剥離不良紙 処理方法 - Google Patents

画像形成装置の剥離不良紙処理装置および剥離不良紙 処理方法

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JPH07281534A
JPH07281534A JP6089115A JP8911594A JPH07281534A JP H07281534 A JPH07281534 A JP H07281534A JP 6089115 A JP6089115 A JP 6089115A JP 8911594 A JP8911594 A JP 8911594A JP H07281534 A JPH07281534 A JP H07281534A
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JP6089115A
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Mikio Kobayashi
幹男 小林
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置において画像転写部に沿って用
紙を担持しながら搬送する転写ベルトに対して、剥離不
良が生じた場合に、後続の用紙を排出した後に転写ベル
トを逆転させ、ジャム紙を容易に除去できる位置にまで
戻すようにする。 【構成】 感光体ドラム3、3a……からトナー画像を
転写する位置に配置する転写ベルト4は、駆動プーリ部
材24と複数のプーリ部材21〜23に支持されて駆動
される。前記転写ベルト4に対して、用紙の剥離位置で
剥離不良が生じた場合には、剥離不良紙を担持したまま
で、転写ベルトを正転方向に駆動し、剥離不良紙以外の
用紙が残っていない状態で転写ベルトを逆転駆動し、剥
離不良紙を除去可能な位置まで戻してから、オペレータ
に対してジャム処理を行うことを指令する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト状の転写材担持
部材に対して用紙等の転写紙を静電的に吸着保持させ、
複数の感光体ドラムからの画像転写部に沿わせて転写紙
を搬送しながら、トナー画像を重ねて転写する方式の画
像形成装置に関し、特に、転写材担持部材から転写紙を
剥離できなかった場合に、転写材担持部材を逆転駆動し
て剥離不良の転写紙を処理可能な位置に戻すことのでき
る画像形成装置の剥離不良紙処理装置および剥離不良紙
処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーコピーを作成可能な電子写真複写
機や、レーザビームプリンタ等の画像形成装置として
は、例えば、特開昭59−155870号公報等に示さ
れるような機構の装置が知られている。前記従来例のカ
ラー電子写真複写機においては、原稿の画像を色毎に分
解した情報にもとづいて、カラートナー画像を形成する
感光体ドラムを複数設け、前記感光体ドラムからの画像
転写部を転写材担持部材に沿わせて配置している。ま
た、転写紙としての用紙を、ベルト状の転写材担持部材
に対して静電的に担持させる状態で搬送しながら、前記
転写材担持部材に担持される用紙に対して、各感光体ド
ラムからのカラートナー画像を順次重ねて転写する方式
の装置を構成している。
【0003】前述したように、転写材担持部材に対して
転写紙を静電的に吸引保持させる装置では、カラートナ
ー画像を転写した後に、転写紙を転写材担持部材の端部
で剥離して、定着装置に向けて送り出す手段を設けるこ
とが必要である。そこで、一般の転写材担持部材を用い
る画像形成装置においては、転写紙を剥離する位置に小
径のローラ部材を配置して、転写材担持部材を急激に湾
曲させることにより転写紙を剥離する手段や、放電器等
を用いて静電的な吸着力を弱める作用を付与すること等
が行われている。また、前記剥離手段に付随させて、剥
離爪部材を転写紙の剥離部に配置して、剥離爪部材の先
端部を転写材担持部材の表面に接触させる等の手段を用
い、転写紙を剥離する方法等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような剥離爪部材を用いた転写紙の剥離手段を用いる
場合には、以下に示すような問題が発生するために、結
果的にある程度の剥離不良が生じることは避けられない
ものとなっている。そして、前記転写材担持部材を用い
た用紙搬送装置では、剥離不良が発生した場合に、その
剥離不良紙の除去性能を向上させることが要望されてい
る。転写紙を転写材担持部材に対して静電的に担持させ
る方式の装置では、剥離爪部材を導電性の良好な金属で
構成する場合には、帯電している転写材担持部材と剥離
爪部材の間で空間放電現象が生じてノイズを発生させた
り、転写紙に転写したトナー画像を乱す等の問題が生じ
る。
【0005】また、剥離爪部材を絶縁性の良好な樹脂材
料で構成した場合には、剥離時の転写紙の電荷が誘導帯
電により剥離爪部材の表面に移転し、その剥離爪部材の
帯電が限度を越えると、剥離爪部材に帯電した電荷が、
転写紙に移転して転写紙を帯電させてしまうという現象
が発生する。したがって、剥離爪部材を転写材担持部材
に近接させて配置することができないために、剥離爪部
材の先端部を転写材担持部材から所定の距離離した状態
で配置する方式を用いざるを得ず、転写材担持部材から
転写紙を剥離する性能に支障が生じる。
【0006】そこで、前述したような問題を解消するた
めに、例えば、特開平4−360180号公報等に示さ
れるように、転写紙の剥離不良が生じたことを検知した
場合に、転写材担持部材に担持される転写紙を剥離不良
紙処理に適する位置まで移動させる手段を設けることが
提案されている。前記従来例においては、転写材担持部
材としてドラム状の部材を用い、カラートナー画像を形
成する感光体ドラムに対して複数の現像装置を配置し
て、感光体ドラムに異なる色のカラートナー画像が形成
される都度、転写材担持部材に担持される転写紙を回転
させて転写する方式の装置を構成している。
【0007】ところが、前述したような転写ドラムを使
用する装置では、転写材担持部材が比較的小型の装置と
して構成されているものであり、1〜2枚の転写紙を静
電的に付着させて保持しているために、剥離不良紙処理
の動作を容易に行い得るという利点もある。これに対し
て、前記特開昭59−155870号公報等に示される
ような装置においては、画像転写部に3〜4枚の転写紙
を支持する状態で、転写紙に対して各感光体ドラムに形
成したカラートナー画像を順次転写する方式を用いてい
るために、1枚の転写紙が剥離不良を生じた場合に、そ
の上流部に残ってる転写紙の処理の動作が面倒になると
いう問題がある。
【0008】
【発明の目的】本発明は、従来のベルトを転写材担持部
材として用いた画像形成装置の問題を解消するもので、
転写材担持部材から剥離できない転写紙を検知した際
に、剥離不良紙の上流部に残っている用紙の排出を行っ
た後に、剥離不良紙を転写材担持部材の逆転により処理
可能な位置に戻して処理する装置および処理方法を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の画像担
持体からの画像転写部を用紙搬送路に沿わせて配置し、
前記用紙搬送路に配置する転写材担持部材に対して静電
的に転写紙を支持する手段を構成し、前記転写紙を転写
材担持部材の端部で剥離して定着装置に向けて送り出す
手段を設けた画像形成装置に関する。本発明において
は、前記転写材担持部材に対して正逆方向に駆動可能な
駆動手段を配置するとともに、転写材担持部材から転写
紙を剥離する位置に対応させて剥離状態を検知する手段
を配置し、転写紙の剥離不良を検知した際に、転写材担
持部材を逆転駆動して剥離不良の転写紙を剥離部に向け
て戻す機構を設けている。また、本発明においては、転
写材担持部材に転写紙を通常に接触させる位置と、転写
紙を転写材担持部材から通常に剥離する位置までの距離
および転写紙の最大長さの和に対して、転写材担持部材
から転写紙を通常に剥離させる位置から、転写材担持部
材の正規な駆動方向の下流側にある他の接触部材との距
離を長く設定する装置を構成できる。
【0010】さらに、本発明においては、前記転写材担
持部材に対して正逆方向に駆動可能な駆動手段を配置
し、転写材担持部材から転写紙を剥離する位置に対応さ
せて剥離状態を検知する手段を配置し、前記検知手段に
設定する制御手段の情報にもとづいて、転写材担持部材
に対する駆動の制御を行うとともに、転写紙の剥離不良
を検知した際に、転写材担持部材に担持される後続の転
写紙を排出させる動作を行い、次いで、転写材担持部材
を逆方向に駆動して剥離されていない転写紙を剥離部ま
で戻す動作を行う処理方法を用いることができる。
【0011】前記処理方法に加えて、本発明において
は、転写紙が転写材担持部材から剥離できなかった状態
を検知した後で、その後に転写材担持部材を正規な方向
に駆動する時間または距離を記憶しておき、転写材担持
部材を逆転駆動する時間または距離を、前記正規な駆動
時間または距離よりも大きな値に設定する方式を用いる
ことも可能である。前記方法に加えて、本発明において
は、転写材担持部材から転写紙を正常に剥離できなかっ
た場合に、転写材担持部材の駆動装置を正規に作動させ
る際の速度、もしくは、転写材担持部材を逆方向に駆動
する速度を、通常の駆動速度と異なる値に設定して、転
写材担持部材に対する駆動を行う方法を用いることもで
きる。
【0012】
【作用】前述したように構成した本発明の画像形成装置
では、転写材担持部材に対して正逆方向に駆動可能な駆
動装置を設け、前記転写材担持部材の駆動装置に対し
て、剥離不良を検知する検知手段の情報にもとづいた制
御手段を配置する。そして、転写材担持部材から転写紙
が剥離されずに剥離不良紙が生じた場合には、剥離不良
紙の上流部で転写材担持部材に支持されている転写紙に
対して、転写材担持部材を正規な駆動方向に駆動して、
他の転写紙を先に排出させる動作を行い、その後に、転
写材担持部材に担持されたままで残っている転写紙を処
理可能な位置まで戻す動作を行わせるようにする。
【0013】また、剥離不良紙が転写材担持部材に担持
されたままで移動する際には、前記剥離不良紙が転写材
担持部材の移動方向の下流部に配置した他の装置に突入
して、別の箇所で剥離不良紙が生じる前の段階で停止さ
せ得るように転写材担持部材の経路を構成し、転写材担
持部材を逆転駆動して処理位置にまで戻すことができる
ようにする。したがって、本発明の画像形成装置の剥離
不良紙処理装置においては、剥離爪部材に対して厳密な
剥離性能を要求することなしに、画像形成装置の転写材
担持部材からの用紙の剥離作用を良好な状態で行わせる
ことが可能になる。
【0014】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の構成と、剥離不良紙処理方法を説明する。図1
に示される装置は、本発明の自動両面複写機として構成
される画像形成装置1の構成を示すもので、この例で
は、画像形成装置1の画像転写部2には、4個の感光体
ドラム3、3a、3b、3cをそれぞれ配置して、フル
カラー複写機として構成している。前記画像転写部2に
配置する感光体ドラム3、3a……は、各々に色の異な
る画像を形成するための書き込み手段と、トナー画像作
成機構等を配置し、コンピュータ等のような画像情報出
力装置から伝達される画像情報を色毎に分解して、感光
体ドラムに対してカラートナー画像を作成させ、転写紙
(以下用紙と呼ぶ)に転写させる機構を構成している。
また、前記画像転写部2において、用紙を搬送するため
の転写ベルト4は、用紙を転写材担持部材のベルト表面
に静電気により保持する手段を設けるもので、その他
に、任意の用紙保持手段を用いて用紙を保持し、カラー
トナー画像を重ねて転写する際に、画像の転写位置にズ
レ等が生じないようにする手段を構成している。
【0015】前記画像形成装置1においては、給紙部1
0に複数の給紙トレイ11、11a……を配置し、前記
給紙トレイに収容される用紙から、指定するサイズの用
紙を送り出すことができる。そして、給紙トレイから送
り出される用紙を給紙路14を介して搬送し、レジスト
ローラ装置により整合させる状態で、画像転写部の転写
材担持部材(以下転写ベルトと呼ぶ)に向けて送り、ト
ナー画像の転写を行い、その後に定着装置5を通して定
着し、搬送ローラ装置6と排出ローラ装置8により排出
トレイ19に向けて排出させる。また、本発明の装置で
は、片面コピーとして作成したものを、排出経路に設け
た反転手段を介して反転排出させることや直接排出する
等の、任意の排出モードを選択可能に構成している。前
記装置において、両面コピーを作成するために用いる反
転搬送経路は、前記ローラ装置6、8の間に配置する搬
送路切換え部材としての切換えゲート装置7を介して、
反転路15と両面インバータ装置16を設け、前記2つ
の搬送経路の間に、分岐手段を介して両面用搬送路部材
12を設けている。前記両面用搬送路部材12の下流側
には、給紙トレイ11からの給紙路を兼ねた整合搬送部
13を設けて、前記整合搬送部13を他のトレイからの
給紙路14に接続している。
【0016】また、前記反転搬送路において、両面イン
バータ装置16では搬送路に対して正逆方向に搬送可能
なローラ装置を配置しており、反転路15から送り込ま
れる用紙を、両面インバータ装置16に一旦収容し、そ
の後に、両面用搬送路部材12に向けて送り出す機能を
設けている。前記両面用搬送路部材12に対しては、反
転路15、両面インバータ装置16の接続部から、切換
えゲート装置を介して用紙を案内する手段を設けて、片
面コピー用紙を反転させる状態で送り出すことができる
ようにする。さらに、前記両面用搬送路部材12と給紙
路14の間に配置する整合搬送部13は、給紙トレイ1
1からの給紙路を構成するものであるが、その機能に加
えて、反転搬送路内部で用紙が搬送されている間に、用
紙にスキュー等が生じたものを整合させる機能を構成し
ている。例えば、前記整合搬送部13では、用紙を用紙
路の一方の整合壁部材に沿わせる状態で移動させ、用紙
に対する整合作用を付与して、給紙路14に向けて送り
出すことができるようにする。したがって、反転搬送路
の内部で整合手段を配置することにより、片面コピー用
紙に対して画像転写部の上流部で整合作用を付与する際
の負担を軽減することができるものとなる。
【0017】前述したように構成される用紙搬送路内部
では、第2面に画像が転写される用紙P1と、第1面に
画像が転写される用紙P6が画像転写部2に位置してお
り、給紙路14には第2面の画像転写に対応する用紙P
2が位置している。また、定着装置5の部分では、第1
面に画像が形成された用紙P5が定着される状態にあ
り、両面インバータ装置16には片面コピー用紙P4
が、両面用搬送路部材12には反転された片面コピー用
紙P3が、整合搬送部13には給紙トレイ11から新た
に送り出された用紙P7がそれぞれ位置しており、各搬
送区間に配置されるセンサS1〜Snにより、用紙の通
過を検知した情報を用いて、上流部の区間から用紙を送
り込むような制御方式を用いて、用紙の前後の間隔を詰
めるようにして搬送の動作を行うようにしている。
【0018】前記反転搬送路では、片面コピー用紙の間
に給紙トレイから送り出される用紙を介在させる状態で
用紙の搬送を行い、画像転写部2では、用紙に対して第
1面の画像転写と、第2面の画像転写の動作を順次繰り
返して行うことができるようにされる。そして、第2面
に画像が転写された用紙は、定着装置を通って排出トレ
イ19に向けて排出され、第1面に画像が転写され、片
面コピー用紙として作成された用紙は、切換えゲート装
置7を介して反転路15に送り込まれ、両面インバータ
装置16から両面用搬送路部材12に向けて、用紙を反
転させる状態で送り出すようにされる。なお、前記画像
形成装置において、通常の片面コピーのモードを設定し
た場合には、給紙トレイから送り出される用紙を、給紙
路14から画像転写部2を通して搬送し、定着装置5で
定着した後に、排出トレイ19に向けて送り出す。ま
た、前記片面コピーを排出トレイに向けて排出する際に
は、用紙を反転路15で反転させてから、排出トレイに
向けて排出するモードを選択することも可能である。さ
らに、給紙トレイに収容不能な特殊な用紙類や、少数枚
の用紙を用いてコピーを作成する場合には、手差しトレ
イ18から用紙を挿入することができることは、従来の
一般の電子写真複写機の場合と同様な動作により行われ
る。
【0019】
【転写材担持部材駆動装置の構成】前述したように構成
される画像形成装置において、感光体ドラムからの画像
転写部に沿って、用紙を搬送するための転写材担持部材
としての転写ベルト4は、図2に示されるように構成さ
れ、前記転写ベルト4の用紙搬送部の両側の部分は、図
3、4にそれぞれ示されるように構成されている。前記
図2に示される例において、転写ベルト4を駆動する駆
動装置20には、プーリ部材21〜24に巻き掛ける状
態で転写ベルト4を配置し、プーリ部材21と22によ
り支持される転写ベルト4の上面を用紙の搬送に用いる
ようにする。また、プーリ部材24を駆動プーリとして
構成し、前記駆動プーリ部材24に対して駆動モータ3
0からの駆動伝達手段を接続し、前記駆動モータ30を
正逆方向に駆動なモータとして構成し、転写ベルト4に
対して正規の方向に駆動する場合には、用紙を感光体ド
ラムからの画像転写部に沿って移動させながら、トナー
画像の転写を行うようにする。さらに、前記駆動モータ
30を逆方向に駆動する動作は、用紙の剥離を行い得な
かった状態で、剥離不良紙を除去位置に戻す場合に適用
する手段とされる。 前記図2に示される例において、
各感光体ドラム3、3a……に対応させて、転写ベルト
4の裏面には転写コロトロン40、41……をそれぞれ
配置し、感光体ドラムに形成されるカラートナー画像を
転写コロトロンの放電により用紙に転写させる手段を設
けている。また、前記用紙搬送装置の一方の端部には、
用紙を転写ベルトに対して静電的に付着保持させるため
の付着部を配置し、その用紙を付着させる位置を、符号
Nで示す位置に設定する。さらに、前記転写ベルトによ
る用紙搬送装置の他端部には、プーリ部材22の位置に
対応させて剥離部を配置し、前記剥離位置を符号Mで示
し、前記剥離位置の下流部には、後述するように、剥離
爪部材と検知手段をそれぞれ配置している。そして、前
記検知手段により転写ベルトから用紙が剥離されない状
態を検知した際には、その剥離不良(剥離不良紙)の情
報を制御装置31に向けて出力し、前記制御装置に設定
された制御プログラムにしたがって、剥離不良紙の処理
の動作を行わせるようにする。
【0020】前記図2に示される駆動装置において、転
写ベルトに対して用紙を付着させる側の端部には、図3
に示されるような部材を配置している。前記図3に示さ
れる例において、転写ベルト4を支持するプーリ部材2
1の下流部(転写ベルトの移動方向に対して)には、用
紙を転写ベルトに押圧するための押圧ローラ25を配置
し、前記押圧ローラ25に対して、転写ベルトの裏面に
は帯電コロトロン44を配置して転写ベルトに帯電させ
るようにしている。また、感光体ドラムに対応させて配
置する転写コロトロン40と、転写ベルトに担持される
用紙を感光体ドラムに対して位置決めするための押圧ブ
レード47を配置している。そして、前記押圧ブレード
47を支持部材48により支持し、前記支持部材48を
支軸49を介して揺動可能に設けるとともに、スプリン
グ49aにより押圧ブレード47を転写ベルトの裏面に
押圧する力を調整できるように構成している。
【0021】前記用紙搬送部に対応する装置の他に、プ
ーリ部材21の上流部には、クリーニングブラシ28と
ブレード部材29を組み合わせたクリーニング装置27
を配置して、転写ベルトの表面に付着した汚れを除去す
る手段を構成している。前記クリーニング装置27の上
流部には、プーリ部材23により張力を付与しながら支
持する手段と、転写ベルトの除電を行うための除電コロ
トロン46を配置し、転写ベルトに対して新たに用紙を
静電気により担持させる前の段階で、先に印加した電荷
を除去する手段を構成している。したがって、前記転写
ベルト4に対して用紙を付着保持するための電荷を除去
した後に、クリーニング装置により清掃を行い、新たに
別の用紙を保持させる作用を良好に行い得るようにす
る。
【0022】前記図3に示される例とは別に、図2の転
写ベルトに対して、他方の端部には、図4に示されるよ
うに用紙の剥離手段と、転写ベルトの駆動と案内を行う
手段を設けている。前記図4に示される例において、転
写ベルト4による用紙搬送部の端部をプーリ部材22に
より支持し、前記プーリ部材22により転写ベルトを急
激に湾曲させる位置で、用紙を剥離するための剥離爪部
材35を配置している。また、前記プーリ部材22の下
流部に配置する駆動プーリ部材24は、前述したように
駆動モータ30により駆動されるもので、転写ベルト4
を用紙に対する搬送方向に所定の速度で駆動する作用を
行うようにする。前記プーリ部材22による転写ベルト
の湾曲部に対応させて配置する剥離爪部材35は、支軸
36を介して揺動可能に設けられており、剥離爪部材の
先端部を軽く転写ベルトの表面に接触させる状態で、転
写ベルトから用紙を剥離する動作を行うようにする。
【0023】さらに、本発明の用紙剥離部に対応させ
て、正常に剥離された用紙を検知するためのセンサSa
と、転写ベルトに付着したままの状態で剥離部を通過し
た剥離不良紙を検知するためのセンサSbを配置して、
それぞれのセンサからの検知情報を、画像形成装置の用
紙搬送装置に対応する制御装置に向けて出力させるよう
にする。なお、本発明においては、説明を簡素化するた
めに、剥離不良紙検知センサSbの信号を制御装置31
に入力させて、前記制御装置31に設定した剥離不良紙
処理のプログラムにしたがって駆動モータ30を駆動
し、剥離不良紙の処理の動作を行う機構を仮定して説明
している。
【0024】
【剥離不良紙に対する処理の動作】前述したように構成
した用紙搬送装置において、転写ベルト4として用紙担
持シートと搬送用シートを一体に接続したものを用いる
ことができるもので、例えば、ポリエチレンテレフタレ
ートシート(PET)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂フ
ィルム等を使用して、誘電体の搬送用シートとして用い
ることができる。具体的には、前記転写ベルトとして、
厚さが50〜200μmで体積抵抗率が10 16〜1020
Ω・cmのポリエチレンテレフタレートフィルムで、厚さ
が75μmのものを単独で使用することができる。前記
転写ベルト4に支持される用紙に対して、感光体ドラム
からの画像転写部にはコロナ帯電器としての転写コロト
ロンを配置し、前記転写コロトロンに対して+4.2k
V〜+12kVの電圧で、+50μA〜+2000μA
の転写電流が印加される。また、前記図4に示されたよ
うに、用紙を転写ベルトから剥離する位置には、樹脂材
料により構成される剥離爪部材35と、用紙と転写ベル
トに対して除電作用を行うための剥離コロトロン45を
配置して、前記剥離コロトロン45に対しては、交流発
振時の直流バイアスが印加可能な交流帯電器で構成して
いる。
【0025】また、前記図2に示されるように、用紙搬
送部に沿って複数の感光体ドラム3、3a……を配置
し、前記感光体ドラムからの画像転写のために転写コロ
トロン40、41……を配置した状態では、図5のグラ
フに示されるような転写ベルトの帯電状態が設定され
る。前記図5のグラフにおいて、転写ベルトに対して用
紙を付着保持させる前の段階で、除電コロトロン46に
より除電することにより転写ベルトの表面電位は0にな
る。その後で、用紙を転写ベルトに付着させるために、
帯電コロトロン44により帯電させる作用を加え、さら
に、感光体ドラムからの画像の転写のための4つの転写
コロトロンから放電を繰り返すことにより、転写ベルト
の表面電位は−4000V程度まで上昇する。前記転写
ベルトに対しては、用紙を剥離する位置で剥離コロトロ
ン45からの放電を行うことにより、表面電位が若干低
下するが、その電位の低下量は比較的小さい値となる。
【0026】前記転写ベルトに支持される用紙をプーリ
部材22の位置で剥離する際には、剥離コロトロン45
の放電により転写ベルトの表面電位を低下させる作用に
加えて、プーリ部材の径(曲率)を利用して用紙の腰の
強さにより、用紙の先端部が転写ベルトから自然に剥離
する作用を用いる。しかしながら、用紙の含水率、用紙
先端部の微妙なカール(または用紙のくせ)、または、
帯電コロトロン44や剥離コロトロン45の放電状態等
の条件が作用して、用紙を正常に剥離できない場合が生
じる。前述したような剥離不良紙が発生した場合には、
前記図4の剥離ミスセンサSbにより検知し、その検知
情報を制御装置31に向けて出力する。
【0027】前記剥離不良紙を検知してから装置の制御
の動作を行う場合に、例えば、剥離不良紙を検知した信
号の直後に画像形成装置本体の制御装置での判断が終了
するタイミングで転写ベルトの駆動を停止すると、用紙
を転写ベルトから除去できない場合が生じる。また、用
紙の停止位置で剥離不良紙を取り出そうとすると、用紙
の近傍にある剥離爪部材やその他の部品を損傷する等の
問題が発生する恐れがある。さらに、センサ回路の検知
条件として、“no timing on check
jam”(用紙がそこにあれば常に異常と検知する)
としても、実際に制御装置が判断して転写ベルトの動作
が停止するのは、ソフトウエアタイミング、ハードウエ
アタイミングより数十〜数百十msec の時間が必要であ
り、仮にその時間を100msec とし、転写ベルトの速
度を160msec とすれば、検知手段(センサ)の位置
に対して、用紙先端部の停止位置が16mm程度ズレを生
じることになる。実際の例では、プーリ部材22による
用紙の剥離位置に対して、センサを配置する位置が25
mm程度下流部にあり、用紙が停止される位置はセンサか
ら20mm離れた位置になり、剥離ミスが生じた用紙は、
剥離位置から45mmもズレを生じ、転写ベルトに用紙が
巻き付いた状態で停止するという問題が発生していた。
【0028】前述したようにして、転写ベルトに対して
用紙が付着したままで巻き付いた場合には、用紙の先端
部にはオペレータの手を差し込むことができないので、
用紙を除去する際には、転写ベルトの上側から引っ張り
出す作業を行うことが必要となる。ところが、転写ベル
トに付着したままの用紙は、静電的に付着しているため
に、用紙を無理に引っ張り出すためには強い力を加える
ことが必要であり、その用紙の除去に際して、転写ベル
トを移動させてしまうという問題が生じる。しかしなが
ら、転写ベルトを駆動する駆動モータは、ステッピング
モータ等を使用しており、転写ベルトを介して駆動モー
タに回転力を加えることは、モータの異常等が発生する
原因となる。さらに、用紙を介して転写ベルトを移動さ
せることは、正常な転写ベルトの移動方向に対して、斜
めの力を加えたりすることになるために、転写ベルトの
レジ不良を引き起してしまうという問題が発生するとい
う問題がある。前述したような問題が発生することを防
止するために、本発明における制御装置においては、そ
の制御プログラムを図6のフローチャートに示されるよ
うに設定して、剥離不良紙の除去のための動作を行うよ
うにしている。
【0029】図6に示されるフローチャートにおいて、
用紙が転写ベルトに吸引保持され、通常の画像転写工程
を経て用紙剥離部に到達し、用紙に転写ベルトからの剥
離を行う動作を行っても、用紙の剥離が行われずにセン
サにより剥離不良紙を検知した状態が出力されて、ステ
ップa−1で制御装置が剥離不良紙を認識する。前記ス
テップにおいて制御装置が剥離不良紙の発生を認識する
と、ステップa−2において、装置本体の制御装置に設
定されている情報にもとづいて、画像形成装置の用紙搬
送路内部で搬送されている用紙の枚数の情報と、転写ベ
ルトに担持されて画像が正常に転写されている用紙の枚
数を判断する。
【0030】そして、剥離不良紙として判断された用紙
の後続の用紙で処理を必要とする用紙の枚数を判断す
る。前記ステップa−2に続いて、転写ベルトに対して
新たな用紙を供給する動作を停止(ステップa−3)す
る。しかし、転写ベルトに担持されている用紙に対して
ステップa−4でカラートナー画像を転写する動作を継
続し、そのカラートナー画像の転写の動作に対して転写
ベルトを正規の駆動方向に駆動し(ステップa−5)な
がら、後続の用紙を用紙剥離位置で排出させる動作を継
続する。前記ステップa−5の動作を行っている途中
で、ステップa−6で転写ベルトに担持される剥離不良
紙の他に後続の用紙が残っていないことを確認して、後
続の用紙の除去の動作が終了する。
【0031】前述したようにして、転写ベルトに担持さ
れる用紙が、剥離不良紙の他に残っていない状態で、ス
テップa−7で、転写ベルトに対して逆転方向に駆動を
行い、ステップa−8で剥離不良紙を除去可能な位置ま
で移動させてから、ステップa−9で転写ベルトに対す
る駆動を停止して、画像形成装置のコントロールパネル
等に対して、ジャム紙の除去の指令を表示し(ステップ
a−10)、オペレータに対して転写ベルトに付着して
いる用紙を除去させるようにする。そして、前記各ステ
ップにしたがって、転写ベルトから剥離不良紙を除去し
た後に、オペレータが処理作業の終了の情報を入力する
ことにより、画像形成装置は剥離不良紙に対応するコピ
ーの作成の動作に続いて、ステップa−4で終了したコ
ピーの後の用紙に対するコピー作成の動作を継続させる
ようにする。
【0032】また、前記ステップa−2において、剥離
不良紙の後に後続の用紙がない場合には、ステップa−
11に移行し、前記ステップa−7の場合と同様にし
て、転写ベルトを直ちに逆転方向に駆動し、ステップa
−12で剥離不良紙を除去可能な位置にまで戻したこと
を確認する。そして、前記ステップa−12で出力され
た情報にもとづいて、転写ベルトの逆転駆動を停止し
(ステップa−13)て、ステップa−14でオペレー
タに対して剥離不良紙を除去する指令を出力して、剥離
不良紙の除去作業を行わせるようにする。したがって、
前記ステップa−2で転写ベルトに後続の用紙が残って
いない状態では、剥離不良紙の処理の作業は、非常に単
純で簡単なステップを経て行うことが可能になる。
【0033】前述したようにして、転写ベルトから剥離
されない用紙が発生した場合には、用紙搬送部の長さと
されるベルト端部の地点M、Nの間隔と、用紙の最大長
さの和に対して、プーリ部材22と下流部に配置するク
リーニング装置等の装置との間隔が問題となる。例え
ば、転写ベルトに用紙を付着させる位置で、用紙の先端
部がある状態では、その先端部が付着保持されている用
紙に対しても、ジャム処理を行うことが必要となる。そ
こで、本発明の転写ベルトでは、プーリ部材22により
設定される転写材担持部材から転写紙を通常に剥離させ
る位置から、転写材担持部材の正規な駆動方向の下流側
にある他の接触部材との距離を、前記地点M、Nの間隔
と用紙の長さの和よりも、長く設定することにより、剥
離不良紙がクリーニング装置等に突入して、新たにジャ
ムが発生する原因をなくすようにしている。さらに、本
発明の転写ベルトに対する駆動装置においては、剥離不
良紙が生じたことを検知した後に、転写ベルトを正規な
方向に駆動する時間または距離を記憶しておき、転写ベ
ルトを逆転駆動する時間または距離を、前記正規な駆動
時間または距離よりも大きな値に設定する手段を用いる
こともできる。
【0034】前記制御方式の他に、本発明においては、
転写ベルトから用紙を正常に剥離できなかった場合に、
転写ベルトの駆動装置を正規に作動させる際の速度、も
しくは、転写ベルトを逆方向に駆動する速度を、通常の
駆動速度と異なる値に設定するような制御方式を用いる
こともできる。例えば、剥離不良紙が生じた場合に、そ
の剥離不良紙からコピーを作成し直すように、制御装置
のプログラムを設定している装置では、剥離不良紙が生
じた後に、感光体ドラムから後続の用紙に対する画像の
転写を中断することができる。そして、剥離不良紙の用
紙と、後続の転写ベルトに担持されている用紙に対し
て、転写ベルトの速度を高速で駆動し、剥離不良紙の後
続の用紙を全部排出させた後に、転写ベルトを逆転方向
に駆動して、剥離不良紙を除去可能な位置まで戻すよう
にする。したがって、前述したような高速駆動モードに
より転写ベルトを駆動した場合には、剥離不良紙を除去
するための条件の設定を高速で行うことが可能になる。
【0035】なお、前述したような剥離不良紙の処理を
行う画像形成装置としては、前記図2に示されるよう
に、自動両面複写機として構成される装置の他に、転写
ドラムに対して複数枚の用紙を静電的に担持させて、前
記転写ドラムを複数回回転させる途中で、用紙にカラー
トナー画像を重ねて転写する方式の画像形成装置に適用
することが可能なものである。また、本発明の画像形成
装置の剥離不良紙処理装置では、剥離不良紙を検知する
位置を、プーリ部材22に対応させて任意の位置に配置
することができるものであり、転写ベルトを駆動するた
めの駆動モータとしても、従来より一般の画像形成装置
に用いられているような、任意の正逆駆動可能なモータ
を使用することができる。さらに、剥離不良紙を除去可
能な位置で転写ベルトを停止し、オペレータに対して剥
離不良紙の除去を要求する指令は、一般の電子写真複写
機等に使用されているような任意の警報出力手段等を用
いて行うことも可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、前述したよう
に構成されているものであるから、転写ベルトに対して
正逆方向に駆動可能な駆動装置を設け、前記転写ベルト
の駆動装置に対して、剥離不良を検知する検知手段の情
報にもとづいた制御手段を配置して構成することができ
る。そして、転写ベルトから用紙が剥離されずに剥離不
良紙が生じた場合には、剥離不良紙の上流部で転写材担
持部材に支持されている用紙に対して、転写ベルトを正
規な駆動方向に駆動して、他の用紙を先に排出させる動
作を行い、その後に、転写ベルトに担持されたままで残
っている用紙を処理可能な位置まで戻す動作を行わせる
ようして、ジャム処理を行うことができる。また、剥離
不良紙が転写ベルトに担持されたままで移動する際に
は、前記剥離不良紙が用紙の移動方向の下流部に配置し
た他の装置に突入して、別の箇所で剥離不良紙が生じる
前の段階で停止させ得るように用紙の移動経路を構成
し、転写ベルトを逆転駆動して処理位置にまで戻すこと
ができるようにする。したがって、本発明の装置におい
ては、剥離爪部材に対して厳密な剥離性能を要求するこ
となしに、画像形成装置の転写ベルトからの用紙の剥離
の作用を良好な状態で行わせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置を適用可能な画像形成装置の構
成を示す説明図である。
【図2】 本発明の画像形成装置に用いる転写ベルトと
駆動装置の構成を示す説明図である。
【図3】 転写ベルトの一方の端部に配置する装置の関
係を示す説明図である。
【図4】 転写ベルトの他方の端部に配置する装置の関
係を示す説明図である。
【図5】 転写ベルトに帯電される電位を説明するグラ
フである。
【図6】 本発明の制御装置に設定される処理の動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置、 2 画像転写部、 3 感
光体ドラム、4 転写ベルト、 5 定着装置、
10 給紙部、11 給紙トレイ、 20 駆動
装置、 21〜24 プーリ部材、27 クリーニ
ング装置、 30 駆動モータ、 31 制御装
置、35 剥離爪部材、 40〜43 転写コロト
ロン、45 剥離コロトロン、 Sa・Sb セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 N 114 Z 21/14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像担持体からの画像転写部を用
    紙搬送路に沿わせて配置し、前記用紙搬送路に配置する
    転写材担持部材に対して静電的に転写紙を支持する手段
    を構成し、前記転写紙を転写材担持部材の端部で剥離し
    て定着装置に向けて送り出す手段を設けた画像形成装置
    において、 前記転写材担持部材に対して正逆方向に駆動可能な駆動
    手段を配置するとともに、転写材担持部材から転写紙を
    剥離する位置に対応させて剥離状態を検知する手段を配
    置し、 転写紙の剥離不良を検知した際に、転写材担持部材を逆
    転駆動して剥離不良の転写紙を剥離部に向けて戻す機構
    を設けたことを特徴とする画像形成装置の剥離不良紙処
    理装置。
  2. 【請求項2】 転写材担持部材に転写紙を通常に接触さ
    せる位置と、転写紙を転写材担持部材から通常に剥離す
    る位置までの距離および転写紙の最大長さの和に対し
    て、 転写材担持部材から転写紙を通常に剥離させる位置か
    ら、転写材担持部材の正規な駆動方向の下流側にある他
    の接触部材との距離を、長く設定することを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置の剥離不良紙処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の画像担持体からの画像転写部を用
    紙搬送路に沿わせて配置し、前記画像転写部に対応する
    用紙搬送路に配置する転写材担持部材に対して、複数枚
    の転写紙を所定の間隔を介して静電的に転写紙を支持す
    る手段を構成し、前記転写紙を転写材担持部材の端部で
    剥離して定着装置に向けて送り出す手段を設けた画像形
    成装置において、 前記転写材担持部材に対して正逆方向に駆動可能な駆動
    手段を配置し、転写材担持部材から転写紙を剥離する位
    置に対応させて剥離状態を検知する手段を配置し、前記
    検知手段に設定する制御手段の情報にもとづいて、転写
    材担持部材に対する駆動の制御を行うとともに、 転写紙の剥離不良を検知した際に、転写材担持部材に担
    持される後続の転写紙を排出させる動作を行い、 次いで、転写材担持部材を逆方向に駆動して剥離されて
    いない転写紙を剥離部まで戻す動作を行うことを特徴と
    する画像形成装置の剥離不良紙処理方法。
  4. 【請求項4】 転写紙が転写材担持部材から剥離できな
    かった状態を検知した後で、その後に転写材担持部材を
    正規な方向に駆動する時間または距離を記憶しておき、 転写材担持部材を逆転駆動する時間または距離を、前記
    正規な駆動時間または距離よりも大きな値に設定するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置の剥離不
    良紙処理方法。
  5. 【請求項5】 転写材担持部材から転写紙を正常に剥離
    できなかった場合に、転写材担持部材の駆動装置を正規
    に作動させる際の速度、もしくは、転写材担持部材を逆
    方向に駆動する速度を、通常の駆動速度と異なる値に設
    定することを特徴とする請求項3または4に記載の画像
    形成装置の剥離不良紙処理方法。
JP6089115A 1994-04-04 1994-04-04 画像形成装置の剥離不良紙処理装置および剥離不良紙 処理方法 Pending JPH07281534A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5678138A (en) * 1995-03-24 1997-10-14 Fuji Xerox Co., Ltd. Paper transport control system for an image forming apparatus
US6775486B2 (en) 2002-02-15 2004-08-10 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US6876820B2 (en) 2003-02-18 2005-04-05 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US6957022B2 (en) 2003-02-07 2005-10-18 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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US6876820B2 (en) 2003-02-18 2005-04-05 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
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