JP3074949B2 - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JP3074949B2 JP04207214A JP20721492A JP3074949B2 JP 3074949 B2 JP3074949 B2 JP 3074949B2 JP 04207214 A JP04207214 A JP 04207214A JP 20721492 A JP20721492 A JP 20721492A JP 3074949 B2 JP3074949 B2 JP 3074949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フルカラー画像を形
成する複写機、プリンタ等の多色画像形成装置に係り、
特に、フルカラー画像の各色成分毎に個別の単色画像形
成ユニットを有し、各単色画像形成ユニットにて形成さ
れた色成分画像を重ね合わせるようにした多色画像形成
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の多色画像形成装置は、所謂
タンデムタイプと称されるもので、例えばイエロ、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの各色系のトナー像を電子写真
方式にて形成し、画像転写部位に配置された転写器にて
記録シート側に前記トナー像を静電転写させる四組の単
色画像形成ユニットと、各単色画像形成ユニットの画像
転写部位に向けて記録シートを順次搬送するシート搬送
ベルトと、このシート搬送ベルトにて搬送された記録シ
ートに各色系のトナー像が多重転写された時点で、各ト
ナー像を記録シートに定着させる定着器とで構成されて
いる。
【0003】この種の多色画像形成装置にあっては、シ
ート搬送ベルトとして通常誘電体フィルムを使用し、所
定の帯電器でシート搬送ベルトを帯電することにより、
シート搬送ベルトに記録シートを静電吸着させるように
しているが、このようなタイプにおいては、各トナー像
の転写動作が繰り返される段階で順次シート搬送ベルト
の帯電量が増加することから、各トナー像の転写動作を
良好に保つためには、各単色画像形成ユニットの転写器
に対する印加電圧を各トナー像の転写を繰り返す毎に順
次増加し、各トナー像に対する転写電界を確実に作用さ
せることが必要になる(特開昭62−191863号参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の多
色画像形成装置にあっては、その用途の多様性から、記
録シートとして、通常の普通紙以外に、オーバヘッドプ
ロジェクタ用の透明シート(以下OHPシートという)
や厚紙等も使用されるが、OHPシートや厚紙等の絶縁
性の高い記録シートにあっては、図5に示すように、通
常の記録シートの場合に比べて、各単色画像形成ユニッ
トの転写器に対する印加電圧が各トナー像の転写を繰り
返す毎に加速的に大きくなってしまう。特に、OHPシ
ートの場合には、最終段の単色画像形成ユニットの転写
器に対する印加電圧として10KVを超える電圧が必要
になってしまい、必然的に高圧電源が大型化で且つ高価
になってしまうばかりか、異常放電を防止する上で転写
器そのものも大型化で且つ高価になってしまうという技
術的課題が生ずる。
【0005】この発明は、以上の技術的課題を解決する
ためになされたものであって、各単色画像形成ユニット
の転写手段に対する印加電圧を極端に大きく設定するこ
となく、OHPシートや厚紙等の絶縁性の高い記録シー
トに対する画像転写性能を良好に保つことができるよう
にした多色画像形成装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
図1に示すように、フルカラー画像の各色成分に対応し
た単色画像を電子写真方式にて形成し、画像転写部位に
て記録シート5側へ転写させる単色画像形成ユニット1
(例えば1a〜1d)と、各単色画像形成ユニット1
(1a〜1d)の画像転写部位を通過する経路に沿って
記録シート5が順次搬送される誘電体からなる搬送ベル
ト3を有し、シート吸着手段4にて搬送ベルト3に記録
シート5を静電吸着させるシート搬送手段2とを備えた
多色画像形成装置を前提とし、搬送ベルト3を帯電する
帯電手段6と、通常の絶縁性を有する記録シート5に対
しては帯電手段6の出力特性を標準仕様(帯電手段6の
出力極性が転写による搬送ベルト3の帯電極性と同一
で、記録シート5を吸着し得る程度の出力レベルを具
備)に設定する標準記録モードが選択され、一方、高絶
縁性の記録シート5に対しては上記帯電手段の出力極性
を反転若しくは出力レベルを低下させる特殊記録モード
が選択されるモード選択手段7とで上記シート吸着手段
4を構成するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】このような技術的手段において、帯電手段
6としては少なくともモード選択手段7の選択モードに
応じて出力特性が変化し得るものであれば、コロトロン
等の帯電器を用いる等適宜選定することができる。この
場合において、記録シート5への帯電性を良好に保つに
は、記録シート5の片側面に配設された帯電器と対向す
る部位に接地された導電性ロールを設ける等、記録シー
ト5への帯電電荷がシート全域に確実に広がるようにす
ることが好ましい。
【0008】また、モード選択手段7のモード選択方法
については、オペレータ等による人為的な選択であって
もよいし、あるいは、記録シート5がOHPシートや厚
紙であるか、それ以外であるかをシート種類検出手段に
て検出し、この検出信号に応じてモードを自動的に選択
するようにする等、適宜選定して差し支えない。そし
て、モード選択手段7のモード選択のタイミングについ
ても、使用する記録シート5に応じて直ちにモードを切
り換え選択するようにしてもよいが、例えばOHPシー
ト等の先端部を除く部分に対して帯電手段6による出力
極性、出力レベルを切り換えるようにすれば、OHPシ
ート等が感光ドラム等に巻き付く事態を有効に回避でき
る点で好ましい。
【0009】
【作用】上述したような技術的手段によれば、記録シー
ト5が通常の絶縁性を具備したものであれば、モード選
択手段7は標準記録モードを選択し、帯電手段6の出力
特性を標準仕様に設定する。すると、記録シート5は通
常の帯電条件で搬送ベルト3に静電吸着され、各単色画
像形成ユニット1は画像転写部位にて各色のトナー像を
記録シート5に順次転写する。また、記録シート5が高
絶縁性を具備したものであれば、モード選択手段7は特
殊記録モードを選択し、上記帯電手段6の出力極性を反
転若しくは出力レベルを低下させる。すると、高絶縁性
の記録シート5は通常の帯電条件と異なるが、搬送ベル
ト3上に確実に静電吸着されることになり、各単色画像
形成ユニット1は画像転写部位にて各色のトナー像を記
録シート5に順次転写する。ところが、この特殊記録モ
ードにおいては、搬送ベルト3吸着時における記録シー
ト5に対する初期帯電極性が転写電荷と逆極性であった
り、初期帯電電荷量が標準記録モードより少ないことか
ら、各転写手段に対する印加電圧をそれほど大きく設定
しなくとも、各トナー像の転写動作は良好に保たれる。
尚、通常の絶縁性を具備した記録シート5に対して上記
特殊記録モードを施すと、記録シート5の腰の弱さや記
録シート5の帯電状態等の影響によって、最初の単色画
像形成ユニット1aの画像転写部位を記録シート5が通
過する段階で記録シート5が単色画像形成ユニット1a
の感光ドラム等に巻き付いてしまう現象が多発した。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図2はこの発明が適用された所謂タンデム型のカラープ
リンタである。同図において、符号20a〜20d(全
体については20で示す)はイエロ(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)系のトナー像を
電子写真プロセスにて形成する単色画像形成ユニットで
あり、各単色画像形成ユニット20は、感光ドラム21
と、この感光ドラム21表面を予め帯電する帯電コロト
ロン22と、帯電された感光ドラム21上に静電潜像を
書き込む半導体レーザ23、イエロ、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色系のトナーが収容される現像器24
と、感光ドラム21上残留トナーを除去するためのクリ
ーナ25とを備えている。
【0011】また、符号30は記録シート39を搬送す
るシート搬送系であり、図示外の駆動モータによって回
転駆動される駆動ロール31と、この駆動ロール31に
対して平行配置され、図示外のアライメント調整機構に
よりアライメント調整されるステアリングロール32
と、これらのロール31,32間に掛け渡され、記録シ
ート39を静電吸着保持して搬送する無端状搬送ベルト
37とを備えている。尚、この実施例では、駆動ロール
31とステアリングロール32との間に適宜数の従動ロ
ール(図示せず)が配設され、搬送ベルト37を安定搬
送するようになっている。
【0012】更に、各単色画像形成ユニット20に対応
した搬送ベルト37の裏面側には転写コロトロン26
(具体的26a〜26d)が配設され、夫々のコロトロ
ンワイヤには高圧電源27(具体的には27a〜27
c)から正極性の所定レベル印加電圧が印加され、この
転写コロトロン26が感光ドラム21上に形成されたト
ナー像を搬送ベルト37上の記録シート39に静電転写
するようになっている。更にまた、搬送ベルト37上の
記録シート39はステアリングロール32に対応したコ
ーナ部にて搬送ベルト37から分離され、分離された記
録シート39は定着器28を経て排出トレイ40へ排出
されるようになっている。
【0013】そして、上記搬送ベルト37のうち、シー
ト給送カセット38からの記録シート39をタッキング
する部位には、この発明が適用されたシート吸着装置5
0が設けられている。この実施例において、シート吸着
装置50は、図2に示すように、搬送ベルト37の裏面
側に近接して配設される吸着用コロトロン51と、この
吸着用コロトロン51に対向した搬送ベルト37の表面
側に圧接配置され、搬送ベルト37に追従移動すると共
に接地される導電性のタッキングロール52と、記録シ
ート39の種類に応じたモード指示に従って上記吸着用
コロトロン51の帯電条件を切り換え選択するモード選
択回路53とで構成されている。
【0014】図3は上記モード選択回路53の具体例を
示す。同図において、モード選択回路53は、OHPシ
ートや厚紙等の高絶縁性の記録シート39が使用される
場合(以下OHPモードという)に例えばオペレータが
オン操作するモード選択スイッチ531と、夫々吸着用
コロトロン51のコロトロンワイヤ511に接続された
常閉接点533及び常開接点534を有し、かつ、各接
点533,534を開閉させる励起用コイル535から
なるリレー532と、上記モード選択スイッチ531オ
ン動作時に上記励起用コイル535に通電する励起用電
源536と、上記常閉接点533に直列接続される正極
性吸着用電源537と、上記常開接点534に直列接続
される負極性吸着用電源538とで構成されている。
尚、この実施例では、オペレータがモード選択スイッチ
531を手動で切り換え操作することによりOHPモー
ドと通常モードとを選択するようになっているが、これ
に限られるものではなく、所定のシート種検出器(図示
せず)にて記録シート39の厚みや透明性を検出し、こ
の検出信号に基づいてモード選択スイッチ531を自動
的に切り換え選択するようにしてもよい。
【0015】次に、この実施例に係るカラープリンタの
作動について説明する。今、通常の絶縁性を具備した記
録シート39が用いられる場合には、オペレータは上記
モード選択スイッチ531をオフのままにしておけばよ
く、この状態で、通常モードが実行される。この通常モ
ードでは、シート吸着装置50の常閉接点533が閉じ
た状態にあるので、正極性吸着用電源537からの印加
電圧が吸着用コロトロン51のコロトロンワイヤ511
に印加される。この状態において、シート給送カセット
38からの記録シート39は、正放電を行う吸着用コロ
トロン51と、導電性のタッキングロール52とによっ
て搬送ベルト37上に静電吸着され、イエロ(Y)から
ブラック(K)までの単色画像形成ユニット20a〜2
0dの画像転写部位に搬送され、各単色画像形成ユニッ
ト20a〜20の転写コロトロン26a〜26dの正放
電によって、各単色画像形成ユニット20a〜20dの
各トナー像(この実施例では負帯電)の転写を受ける。
そして、トナー像が担持された記録シート39は定着器
28を通過し、記録シート39上に各色トナー像が定着
される。このような画像形成プロセスにおける各色トナ
ー像の転写工程の転写コロトロン印加電圧は図5の●印
のように変化するが、最大でも8KV程度で収まってい
る。
【0016】これに対して、OHPシート等の高絶縁性
の記録シート39が用いられる場合には、オペレータは
上記モード選択スイッチ531をオン操作すればよく、
この状態で、OHPモードが実行される。このOHPモ
ードでは、上記モード選択スイッチ531がオンするこ
とに伴って、リレー532の励起用コイル535に通電
され、常閉接点533が開く一方、常開接点534が閉
じることになるので、負極性吸着用電源538からの印
加電圧が吸着用コロトロン51のコロトロンワイヤ51
1に印加される。この状態において、シート給送カセッ
ト38からの記録シート39は、負放電を行う吸着用コ
ロトロン51と、導電性のタッキングロール52とによ
って搬送ベルト37上に静電吸着され、イエロ(Y)か
らブラック(K)までの単色画像形成ユニット20a〜
20dの画像転写部位に搬送され、各単色画像形成ユニ
ット20a〜20dの転写コロトロン26a〜26dの
正放電によって、各単色画像形成ユニット20a〜20
の各色トナー像(この実施例では負帯電)の転写を受け
る。そして、トナー像が担持された記録シート39は定
着器28を通過し、記録シート39上に各色トナー像が
定着される。このような画像形成プロセスにおける各色
トナー像の転写工程の転写コロトロン印加電圧は図5の
△印のように変化するが、最大でも9KV程度で収まっ
ている。また、このOHPモードの実効性を確認する上
で、OHPシートに対して通常モードを適用したとこ
ろ、各色トナー像の転写工程の転写コロトロン印加電圧
は図5の○印のように変化し、最大12KVまで必要に
なってしまうことが確認された。
【0017】尚、上記OHPモードを通常の記録シート
39に対して適用したところ、シート吸着装置50直後
の単色画像形成ユニット20a部分において、記録シー
ト39が感光ドラム21側に巻き付いてしまう現象が多
発し、通常の記録シート39に対してOHPモードを適
用することが困難であることが確認された。
【0018】また、上記OHPモードを所謂転写ドラム
方式(誘電体フィルムが巻き付けられた転写ドラムに記
録シートを静電吸着させ、この転写ドラムを複数回回転
させることにより、感光ドラム上に形成された各色トナ
ー像を記録シートに順次転写する方式)に適用しようト
したところ、例えば、直径200mmの転写ドラムに記
録シートを確実に静電吸着させるには、50gf/cm
2以上の吸着力が必要で、吸着用コロトロン51の実効
電流で10μA以上に相当する。ところが、OHPモー
ドでは、記録シート39を予め逆極性に帯電するが、転
写工程を経る時に、略同一の電荷が相互に打ち消し合う
ため、転写後の記録シート39に対する吸着力が非常に
小さくなってしまい、転写ドラムから記録シートが剥が
れ、シート詰まり事故につながるという現象が見られ、
シート保持性の点で、転写ドラム方式にOHPモードを
適用するのが困難であることが確認された。
【0019】◎実施例2 図4はこの発明が適用されたカラープリンタの他の実施
例を示す。同図において、シート吸着装置50は、実施
例1と異なり、吸着用コロトロン51に対する吸着用電
源54が使用モード(通常モード,OHPモード)に応
じて可変設定されるようになっている。すなわち、OH
Pモードにおいては、吸着用コロトロン51は、通常モ
ードと同極性で放電電流を下げるように、吸着用電源5
4の印加電圧を低減させるものである。この実施例によ
れば、OHPモード時には、吸着用コロトロン51によ
る記録シート39の帯電量が低減するが、OHPシート
等の記録シート39は、シートの調湿や両面プリントに
よるカールが少ないため、搬送ベルト37上に確実に静
電吸着され、以後、各単色画像形成ユニット20の画像
転写部位にて各色トナー像の転写を受け、定着器28を
経て排出される。このような画像形成プロセスにおける
各色トナー像の転写工程の転写コロトロン印加電圧は図
5の□印のように変化するが、最大でも10KV程度で
収まっている。また、このOHPモードを通常の記録シ
ート39に適用したところ、実施例1と同様に好ましく
ない現象が見られ、通常の記録シート39に対してOH
Pモードを使用することが困難であることが確認され
た。尚、通常モード時には実施例1と略同様に動作す
る。
【0020】◎実施例3 図6はこの発明が適用されたカラープリンタの他の実施
例におけるシート吸着装置の詳細を示す。同図におい
て、シート吸着装置50の基本的構成は実施例1と略同
様であるが、実施例1と異なり、上記タッキングロール
52のニップ域から僅かm(数mm程度)だけ搬送ベル
ト37の進行側に記録シート39の先端検出用センサ5
21を設け、このセンサ521にて記録シート39の先
端が検出された段階で閉じるセンサオンスイッチ522
を上記モード選択スイッチ531と直列に接続したもの
である。
【0021】従って、この実施例によれば、例えばOH
Pモードが選択されたとしても、記録シート39の先端
がタッキングロール52のニップ域を僅かに過ぎるまで
吸着用コロトロン51の帯電条件は通常モードのものに
なるため、図7に示すように、記録シート39の先端部
(m寸法分)は通常モードの帯電条件で帯電され、それ
以後はOHPモードで逆極性に帯電される。このとき、
各単色画像形成ユニット20の画像転写部位で各転写コ
ロトロン26により正帯電されていくが、記録シート3
9の先端部の搬送ベルト37への静電吸着力が他の部分
よりも必然的に強くなるため、記録シート39先端部は
搬送ベルト37に確実に位置決め保持されることにな
り、記録シート39が各単色画像形成ユニット20の感
光ドラム21に不必要に巻き付くというような事態は有
効に回避される。
【0022】また、この実施例においては、図8に示す
ように、上記タッキングロール52は駆動モータ523
によって駆動される駆動ロールであり、このタッキング
ロール52の駆動速度vROLLが搬送ベルト37の移動速
度vBELTより僅かに大きく設定されている。従って、こ
の実施例では、仮に、記録シート39が含水してうねり
のあるものであっても、タッキングロール52が記録シ
ート39を強制的に押し広げ、搬送ベルト37上に確実
に吸着保持することになるため、不均一含水紙等の記録
シート39に対しても、記録シート39と搬送ベルト3
7との密着性が良好に維持され、部分的なトナー像の転
写抜けというような現象はなくなる。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、各単色画像形成ユニットで形成された各色トナー
像を搬送ベルトに静電吸着された記録シートに順次重ね
るタイプにおいて、シート吸着手段を工夫することによ
り、OHPシートや厚紙等の高絶縁性の記録シートに対
するシート吸着手段の吸着条件を変え、各画像転写手段
に対する印加電圧の加速的増加を抑止するようにしたの
で、画像転写手段やその高圧電源の大型化、コストアッ
プを有効に回避しながら、OHPシート等の高絶縁性の
記録シートに対する画像転写性能を良好に保つことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る多色画像形成装置の構成を示
す説明図である。
【図2】 この発明が適用されたカラープリンタの実施
例1を示す説明図である。
【図3】 実施例1に係るシート吸着装置の詳細を示す
説明図である。
【図4】 実施例2に係るシート吸着装置の詳細を示す
説明図である。
【図5】 実施例1,2における画像転写動作を示すグ
ラフ図である。
【図6】 実施例3に係る係るシート吸着装置の詳細を
示す説明図である。
【図7】 実施例3のシート吸着装置における記録シー
トの帯電状態を示す説明図である。
【図8】 実施例3におけるタッキングロールの動作を
示す説明図である。
【符号の説明】
1(1a〜1d)…単色画像形成ユニット,2…シート
搬送手段,3…搬送ベルト,4…シート吸着手段,5…
記録シート,6…帯電手段,7…モード選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/01 G03G 21/00 376

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルカラー画像の各色成分に対応した単
    色画像を電子写真方式にて形成し、画像転写部位にて記
    録シート(5)側へ転写させる単色画像形成ユニット
    (1:1a〜1d)と、各単色画像形成ユニット(1:
    1a〜1d)の画像転写部位を通過する経路に沿って記
    録シート(5)が順次搬送される誘電体からなる搬送ベ
    ルト(3)を有し、シート吸着手段(4)にて搬送ベル
    ト(3)に記録シート(5)を静電吸着させるシート搬
    送手段(2)とを備えた多色画像形成装置において、上
    記シート吸着手段(4)は、搬送ベルト(3)を帯電す
    る帯電手段(6)と、通常の絶縁性を有する記録シート
    (5)に対しては帯電手段(6)の出力特性を標準仕様
    に設定する標準記録モードが選択され、一方、高絶縁性
    の記録シート(5)に対しては上記帯電手段の出力極性
    を反転若しくは出力レベルを低下させる特殊記録モード
    が選択されるモード選択手段(7)とで構成されている
    ことを特徴とする多色画像形成装置。
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