JP3276897B2 - キャラクタ表示制御回路 - Google Patents

キャラクタ表示制御回路

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JP3276897B2
JP3276897B2 JP24448997A JP24448997A JP3276897B2 JP 3276897 B2 JP3276897 B2 JP 3276897B2 JP 24448997 A JP24448997 A JP 24448997A JP 24448997 A JP24448997 A JP 24448997A JP 3276897 B2 JP3276897 B2 JP 3276897B2
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    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/38Methods or arrangements for performing computations using exclusively denominational number representation, e.g. using binary, ternary, decimal representation
    • G06F7/48Methods or arrangements for performing computations using exclusively denominational number representation, e.g. using binary, ternary, decimal representation using non-contact-making devices, e.g. tube, solid state device; using unspecified devices
    • G06F7/544Methods or arrangements for performing computations using exclusively denominational number representation, e.g. using binary, ternary, decimal representation using non-contact-making devices, e.g. tube, solid state device; using unspecified devices for evaluating functions by calculation
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/42Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of patterns using a display memory without fixed position correspondence between the display memory contents and the display position on the screen
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/445Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for displaying additional information
    • H04N5/44504Circuit details of the additional information generator, e.g. details of the character or graphics signal generator, overlay mixing circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャラクタの画面
上への表示を制御するキャラクタ表示制御回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の文字情報を視聴者の指
示に応じて、テレビ画面上に表示するオンスクリーン機
能を有するテレビジョン受像機、VTRなどが知られて
いる。このオンスクリーン機能は、通常ビデオRAM
(VRAM)及びキャラクタROMを有するマイクロコ
ンピュータによって達成されている。すなわち、VRA
Mには、表示文字に対応するキャラクタコードがテレビ
画面の表示部分に対応したアドレスに記憶される。そし
て、テレビジョン信号の水平、垂直走査に応じて、VR
AMからキャラクタコードを読み出す。一方、キャラク
タROMには、テレビ画面に表示できるすべての文字毎
のキャラクタフォントのドットパターンを記憶してい
る。従って、VRAMから読み出されたキャラクタコー
ドに応じて、キャラクタRAMから読み出されたキャラ
クタフォントのドットパターンに応じて、テレビ画面へ
の文字表示が行われる。
【0003】ここで、このようなオンスクリーン機能を
有する装置では、表示するキャラクタの大きさを変更す
る機能を有している。これは、キャラクタの表示クロッ
クの周波数を変更し1ドットについての表示期間を制御
することによって行っている。例えば、周波数を2/3
にすることによって、表示期間が1.5倍になり、水平
方向のキャラクタの大きさを1.5倍にすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような装
置では、キャラクタの水平方向の表示位置の開始位置が
ずれてしまうという問題があった。すなわち、表示開始
位置は表示クロックのカウントによって決定しており、
表示クロックを変更すると同一のカウント値のセットで
あっても表示開始位置が異なってしまい、表示開始位置
がずれていた。
【0005】本発明は、簡単な構成で、キャラクタの水
平方向の表示開始位置を制御することができる表示制御
回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャラクタ
の画面上への表示を制御する表示制御回路であって、キ
ャラクタの表示開始位置まで、基本クロックをカウント
してキャラクタの表示開始位置を検出する表示開始位置
検出手段と、表示開始位置に至った後、キャラクタパタ
ーンを任意の表示クロックに従って出力するキャラクタ
パターン出力手段と、を有する
【0007】このように表示開始位置までは、基本クロ
ックをカウントするため、キャラクタ表示の倍率を表示
クロックを変更することで変えても、表示開始位置は変
わらない。従って、表示キャラクタの倍率を変えてもず
れのないきれいな表示が行える。
【0008】また、上記表示開始位置検出手段は、水平
走査の帰線期間終了後からキャラクタ表示開始までの期
間を検出するため、水平帰線期間終了からのカウントに
より、確実な表示位置制御が行える。
【0009】そして、本発明では、前記表示開始位置検
出手段は、水平走査の帰線期間終了後から基本クロック
をカウントするスタートカウンタと、このスタートカウ
ンタのカウント値と、キャラクタ表示開始位置について
のデータを比較する比較器と、を含み、比較器において
表示開始位置を検出することを特徴とする。この構成に
より、スタートカウンタにおける基本クロックのカウン
トにより表示開始位置を検出することができる。そし
て、比較器の出力に、表示開始の信号を得ることができ
る。
【0010】さらに、前記比較器の出力によって動作を
開始し、前記基本クロックに基づいて異なる周期のクロ
ックを出力するクロック発生手段と、このクロック発生
手段からのクロックと、前記基本クロックのいずれかを
選択して表示クロックとして出力する選択手段と、を含
み、選択手段により選択するクロックを制御すること
で、表示キャラクタの大きさを制御する。これによっ
て、キャラクタの表示開始後は、基本クロックの1.5
倍の周期のクロックと、基本クロックそのままの表示な
どの切換を行うことができる。
【0011】さらに、前記キャラクタ表示とは独立して
表示タイミングが決定されるカーソルの表示タイミング
を制御するカーソル表示タイミング制御手段を含み、こ
のカーソル表示タイミングの検出に前記スタートカウン
タを利用することを特徴とする。カーソルの表示は、通
常1つのフォントの表示であり、その表示開始水平位置
が予め決定される。そこで、この表示位置を例えば帰線
期間中に読み込んで、おき、スタートカウンタのカウン
ト値により表示開始位置を検出することができる。これ
によって、カウンタを兼用することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明に係る表示制御回路の全体
構成を示すブロック図である。この回路は、1つのマイ
クロコンピュータで構成されている。VRAM10は、
表示キャラクタに対応するキャラクタコードをテレビ画
面の表示部分に対応するアドレスに記憶する。また、表
示キャラクタの表示色を示す修飾(アトリビュート)情
報を記憶する場合には、キャラクタコードに代えて、こ
れらを指定するアトリビュートコードが記憶される。こ
のアトリビュートは、一旦指定すると、その後は同一の
状態を維持するようになっている。このため、アトリビ
ュートコードは、アトリビュートを変更したいキャラク
タのアドレスの直前のアドレスに記憶される。従って、
テレビ画面の中で、表示キャラクタを同じアトリビュー
トで連続表示する場合には、1文字目のキャラクタコー
ドが記憶されるアドレスの直前のアドレスにアトリビュ
ートコードを記憶するだけでよい。
【0014】また、このVRAM10の各アドレスは、
例えば8ビットで構成されている。最上位ビット(MS
B)がキャラクタコードまたはアトリビュートコードの
別を示す識別ビット、残りの7ビットが、キャラクタコ
ード(文字コード)またはアトリビュートコードを示し
ている。そして、MSB「0」はキャラクタコード、M
SB「1」はアトリビュートコードを示しており、この
MSBを読み出し判定することで、キャラクタコードか
アトリビュートコードかを識別できる。残りの7ビッ
ト、すなわち「00」〜「7F」H(Hはヘキサデシマ
ル)は128種類のキャラクタコード、「80〜FF」
は128種類のアトリビュートコードを指定する。
【0015】なお、VRAM10の内部には、パレット
データを記憶する領域も設けられている。パレットデー
タは、キャラクタ(表示文字)、背景及び縁取りのアト
リビュートを特定するためのデータを記憶する領域であ
る。すなわち、VRAM10から読み出されたアトリビ
ュートコードをアドレスデータとして、このパレットデ
ータ領域がアクセスされ、表示文字のアトリビュートが
決定される。
【0016】CPU12は、例えば8ビットの演算処理
を行う。このCPU12は、後述するEEPROM20
から読み出されたプログラムデータの解読結果に従い、
論理演算を行ったり、VRAM10に対する書き込みを
行う目的で、アドレスデータ、キャラクタコード及びア
トリビュートコードなどをデータバス14を介して転送
したり、VRAM10に書き込まれている内容を確認す
る目的で、各種コードをデータバス14を介して取り込
んだりする。
【0017】ここで、このマイクロコンピュータの1マ
シンサイクルは、プログラムの解読結果に基づき、VR
AM10の書き込み読み出し動作を行うCPUタイミン
グと、CPUの動作とは無関係にVRAM10の読み出
し動作を行うOSD(オン・スクリーン・ディスプレ
イ)タイミングとからなる。具体的には、1マシンサイ
クルは、6ステートからなり、CPUタイミング及びO
SDタイミングを交互に繰り返す。VRAM10は、C
PUタイミング及びOSDタイミングで独立にアクセス
されるため、構成が簡単なシングルポートでこと足りる
ことになる。
【0018】そして、各マシンサイクルのCPUタイミ
ング中、VRAM10のローアドレスはローアドレスレ
ジスタ16によりアドレッシングされる。このローアド
レスレジスタ16には、CPU12からデータバス14
を介してローアドレスデータがセットされる。同様に、
各マシンサイクルのCPUタイミング中、VRAM10
のカラムアドレスはカラムアドレスレジスタ18により
アドレッシングされる。このカラムアドレスレジスタ1
8には、CPU12からデータバス14を介しカラムア
ドレスデータがセットされる。
【0019】EEPROM20は、CPU12の8ビッ
ト演算処理にあわせて8ビット構成になっており、EE
PROM20の内部では、128種類のキャラクタフォ
ントに対応したアドレス数がキャラクタデータ記憶用の
第2記憶領域に割り振られている。また、残りのアドレ
スがマイクロコンピュータの動作制御用のプログラムデ
ータの記憶用の第1記憶領域に割り振られている。
【0020】特に、EEPROM20の第2記憶領域に
は、テレビ画面上に表示しようとしているすべてのキャ
ラクタのドットパターン(キャラクタパターン)が予め
記憶される。例えば、ユーザがテレビ画面で見る各表示
キャラクタが特定のキャラクタフォント(縦mドット×
横nドット)で形成されているとき、この第2記憶領域
の各アドレスにはキャラクタフォントで展開されるドッ
トパターンが記憶される。そして、VRAM10から読
み出されるキャラクタコードで1つのキャラクタフォン
トが特定される。このために、1回の水平走査に応じて
1つのキャラクタフォント内のローアドレスが特定さ
れ、そのローアドレスのデータが読み出される。また、
次の水平走査に応じて次のローアドレスが特定され、そ
のローアドレスのデータ(1キャラクタについてnドッ
トのデータ)が読み出される。これを縦方向(垂直方
向)m回繰り返すことによって、1キャラクタ分のドッ
トデータが読み出される。通常の場合、横方向に複数の
キャラクタが表示されるため、1水平走査に基づき、複
数のキャラクタフォントのローアドレスが特定され、複
数のドットデータが順次読み出される。
【0021】OSD垂直制御回路22は、表示キャラク
タの垂直方向の開始位置を検出し、各マシンサイクルの
OSDタイミング中、VRAM10の垂直方向のアドレ
ッシングを制御する。また、このOSD垂直制御回路2
2は、テレビ信号中に存在する垂直同期信号Vsync
の立ち上がりでリセットされた後、水平同期信号Hsy
ncの立ち上がりをバイナリでカウントする第1カウン
タ、及び水平走査が表示キャラクタの垂直方向の開始位
置までに行われたときの水平同期信号Hsyncの数が
予めバイナリでCPU12からセットされる第1レジス
タを有している。そして、OSD垂直制御回路22は、
第1カウンタが第1レジスタの値までカウントとした時
点から、水平同期信号Hsyncの立ち上がりがm回印
加される毎にインクリメントされるローアドレスデータ
を発生する。
【0022】なお、OSD垂直制御回路22は、ローア
ドレスデータがインクリメントされる毎に、m個の水平
同期信号Hsyncの立ち上がりをバイナリでカウント
した値をEEPROM20の第2記憶領域のアドレスを
制御するために、後述するアドレス切換回路24に供給
している。従って、このEEPROM20の第2記憶領
域は、VRAM10のキャラクタコードと、水平走査に
応じたキャラクタフォントのローアドレスとでアクセス
され、各表示キャラクタの横nドットデータを垂直方向
にm回読み出されるようになっている。
【0023】図1の回路を動作するためには、テレビ信
号中の同期信号以外に各種のクロックが必要であり、そ
のためのクロック発生回路(図示せず)も設けられてい
る。すなわち、このクロック発生回路では、発振クロッ
クLCに基づいてキャラクタデータの横方向の各ドット
毎に周期を繰り返すドットクロックDCLKを発生す
る。また、ドットクロックDCLKに基づいてキャラク
タデータの横nドット毎にキャラクタ切換パルスCCP
を発生する。さらに、クロック発生回路は、データバス
14を介してCPU12とも接続されており、CPU1
2からの指示に基づきテキストモードまたはキャプショ
ンモードの切り換えを行ったりもする。
【0024】OSD水平制御回路26は、表示キャラク
タの水平方向の開始位置を検出する回路であり、各マシ
ンサイクルのOSDタイミング中、VRAM10のアド
レッシングを制御する。OSD水平制御回路26の内部
には、テレビ信号中に存在する水平同期信号Hsync
の立ち上がりでリセットされ、ドットクロックDCLK
の立ち上がりをバイナリでカウントする第2カウンタ、
及びドットクロックDCLKが表示キャラクタの水平方
向の開始位置まで行われたときのドットクロックDCL
K数が予めバイナリでセットされる第2レジスタを有し
ている。そして、OSD水平制御回路26は、第2カウ
ンタが第2レジスタの値までカウントした時点から、ド
ットクロックDCLKがn回印加される毎にインクリメ
ントされるカラムアドレスデータを発生する。
【0025】ローアドレス切換回路28は、タイミング
切換信号C/Oに応じて、ローアドレスレジスタ16及
びOSD垂直制御回路22のいずれか一方のローアドレ
スを切り換え出力させる。ここで、タイミング切換信号
C/Oは、CPUタイミングでハイレベル、OSDタイ
ミングでローレベルとなる信号である。すなわち、ロー
アドレス切換回路28は、タイミング切換信号C/Oが
ハイレベルの時にローアドレスレジスタ16の保持デー
タをVRAM10に印加し、タイミング切換信号C/O
がローレベルの時にOSD垂直制御回路22の保持デー
タをVRAM10に印加する。
【0026】また、カラムアドレス切換回路30は、タ
イミング切換信号C/Oがハイレベルの時にカラムアド
レスレジスタ18の保持データをVRAM10に印加
し、タイミング切換信号C/Oがローレベルの時にOS
D水平制御回路26の保持データをVRAM10に印加
する。
【0027】従って、VRAM10は、CPUタイミン
グではローアドレスレジスタ16及びカラムアドレスレ
ジスタ18からのデータでアクセスされ、OSDタイミ
ングではOSD垂直制御回路22及びOSD水平制御回
路26からのデータでアクセスされる。
【0028】VRAMレジスタ32は、データバス14
及びVRAM10に接続されており、タイミング切換信
号C/OがハイレベルであるCPUタイミングでのVR
AM10に対してキャラクタコード及びアトリビュート
コードの書き込み読み出しは、このVRAMレジスタ3
2を介して行われる。例えば、VRAM10への書き込
みを行う場合、各マシンサイクルの6ステート目のタイ
ミング切換信号C/Oのハイレベル期間において、キャ
ラクタコードまたはアトリビュートコードがCPU12
からデータバス14及びVRAMレジスタ32を介し、
VRAM10のアクセスされているアドレスに書き込ま
れる。また、VRAM10の書き込み内容を確認するこ
とを目的としてVRAM10から読み出しを行う場合、
各マシンサイクルの4ステート目のタイミング切換信号
C/Oのハイレベル期間において、VRAM10のアク
セスされているアドレスからキャラクタコードまたはア
トリビュートコードがVRAMレジスタ32及びデータ
バス14を介してCPU12に取り込まれる。これによ
り、CPU12において、コードの解析などが行われ
る。
【0029】一方、タイミング切換信号C/Oがローレ
ベルであるOSDタイミングにおいては、読み出し状態
になっているVRAM10がOSD垂直制御回路22及
びOSD水平制御回路26の両データに対応するアドレ
スをアクセスされると、VRAM10の該当アドレスか
らキャラクタデータまたはアトリビュートコードが読み
出され、VDATAラッチ回路34にラッチされる。こ
のVDATAラッチ回路34にラッチされたデータは、
タイミング切換信号C/Oがローレベルからハイレベル
に切り替わるタイミングでMSB判定回路36に出力さ
れる。
【0030】MSB判定回路36は、VDATAラッチ
回路34を介し、VRAM10から読み出されてきたデ
ータがキャラクタコードであるのかまたはアトリビュー
トコードであるのかを判定する。すなわち、上述したよ
うに、読み出したデータのMSBが「0」、「1」によ
り、いずれのコードであるかを判定できるため、このM
SB判定回路36がこの判定を行う。
【0031】そして、MSB判定回路36において、キ
ャラクタコードと判定された場合(MSB=0)には、
このキャラクタコードがOSDキャラクタコードラッチ
回路38に供給される。このOSDキャラクタコードラ
ッチ回路38は、MSB判定回路36から出力されてき
たキャラクタコードをキャラクタ切換パルスCCPの立
ち上がりに同期してラッチする。アドレス切換回路24
は、CPU内部のプログラムカウント(図示せず)から
出力されるEEPROM20の第1記憶領域をアクセス
するアドレスデータと、EEPROM20の第2記憶領
域にアクセスするアドレスデータとをタイミング切換信
号P/Cに同期して切り換え出力する。ここで、第2記
憶領域にアクセスするアドレスデータは、OSDキャラ
クタコードラッチ回路38にラッチされたキャラクタコ
ード及び水平走査に応じたキャラクタフォントの垂直ア
ドレスデータとからなっている。
【0032】ここで、タイミング切換信号P/Cとは、
各マシンサイクルの1及び4ステート目のみハイレベル
になる信号であり、このハイレベル期間がCPU12か
らのアドレスデータの通過を許可する期間である。ま
た、残りのローレベル期間がOSDキャラクタラッチ回
路38にラッチされたキャラクタコードと水平走査に応
じたキャラクタフォントの垂直アドレスデータとを合成
したアドレスデータを通過させる期間である。
【0033】MSB判定回路36において、アトリビュ
ートコードと判定された場合(MSB=1)には、この
アトリビュートコードがアトリビュート制御回路40に
供給される。アトリビュート制御回路40は、タイミン
グ切換信号C/Oがローレベルからハイレベルに立ち上
がるタイミングで、MSB判定回路36から出力された
アトリビュートコードを基に各表示キャラクタに文字修
飾を行うアトリビュート制御データを発生する。このア
トリビュート制御データは、VRAM10のパレット領
域の該当アドレスを読み出すことによって発生する。
【0034】プログラムコードラッチ回路42は、EE
PROM20から出力されるプログラムデータを一旦記
憶し、CPU12に供給するものであり、タイミング切
換信号P/Cがハイレベルに期間(各マシンサイクルの
1ステート目)にEEPROM20の第1記憶領域に記
憶されているプログラムデータがプログラムコードラッ
チ回路42を介しCPU12に取り込まれ、CPU12
がデータの演算処理などの命令を実行する。また、タイ
ミング切換信号P/Cがローレベルの期間は、EEPR
OM20の第2記憶領域に記憶されているキャラクタフ
ォントデータ、すなわち水平走査に応じたnビット分の
ビットデータ(例えば、「1」で表示、「0」で無表示
を表すビットパターン)が出力され、CROMデータラ
ッチ回路44にラッチされる。なお、各ドットについ
て、2ビットのデータを割り付け、4種類の表示を行う
ことも好適である。この場合、上述の1ドットのアドレ
スに対応して2つのアドレスからデータを読み出し、こ
の2ビットに応じて各ドットの状態を決定すればよい。
これにより、4つのレジスタに記憶されている4種類の
アトリビュート制御データに応じて、色を利用すること
ができる。また、レジスタに記憶しておく、アトリビュ
ート制御データを変更することで、利用する色を変更す
ることもできる。
【0035】このCROMデータラッチ回路44は、上
記したnビットのラッチ回路であり、タイミング切換信
号P/Cのローレベル期間にEEPROM20から出力
される1キャラクタの1水平走査分のフォントデータを
nビットラッチする。OSDシフトレジスタ46は、C
ROMデータラッチ回路44にラッチされたnビットデ
ータがキャラクタ切換パルスCCPに同期してセットさ
れ、その後ドットクロックDCLKに同期してnビット
データをシリアル出力する動作を繰り返すものである。
また、OSDカラーラッチ回路48には、キャラクタ切
換パルスCCPに同期してアトリビュート制御回路40
から出力されるアトリビュート制御データがセットされ
る。
【0036】そして、OSD出力処理回路50は、OS
Dシフトレジスタ46から出力されるnビットのキャラ
クタデータとOSDカラーラッチ回路48から出力され
るアトリビュート制御データとを信号処理し、RGB信
号を出力する。
【0037】「キャラクタ表示開始水平位置の制御」図
2にOSD水平制御回路26内におけるキャラクタ表示
における1ドットの期間を制御するDCLKとして、原
発振ORGCLKからOSDCLKを発生する回路を示
す。DCLKは、OSDシフトレジスタ46のシフトク
ロックとして利用され、OSDCLKは、OSD出力処
理回路50に供給され、出力されるRGBの波形整形に
使用される。原発振ORGCLKは、反転水平同期信号
HS(アッパーバー)がロー期間は発振が停止し、帰線
期間が終了して反転水平同期信号HS(アッパーバー)
がハイレベルになると、発振を開始するクロックであ
る。
【0038】VDATAラッチ回路34においてラッチ
されたVDATAは、Hレジスタ102に供給される。
このHレジスタ102には、ラッチ用のクロックとして
Hレジスタクロックが供給されている。このHレジスタ
クロックは、水平同期信号の帰線期間の適当なCPUタ
イミングにおいて、発生されるものである。従って、H
レジスタ102には、そのタイミングでVRAM10の
所定領域から読み出された表示キャラクタの水平方向の
表示開始位置についてのVDATA(ドットクロック数
についての値)が取り込まれる。従って、水平帰線期間
が終了したときには、このHレジスタ102には水平方
向のキャラクタ表示位置についてのデータが記憶されて
いる。
【0039】このHレジスタ102の出力は、比較器1
04に供給される。この比較器104には、Hスタート
カウンタ106からのデータも供給されており、両者の
比較を行う。ここで、このHスタートカウンタ106
は、水平走査における表示位置を検出するものであり、
水平同期信号の反転がリセット端子に供給されると共
に、原発振クロックORGCLKがフリップフロップ1
08により1/2分周され周波数が1/2になったクロ
ックとして入力されている。従って、Hスタートカウン
タ106は、水平帰線期間の終了に応じて、原発振クロ
ックORGCLKの1/2の周波数のHカウンクロック
をカウントアップする。なお、比較器104におけるカ
ウント値の整合をとれば、フリップフロップ108を省
略し、Hスタートカウンタ106がそのまま原発振信号
ORGCLKをカウントしてもよい。
【0040】上述のように、比較器104は、Hレジス
タ102からの表示開始位置についての値と、Hスター
トカウンタ106からの帰線期間終了からのクロック数
のカウント値を比較する。そして、両者が一致したとき
(表示開始位置に至ったとき)には、比較器104が一
致信号を出力する。この一致信号はスタート検出回路1
10に供給される。
【0041】このスタート検出回路110は、例えばデ
ィレー回路で構成され、比較回路の出力に対し所定時間
遅れてハイレベルとなる信号を出力する。このスタート
検出回路110の出力は、2つのDフリップフロップ1
12、114の反転リセット端子に供給される。この2
つのフリップフロップ112、114のクロック端子に
は、原発振クロックORGCLKが供給されており、フ
リップフロップ112のQ出力はフリップフロップ11
4のD入力端子に供給され、フリップフロップ114の
Q出力はノアゲート116を介し、フリップフロップ1
12のD入力端子に供給される。また、ノアゲート11
6の他の入力端子には、フリップフロップ112のQ出
力が供給されている。従って、この2つのフリップフロ
ップ112、114は、スタート検出回路からの出力信
号の立ち上がりから動作を開始する3進カウンタとして
機能する。
【0042】一方、原発振クロックORGCLKは、イ
ンバータ118が反転されてトランスパレントフリップ
フロップ120のクロック端子に入力される。このトラ
ンスパレントフリップフロップ120のL入力端子に
は、ノアゲート116の出力が供給されている。ここ
で、トランスパレントフリップフロップは、クロックが
ハイレベルの時に、L入力端子からの入力をQ出力端子
にそのまま出力し、クロックがLの時にデータを保持す
るものである。
【0043】そして、フリップフロップ114のQ出力
と、インバータ118からの反転原発振クロックORG
CLK(アッパーバー)は、アンドゲート122に入力
され、原発振クロックORGCLKとトランスパレント
フリップフロップ120のQ出力は、アンドゲート12
4に入力される。さらに、アンドゲート122、124
の出力はノアゲート126に入力される。従って、この
ノアゲート126の出力に、水平帰線期間の終了から所
定期間は原発振クロックORGCLKの反転が出力さ
れ、水平帰線期間の終了から所定期間経過した後は、原
発振クロックORGCLKが1.5倍に伸張されたクロ
ックが出力される。
【0044】このノアゲート126の出力は、アンドゲ
ート128に入力される。このアンドゲート128に
は、モード信号MODEをインバータ130で一旦反転
した後、インバータ132で再度反転されて元に戻され
た信号が供給される。また、インバータ118の出力で
ある反転ORGCLKはアンドゲート134に入力され
る。このアンドゲートには、インバータ130で反転さ
れた反転モード信号が入力される。そして、アンドゲー
ト128、134の出力は、ノアゲート136に入力さ
れる。従って、ノアゲート136の出力には、モード信
号MODEがハイレベルの時にノアゲート126の反転
出力が得られ、モード信号MODEがローレベルの時に
原発振クロックORGCLKの正転信号となる信号が得
られる。そこで、モード信号のハイ、ローによって、原
発振信号の1倍と1.5倍の周期のクロックOSDCL
Kが得られることになる。また、クロックOSDCLK
は、原発振信号の1.5倍の周期のクロックが出力され
る場合にも水平帰線期間の終了から所定時間は、原発振
信号の周期の信号が出力されることになる。
【0045】また、水平同期信号の反転信号は、フリッ
プフロップ138の反転リセット端子に入力されてお
り、このフリップフロップ138のクロック端子には、
ノアゲートの出力であるOSDCLKが入力されてい
る。また、このフリップフロップ138の反転Q出力は
D入力端に入力されている。従って、このフリップフロ
ップ138のQ出力にOSDCLKを1/2分周した周
期が2倍のクロックであるドットクロックDCLKが得
られる。
【0046】ここで、このクロックOSDCLKの生成
について、図3に基づいて説明する。反転水平同期信号
は、帰線期間が終了すると立ち上がる。原発振信号OR
GCLKは、反転水平同期信号HS(アッパーバー)が
ロー期間は発振を停止し、帰線期間が終了すると、一定
の周波数でクロックの発振を開始する。。Hスタートカ
ウンタ106は、フリップフロップ108で原発振信号
ORGCLKが1/2分周されたORGCLKの1/2
の周波数のHスタートカウンタクロックをカウントす
る。一方、Hレジスタ102には、帰線期間中に表示開
始水平位置についての信号が格納されているため、両者
の値が一致したときに比較器104から一致信号が出力
される。この一致信号は、Hスタートクロックの1クロ
ック期間だけハイレベルになる。そして、この一致信号
の立ち下がりに応じて、キャラクタの幅を規定するキャ
ラクタ切換パルスCCPのハイレベル期間だけ遅延させ
てハイレベルになる信号をスタート検出回路110が出
力する。このスタート検出回路110の出力は次の帰線
期間にローレベルになる。なお、CCPのハイレベル期
間は、この例ではHスタートカウンタクロックの1クロ
ック分である。また、CCPは、キャラクタ分の出力が
終了したタイミング(nドットの出力を終了したタイミ
ング)で、またはハイレベルになる。
【0047】このスタート検出回路110の出力のハイ
レベルにより、フリップフロップ112、114が動作
状態になり、原発振信号ORGCLKのカウントを開始
する。ここで、図3において、フリップフロップ112
のQ出力を*1、フリップフロップ114のQ出力を*
2、ノアゲート116の出力を*3、トラスパレントフ
リップフロップ120の出力を*4ノアゲート126の
出力を*5で示している。このように、フリップフロッ
プ112、114及びノアゲート116が3進のカウン
タとして機能し、*5として、周期が原発振信号ORG
CLKの1.5に伸張された信号(ハイレベルの期間の
みが2倍に伸張された信号)が得られる。
【0048】そして、アンドゲート128、134にお
いて、原発振信号または*5のいずれかが選択して出力
される。従って、OSDCLKとして、MODE=0の
時スタート検出後(正確には、原発振信号の1クロック
だけ遅延して)1.5倍に伸張されたクロック(ローレ
ベルの期間のみが2倍に伸張された信号)が出力され
る。一方、MODE=1の時には、原発振信号がOSD
CLKとしてそのまま出力される。
【0049】図4に2つのモードにおけるキャラクタの
表示についてのタイミングチャートを示す。上述のよう
にして、生成されたOSDCLKを分周したDCLKに
基づいて、OSDシフトレジスタ46から各ドットのデ
ータが出力されるため、モードに応じてデータの出力期
間が異なり、これに応じてOSD出力処理回路50から
のRGB信号の出力時間も決定される。このため、モー
ドに応じて、表示キャラクタの大きさが変更される。一
方、表示文字の開始位置は変化がないことが理解され
る。
【0050】このように、キャラクタ表示までは、原発
振信号ORGCLKがキャラクタ表示のためのクロック
OSDCLKとしてそのまま出力され、キャラクタの表
示開始からクロックOSDCLKの周波数が変更され
る。従って、キャラクタの表示倍率を変更しても表示開
始位置は変化しない。
【0051】「カーソルフォントの出力」ここで、本実
施形態においては、カーソルフォントがEEPROM2
0の第2記憶領域(キャラクタパターンの記憶領域)に
記憶されている。そして、このカーソルフォントを読み
出して、表示する機能を有している。
【0052】まず、VRAM10は、縦方向が「00〜
10」Hのローアドレス、横方向が「00〜1F」Hの
32のカラムアドレスからなっている。そして、ローア
ドレス「00〜0F」、カラムアドレス「00〜08」
で指定される領域には、テレビ画面上でのキャラクタ表
示開始位置(垂直位置)、テレビ画面に初めて表示を行
うキャラクタについてのアトリビュート他、そのキャラ
クタの表示モードについての初期設定データが書き込ま
れる。またプログラムデータの解読結果に従って、カー
ソル表示開始垂直位置及びカーソル表示開始水平位置を
指定し、適切なタイミングで、カーソル垂直制御回路6
0及びカーソル水平制御回路70にそれぞれ供給する。
【0053】カーソル垂直制御回路60は、基本的にO
SD垂直制御回路22と同様の構成を有しており、レジ
スタとカウンタを有している。そして、供給されるカー
ソル表示開始垂直位置をレジスタに記憶しておき、テレ
ビ信号中の垂直同期信号及び水平同期信号から、カーソ
ル表示開始垂直位置に至ったかを判定する。そして、カ
ーソル表示開始垂直位置に至った場合には、水平走査毎
にカウントアップするカウンタを動作させ始め、カーソ
ルの垂直位置についての信号を出力する。このカーソル
の垂直方向位置は、カーソルフォントのローアドレス
(カーソル下位アドレス)に対応する。このカーソル下
位アドレスは、アドレス切換回路24に供給される。
【0054】また、カーソルキャラクタコードレジスタ
62には、プログラムデータの解読結果に従って、カー
ソルフォントのアドレスが記憶される。EEPROM2
0には、予め決められた場所にカーソルフォントが記憶
されるため、システムの立ち上がり時に、このカーソル
フォントのアドレスをカーソルキャラクタコードレジス
タ62にセットすればよい。
【0055】このカーソルキャラクタコードレジスタ6
2には、使用するカーソルフォントについてのEEPR
OM20におけるアドレスが記憶されている。例えば、
このカーソルレジスタ62で指定されるカーソルフォン
トがn×mのドットパターンである場合、カーソルキャ
ラクタコードレジスタ62に記憶されるデータにより、
このn×mの領域が指定される。そして、カーソル垂直
制御回路60からのカーソル下位アドレスによって、カ
ーソルフォントの垂直方向の位置(m行のうちのどの行
かという位置)が決定される。
【0056】また、カーソル垂直制御回路60は、カー
ソルを表示する垂直位置の間(カーソル表示開始垂直位
置からカーソル表示終了垂直位置の間)にハイレベルに
なる信号であるカーソルVENを出力する。このカーソ
ルVENは、カーソルデータ読出制御回路64に供給さ
れる。カーソルデータ読出制御回路64には、水平同期
信号が供給されており、カーソルデータ読出制御回路6
4は水平同期信号から検出した水平帰線期間中における
予め決定した期間だけハイレベルになるカーソルリード
信号を出力する。このカーソルリード信号はマスタ側ク
ロック生成回路66及びアドレス切換回路24に供給さ
れる。
【0057】アドレス切換回路24は、カーソルリード
信号のハイレベルの期間であって、OSDタイミングの
期間は、カーソルキャラクタコードレジスタ62及びカ
ーソル垂直制御回路60から出力されるカーソル下位ア
ドレスで指定されるアドレスを出力する。従って、この
期間、EEPROM20からカーソルフォントの特定の
垂直位置の横nビットが出力される。
【0058】マスタ側クロック生成回路66は、カーソ
ルリード信号のハイレベルに応じて、マスタ側クロック
を発生し、これをシフトレジスタ68のマスタ側68m
に供給する。このマスタ側クロックは、カーソルリード
信号のハイレベルであってOSDタイミングの間の期間
内において、所定の期間だけハイレベルになるものであ
る。そして、このマスタ側クロックの立ち上がりにおい
て、シフトレジスタ68のマスタ側68mには、EEP
ROM20からのカーソルフォントについてのnビット
のドットデータが取り込まれる。
【0059】カーソル垂直制御回路60からのカーソル
VENは、カーソル水平制御回路70に供給される。こ
のカーソル水平制御回路70は、CPU12から供給さ
れたカーソル表示開始水平位置から水平方向のカーソル
表示位置に至った場合に、Hスタート信号をハイレベル
にする。すなわち、カーソル水平制御回路70には、水
平同期信号と、HCLKが供給されており、水平同期信
号における帰線期間の終了から所定数のHCLKのカウ
ントにより、カーソルの水平表示開始位置を検出し、H
スタート信号をハイレベルにする。
【0060】Hスタート信号は、スレーブ側クロック生
成回路72に供給される。スレーブ側クロック生成回路
72には、ドットクロックDCLKが供給されており、
Hスタートが一旦ハイレベルになった後の立ち下がりか
らドットクロックDCLKをスレーブ側クロックとして
出力する。このスレーブ側クロックは、シフトレジスタ
68にシフトクロックとして供給される。従って、シフ
トレジスタ68からは、マスタ側68mにプリセットカ
ーソルフォントの1行分のドットデータが順次出力され
る。
【0061】なお、スレーブ側クロック生成回路72か
らのスレーブ側クロックは、カーソルストップ検出回路
74にも供給される。このカーソルストップ検出回路7
4は、カウンタから構成され、スレーブ側クロックをカ
ウントし、カーソルフォントの横ドット数nをカウント
したときに、これについての信号をカーソル水平制御回
路70に供給する。カーソル水平制御回路70は、Hス
タート信号が発生してからカーソルストップ検出回路7
4から出力されるカーソル表示データの出力終了を表す
信号までの期間(カーソル表示を示す期間)を示すカー
ソルHEN信号を出力する。
【0062】また、カーソルカラーレジスタ76も設け
られており、このカーソルカラーレジスタ76には、カ
ーソルの色、すなわち、プログラムデータの解読結果に
従って、カーソルカラーレジスタ76にカラーデータが
供給される。
【0063】シフトレジスタ68の出力及びカーソルカ
ラーレジスタ76の出力はカーソル出力処理回路78に
供給される。シフトレジスタ68から供給されるデータ
は、1ビットずつのデータでもよいが、各ドットを2ビ
ットで表わすことも好適である。すなわち、EEPRO
M20において、1つのカーソルフォントがn×mビッ
トの領域1つではなく2つと対応づけられていること
で、1ドット2ビットのキャラクタデータが出力され
る。従って、シフトレジスタ68からも1ドットについ
て、2ビットのデータが出力される。そこで、背景及び
カーソル部分という区別ではなく、4種類の状態を設定
することができる。
【0064】一方、カーソルカラーレジスタ76から
は、4種類のRGBデータが供給される。そして、カー
ソル出力処理回路78は、シフトレジスタ68から出力
されるデータに応じて各ドットのRGBを決定し、決定
されたRGBデータを各ドット毎に出力する。
【0065】OSD出力処理回路50からのRGBデー
タと、カーソル出力処理回路78からのRGBデータは
表示切換回路80に供給される。また、カーソル水平制
御回路70からのカーソルHENもカーソル表示切換回
路80は、カーソルHENに応じてOSD出力処理回路
50からのRGBデータを出力するかカーソル出力処理
回路78からのRGBデータを出力するかを切り換え
る。すなわち、カーソルについてRGBデータを出力さ
れている間だけ、表示切換回路80が、カーソル出力処
理回路78からのRGBデータを選択することで、所望
のカーソル表示が行える。
【0066】なお、カーソルの背景部分については、表
示を行わず透過表示にする。すなわち、カーソルフォン
トについての背景部分については、一定のコントロール
データを割り付けておく。そして、カーソル出力処理回
路78は、そのコントロールデータにより、当該ドット
が背景であると認識した場合には、カーソルHENがハ
イレベルであってもこれをローレベルとして表示切換回
路80に供給する。これによって、表示切換回路80
は、背景の時にOSD出力回路50からの信号を出力す
る。これによって、カーソルフォントの背景部分はキャ
ラクタ表示が残ることになる。
【0067】次に、上述のようなカーソル表示の動作に
ついて、説明する。水平同期信号の反転である信号HS
(アッパーバー)は、水平帰線期間において、ローレベ
ルになる。CPU12は、6ステートで1マシンサイク
ルが形成されており、第1、4ステートがEEPROM
20の第1領域をアクセスするプログラム読み出しに割
り振られ、第2、3、5、6ステートが第2領域(キャ
ラクタ)に割り振られている。信号P/Cが、アドレス
切換回路24によるEEPROM20のアクセス領域を
示している。
【0068】CPU12の内部のプログラムカウンタに
おけるカウント値は、命令の内容によるが基本的には1
マシンサイクル毎に切り替わる(第2ステートで切り替
わる)。この例では、帰線期間の直前のマシンサイクル
ではK−1、帰線期間の最初のマシンサイクルの第2ス
テートからK、次のマシンサイクルの第2ステートから
K+1になっている。また、水平帰線期間は、キャラク
タ表示は行われないため、OSDキャラクタコードラッ
チ回路38は、水平帰線期間中リセット(RESET)
状態になっている。
【0069】カーソルデータ読出制御回路64は、帰線
期間に入って2回目のマシンサイクルの第1ステート〜
第4ステートにおいて、カーソルリード(READ)信
号をハイレベルにする。また、カーソルキャラクタコー
ドレジスタ62とカーソル垂直制御回路60からのカー
ソル位置アドレスで特定されるアドレスは、帰線期間に
入った段階で値v0にセットされる。
【0070】アドレス切換回路24は、信号P/Cによ
って、CPU12からのアドレスと、OSDキャラクタ
コードラッチ回路38の出力を切換えるとともに、カー
ソルリード信号がハイレベルの時には、OSDキャラク
タコードラッチ38の出力に代えて、カーソルキャラク
タコードレジスタ62の出力を選択出力する。従って、
アドレス切換回路24の出力は、帰線期間の第2マシン
サイクルでは、その第2、3ステートにおいて、アドレ
スv0が出力される。従って、この期間において、EE
PROM20からカーソルフォントの所定の横nドット
のデータV0が出力される。
【0071】マスタ側クロック生成回路66は、このカ
ーソルフォントの出力のタイミングに合わせて、マスタ
側クロックを帰線期間の第2マシンサイクルにおける第
3ステートで立ち上げ、第4ステートで立ち下げる。こ
のマスタ側クロックの立ち上がりで、シフトレジスタ6
8のマスタ側68mにEEPROM20の出力V0が取
り込まれる。
【0072】そして、カーソル水平制御回路70が、H
スタート信号を所定のタイミングで立ち上げ、その後立
ち下げたことで、スレーブ側クロック生成回路72から
HCLKがスレーブ側クロックとして出力される。そこ
で、シフトレジスタ68からプリセットされていたカー
ソルフォントデータV0が1ドットずつ出力される。
【0073】このようにして、カーソルフォントの1行
分のnドットのデータがカーソル出力処理回路78に供
給される。
【0074】このように、本実施形態によれば、カーソ
ル用に特別のROMをもつ必要がなく、装置の簡略化が
図れる。特に、プログラム、キャラクタフォント、カー
ソルフォント同一のEEPROM20に記憶しておくこ
とで、回路全体が簡略化できる。また、水平帰線期間に
おいて、カーソルフォントの読み出しを行っておくこと
で、表示キャラクタの読み出しに悪影響がない。また、
シフトレジスタのマスタ側に直接カーソルフォントをラ
ッチさせる構成のため、回路が小さくなる。さらに、通
常のキャラクタフォントと同じ形式で、EEPROM2
0にカーソルフォントが格納されているため、LSIの
生産テストにおけるキャラクタパターンをカーソルとO
SDとで同一のテストパターンを用いてテストすること
ができる。従って、カーソル専用のテストパターンを用
意する必要がない。また、EEPROM20において、
1ドットに対応して、2ビットのデータを持つようにす
ることで、カーソルについてもグラフィックな表現も可
能である。なお、カーソル水平制御回路70及びスレー
ブ側クロック生成回路72に供給されるクロックとし
て、OSD水平制御回路26から出力されるHCLKを
使用しているため、このクロックのカウント数が同じで
あれば、表示キャラクタと同一位置にカーソルを位置さ
せることができる。
【0075】「その他の構成」ここで、OSD水平制御
回路26内には、図2に示すHスタートカウンタ106
が設けられている。一方、カーソル水平制御回路70に
おいてもHスタート信号を生成するためにカウンタが必
要である。そして、両者とも水平帰線期間の終了からH
CLKをカウントするものである。また、1水平期間に
おいて、1回一致信号を出力するために用いられるもの
である。そこで、両カウンタを兼用することが好適であ
る。すなわち、Hスタートカウンタにより、次の水平帰
線期間までのカウントを継続し、このカウント値を異な
る比較器に供給することで、キャラクタ表示開始位置及
びカーソル表示開始位置において、それぞれの比較器か
ら一致信号を得ることができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示文字の倍率を変更しても表示開始位置をそろえるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の回路の全体構成を示すブロック図
である。
【図2】 OSDCLK生成のための回路を示す図であ
る。
【図3】 OSDCLK発生のタイミングチャートであ
る。
【図4】 RGB信号出力のタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
10 VRAM、12 CPU、14 データバス、2
0 EEPROM、24 アドレス切換回路、26 O
SD水平制御回路、46 OSDシフトレジスタ、50
OSD出力処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−303490(JP,A) 特開 平5−297862(JP,A) 特開 昭63−147192(JP,A) 実開 昭57−3282(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/26 G09G 5/18 G09G 5/377

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャラクタの画面上への表示を制御する
    キャラクタ表示制御回路であって、水平走査の帰線期間終了後から キャラクタの表示開始位
    置まで、基本クロックをカウントしてキャラクタの表示
    開始位置を検出する表示開始位置検出手段と、 表示開始位置に至った後、キャラクタパターンを任意の
    表示クロックに従って出力するキャラクタパターン出力
    手段と、 を有し、前記表示開始位置検出手段は、 水平走査の帰線期間終了後から基本クロックをカウント
    するスタートカウンタと、 このスタートカウンタのカウント値と、キャラクタ表示
    開始位置についてのデータを比較する比較器と、 を含み、比較器において表示開始位置を検出する ことを
    特徴とするキャラクタ表示制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回路において、 さらに、 前記比較器の出力によって動作を開始し、前記基本クロ
    ックに基づいて異なる周期のクロックを出力するクロッ
    ク発生手段と、 このクロック発生手段からのクロックと、前記基本クロ
    ックのいずれかを選択して表示クロックとして出力する
    選択手段と、 を含み、選択手段により選択するクロックを制御するこ
    とで、表示キャラクタの大きさを制御することを特徴と
    するキャラクタ表示制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の回路におい
    て、 さらに、 前記キャラクタ表示とは独立して表示タイミングが決定
    されるカーソルの表示タイミングを制御するカーソル表
    示タイミング制御手段を含み、 このカーソル表示タイミングの検出に前記スタートカウ
    ンタを利用することを特徴とするキャラクタ表示制御回
    路。
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