JP3373993B2 - キャラクタ読み出し制御回路 - Google Patents

キャラクタ読み出し制御回路

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JP3373993B2 JP02094996A JP2094996A JP3373993B2 JP 3373993 B2 JP3373993 B2 JP 3373993B2 JP 02094996 A JP02094996 A JP 02094996A JP 2094996 A JP2094996 A JP 2094996A JP 3373993 B2 JP3373993 B2 JP 3373993B2
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博康 新藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ画面等に文
字などのキャラクタを表示するために、キャラクタを格
納するキャラクタエリアへのアクセスを制御するキャラ
クタエリアアクセス制御回路、特にキャラクタを2つの
領域に分けて記憶するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所定のコードデータに応じ
て、RGB処理されたカラーの文字をテレビ画面に表示
できるテレビジョン装置が知られている。なお、コード
データは、受信信号より再生される場合もあるし、内部
で発生する場合もある。
【0003】このような装置において文字表示を行う場
合、所定の文字フォントのドットパターン(キャラクタ
パターン)が記憶されたキャラクタROMと、このキャ
ラクタROMのアクセスアドレスを決定するキャラクタ
コードを記憶するビデオRAMを設ける。そして、この
ビデオRAMのアドレスは、テレビ画面上における文字
の表示位置に対応している。このため、ビデオRAMの
各アドレスに記憶されているキャラクタコード応じて、
対応するキャラクタROMのキャラクタパターンを読み
出すことで、文字表示を行うことができる。
【0004】ここで、文字表示に利用するキャラクタの
横方向(水平方向)のビット数は、12ビットに設定す
る場合が多い。また、他のビット数としてもよいが、8
ビットや、16ビットが好ましくない場合も多い。例え
ば、TV放送に文字情報を重畳しておき、TV画面にお
いて、文字表示を表示可能とするクローズドキャプショ
ン方式の場合には、文字の横方向のビット数は9ビット
とされている。
【0005】そして、このような文字のドットパターン
をキャラクタROMに記憶するが、この場合には、1ア
ドレスに水平方向一列のドットデータを記憶する。従っ
て、キャラクタROMとして、これら仕様に合わせ、1
アドレスが12ビットや、9ビットのROMを用意して
使用していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、通常のデータ
処理は、8ビットを単位として行われる場合が多く、通
常の記憶媒体は、8ビットを1アドレスとしている場合
が多い。従って、これ以外のビット数のROMは、特別
に開発しなければならず、そのため開発コストがかかる
という問題点があった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、所望のビット幅、例えば
8ビットの記憶媒体において、各種ビット数のパターン
データを記憶可能とするキャラクタ読み出し回路を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャラクタ
コードに基づいてキャラクタ格納領域における対応する
領域を指定し、ここに記憶されているキャラクタパター
ンを水平方向の一列のドットデータ毎にアドレス指定し
て読み出すキャラクタ読み出し制御回路であって、上記
キャラクタ格納領域には、1つのキャラクタパターンの
水平方向一列のドットデータが2つの連続したアドレス
で指定される領域に分けて記憶されており、1つのキャ
ラクタコードに基づいて、上記2つの連続したアドレス
を指定し、2つの領域からドットデータを読み出すこと
で1つのキャラクタコードに対応するキャラクタパター
ンの水平方向一列のドットデータを読み出すこのよう
に、1つのキャラクタコードに一列分のアドレス指定
で、キャラクタ格納領域の2つの領域からペアでドット
データを読み出すことができる。従って、1アドレス8
ビットの汎用のROMを用いた場合においても一列9ビ
ット以上16ビット以下のドットデータを読み出すこと
ができる。従って、1アドレス12ビットのキャラクタ
ROM専用のROMに代えて汎用の1アドレス8ビット
のROMを利用することができる。
【0009】また、記連続する2つの領域からパター
ンデータを読み出し、読み出された2つのドットデータ
を2つのラッチ回路にそれぞれラッチすることを特徴と
する。このように、2つのラッチ回路に記憶することに
よって、2つに分けた領域からの出力を容易に保持する
ことができる。
【0010】また、上記2つのラッチ回路のデータの両
方をシフトレジスタに受け入れ、これらを所定のシフト
クロックによりシリアル出力することによって、2つの
領域に分けて記憶されたパターンを1つのパターンまと
めるこのように、2つのラッチ回路からの出力を1つ
のシフトレジスタに記憶することによって、2つのラッ
チ回路からのドットデータが一列のドットデータにまと
められる。そして、これを例えば12個のシフトクロッ
クで、順次出力することで、12ドットのデータとして
の出力が可能になる。
【0011】そしてリセット信号がオンの場合には、
上記2つのラッチ回路のいずれか一方のラッチ回路の記
憶内容をリセットし、上記シフトレジスタにリセットさ
れていないパターンデータと、リセットされたデータを
受け入れ、上記シフトレジスタは、リセットしていない
方のラッチ回路からのデータを先に出力すると共に、1
回の出力の際のシフトクロックを上記リセットしていな
い方のラッチ回路からのデータのビット数より所定数多
くし、上記連続する2つの領域の一方から読み出された
パターンデータに上記リセットされたデータ付加し、
上記所定数多くなったビット数のデータを出力する。こ
のようにして、8ビットの読み出しデータにリセットデ
ータからなる所望のダミービットを付加できる。クロー
ズドキャプションの場合、1列は9ビットと決められて
おり、かつ1ビットは隣接する文字との仕切り用のスペ
ースになっている。そこで、ダミービットを1ビットと
することで、8ビットのROMを利用して、クローズド
キャプションの文字表示を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。図1は、キャラクタ表示制御回路の全体構成を
示すブロック図であり、この回路はマイクロコンピュー
タにより実現される。
【0013】ビデオRAM1は、表示文字に対応するキ
ャラクタコードをテレビ画面の表示部分に対応するアド
レスに記憶する。また、文字色及び背景色を示す修飾
(アトリビュート)情報を記憶する場合には、キャラク
タコードに代えて、これらを指定するアトリビュートコ
ードが記憶される。このアトリビュートは、一旦指定す
ると、その後は同一の状態を維持するようになってい
る。このため、アトリビュートコードは、アトリビュー
トを変更したい文字のアドレスの直前のアドレスに記憶
される。従って、テレビ画面の中で、表示文字を同じア
トリビュートで連続表示する場合には、1文字目のキャ
ラクタコードが記憶されるアドレスの直前のアドレスに
アトリビュートコードを記憶するだけでよい。
【0014】また、本実施例では、ビデオRAM1の各
アドレスは、9ビットで構成されている。最上位ビット
(MSB)が文字コードまたはアトリビュートコードの
別を示す識別ビット、残りの8ビットが、文字コード
(キャラクタコード)またはアトリビュートコードを示
している。そして、MSB「0」はキャラクタコード、
MSB「1」はアトリビュートコードを示しており、こ
のMSBを読み出し判定することで、キャラクタコード
かアトリビュートコードかを識別できる。残りの8ビッ
ト、すなわち「000」〜「0FF」H(Hはヘキサデ
シマル)は、256種類のキャラクタコードまたはアト
リビュートコードの内容を示している。
【0015】また、図において破線で分割して示したよ
うに、ビデオRAM1の内部には、パレットデータ領域
が設けられている。このパレットデータ領域には、表示
文字に文字色または背景色を付すための修飾データが記
憶される。すなわち、ビデオRAM1から読み出された
アトリビュートコードをアドレスデータとして、このパ
レットデータ領域がアクセスされ、表示文字の文字色、
背景色が決定される。
【0016】「ビデオRAMの構成」ここで、ビデオR
AM1のマップ構成例を図2に示す。このように、ビデ
オRAM1は、縦方向が「00〜10」Hの17のロー
アドレス、横方向が「00〜2F」Hの48のカラムア
ドレスからなっている。そして、ローアドレス「00〜
0F」H及びカラムアドレス「00〜08」Hで指定さ
れる右上がり斜線で示される領域には、テレビ画面上で
の文字表示開始位置、及びテレビ画面に初めて表示を行
う文字についてのアトリビュート(文字色及び背景色)
を示す初期設定データが書き込まれる。また、カラムア
ドレス「00」には、そのローの文字の表示開始位置を
示すデータ(画面上の垂直位置を示す水平走査線番号)
が初期設定データの1つとして記憶されている。
【0017】また、ローアドレス「00〜0F」H及び
カラムアドレス「09〜1F」Hで指定される領域に
は、テレビ画面への文字表示位置に対応してキャラクタ
コード(またはアトリビュートコード)が書き込まれ
る。
【0018】また、ローアドレス「10」H及びカラム
アドレス「00〜1F」Hで指定される左上がり斜線で
示される領域(パレットデータ領域)には、上述の修飾
データが書き込まれる。さらに、詳細に説明すると、ロ
ーアドレス「10」H及びカラムアドレス「00〜1
7」で指定される領域には、文字色を示す修飾データが
書き込まれ、ローアドレス「10」H及びカラムアドレ
ス「18〜2F」H指定される領域には、背景色を示す
修飾データが書き込まれる。
【0019】ここで、アトリビュートコードのビット配
列の一例について説明すると、アトリビュートコード
は、9ビット構成であり、MSBがアトリビュートコー
ドとキャラクタコードの識別ビット、上位の8ビットが
文字色及び背景色の識別ビット、上位7ビットが文字色
を着色するか否かのオンオフビット、上位6ビットが背
景色を着色するか否かのオンオフビット、残りの5ビッ
ト(4〜0ビット)がパレットデータ領域のカラムアド
レス「00〜17」Hまたは「18〜2F」の1つを指
定するビットに割り振られている。
【0020】また、パレットデータ領域の各アドレスも
9ビット構成であり、9ビットすべてがRGBの情報と
して使用できる。本実施形態では、RGB各々に2ビッ
トを割り当て、64種類の色指定を可能としている(残
り3ビットは不使用)。
【0021】「CPUタイミングによるビデオRAMへ
のアクセス」ここで、マイクロコンピュータの1マシン
サイクルは、プログラムの解読結果に基づき、ビデオR
AM1の書き込み読み出し動作を行うCPUタイミング
と、CPU(図示せず)の動作とは無関係にビデオRA
M1の読み出しを行うOSD(ON SCREEN D
ISPLAY)タイミングとからなっている。具体的に
は、1マシンサイクルは、3期間のCPUタイミング
(ローレベル)及び3期間のOSDタイミング(ハイレ
ベル)を交互に繰り返す6ステートからなっている(図
7のO/C参照)。ビデオRAM1は、CPUタイミン
グ及びOSDタイミングで独立にアクセスされるため、
構成が簡単なシングルポートで構成されている。
【0022】また、ビデオRAM1は、データバス2に
接続されている。ビデオRAM1は、CPUからの指示
に従い、書き込みモードまたは読み出しモードに切り換
えられる。例えば、ビデオRAM1が書き込みモードに
なっているとき、キャラクタコードや、アトリビュート
コードや、修飾データが、ビデオRAM1に書き込まれ
る。また、読み出しモードになっている場合には、キャ
ラクタコードや、アトリビュートコードが読み出されて
データバス2にのる。この書き込み及び読み出しの際の
ビデオRAM1のアドレッシングは、後述するローアド
レスレジスタ3及びカラムアドレスレジスタ4に所望の
アドレスデータをデータバス2を介しセットすることに
よって行う。
【0023】すなわち、各マシンサイクル中のCPUタ
イミング中にビデオRAM1のローアドレスをアドレッ
シングする場合には、ローアドレスレジスタ3に、CP
Uからのローアドレスデータがデータバス2を介しセッ
トされる。
【0024】同様に、カラムアドレスレジスタ4に、デ
ータバス2を介しCPUからのカラムアドレスデータが
セットされる。これによって、ビデオRAM1をアドレ
ッシングする。
【0025】ビデオRAM1へのデータの書き込みは、
このCPUタイミングにおいて、CPUからのデータに
よって行う。また、画面表示のためのビデオRAM1か
らのデータの読み出しは、OSDタイミングの読み出し
によって行う。
【0026】「OSDタイミングのビデオRAMへのア
クセス」各マシンサイクルのOSDタイミング中のロー
アドレスを決定するために、垂直位置制御回路5が設け
られている。
【0027】ここで、テレビ画面における文字表示の垂
直方向開始位置を示す初期設定データが、ローアドレス
「00〜0F」H、カラムアドレス「00」で指定され
る領域にそれぞれ書き込まれている。
【0028】垂直位置制御回路5は、タイミング切換信
号O/C、水平同期信号Hs、及び垂直同期信号Vsが
印加されて動作する。このため、垂直位置制御手段5の
内部には、最初の表示文字の垂直方向の開始位置を検出
する手段として、第1カウンタ(図示せず)と、第2カ
ウンタ(図示せず)と、一致検出回路(図示せず)が設
けられている。
【0029】第1カウンタは、水平同期信号Hsの立ち
上がりでリセットされ、水平同期信号のHsの立ち上が
り期間中(ブランキング期間)にローアドレスを「0
0」Hから「0F」Hまで変更させる。このため、これ
に対応する周波数のクロック信号をカウントする。この
とき、カラムアドレスは「00」に固定されており、こ
の状態で、垂直位置制御回路5は、第1カウンタの値に
よってビデオRAM1からバイナリデータを順次読み込
む。
【0030】第2カウンタは、垂直同期信号Vsでリセ
ットされ、水平同期信号Hsをカウントする。一致検出
回路は、第1カウンタのカウント値でアクセスされた
「00〜0F」Hのいずれか1つのローアドレス(カラ
ムアドレスは「00」)に書き込まれたバイナリデータ
と、第2カウンタでカウントされた水平同期信号Hsの
バイナリデータとの一致を検出する。従って、第2カウ
ンタに得られる水平同期信号Hsの垂直方向の位置を表
すデータが、ローアドレス「00〜0F」Hのいずれか
1つに書かれていると、その位置が最初の表示文字の垂
直方向の表示開始位置と認識される。そこで、一致検出
回路は、このときに一致信号を出力する。なお、この一
致検出に応じて、対応ローアドレスのデータが出力さ
れ、文字表示が開始される。
【0031】垂直位置制御回路5は第3カウンタ(図示
せず)をさらに有している。第3カウンタは、一致検出
回路から出力される一致検出信号でイネーブル状態にさ
れ、水平同期信号Hsの立ち上がりをバイナリでカウン
トする。ここで、テレビ画面に表示される文字のフォン
トを縦mドット×横nドットとすると、第3カウンタ
は、mカウントしてリセットされる。従って、第3カウ
ンタのカウント値は、1つのキャラクタの垂直方向の位
置を示している。
【0032】一方、後述するキャラクタROM17に
は、縦mドット×横nドットの表示のためのドットパタ
ーンが予め記憶されており、このアクセスは第3カウン
タの出力によって制御される。すなわち、第3カウンタ
が水平同期信号がバイナリでカウントした値を前記キャ
ラクタROM17に垂直方向のアドレスとして印加し、
キャラクタROM17のアドレスを制御する。なお、本
実施形態では、キャラクタROM17は、横方向のnビ
ットが8ビットずつの左右2分の領域に分割して形成さ
れており、これらの対応アドレスを順次アクセスする。
そこで、両者を順次アクセスするための構成を別途有し
ており、これについては後述する。
【0033】ビデオRAM1におけるパレットデータ領
域のローアドレスを指定するために、パレットローアド
レスレジスタ6が設けられている。この例では、このパ
レットローアドレスレジスタに、「10」Hが予めセッ
トされている。
【0034】ローアドレスレジスタ3、垂直位置制御回
路5、パレットローアドレスレジスタ6とビデオRAM
1の間には、ローアドレス切換回路7が設けられてお
り、いずれかのローアドレスを切り換え出力する。具体
的には、タイミング切換信号O/Cと、パレットリード
信号PRのハイレベル及びローレベルの組み合わせによ
り、いずれか1つのローアドレスを切り換え出力する。
この信号O/C及びPRの発生のタイミングは図7のタ
イミングチャートに示すとおりである。
【0035】このように、タイミング切換信号O/C及
びパレットリード信号PRがローレベルの時はローアド
レスレジスタ3にセットされているローアドレスデータ
が選択され、タイミング切換信号O/Cがハイレベル
で、パレットリード信号PRがローレベルの時は垂直位
置制御回路5から供給されるローアドレスデータが選択
され、タイミング切換信号O/C及びパレットリード信
号PRが共にハイレベルの時はパレットローアドレスレ
ジスタ6にセットされているローアドレスデータが選択
される。
【0036】水平位置制御回路8は、表示文字の水平方
向の開始位置を検出する。各マシンサイクルのOSDタ
イミング中、ビデオRAM1は、水平位置制御回路8の
出力に基づきアドレッシングされる。水平位置制御回路
8は、水平同期信号Hsの立ち上がりから、ローアドレ
ス「00」H,カラムアドレス「04」Hから読み出さ
れた表示文字の水平方向文字表示開始位置に至ると、ド
ットクロックDCLKの立ち上がりをバイナリでカウン
トするカウント手段を有している。
【0037】そして、このカウント手段は、カウントを
開始したときに、パルスPPCをすると共に、カウント
を開始し、DCLKをn回カウントする度にPPCを発
生する。また、水平位置制御回路8は、文字表示の開始
位置(カウントの開始位置)についてのデータを記憶す
るためのレジスタ手段も有している。ここで、ドットク
ロックDCLKは、文字データの横方向の各ドット毎が
1周期となる周波数を有しており、1つのキャラクタの
水平方向のドット数はnである。そこで、表示文字の区
切り毎に(変更時点で)パルスPPCが発生される。
【0038】カラムカウンタ9には、ORゲート10を
介し、水平位置制御回路8からのパルスPPCが印加さ
れる。そして、カラムカウンタ9は、パルスPPCが入
力される度に、インクリメントされるカラムアドレスデ
ータを発生する。
【0039】カラムアドレス切換回路11は、タイミン
グ切換信号O/C及びパレットリード信号PRに応じ
て、カラムアドレスレジスタ4、カラムカウンタ9及び
後述するラッチ回路15のいずれかの出力を選択し、ビ
デオRAM1に印加するカラムアドレスデータを切り換
える。具体的には、タイミング切換信号O/C及びパレ
ットリード信号PRが共にローレベルのときカラムアド
レスレジスタ4にセットされたカラムアドレスデータを
選択し、タイミング切換信号O/Cがハイレベルでパレ
ットリード信号PRがローレベルの時カラムカウンタ9
でカウントされたカラムアドレスデータを選択し、タイ
ミング切換信号O/C及びパレットリード信号PRが共
にハイレベルの時、前記ラッチ回路15の出力を選択す
る。
【0040】このようにして、ビデオRAM1は、ロー
アドレス及びカラムアドレスが決定され、当該アドレス
のデータ(キャラクタコード、アトリビュートコード、
修飾データ)がデータが読み出される。なお、垂直位置
制御回路5では、垂直方向の文字開始位置を検出するた
めに、上述したように、ローアドレス「00〜0F」H
及びカラムアドレス「00」Hで指定されるアドレスに
書き込まれたデータの取り込みが必要である。そこで、
タイミング切換信号O/Cの立ち下がりで読み出された
ビデオRAM1の全9ビットのデータVDATAは垂直
位置制御回路5に印加されるようになっている。
【0041】「ビデオRAMの読み出し出力VDATA
の処理」キャラクタコードラッチ回路12は、ビデオR
AM1のOSDタイミングの読み出し出力であるVDA
TAのうち、キャラクタコードのみをラッチする。
【0042】アトリビュートコードラッチ回路13は、
ビデオRAM1の出力のうちアトリビュートコードのみ
をラッチする。このため、ビデオRAM1の読み出し出
力VDATAの最上位ビットMSBが「1」であり、か
つ水平位置制御回路8からアトリビュートクロックAT
RCKが発生したとき、ANDゲート14から出力され
るATRCKと同一の出力の立ち下がりに同期して、V
DATAの下位8ビット(アトリビュートコード)をラ
ッチする。
【0043】ANDゲート14の出力は、一方の入力に
信号PPCが供給されるORゲート10の他方の入力に
も印加され、アトリビュートコードラッチ回路13がア
トリビュートコードをラッチする直前にカラムカウンタ
9の値は前記クロックATRCKの立ち上がりに同期し
て+1インクリメントされる。
【0044】ラッチ回路15は、アトリビュートラッチ
回路13にラッチされたアトリビュートコードをパレッ
トデータ領域のカラムアドレスに解読し、パルスPPC
の立ち上がりに同期してラッチする。これにより、ラッ
チ回路15には、文字色か背景色かを識別するデータ
(アトリビュートコードの上位8ビット目)と、文字色
のオンオフデータ(アトリビュートコードの上位7ビッ
ト目)と、背景色のオンオフデータ(アトリビュートコ
ードの上位6ビット目)と、パレットデータ領域のカラ
ムアドレスデータとが保持される。
【0045】修飾データラッチ回路16は、パレットロ
ーアドレスレジスタ6から出力された「10」Hの固定
されたローアドレスデータと、ラッチ回路15から出力
された「00〜2F」のカラムアドレスデータで指定さ
れたビデオRAM1のパレットデータ領域の任意のアド
レスから読み出された修飾データ(アトリビュートデー
タ)をラッチする。このデータのラッチは、水平位置制
御回路8から出力される修飾データクロックPLDCL
Kの立ち上がりに同期して行われる。
【0046】キャラクタROM17には、縦mドット×
横nドットの文字フォントを有する所定のドットパター
ンが、キャラクタコードで指定される領域に1つずつに
記憶されている。そして、キャラクタコードラッチ回路
12に記憶されたキャラクタコードにより、対応する領
域がアドレス指定され、読み出されるキャラクタ(1文
字分の文字フォントが記憶される領域)が決定される。
【0047】また、垂直位置制御回路5から供給される
水平ラインを示すアドレス信号によって、1キャラクタ
のドットデータにおける垂直位置が決定される。従っ
て、1回の読み出して、1つのキャラクタの水平方向n
ビット分のドットデータが読み出される。
【0048】ここで、本実施形態では、水平方向のnビ
ットが16ビットで構成されている。そして、キャラク
タROM17は、1アドレス8ビットの汎用のROMが
利用される。従って、水平ラインの位置に基づく1回の
垂直位置の読み出しにおいて、2アドレスが指定され
る。この構成については、後述する。
【0049】そして、キャラクタコードラッチ回路12
にラッチされるキャラクタコードが変更される度に、読
み出されるキャラクタが変更される。1水平ラインの読
み出しが終了すると、次のラインの読み出しに移り、同
一のキャラクタの次の水平ラインのデータの読み出しが
繰り返される。
【0050】このキャラクタROM17の出力には、ラ
ッチ回路25、26が接続されており、キャラクタRO
M17の1垂直位置について2つ(8ビット+8ビッ
ト)の出力をそれぞれ受け入れラッチする。この例で
は、一列のドットデータの右側をラッチ回路25がラッ
チし、左側をラッチ回路26がラッチする。
【0051】そして、これらラッチ回路25、26に
は、1つのシフトレジスタ18が接続されている。この
シフトレジスタ18は、n(16)ビットのシフトレジ
スタであり、ラッチ回路25、26からのドットデータ
を隣接して受け入れ、nビットドットデータとして格納
する。従って、キャラクタROM17において、左右2
つに分けて記憶されていた一列分のドットデータが、こ
こで一列のドットデータにまとめられる。なお、このシ
フトレジスタ18のデータ受入は、パルスPPCの立ち
上がりに同期して行われ、その後ドットクロックDCL
Kに同期してnビットのドットデータをシリアル出力す
る。
【0052】一方、修飾データラッチ回路16には、レ
ジスタA19及びレジスタB20が接続されている。レ
ジスタA19は、修飾データラッチ回路16でラッチし
ているデータが表示文字自体の色指定を行う修飾データ
の場合、そのデータをパルスPPCの立ち上がりに同期
して保持する。一方、レジスタB20は、表示文字に付
す背景色を示す修飾データを同様のタイミングで保持す
る。
【0053】選択ラッチ回路21は、レジスタA19、
B20のいずれか一方へ修飾データを選択入力させるた
めの回路であり、インバータ22を介して印加されるパ
ルスPPCの立ち下がりに同期して、ラッチ回路15に
ラッチされているアトリビュートコードが文字色指定か
背景色指定かのデータをラッチする。例えば、選択ラッ
チ回路21は、「0」をラッチしたときにレジスタA1
9への入力を許可し、「1」をラッチしたときにレジス
タB20への入力を許可する。
【0054】出力処理回路力23は、色出力制御ラッチ
回路24からの出力に基づいて、シフトレジスタ18か
ら出力されるドットデータと、レジスタA19及びB2
0から出力される修飾データとに対して信号処理を施
し、テレビ画面上にRGBの信号処理が施された文字を
表示するための信号を出力する。
【0055】色出力制御ラッチ回路24は、ラッチ回路
15にラッチされているアトリビュートコードにおける
文字色のオンオフデータと背景色のオンオフデータと
を、パルスPPCの立ち上がりに同期してラッチする。
そして、このラッチ出力を出力処理回路23に供給する
ことにより、出力処理回路における文字色及び背景色の
オンオフを制御する。
【0056】「キャラクタROM及びこの出力のラッ
チ」キャラクタROM17は、縦m(=32ビット)ド
ット×横n(16ドット) ドットの文字フォントを有する所定のドットパターンが
1つのキャラクタコードで指定されるエリア(領域)に
記憶されている。特に、本実施形態では、図3に示に、
1キャラクタ(文字フォント)分の構成を示すように、
キャラクタROM17が、水平方向8ビットずつに分け
て記憶されている。この例では、「A」という文字を左
右に分けて記憶している。
【0057】そして、実際のアドレスとしては、図4に
示すように、偶数ビット(最下位ビットが0)のアドレ
スが左側の領域、奇数ビット(最下位ビットが1)のア
ドレスが右側の領域に割り当てられている。従って、隣
接する2つの偶奇ビットを読み出すことで、水平方向一
列のドットデータを読み出すことができる。そして、こ
の左側(偶数ビットのアドレス)のドットデータがラッ
チ回路26に記憶され、右側(奇数ビットのアドレス)
のドットデータがラッチ回路25に記憶される。
【0058】さらに、クローズドキャプションについて
の文字フォントは、横9ビットであるが、本実施形態で
は、図5に示すように、8ビットの左側(偶数アドレ
ス)の領域に記憶するようにしている。
【0059】図6に、このキャラクタROM17のアク
セスアドレス、及びラッチ回路25、26のラッチクロ
ックの発生のための回路を示す。まず、キャラクタRO
M17の1キャラクタ内のアドレスは、上述のように、
第3カウンタのカウント値によって決定される。この例
では、m=16であり、これを2つに分けて読み出す
が、6ビットのアドレスの内、最下位ビットが異なるだ
けである。そして、この6ビットの内、5ビットは、垂
直位置制御回路5の第3カウンタの出力をそのままとす
ればよい。
【0060】そして、アドレス0(1ビット目)は、図
6の回路によって発生される。この回路は、パルスPP
Cの8倍の周波数を持つクロックCGCKがインバータ
29を介し、クロック入力端に入力されるフリップフロ
ップ30を有している。このフリップフロップ30のQ
出力端は、インバータ31を介しデータ入力端Dに接続
されている。従って、Q出力端からの出力は、クロック
CGCKの1/2の周波数の信号になる。そして、この
Q出力端からの出力が、キャラクタROM17に供給さ
れる0ビットになっている。
【0061】また、この回路は、クロックCGCKと、
インバータ31の出力が入力されるナンドゲート32
と、CGCKとQ出力が入力されるナンドゲート33を
有している。従って、ナンドゲート32、33からは、
周波数がCGCKの1/2であって、ハイレベルの時間
が長く、ローレベルの時間はクロックCGCKのローレ
ベルの時間と同じ信号が出力される。
【0062】このような図6の回路の出力によって、キ
ャラクタROM17の1キャラクタ内のアドレスがフリ
ップフロップのQ出力「1」の時右側領域、「0」の時
左側領域と切り換えられて、左右領域が順次交互にアク
セスされる。また、ナンドゲート32、33の出力によ
って、ラッチ回路26、25を順次駆動して、キャラク
タROM17の左右領域からのドットデータをラッチす
ることができる。
【0063】そして、ラッチ回路26、25には、デー
タ重複するタイミングで保持されている。そこで、適宜
タイミングで2つのラッチ回路26、25のドットデー
タをシフトレジスタ18に転送することで、水平一列の
ドットデータがシフトレジスタに格納される。
【0064】このシフトレジスタ18には、ドットクロ
ックDCLKが供給され、内部のドットデータが順次出
力されるが、このときのドットクロックDCLKの数が
キャラクタROM17におけるキャラクタのドットパタ
ーンの一列のドット数に合わせて制御される。
【0065】すなわち、図3の例では、すべてが有効な
パターンデータであるため、16ドットを転送するため
のドットクロックDCLK(n=16個)を毎回供給す
る。しかし、例えば左から12ドットのみを有効なエリ
アとして、キャラクタパターンを記憶していた場合に
は、12ドット分のクロックのみをシフトレジスタ18
に供給する。これによって、必要なデータのみを出力処
理回路23に供給することができ、所望の文字表示が行
える。すなわち、一列12ビットのキャラクタデータの
記憶に1アドレス8ビットのROMを使用でき、出力処
理回路23においての処理は、1アドレス12ビットの
専用のROMを使用したのと全く変わらない。
【0066】「クローズドキャプションの場合」また、
クローズドキャプションによるキャラクタコードの表示
の場合には、図5におけるフリップフロップ30のリセ
ット端子RDにハイレベルが供給される。従って、この
フリップフロップ30はその値が「0」、すなわちロー
レベルに固定される。そこで、キャラクタROM17へ
のアクセスアドレスは、最下位ビットが0に固定され、
左側領域のみが順にアクセスされることになる。
【0067】また、ナンドゲート33は、その出力がハ
イレベルに固定され、ラッチ回路25はデータがラッチ
されない。そして、ナンドゲート32からは、信号CG
CKがハイレベルの時にローレベル、ローレベルの時に
ハイレベルが出力される。そこで、ラッチ回路26が、
キャラクタROM17の左側領域からの読み出し出力を
順次ラッチする。
【0068】さらに、図1に示すように、クローズドキ
ャプションの場合には、ラッチ回路25にリセット信号
が入力される。このため、このラッチ回路25はリセッ
ト状態「0」に固定されている。そこで、シフトレジス
タ18に入力された時に、右側領域についてのラッチ回
路25は、その値が「0」に固定されている。
【0069】そして、クローズドキャプションの場合に
は、シフトレジスタ18の1回の出力の際に供給される
ドットクロックDCLKの数が9個に変更される。すな
わち、左側の8ビットのデータに1ビットの「0」のデ
ータをダミービットとして付与して、出力処理回路23
に供給できる。従って、1アドレス8ビットのキャラク
タROM17を用いているにも拘わらず、出力処理回路
23は、9ビットのキャラクタROMを用いて読み出し
たキャラクタデータと同様の処理で足りる。
【0070】「動作」次に、図1に示す回路の動作を図
7及び図8のタイミングチャートに基づいて説明する。
特に、ビデオRAM1に記憶されているコードを表示の
目的で読み出し、テレビ画面上に1水平走査分だけ表示
する場合(ローアドレスは変化しない)について説明す
る。なお、図7、図8では、表示文字の初期の開始位置
を認識できた後の動作を示している。また、タイミング
切換信号O/CとパルスPPCとは同期させる必要なな
いが、説明の都合上、同期した状態で説明する。
【0071】時刻t0において、パルスPPCが立ち上
がると、このパルスPPCの立ち上がりに同期してカラ
ムカウンタ9がインクリメントされる。ここで、カラム
カウンタ9の値はn−1からnになったとする。このと
き、ビデオRAM1から読み出されているのがカラムア
ドレスn−1に対応するキャラクタコードN−1である
と、パルスPPCの立ち上がりに同期してキャラクタコ
ードN−1がキャラクタコードラッチ回路12にラッチ
される。
【0072】このとき、タイミング切換信号O/Cはロ
ーレベルからハイレベルに立ち上がった状態であり、そ
の後のハイレベル期間にカラムカウンタ9のカラムアド
レスデータnがカラムアドレス切換回路11を介しビデ
オRAM1に印加され、ビデオRAM1のカラムアドレ
スn(ローアドレスは任意のアドレスで固定されてい
る)で指定されるアドレスがアクセスされる。
【0073】次に、タイミング切換信号O/Cの立ち下
がりに同期して、ビデオRAM1から読み出されるコー
ドがN−1からNに変更される。なお、カラムアドレス
nに対応するビデオRAM1の読み出しコードは大文字
のNで表す。
【0074】ここで、読み出しコードNが、アトリビュ
ートコードであると、MSBが「1」であることから、
アトリビュートクロックATRCKの立ち上がりに同期
して、カラムカウンタ9の値がnからn+1に変更さ
れ、またアトリビュートクロックATRCKの立ち下が
りに同期して、アトリビュートコードNがアトリビュー
トコードラッチ回路13にラッチされる。
【0075】なお、アトリビュートクロックATRCK
が発生している期間はパレットリード信号PRがハイレ
ベルになるように設定されている。このため、カラムカ
ウンタ9の出力がカラムアドレス切換回路11から出力
される動作は禁止され、その代わりにラッチ回路15に
既にラッチされている前アトリビュートコードのパレッ
トアドレスがビデオRAM1に印加される。これによっ
て、前修飾データがビデオRAM1から読み出される。
【0076】そして、タイミング切換信号O/Cの立ち
上がりと同時に、修飾データクロックPLDCKが発生
し、この立ち上がりに同期して修飾データラッチ回路1
6に修飾データがラッチされる。なお、カラムカウンタ
9の値n+1で指定されるアドレスから読み出されるコ
ードはキャラクタコードであるものとする。
【0077】ここで、1文字分の文字フォントの横方向
のドット表示が終了し、時刻t1において、パルスPP
Cが再び立ち上がると、パルスPPCの立ち上がりに同
期してカラムカウンタ9がインクリメントされ、カラム
カウンタ9の値はn+1からn+2になる。同時に、ビ
デオRAM1から読み出されているのは、カラムアドレ
スデータn+1に対応するキャラクタコードN+1とな
り、パルスPPCの立ち上がりに同期してキャラクタコ
ードN+1がキャラクタコードラッチ回路12にラッチ
される。さらに、パルスPPCの立ち上がりに同期し
て、アトリビュートコードラッチ回路13に既にラッチ
されているアトリビュートコードNがラッチ回路15に
ラッチされる。
【0078】そして、キャラクタコードN−1でアクセ
スされ、キャラクタROM17の左領域と右領域からド
ットデータ(N−1)L、(N−1)Rが交互に読み出
される。そして、これらドットデータ(N−1)L、
(N−1)Rが、信号CGCKの立ち下がりに同期して
ラッチ回路25、26に交互に取り込まれる。そして、
パルスPPCの立ち上がりに同期してシフトレジスタ1
8に取り込まれる。
【0079】また、時刻t1のパルスPPCの立ち下が
りに同期して、修飾データラッチ回路16にラッチされ
ている前修飾データがレジスタA19またはレジスタB
20のいずれかにセットされる。この例では、前修飾デ
ータが文字色についてのものであり、レジスタA19に
記憶される。
【0080】このとき、タイミング切換信号O/Cはロ
ーレベルからハイレベルに立ち上がった状態であり、そ
の後のハイレベル期間にカラムカウンタ9のカラムアド
レスデータn+2がカラムアドレス切換回路11を介し
てビデオRAM1に印加され、ビデオRAM1のカラム
アドレスn+2(ローアドレスは任意のアドレスで固定
されている)で指定されるアドレスがアクセスされる。
【0081】次に、タイミング切換信号O/Cの立ち上
がりに同期して、ビデオRAM1から読み出されるコー
ドがN+1からN+2に変更される。ここで、読み出し
コードN+2がキャラクタコードであると、該キャラク
タコードの最上位ビットMSBが「0」であることか
ら、アトリビュートクロックATRCKが発生してもカ
ラムカウンタ9の値は変更されることはなくn+2のま
まである。また、ANDゲート14からアトリビュート
コードラッチ回路13のためのクロックも発生しないた
め、キャラクタコードN+2がアトリビュートコードラ
ッチ回路13にラッチされる動作も禁止される。
【0082】なお、アトリビュートクロックATRCK
が発生している期間はパレットリード信号PRがハイレ
ベルとなっているため、カラムカウンタ9の出力がカラ
ムアドレス切換回路11から出力される動作は禁止さ
れ、その代わりにラッチ回路15に既にラッチされてい
るアトリビュートコードNのパレットアドレスがビデオ
RAM1に印加され、タイミング切換信号O/Cの立ち
下がりに同期して、ビデオRAM1から修飾データNが
読み出される。
【0083】次に、タイミング切換信号O/Cの立ち上
がりと同時に修飾データクロックPLDCKが発生する
と、修飾データクロックPLDCKの立ち上がりに同期
して修飾データラッチ回路16に修飾データNがラッチ
される。
【0084】そして、1文字分の表示が終了し、時刻t
2になったときに、パルスPPCが立ち上がると、この
パルスPPCの立ち上がりに同期してカラムカウンタ9
がインクリメントされ、カラムカウンタ9の値はn+2
からn+3になる。
【0085】これによって、ビデオRAM1から読み出
されているデータが、カラムアドレスn+2に対応する
キャラクタコードN+2になり、パルスPPCの立ち上
がりに同期してキャラクタコードラッチ回路12にラッ
チされる。さらにパルスPPCの立ち上がりに同期し
て、アトリビュートコードラッチ回路13にラッチされ
ているアトリビュートコードNのパレットアドレスがラ
ッチ回路15によって再びラッチされ、かつキャラクタ
コードN+1でアクセスされるキャラクタROM17か
ら読み出されて、その出力(N+1)シフトレジスタ1
8にセットされる。
【0086】また、パルスPPCの立ち下がりに同期し
て、ラッチ回路15に既にラッチされているアトリビュ
ートコードの文字色または背景色を指定するデータに応
じて、修飾データラッチ回路16にラッチされている修
飾データNが、レジスタA19またはレジスタB20の
いずれか一方にセットされる。この例では、修飾データ
Nが背景色についてのものであり、レジスタB20に記
憶される。
【0087】このとき、タイミング切換信号O/Cは、
ローレベルからハイレベルに立ち上がった状態であり、
その後のハイレベル期間にカラムカウンタ9のカラムア
ドレスデータn+3がカラムアドレス切換回路11を介
してビデオRAM1に印加され、ビデオRAM1のカラ
ムアドレスn+3(ローアドレスは任意のアドレスで固
定されている)で指定されるアドレスがアクセスされ
る。
【0088】次に、タイミング切換信号O/Cの立ち下
がりに同期して、ビデオRAM1から読み出されるコー
ドがN+2からN+3に変更される。ここで、読み出し
コードN+3がアトリビュートコードであると、このア
トリビュートコードの最上位ビットMSBが「1」であ
ることから、アトリビュートクロックATRCKの立ち
上がりに同期してカラムカウンタ9の値がn+3からn
+4にインクリメントされる。また、アトリビュートク
ロックATRCKの立ち下がりに同期してアトリビュー
トコードN+3がアトリビュートコードラッチ回路13
にラッチされる。また、アトリビュートクロックATR
CKが発生している期間はパレットリード信号PRがハ
イレベルとなっているためカラムカウンタ9の出力がカ
ラムアドレス切換回路11から出力される動作は禁止さ
れ、その代わりにラッチ回路15に既にラッチされてい
るアトリビュートコードNが再びビデオRAM1に印加
され、タイミング切換信号O/Cの立ち下がりに同期し
て修飾データNが読み出される。
【0089】その後、タイミング切換信号O/Cの立ち
上がりと同時に修飾データクロックPLDCKが発生す
ると、修飾データクロックPLDCKの立ち上がりに同
期して修飾データラッチ回路16に修飾データNがラッ
チされる。
【0090】そして、時刻t1からt2の間は、シフト
レジスタ18の値が(N−1)になっている。一方、レ
ジスタA19またはレジスタB20の値は、前修飾デー
タに書き換えられている。従って、この期間は、この修
飾データが出力処理回路23に印加され、所定のRGB
信号が出力されることになる。同様に時刻t2からt3
の期間においては、シフトレジスタ18の値が(N+
1)、レジスタA19の値が前修飾データ、レジスタB
20の値が修飾データNとなっており、これが出力処理
回路23に印加され、これに応じて所定のRGB信号が
出力される。
【0091】このように、本実施形態によれば、ビデオ
RAM1のアドレスの一部に修飾データを記憶させるた
め、1アドレスについてアトリビュートコードのみを記
憶できるため、他種類の色指定も可能となる。
【0092】そして、本実施形態では、キャラクタRO
M17のを左右2つに分け、1水平ラインに対するアク
セスにおいて、左右2つのアドレスを順次アクセスす
る。そして、この出力を2つのラッチ回路25、26に
記憶した後、1つのシフトレジスタ18に並べて記憶す
る。そこで、このシフトレジスタ18から出力するとき
には、1つのアドレス指定によって、読み出したもの同
様のものになる。このため、キャラクタROM17に記
憶するドットデータのドット数を例えば12ドットとし
た場合にも、8ビットの汎用のROMを利用してキャラ
クタROM17を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のキャラクタエリアアクセス制御回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 ビデオRAMのエリアマップを示す図であ
る。
【図3】 フォントの水平幅が8ビットを超えるフォン
トをビット幅8ビットのROMに格納したときの模式図
である。
【図4】 ビット幅8ビットのROMのアドレス空間を
示す図である。
【図5】 クローズドキャプション用のフォントをビッ
ト幅8ビットのROMに格納したときに模式図である。
【図6】 キャラクタROMの読み出し信号及びラッチ
回路用ラッチ信号発生のための構成を示す図である。
【図7】 読み出しの動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図8】 読み出しの動作を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ビデオRAM、17 キャラクタROM、18 シ
フトレジスタ、19,20 レジスタ、23 出力処理
回路 25,26 ラッチ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/22 - 5/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャラクタコードに基づいてキャラクタ
    格納領域における対応する領域を指定し、ここに記憶さ
    れているキャラクタパターンを水平方向の一列のドット
    データ毎にアドレス指定して読み出すキャラクタ読み出
    し制御回路であって、 上記キャラクタ格納領域には、1つのキャラクタパター
    ンの水平方向一列のドットデータが2つの連続したアド
    レスで指定される領域に分けて記憶されており、 1つのキャラクタコードに基づいて、上記2つの連続し
    たアドレスを指定し、2つの領域からドットデータを読
    み出すことで1つのキャラクタコードに対応するキャラ
    クタパターンの水平方向一列のドットデータを読み出
    し、 これによって上記連続する2つの領域からパターンデー
    タを読み出し、読み出された2つのドットデータを2つ
    のラッチ回路にそれぞれラッチし、 上記2つのラッチ回路からのデータの両方をシフトレジ
    スタに受け入れ、受け入れたデータを所定のシフトクロ
    ックにより上記シフトレジスタからシリアル出力するこ
    とによって、2つの領域に分けて記憶されたパターンを
    1つのパターンにまとめて出力するとともに、 リセット信号がオンの場合には、上記2つのラッチ回路
    のいずれか一方のラッチ回路の記憶内容をリセットし、
    上記シフトレジスタにリセットされていないパターンデ
    ータと、リセットされたデータを受け入れ、 上記シフトレジスタは、リセットしていない方のラッチ
    回路からのデータを先に出力すると共に、1回の出力の
    際のシフトクロックを上記リセットしていない方のラッ
    チ回路からのデータのビット数より所定数多くし、 上記連続する2つの領域の一方から読み出されたパター
    ンデータに上記リセットされたデータを付加し、上記所
    定数多くなったビット数のデータを出力す ることを特徴
    とするキャラクタ読み出し制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回路において、 上記キャラクタ格納領域に対するアドレス指定は、最下
    位ビットを順次変更して行うことを特徴とするキャラク
    タ読み出し制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の回路におい
    て、 上記2つの連続する領域のビット数は、8ビットである
    ことを特徴とするキャラクタ読み出し制御回路。
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