JP3274854B2 - 抗菌性ペネムエステル誘導体 - Google Patents
抗菌性ペネムエステル誘導体Info
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Description
し、更に詳細には、臨床での利用が期待される、抗菌物
質として有望なペネム化合物に関する。
素またはメチレン基を示し、−B−はメチレン、エチレ
ン基又はカルボニル基を示す)で表される一群のペネム
化合物及びそれらの塩が、グラム陽性およびグラム陰性
の好気性菌や嫌気性菌に対する優れた抗菌作用を有する
ことを見出した(特開昭61−207387号)。
た安全性試験において、その高い安全性が確認されてお
り、現在、医薬品としての開発が期待されている。一
方、本化合物の構造活性相関研究[シ゛ャーナル オフ゛ アンチハ゛イオ
ティクス (J. Antibiotics), 41, 1685 (1988)]より、ペネ
ム環の2位置換基に関しては、(R)−2−テトラヒド
ロフリル基が最も高活性で、2位側鎖基のジアステレオ
マーである(S)−2−テトラヒドロフリル基や、位置
異性体である(R)もしくは(S)−3−テトラヒドロ
フリル基は、これに比べ、特にグラム陰性菌に対する抗
菌力が減弱することが見出されている。
成基を示す)で表される化合物が抗菌剤として注目され
ているが、このものはまた、特に経口吸収させるための
化学修飾が必要なく、それ自体で注射薬、経口薬両剤の
開発が可能である点でも興味ある化合物である。
ける生体利用性は、臨床使用されている市販薬剤と比べ
て決して劣るものではない。
経口投与した場合の生体利用性を更に高めることがより
有利であることは明白であり、上記化合物においてはそ
の点に改良の余地を残していた。
にペニシリン系、セファロスポリン系抗菌剤でその研究
が積極的に行なわれており、治療薬として利用されてい
るものも多い。しかしながら、ペネム、カルバペネム系
抗菌剤に関してはこの類の研究報告例は少なく[シ゛ャーナル
オフ゛ アンチハ゛イオティクス(J. Antibiotics), 36, 938(1983)、
特開平2−67287号]、ペニシリン系、セファロス
ポリン系抗菌剤で利用されている手法が、この系の化合
物にとっても有効であるかどうかも興味がもたれた。
物(VI)について、その生体利用性を改善すべく鋭意研
究を行った。そしてその結果、当該化合物のカルボキシ
ル基を特定のエステル形成基で保護すれば、生体利用性
が著しく向上することを見出し、本発明を完成するに至
った。
示す:
くは分岐鎖のアルキル基を、R2は、C1〜C6のアル
キル基もしくはアルケニル基、C6〜C10のアリール
基、C7〜C11のアラルキル基を示し、このR2は、
更にC1〜C6のアルキル基、C6〜C10のアリール
基、C7〜C11のアラルキル基、水酸基、C1〜C6
のアルコキシ基およびハロゲン原子より選ばれる1また
は2以上の基によって置換されていてもよく、nは1〜
6の数を意味する)、
子を1個もしくは2個環内に有する5員環または6員環
のヘテロ脂肪族基を示す)または
ソレン−4−イル基を示し、5位置換基はC1〜C6の
アルキル基、C6〜C10のアリール基、C7〜C11
のアラルキル基を示し、この5位置換基は、更にC1〜
C6のアルキル基、C6〜 C10のアリール基、C7
〜C11のアラルキル基、水酸基、C1〜C6のアルコ
キシ基およびハロゲン原子より選ばれる1または2以上
の基によって置換されていてもよい)]で表わされるペ
ネム化合物を提供するものである。
の式に従い、ペネム化合物(VI')に、ハロゲン化アル
キル化合物(VII)を反応させることにより合成するこ
とができる。
ルカリ金属又はアミノ残基を示し、Rは前記した意味を
有する)
がアルカリ金属もしくはアミノ残基の場合、目的化合物
は化合物(VI')とハロゲン化アルキル化合物(VII)を
有機溶剤中、攪拌することにより得られる。
の場合は、これを有機溶剤中、アルカリ金属水酸化物、
アルカリ金属塩もしくはアミン化合物と反応させて塩を
形成させる。次いでこの混合物にハロゲン化アルキル化
合物(VII)を反応させることによって目的化合物が合
成出来る。
キル化合物は、化合物(VI')のカルボキシル基を効率
よく基Rによりエステル化し、一般式(I)で表される
目的化合物を生成する物質であって、例えば、基Rがテ
トラヒドロフリルカルボニルオキシメチル基、テトラヒ
ドロピラニルカルボニルオキシメチル基、1,3−ジオ
キソラニルカルボニルオキシメチル基、2−オキソ−
1,3−ジオキソラニルカルボニルオキシメチル基、1,
4−ジオキサニルカルボニルオキシメチル基等およびこ
れらの光学活性体である(R)−2−テトラヒドロフリ
ルカルボニルオキシメチル基、(S)−2−テトラヒド
ロフリルカルボニルオキシメチル基等、(5−メチル−
2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル
基等であり、そのXで表されるハロゲンが、塩素、臭
素、沃素である式(VII)の化合物が例示される。
塩を形成するものであれば特に限定されず、リチウム、
ナトリウム、カリウム等が挙げられ、その水酸化物や塩
の例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸カリウム等が挙げられる。またアミン化合物と
しては、アンモニア、トリエチルアミン、ジイソプロピ
ルエチルアミン等が挙げられる。
キシレン等の芳香族炭化水素類、ペンタン、ヘキサン等
の脂肪族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム等の
ハロゲン化アルキル類、クロルベンゼン等のハロゲン化
アリール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル
類、ジメチルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスル
ホキシド等のスルホキシド類、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン等のエーテル類、イソプロパノール、t
−ブタノール等のアルコール類が挙げられる。これらは
単独で使用するか、もしくは2種以上混合して用いる。
り80℃以下で加熱してもよい。また、反応時間は、利
用するハロゲン化アルキル化合物の種類によっても異な
るが、通常1時間〜48時間で終了する。
は、B.バルツアー(B. Balzer)らの方法[シ゛ャーナル オフ゛
アンチハ゛イオティクス(J. Antibiotics), 33, 1183(1980)]に準
じて一般式(VI)で表される化合物をクロロまたはヨー
ドメチルエステル体とし、これに一般式(VIII)
属またはアミノ残基を示す)で表されるカルボン酸の塩
を反応させることによっても合成できる。
1時間〜48時間で終了する。叙上のごとくして得られ
るペネム化合物(I)は、そのままで利用しても良い
が、一般には必要に応じ、カラムクロマトグラフィー、
再結晶等の手段により精製し、医薬として利用される。
非経口および外用投与用の抗生物質として処方すること
が可能である。
多くの因子により異なるが、典型的な一日の投与量は成
人で50mg〜3gの量であり、好ましくは分割投与で
100mg〜2gである。
量の有効成分と適当な生理学的に許容しうる担体または
希釈剤とを含む投与単位で行われる。
剤とすることができる。これらの錠剤やカプセル剤は、
有効成分とともに希釈剤として例えば乳糖、ブドウ糖、
蔗糖、マンニトール、ソルビトールもしくはセルロース
を、滑剤として例えばタルク、ステアリン酸もしくはス
テアリン酸塩を含むことができる。錠剤とする場合に
は、さらに結合剤として例えばヒドロキシプロピルセル
ロースもしくはデンプン等を含むことができる。本発明
化合物は、人間だけでなく、動物にも使用できる。
説明する。尚、本発明はこれら実施例により何等限定さ
れるものではない。
ロキシエチル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリ
ル]ペネム−3−カルボキシレート(化合物6):ナト
リウム (5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロキシ
エチル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリル]ペ
ネム−3−カルボキシレート 2.5水和物( 化合物1,
24.7g)、テトラブチルアンモニウムサルフェート
(2.38g)および炭酸水素カリウム(21.0g)の
混合物に水(70ml)および塩化メチレン(70m
l)を加え、この混合物に氷冷撹拌下約10分を要し、
塩化メチレン(280ml)で希釈したクロロメチルク
ロロサルフェート(11.5g)を滴下した。反応混合
物は室温で2.5時間撹拌した後、有機層を分離しこれ
を水洗した。 有機層は乾燥後濃縮し、得られた残留物
をシリカゲルカラムにて精製し、標記目的物を 9.92
g得た。
ロキシエチル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリ
ル]ペネム−3−カルボキシレート(化合物7):クロ
ロメチル (5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロキ
シエチル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリル]
ペネム−3−カルボキシレート(化合物6,334m
g)、沃化ナトリウム(225mg)およびアセトン
(2ml)の混合物を、室温にて終夜攪拌し、反応混合
物を濃縮した。 残留物に酢酸エチルを加え、これを水
洗し、乾燥後濃縮し、標記目的物を359mg得た。
(5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチ
ル]− 2−[(R)−2−テトラヒドロフリル]ペネ
ム−3−カルボキシレート(化合物2):ヨードメチル
(5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリル]ペネム
−3−カルボキシレート(化合物7,3.4g )、モノ
アリルグルタレート ナトリウム塩(3.83g )およ
びN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物
を、−20℃にて終夜放置し、反応混合物をエーテルに
て希釈し、これを水洗し、有機層は乾燥後濃縮した。残
留物はシリカゲルカラムにて精製し、標記目的物を0.
553g得た。
ル (5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリル]ペネム
−3−カルボキシレート(化合物3):ヨードメチル
(5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリル]ペネム
−3−カルボキシレート(化合物7,3.4g ),(R)
−テトラヒドロ−2−フロイックアシドナトリウム塩
(1.38g )およびN,N−ジメチルホルムアミド
(20ml)の混合物を、室温にて2時間攪拌した。反
応混合物をエーテルにて希釈し、これを水洗し、有機層
は乾燥後濃縮した。 残留物はシリカゲルカラムにて精
製し、標記目的物を0.72g得た。
ル (5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリル]ペネム
−3−カルボキシレート(化合物4):ヨードメチル
(5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチ
ル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリル]ペネム
−3−カルボキシレート(化合物7, 3.4g)、
(S)−テトラヒドロ−2−フロイックアシド ナトリ
ウム塩(1.38g)およびN,N−ジメチルホルムアミ
ド(20ml)の混合物を、室温にて2時間攪拌した。
反応混合物をエーテルにて希釈し、これを水洗し、有
機層は乾燥後濃縮した。 残留物はシリカゲルカラムに
て精製し、標記目的物を0.92g得た。
−イル)メチル(5R,6S)−6−[(R)−1−ヒ
ドロキシエチル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフ
リル]ペネム−3−カルボキシレート(化合物5):ナ
トリウム (5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロキ
シエチル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリル]
ペネム−3−カルボキシレート2.5水和物(化合物1,
3.4g)、4−ヨードメチル−5−メチル−2−オキ
ソ−1,3−ジオキソレン(1.38g)およびN,N−
ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を、室温に
て5時間攪拌した。反応混合物に水に加え、この混合物
を酢酸エチルにて抽出した。 酢酸エチル層は水洗し、
乾燥後濃縮した。 残留物はシリカゲルカラムにて精製
し、標記目的物を1.75g得た。
物についての物性を示す。
生体利用性を試験した。 SD系ラット(雄1群3匹)
に各試験薬剤を経口投与し(30μmole/kg)、
投与後0〜6時間の尿を採集し、この尿中に存在する母
化合物回収率をバイオアッセイにより求めた。その結果
は以下に示す通りであった。
物(I)は、ペネム化合物(VI)に比較し、高い尿中回
収率、すなわち高い生体利用性を示した。
ば化合物5または等量の本発明の他の化合物を用いるこ
とができる。
し、そこへ成分3を加え、さらに混合する。得られた混
合物をカプセル充填機にてカプセルに充填した。
こへ成分4を加え、さらに数分間混合する。得られた混
合物を打錠機にて所定の大きさおよび重量の錠剤に圧縮
した。
体利用性を示すので、経口用抗生物質として有利に使用
できるものである。 以 上
Claims (17)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、Rは、 次の基(II)、(III)または(IV)を
示す: 【化2】 (ここで、R1は水素原子またはC1〜C6の直鎖もし
くは分岐鎖のアルキル基を、R2は、C1〜C6のアル
キル基もしくはアルケニル基、C6〜C10のアリール
基、C7〜C11のアラルキル基を示し、このR2は、
更にC1〜C6のアルキル基、C6〜C10のアリール
基、C7〜C11のアラルキル基、水酸基、C1〜C6
のアルコキシ基およびハロゲン原子より選ばれる1また
は2以上の基によって置換されていてもよく、nは1〜
6の数を意味する)、 【化3】 (ここで、R1は上記と同一の意味を有し、Yは酸素原
子を1個もしくは2個環内に有する5員環または6員環
のヘテロ脂肪族基を示す)または 【化4】 (ここで、Zは5−置換−2−オキソ−1,3−ジオキ
ソレン−4−イル基を示し、5位置換基はC1〜C6の
アルキル基、C6〜C10のアリール基、C7〜C11
のアラルキル基を示し、この5位置換基は、更にC1〜
C6のアルキル基、C6〜C10のアリール基、C7〜
C11のアラルキル基、水酸基、C1〜C6のアルコキ
シ基およびハロゲン原子より選ばれる1または2以上の
基によって置換されていてもよい)]で表されるペネム
化合物。 - 【請求項2】 一般式(I)のRにおいて、基(IV)中の
Zの5位置換基がC 1 〜C 6 のアルキル基である請求項
1記載の化合物。 - 【請求項3】 一般式(I)のRにおいて、基(III)
中のYが、テトラヒドロフリル基である請求項1記載の
化合物。 - 【請求項4】 一般式(I)のRにおいて、基(III)
中のYが、テトラヒドロピラニル基である請求項1記載
の化合物。 - 【請求項5】 一般式(I)のRにおいて、基(III)
中のYが、1,3−ジオキソラニル基である請求項1記
載の化合物。 - 【請求項6】 一般式(I)のRにおいて、基(III)
中のYが、2−オキソ−1,3−ジオキソラニル基であ
る請求項1記載の化合物。 - 【請求項7】 一般式(I)のRにおいて、基(III)
中のYが、1,4−ジオキサニル基である請求項1記載
の化合物。 - 【請求項8】 一般式(I)のRにおいて、基(III)
中のYが、(R)−2−テトラヒドロフリル基である請
求項1記載の化合物。 - 【請求項9】 一般式(I)のRにおいて、基(III)
中のYが、(S)−2−テトラヒドロフリル基である請
求項1記載の化合物。 - 【請求項10】 一般式(I)の基Rが、(5−メチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項11】 一般式(I)中のRにおいて、基(II)
のR 2 がアリル基で ある請求項1記載の化合物。 - 【請求項12】 一般式(I)中のRにおいて、基(II)
または(III)のR 1 が水素原子またはメチル基である
請求項1記載の化合物。 - 【請求項13】 [5−(アリルオキシ)グルタリル]オ
キシメチル (5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロ
キシエチル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリ
ル]ペネム−3−カルボキシレート、(R)−2−テト
ラヒドロフリルカルボニルオキシメチル (5R,6S)
−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−2−
[(R)−2−テトラヒドロフリル]ペネム−3−カル
ボキシレート、(S)−2−テトラヒドロフリルカルボ
ニルオキシメチル (5R,6S)−6−[(R)−1−
ヒドロキシエチル]−2−[(R)−2−テトラヒドロ
フリル]ペネム−3−カルボキシレートおよび(5−メ
チル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)
メチル (5R,6S)−6−[(R)−1−ヒドロキシ
エチル]−2−[(R)−2−テトラヒドロフリル]ペ
ネム−3−カルボキシレートから選ばれるいずれかであ
る請求項1記載の化合物。 - 【請求項14】 (5−メチル−2−オキソ−1,3−
ジオキソレン−4−イル)メチル (5R,6S)−6
−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−2−[(R)−2
−テトラヒドロフリル]ペネム−3−カルボキシレート
である請求項1記載 の化合物。 - 【請求項15】 一般式(I)の基Rが、光学活性体で
ある、請求項1記載の化合物。 - 【請求項16】 一般式(VI’) 【化5】 (式中、R 4 は水素原子、アルカリ金属又はアミノ残基
を示す)で表わされる化合物に一般式(VII) 【化6】 [式中、Rは、 次の基(II)、(III)または(IV): 【化7】 (ここで、R 1 は水素原子またはC 1 〜C 6 の直鎖もし
くは分岐鎖のアルキル基を、R 2 は、C 1 〜C 6 のアル
キル基もしくはアルケニル基、C 6 〜C 10 のアリール
基、C 7 〜C 11 のアラルキル基を示し、このR 2 は、
更にC 1 〜C 6 のアルキル基、C 6 〜C 10 のアリール
基、C 7 〜C 11 のアラルキル基、水酸基、C 1 〜C 6
のアルコキシ基およびハロゲン原子より選ばれる1また
は2以上の基によって置換されていてもよく、nは1〜
6の数を意味する)、 【化8】 (ここで、R 1 は上記と同一の意味を有し、Yは酸素原
子を1個もしくは2個環内に有する5員環または6員環
のヘテロ脂肪族基を示す)または 【化9】 (ここで、Zは5−置換−2−オキソ−1,3−ジオキ
ソレン−4−イル基を示し、5位置換基はC 1 〜C 6 の
アルキル基、C 6 〜C 10 のアリール基、C 7 〜C 11
のアラルキル基を示し、この5位置換基は、更にC 1 〜
C 6 のアルキル基、C 6 〜C 10 のアリール基、C 7 〜
C 11 のアラルキル基、水酸基、C 1 〜C 6 のアルコキ
シ基およびハロゲン原子より選ばれる1または2以上の
基によって置換されていてもよい)を示し、Xはハロゲ
ン原子を示す]で表される化合物を反応させることを特
徴とする、一般式(I) 【化10】 (式中、Rは前記の意味を有する)で表わされるペネム
化合物の製造法。 - 【請求項17】 一般式(I)のRにおいて、基(IV)中
のZの5位置換基がC 1 〜C 6 のアルキル基である請求
項16記載の製造法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000108222A JP3274854B2 (ja) | 1990-08-20 | 2000-04-10 | 抗菌性ペネムエステル誘導体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21705290 | 1990-08-20 | ||
JP2-217052 | 1990-08-20 | ||
JP2000108222A JP3274854B2 (ja) | 1990-08-20 | 2000-04-10 | 抗菌性ペネムエステル誘導体 |
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