JP3261663B2 - リングの装着方法および装着装置 - Google Patents

リングの装着方法および装着装置

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JP3261663B2
JP3261663B2 JP17767993A JP17767993A JP3261663B2 JP 3261663 B2 JP3261663 B2 JP 3261663B2 JP 17767993 A JP17767993 A JP 17767993A JP 17767993 A JP17767993 A JP 17767993A JP 3261663 B2 JP3261663 B2 JP 3261663B2
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ring
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pressing
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誠 谷地
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リングの装着方法およ
び装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ピストン型のアキュムレータに
おいて、ピストンの外周面に設けた環状の装着溝に樹脂
材製のバックアップリングを装着する場合、装着溝の底
面と装着溝に装着したバックアップリングの内周面との
間には、バックアップリングの姿勢を安定化させるた
め、余り大きな遊びが無いことが望ましい。この点に関
して、エンドレス状のバックアップリングをピストンの
外周に圧入して装着溝に装着する方法では、バックアッ
プリングが圧入により塑性変形してその径寸法が拡大し
てしまうため、余り好ましくない。 そこで、バックアッ
プリングを拡径させることなく装着溝に装着する技術と
して、バックアップリングの円周上一箇所をカットした
カットタイプ構造が提案されているが、この構造による
と、装着後のカット部におけるシール性が余り良くな
い。 また、エンドレス状のバックアップリングをピスト
ンの外周に圧入して装着溝内に遊挿してから、拡径した
バックアップリングを矯正治具内を通過させることによ
って拡径を矯正させる(縮径する)方法が考えられる
が、バックアップリングを単に円筒内径を備えるに過ぎ
ない矯正治具に対して通過させると、通過後、バックア
ップリングにひねり変形が発生してしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、エンドレス状のリングを縮径させるべく治具に対し
て通過させたときに一旦発生するひねり変形を後(の
ち)に矯正する構成を備え、もってリングをひねり変形
のない正常な形で縮径させることができるリングの装着
方法と装着装置とを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるリングの装着方法は、リン
グ装着部材の環状の装着溝に樹脂材製のリングを装着す
る方法であって、前記装着溝内に前記リングを遊挿する
第一工程と、遊挿した前記リングをテーパ部を設けた癖
付け治具に押し付けて前記リングに笠状の癖を付ける第
二工程と、癖を付けた前記リングを第二工程とは軸方向
反対向きに、テーパ部およびストレート部を設けた矯正
治具に押し付けて癖を直しつつ前記リングを前記装着溝
内に深く入れる第三工程と、を含むことを特徴とする。
【0005】また、本発明の請求項2によるリングの装
着装置は、リング装着部材の環状の装着溝に樹脂材製の
リングを装着する装置であって、前記装着溝内に遊挿さ
れた前記リングが押し付けられるテーパ部を設けた癖付
け治具と、前記癖付け治具に押し付けられて笠状の癖を
付けられた前記リングが軸方向反対向きに押し付けられ
るテーパ部およびストレート部を設けた矯正治具と、前
記リングを前記癖付け治具および前記矯正治具に押し付
ける押圧手段と、を含むことを特徴とする。
【0006】
【作用】リング装着部材の装着溝内に樹脂材製のリング
を遊挿し、リングをテーパ部を設けた癖付け治具に押し
付けてリングに笠状の癖を付け、更にリングを軸方向反
対向きとしてテーパ部およびストレート部を設けた矯正
治具に押し付けると、癖が直され、かつリングの径寸法
が変化せしめられる。本発明の方法および装置はこの作
用を利用し、癖付け治具および矯正治具よりなる複数の
治具を使用して装着溝にリングを正確に、かつ手際良く
装着する。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0008】図1はリング装着装置の概要を示してお
り、図示した装置はピストン型アキュムレータのピスト
ン1の外周面に設けた環状の装着溝2に樹脂材製のバッ
クアップリング3を装着するものである。
【0009】図1において、ベース21に支柱22が二
本立てられており、この二本の支柱22に固定板23と
上板24がそれぞれ固定されている。また支柱22にそ
れぞれベアリング25が外挿されており、この一対のベ
アリング25に移動板26が固定されている。移動板2
6は上板24に固定された油圧式または空圧式のシリン
ダ27の作動ロッド27aに接続されており、シリンダ
27の作動にしたがってベアリング25をガイドとして
上下動する。移動板26の下面に、治具押しリング28
とバネ29がピストン押し棒30を介して取り付けられ
ている。固定板23に孔23aが設けられており、矯正
治具31がこの孔23aに通されるようにして固定板2
3に所要数のバネ32を介して支持されている。バネ2
9,32は押圧にクッション性を持たせるために装着さ
れている。矯正治具31は筒状であって、その内周面に
テーパ部31aとストレート部31bとを有している。
テーパ部31aの角度θ(図5参照)は5〜15度が
好適である。また符号33は矯正治具31と交互に使用
される癖付け治具であり、この癖付け治具33は環状で
あって、その内周面にテーパ部33aを有している。こ
のテーパ部33aの角度θ(図3参照)は20〜40
度が好適である。また符号34はワーク排出受けであ
る。
【0010】つぎに上記装着装置の作動と、上記装着装
置を使用したバックアップリング3の装着方法を説明す
る。先ず、図2に示すように、手作業その他によりピ
ストン1の装着溝2内にバックアップリング3を遊挿す
る。バックアップリング3は環状(エンドレス)のまま
のものである。次いで上記装着装置に癖付け治具33
をセットするとともに、この癖付け治具33にピストン
1をセットする。次いでシリンダ27を作動させて移
動板26を下降させ、ピストン押し棒30によりピスト
ン1を下方に押圧する。すると図3に示すように、バッ
クアップリング3が癖付け治具33のテーパ部33aに
押し付けられて、図4に示すように、バックアップリン
グ3に笠状の癖が付けられる。
【0011】次いでシリンダ27を復帰動させ、一
旦、ピストン1を癖付け治具33とともに上記装着装置
から取り外す。次いで上記装着装置に矯正治具31を
セットするとともに、図1の右半分および図5に示すよ
うに、矯正治具31にピストン1をセットする。このと
きピストン1はのときとは軸方向(図上上下方向)に
反対向きにセットする。次いでシリンダ27を作動さ
せて移動板26を下降させ、ピストン押し棒30により
ピストン1を下方に押圧する。するとバックアップリン
グ3が矯正治具31のテーパ部31aに押し付けられ、
更にストレート部31bに押し込められて、図6に示す
ように、癖が直されるとともに装着溝2内に深く入れら
れる。次いで図7に示すように、必要に応じてバック
アップリング3を装着溝2内で軸方向に移動させる。
【0012】上記装置を使用し、上記方法によりバック
アップリング3を装着溝2に装着する場合には、バック
アップリング3を円周上の一箇所でカットすることな
く、環状のままで装着溝2に装着するようにしたため
に、装着後のシール性能を格段に向上させることができ
る。また装着溝2内に遊挿されたバックアップリング3
に笠状の癖を付けるとともに一旦付けた癖を直しつつバ
ックアップリング3を装着溝2内に深く入れるのを手作
業ではなく、治具31,33を使用した機械作業によっ
て行なうようにしたために、品質が安定するとともに作
業速度が速い。また作業速度が高速状態で安定するため
に、ライン内作業とすることができる。また治具31,
33の内径寸法、テーパ部31a,33aの角度、シリ
ンダ27による押圧力等の加工条件を任意に設定するこ
とが可能であるために、品質の管理を容易にかつ緻密に
行なうことができる。
【0013】尚、本発明の方法および装置は、図8に示
すように、リング装着部材1の内周面に設けた環状の装
着溝2に樹脂材製のリング3を装着する場合にも利用す
ることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の方法および装置は以下の効果を
奏する。すなわち、リングを円周上の一箇所でカットす
ることなく、環状のままで装着溝に装着するようにした
ために、装着後のシール性能を格段に向上させることが
できる。また装着溝内に遊挿されたリングに笠状の癖を
付けるとともに一旦付けた癖を直しつつリングを装着溝
内に深く入れることから、リングを縮径させるべく治具
に対して通過させたときに一旦発生するひねり変形を後
(のち)に矯正することができ、よってリングをひねり
変形のない正常な形で縮径させることができる。また、
この工程を手作業ではなく、治具を使用した機械作業に
よって行なうようにしたために、品質が安定するととも
に作業速度が速い。また作業速度が高速状態で安定する
ために、ライン内作業とすることができる。また治具の
内径寸法、テーパ部の角度、押圧手段による押圧力等の
加工条件を任意に設定することが可能であるために、品
質の管理を容易にかつ緻密に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る装着装置の一部切欠した
正面図
【図2】本発明の実施例に係る装着方法の手順を示す説
明図
【図3】本発明の実施例に係る装着方法の手順を示す説
明図
【図4】本発明の実施例に係る装着方法の手順を示す説
明図
【図5】本発明の実施例に係る装着方法の手順を示す説
明図
【図6】本発明の実施例に係る装着方法の手順を示す説
明図
【図7】本発明の実施例に係る装着方法の手順を示す説
明図
【図8】本発明の他の実施例に係る装着装置の説明図
【符号の説明】
1 ピストン(リング装着部材) 2 装着溝 3 バックアップリング(リング) 21 ベース 22 支柱 23 固定板 23a 孔 24 上板 25 ベアリング 26 移動板 27 シリンダ 27a 作動ロッド 28 治具押しリング 29,32 バネ 30 ピストン押し棒 31 矯正治具 31a,33a テーパ部 31b ストレート部 33 癖付け治具 34 ワーク排出受け

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング装着部材(1)の環状の装着溝
    (2)に樹脂材製のリング(3)を装着する方法であっ
    て、 前記装着溝(2)内に前記リング(3)を遊挿する第一
    工程と、 遊挿した前記リング(3)をテーパ部(33a)を設け
    た癖付け治具(33)に押し付けて前記リング(3)に
    笠状の癖を付ける第二工程と、 癖を付けた前記リング(3)を第二工程とは軸方向反対
    向きに、テーパ部(31a)およびストレート部(31
    b)を設けた矯正治具(31)に押し付けて癖を直しつ
    つ前記リング(3)を前記装着溝(2)内に深く入れる
    第三工程と、を含むリングの装着方法。
  2. 【請求項2】 リング装着部材(1)の環状の装着溝
    (2)に樹脂材製のリング(3)を装着する装置であっ
    て、 前記装着溝(2)内に遊挿された前記リング(3)が押
    し付けられるテーパ部(33a)を設けた癖付け治具
    (33)と、 前記癖付け治具(33)に押し付けられて笠状の癖を付
    けられた前記リング(3)が軸方向反対向きに押し付け
    られるテーパ部(31a)およびストレート部(31
    b)を設けた矯正治具(31)と、 前記リング(3)を前記癖付け治具(33)および前記
    矯正治具(31)に押し付ける押圧手段と、を含むリン
    グの装着装置。
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