JP2005279873A - インシュレータ位置出し機構及びインシュレータ圧入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インシュレータとインシュレータ装着部との相対位置を機械的に正確に位置出しをして当該インシュレータを圧入することのできるインシュレータ位置出し機構を提供する。
【解決手段】 インシュレータ1を水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ揺動保持機構部6と、このインシュレータ1が圧入されるインシュレータ装着部3を位置決めすると共に、該インシュレータ装着部3を水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ装着部揺動保持機構部7と、インシュレータ1の中心孔8に挿入して前記インシュレータ装着部3と該インシュレータ1との軸芯を一致させる調芯機構部9を備える。このインシュレータ位置出し機構では、インシュレータ1をインシュレータ装着孔4に圧入する前に、該インシュレータ1とインシュレータ装着部3との軸芯を位置出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インシュレータ位置出し機構及びインシュレータ圧入装置に関し、詳細には、インシュレータと、このインシュレータを圧入させるインシュレータ装着部との相対位置を出す技術に関する。
例えば、自動車のサスペンションメンバには、車輪などから伝達される振動を吸収して車体へ伝達させるのを抑制するためのインシュレータが複数取り付けられている(例えば、特許文献1など参照)。
インシュレータは、サスペンションメンバに固定される外筒部と、この外筒部の内側に配置される内筒部と、これら外筒部と内筒部の間で且つこれら双方に固定された緩衝部材としてのゴム部材とからなり、サスペンションメンバに形成されたインシュレータ装着孔に圧入されている。
このインシュレータをサスペンションメンバに圧入するには、作業者がインシュレータを前記インシュレータ装着孔に配置し、油圧プレス機などの圧入手段によって該インシュレータを圧入させている。
特開平11−278298号公報(第6頁〜第8頁、第1図及び第3図)
しかしながら、作業者の手によってインシュレータをインシュレータ装着孔に置いて圧入させると、ワークセット位置のばらつき等によりインシュレータとインシュレータ装着孔とに芯ズレが生じ、インシュレータの外筒部がインシュレータ装着孔の開口周縁部に干渉して当該インシュレータが潰れることがある。
そこで、本発明は、インシュレータとインシュレータ装着部との相対位置を機械的に正確に位置出しをして当該インシュレータを圧入することのできるインシュレータ位置出し機構及びインシュレータ圧入装置を提供することを目的とする。
本発明のインシュレータ位置出し機構は、インシュレータ装着部と、このインシュレータ装着部に圧入手段によって圧入されるインシュレータとの相対位置を位置出しする機構であり、インシュレータを水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ保持手段と、インシュレータ装着部を位置決めすると共に、該インシュレータ装着部を水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ装着部保持手段と、インシュレータの中心孔に挿入して前記インシュレータ装着部と該インシュレータとの軸芯を一致させる調芯手段とを備える。
本発明のインシュレータ圧入装置は、インシュレータを水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ保持手段と、インシュレータを圧入させるインシュレータ装着部を位置決めさせると共に、該インシュレータ装着部を水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ装着部保持手段と、インシュレータの中心孔に挿入して前記インシュレータ装着部と該インシュレータとの軸芯を一致させる調芯手段と、インシュレータを前記インシュレータ装着部に圧入させる圧入手段とを備える。
本発明のインシュレータ位置出し機構によれば、インシュレータ及びこのインシュレータを圧入させるインシュレータ装着部を共に水平方向において揺動自在とするインシュレータ保持手段及びインシュレータ装着部保持手段と、これらの軸芯を一致させる調芯手段とを備えるため、インシュレータ装着部へのインシュレータのセット時に芯ズレがあってもこれらの軸芯が一致するため、インシュレータを破損させることなくインシュレータ装着部に精度良く圧入させることができる。
また、本発明のインシュレータ位置出し機構によれば、インシュレータとインシュレータ装着部との位置決めを厳密に行わなくてもこれらの軸芯を一致させることができるため、インシュレータの圧入作業性を大幅に向上させることができ、コストの低減を図ることができる。
本発明のインシュレータ圧入装置によれば、インシュレータとインシュレータ装着部とを共に水平方向において揺動自在とする単純な機構とし、また、インシュレータの中心孔に挿入してインシュレータ装着部とインシュレータとの軸芯を一致させる簡単な構造とする調芯手段で構成しているため、装置構成を簡略化することができると共に設備作成時のコストアップを最小限にできる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施の形態では、インシュレータ圧入装置の説明に合わせてインシュレータ位置出し機構を説明するものとする。
『インシュレータ圧入装置の構成』
図1はインシュレータ圧入装置の全体構成を示す断面図である。
本実施の形態のインシュレータ圧入装置は、図1に示すように、インシュレータ1をリアサスペンションメンバー2のインシュレータ装着部3に形成されたインシュレータ装着孔4に調芯して位置決めするためのインシュレータ位置出し機構と、インシュレータ1をインシュレータ装着孔4に圧入させる圧入手段である圧入機構部5とから構成される。
「インシュレータ位置出し機構」
インシュレータ位置出し機構は、図1に示すように、インシュレータ1を水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ保持手段であるインシュレータ揺動保持機構部6と、インシュレータ装着部3を位置決めすると共に、該インシュレータ装着部3を水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ装着部保持手段であるインシュレータ装着部揺動保持機構部7と、インシュレータ1の中心孔8に挿入してインシュレータ装着部3とインシュレータ1との軸芯を一致させる調芯手段である調芯機構部9とからなる。
インシュレータ1は、図1に示すように、リアサスペンションメンバー2に固定される外筒部10と、この外筒部10の内側に所定の空間を有して配置される内筒部11と、これら外筒部10と内筒部11間の円環状空間部に設けられた緩衝部材12とから構成される。
かかるインシュレータ1は、リアサスペンションメンバー2のインシュレータ装着部3に形成されたインシュレータ装着孔4に圧入されることによって取り付けられる。外筒部10と内筒部11は、この種のインシュレータ1で一般的に使用されているように、鉄などによって形成される円筒体とされている。緩衝部材12は、リアサスペンションメンバー2からの振動が車体に伝達されるのを抑制するために、ゴム材料などによって形成される円筒体とされている。内筒部11には、リアサスペンションメンバー2を車体に取り付けるための中心孔8が形成されている。この中心孔8には、後述する調芯機構部9の位置出しピンであるロケートピン13が挿入される。
インシュレータ揺動保持機構部6は、図1に示すように、インシュレータ1を保持するインシュレータ保持部であるマグネット14と、このマグネット14を水平方向に揺動自在に保持する揺動部であるマグネット保持部材15とから構成される。
マグネット14は、インシュレータ1の内筒部11を磁気吸着することによって保持する略円盤体として形成されている。このマグネット14の中心部には、ロケートピン13の先端部が入り込む孔部16が形成されている。
マグネット保持部材15は、マグネット14を下端部に固定保持するマグネット保持部17と、このマグネット保持部17から上方に延びるアーム部18と、アーム部18の先端に形成されたつば部であるアーム引掛け部19とからなる。
マグネット保持部17は、金属円盤からなり、その下端面にマグネット14を吸着保持させる。アーム部18は、マグネット保持部17から上方に向かって延びており、C型アーム20の上アーム部21に固定された、後述する圧入機構部5を構成する圧入ヘッド取付部材34に固定された固定部材21のアーム挿入孔22に遊嵌状態で挿通されている。このアーム部18とアーム挿入孔22とのクリアランスは、インシュレータ揺動保持機構部6を水平方向において揺動自在となし得る程度の隙間とされている。アーム引掛け部19は、アーム部18の先端につば部として形成されており、アーム挿入孔22の開口周縁部に当接することで、マグネット保持部17の落下を防止している。
このように構成されたインシュレータ揺動保持機構部6は、マグネット14にてインシュレータ1をその下端部に吸着保持し、前記アーム部18とアーム挿入孔22とのクリアランスによって水平方向に揺動自在とされると共に上下方向に可動自在とされる。
インシュレータ装着部揺動保持機構部7は、図1に示すように、インシュレータ1を載置させて位置決めする受け部であるインシュレータ受け部23と、このインシュレータ受け部23をつば部とし、C型アーム部20における下アーム部24に形成された孔部である装着孔25に遊嵌状態で挿入されて水平方向に揺動自在に取り付けた胴体部26とからなる。
インシュレータ受け部23には、インシュレータ装着部3を位置決めして載置させるガイド部27が形成されている。かかるガイド部27は、インシュレータ受け部23の外周縁に上方へ向かって突出する高さの低い円環状のガイド壁として形成されている。このガイド部27は、インシュレータ装着部3の下端部を案内して該インシュレータ受け部23に対する位置出しを行う。つまり、このインシュレータ受け部23にインシュレータ装着部3を載せると、ガイド部27の作用によって自ずとインシュレータ装着部3のインシュレータ受け部23に対する位置が決まる。
胴体部26は、インシュレータ受け部23より若干直径の小さな円筒体として形成され、このインシュレータ受け部23をつば部として前記下アーム部24に形成された装着孔25に遊嵌状態で脱落しないように挿入されている。この胴体部26と装着孔25とのクリアランスは、インシュレータ装着部揺動保持機構部7を水平方向において揺動自在となし得る程度の隙間とされている。
このように構成されたインシュレータ装着部揺動保持機構部7は、ガイド部27によってインシュレータ装着部3を位置決めしてインシュレータ受け部23に載置させ、胴体部26と装着孔25とのクリアランスによって水平方向に揺動自在とされると共に上下方向に可動自在とされる。
調芯機構部9は、図1に示すように、インシュレータ1の中心孔8に挿入される位置出しピンであるロケートピン13と、このロケートピン13を昇降動させる昇降動手段であるロケートピン駆動シリンダ28とからなる。
ロケートピン駆動シリンダ28は、インシュレータ装着部揺動保持機構部7の胴体部26の下端部に固定され、ロッド29の先端に設けられたロケートピン13を上下方向に昇降動させる。かかるロケートピン13は、ロケートピン駆動シリンダ28を駆動してロッド29を突出させることによってインシュレータ受け部23の上面から上方に突出され、インシュレータ1の中心孔8に挿入されて前記インシュレータ装着部3と前記インシュレータ1との軸芯を一致させる。
なお、ロケートピン13は、インシュレータ受け部23と胴体部26の中心に形成されたロケートピン挿通孔30をガイドとして上下方向に昇降動自在とされる。
「圧入機構部」
圧入機構部5は、図1に示すように、C型アーム20の上アーム部21に設けられており、インシュレータ揺動保持機構部6をインシュレータ1に押し付ける圧入ヘッド31と、この圧入ヘッド31を所定の圧力で押圧する圧入ヘッド駆動シリンダ32とからなる。
圧入ヘッド駆動シリンダ32は、上アーム部21の先端にその本体部を固定させ、ロッド33の先端に圧入ヘッド取付部材34を固定させている。この圧入ヘッド取付部材34には、前記したインシュレータ揺動保持機構部6を保持する固定部材21が取り付けられている。この固定部材21には、インシュレータ1の圧入時に、前記マグネット保持部17と接する圧入ヘッド31を固定させている。圧入ヘッド31は、先端部形状を円弧形状とし、その先端部でマグネット保持部17を押圧する。
このように構成された圧入機構部5においては、圧入ヘッド駆動シリンダ32を駆動してロッド33を下方へ突出させると、そのロッド先端部の固定部材21に取り付けられたインシュレータ揺動保持機構部6がこのロッド33と共に下降し、マグネット14に吸着保持させたインシュレータ1をインシュレータ装着孔4に圧入させる。この圧入時に、圧入ヘッド31がマグネット保持部17に当接し圧入ヘッド駆動シリンダ32による押圧力をインシュレータ1に加える。この押圧力によって、前記インシュレータ1がインシュレータ装着孔4に圧入されて行く。
「インシュレータの圧入動作」
次に、上記のように構成されたインシュレータ圧入装置を使用してインシュレータ1をリアサスペンションメンバー2に形成されたインシュレータ装着部3のインシュレータ装着孔4に圧入させる動作について説明する。
図2から図5はインシュレータをインシュレータ装着孔に装着させる一連の圧入工程を示す断面図、図6はインシュレータが圧入されるインシュレータ装着部を有したリアサスペンションメンバーの要部を示す平面図である。
先ず、図2に示すように、リアサスペンションメンバー2のインシュレータ装着部3を、インシュレータ受け部23にセットする。このとき、インシュレータ受け部23は、水平方向において揺動自在とされているため、インシュレータ装着部3とインシュレータ受け部23との位置が多少ずれていてもインシュレータ装着部3の下端部がインシュレータ受け部23に形成されたガイド部27に案内され、該インシュレータ装着部3は前記インシュレータ受け部23の上に載せられる。このインシュレータ受け部23にインシュレータ装着部3が載置されることで、これらインシュレータ装着部3とインシュレータ受け部23との相対位置が決まる。
次いで、インシュレータ揺動保持機構部6のマグネット14に、インシュレータ1を吸着保持させる。
次に、ロケートピン駆動シリンダ28が駆動してロッド29が突出し始める。このロッド29の上昇により、該ロッド29の先端に設けられたロケートピン13が胴体部26に形成されたロケートピン挿通孔30をガイドとして上昇する。これと同時に、圧入ヘッド駆動シリンダ32が駆動してロッド33が下方へと突出し始め、インシュレータ揺動保持機構部6に保持したインシュレータ1がインシュレータ装着部3に向けて下降する。
そして、ロケートピン13は、上昇して上昇限でストップし、インシュレータ1が下降してくるまで待機状態に入る。図3に示すように、インシュレータ1がロケートピン13の先端付近まで下降すると、インシュレータ1に形成された中心孔8の下端部にロケートピン13の先端が入り込む。この中心孔8にロケートピン13の先端が入り込むと、インシュレータ1は、水平方向に揺動して前記インシュレータ装着孔4に対して軸芯を合わせるように動く。
上記動作によりインシュレータ1とインシュレータ装着孔4との芯出しが行われると、図4に示すように、インシュレータ1の圧入が開始される。インシュレータ1のインシュレータ装着孔4への圧入途中(圧入開始後、例えば10mm前後まで圧入された状態)からロケートピン13は、インシュレータ1の圧入と同期して下降する。インシュレータ1の圧入時には、当該インシュレータ1とインシュレータ装着孔4との軸芯が一致した状態にあるから外筒部10がインシュレータ装着孔4の開口周縁部をかじるような不具合は生じない。また、ロケートピン13は、インシュレータ1の中心孔8に挿入された状態でこのインシュレータ1の圧入と同期して下降するため、圧入時のインシュレータ1の倒れを最小にすることができる。
そして、圧入が下降限に達してインシュレータ1がインシュレータ装着孔4に圧入し終えると、図5に示すように、圧入ヘッド駆動シリンダ32のロッド33が元の位置へと戻り始め、インシュレータ揺動保持機構部6を上昇させる。このインシュレータ揺動保持機構部6の上昇力によって、その下端に吸着保持していたインシュレータ1は、マグネット14から離れる。
以上のように構成されたインシュレータ位置出し機構を備えたインシュレータ圧入装置によれば、インシュレータ1とインシュレータ装着部3のセット時にこれらの芯ズレが生じても圧入が可能となるため、インシュレータ装着部3の位置決めを厳密に行わなくて済むことから圧入作業を大幅に向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、図6に示すように、リアサスペンションメンバー2に形成された2箇所のインシュレータ装着部3のピッチ間距離Lが製造上ばらついていたとしても揺動機構及び調芯機構によってフローティングして芯出しできるので、2箇所同時にインシュレータ1を圧入させることができる。
また、本実施の形態によれば、インシュレータ揺動保持機構部6及びインシュレータ装着部揺動保持機構部7共に簡単な構造によってインシュレータ1とインシュレータ装着部3を揺動自在となし得るため、装置コストも最小限にすることができる。むしろ、従来のように芯出しを高精度に行わなければならなかった作業工数を考えると、全体的に見た場合、トータルコストの低減を実現できる。
また、本実施の形態によれば、調芯機構部9も単純な構造であるので、装置のコストアップを招かない。
また、本実施の形態によれば、インシュレータ装着孔4へのインシュレータ1の圧入と同期させながら該インシュレータ1に形成した中心孔8にロケートピン13を挿入させた状態で下降させるため、圧入時のインシュレータ1の倒れを最小にできる。
また、本実施の形態によれば、インシュレータ受け部23及び胴体部26の中心に形成したロケートピン挿通孔30をガイドとしてロケートピン13を昇降動させる調芯機構部9を設けたので、装置全体を小型化することができる。
これに対してロケートピンをインシュレータを把持するインシュレータ把持部に設けた場合は、ロケートピンの長さをインシュレータ装着部よりも長くする必要がある。また、インシュレータ装着部をセットする際の作業性を確保する必要性からロケートピン先端とインシュレータ把持部とのクリアランスを充分確保しなければならないため、圧入用プレスのストロークが本来圧入に必要なストロークより長くなり、動作時間も延びる。また、圧入ユニットを退避させるためのスライドなども必要となる。さらには、クリアランスを少なくした場合、ワークセット性(作業性)が悪化(ぶつける等)する。しかしながら、本実施の形態では、何れもこれらの問題を解消することができる。
以上、本発明を適用した具体的な実施の形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に制限されることなく種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施の形態では、圧入機構部5に圧入ヘッド駆動シリンダ32を使用したが、インシュレータ揺動保持機構部6に保持したインシュレータ1をインシュレータ装着孔4に圧入させることができる手段であれば、特にこれに制限されることはない。
また、上述の実施の形態では、リアサスペンションメンバー2に形成されたインシュレータ装着部3にインシュレータ1を圧入する例としたが、インシュレータ装着部3は自動車部品に制限されるものではない。
インシュレータ圧入装置の全体構成を示す断面図である。 インシュレータをインシュレータ装着孔に装着させる一連の圧入工程を示す断面図であり、インシュレータセット状態を示す。 インシュレータをインシュレータ装着孔に装着させる一連の圧入工程を示す断面図であり、調芯状態を示す。 インシュレータをインシュレータ装着孔に装着させる一連の圧入工程を示す断面図であり、圧入開始状態を示す。 インシュレータをインシュレータ装着孔に装着させる一連の圧入工程を示す断面図であり、圧入終了状態を示す。 リアサスペンションメンバーの要部平面図である。
符号の説明
1…インシュレータ
2…リアサスペンションメンバー
3…インシュレータ装着部
4…インシュレータ装着孔
5…圧入機構部(圧入手段)
6…インシュレータ揺動保持機構部(インシュレータ保持手段)
7…インシュレータ装着部揺動保持機構部(インシュレータ装着部保持手段)
8…中心孔
9…調芯機構部(調芯手段)
13…ロケートピン(位置出しピン)
14…マグネット(インシュレータ保持部)
15…マグネット保持部材(揺動部)
19…アーム引掛け部(つば部)
23…インシュレータ受け部(受け部)
26…胴体部
28…ロケートピン駆動シリンダ(昇降手段)
31…圧入ヘッド
32…圧入ヘッド駆動シリンダ

Claims (6)

  1. インシュレータ装着部と、このインシュレータ装着部に圧入手段によって圧入されるインシュレータとの相対位置を出すインシュレータ位置出し機構において、
    前記インシュレータを水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ保持手段と、
    前記インシュレータ装着部を位置決めすると共に、該インシュレータ装着部を水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ装着部保持手段と、
    前記インシュレータの中心孔に挿入して前記インシュレータ装着部と該インシュレータとの軸芯を一致させる調芯手段とを備えた
    ことを特徴とするインシュレータ位置出し機構。
  2. 請求項1に記載のインシュレータ位置出し機構であって、
    前記インシュレータ保持手段は、前記圧入手段の固定部材に形成された孔につば部を有したアーム部を遊嵌状態で挿入させて水平方向に揺動自在に取り付けた揺動部と、この揺動部に固定され、インシュレータを保持するインシュレータ保持部とからなる
    ことを特徴とするインシュレータ位置出し機構。
  3. 請求項1または請求項2に記載のインシュレータ位置出し機構であって、
    前記インシュレータ装着部保持手段は、前記インシュレータ装着部を載置させて位置決めする受け部と、この受け部をつば部とし、孔部に遊嵌状態で挿入されて水平方向に揺動自在に取り付けた胴体部とからなる
    ことを特徴とするインシュレータ位置出し機構。
  4. 少なくとも請求項1から請求項3の何れか一つに記載されたインシュレータ位置出し機構であって、
    前記調芯手段は、前記インシュレータの中心孔に挿入される位置出しピンと、この位置出しピンを昇降動させる昇降手段とからなり、前記インシュレータを前記インシュレータ装着部に圧入する前に先行して前記位置出しピンを前記中心孔に挿入させる
    ことを特徴とするインシュレータ位置出し機構。
  5. 請求項4に記載のインシュレータ位置出し機構であって、
    前記調芯手段は、前記インシュレータの前記インシュレータ装着部への圧入と同期させながら前記中心孔に前記位置出しピンを挿入させた状態で下降させる
    ことを特徴とするインシュレータ位置出し機構。
  6. インシュレータを水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ保持手段と、
    前記インシュレータを圧入させるインシュレータ装着部を位置決めさせると共に、該インシュレータ装着部を水平方向において揺動自在に保持するインシュレータ装着部保持手段と、
    前記インシュレータの中心孔に挿入して前記インシュレータ装着部と該インシュレータとの軸芯を一致させる調芯手段と、
    前記インシュレータを前記インシュレータ装着部に圧入させる圧入手段とを備えた
    ことを特徴とするインシュレータ圧入装置。
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