JP3258198B2 - 回路モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯形電子機器 - Google Patents
回路モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯形電子機器Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TCP(tape carrier
package)のような発熱する回路素子を備えた回路モジ
ュールおよびこの回路モジュールを内蔵した携帯形電子
機器において、特にその回路素子を冷却するための構造
に関する。
package)のような発熱する回路素子を備えた回路モジ
ュールおよびこの回路モジュールを内蔵した携帯形電子
機器において、特にその回路素子を冷却するための構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のブック形あるいはノート形のポー
タブルコンピュータは、コンパクト化と共に高機能化が
押し進められている。そのため、コンピュータに搭載さ
れるLSIパッケージにしても、大容量化や多機能化が
進んでいる。このLSIパッケージの大容量化や多機能
化は、チップサイズの大型化や多ピン化を招き、その
分、回路基板上でのLSIパッケージの占有面積が大き
くなる。このLSIパッケージの占有面積を抑制しつつ
多ピン化に対応するためには、LSIパッケージのリー
ドピッチを微細化することが必要となってくる。
タブルコンピュータは、コンパクト化と共に高機能化が
押し進められている。そのため、コンピュータに搭載さ
れるLSIパッケージにしても、大容量化や多機能化が
進んでいる。このLSIパッケージの大容量化や多機能
化は、チップサイズの大型化や多ピン化を招き、その
分、回路基板上でのLSIパッケージの占有面積が大き
くなる。このLSIパッケージの占有面積を抑制しつつ
多ピン化に対応するためには、LSIパッケージのリー
ドピッチを微細化することが必要となってくる。
【0003】多ピン化に適合し得るコンパクトなパッケ
ージとして、最近、TCPが注目されている。TCP
は、リードを有する樹脂フィルムと、この樹脂フィルム
に支持された半導体チップとを有している。そして、こ
のTCPでは、樹脂フィルムの外周縁部にリードの先端
が導出されており、これらリードの先端が回路基板上の
接続パッドに半田付けされている。
ージとして、最近、TCPが注目されている。TCP
は、リードを有する樹脂フィルムと、この樹脂フィルム
に支持された半導体チップとを有している。そして、こ
のTCPでは、樹脂フィルムの外周縁部にリードの先端
が導出されており、これらリードの先端が回路基板上の
接続パッドに半田付けされている。
【0004】ところで、この種のTCPは、半導体チッ
プが樹脂によってモールドされておらず、この半導体チ
ップが外方に露出されている。そのため、TCPは、P
GA(pin grid array)に比べて機械的強度が弱く、動
作時の発熱量が大きいにも拘らず、多数の冷却フィンを
有するヒートシンクを直接取り付けることが困難とな
る。
プが樹脂によってモールドされておらず、この半導体チ
ップが外方に露出されている。そのため、TCPは、P
GA(pin grid array)に比べて機械的強度が弱く、動
作時の発熱量が大きいにも拘らず、多数の冷却フィンを
有するヒートシンクを直接取り付けることが困難とな
る。
【0005】したがって、発熱するTCPを回路基板と
共にコンピュータの筐体に収容するに当たっては、この
TCPの低熱抵抗化を図ることが重要となってくる。こ
の低熱抵抗化を達成する手段の一例が、「特公平5−5
2079号公報」に開示されている。この先行技術で
は、回路基板の表面に半導体チップを含む電子デバイス
が実装されており、この回路基板は、電子デバイスと向
かい合う部分に比較的大きな一つのスルーホールを備え
ている。
共にコンピュータの筐体に収容するに当たっては、この
TCPの低熱抵抗化を図ることが重要となってくる。こ
の低熱抵抗化を達成する手段の一例が、「特公平5−5
2079号公報」に開示されている。この先行技術で
は、回路基板の表面に半導体チップを含む電子デバイス
が実装されており、この回路基板は、電子デバイスと向
かい合う部分に比較的大きな一つのスルーホールを備え
ている。
【0006】また、回路基板の裏面には、冷却板が配置
されている。冷却板は、上記スルーホールに嵌合される
凸部を有し、この凸部は、銅あるいは真鍮のような熱伝
導性を有する金属材料にて構成されている。そして、凸
部の先端面は、電子デバイスの裏面に隙間なく接してお
り、この接触により、電子デバイスの熱が凸部を通じて
冷却板に逃がされるようになっている。
されている。冷却板は、上記スルーホールに嵌合される
凸部を有し、この凸部は、銅あるいは真鍮のような熱伝
導性を有する金属材料にて構成されている。そして、凸
部の先端面は、電子デバイスの裏面に隙間なく接してお
り、この接触により、電子デバイスの熱が凸部を通じて
冷却板に逃がされるようになっている。
【0007】また、TCPを冷却するその他の例とし
て、コンピュータの筐体の内部に送風用の電動ファンを
設置し、この電動ファンによって送られる冷却風により
TCPを強制的に空冷する方式が知られている
て、コンピュータの筐体の内部に送風用の電動ファンを
設置し、この電動ファンによって送られる冷却風により
TCPを強制的に空冷する方式が知られている
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記先行技
術によると、冷却板の凸部が嵌合されるスルーホール
は、電子デバイスの平面形状よりも遥かに小さく、この
電子デバイスの裏面の多くは、半田又はサーマルコンパ
ウンドの層を介して回路基板の表面に接している。その
ため、凸部を通じて冷却板に逃がされる熱量よりも、回
路基板に伝わる熱量の方が多くなり、回路基板に電子デ
バイスの熱が籠り易くなる。
術によると、冷却板の凸部が嵌合されるスルーホール
は、電子デバイスの平面形状よりも遥かに小さく、この
電子デバイスの裏面の多くは、半田又はサーマルコンパ
ウンドの層を介して回路基板の表面に接している。その
ため、凸部を通じて冷却板に逃がされる熱量よりも、回
路基板に伝わる熱量の方が多くなり、回路基板に電子デ
バイスの熱が籠り易くなる。
【0009】すると、この回路基板上には、発熱量が大
きな電子デバイスの外にも数多くの半導体チップのよう
な回路素子が実装されているので、この回路素子への熱
影響が大きくなるといった不具合がある。
きな電子デバイスの外にも数多くの半導体チップのよう
な回路素子が実装されているので、この回路素子への熱
影響が大きくなるといった不具合がある。
【0010】一方、発熱するTCPを電動ファンを介し
て強制空冷する場合、TCPは電動ファンに連なる冷却
風の送風経路上に配置する必要がある。ところが、最近
のポータブルコンピュータは、携帯性を高めるために、
筐体のコンパクト化が進んでおり、それ故、この筐体の
内部には、ハードディスク駆動装置やフロッピーディス
ク駆動装置さらには拡張カードを収容するためのカード
収容部のような数多くの機能部品が高密度に配置されて
いる。そのため、TCPに向かう冷却風の流れが機能部
品によって遮られることがあり、実際にTCPに導かれ
る冷却風の風量が少なくなる虞れがあり得る。
て強制空冷する場合、TCPは電動ファンに連なる冷却
風の送風経路上に配置する必要がある。ところが、最近
のポータブルコンピュータは、携帯性を高めるために、
筐体のコンパクト化が進んでおり、それ故、この筐体の
内部には、ハードディスク駆動装置やフロッピーディス
ク駆動装置さらには拡張カードを収容するためのカード
収容部のような数多くの機能部品が高密度に配置されて
いる。そのため、TCPに向かう冷却風の流れが機能部
品によって遮られることがあり、実際にTCPに導かれ
る冷却風の風量が少なくなる虞れがあり得る。
【0011】したがって、TCPの周囲に熱が籠り易
く、TCPを強制空冷する構成でありながら、このTC
Pの冷却効果が不十分となるといった問題がある。
く、TCPを強制空冷する構成でありながら、このTC
Pの冷却効果が不十分となるといった問題がある。
【0012】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、回路素子の熱を効率良く回路基板の外部
に逃すことができ、回路基板への熱影響を少なく抑える
ことができるとともに、回路素子の熱を受ける放熱部材
を規格化することができ、製造コストを低減できる回路
モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯
形電子機器の提供を目的とする。
されたもので、回路素子の熱を効率良く回路基板の外部
に逃すことができ、回路基板への熱影響を少なく抑える
ことができるとともに、回路素子の熱を受ける放熱部材
を規格化することができ、製造コストを低減できる回路
モジュールの冷却装置およびこの冷却装置を有する携帯
形電子機器の提供を目的とする。
【0013】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された回路モジュールの冷却装置
は、第1の面およびこの第1の面とは反対側に位置され
た第2の面を有する回路基板と、この回路基板の第1の
面にリードを介して実装され、動作中に発熱する回路素
子とを備えている。
め、請求項1に記載された回路モジュールの冷却装置
は、第1の面およびこの第1の面とは反対側に位置され
た第2の面を有する回路基板と、この回路基板の第1の
面にリードを介して実装され、動作中に発熱する回路素
子とを備えている。
【0014】そして、上記回路基板は、上記回路素子と
向かい合う部分に、この回路素子よりも大きな開口形状
を有する孔を備え、この回路基板の第2の面に、上記孔
に入り込むとともに、上記回路素子に熱的に接続される
凸部を有する熱伝導性の放熱部材と、この放熱部材に対
して取り外し可能なヒートシンクとを設置し、このヒー
トシンクは、熱伝導性を有する金属材料にて構成され、
上記放熱部材に熱的に接続される放熱パネルと、この放
熱パネルに一体成形された多数の放熱凸部と、上記放熱
パネルに支持され、上記放熱凸部の周囲に冷却風を導く
ための電動ファンとを含んでいる。 また、上記回路基板
の第1の面に、上記回路素子および上記リードと上記回
路基板との接続部分を覆う熱伝導性のカバーを配置し、
このカバーと上記回路素子との間に熱伝導部材を介在さ
せることにより、上記カバーと上記放熱部材の凸部との
間で上記回路素子を挟み込んだことを特徴としている。
向かい合う部分に、この回路素子よりも大きな開口形状
を有する孔を備え、この回路基板の第2の面に、上記孔
に入り込むとともに、上記回路素子に熱的に接続される
凸部を有する熱伝導性の放熱部材と、この放熱部材に対
して取り外し可能なヒートシンクとを設置し、このヒー
トシンクは、熱伝導性を有する金属材料にて構成され、
上記放熱部材に熱的に接続される放熱パネルと、この放
熱パネルに一体成形された多数の放熱凸部と、上記放熱
パネルに支持され、上記放熱凸部の周囲に冷却風を導く
ための電動ファンとを含んでいる。 また、上記回路基板
の第1の面に、上記回路素子および上記リードと上記回
路基板との接続部分を覆う熱伝導性のカバーを配置し、
このカバーと上記回路素子との間に熱伝導部材を介在さ
せることにより、上記カバーと上記放熱部材の凸部との
間で上記回路素子を挟み込んだことを特徴としている。
【0015】請求項2によれば、上記放熱パネルは、上
記電動ファンを支持するファン支持部を有し、また、上
記電動ファンは、ブレードを有するロータと、このロー
タを支持するファンフレームとを備え、このファンフレ
ームは、熱伝導性を有する金属材料にて構成されて、上
記ファン支持部に取り付けられていることを特徴として
いる。
記電動ファンを支持するファン支持部を有し、また、上
記電動ファンは、ブレードを有するロータと、このロー
タを支持するファンフレームとを備え、このファンフレ
ームは、熱伝導性を有する金属材料にて構成されて、上
記ファン支持部に取り付けられていることを特徴として
いる。
【0016】請求項3によれば、上記凸部は、上記回路
素子と向かい合う平坦な接触面を有し、この接触面は、
熱伝導性の接着剤を介して上記回路素子に接着されてい
ることを特徴としている。
素子と向かい合う平坦な接触面を有し、この接触面は、
熱伝導性の接着剤を介して上記回路素子に接着されてい
ることを特徴としている。
【0017】請求項4によれば、上記放熱部材は、上記
回路基板の第2の面上に露出される平坦な放熱面を有
し、また、上記ヒートシンクの放熱パネルは、上記放熱
面と向かい合う平坦な受熱面を有し、これら放熱面と受
熱面とは、熱伝導性を有する軟質な弾性シートを間に挟
んで熱的に接続されていることを特徴としている。
回路基板の第2の面上に露出される平坦な放熱面を有
し、また、上記ヒートシンクの放熱パネルは、上記放熱
面と向かい合う平坦な受熱面を有し、これら放熱面と受
熱面とは、熱伝導性を有する軟質な弾性シートを間に挟
んで熱的に接続されていることを特徴としている。
【0018】請求項5によれば、上記放熱部材と上記カ
バーとは、上記回路基板を間に挟んで向かい合うととも
に、この回路基板を貫通するねじを介して互いに連結さ
れていることを特徴としている。
バーとは、上記回路基板を間に挟んで向かい合うととも
に、この回路基板を貫通するねじを介して互いに連結さ
れていることを特徴としている。
【0019】請求項6によれば、上記放熱部材は、上記
放熱面から突出する複数の凸部を有し、また、上記ヒー
トシンクの放熱パネルは、上記受熱面に開口する複数の
凹部を有し、これら凸部と凹部との嵌合により、上記放
熱部材と上記ヒートシンクとの位置合わせがなされてい
ることを特徴としている。
放熱面から突出する複数の凸部を有し、また、上記ヒー
トシンクの放熱パネルは、上記受熱面に開口する複数の
凹部を有し、これら凸部と凹部との嵌合により、上記放
熱部材と上記ヒートシンクとの位置合わせがなされてい
ることを特徴としている。
【0020】請求項7によれば、上記回路基板は、上記
孔の周囲を取り囲むように配置された多数の通孔を有
し、これら通孔の一端は、上記回路基板の第1の面に開
口されているとともに、通孔の他端は、上記回路基板の
第2の面に開口されていることを特徴としている。
孔の周囲を取り囲むように配置された多数の通孔を有
し、これら通孔の一端は、上記回路基板の第1の面に開
口されているとともに、通孔の他端は、上記回路基板の
第2の面に開口されていることを特徴としている。
【0021】請求項8によれば、上記回路基板の第2の
面は、上記孔の周囲を取り囲む伝熱層を有し、この伝熱
層は、上記放熱部材に接触されるとともに、上記通孔の
内面は、上記伝熱層に連なる熱伝導性のメッキ層により
覆われていることを特徴としている。
面は、上記孔の周囲を取り囲む伝熱層を有し、この伝熱
層は、上記放熱部材に接触されるとともに、上記通孔の
内面は、上記伝熱層に連なる熱伝導性のメッキ層により
覆われていることを特徴としている。
【0022】請求項9によれば、上記回路基板の第1の
面にサブヒートシンクを配置し、このサブヒートシンク
は、熱伝導性を有する金属材料にて構成されるととも
に、上記カバーに接触されるプレート部を有しているこ
とを特徴としている。
面にサブヒートシンクを配置し、このサブヒートシンク
は、熱伝導性を有する金属材料にて構成されるととも
に、上記カバーに接触されるプレート部を有しているこ
とを特徴としている。
【0023】請求項10によれば、上記サブヒートシン
クのプレート部は、上記ヒートシンクの放熱パネルに連
結されていることを特徴としている。
クのプレート部は、上記ヒートシンクの放熱パネルに連
結されていることを特徴としている。
【0024】上記目的を達成するため、請求項11に記
載された携帯形電子機器は、底壁およびこの底壁に連な
る起立された周壁を有する筐体と、この筐体の内部に収
容され、上記底壁と向かい合う裏面およびこの裏面とは
反対側の表面を有する回路基板と、この回路基板の裏面
にリードを介して実装され、動作中に発熱する回路素子
と、を備えている。 そして、上記回路基板は、上記回路
素子と向かい合う部分に、この回路素子よりも大きな開
口形状を有する孔を備え、この回路基板の表面に、上記
孔に入り込むとともに、上記回路素子に熱的に接続され
る凸部を有する熱伝導性の放熱部材と、この放熱部材に
対して取り外し可能なヒートシンクとを設置し、このヒ
ートシンクは、熱伝導性を有する金属材料にて構成さ
れ、上記放熱部材に熱的に接続される放熱パネルと、こ
の放熱パネルに一体成形された多数の放熱凸部と、上記
放熱パネルに支持され、上記放熱凸部の周囲に冷却風を
送風する電動ファンとを含んでいる。 また、上記回路基
板の裏面に、上記回路素子および上記リードと上記回路
基板との接続部分を覆う熱伝導性のカバーを配置し、こ
のカバーと上記回路素子との間に熱伝導部材を介在させ
ることにより、上記カバーと上記放熱部材の凸部との間
で上記回路素子を挟み込んだことを特徴としている。
載された携帯形電子機器は、底壁およびこの底壁に連な
る起立された周壁を有する筐体と、この筐体の内部に収
容され、上記底壁と向かい合う裏面およびこの裏面とは
反対側の表面を有する回路基板と、この回路基板の裏面
にリードを介して実装され、動作中に発熱する回路素子
と、を備えている。 そして、上記回路基板は、上記回路
素子と向かい合う部分に、この回路素子よりも大きな開
口形状を有する孔を備え、この回路基板の表面に、上記
孔に入り込むとともに、上記回路素子に熱的に接続され
る凸部を有する熱伝導性の放熱部材と、この放熱部材に
対して取り外し可能なヒートシンクとを設置し、このヒ
ートシンクは、熱伝導性を有する金属材料にて構成さ
れ、上記放熱部材に熱的に接続される放熱パネルと、こ
の放熱パネルに一体成形された多数の放熱凸部と、上記
放熱パネルに支持され、上記放熱凸部の周囲に冷却風を
送風する電動ファンとを含んでいる。 また、上記回路基
板の裏面に、上記回路素子および上記リードと上記回路
基板との接続部分を覆う熱伝導性のカバーを配置し、こ
のカバーと上記回路素子との間に熱伝導部材を介在させ
ることにより、上記カバーと上記放熱部材の凸部との間
で上記回路素子を挟み込んだことを特徴としている。
【0025】請求項12によれば、上記回路基板の裏面
にサブヒートシンクを配置し、このサブヒートシンク
は、熱伝導性を有する金属材料にて構成されるととも
に、上記カバーに接するプレート部を有し、このプレー
ト部は、上記筐体の底壁に接していることを特徴として
いる。
にサブヒートシンクを配置し、このサブヒートシンク
は、熱伝導性を有する金属材料にて構成されるととも
に、上記カバーに接するプレート部を有し、このプレー
ト部は、上記筐体の底壁に接していることを特徴として
いる。
【0026】請求項13によれば、上記回路基板は、上
記筐体の周壁と向かい合う側部に、周辺機器を接続する
ためのコネクタと、このコネクタを支持する金属製のコ
ネクタパネルとを備えており、このコネクタパネルと上
記ヒートシンクの放熱パネルとの間に、熱伝導性を有す
る第1の放熱プレートを架設したことを特徴としてい
る。
記筐体の周壁と向かい合う側部に、周辺機器を接続する
ためのコネクタと、このコネクタを支持する金属製のコ
ネクタパネルとを備えており、このコネクタパネルと上
記ヒートシンクの放熱パネルとの間に、熱伝導性を有す
る第1の放熱プレートを架設したことを特徴としてい
る。
【0027】
【0028】請求項14によれば、上記筐体は、上記第
1の放熱プレートと向かい合う多数の放熱孔を有し、ま
た、上記第1の放熱プレートは、多数の冷却フィンを有
していることを特徴としている。
1の放熱プレートと向かい合う多数の放熱孔を有し、ま
た、上記第1の放熱プレートは、多数の冷却フィンを有
していることを特徴としている。
【0029】請求項15によれば、上記コネクタパネル
は、上記回路基板の裏面と上記筐体の底壁との間に介在
される延長部を有し、この延長部に上記サブヒートシン
クのプレート部が連結されていることを特徴としてい
る。
は、上記回路基板の裏面と上記筐体の底壁との間に介在
される延長部を有し、この延長部に上記サブヒートシン
クのプレート部が連結されていることを特徴としてい
る。
【0030】請求項16によれば、上記筐体は、上記ヒ
ートシンクおよび上記回路基板の上方に位置されるキー
ボードを有し、このキーボードは、上面に多数のキーを
有するキーボードパネルと、このキーボードパネルの下
面を覆う平坦な金属製の補強板とを有し、また、上記ヒ
ートシンクの放熱パネルに、上記補強板に接触される第
2の放熱プレートを取り付けたことを特徴としている。
ートシンクおよび上記回路基板の上方に位置されるキー
ボードを有し、このキーボードは、上面に多数のキーを
有するキーボードパネルと、このキーボードパネルの下
面を覆う平坦な金属製の補強板とを有し、また、上記ヒ
ートシンクの放熱パネルに、上記補強板に接触される第
2の放熱プレートを取り付けたことを特徴としている。
【0031】請求項17によれば、上記キーボードの補
強板は、上記ヒートシンクの放熱凸部の先端に近接し、
このヒートシンクの放熱パネルとの間に上記電動ファン
に連なる冷却風通路を形成してなることを特徴としてい
る。
強板は、上記ヒートシンクの放熱凸部の先端に近接し、
このヒートシンクの放熱パネルとの間に上記電動ファン
に連なる冷却風通路を形成してなることを特徴としてい
る。
【0032】請求項18によれば、上記カバーは、上記
回路素子の温度を測定するためのサーミスタを有し、こ
のサーミスタによって測定された温度が予め決められた
値に達した時に、上記電動ファンが作動されることを特
徴としている。
回路素子の温度を測定するためのサーミスタを有し、こ
のサーミスタによって測定された温度が予め決められた
値に達した時に、上記電動ファンが作動されることを特
徴としている。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【作用】請求項1の構成において、回路素子が発熱する
と、この回路素子の熱は、凸部を通じて回路基板の第2
の面側の放熱部材に伝えられる。
と、この回路素子の熱は、凸部を通じて回路基板の第2
の面側の放熱部材に伝えられる。
【0039】この放熱部材には、ヒートシンクの放熱パ
ネルが熱的に接続されているので、この放熱パネルに放
熱部材を介して回路素子の熱が伝えられる。この放熱パ
ネルは、多数の放熱凸部を有し、放熱面積が充分に確保
されているとともに、これら放熱凸部の周囲に電動ファ
ンを介して冷却風が送風されるから、この放熱パネルが
強制的に空冷され、放熱が積極的に行われる。
ネルが熱的に接続されているので、この放熱パネルに放
熱部材を介して回路素子の熱が伝えられる。この放熱パ
ネルは、多数の放熱凸部を有し、放熱面積が充分に確保
されているとともに、これら放熱凸部の周囲に電動ファ
ンを介して冷却風が送風されるから、この放熱パネルが
強制的に空冷され、放熱が積極的に行われる。
【0040】しかも、電動ファンは放熱パネルに支持さ
れ、この放熱パネルとユニット化されているから、この
放熱パネルに対する冷却風の流れが遮られることはな
い。そのため、放熱パネルを効率良く冷却することがで
き、放熱パネルの放熱性が向上する。 また、回路素子
は、放熱部材の凸部と熱伝導性のカバーとの間で挟み込
まれるので、回路素子とカバーとが熱的に接続される。
このため、回路素子の熱は、熱伝導部材を経てカバーに
も逃されることになり、この回路素子の熱をカバーおよ
び放熱部材の双方に逃すことができる。したがって、回
路素子の放熱性が向上し、この回路素子の熱を回路基板
の外部に効率良く逃すことができる。
れ、この放熱パネルとユニット化されているから、この
放熱パネルに対する冷却風の流れが遮られることはな
い。そのため、放熱パネルを効率良く冷却することがで
き、放熱パネルの放熱性が向上する。 また、回路素子
は、放熱部材の凸部と熱伝導性のカバーとの間で挟み込
まれるので、回路素子とカバーとが熱的に接続される。
このため、回路素子の熱は、熱伝導部材を経てカバーに
も逃されることになり、この回路素子の熱をカバーおよ
び放熱部材の双方に逃すことができる。したがって、回
路素子の放熱性が向上し、この回路素子の熱を回路基板
の外部に効率良く逃すことができる。
【0041】さらに、ヒートシンクは、放熱部材に対し
取り外しが可能であるから、回路基板を組み込むべき機
器側のモデルチェンジや機種の拡張に伴って、この機器
側の形状や仕様が変更された場合でも、単にヒートシン
クのみを新たに設計することで対処することができる。
このため、回路基板に取り付ける放熱部材は、その形状
や寸法を機器側の仕様や要求とは無関係に共通なものと
することができ、この放熱部材の規格を一つに定めるこ
とができる。
取り外しが可能であるから、回路基板を組み込むべき機
器側のモデルチェンジや機種の拡張に伴って、この機器
側の形状や仕様が変更された場合でも、単にヒートシン
クのみを新たに設計することで対処することができる。
このため、回路基板に取り付ける放熱部材は、その形状
や寸法を機器側の仕様や要求とは無関係に共通なものと
することができ、この放熱部材の規格を一つに定めるこ
とができる。
【0042】
【0043】請求項2の構成によれば、放熱パネルに取
り付けられたファンフレームは、熱を伝え易い金属製で
あるから、このファンフレームを放熱パネルの一部とし
て活用できる。そして、ファンフレームは、ロータの回
転によって直接冷却されるので、放熱性が極めて良好で
あり、このファンフレームの分だけ放熱パネルの放熱面
積が増大することと合わせて、放熱パネルに伝えられた
熱を効率良く外部に逃がすことができる。
り付けられたファンフレームは、熱を伝え易い金属製で
あるから、このファンフレームを放熱パネルの一部とし
て活用できる。そして、ファンフレームは、ロータの回
転によって直接冷却されるので、放熱性が極めて良好で
あり、このファンフレームの分だけ放熱パネルの放熱面
積が増大することと合わせて、放熱パネルに伝えられた
熱を効率良く外部に逃がすことができる。
【0044】請求項3の構成によれば、回路素子が凸部
の接触面に隙間なく強固に密着し、この回路素子の熱を
凸部に効率良く伝えることができる。
の接触面に隙間なく強固に密着し、この回路素子の熱を
凸部に効率良く伝えることができる。
【0045】請求項4の構成によれば、放熱部材の放熱
面と放熱パネルの受熱面との接触状態が良好となる。そ
のため、放熱面と受熱面との間に断熱空間が生じること
はなく、回路素子から放熱部材に向かう熱の流れが妨げ
られずに済む。
面と放熱パネルの受熱面との接触状態が良好となる。そ
のため、放熱面と受熱面との間に断熱空間が生じること
はなく、回路素子から放熱部材に向かう熱の流れが妨げ
られずに済む。
【0046】請求項5の構成によれば、回路素子とカバ
ーおよび凸部との接触状態が安定し、回路素子の熱をカ
バーおよび放熱部材の双方に効率良く逃がすことができ
る。
ーおよび凸部との接触状態が安定し、回路素子の熱をカ
バーおよび放熱部材の双方に効率良く逃がすことができ
る。
【0047】
【0048】請求項6の構成によれば、ヒートシンクと
放熱部材とは、凸部と凹部との嵌合によって位置合わせ
がなされるので、ヒートシンクを取り付ける際には、凸
部と凹部とが嵌合し合うように、ヒートシンクを放熱部
材に重ねれば良い。このため、放熱部材に対するヒート
シンクの位置決めを容易に行なうことができ、ヒートシ
ンクの取り付け作業性が良好となる。
放熱部材とは、凸部と凹部との嵌合によって位置合わせ
がなされるので、ヒートシンクを取り付ける際には、凸
部と凹部とが嵌合し合うように、ヒートシンクを放熱部
材に重ねれば良い。このため、放熱部材に対するヒート
シンクの位置決めを容易に行なうことができ、ヒートシ
ンクの取り付け作業性が良好となる。
【0049】請求項7の構成によれば、回路素子の発熱
時には、回路基板の孔の周囲も高温となるので、通孔の
内側の空間が回路素子からの熱を放熱部材やカバーに向
けて伝えるための通路となる。そのため、孔の周囲に籠
り易い回路素子の熱を積極的に放熱部材に逃がすことが
でき、回路基板の過熱を防止できる。
時には、回路基板の孔の周囲も高温となるので、通孔の
内側の空間が回路素子からの熱を放熱部材やカバーに向
けて伝えるための通路となる。そのため、孔の周囲に籠
り易い回路素子の熱を積極的に放熱部材に逃がすことが
でき、回路基板の過熱を防止できる。
【0050】請求項8の構成によれば、回路基板の孔の
周囲の熱は、通孔の内面のメッキ層を経て伝熱層に伝え
られ、この伝熱層から放熱部材に伝えられる。このた
め、回路基板にも熱伝導性を高めるための処理が施され
ていることになり、上記回路基板の孔の周囲の熱を放熱
部材に効率良く逃がすことができる。
周囲の熱は、通孔の内面のメッキ層を経て伝熱層に伝え
られ、この伝熱層から放熱部材に伝えられる。このた
め、回路基板にも熱伝導性を高めるための処理が施され
ていることになり、上記回路基板の孔の周囲の熱を放熱
部材に効率良く逃がすことができる。
【0051】請求項9の構成によれば、カバーに伝えら
れた回路素子の熱は、サブヒートシンクのプレート部に
熱伝導により逃がされる。このため、回路素子の熱を回
路基板の第1の面側からも外部に拡散させることがで
き、この回路素子の放熱を回路基板の第1および第2の
面の双方から効率良く行なうことができる。
れた回路素子の熱は、サブヒートシンクのプレート部に
熱伝導により逃がされる。このため、回路素子の熱を回
路基板の第1の面側からも外部に拡散させることがで
き、この回路素子の放熱を回路基板の第1および第2の
面の双方から効率良く行なうことができる。
【0052】請求項10の構成によれば、サブヒートシ
ンクに伝えられた回路素子の熱を、電動ファンによって
強制空冷されるヒートシンクに逃がすことができ、この
サブヒートシンクの放熱性能を高めることができる。
ンクに伝えられた回路素子の熱を、電動ファンによって
強制空冷されるヒートシンクに逃がすことができ、この
サブヒートシンクの放熱性能を高めることができる。
【0053】請求項11の構成において、回路素子が発
熱すると、この回路素子の熱は、凸部を通じて回路基板
の表面側の放熱部材に伝えられる。
熱すると、この回路素子の熱は、凸部を通じて回路基板
の表面側の放熱部材に伝えられる。
【0054】この放熱部材には、ヒートシンクの放熱パ
ネルが熱的に接続されているから、この放熱パネルに放
熱部材を介して回路素子の熱が伝えられる。そして、放
熱パネルは電動ファンを有するので、この電動ファンか
ら送風される冷却風が放熱パネルに導かれる。しかも、
この放熱パネルは、多数の放熱凸部を有し、放熱面積が
充分に確保されているので、上記冷却風と放熱パネルと
の接触面積が増大し、この放熱パネルの放熱が積極的に
行われる。
ネルが熱的に接続されているから、この放熱パネルに放
熱部材を介して回路素子の熱が伝えられる。そして、放
熱パネルは電動ファンを有するので、この電動ファンか
ら送風される冷却風が放熱パネルに導かれる。しかも、
この放熱パネルは、多数の放熱凸部を有し、放熱面積が
充分に確保されているので、上記冷却風と放熱パネルと
の接触面積が増大し、この放熱パネルの放熱が積極的に
行われる。
【0055】しかも、電動ファンは放熱パネルに支持さ
れ、この放熱パネルとユニット化されているから、この
放熱パネルに対する冷却風の流れが遮られることはな
い。そのため、放熱パネルを効率良く冷却することがで
き、放熱パネルの放熱性が向上する。 また、回路素子
は、放熱部材の凸部と熱伝導性のカバーとの間で挟み込
まれるので、回路素子とカバーとが熱的に接続される。
このため、回路素子の熱は、熱伝導部材を経てカバーに
も逃されることになり、この回路素子の熱をカバーおよ
び放熱部材の双方に逃すことができる。したがって、回
路素子の放熱性が向上し、この回路素子の熱を回路基板
の外部に効率良く逃すことができる。
れ、この放熱パネルとユニット化されているから、この
放熱パネルに対する冷却風の流れが遮られることはな
い。そのため、放熱パネルを効率良く冷却することがで
き、放熱パネルの放熱性が向上する。 また、回路素子
は、放熱部材の凸部と熱伝導性のカバーとの間で挟み込
まれるので、回路素子とカバーとが熱的に接続される。
このため、回路素子の熱は、熱伝導部材を経てカバーに
も逃されることになり、この回路素子の熱をカバーおよ
び放熱部材の双方に逃すことができる。したがって、回
路素子の放熱性が向上し、この回路素子の熱を回路基板
の外部に効率良く逃すことができる。
【0056】さらに、ヒートシンクは、放熱部材に対し
取り外しが可能であるから、回路基板を組み込むべき筐
体側のモデルチェンジや機種の拡張に伴って、この筐体
の形状や仕様が変更された場合でも、単にヒートシンク
のみを新たに設計することで対処することができる。そ
のため、回路基板に取り付けられる放熱部材は、その形
状や寸法を筐体側の仕様とは無関係に共通なものとする
ことができ、この放熱部材の規格を一つに定めることが
できる。
取り外しが可能であるから、回路基板を組み込むべき筐
体側のモデルチェンジや機種の拡張に伴って、この筐体
の形状や仕様が変更された場合でも、単にヒートシンク
のみを新たに設計することで対処することができる。そ
のため、回路基板に取り付けられる放熱部材は、その形
状や寸法を筐体側の仕様とは無関係に共通なものとする
ことができ、この放熱部材の規格を一つに定めることが
できる。
【0057】
【0058】
【0059】請求項12の構成によれば、カバーに伝え
られた回路素子の熱は、サブヒートシンクのプレート部
に熱伝導により逃がされるので、回路素子の熱を回路基
板の裏面側から積極的に放熱することができる。そし
て、プレート部は、筐体の底壁に接しているから、プレ
ート部に伝えられた熱を筐体に積極的に逃がすことがで
き、回路基板に熱が籠り難くなる。
られた回路素子の熱は、サブヒートシンクのプレート部
に熱伝導により逃がされるので、回路素子の熱を回路基
板の裏面側から積極的に放熱することができる。そし
て、プレート部は、筐体の底壁に接しているから、プレ
ート部に伝えられた熱を筐体に積極的に逃がすことがで
き、回路基板に熱が籠り難くなる。
【0060】請求項13の構成によれば、回路素子から
放熱パネルに伝えられた熱は、第1の放熱プレートを介
してコネクタパネルに逃がされる。この場合、コネクタ
パネルは、熱を伝え易い金属製であるから、このコネク
タパネルをヒートシンクとして利用することができ、上
記放熱パネルの放熱性能を高めることができる。
放熱パネルに伝えられた熱は、第1の放熱プレートを介
してコネクタパネルに逃がされる。この場合、コネクタ
パネルは、熱を伝え易い金属製であるから、このコネク
タパネルをヒートシンクとして利用することができ、上
記放熱パネルの放熱性能を高めることができる。
【0061】請求項14の構成によれば、第1の放熱プ
レートの周囲に放熱孔を通じて外気が導かれるので、こ
の第1の放熱プレートを外気に接触させることができ
る。このため、第1の放熱プレートの周囲の通気性が良
好となり、筐体の内部に熱が籠り難くなる。しかも、冷
却フィンの存在により、第1の放熱プレートと外気との
接触面積が増大するので、この第1の放熱プレートの放
熱性能を高めることができる。
レートの周囲に放熱孔を通じて外気が導かれるので、こ
の第1の放熱プレートを外気に接触させることができ
る。このため、第1の放熱プレートの周囲の通気性が良
好となり、筐体の内部に熱が籠り難くなる。しかも、冷
却フィンの存在により、第1の放熱プレートと外気との
接触面積が増大するので、この第1の放熱プレートの放
熱性能を高めることができる。
【0062】請求項15の構成によれば、回路素子から
カバーを経てプレート部に伝えられた熱を、さらにコネ
クタパネルに逃がすことができる。そのため、サブヒー
トシンクの放熱性をより高めることができ、筐体の底部
に熱が籠り難くなる。
カバーを経てプレート部に伝えられた熱を、さらにコネ
クタパネルに逃がすことができる。そのため、サブヒー
トシンクの放熱性をより高めることができ、筐体の底部
に熱が籠り難くなる。
【0063】
【0064】請求項16の構成によれば、回路素子から
放熱部材を介して放熱パネルに伝えられた熱を、さらに
第2の放熱プレートを介してキーボードの補強板に逃が
すことができる。この補強板は、熱を伝え易い金属製で
あるから、この補強板をヒートシンクとして利用するこ
とができ、放熱パネルに伝わる熱を筐体の内部の広い範
囲に亘って拡散させることができる。
放熱部材を介して放熱パネルに伝えられた熱を、さらに
第2の放熱プレートを介してキーボードの補強板に逃が
すことができる。この補強板は、熱を伝え易い金属製で
あるから、この補強板をヒートシンクとして利用するこ
とができ、放熱パネルに伝わる熱を筐体の内部の広い範
囲に亘って拡散させることができる。
【0065】請求項17の構成によれば、電動ファンが
駆動されると、筐体内部の空気が冷却風となって補強板
と放熱パネルとの間の冷却風通路を流れることになり、
冷却風の流れが筐体の内部に拡散されずに済む。そのた
め、放熱パネルや放熱凸部の回りに冷却風を確実に導く
ことができ、放熱パネルの放熱性能を高めることができ
る。
駆動されると、筐体内部の空気が冷却風となって補強板
と放熱パネルとの間の冷却風通路を流れることになり、
冷却風の流れが筐体の内部に拡散されずに済む。そのた
め、放熱パネルや放熱凸部の回りに冷却風を確実に導く
ことができ、放熱パネルの放熱性能を高めることができ
る。
【0066】請求項18の構成によれば、回路素子の温
度を精度良く測定することができ、この回路素子の過熱
やそれに伴う熱破壊を確実に防止できる。
度を精度良く測定することができ、この回路素子の過熱
やそれに伴う熱破壊を確実に防止できる。
【0067】
【実施例】以下本発明の一実施例を、ポータブルコンピ
ュータに適用した図面にもとづいて説明する。
ュータに適用した図面にもとづいて説明する。
【0068】図1は、B5サイズのノート形のポータブ
ルコンピュータ1を示している。このコンピュータ1
は、卓上に載置されるコンピュータ本体2を備えてい
る。このコンピュータ本体2は、偏平な箱形状をなす筐
体3を有し、この筐体3は、ロアハウジング4とアッパ
ハウジング5とに分割されている。これらロアハウジン
グ4およびアッパハウジング5は、ABS樹脂のような
合成樹脂材料にて構成されている。
ルコンピュータ1を示している。このコンピュータ1
は、卓上に載置されるコンピュータ本体2を備えてい
る。このコンピュータ本体2は、偏平な箱形状をなす筐
体3を有し、この筐体3は、ロアハウジング4とアッパ
ハウジング5とに分割されている。これらロアハウジン
グ4およびアッパハウジング5は、ABS樹脂のような
合成樹脂材料にて構成されている。
【0069】ロアハウジング4は、平坦な矩形状の底壁
4aと、この底壁4aに連なる左右の側壁4b,4c、
前壁4dおよび後壁4eとを有している。これら側壁4
b,4c、前壁4dおよび後壁4eは、底壁4aの周縁
部から上向きに延びており、これら各壁4b〜4dによ
って筐体3の前後左右の周壁が構成されている。
4aと、この底壁4aに連なる左右の側壁4b,4c、
前壁4dおよび後壁4eとを有している。これら側壁4
b,4c、前壁4dおよび後壁4eは、底壁4aの周縁
部から上向きに延びており、これら各壁4b〜4dによ
って筐体3の前後左右の周壁が構成されている。
【0070】アッパハウジング5は、上壁5aを有する
略平坦な板状をなしている。上壁5aは、底壁4aと向
かい合っており、この上壁5aの前後左右の側縁部が上
記ロアハウジング4の側壁4b,4c、前壁4dおよび
後壁4dに夫々連なっている。また、上壁5aは、一対
のディスプレイ支持部6a,6bを有している。これら
ディスプレイ支持部6a,6bは、上壁5aの後端の左
右両側部において、この上壁5aから上向きに突出され
ている。
略平坦な板状をなしている。上壁5aは、底壁4aと向
かい合っており、この上壁5aの前後左右の側縁部が上
記ロアハウジング4の側壁4b,4c、前壁4dおよび
後壁4dに夫々連なっている。また、上壁5aは、一対
のディスプレイ支持部6a,6bを有している。これら
ディスプレイ支持部6a,6bは、上壁5aの後端の左
右両側部において、この上壁5aから上向きに突出され
ている。
【0071】アッパハウジング5の上壁5aの前半部
は、手を置くための平坦なパームレスト7をなしてい
る。このパームレスト7に連なる上壁5aの後半部に
は、矩形状のキーボード装着口8が開口されている。キ
ーボード装着口8は、図2に示すように、上壁5aの後
半部の略全面に亘るような大きさを有している。そし
て、図11に示すように、キーボード装着口8の開口側
縁と開口後縁とには、下向きに延びる周壁9が一体に形
成されており、このキーボード装着口8の左端部には、
周壁9の下端部に連なる支持壁10が一体に形成されて
いる。この支持壁10は、ロアハウジング4の底壁4a
と略平行に配置されている。
は、手を置くための平坦なパームレスト7をなしてい
る。このパームレスト7に連なる上壁5aの後半部に
は、矩形状のキーボード装着口8が開口されている。キ
ーボード装着口8は、図2に示すように、上壁5aの後
半部の略全面に亘るような大きさを有している。そし
て、図11に示すように、キーボード装着口8の開口側
縁と開口後縁とには、下向きに延びる周壁9が一体に形
成されており、このキーボード装着口8の左端部には、
周壁9の下端部に連なる支持壁10が一体に形成されて
いる。この支持壁10は、ロアハウジング4の底壁4a
と略平行に配置されている。
【0072】図2や図11に示すように、キーボード装
着口8の開口前縁には、キーボード支持部12が形成さ
れている。キーボード支持部12は、キーボード装着口
8の開口前縁に沿って左右方向に延びており、その左右
両端部が周壁9に連なっている。キーボード支持部12
は、第1ないし第3の取り付け凹部13a〜13cを備
えている。これら取り付け凹部13a〜13cは、キー
ボード支持部12の左右両端部と中央部とに位置されて
おり、その中央の第2の取り付け凹部13bは、左右両
端の第1および第3の取り付け凹部13a,13cより
も左右方向に幅広く形成されている。
着口8の開口前縁には、キーボード支持部12が形成さ
れている。キーボード支持部12は、キーボード装着口
8の開口前縁に沿って左右方向に延びており、その左右
両端部が周壁9に連なっている。キーボード支持部12
は、第1ないし第3の取り付け凹部13a〜13cを備
えている。これら取り付け凹部13a〜13cは、キー
ボード支持部12の左右両端部と中央部とに位置されて
おり、その中央の第2の取り付け凹部13bは、左右両
端の第1および第3の取り付け凹部13a,13cより
も左右方向に幅広く形成されている。
【0073】図11や図17に示すように、第1ないし
第3の取り付け凹部13a〜13cは、夫々平坦な上面
14と、この上面14の後端から上向きに延びる起立面
15とを有している。上面14は、上記キーボード装着
口8の支持壁10と略同一平面上に位置されており、各
取り付け凹部13a〜13cの上面14には、ナット1
6が埋め込まれている。
第3の取り付け凹部13a〜13cは、夫々平坦な上面
14と、この上面14の後端から上向きに延びる起立面
15とを有している。上面14は、上記キーボード装着
口8の支持壁10と略同一平面上に位置されており、各
取り付け凹部13a〜13cの上面14には、ナット1
6が埋め込まれている。
【0074】図2に示すように、キーボード装着口8に
は、キーボード21が取り外し可能に装着されている。
キーボード21は、合成樹脂製のキーボードパネル22
を備えている。キーボードパネル22は、キーボード装
着口8に嵌合し得る大きさを有する平坦な長方形板状を
なしている。このキーボードパネル22の上面には、多
数のキー23と、ポインティングデバイスの一種である
ジョイスティック24とが配置されている。
は、キーボード21が取り外し可能に装着されている。
キーボード21は、合成樹脂製のキーボードパネル22
を備えている。キーボードパネル22は、キーボード装
着口8に嵌合し得る大きさを有する平坦な長方形板状を
なしている。このキーボードパネル22の上面には、多
数のキー23と、ポインティングデバイスの一種である
ジョイスティック24とが配置されている。
【0075】また、キーボードパネル22の下面には、
金属製の補強板25が取り付けられている。補強板25
は、キー操作に伴うスイッチングノイズの漏洩を防止す
るとともに、キーボードパネル22を補強するためのも
ので、このキーボードパネル22の下面全面を覆うよう
な大きさを有する平坦な長方形板状をなしている。そし
て、本実施例の場合、上記補強板25は、熱伝導性に優
れたアルミニウム合金にて構成されている。
金属製の補強板25が取り付けられている。補強板25
は、キー操作に伴うスイッチングノイズの漏洩を防止す
るとともに、キーボードパネル22を補強するためのも
ので、このキーボードパネル22の下面全面を覆うよう
な大きさを有する平坦な長方形板状をなしている。そし
て、本実施例の場合、上記補強板25は、熱伝導性に優
れたアルミニウム合金にて構成されている。
【0076】キーボードパネル22は、第1ないし第3
の支持片27a〜27cを備えている。支持片27a〜
27cは、キーボードパネル22の前縁から一体に延出
されている。これら支持片27a〜27cは、キーボー
ド21をキーボード装着口8に装着した時に、上記第1
ないし第3の取り付け凹部13a〜13cに入り込み、
その上面14に重ねられるようになっている。そして、
キーボード21は、その支持片27a〜27cに上方か
らねじ28を挿通し、このねじ28の挿通端を上記ナッ
ト16にねじ込むことで、上記キーボード装着口8に固
定されている。
の支持片27a〜27cを備えている。支持片27a〜
27cは、キーボードパネル22の前縁から一体に延出
されている。これら支持片27a〜27cは、キーボー
ド21をキーボード装着口8に装着した時に、上記第1
ないし第3の取り付け凹部13a〜13cに入り込み、
その上面14に重ねられるようになっている。そして、
キーボード21は、その支持片27a〜27cに上方か
らねじ28を挿通し、このねじ28の挿通端を上記ナッ
ト16にねじ込むことで、上記キーボード装着口8に固
定されている。
【0077】キーボード21をキーボード装着口8に固
定した状態では、補強板25の左端部が上記支持壁10
の上面に重ねられ、この補強板25の残りの部分が筐体
3の内部に向けて露出されるようになっている。
定した状態では、補強板25の左端部が上記支持壁10
の上面に重ねられ、この補強板25の残りの部分が筐体
3の内部に向けて露出されるようになっている。
【0078】図2に示すように、キーボード装着口8の
開口前縁には、化粧パネル30が取り外し可能に係止さ
れている。化粧パネル30は、上記キーボード支持部1
2を上方から覆い隠すもので、キーボード装着口8の開
口前縁に沿って左右方向に延びている。この化粧パネル
30は、上記パームレスト7とキーボード21の最前列
のキー23との間に位置されている。そして、化粧パネ
ル30の上面は、パームレスト7に面一に連続し、この
パームレスト7の一部となっている。
開口前縁には、化粧パネル30が取り外し可能に係止さ
れている。化粧パネル30は、上記キーボード支持部1
2を上方から覆い隠すもので、キーボード装着口8の開
口前縁に沿って左右方向に延びている。この化粧パネル
30は、上記パームレスト7とキーボード21の最前列
のキー23との間に位置されている。そして、化粧パネ
ル30の上面は、パームレスト7に面一に連続し、この
パームレスト7の一部となっている。
【0079】パームレスト7の略中央部には、一対のク
リックスイッチボタン31a,31bが配置されてい
る。クリックスイッチボタン31a,31bは、コマン
ドの実行および取り消しを行なう際に、指先で押圧する
ためのもので、パームレスト7の上面から僅かに突出さ
れている。
リックスイッチボタン31a,31bが配置されてい
る。クリックスイッチボタン31a,31bは、コマン
ドの実行および取り消しを行なう際に、指先で押圧する
ためのもので、パームレスト7の上面から僅かに突出さ
れている。
【0080】図4や図7に示すように、筐体3は、バッ
テリ収容部34を備えている。バッテリ収容部34は、
ロアハウジング4の底壁4a、前壁4dおよび右側の側
壁4cに連続して開口するような凹所にて構成され、上
記パームレスト7の下方において左右方向に延びてい
る。
テリ収容部34を備えている。バッテリ収容部34は、
ロアハウジング4の底壁4a、前壁4dおよび右側の側
壁4cに連続して開口するような凹所にて構成され、上
記パームレスト7の下方において左右方向に延びてい
る。
【0081】このバッテリ収容部34は、上記ロアハウ
ジング4の底壁4aに連続して左右方向に延びる起立壁
35と、この起立壁35の上端に連なる天井壁36とを
有している。起立壁35および天井壁36は、バッテリ
収容部34と筐体3の内部との間を仕切っており、その
天井壁36がパームレスト7と向かい合っている。そし
て、バッテリ収容部34の左端部には、筐体3の内部に
連なるコネクタ導出口37が開口されている。
ジング4の底壁4aに連続して左右方向に延びる起立壁
35と、この起立壁35の上端に連なる天井壁36とを
有している。起立壁35および天井壁36は、バッテリ
収容部34と筐体3の内部との間を仕切っており、その
天井壁36がパームレスト7と向かい合っている。そし
て、バッテリ収容部34の左端部には、筐体3の内部に
連なるコネクタ導出口37が開口されている。
【0082】バッテリ収容部34には、バッテリパック
40が取り外し可能に装着されている。バッテリパック
40は、コンピュータ1を商用電源が得られない場所で
使用する際に、その駆動用電源となるもので、このバッ
テリパック40をバッテリ収容部34に装着した状態で
は、バッテリパック40の外周面がロアハウジング4の
底壁4a、前壁4dおよび右側の側壁4cに連続するよ
うになっている。
40が取り外し可能に装着されている。バッテリパック
40は、コンピュータ1を商用電源が得られない場所で
使用する際に、その駆動用電源となるもので、このバッ
テリパック40をバッテリ収容部34に装着した状態で
は、バッテリパック40の外周面がロアハウジング4の
底壁4a、前壁4dおよび右側の側壁4cに連続するよ
うになっている。
【0083】図5、図6および図28に示すように、上
記ロアハウジング4の内部には、第1ないし第3の回路
基板43〜45が収容されている。第1の回路基板43
は、システム基板であり、第1の面となる裏面43b
と、第2の面となる表面43aとを有している。この第
1の回路基板43は、図19や図26に示すように、ロ
アハウジング4の底壁4a上の複数のボス部46にねじ
47を介して固定されている。このため、第1の回路基
板43は、底壁4aと平行な姿勢でロアハウジング4の
内部に収容されている。
記ロアハウジング4の内部には、第1ないし第3の回路
基板43〜45が収容されている。第1の回路基板43
は、システム基板であり、第1の面となる裏面43b
と、第2の面となる表面43aとを有している。この第
1の回路基板43は、図19や図26に示すように、ロ
アハウジング4の底壁4a上の複数のボス部46にねじ
47を介して固定されている。このため、第1の回路基
板43は、底壁4aと平行な姿勢でロアハウジング4の
内部に収容されている。
【0084】第1の回路基板43は、上記キーボード2
1の下方に位置されている。この回路基板43の表面4
3aの左側部には、第1のスタッキングコネクタ50と
第2のスタッキングコネクタ51とが配置されている。
1の下方に位置されている。この回路基板43の表面4
3aの左側部には、第1のスタッキングコネクタ50と
第2のスタッキングコネクタ51とが配置されている。
【0085】第2の回路基板44は、電源基板であり、
この第2の回路基板44は、第1の回路基板43の左端
部の上方において、この第1の回路基板43と略平行に
配置されている。第2の回路基板44は、上記バッテリ
収容部34のコネクタ導出口37とロアハウジング4の
左側の側壁4bとの間に入り込む延長部44aを有して
いる。
この第2の回路基板44は、第1の回路基板43の左端
部の上方において、この第1の回路基板43と略平行に
配置されている。第2の回路基板44は、上記バッテリ
収容部34のコネクタ導出口37とロアハウジング4の
左側の側壁4bとの間に入り込む延長部44aを有して
いる。
【0086】第2の回路基板44は、第1の回路基板4
3と向かい合う部分の下面に、第3のスタッキングコネ
クタ52を備えている。第3のスタッキングコネクタ5
2は、上記第1のスタッキングコネクタ50に対し上方
から嵌合されており、この嵌合により、第1の回路基板
43と第2の回路基板44とが電気的に接続されてい
る。そして、第1および第3のスタッキングコネクタ5
0,52は、ロアハウジング4の前後方向に延びる長方
形状をなしている。
3と向かい合う部分の下面に、第3のスタッキングコネ
クタ52を備えている。第3のスタッキングコネクタ5
2は、上記第1のスタッキングコネクタ50に対し上方
から嵌合されており、この嵌合により、第1の回路基板
43と第2の回路基板44とが電気的に接続されてい
る。そして、第1および第3のスタッキングコネクタ5
0,52は、ロアハウジング4の前後方向に延びる長方
形状をなしている。
【0087】第3の回路基板45は、音響基板であり、
この第3の回路基板45は、第2の回路基板44の上方
において、この第2の回路基板44と略平行に配置され
ている。第3の回路基板45はパームレスト7に沿って
左右方向に延びており、その略右半分が上記パームレス
ト7とバッテリ収容部34の天井壁36との間に入り込
んでいる。そして、この第3の回路基板45は、天井壁
36の上面にねじ止めされている。
この第3の回路基板45は、第2の回路基板44の上方
において、この第2の回路基板44と略平行に配置され
ている。第3の回路基板45はパームレスト7に沿って
左右方向に延びており、その略右半分が上記パームレス
ト7とバッテリ収容部34の天井壁36との間に入り込
んでいる。そして、この第3の回路基板45は、天井壁
36の上面にねじ止めされている。
【0088】第3の回路基板45には、フレキシブルな
配線基板53を介して第4のスタッキングコネクタ54
が接続されている。第4のスタッキングコネクタ54
は、上記第2のスタッキングコネクタ51に対し上方か
ら嵌合されており、この嵌合により、第1の回路基板4
3と第3の回路基板45とが電気的に接続されている。
配線基板53を介して第4のスタッキングコネクタ54
が接続されている。第4のスタッキングコネクタ54
は、上記第2のスタッキングコネクタ51に対し上方か
ら嵌合されており、この嵌合により、第1の回路基板4
3と第3の回路基板45とが電気的に接続されている。
【0089】図5に示すように、第2の回路基板44の
延長部44aには、バッテリコネクタ57が取り付けら
れている。バッテリコネクタ57は、合成樹脂製のコネ
クタ本体58と、このコネクタ本体58に支持された複
数の接続端子59とを備えている。コネクタ本体58
は、上記バッテリ収容部34のコネクタ導出口37に臨
む細長い四角形箱状をなしており、上記延長部44aの
下面に取り付けられている。接続端子59は、コネクタ
導出口37を介してバッテリ収容部34に露出されてお
り、これら接続端子59に上記バッテリパック40の電
源端子および信号端子(図示せず)が接するようになっ
ている。
延長部44aには、バッテリコネクタ57が取り付けら
れている。バッテリコネクタ57は、合成樹脂製のコネ
クタ本体58と、このコネクタ本体58に支持された複
数の接続端子59とを備えている。コネクタ本体58
は、上記バッテリ収容部34のコネクタ導出口37に臨
む細長い四角形箱状をなしており、上記延長部44aの
下面に取り付けられている。接続端子59は、コネクタ
導出口37を介してバッテリ収容部34に露出されてお
り、これら接続端子59に上記バッテリパック40の電
源端子および信号端子(図示せず)が接するようになっ
ている。
【0090】図9に示すように、ロアハウジング4は、
バッテリコネクタ57を位置決めするための一対の嵌合
溝61a,61bを備えている。これら嵌合溝61a,
61bは、コネクタ導出口37の前後の開口縁部に位置
されている。そして、一方の嵌合溝61aは、ロアハウ
ジング4の前壁4dの内面に沿って上下方向に延びてお
り、他方の嵌合溝61bは、バッテリ収容部34の起立
壁35の端部に沿って上下方向に延びている。
バッテリコネクタ57を位置決めするための一対の嵌合
溝61a,61bを備えている。これら嵌合溝61a,
61bは、コネクタ導出口37の前後の開口縁部に位置
されている。そして、一方の嵌合溝61aは、ロアハウ
ジング4の前壁4dの内面に沿って上下方向に延びてお
り、他方の嵌合溝61bは、バッテリ収容部34の起立
壁35の端部に沿って上下方向に延びている。
【0091】コネクタ本体58は、その長手方向の両端
部に嵌合凸部62a,62bを備えている。嵌合凸部6
2a,62bは、コネクタ本体58の上下方向に沿って
延びている。これら嵌合凸部62a,62bは、第2の
回路基板44をロアハウジング4の内部に収容する際
に、このロアハウジング4の上方から上記嵌合溝61
a,61bに嵌合されるようになっている。この嵌合に
より、バッテリコネクタ57は、接続端子59をコネク
タ導出口37に露出させた状態でロアハウジング4に保
持される。
部に嵌合凸部62a,62bを備えている。嵌合凸部6
2a,62bは、コネクタ本体58の上下方向に沿って
延びている。これら嵌合凸部62a,62bは、第2の
回路基板44をロアハウジング4の内部に収容する際
に、このロアハウジング4の上方から上記嵌合溝61
a,61bに嵌合されるようになっている。この嵌合に
より、バッテリコネクタ57は、接続端子59をコネク
タ導出口37に露出させた状態でロアハウジング4に保
持される。
【0092】バッテリコネクタ57がロアハウジング4
に保持された状態において、バッテリ導出口37の上部
には、インナーカバー64が取り付けられる。インナー
カバー64は、コネクタ本体58の上面とコネクタ導出
口37の上部との間の隙間を塞ぐためのもので、このイ
ンナーカバー64の両端部には、上記嵌合溝61a,6
1bに嵌合する一対のガイド部65a,65bが形成さ
れている。
に保持された状態において、バッテリ導出口37の上部
には、インナーカバー64が取り付けられる。インナー
カバー64は、コネクタ本体58の上面とコネクタ導出
口37の上部との間の隙間を塞ぐためのもので、このイ
ンナーカバー64の両端部には、上記嵌合溝61a,6
1bに嵌合する一対のガイド部65a,65bが形成さ
れている。
【0093】また、インナーカバー64の上端部には、
上記天井壁36の上面に重なり合う支持片66が形成さ
れている。この支持片66は、天井壁36に上記第3の
回路基板45をねじ止めした時に、この回路基板45と
天井壁36との間で挾持されるようになっており、この
ことにより、インナーカバー64がコネクタ導出口37
の上部に抜け止め保持される。
上記天井壁36の上面に重なり合う支持片66が形成さ
れている。この支持片66は、天井壁36に上記第3の
回路基板45をねじ止めした時に、この回路基板45と
天井壁36との間で挾持されるようになっており、この
ことにより、インナーカバー64がコネクタ導出口37
の上部に抜け止め保持される。
【0094】図7や図8に示すように、ロアハウジング
4の前壁4dと底壁4aとで規定される下端角部は、コ
ンピュータ1のデザイン面からの要求に伴い、円弧状に
彎曲された彎曲部69をなしている。この彎曲部69の
存在により、上記一方の嵌合溝61aの下端部は、図8
に示すように、下方に進むに従い先細り状に形成されて
いる。
4の前壁4dと底壁4aとで規定される下端角部は、コ
ンピュータ1のデザイン面からの要求に伴い、円弧状に
彎曲された彎曲部69をなしている。この彎曲部69の
存在により、上記一方の嵌合溝61aの下端部は、図8
に示すように、下方に進むに従い先細り状に形成されて
いる。
【0095】この場合、嵌合溝61aに嵌合される嵌合
凸部62aの下端角部63は、直角に角張っているの
で、この嵌合凸部62aを嵌合溝61aに嵌合した時
に、嵌合凸部62aの下端角部63が嵌合溝61aの内
面と干渉し合い、嵌合凸部62aの嵌合が妨げられてし
まう。
凸部62aの下端角部63は、直角に角張っているの
で、この嵌合凸部62aを嵌合溝61aに嵌合した時
に、嵌合凸部62aの下端角部63が嵌合溝61aの内
面と干渉し合い、嵌合凸部62aの嵌合が妨げられてし
まう。
【0096】そこで、本実施例では、前壁4dにおける
彎曲部69に対応する位置に、ロアハウジング4の内部
に連なる複数の通気孔70が左右方向に一列に並んで形
成されている。これら通気孔70のうちの一つは、図8
に示すように、上記嵌合溝61aの下端部に開口されて
いる。このため、コネクタ本体58の嵌合凸部62aを
嵌合溝61aに上方から嵌合すると、嵌合凸部62aの
下端角部63が通気孔70に入り込み、嵌合凸部62a
と嵌合溝61aとの干渉が回避されるようになってい
る。
彎曲部69に対応する位置に、ロアハウジング4の内部
に連なる複数の通気孔70が左右方向に一列に並んで形
成されている。これら通気孔70のうちの一つは、図8
に示すように、上記嵌合溝61aの下端部に開口されて
いる。このため、コネクタ本体58の嵌合凸部62aを
嵌合溝61aに上方から嵌合すると、嵌合凸部62aの
下端角部63が通気孔70に入り込み、嵌合凸部62a
と嵌合溝61aとの干渉が回避されるようになってい
る。
【0097】したがって、この構成によれば、ロアハウ
ジング4の下端角部を円弧状に彎曲させた場合でも、コ
ネクタ本体58の下端角部63を切り欠いたり、専用の
コネクタ本体58を準備する必要はない。そのため、既
存のバッテリコネクタ57をそのまま使用することがで
き、部品の共通化が可能となる。
ジング4の下端角部を円弧状に彎曲させた場合でも、コ
ネクタ本体58の下端角部63を切り欠いたり、専用の
コネクタ本体58を準備する必要はない。そのため、既
存のバッテリコネクタ57をそのまま使用することがで
き、部品の共通化が可能となる。
【0098】なお、この実施例では、通気孔70にコネ
クタ本体58の嵌合凸部62aを挿入するようにした
が、例えば第2の回路基板44の端部と彎曲部69との
干渉が問題となるようであれば、上記通気孔70を左右
方向に延びるスリット状に形成し、この通気孔70に第
2の回路基板44の端部を挿入するようにしても良い。
クタ本体58の嵌合凸部62aを挿入するようにした
が、例えば第2の回路基板44の端部と彎曲部69との
干渉が問題となるようであれば、上記通気孔70を左右
方向に延びるスリット状に形成し、この通気孔70に第
2の回路基板44の端部を挿入するようにしても良い。
【0099】図5に示すように、第3の回路基板45の
右端部には、音声の入力端子および出力端子となる一対
のジャック72a,72bと、音量調節用のダイヤル7
3が配置されている。これらジャック72a,72bお
よびダイヤル73は、ロアハウジング4の左側の側壁4
bに露出されている。
右端部には、音声の入力端子および出力端子となる一対
のジャック72a,72bと、音量調節用のダイヤル7
3が配置されている。これらジャック72a,72bお
よびダイヤル73は、ロアハウジング4の左側の側壁4
bに露出されている。
【0100】また、第3の回路基板45の表面は、パー
ムレスト7と向かい合っており、この表面に一対のクリ
ックスイッチ75a,75bが配置されている。クリッ
クスイッチ75a,75bは、上記クリックスイッチボ
タン31a,31bによって押圧されるもので、柔軟な
配線基板76を介して第3の回路基板45に接続されて
いる。
ムレスト7と向かい合っており、この表面に一対のクリ
ックスイッチ75a,75bが配置されている。クリッ
クスイッチ75a,75bは、上記クリックスイッチボ
タン31a,31bによって押圧されるもので、柔軟な
配線基板76を介して第3の回路基板45に接続されて
いる。
【0101】図4に示すように、上記第1の回路基板4
3の表面43aの後端部には、例えばRS232C規格
のインターフェースを有する周辺機器を接続するための
接続ポート80と、プリンタを接続するためのパラレル
ポート81と、コンピュータ1の機能を拡張する際に用
いる拡張コネクタ82と、電源プラグが差し込まれる電
源コネクタ83とが左右方向に一列に並べて配置されて
いる。
3の表面43aの後端部には、例えばRS232C規格
のインターフェースを有する周辺機器を接続するための
接続ポート80と、プリンタを接続するためのパラレル
ポート81と、コンピュータ1の機能を拡張する際に用
いる拡張コネクタ82と、電源プラグが差し込まれる電
源コネクタ83とが左右方向に一列に並べて配置されて
いる。
【0102】また、第1の回路基板43の後端部には、
図32にも示すように、金属製のコネクタパネル85が
取り付けられている。コネクタパネル85は、接続ポー
ト80、パラレルポート81および拡張コネクタ82を
支持しており、このコネクタパネル85は、第1の回路
基板43に対し起立されている。このコネクタパネル8
5の上部には、左右方向に延びる係止部85aが形成さ
れている。係止部85aは、上記接続ポート80や拡張
コネクタ83の上方に位置されている。
図32にも示すように、金属製のコネクタパネル85が
取り付けられている。コネクタパネル85は、接続ポー
ト80、パラレルポート81および拡張コネクタ82を
支持しており、このコネクタパネル85は、第1の回路
基板43に対し起立されている。このコネクタパネル8
5の上部には、左右方向に延びる係止部85aが形成さ
れている。係止部85aは、上記接続ポート80や拡張
コネクタ83の上方に位置されている。
【0103】さらに、コネクタパネル85は、第1の回
路基板43とロアハウジング4の底壁4aとの間に入り
込む延長部85bを有している。延長部85bは、底壁
4aと略平行をなしており、この延長部85bの端部が
底壁4a上のボス部46に第1の回路基板43と共に支
持されている。(図26を参照) コネクタパネル85は、ロアハウジング4の後壁4eに
沿って左右方向に延びている。この後壁4eには、上記
接続ポート80、パラレルポート81および拡張コネク
タ82を露出させる第1のコネクタ導出口86と、電源
コネクタ83を露出させる第2のコネクタ導出口87と
が開口されている。
路基板43とロアハウジング4の底壁4aとの間に入り
込む延長部85bを有している。延長部85bは、底壁
4aと略平行をなしており、この延長部85bの端部が
底壁4a上のボス部46に第1の回路基板43と共に支
持されている。(図26を参照) コネクタパネル85は、ロアハウジング4の後壁4eに
沿って左右方向に延びている。この後壁4eには、上記
接続ポート80、パラレルポート81および拡張コネク
タ82を露出させる第1のコネクタ導出口86と、電源
コネクタ83を露出させる第2のコネクタ導出口87と
が開口されている。
【0104】また、ロアハウジング4は、コネクタカバ
ー88を備えている。コネクタカバー88は、第1のコ
ネクタ導出口86を開く第1の位置と、第1のコネクタ
導出口86を閉じる第2の位置とに亘って移動可能にロ
アハウジング4に支持されている。このコネクタカバー
88は、上記第1の位置に移動させた状態では、ロアハ
ウジング4の底壁4aとコネクタパネル85の延長部8
5bとの間に格納されるようになっている。
ー88を備えている。コネクタカバー88は、第1のコ
ネクタ導出口86を開く第1の位置と、第1のコネクタ
導出口86を閉じる第2の位置とに亘って移動可能にロ
アハウジング4に支持されている。このコネクタカバー
88は、上記第1の位置に移動させた状態では、ロアハ
ウジング4の底壁4aとコネクタパネル85の延長部8
5bとの間に格納されるようになっている。
【0105】図4に示すように、第1の回路基板43の
表面43aには、カード収容部91が配置されている。
カード収容部91は、第1の回路基板43aの右端部で
あり、かつ上記バッテリ収容部34の後側に位置されて
いる。カード収容部91は、PCMCIA(personal c
omputer memory card international association )カ
ードやインターフェースカードのような拡張カード(図
示せず)を取り出し可能に収容するためのものである。
表面43aには、カード収容部91が配置されている。
カード収容部91は、第1の回路基板43aの右端部で
あり、かつ上記バッテリ収容部34の後側に位置されて
いる。カード収容部91は、PCMCIA(personal c
omputer memory card international association )カ
ードやインターフェースカードのような拡張カード(図
示せず)を取り出し可能に収容するためのものである。
【0106】カード収容部91は、拡張カードが接続さ
れるカードコネクタ92と、このカードコネクタ92に
拡張カードを導くためのガイドを有するカードケース9
3とを備えている。カードケース93は、例えばステン
レスのような金属材料にて構成されている。このカード
ケース93は、平坦な上面93aを有し、この上面93
aは、上記キーボード装着口8の右端部に露出されてい
る。そして、カードケース93の上面93aは、キーボ
ード装着口8の内側において、上記支持壁10の上面や
キーボード支持部12の上面14と略同一平面上に位置
されている。
れるカードコネクタ92と、このカードコネクタ92に
拡張カードを導くためのガイドを有するカードケース9
3とを備えている。カードケース93は、例えばステン
レスのような金属材料にて構成されている。このカード
ケース93は、平坦な上面93aを有し、この上面93
aは、上記キーボード装着口8の右端部に露出されてい
る。そして、カードケース93の上面93aは、キーボ
ード装着口8の内側において、上記支持壁10の上面や
キーボード支持部12の上面14と略同一平面上に位置
されている。
【0107】図2や図19に示すように、第1の回路基
板43の表面43aには、ハードディスク実装部100
が形成されている。ハードディスク実装部100は、上
記カード収容部91、第2の回路基板44およびバッテ
リ収容部34によって囲まれており、上記第1の回路基
板43の略中央部に位置されている。ハードディスク実
装部100は、ハードディスクコネクタ101を有して
いる。ハードディスクコネクタ101は、第1の回路基
板43の後端部に位置されており、上記バッテリ収容部
34の起立壁35と向かい合っている。
板43の表面43aには、ハードディスク実装部100
が形成されている。ハードディスク実装部100は、上
記カード収容部91、第2の回路基板44およびバッテ
リ収容部34によって囲まれており、上記第1の回路基
板43の略中央部に位置されている。ハードディスク実
装部100は、ハードディスクコネクタ101を有して
いる。ハードディスクコネクタ101は、第1の回路基
板43の後端部に位置されており、上記バッテリ収容部
34の起立壁35と向かい合っている。
【0108】そして、このハードディスク実装部100
は、上記キーボード装着口8の略中央部に連なってお
り、キーボード21および化粧パネル30をキーボード
装着口8から取り外すことで、筐体3の外方に露出され
るようになっている。
は、上記キーボード装着口8の略中央部に連なってお
り、キーボード21および化粧パネル30をキーボード
装着口8から取り外すことで、筐体3の外方に露出され
るようになっている。
【0109】ハードディスク実装部100には、ハード
ディスク駆動装置103(以下HDDと称す)が取り外
し可能に収容されている。このHDD103は、上記キ
ーボード装着口8を通じてハードディスク実装部100
に出し入れされるもので、その詳細が図14に示されて
いる。
ディスク駆動装置103(以下HDDと称す)が取り外
し可能に収容されている。このHDD103は、上記キ
ーボード装着口8を通じてハードディスク実装部100
に出し入れされるもので、その詳細が図14に示されて
いる。
【0110】HDD103は、金属製のハウジング10
4を備えている。ハウジング104は、上端が開放され
た偏平な長方形箱状をなしており、このハウジング10
4の上端は、トップカバー105によって気密に閉塞さ
れている。
4を備えている。ハウジング104は、上端が開放され
た偏平な長方形箱状をなしており、このハウジング10
4の上端は、トップカバー105によって気密に閉塞さ
れている。
【0111】ハウジング104は、底壁104aを備え
ている。この底壁104aには、モータ装着孔106が
開口されており、このモータ装着孔106には、モータ
ブラケット107が取り付けられている。モータブラケ
ット107は、モータ装着孔106に嵌合されるボデー
108を有し、このボデー108は、底壁104aの下
方に突出する平坦な底面108aを有している。
ている。この底壁104aには、モータ装着孔106が
開口されており、このモータ装着孔106には、モータ
ブラケット107が取り付けられている。モータブラケ
ット107は、モータ装着孔106に嵌合されるボデー
108を有し、このボデー108は、底壁104aの下
方に突出する平坦な底面108aを有している。
【0112】上記ハウジング104の内部には、モータ
110が収容されている。モータ110は、上記モータ
ブラケット107のボデー108に支持された軸111
を有し、この軸111の外周面には、ロータ112のボ
ス部112aが回転自在に支持されている。このロータ
112の外周部には、円盤状の磁気記録媒体113が支
持されている。
110が収容されている。モータ110は、上記モータ
ブラケット107のボデー108に支持された軸111
を有し、この軸111の外周面には、ロータ112のボ
ス部112aが回転自在に支持されている。このロータ
112の外周部には、円盤状の磁気記録媒体113が支
持されている。
【0113】なお、ハウジング104の内部には、図示
しない磁気ヘッドを有するキャリッジや、このキャリッ
ジを回動させるボイスコイルモータが収容されている。
しない磁気ヘッドを有するキャリッジや、このキャリッ
ジを回動させるボイスコイルモータが収容されている。
【0114】ハウジング104の底壁104aには、回
路基板115が支持されている。回路基板115は、ハ
ウジング104と略同じ大きさを有する長方形板状をな
している。回路基板115は、ハウジング104の底壁
104aと略平行に配置されており、この回路基板11
5は、上記モータ110や磁気ヘッドおよびボイスコイ
ルモータに電気的に接続されている。
路基板115が支持されている。回路基板115は、ハ
ウジング104と略同じ大きさを有する長方形板状をな
している。回路基板115は、ハウジング104の底壁
104aと略平行に配置されており、この回路基板11
5は、上記モータ110や磁気ヘッドおよびボイスコイ
ルモータに電気的に接続されている。
【0115】回路基板115には、中継コネクタ116
が取り付けられている。この中継コネクタ116は、ハ
ウジング104の長手方向の一端部に位置されており、
この中継コネクタ116は、上記ハードディスクコネク
タ101に取り外し可能に嵌合されるようになってい
る。
が取り付けられている。この中継コネクタ116は、ハ
ウジング104の長手方向の一端部に位置されており、
この中継コネクタ116は、上記ハードディスクコネク
タ101に取り外し可能に嵌合されるようになってい
る。
【0116】また、回路基板115には、上記モータブ
ラケット107のボデー108が入り込む開口部117
が形成されている。開口部117は、回路基板115と
ボデー108との干渉を避けるためのもので、ボデー1
08の底面108aは、回路基板115の下面よりも僅
かに突出されている。
ラケット107のボデー108が入り込む開口部117
が形成されている。開口部117は、回路基板115と
ボデー108との干渉を避けるためのもので、ボデー1
08の底面108aは、回路基板115の下面よりも僅
かに突出されている。
【0117】図15に示すように、HDD103のハウ
ジング104には、板金製のブラケット121が取り付
けられている。ブラケット121は、ハウジング104
の左右両側面にねじ止めされる一対の側板部122a,
122bと、これら側板部122a,122bの間を結
ぶ天板部123とを有している。
ジング104には、板金製のブラケット121が取り付
けられている。ブラケット121は、ハウジング104
の左右両側面にねじ止めされる一対の側板部122a,
122bと、これら側板部122a,122bの間を結
ぶ天板部123とを有している。
【0118】天板部123は、上記トップカバー105
の上面に重られている。天板部123は、上記中継コネ
クタ116とは反対側の端部に、水平に延びる延出部1
24を備えている。この延出部124は、HDD103
の上記中継コネクタ116とは反対側の端部よりも突出
されており、この延出部124の先端部には、一対の舌
片125a,125bが一体に形成されている。舌片1
25a,125bは、HDD103をハードディスク実
装部100に装着した時に、上記キーボード支持部12
の第2の取り付け凹部13bの上面14に重ね合わされ
るようになっており、これら舌片125a,125bに
は、上記ねじ28を通す挿通孔126a,126bが開
口されている。そして、上面14に連なる第2の取り付
け凹部13bの起立面15には、図12や図17に示す
ように、舌片125a,125bが入り込む逃げ孔12
7a,127bが形成されている。
の上面に重られている。天板部123は、上記中継コネ
クタ116とは反対側の端部に、水平に延びる延出部1
24を備えている。この延出部124は、HDD103
の上記中継コネクタ116とは反対側の端部よりも突出
されており、この延出部124の先端部には、一対の舌
片125a,125bが一体に形成されている。舌片1
25a,125bは、HDD103をハードディスク実
装部100に装着した時に、上記キーボード支持部12
の第2の取り付け凹部13bの上面14に重ね合わされ
るようになっており、これら舌片125a,125bに
は、上記ねじ28を通す挿通孔126a,126bが開
口されている。そして、上面14に連なる第2の取り付
け凹部13bの起立面15には、図12や図17に示す
ように、舌片125a,125bが入り込む逃げ孔12
7a,127bが形成されている。
【0119】また、図2に示すように、上記キーボード
装着口8の開口後縁に連なる周壁9には、ハードディス
ク実装部100に向けて下向きに延びる左右一対のガイ
ド壁128a,128bが一体に形成されている。ガイ
ド壁128a,128bは、上記ハードディスクコネク
タ101とHDD103との左右方向の位置決めをなす
ものであり、これらガイド壁128a,128bの間に
HDD103が入り込むようになっている。
装着口8の開口後縁に連なる周壁9には、ハードディス
ク実装部100に向けて下向きに延びる左右一対のガイ
ド壁128a,128bが一体に形成されている。ガイ
ド壁128a,128bは、上記ハードディスクコネク
タ101とHDD103との左右方向の位置決めをなす
ものであり、これらガイド壁128a,128bの間に
HDD103が入り込むようになっている。
【0120】次に、HDD103をハードディスク実装
部100に装着する手順について説明する。まず、キー
ボード21を筐体3から取り外し、キーボード装着口8
を通じてハードディスク実装部100を筐体3の上方に
向けて開放させる。
部100に装着する手順について説明する。まず、キー
ボード21を筐体3から取り外し、キーボード装着口8
を通じてハードディスク実装部100を筐体3の上方に
向けて開放させる。
【0121】そして、図12や図17に示すように、H
DD103を筐体3の上方からキーボード装着口8を通
じてハードディスク実装部100に差し込む。この際、
HDD103は、舌片125a,125bを先頭にした
斜め下向きの姿勢でハードディスク実装部100に向け
て差し込んでいき、その上記舌片125a,125bを
第2の取り付け凹部13bの逃げ孔127a,127b
に差し入れるとともに、ブラケット121の延長部12
4の先端縁を、第2の取り付け凹部13bの上面14と
起立面15とで規定される角部に接触させる。
DD103を筐体3の上方からキーボード装着口8を通
じてハードディスク実装部100に差し込む。この際、
HDD103は、舌片125a,125bを先頭にした
斜め下向きの姿勢でハードディスク実装部100に向け
て差し込んでいき、その上記舌片125a,125bを
第2の取り付け凹部13bの逃げ孔127a,127b
に差し入れるとともに、ブラケット121の延長部12
4の先端縁を、第2の取り付け凹部13bの上面14と
起立面15とで規定される角部に接触させる。
【0122】次に、延長部124の先端を支点としてH
DD103を下向きに回動させ、このHDD103をガ
イド壁128a,128bの間を通してハードディスク
実装部100に落とし込む。このことにより、図18に
示すように、HDD103が第1の回路基板43の表面
43aに載置され、その中継コネクタ116がハードデ
ィスクコネクタ101と向かい合うとともに、ブラケッ
ト121の延長部124が第2の取り付け凹部13bの
上面14に重なり合う。
DD103を下向きに回動させ、このHDD103をガ
イド壁128a,128bの間を通してハードディスク
実装部100に落とし込む。このことにより、図18に
示すように、HDD103が第1の回路基板43の表面
43aに載置され、その中継コネクタ116がハードデ
ィスクコネクタ101と向かい合うとともに、ブラケッ
ト121の延長部124が第2の取り付け凹部13bの
上面14に重なり合う。
【0123】この状態で、図19に示すように、HDD
103を筐体3の後方に向けてスライドさせ、中継コネ
クタ116をハードディスクコネクタ101に嵌合させ
る。この嵌合により、上記舌片125a,125bが逃
げ孔127a,127bから抜け出て、第2の取り付け
凹部13bの上面14に移動し、これら舌片125a,
125bの挿通孔126a,126bがナット16と合
致する。
103を筐体3の後方に向けてスライドさせ、中継コネ
クタ116をハードディスクコネクタ101に嵌合させ
る。この嵌合により、上記舌片125a,125bが逃
げ孔127a,127bから抜け出て、第2の取り付け
凹部13bの上面14に移動し、これら舌片125a,
125bの挿通孔126a,126bがナット16と合
致する。
【0124】そして、最後に舌片125a,125bの
挿通孔126a、126bにねじ28を挿通し、このね
じ28の挿通端をナット16にねじ込む。このことによ
り、HDD103がハードディスク実装部100に固定
され、一連の取り付け作業が完了する。
挿通孔126a、126bにねじ28を挿通し、このね
じ28の挿通端をナット16にねじ込む。このことによ
り、HDD103がハードディスク実装部100に固定
され、一連の取り付け作業が完了する。
【0125】なお、一方の舌片125bを固定するねじ
28は、上記キーボード21の固定を兼ねており、この
舌片125bは、キーボード21の第2の支持片27b
と共に第2の取り付け凹部13bに固定される。
28は、上記キーボード21の固定を兼ねており、この
舌片125bは、キーボード21の第2の支持片27b
と共に第2の取り付け凹部13bに固定される。
【0126】このようなHDD103の取り付け構造に
よれば、HDD103を斜め下向きに傾けた姿勢でハー
ドディスク実装部100に差し込む際に、このHDD1
03の舌片125a,125bが入り込む逃げ孔127
a,127bを筐体3側に形成したので、この第2の取
り付け凹部13bの周囲に、HDD103をスライドさ
せる際に生じる舌片125a,125bの移動を許す格
別なスペースを確保する必要はない。そのため、筐体3
の内部に無駄なスペースが生じるのを防止でき、高密度
な実装が可能となる。
よれば、HDD103を斜め下向きに傾けた姿勢でハー
ドディスク実装部100に差し込む際に、このHDD1
03の舌片125a,125bが入り込む逃げ孔127
a,127bを筐体3側に形成したので、この第2の取
り付け凹部13bの周囲に、HDD103をスライドさ
せる際に生じる舌片125a,125bの移動を許す格
別なスペースを確保する必要はない。そのため、筐体3
の内部に無駄なスペースが生じるのを防止でき、高密度
な実装が可能となる。
【0127】図14に示すように、ハードディスク実装
部100に臨む第1の回路基板43の表面43aは、平
滑な絶縁シート131によって覆われている。絶縁シー
ト131は、HDD103の回路基板115と第1の回
路基板43との接触を防止するためのもので、このHD
D103をスライドさせた際には、回路基板115が摺
動可能に接するようになっている。
部100に臨む第1の回路基板43の表面43aは、平
滑な絶縁シート131によって覆われている。絶縁シー
ト131は、HDD103の回路基板115と第1の回
路基板43との接触を防止するためのもので、このHD
D103をスライドさせた際には、回路基板115が摺
動可能に接するようになっている。
【0128】そして、HDD103のモータブラケット
107のボデー108は、上記のように、回路基板11
5の開口部117を貫通して、この回路基板115の下
面よりも僅かに突出しているので、上記絶縁シート13
1は、上記ボデー108を避ける逃げ孔132を有して
いる。この逃げ孔132は、HDD103のスライド方
向に細長い楕円形状をなしており、上記ボデー108よ
りも大きな開口形状を有している。
107のボデー108は、上記のように、回路基板11
5の開口部117を貫通して、この回路基板115の下
面よりも僅かに突出しているので、上記絶縁シート13
1は、上記ボデー108を避ける逃げ孔132を有して
いる。この逃げ孔132は、HDD103のスライド方
向に細長い楕円形状をなしており、上記ボデー108よ
りも大きな開口形状を有している。
【0129】このような構成によれば、HDD103の
回路基板115が摺動可能に接する絶縁シート131
に、HDD103のボデー108を逃げる逃げ孔132
を開けたので、HDD103をスライドさせた際に、ボ
デー108の底面108aが絶縁シート131に引っ掛
かることはない。そのため、HDD103のスライド操
作を円滑に行なえるとともに、絶縁シート103の損傷
も防止することができる。
回路基板115が摺動可能に接する絶縁シート131
に、HDD103のボデー108を逃げる逃げ孔132
を開けたので、HDD103をスライドさせた際に、ボ
デー108の底面108aが絶縁シート131に引っ掛
かることはない。そのため、HDD103のスライド操
作を円滑に行なえるとともに、絶縁シート103の損傷
も防止することができる。
【0130】なお、逃げ孔132の形状は楕円に限ら
ず、真円としても良いことは勿論である。
ず、真円としても良いことは勿論である。
【0131】図11に示すように、HDD103をハー
ドディスク実装部100に固定した状態において、その
ブラケット121の天板部123は、上記キーボード装
着口8の支持壁10と上記カードケース93の上面93
aとの間に位置されている。この天板部123には、キ
ーボード装着口8の左右方向に延びる凸部135が一体
に形成されている。凸部135は、天井面123に対し
断面円弧状に盛り上がっており、この凸部135の先端
は、上記カードケース93の上面93aや支持壁10の
上面と略同一平面上に位置されている。
ドディスク実装部100に固定した状態において、その
ブラケット121の天板部123は、上記キーボード装
着口8の支持壁10と上記カードケース93の上面93
aとの間に位置されている。この天板部123には、キ
ーボード装着口8の左右方向に延びる凸部135が一体
に形成されている。凸部135は、天井面123に対し
断面円弧状に盛り上がっており、この凸部135の先端
は、上記カードケース93の上面93aや支持壁10の
上面と略同一平面上に位置されている。
【0132】そのため、キーボード21をキーボード装
着口8に取り付けた状態では、このキーボード21の補
強板25の下面にブラケット121の凸部135および
上記カードケース93の上面93aが接触するようにな
っている。したがって、HDD103のブラケット12
1やカードケース93を利用して上記キーボード21を
筐体3の内側から支えることができ、キー23を操作し
た際のキーボード21のがたつきや、キーボードパネル
22の撓みを未然に防止することができる。
着口8に取り付けた状態では、このキーボード21の補
強板25の下面にブラケット121の凸部135および
上記カードケース93の上面93aが接触するようにな
っている。したがって、HDD103のブラケット12
1やカードケース93を利用して上記キーボード21を
筐体3の内側から支えることができ、キー23を操作し
た際のキーボード21のがたつきや、キーボードパネル
22の撓みを未然に防止することができる。
【0133】図11や図15に示すように、ブラケット
121の天板部123には、HDD103をハードディ
スク実装部100から取り出す際に用いるリボン140
が取り付けられている。リボン140は、合成樹脂製の
シート材にて構成され、幅が30mm程度の帯状をなし
ている。そして、このリボン140は、直線形状を維持
し得るだけの強度を有している。
121の天板部123には、HDD103をハードディ
スク実装部100から取り出す際に用いるリボン140
が取り付けられている。リボン140は、合成樹脂製の
シート材にて構成され、幅が30mm程度の帯状をなし
ている。そして、このリボン140は、直線形状を維持
し得るだけの強度を有している。
【0134】リボン140は、その一端に係止片141
を有している。係止片141は、リボン140の一端か
ら直角に折れ曲がっており、このリボン140よりも幅
広い長方形状をなしている。係止片141は、天板部1
23の上面に重ねられるもので、この係止片141に
は、リボン140が挿通可能なスリット状の挿通孔14
2が形成されている。
を有している。係止片141は、リボン140の一端か
ら直角に折れ曲がっており、このリボン140よりも幅
広い長方形状をなしている。係止片141は、天板部1
23の上面に重ねられるもので、この係止片141に
は、リボン140が挿通可能なスリット状の挿通孔14
2が形成されている。
【0135】また、天板部123には、リボン140が
挿通される取り付け孔143が形成されている。取り付
け孔143は、天板部123の左右方向に延びるスリッ
ト状をなしている。
挿通される取り付け孔143が形成されている。取り付
け孔143は、天板部123の左右方向に延びるスリッ
ト状をなしている。
【0136】リボン140を天板部123に取り付ける
には、まず、係止片141を天板部123の上面に重ね
合わせ、その挿通孔142と取り付け孔143とを対向
させる。そして、リボン140の係止片141とは反対
側の先端部140aを、天板部123の下方を通して取
り付け孔143の開口部分に導き、この天板部123の
下方から取り付け孔143に差し通す。
には、まず、係止片141を天板部123の上面に重ね
合わせ、その挿通孔142と取り付け孔143とを対向
させる。そして、リボン140の係止片141とは反対
側の先端部140aを、天板部123の下方を通して取
り付け孔143の開口部分に導き、この天板部123の
下方から取り付け孔143に差し通す。
【0137】次に、リボン140の先端部140aを係
止片141の下方から挿通孔142に差し通し、この先
端部を上向きに引っ張る。このことにより、図15に示
すように、係止片141が天板部123の上面に重なり
合うとともに、この係止片141に連なるリボン140
の一端が天板部123に巻き付けられ、このリボン14
0が天板部123に抜け止め固定される。
止片141の下方から挿通孔142に差し通し、この先
端部を上向きに引っ張る。このことにより、図15に示
すように、係止片141が天板部123の上面に重なり
合うとともに、この係止片141に連なるリボン140
の一端が天板部123に巻き付けられ、このリボン14
0が天板部123に抜け止め固定される。
【0138】リボン140を天板部123に固定した状
態では、図11に示すように、リボン140は、それ自
体の強度により、HDD103からキーボード装着口8
に向けて上向きに突出された状態を維持している。その
ため、リボン140の先端部140aを指先で掴んでパ
ームレスト7側に引っ張れば、HDD103を筐体3の
前方に向けてスライドさせることができ、ハードディス
クコネクタ101と中継コネクタ116との嵌合を解除
することができる。
態では、図11に示すように、リボン140は、それ自
体の強度により、HDD103からキーボード装着口8
に向けて上向きに突出された状態を維持している。その
ため、リボン140の先端部140aを指先で掴んでパ
ームレスト7側に引っ張れば、HDD103を筐体3の
前方に向けてスライドさせることができ、ハードディス
クコネクタ101と中継コネクタ116との嵌合を解除
することができる。
【0139】そして、コネクタ110,116の嵌合を
解除した後、リボン140を斜め前方に向けて引き上げ
れば、HDD103をハードディスク実装部100から
取り出すことができる。
解除した後、リボン140を斜め前方に向けて引き上げ
れば、HDD103をハードディスク実装部100から
取り出すことができる。
【0140】なお、キーボード装着口8にキーボード2
1を装着すると、上記リボン140は、キーボード21
とHDD103との間に畳み込まれ、キーボード21の
装着を妨げないようになっている。
1を装着すると、上記リボン140は、キーボード21
とHDD103との間に畳み込まれ、キーボード21の
装着を妨げないようになっている。
【0141】このようなリボン140の取り付け構造に
よると、リボン140は、単に取り付け孔143から挿
通孔142に潜らせることでブラケット121の天板部
123に固定されるので、このリボン140を接着剤を
用いて固定する場合に比べて、リボン140の固定作業
を短時間のうちに容易に行なうことができる。
よると、リボン140は、単に取り付け孔143から挿
通孔142に潜らせることでブラケット121の天板部
123に固定されるので、このリボン140を接着剤を
用いて固定する場合に比べて、リボン140の固定作業
を短時間のうちに容易に行なうことができる。
【0142】また、リボン140が損傷を受けた場合で
も、このリボン140の交換作業を簡単に行なうことが
できる。
も、このリボン140の交換作業を簡単に行なうことが
できる。
【0143】図20ないし図23に示すように、上記第
1の回路基板43には、回路素子としてのTCP(tape
carrier package)150が実装されている。このTC
P150は、コンピュータ1の機能の多様化要求に伴う
高速化および大容量化のために、動作中の発熱量が非常
に大きなものとなっている。そして、このTCP150
は、第1の回路基板43の裏面43bに位置され、上記
キーボード21の左後端部の下方に位置されている。
1の回路基板43には、回路素子としてのTCP(tape
carrier package)150が実装されている。このTC
P150は、コンピュータ1の機能の多様化要求に伴う
高速化および大容量化のために、動作中の発熱量が非常
に大きなものとなっている。そして、このTCP150
は、第1の回路基板43の裏面43bに位置され、上記
キーボード21の左後端部の下方に位置されている。
【0144】図24の(A)に示すように、TCP15
0は、柔軟な樹脂フィルムからなるキャリア151と、
このキャリア151に支持された半導体チップ152と
を備えている。キャリア151は、互いに直交し合う四
つの縁部を有する四角形枠状をなしており、このキャリ
ア151には、銅箔からなる数多くのリード154が形
成されている。
0は、柔軟な樹脂フィルムからなるキャリア151と、
このキャリア151に支持された半導体チップ152と
を備えている。キャリア151は、互いに直交し合う四
つの縁部を有する四角形枠状をなしており、このキャリ
ア151には、銅箔からなる数多くのリード154が形
成されている。
【0145】半導体チップ152は、平坦な表面152
aと裏面152bとを有する略正方形状をなしている。
そして、この半導体チップ152の裏面152bの外周
部に、リード154の一端がボンディングされており、
これらリード154の接続部は、ポッティング樹脂15
5によって覆われている。
aと裏面152bとを有する略正方形状をなしている。
そして、この半導体チップ152の裏面152bの外周
部に、リード154の一端がボンディングされており、
これらリード154の接続部は、ポッティング樹脂15
5によって覆われている。
【0146】半導体チップ152の表面152aは、ポ
ッティング樹脂155によって覆われることなく、その
まま外部に露出されており、この表面152aの全面に
は、導電性のメッキが施されている。
ッティング樹脂155によって覆われることなく、その
まま外部に露出されており、この表面152aの全面に
は、導電性のメッキが施されている。
【0147】リード154の先端は、キャリア151の
縁部から導出されている。これらリード154の先端
は、第1の回路基板43の裏面43bの接続パッド15
6に半田付けされている。
縁部から導出されている。これらリード154の先端
は、第1の回路基板43の裏面43bの接続パッド15
6に半田付けされている。
【0148】図20や図24に示すように、第1の回路
基板43は、TCP150の実装部分に位置して、正方
形状の孔158を備えている。この孔158は、半導体
チップ152と相似形をなすとともに、この半導体チッ
プ152の平面形状よりも大きな開口形状を有してい
る。そして、この孔158は、半導体チップ152と向
かい合っている。
基板43は、TCP150の実装部分に位置して、正方
形状の孔158を備えている。この孔158は、半導体
チップ152と相似形をなすとともに、この半導体チッ
プ152の平面形状よりも大きな開口形状を有してい
る。そして、この孔158は、半導体チップ152と向
かい合っている。
【0149】図24の(A)に示すように、第1の回路
基板43は、上記孔158の周囲を取り囲むように配置
された多数の通孔160を有している。これら通孔16
0は、第1の回路基板43を厚み方向に貫通して配置さ
れている。このため、通孔160の一端は、第1の回路
基板43の裏面43bに開口され、上記半導体チップ1
52に隣接されているとともに、通孔160の他端は、
第1の回路基板43の表面43aに開口されている。そ
して、図24の(B)に示すように、各通孔160の内
面には、熱伝導性に優れた銅メッキが施されており、通
孔160の内面全面がメッキ層161によって覆われて
いる。
基板43は、上記孔158の周囲を取り囲むように配置
された多数の通孔160を有している。これら通孔16
0は、第1の回路基板43を厚み方向に貫通して配置さ
れている。このため、通孔160の一端は、第1の回路
基板43の裏面43bに開口され、上記半導体チップ1
52に隣接されているとともに、通孔160の他端は、
第1の回路基板43の表面43aに開口されている。そ
して、図24の(B)に示すように、各通孔160の内
面には、熱伝導性に優れた銅メッキが施されており、通
孔160の内面全面がメッキ層161によって覆われて
いる。
【0150】第1の回路基板43の表面43aには、銅
箔を被着してなる伝熱層162が形成されている。伝熱
層162は、上記孔158の周囲を取り囲むように配置
されており、この伝熱層162に上記通孔160の他端
が開口されている。そのため、伝熱層162は、通孔1
60の内面のメッキ層161に連なっている。
箔を被着してなる伝熱層162が形成されている。伝熱
層162は、上記孔158の周囲を取り囲むように配置
されており、この伝熱層162に上記通孔160の他端
が開口されている。そのため、伝熱層162は、通孔1
60の内面のメッキ層161に連なっている。
【0151】第1の回路基板43におけるTCP150
の実装部分には、放熱ユニット165が取り付けられて
いる。この放熱ユニット165は、第1の回路基板43
の表面43aに配置される放熱部材166と、第1の回
路基板43の裏面43bに配置されるカバー167とを
備えている。
の実装部分には、放熱ユニット165が取り付けられて
いる。この放熱ユニット165は、第1の回路基板43
の表面43aに配置される放熱部材166と、第1の回
路基板43の裏面43bに配置されるカバー167とを
備えている。
【0152】放熱部材166は、例えば真鍮あるいはア
ルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料にて
構成されている。放熱部材166は、上記孔158より
も遥かに大きな平面形状を有する平坦な正方形状をなし
ている。この放熱部材166は、第1の回路基板43の
表面43aと向かい合う平坦な下面166aと、第1の
回路基板43の上方に露出される放熱面としての上面1
66bとを有している。
ルミニウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料にて
構成されている。放熱部材166は、上記孔158より
も遥かに大きな平面形状を有する平坦な正方形状をなし
ている。この放熱部材166は、第1の回路基板43の
表面43aと向かい合う平坦な下面166aと、第1の
回路基板43の上方に露出される放熱面としての上面1
66bとを有している。
【0153】下面166aは、その四隅に座部169を
備えている。座部169は、下面166aから僅かに突
出されている。これら座部169の先端面は、同一平面
上に位置されており、上記第1の回路基板43の表面4
3aに接触されている。
備えている。座部169は、下面166aから僅かに突
出されている。これら座部169の先端面は、同一平面
上に位置されており、上記第1の回路基板43の表面4
3aに接触されている。
【0154】そのため、図24の(A)に示すように、
放熱部材166を第1の回路基板43の表面43aに設
置すると、この放熱部材166は、座部169の高さに
相当する分だけ第1の回路基板43の表面43aから離
間し、この表面43aと放熱部材166の下面166a
との間に、第1の断熱隙間170が形成されるようにな
っている。
放熱部材166を第1の回路基板43の表面43aに設
置すると、この放熱部材166は、座部169の高さに
相当する分だけ第1の回路基板43の表面43aから離
間し、この表面43aと放熱部材166の下面166a
との間に、第1の断熱隙間170が形成されるようにな
っている。
【0155】また、放熱部材166の下面166aの中
央部には、凸部171が一体に突設されている。凸部1
71は、上記孔158に入り込んでいる。この凸部17
1の外周面と孔158の内周面との間には、周方向に連
続する第2の断熱隙間172が形成されている。
央部には、凸部171が一体に突設されている。凸部1
71は、上記孔158に入り込んでいる。この凸部17
1の外周面と孔158の内周面との間には、周方向に連
続する第2の断熱隙間172が形成されている。
【0156】凸部171は、第1の回路基板43の裏面
43bに露出される平坦な受熱面173を有している。
受熱面173は、半導体チップ152の表面152aよ
りも大きな面積を有し、第1の回路基板43の裏面43
bと略同一平面上に位置されている。そして、本実施例
の場合は、上記凸部171の受熱面173に、上記半導
体チップ152の表面152aがダイアタッチ材として
の熱伝導性の接着剤174を介して隙間なく接着されて
いる。そのため、凸部171は、半導体チップ152に
熱的に接続されている。
43bに露出される平坦な受熱面173を有している。
受熱面173は、半導体チップ152の表面152aよ
りも大きな面積を有し、第1の回路基板43の裏面43
bと略同一平面上に位置されている。そして、本実施例
の場合は、上記凸部171の受熱面173に、上記半導
体チップ152の表面152aがダイアタッチ材として
の熱伝導性の接着剤174を介して隙間なく接着されて
いる。そのため、凸部171は、半導体チップ152に
熱的に接続されている。
【0157】放熱部材166の下面166aには、凸部
171の周囲を取り囲む伝熱部175が形成されてい
る。伝熱部175は、上記座部169と同様に、下面1
66aから僅かに突出されており、この伝熱部175
は、平坦な先端面175aを有している。先端面175
aは、図24の(B)に示すように、上記第1の回路基
板43の伝熱層162に接触し、上記通孔160の開口
端を閉塞している。
171の周囲を取り囲む伝熱部175が形成されてい
る。伝熱部175は、上記座部169と同様に、下面1
66aから僅かに突出されており、この伝熱部175
は、平坦な先端面175aを有している。先端面175
aは、図24の(B)に示すように、上記第1の回路基
板43の伝熱層162に接触し、上記通孔160の開口
端を閉塞している。
【0158】また、放熱部材166の上面166bは、
その四隅に円柱状のボス部177を備えている。これら
ボス部177は、上面166bから上向きに突出されて
いるとともに、上記座部169と対応する位置に配置さ
れている。
その四隅に円柱状のボス部177を備えている。これら
ボス部177は、上面166bから上向きに突出されて
いるとともに、上記座部169と対応する位置に配置さ
れている。
【0159】図23や図24の(A)に示すように、放
熱部材166は、上記座部169からボス部177に至
る四つのねじ孔178を有している。ねじ孔178の一
端は、座部169の先端面に開口されているとともに、
ねじ孔178の他端は、ボス部177の上面に開口され
ている。
熱部材166は、上記座部169からボス部177に至
る四つのねじ孔178を有している。ねじ孔178の一
端は、座部169の先端面に開口されているとともに、
ねじ孔178の他端は、ボス部177の上面に開口され
ている。
【0160】また、第1の回路基板43は、座部169
との接触部分に四つの取り付け孔180を有している。
取り付け孔180は、図21に示すように、TCP15
0の実装領域の外側に位置されており、各取り付け孔1
80は、上記放熱部材166のねじ孔178に連なって
いる。四つの取り付け孔180のうち、放熱部材166
の対角線上に位置する二つの取り付け孔180には、第
1の回路基板43の下方からねじ187が挿通されてい
る。ねじ187は、取り付け孔180を貫通して放熱部
材166のねじ孔178にねじ込まれている。このねじ
込みにより、放熱部材166が第1の回路基板43の表
面43aに固定されている。
との接触部分に四つの取り付け孔180を有している。
取り付け孔180は、図21に示すように、TCP15
0の実装領域の外側に位置されており、各取り付け孔1
80は、上記放熱部材166のねじ孔178に連なって
いる。四つの取り付け孔180のうち、放熱部材166
の対角線上に位置する二つの取り付け孔180には、第
1の回路基板43の下方からねじ187が挿通されてい
る。ねじ187は、取り付け孔180を貫通して放熱部
材166のねじ孔178にねじ込まれている。このねじ
込みにより、放熱部材166が第1の回路基板43の表
面43aに固定されている。
【0161】図20や図24の(A)に示すように、上
記カバー167は、放熱部材166と略同じ大きさを有
する正方形状のパネル183と、このパネル183の下
面に接着された支持枠184とを備えている。パネル1
83は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優
れた金属材料にて構成され、このパネル183の上面中
央部が上記半導体チップ152の裏面152bと向かい
合っている。支持枠184は、合成樹脂材料にて構成さ
れ、上記TCP150のリード154と接続パッド15
6との接続部を外側から取り囲んでいる。そのため、カ
バー167は、TCP150ばかりでなく、このTCP
150と第1の回路基板43との接続部を一体的に覆い
隠している。
記カバー167は、放熱部材166と略同じ大きさを有
する正方形状のパネル183と、このパネル183の下
面に接着された支持枠184とを備えている。パネル1
83は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に優
れた金属材料にて構成され、このパネル183の上面中
央部が上記半導体チップ152の裏面152bと向かい
合っている。支持枠184は、合成樹脂材料にて構成さ
れ、上記TCP150のリード154と接続パッド15
6との接続部を外側から取り囲んでいる。そのため、カ
バー167は、TCP150ばかりでなく、このTCP
150と第1の回路基板43との接続部を一体的に覆い
隠している。
【0162】パネル183は、その四隅に挿通孔186
a〜186dを備えている。挿通孔186a〜186d
は、TCP150の実装領域の外側に位置されており、
上記第1の回路基板43の取り付け孔180を介して上
記放熱部材166のねじ孔178に連なっている。
a〜186dを備えている。挿通孔186a〜186d
は、TCP150の実装領域の外側に位置されており、
上記第1の回路基板43の取り付け孔180を介して上
記放熱部材166のねじ孔178に連なっている。
【0163】そして、これら四つの挿通孔186a〜1
86dのうち、パネル183の対角線上に位置する二つ
の挿通孔186a,186bには、夫々カバー167の
下方からねじ235が挿通されている。ねじ235は、
取り付け孔180を貫通して放熱部材166のねじ孔1
78にねじ込まれている。このねじ込みにより、放熱部
材166とカバー167とが第1の回路基板43を間に
挾んだ状態で互いに締め付け固定されており、このカバ
ー167の内側にTCP150が収められている。
86dのうち、パネル183の対角線上に位置する二つ
の挿通孔186a,186bには、夫々カバー167の
下方からねじ235が挿通されている。ねじ235は、
取り付け孔180を貫通して放熱部材166のねじ孔1
78にねじ込まれている。このねじ込みにより、放熱部
材166とカバー167とが第1の回路基板43を間に
挾んだ状態で互いに締め付け固定されており、このカバ
ー167の内側にTCP150が収められている。
【0164】パネル183の上面中央部には、軟質な弾
性シート189が接着されている。弾性シート189
は、例えばシリコーン樹脂にアルミナを添加してなるゴ
ム状の弾性体であり、熱伝導性を有している。この弾性
シート189は、上記ねじ235の締め付けに伴ってパ
ネル183と半導体チップ152の裏面152bとの間
で挾み込まれている。このため、弾性シート189の存
在により、カバー167のパネル183と放熱部材16
6の凸部171との間で半導体チップ152が挟み込ま
れている。よって、パネル183と半導体チップ152
との接触状態が良好に保たれ、この半導体チップ152
の熱がパネル183に効率良く伝えられるようになって
いる。そして、この弾性シート189の中央部には、小
孔190が開口されている。
性シート189が接着されている。弾性シート189
は、例えばシリコーン樹脂にアルミナを添加してなるゴ
ム状の弾性体であり、熱伝導性を有している。この弾性
シート189は、上記ねじ235の締め付けに伴ってパ
ネル183と半導体チップ152の裏面152bとの間
で挾み込まれている。このため、弾性シート189の存
在により、カバー167のパネル183と放熱部材16
6の凸部171との間で半導体チップ152が挟み込ま
れている。よって、パネル183と半導体チップ152
との接触状態が良好に保たれ、この半導体チップ152
の熱がパネル183に効率良く伝えられるようになって
いる。そして、この弾性シート189の中央部には、小
孔190が開口されている。
【0165】また、本実施例の場合、上記カバー167
は、半導体チップ152の熱を測定するためのサーミス
タ191を備えている。サーミスタ191は、図24の
(A)に示すように、フレキシブルな薄い配線基板19
2に支持されており、この配線基板192は、補強板1
93を介して上記弾性シート189に貼り付けられてい
る。サーミスタ191は、弾性シート189の小孔19
0に埋め込まれており、パネル183の中央部と向かい
合っている。このため、サーミスタ191は、主に半導
体チップ152の熱影響を受けるパネル183の温度を
測定するようになっている。
は、半導体チップ152の熱を測定するためのサーミス
タ191を備えている。サーミスタ191は、図24の
(A)に示すように、フレキシブルな薄い配線基板19
2に支持されており、この配線基板192は、補強板1
93を介して上記弾性シート189に貼り付けられてい
る。サーミスタ191は、弾性シート189の小孔19
0に埋め込まれており、パネル183の中央部と向かい
合っている。このため、サーミスタ191は、主に半導
体チップ152の熱影響を受けるパネル183の温度を
測定するようになっている。
【0166】配線基板192は、細長いリード部195
を有している。リード部195は、カバー167の外方
に導出されており、このリード部195の先端の端子部
195aが第1の回路基板43の裏面43bのコネクタ
196に接続されている。そのため、サーミスタ191
で測定されたパネル183の温度情報は、第1の回路基
板43の制御部に入力されるようになっている。
を有している。リード部195は、カバー167の外方
に導出されており、このリード部195の先端の端子部
195aが第1の回路基板43の裏面43bのコネクタ
196に接続されている。そのため、サーミスタ191
で測定されたパネル183の温度情報は、第1の回路基
板43の制御部に入力されるようになっている。
【0167】図20や図21に示すように、上記放熱ユ
ニット165の放熱部材166には、メインのヒートシ
ンク201が取り外し可能に装着されている。ヒートシ
ンク201は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導
性に優れた金属材料をダイキャスト成形したものであ
る。
ニット165の放熱部材166には、メインのヒートシ
ンク201が取り外し可能に装着されている。ヒートシ
ンク201は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導
性に優れた金属材料をダイキャスト成形したものであ
る。
【0168】このヒートシンク201は、放熱パネル2
02を備えている。放熱パネル202の下面は、放熱部
材166の上面166bと向かい合う平坦な受熱面20
3をなしており、この受熱面203は、上面166bよ
りも遥かに大きな平面形状を有している。また、放熱パ
ネル202の上面は、筐体3の内部に露出される平坦な
放熱面204をなしている。放熱面204には、円柱状
をなす多数の放熱凸部205が一体に突設されており、
これら放熱凸部205の存在により、放熱面204の放
熱面積が充分に確保されている。
02を備えている。放熱パネル202の下面は、放熱部
材166の上面166bと向かい合う平坦な受熱面20
3をなしており、この受熱面203は、上面166bよ
りも遥かに大きな平面形状を有している。また、放熱パ
ネル202の上面は、筐体3の内部に露出される平坦な
放熱面204をなしている。放熱面204には、円柱状
をなす多数の放熱凸部205が一体に突設されており、
これら放熱凸部205の存在により、放熱面204の放
熱面積が充分に確保されている。
【0169】受熱面203には、放熱部材166のボス
部177が嵌まり込む四つの凹部206が形成されてい
る。凹部206は、放熱パネル202の上面に突出され
ており、これら凹部206とボス部177との嵌合によ
り、放熱部材166と放熱パネル202との位置決めが
なされるようになっている。
部177が嵌まり込む四つの凹部206が形成されてい
る。凹部206は、放熱パネル202の上面に突出され
ており、これら凹部206とボス部177との嵌合によ
り、放熱部材166と放熱パネル202との位置決めが
なされるようになっている。
【0170】凹部206の終端には、夫々連通孔207
が開口されている。連通孔207は、ボス部177のね
じ孔178に連なるとともに、放熱パネル202の上面
に開口されている。これら連通孔207には、上方から
ねじ209が挿通されており、これらねじ209の挿通
端をねじ孔178にねじ込むことで、放熱パネル202
と放熱部材166とが互いに連結されている。
が開口されている。連通孔207は、ボス部177のね
じ孔178に連なるとともに、放熱パネル202の上面
に開口されている。これら連通孔207には、上方から
ねじ209が挿通されており、これらねじ209の挿通
端をねじ孔178にねじ込むことで、放熱パネル202
と放熱部材166とが互いに連結されている。
【0171】そして、放熱パネル202の受熱面203
と放熱部材166の上面166bとの間には、軟質な弾
性シート210が配置されている。弾性シート210
は、例えばシリコーン樹脂にアルミナを添加してなるゴ
ム状の弾性体であり、熱伝導性を有している。この弾性
シート210は、上記ねじ209の締め付けに伴って上
記受熱面203と上面166bとの間で挾み込まれてい
る。このため、放熱部材166の上面166bは、弾性
シート210を介して放熱パネル202の受熱面203
に密接されており、放熱部材166に逃がされた上記半
導体チップ152の熱を、放熱パネル202に効率良く
伝えるようになっている。
と放熱部材166の上面166bとの間には、軟質な弾
性シート210が配置されている。弾性シート210
は、例えばシリコーン樹脂にアルミナを添加してなるゴ
ム状の弾性体であり、熱伝導性を有している。この弾性
シート210は、上記ねじ209の締め付けに伴って上
記受熱面203と上面166bとの間で挾み込まれてい
る。このため、放熱部材166の上面166bは、弾性
シート210を介して放熱パネル202の受熱面203
に密接されており、放熱部材166に逃がされた上記半
導体チップ152の熱を、放熱パネル202に効率良く
伝えるようになっている。
【0172】図5に示すように、放熱パネル202は、
第1の回路基板43の表面43a上において、その左側
の後端部に位置されており、上記HDD103に隣接さ
れている。この放熱パネル202の後端部には、ファン
支持部212が一体に形成されている。
第1の回路基板43の表面43a上において、その左側
の後端部に位置されており、上記HDD103に隣接さ
れている。この放熱パネル202の後端部には、ファン
支持部212が一体に形成されている。
【0173】ファン支持部212は、上下方向に延びる
左右一対の支持壁213a,213bと、これら支持壁
213a,213bの下端部に連なる水平な舌片214
a,214bとを有している。このファン支持部212
は、第1の回路基板43の後端部に位置されている。こ
の場合、第1の回路基板43の左側の後端角部には、フ
ァン支持部212を避ける切り欠き215が形成されて
おり、この切り欠き215を通じて支持壁213a,2
13bの下端部が第1の回路基板43の下方に突出され
ている。
左右一対の支持壁213a,213bと、これら支持壁
213a,213bの下端部に連なる水平な舌片214
a,214bとを有している。このファン支持部212
は、第1の回路基板43の後端部に位置されている。こ
の場合、第1の回路基板43の左側の後端角部には、フ
ァン支持部212を避ける切り欠き215が形成されて
おり、この切り欠き215を通じて支持壁213a,2
13bの下端部が第1の回路基板43の下方に突出され
ている。
【0174】そして、図25や図26に示すように、フ
ァン支持部212の後端部と、放熱パネル202の左側
部の前後二箇所には、夫々連結片216a〜216cが
一体に形成されている。ファン支持部212の連結片2
16aは、第1の回路基板43の表面43aに重ねら
れ、上記ねじ47を介してロアハウジング4のボス部4
6に固定されている。放熱パネル202の連結片216
b,216cは、ねじ217を介してロアハウジング4
のボス部46に固定されている。そのため、ヒートシン
ク201は、第1の回路基板43ばかりでなく、ロアハ
ウジング4にも支持されている。
ァン支持部212の後端部と、放熱パネル202の左側
部の前後二箇所には、夫々連結片216a〜216cが
一体に形成されている。ファン支持部212の連結片2
16aは、第1の回路基板43の表面43aに重ねら
れ、上記ねじ47を介してロアハウジング4のボス部4
6に固定されている。放熱パネル202の連結片216
b,216cは、ねじ217を介してロアハウジング4
のボス部46に固定されている。そのため、ヒートシン
ク201は、第1の回路基板43ばかりでなく、ロアハ
ウジング4にも支持されている。
【0175】ファン支持部212には電動ファン220
が支持されている。電動ファン220は、四角いファン
フレーム221と、このファンフレーム221の中央部
に支持されたロータ222とを有している。このロータ
222の外周面には、複数のブレード223が一体に形
成されている。
が支持されている。電動ファン220は、四角いファン
フレーム221と、このファンフレーム221の中央部
に支持されたロータ222とを有している。このロータ
222の外周面には、複数のブレード223が一体に形
成されている。
【0176】ファンフレーム221は、例えばアルミニ
ウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料にて構成さ
れている。ファンフレーム221は、支持壁213a,
213bの間に配置されており、このファンフレーム2
21の下端部が上記舌片214a,214bの上面にね
じ止めされている。このため、ファンフレーム221
は、支持壁213a,213bを介して放熱パネル20
2に一体的に連なっており、上記ロータ222の下部が
第1の回路基板43とロアハウジング4の底壁4aとの
間に張り出している。
ウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料にて構成さ
れている。ファンフレーム221は、支持壁213a,
213bの間に配置されており、このファンフレーム2
21の下端部が上記舌片214a,214bの上面にね
じ止めされている。このため、ファンフレーム221
は、支持壁213a,213bを介して放熱パネル20
2に一体的に連なっており、上記ロータ222の下部が
第1の回路基板43とロアハウジング4の底壁4aとの
間に張り出している。
【0177】図6に示すように、電動ファン220は、
リード線226を介して第1の回路基板43に接続され
ている。このため、電動ファン226は、第1の回路基
板43の制御部によって制御されるようになっており、
本実施例の場合は、上記サーミスタ191で測定された
パネル183の温度が80度を上回った時に、ロータ2
22が回転駆動されるようになっている。
リード線226を介して第1の回路基板43に接続され
ている。このため、電動ファン226は、第1の回路基
板43の制御部によって制御されるようになっており、
本実施例の場合は、上記サーミスタ191で測定された
パネル183の温度が80度を上回った時に、ロータ2
22が回転駆動されるようになっている。
【0178】このような電動ファン220が一体化され
た放熱パネル202は、図25に示すように、上記キー
ボード装着口8の支持壁10やキーボード21の補強板
25の下方に位置されている。これら支持壁10および
補強板25の一部は、放熱パネル202の放熱面204
と対向されており、この放熱面204と協働して上記筐
体3の内部に冷却風通路227を構成している。冷却風
通路227は、上記電動ファン220に連なっており、
この冷却風通路227に上記放熱凸部205が位置され
ている。
た放熱パネル202は、図25に示すように、上記キー
ボード装着口8の支持壁10やキーボード21の補強板
25の下方に位置されている。これら支持壁10および
補強板25の一部は、放熱パネル202の放熱面204
と対向されており、この放熱面204と協働して上記筐
体3の内部に冷却風通路227を構成している。冷却風
通路227は、上記電動ファン220に連なっており、
この冷却風通路227に上記放熱凸部205が位置され
ている。
【0179】そのため、電動ファン220のロータ22
2が回転されると、冷却風通路227内の空気および第
1の回路基板43とロアハウジング4の底壁4aとの間
の空気がロータ222に向けて吸引されるようになって
おり、この空気は、ロータ222の後方に向けて排出さ
れる。
2が回転されると、冷却風通路227内の空気および第
1の回路基板43とロアハウジング4の底壁4aとの間
の空気がロータ222に向けて吸引されるようになって
おり、この空気は、ロータ222の後方に向けて排出さ
れる。
【0180】そして、図6や図26に示すように、電動
ファン220は、上記コネクタパネル85の左側に並ん
でおり、このコネクタパネル85と共にロアハウジング
4の後壁4eの内側に位置されている。そして、この後
壁4eには、電動ファン220に連なる排気口228が
開口されており、この排気口228は、上記第2のコネ
クタ導出口87に隣接されている。
ファン220は、上記コネクタパネル85の左側に並ん
でおり、このコネクタパネル85と共にロアハウジング
4の後壁4eの内側に位置されている。そして、この後
壁4eには、電動ファン220に連なる排気口228が
開口されており、この排気口228は、上記第2のコネ
クタ導出口87に隣接されている。
【0181】図20や図21に示すように、上記カバー
167には、サブヒートシンク230が取り付けられて
いる。サブヒートシンク230は、例えばアルミニウム
合金のような熱伝導性に優れた金属材料にて構成されて
いる。
167には、サブヒートシンク230が取り付けられて
いる。サブヒートシンク230は、例えばアルミニウム
合金のような熱伝導性に優れた金属材料にて構成されて
いる。
【0182】このサブヒートシンク230は、平坦なプ
レート部231を有している。プレート部231は、カ
バー167のパネル183の下面に重ね合わされてお
り、このプレート部231は、パネル183よりも一回
り大きな略正方形状をなしている。プレート部231
は、一対の第1の連通孔232a,232bと、一対の
第2の連通孔233a,233bとを有している。これ
ら第1および第2の連通孔232a,232b、233
a,233bは、プレート部231の対角線上に位置さ
れており、上記パネル183の挿通孔186a〜186
bと合致するようになっている。
レート部231を有している。プレート部231は、カ
バー167のパネル183の下面に重ね合わされてお
り、このプレート部231は、パネル183よりも一回
り大きな略正方形状をなしている。プレート部231
は、一対の第1の連通孔232a,232bと、一対の
第2の連通孔233a,233bとを有している。これ
ら第1および第2の連通孔232a,232b、233
a,233bは、プレート部231の対角線上に位置さ
れており、上記パネル183の挿通孔186a〜186
bと合致するようになっている。
【0183】サブヒートシンク230のプレート部23
1は、上記ねじ235を利用して上記カバー167に固
定されている。ねじ235は、プレート部231の下方
から第1の連通孔232a,232bに挿通され、パネ
ル183の二つの挿通孔186a,186bおよび第1
の回路基板43の取り付け孔180を貫通して上記放熱
部材166のねじ孔178にねじ込まれている。
1は、上記ねじ235を利用して上記カバー167に固
定されている。ねじ235は、プレート部231の下方
から第1の連通孔232a,232bに挿通され、パネ
ル183の二つの挿通孔186a,186bおよび第1
の回路基板43の取り付け孔180を貫通して上記放熱
部材166のねじ孔178にねじ込まれている。
【0184】なお、プレート部231の第2の連通孔2
33a,233bは、放熱部材166を第1の回路基板
43に固定するねじ187の挿通を許容し得る大きさに
定められており、これら連通孔233a,233bの内
側にねじ187の頭部が収められている。
33a,233bは、放熱部材166を第1の回路基板
43に固定するねじ187の挿通を許容し得る大きさに
定められており、これら連通孔233a,233bの内
側にねじ187の頭部が収められている。
【0185】プレート部231は、一対のブラケット2
36a,236bを備えている。一方のブラケット23
6aは、図26に示すように、上記放熱パネル202の
連結片216aとロアハウジング4のボス部46との間
に介在され、この連結片216aと共にボス部46に固
定されている。他方のブラケット236bは、図25に
示すように、放熱パネル202の連結片216cとロア
ハウジング4のボス部46との間に介在され、この連結
片216cと共にボス部46に固定されている。
36a,236bを備えている。一方のブラケット23
6aは、図26に示すように、上記放熱パネル202の
連結片216aとロアハウジング4のボス部46との間
に介在され、この連結片216aと共にボス部46に固
定されている。他方のブラケット236bは、図25に
示すように、放熱パネル202の連結片216cとロア
ハウジング4のボス部46との間に介在され、この連結
片216cと共にボス部46に固定されている。
【0186】そのため、サブヒートシンク230は、上
記ロアハウジング4や放熱パネル202に連結されてい
る。
記ロアハウジング4や放熱パネル202に連結されてい
る。
【0187】図6に示すように、上記電動ファン220
を有するヒートシンク201は、ロアハウジング4の左
側の側壁4bの後端部に隣接されている。この側壁4b
には、多数の冷却風導入口240が開口されている。冷
却風導入口240は、ヒートシンク201よりも前方に
偏った位置に配置されており、上記第2の回路基板44
の左側の縁部と向かい合っている。そのため、冷却風導
入口240は、上記電動ファン220に対し、冷却風通
路227を挾んだ反対側に位置されている。
を有するヒートシンク201は、ロアハウジング4の左
側の側壁4bの後端部に隣接されている。この側壁4b
には、多数の冷却風導入口240が開口されている。冷
却風導入口240は、ヒートシンク201よりも前方に
偏った位置に配置されており、上記第2の回路基板44
の左側の縁部と向かい合っている。そのため、冷却風導
入口240は、上記電動ファン220に対し、冷却風通
路227を挾んだ反対側に位置されている。
【0188】図26に示すように、上記ファン支持部2
12の右側の支持壁213bは、コネクタパネル85に
隣接されている。この支持壁213bの上端には、ブラ
ケット245が一体に形成されている。このブラケット
245には、第1の放熱プレート246が取り付けられ
ている。第1の放熱プレート246は、例えばアルミニ
ウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料にて構成さ
れている。
12の右側の支持壁213bは、コネクタパネル85に
隣接されている。この支持壁213bの上端には、ブラ
ケット245が一体に形成されている。このブラケット
245には、第1の放熱プレート246が取り付けられ
ている。第1の放熱プレート246は、例えばアルミニ
ウム合金のような熱伝導性に優れた金属材料にて構成さ
れている。
【0189】第1の放熱プレート246は、ロアハウジ
ング4の左右方向に延びる細長いプレート本体247
と、このプレート本体247の一端に連なる連結片24
8とを有している。この第1の放熱プレート246は、
上記連結片248をブラケット245の下面にねじ25
0を介して固定することで、支持壁213bに一体的に
支持されている。そして、プレート本体247は、コネ
クタパネル85に沿うようにして配置されており、この
プレート本体247の後端部が上記コネクタパネル85
の係止部85aに引っ掛かっている。
ング4の左右方向に延びる細長いプレート本体247
と、このプレート本体247の一端に連なる連結片24
8とを有している。この第1の放熱プレート246は、
上記連結片248をブラケット245の下面にねじ25
0を介して固定することで、支持壁213bに一体的に
支持されている。そして、プレート本体247は、コネ
クタパネル85に沿うようにして配置されており、この
プレート本体247の後端部が上記コネクタパネル85
の係止部85aに引っ掛かっている。
【0190】そのため、第1の放熱プレート246は、
上記ヒートシンク201とコネクタパネル85との間に
跨がっており、このヒートシンク201の熱をコネクタ
パネル85に逃がすようになっている。
上記ヒートシンク201とコネクタパネル85との間に
跨がっており、このヒートシンク201の熱をコネクタ
パネル85に逃がすようになっている。
【0191】第1の放熱プレート246は、アッパハウ
ジング5の後端部の下方に位置されている。このアッパ
ハウジング5の後端部には、図10に示すような多数の
放熱孔252が開口されており、これら放熱孔252を
通じて第1の放熱プレート246の周囲に外気が導かれ
るようになっている。そして、プレート本体247の上
面には、多数の冷却フィン253が形成されており、こ
れら冷却フィン253の存在により、プレート本体24
7と外気との接触面積が充分に確保されている。
ジング5の後端部の下方に位置されている。このアッパ
ハウジング5の後端部には、図10に示すような多数の
放熱孔252が開口されており、これら放熱孔252を
通じて第1の放熱プレート246の周囲に外気が導かれ
るようになっている。そして、プレート本体247の上
面には、多数の冷却フィン253が形成されており、こ
れら冷却フィン253の存在により、プレート本体24
7と外気との接触面積が充分に確保されている。
【0192】図6や図13に示すように、上記放熱パネ
ル202の右端部には、支持壁256が一体に形成され
ている。支持壁256は、上記HDD103に隣接され
ており、この支持壁256の上端には、第2の放熱プレ
ート257が取り付けられている。第2の放熱プレート
257は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に
優れた金属材料にて構成されている。
ル202の右端部には、支持壁256が一体に形成され
ている。支持壁256は、上記HDD103に隣接され
ており、この支持壁256の上端には、第2の放熱プレ
ート257が取り付けられている。第2の放熱プレート
257は、例えばアルミニウム合金のような熱伝導性に
優れた金属材料にて構成されている。
【0193】第2の放熱プレート257は、図13に示
すように、HDD103の上面を横切って筐体3の左右
方向に延びるプレート本体258を有し、このプレート
本体256の一端がねじ259を介して上記支持壁25
6の上面に固定されている。
すように、HDD103の上面を横切って筐体3の左右
方向に延びるプレート本体258を有し、このプレート
本体256の一端がねじ259を介して上記支持壁25
6の上面に固定されている。
【0194】プレート本体258は、上記キーボード装
着口8の内側に配置されている。このプレート本体25
8の上面は、上記キーボード装着口8の支持壁10やカ
ードケース93の上面93aさらには上記ブラケット1
21の凸部135の先端と略同一平面状に位置されてい
る。そのため、プレート本体258の上面は、キーボー
ド21の補強板25に接触されており、このキーボード
21を下方から支えるとともに、上記ヒートシンク20
1の熱を補強板25に逃がすようになっている。
着口8の内側に配置されている。このプレート本体25
8の上面は、上記キーボード装着口8の支持壁10やカ
ードケース93の上面93aさらには上記ブラケット1
21の凸部135の先端と略同一平面状に位置されてい
る。そのため、プレート本体258の上面は、キーボー
ド21の補強板25に接触されており、このキーボード
21を下方から支えるとともに、上記ヒートシンク20
1の熱を補強板25に逃がすようになっている。
【0195】なお、第2の放熱プレート257のプレー
ト本体258は、補強板25と略同じ大きさに形成して
も良い。この構成によれば、ヒートシンク201の放熱
性能がより向上するとともに、キー操作時のキーボード
21の撓みを防止する上でもより好都合となる。
ト本体258は、補強板25と略同じ大きさに形成して
も良い。この構成によれば、ヒートシンク201の放熱
性能がより向上するとともに、キー操作時のキーボード
21の撓みを防止する上でもより好都合となる。
【0196】図27ないし図29に示すように、上記筐
体3の内部には、拡張スペース261が形成されてい
る。拡張スペース261は、ロアハウジング4の底壁4
aと第1の回路基板43との間に位置されており、上記
TCP150に隣接されている。この拡張スペース26
1は、拡張用のメモリ基板262を収容するためのもの
で、このメモリ基板262は、第1の回路基板43と向
かい合う上面にスタッキングコネクタ263を有してい
る。このスタッキングコネクタ263は、メモリ基板2
62の一端側に偏った位置に配置されている。
体3の内部には、拡張スペース261が形成されてい
る。拡張スペース261は、ロアハウジング4の底壁4
aと第1の回路基板43との間に位置されており、上記
TCP150に隣接されている。この拡張スペース26
1は、拡張用のメモリ基板262を収容するためのもの
で、このメモリ基板262は、第1の回路基板43と向
かい合う上面にスタッキングコネクタ263を有してい
る。このスタッキングコネクタ263は、メモリ基板2
62の一端側に偏った位置に配置されている。
【0197】拡張スペース261は、メモリ基板263
を出し入れする基板挿入口264を備えている。基板挿
入口264は、ロアハウジング4の底壁4aに開口され
ており、この底壁4aには、基板挿入口264を塞ぐ底
蓋265が取り外し可能に取り付けられている。底蓋2
65は、板金材にて構成され、略平坦な四角形板状をな
している。底蓋265は、その一端部に一対のねじ挿通
孔266a,266bを有するとともに、これらねじ挿
通孔266a,266bとは反対側の他端部に一対の係
止片267a,267bを有している。
を出し入れする基板挿入口264を備えている。基板挿
入口264は、ロアハウジング4の底壁4aに開口され
ており、この底壁4aには、基板挿入口264を塞ぐ底
蓋265が取り外し可能に取り付けられている。底蓋2
65は、板金材にて構成され、略平坦な四角形板状をな
している。底蓋265は、その一端部に一対のねじ挿通
孔266a,266bを有するとともに、これらねじ挿
通孔266a,266bとは反対側の他端部に一対の係
止片267a,267bを有している。
【0198】基板挿入口264の開口縁部には、底蓋2
65の周縁部を受ける支持部270が形成されている。
この支持部270には、上記ねじ挿通孔266a,26
6bに連なる一対のナット271a,271bと、上記
底蓋265に接する金属製の導通片272とが配置され
ている。
65の周縁部を受ける支持部270が形成されている。
この支持部270には、上記ねじ挿通孔266a,26
6bに連なる一対のナット271a,271bと、上記
底蓋265に接する金属製の導通片272とが配置され
ている。
【0199】そのため、底蓋265は、係止片267
a,267bを基板挿入口264の開口縁部に引っ掛け
た状態で、その周縁部が基板挿入口264の支持部27
0に重ね合わされている。そして、この底蓋265は、
ねじ挿通孔266a,266bに夫々ねじ272を挿通
し、これらねじ272の挿通端をナット271a,27
1bにねじ込むことで、底壁4aに固定されている。
a,267bを基板挿入口264の開口縁部に引っ掛け
た状態で、その周縁部が基板挿入口264の支持部27
0に重ね合わされている。そして、この底蓋265は、
ねじ挿通孔266a,266bに夫々ねじ272を挿通
し、これらねじ272の挿通端をナット271a,27
1bにねじ込むことで、底壁4aに固定されている。
【0200】拡張スペース261に臨む第1の回路基板
43の裏面43bには、スタッキングコネクタ275が
配置されている。このスタッキングコネクタ275は、
上記メモリ基板262のスタッキングコネクタ263に
嵌合されており、この嵌合により、第1の回路基板43
とメモリ基板262とが電気的に接続されている。
43の裏面43bには、スタッキングコネクタ275が
配置されている。このスタッキングコネクタ275は、
上記メモリ基板262のスタッキングコネクタ263に
嵌合されており、この嵌合により、第1の回路基板43
とメモリ基板262とが電気的に接続されている。
【0201】図28の(A)に示すように、拡張スペー
ス261には、メモリ基板262を支持する一対のボス
部277a,277bが配置されている。ボス部277
a,277bは、上記基板挿入口264の支持部270
に一体に形成されており、上記基板挿入口264の内側
において前後方向に離間して配置されている。そして、
これらボス部277a,277bの下面にメモリ基板2
62の中間部が重ねられており、このメモリ基板262
は、ねじ278を介してボス部277a,277bに取
り外し可能に支持されている。
ス261には、メモリ基板262を支持する一対のボス
部277a,277bが配置されている。ボス部277
a,277bは、上記基板挿入口264の支持部270
に一体に形成されており、上記基板挿入口264の内側
において前後方向に離間して配置されている。そして、
これらボス部277a,277bの下面にメモリ基板2
62の中間部が重ねられており、このメモリ基板262
は、ねじ278を介してボス部277a,277bに取
り外し可能に支持されている。
【0202】ボス部277a,277bは、図29に示
すように、上記第1のスタッキングコネクタ50と第3
のスタッキングコネクタ52との嵌合部分の真下に位置
されている。ボス部277a,277bは、ブリッジ部
280を介して一体的に結合されている。これらボス部
277a,277bおよびブリッジ部280の上面は、
平坦な支持面281をなしている。この支持面281
は、上記第1および第3のスタッキングコネクタ50,
52に沿って延びている。
すように、上記第1のスタッキングコネクタ50と第3
のスタッキングコネクタ52との嵌合部分の真下に位置
されている。ボス部277a,277bは、ブリッジ部
280を介して一体的に結合されている。これらボス部
277a,277bおよびブリッジ部280の上面は、
平坦な支持面281をなしている。この支持面281
は、上記第1および第3のスタッキングコネクタ50,
52に沿って延びている。
【0203】図27や図28の(A)に示すように、ブ
リッジ部280には、金属製の導電片283が取り付け
られている。この導電片283は、上記ボス部277
a,277bの下面を覆う一対の第1の導電部285
a,285bと、上記支持面281を覆う第2の導電部
284とを一体に有している。
リッジ部280には、金属製の導電片283が取り付け
られている。この導電片283は、上記ボス部277
a,277bの下面を覆う一対の第1の導電部285
a,285bと、上記支持面281を覆う第2の導電部
284とを一体に有している。
【0204】第1の導電部284a,284bは、上記
メモリ基板262の上面に接している。このメモリ基板
262の上面には、図28の(B)に示すように、第1
の導電部285a,285bと向かい合うグランド配線
層286が形成されている。グランド配線層286は、
メモリ基板262をボス部277a,277bにねじ止
めした時に、上記第1の導電部285a,285bに接
触され、この接触により、メモリ基板262が筐体3に
接地されるようになっている。
メモリ基板262の上面に接している。このメモリ基板
262の上面には、図28の(B)に示すように、第1
の導電部285a,285bと向かい合うグランド配線
層286が形成されている。グランド配線層286は、
メモリ基板262をボス部277a,277bにねじ止
めした時に、上記第1の導電部285a,285bに接
触され、この接触により、メモリ基板262が筐体3に
接地されるようになっている。
【0205】第2の導電部284は、上記第1の回路基
板43の裏面43bに接している。この第1の回路基板
43の裏面43bには、図28の(B)に示すように、
第2の導電部284と向かい合うグランド配線層287
が形成されており、このグランド配線層287は、上記
ブリッジ部280に沿って延びている。グランド配線層
287は、第1の回路基板43をロアハウジング4に固
定した時に、上記第2の導電部284に接触され、この
接触により、第1の回路基板43が筐体3に接地される
ようになっている。
板43の裏面43bに接している。この第1の回路基板
43の裏面43bには、図28の(B)に示すように、
第2の導電部284と向かい合うグランド配線層287
が形成されており、このグランド配線層287は、上記
ブリッジ部280に沿って延びている。グランド配線層
287は、第1の回路基板43をロアハウジング4に固
定した時に、上記第2の導電部284に接触され、この
接触により、第1の回路基板43が筐体3に接地される
ようになっている。
【0206】そのため、上記ブリッジ部280の支持面
281は、上記第2の導電部284を介して第1の回路
基板43の裏面43bに接しており、上記第1の回路基
板43を、上記第1および第3のスタッキングコネクタ
50,52との嵌合部分に対応した位置において下方か
ら支えている。
281は、上記第2の導電部284を介して第1の回路
基板43の裏面43bに接しており、上記第1の回路基
板43を、上記第1および第3のスタッキングコネクタ
50,52との嵌合部分に対応した位置において下方か
ら支えている。
【0207】この構成によれば、第1の回路基板43に
第2の回路基板44を接続する際に、第3のスタッキン
グコネクタ52を第1のスタッキングコネクタ50に対
し上方から押し付けた場合でも、これらスタッキングコ
ネクタ50,52の嵌合部分を、下方からボス部277
a,277bやブリッジ部280によって支えることが
できる。そのため、第1および第3のスタッキングコネ
クタ50,52の嵌合時に、第1の回路基板43が下向
きに撓んだり、沈み込むのを防止することができ、これ
らスタッキングコネクタ50,52の嵌合を確実かつ容
易に行なうことができる。
第2の回路基板44を接続する際に、第3のスタッキン
グコネクタ52を第1のスタッキングコネクタ50に対
し上方から押し付けた場合でも、これらスタッキングコ
ネクタ50,52の嵌合部分を、下方からボス部277
a,277bやブリッジ部280によって支えることが
できる。そのため、第1および第3のスタッキングコネ
クタ50,52の嵌合時に、第1の回路基板43が下向
きに撓んだり、沈み込むのを防止することができ、これ
らスタッキングコネクタ50,52の嵌合を確実かつ容
易に行なうことができる。
【0208】図1に示すように、筐体3のディスプレイ
支持部6a,6bには、ディスプレイユニット300が
支持されている。ディスプレイユニット300は、偏平
な箱状をなすハウジング301と、このハウジング30
1の内部に収容されたカラー液晶ディスプレイ302と
を備えている。ハウジング301は、フロントパネル3
03とリヤパネル304とに分割されており、このフロ
ントパネル303には、カラー液晶ディスプレイ302
を露出させる開口部305が形成されている。
支持部6a,6bには、ディスプレイユニット300が
支持されている。ディスプレイユニット300は、偏平
な箱状をなすハウジング301と、このハウジング30
1の内部に収容されたカラー液晶ディスプレイ302と
を備えている。ハウジング301は、フロントパネル3
03とリヤパネル304とに分割されており、このフロ
ントパネル303には、カラー液晶ディスプレイ302
を露出させる開口部305が形成されている。
【0209】ハウジング301は、ディスプレイ支持部
6a,6bの間に介在される連結部307を備えてい
る。連結部307は、筐体3の左右方向に沿って延びて
おり、この連結部307の左右両端部がヒンジ装置30
8(図25や図26に一方を示す)を介して筐体3のデ
ィスプレイ支持部6a,6bに回動可能に支持されてい
る。
6a,6bの間に介在される連結部307を備えてい
る。連結部307は、筐体3の左右方向に沿って延びて
おり、この連結部307の左右両端部がヒンジ装置30
8(図25や図26に一方を示す)を介して筐体3のデ
ィスプレイ支持部6a,6bに回動可能に支持されてい
る。
【0210】そのため、ヒンジ装置308は、ディスプ
レイユニット300の回動支点となっており、このディ
スプレイユニット300は、上記パームレスト7やキー
ボード21を上方から覆う閉じ位置と、カラー液晶ディ
スプレイ302をキーボード21の後方で起立させる開
き位置とに亘って回動し得るようになっている。
レイユニット300の回動支点となっており、このディ
スプレイユニット300は、上記パームレスト7やキー
ボード21を上方から覆う閉じ位置と、カラー液晶ディ
スプレイ302をキーボード21の後方で起立させる開
き位置とに亘って回動し得るようになっている。
【0211】図30に示すように、連結部307には、
凹部310が形成されている。この凹部310には、カ
ラー液晶ディスプレイ302の駆動回路に連なるケーブ
ル311が導かれている。また、上記アッパハウジング
5の上壁5aの後端部には、ケーブルガイド313が取
り付けられている。このケーブルガイド313は、筐体
3の内部に連なるとともに、上記連結部307の凹部3
10に入り込んでいる。このケーブルガイド313の側
面には、図23に示すように、凹部310の側面と向か
い合うケーブル挿通口314が開口されている。そのた
め、上記ケーブル311は、凹部310の側面からケー
ブル挿通口314およびケーブルガイド313を通じて
筐体3の内部に導かれている。
凹部310が形成されている。この凹部310には、カ
ラー液晶ディスプレイ302の駆動回路に連なるケーブ
ル311が導かれている。また、上記アッパハウジング
5の上壁5aの後端部には、ケーブルガイド313が取
り付けられている。このケーブルガイド313は、筐体
3の内部に連なるとともに、上記連結部307の凹部3
10に入り込んでいる。このケーブルガイド313の側
面には、図23に示すように、凹部310の側面と向か
い合うケーブル挿通口314が開口されている。そのた
め、上記ケーブル311は、凹部310の側面からケー
ブル挿通口314およびケーブルガイド313を通じて
筐体3の内部に導かれている。
【0212】ケーブル311は、上記上壁5aの後端部
の内面に沿ってキーボード21の右端部の下方に導かれ
ており、このケーブル311の先端のコネクタ315が
第1の回路基板43に接続されている。
の内面に沿ってキーボード21の右端部の下方に導かれ
ており、このケーブル311の先端のコネクタ315が
第1の回路基板43に接続されている。
【0213】図32に示すように、上壁5aの後端部に
は、アイコン装着口318が開口されている。アイコン
装着口318は、キーボード装着口8の直後であり、か
つ、上記ディスプレイ支持部6a,6bの間に位置され
ている。このアイコン装着口318には、アイコン31
9が配置されている。アイコン319は、透光性を有す
る合成樹脂材料にて構成され、上記アイコン装着口31
8に接着されている。
は、アイコン装着口318が開口されている。アイコン
装着口318は、キーボード装着口8の直後であり、か
つ、上記ディスプレイ支持部6a,6bの間に位置され
ている。このアイコン装着口318には、アイコン31
9が配置されている。アイコン319は、透光性を有す
る合成樹脂材料にて構成され、上記アイコン装着口31
8に接着されている。
【0214】アイコン319の表面には、コンピュータ
1の動作状態や機能の内容を図柄で表示する複数の表示
マーク321が描かれている。これら表示マーク321
は、筐体3の左右方向に間隔を存して配置されており、
上記ディスプレイユニット300を開き位置に回動させ
た時に、キーボード21と共に筐体3上に露出されるよ
うになっている。
1の動作状態や機能の内容を図柄で表示する複数の表示
マーク321が描かれている。これら表示マーク321
は、筐体3の左右方向に間隔を存して配置されており、
上記ディスプレイユニット300を開き位置に回動させ
た時に、キーボード21と共に筐体3上に露出されるよ
うになっている。
【0215】また、図30に示すように、上壁5aの後
端部の内側には、合成樹脂製のホルダ325が配置され
ている。このホルダ325は、基板支持部326と、ス
ピーカ支持部327と、ケーブル支持部327とを一体
に備えている。これら各支持部326〜328は、上記
キーボード装着口8の開口後縁に沿うように一列に並ん
で配置されており、その基板支持部326とケーブル支
持部327の各端部がねじ329を介して上壁5aの内
面に支持されている。
端部の内側には、合成樹脂製のホルダ325が配置され
ている。このホルダ325は、基板支持部326と、ス
ピーカ支持部327と、ケーブル支持部327とを一体
に備えている。これら各支持部326〜328は、上記
キーボード装着口8の開口後縁に沿うように一列に並ん
で配置されており、その基板支持部326とケーブル支
持部327の各端部がねじ329を介して上壁5aの内
面に支持されている。
【0216】基板支持部326は、図32に示すよう
に、上記アイコン319の下方に位置されている。この
基板支持部326の上面には、ダイオード基板331が
支持されている。ダイオード基板331は、アイコン3
19と略平行に配置されており、このダイオード基板3
31の上面には、フレキシブルな配線基板332が貼り
付けられている。配線基板332は、細長いリード部3
32aを有し、このリード部332aの先端が第1の回
路基板43に接続されている。
に、上記アイコン319の下方に位置されている。この
基板支持部326の上面には、ダイオード基板331が
支持されている。ダイオード基板331は、アイコン3
19と略平行に配置されており、このダイオード基板3
31の上面には、フレキシブルな配線基板332が貼り
付けられている。配線基板332は、細長いリード部3
32aを有し、このリード部332aの先端が第1の回
路基板43に接続されている。
【0217】配線基板332の上面には、複数の発光ダ
イオード333が一列に並べて配置されている。発光ダ
イオード333は、アイコン319の表示マーク321
と対向し合う位置に配置されている。そのため、発光ダ
イオード333が発光されると、それに対応した表示マ
ーク321が点灯し、コンピュータ1の動作状態や機能
の内容が表示されるようになっている。
イオード333が一列に並べて配置されている。発光ダ
イオード333は、アイコン319の表示マーク321
と対向し合う位置に配置されている。そのため、発光ダ
イオード333が発光されると、それに対応した表示マ
ーク321が点灯し、コンピュータ1の動作状態や機能
の内容が表示されるようになっている。
【0218】図30や図33に示すように、スピーカ支
持部327には、音声を出力するスピーカ335が支持
されている。スピーカ335は、振動板(図示せず)を
支持するリング状のフレーム336と、このフレーム3
36に固定され、振動板の前面を覆うガード337とを
有し、全体として偏平な円盤状をなしている。
持部327には、音声を出力するスピーカ335が支持
されている。スピーカ335は、振動板(図示せず)を
支持するリング状のフレーム336と、このフレーム3
36に固定され、振動板の前面を覆うガード337とを
有し、全体として偏平な円盤状をなしている。
【0219】このスピーカ335を支持するスピーカ支
持部327は、スピーカ355が嵌まり込む円形の嵌合
部340を有している。図33に示すように、嵌合部3
40は、上壁5aの後端部からキーボード21の下方に
亘る範囲に位置されており、上壁5aからキーボード2
1の方向に進むに従い下向きに傾斜されている。そのた
め、スピーカ355は、前下がりに傾斜された姿勢で筐
体3の内部に配置されており、その前半部がキーボード
21の下方に入り込んでいる。
持部327は、スピーカ355が嵌まり込む円形の嵌合
部340を有している。図33に示すように、嵌合部3
40は、上壁5aの後端部からキーボード21の下方に
亘る範囲に位置されており、上壁5aからキーボード2
1の方向に進むに従い下向きに傾斜されている。そのた
め、スピーカ355は、前下がりに傾斜された姿勢で筐
体3の内部に配置されており、その前半部がキーボード
21の下方に入り込んでいる。
【0220】スピーカ355は、スピーカホルダ341
を介して嵌合部340に嵌め込まれている。スピーカホ
ルダ341は、柔軟なゴム状弾性体にて構成されてい
る。スピーカホルダ341は、スピーカ335のフレー
ム336が嵌合されるリング状のホルダ本体342を有
し、このホルダ本体342の前半部には、上向きに延び
る遮音壁343が一体に形成されている。遮音壁343
の上端部は、上記キーボード21の補強板25の下面や
上記第2の放熱プレート257の下面に接している。
を介して嵌合部340に嵌め込まれている。スピーカホ
ルダ341は、柔軟なゴム状弾性体にて構成されてい
る。スピーカホルダ341は、スピーカ335のフレー
ム336が嵌合されるリング状のホルダ本体342を有
し、このホルダ本体342の前半部には、上向きに延び
る遮音壁343が一体に形成されている。遮音壁343
の上端部は、上記キーボード21の補強板25の下面や
上記第2の放熱プレート257の下面に接している。
【0221】そのため、遮音壁343は、補強板25や
第1の放熱プレート257と協同してスピーカ335の
前半部から放出される音の拡散を抑える空間345を構
成している。
第1の放熱プレート257と協同してスピーカ335の
前半部から放出される音の拡散を抑える空間345を構
成している。
【0222】図33に示すように、スピーカ335の後
半部は、上壁5aの下方に位置されている。この上壁5
aには、スピーカ335からの音声を放出する複数のス
リット状の孔346が開口されている。これら孔346
は、上記スピーカ335の後半部と向かい合っており、
上記アイコン319の側方に位置されている。
半部は、上壁5aの下方に位置されている。この上壁5
aには、スピーカ335からの音声を放出する複数のス
リット状の孔346が開口されている。これら孔346
は、上記スピーカ335の後半部と向かい合っており、
上記アイコン319の側方に位置されている。
【0223】図31や図33に示すように、スピーカ3
35をホルダ325と共にアッパハウジング5に装着し
た状態では、スピーカ335の前半部と後半部との間に
上記キーボード装着口8の開口後縁に連なる周壁9が位
置されている。そして、周壁9の下端部には、上記空間
345とスピーカ335の後半部回りの空間とを連通さ
せる切り欠き347が形成されている。
35をホルダ325と共にアッパハウジング5に装着し
た状態では、スピーカ335の前半部と後半部との間に
上記キーボード装着口8の開口後縁に連なる周壁9が位
置されている。そして、周壁9の下端部には、上記空間
345とスピーカ335の後半部回りの空間とを連通さ
せる切り欠き347が形成されている。
【0224】なお、スピーカ335のリード線348
は、第1の回路基板43に接続されている。
は、第1の回路基板43に接続されている。
【0225】このようなスピーカ335の取り付け構造
によると、スピーカ335の前半部は、キーボード21
の下方に入り込んでいるので、このスピーカ335の前
半部からの音声は、キーボード21とロアハウジング4
との間の空間に向けて放出される。
によると、スピーカ335の前半部は、キーボード21
の下方に入り込んでいるので、このスピーカ335の前
半部からの音声は、キーボード21とロアハウジング4
との間の空間に向けて放出される。
【0226】しかるに、スピーカ335が嵌合されるス
ピーカホルダ341は、キーボード21の補強板25に
接する遮音壁343を有しているので、スピーカ335
の前半部からの音声は、上記補強板25と遮音壁343
とで囲まれた空間345に籠り、筐体3の内部への拡散
が阻止される。
ピーカホルダ341は、キーボード21の補強板25に
接する遮音壁343を有しているので、スピーカ335
の前半部からの音声は、上記補強板25と遮音壁343
とで囲まれた空間345に籠り、筐体3の内部への拡散
が阻止される。
【0227】そして、この空間345は、切り欠き34
7を通じてスピーカ335の後半部回りの空間に連なる
ので、上記空間345に放出された音声は、切り欠き3
47を通じてスピーカ335の後半部回りの空間に導か
れ、このスピーカ335の後半部から放出される音声と
共に放音用の孔346を通じて筐体3の外部に放出され
る。
7を通じてスピーカ335の後半部回りの空間に連なる
ので、上記空間345に放出された音声は、切り欠き3
47を通じてスピーカ335の後半部回りの空間に導か
れ、このスピーカ335の後半部から放出される音声と
共に放音用の孔346を通じて筐体3の外部に放出され
る。
【0228】このため、スピーカ335の前半部がキー
ボード21の下方に入り込んでいるにも拘らず、この前
半部から放出された音声が筐体3の内部に大きく拡散さ
れることはなく、スピーカ335の音質を改善できると
ともに、筐体3の外部に放出される音量も増大するとい
った利点がある。
ボード21の下方に入り込んでいるにも拘らず、この前
半部から放出された音声が筐体3の内部に大きく拡散さ
れることはなく、スピーカ335の音質を改善できると
ともに、筐体3の外部に放出される音量も増大するとい
った利点がある。
【0229】図30に示すように、上記ホルダ325の
ケーブル支持部328は、上壁5aと向かい合う底壁3
50を有している。底壁350は、上記ケーブルガイド
313の下方から右側に向かって延びており、この底壁
350上にケーブルガイド313を通じて筐体3の内部
に導かれたケーブル311のコア(図示せず)が保持さ
れている。
ケーブル支持部328は、上壁5aと向かい合う底壁3
50を有している。底壁350は、上記ケーブルガイド
313の下方から右側に向かって延びており、この底壁
350上にケーブルガイド313を通じて筐体3の内部
に導かれたケーブル311のコア(図示せず)が保持さ
れている。
【0230】図1に示すように、上記ディスプレイユニ
ット300のハウジング301には、左右一対の緩衝部
材355が取り付けられている。緩衝部材355は、デ
ィスプレイユニット300を閉じ位置に回動させた時
に、ハウジング301のフロントパネル303と上記パ
ームレスト7の上面との衝突を防止するためのもので、
柔軟なゴム状弾性体にて構成されている。
ット300のハウジング301には、左右一対の緩衝部
材355が取り付けられている。緩衝部材355は、デ
ィスプレイユニット300を閉じ位置に回動させた時
に、ハウジング301のフロントパネル303と上記パ
ームレスト7の上面との衝突を防止するためのもので、
柔軟なゴム状弾性体にて構成されている。
【0231】図34や図35に示すように、緩衝部材3
55は、フロントパネル303の前面に取り付けられて
いる。このフロントパネル303の前面には、緩衝部材
355を取り付けるための凹部356が形成されてい
る。この凹部356の終端面には、小径な挿通孔357
が開口されており、この挿通孔357は、フロントパネ
ル303の内側に向けて開口されている。
55は、フロントパネル303の前面に取り付けられて
いる。このフロントパネル303の前面には、緩衝部材
355を取り付けるための凹部356が形成されてい
る。この凹部356の終端面には、小径な挿通孔357
が開口されており、この挿通孔357は、フロントパネ
ル303の内側に向けて開口されている。
【0232】緩衝部材355は、凹部356に嵌合され
る本体358と、この本体358に連なる紐状の握持部
359とを一体に有している。握持部359は、上記挿
通孔357に挿通可能な径を有し、この握持部359の
本体358に連なる端部には、大径部360が一体に形
成されている。この大径部360の径は、上記挿通孔3
57の口径よりもやや大きく定められている。
る本体358と、この本体358に連なる紐状の握持部
359とを一体に有している。握持部359は、上記挿
通孔357に挿通可能な径を有し、この握持部359の
本体358に連なる端部には、大径部360が一体に形
成されている。この大径部360の径は、上記挿通孔3
57の口径よりもやや大きく定められている。
【0233】このような緩衝部材355をフロントパネ
ル303に取り付けるには、まず、握持部359の先端
をフロントパネル303の外側から挿通孔357に差し
通す。そして、フロントパネル303の内側から握持部
359の先端を指先で掴み、この握持部359をフロン
トパネル303の内側に向けて引っ張る。
ル303に取り付けるには、まず、握持部359の先端
をフロントパネル303の外側から挿通孔357に差し
通す。そして、フロントパネル303の内側から握持部
359の先端を指先で掴み、この握持部359をフロン
トパネル303の内側に向けて引っ張る。
【0234】すると、本体358が凹部356に嵌まり
込むとともに、握持部359の大径部360が挿通孔3
57の内面に食い込み、本体358が凹部356に抜け
止め保持される。このため、図34に示すように、本体
358は、フロントパネル303の前面から僅かに突出
された状態でフロントパネル303に保持される。
込むとともに、握持部359の大径部360が挿通孔3
57の内面に食い込み、本体358が凹部356に抜け
止め保持される。このため、図34に示すように、本体
358は、フロントパネル303の前面から僅かに突出
された状態でフロントパネル303に保持される。
【0235】
【0236】
【0237】このような構成において、コンピュータ1
の動作時には、TCP150の半導体チップ152が発
熱する。この際、半導体チップ152は、第1の回路基
板43に取り付けられた放熱部材166とカバー167
とで挾み込まれており、この半導体チップ152の表面
152aに放熱部材166の凸部171が熱的に接続さ
れている。そのため、半導体チップ152の熱は、凸部
171を通じて放熱部材166に伝えられることにな
り、半導体チップ152の表面152aから放熱部材1
66に至る熱伝導経路が形成される。
の動作時には、TCP150の半導体チップ152が発
熱する。この際、半導体チップ152は、第1の回路基
板43に取り付けられた放熱部材166とカバー167
とで挾み込まれており、この半導体チップ152の表面
152aに放熱部材166の凸部171が熱的に接続さ
れている。そのため、半導体チップ152の熱は、凸部
171を通じて放熱部材166に伝えられることにな
り、半導体チップ152の表面152aから放熱部材1
66に至る熱伝導経路が形成される。
【0238】そして、この放熱部材166と第1の回路
基板43との間および凸部171と第1の回路基板43
の孔158との間には、夫々第1および第2の断熱隙間
170,172が存在するので、放熱部材166に伝え
られた熱が第1の回路基板43に伝わり難くなり、この
第1の回路基板43への熱影響が少なくなる。
基板43との間および凸部171と第1の回路基板43
の孔158との間には、夫々第1および第2の断熱隙間
170,172が存在するので、放熱部材166に伝え
られた熱が第1の回路基板43に伝わり難くなり、この
第1の回路基板43への熱影響が少なくなる。
【0239】また、半導体チップ152の裏面152b
は、熱伝導性を有する弾性シート189を介して上記カ
バー167のパネル183に熱的に接続されているの
で、半導体チップ152の熱は、弾性シート189を通
じてパネル183に伝えられることになり、この半導体
チップ152の裏面152bからカバー167に至る熱
伝導経路が形成される。
は、熱伝導性を有する弾性シート189を介して上記カ
バー167のパネル183に熱的に接続されているの
で、半導体チップ152の熱は、弾性シート189を通
じてパネル183に伝えられることになり、この半導体
チップ152の裏面152bからカバー167に至る熱
伝導経路が形成される。
【0240】しかも、第1の回路基板43には、上記凸
部171が入り込む孔158の周囲に数多くの通孔16
0が開口され、これら通孔160の開口端が放熱部材1
66の伝熱部175に接しているから、これら通孔16
0の内部の空間が上記孔158の周囲の熱を直接放熱部
材166に伝えるための通路となる。
部171が入り込む孔158の周囲に数多くの通孔16
0が開口され、これら通孔160の開口端が放熱部材1
66の伝熱部175に接しているから、これら通孔16
0の内部の空間が上記孔158の周囲の熱を直接放熱部
材166に伝えるための通路となる。
【0241】その上、第1の回路基板43の伝熱部17
5との接触面には、伝熱層162が形成され、この伝熱
層162は、通孔160の内面のメッキ層161に連な
っているので、上記孔158の周囲の熱は、メッキ層1
61や伝熱層162を経て放熱部材166に積極的に伝
えられる。
5との接触面には、伝熱層162が形成され、この伝熱
層162は、通孔160の内面のメッキ層161に連な
っているので、上記孔158の周囲の熱は、メッキ層1
61や伝熱層162を経て放熱部材166に積極的に伝
えられる。
【0242】したがって、半導体チップ152の熱は、
その表面152aおよび裏面152bの双方から効率良
く逃がされることになり、上記第1の回路基板43への
熱影響が少なくなることと合わせて、この第1の回路基
板43に半導体チップ152の熱が籠り難くなる。
その表面152aおよび裏面152bの双方から効率良
く逃がされることになり、上記第1の回路基板43への
熱影響が少なくなることと合わせて、この第1の回路基
板43に半導体チップ152の熱が籠り難くなる。
【0243】一方、上記放熱部材166には、メインの
ヒートシンク201の放熱パネル202が弾性シート2
10を介して熱的に接続されているから、上記半導体チ
ップ152の熱は、放熱部材166を経て放熱パネル2
02にも伝えられる。この放熱パネル202の放熱面2
04は、多数の放熱凸部205を有しているので、放熱
パネル202の放熱面積が増大し、放熱パネル202自
体の放熱性が良好に保たれる。
ヒートシンク201の放熱パネル202が弾性シート2
10を介して熱的に接続されているから、上記半導体チ
ップ152の熱は、放熱部材166を経て放熱パネル2
02にも伝えられる。この放熱パネル202の放熱面2
04は、多数の放熱凸部205を有しているので、放熱
パネル202の放熱面積が増大し、放熱パネル202自
体の放熱性が良好に保たれる。
【0244】同様に、上記カバー167のパネル183
には、サブヒートシンク230のプレート部231が接
しているから、上記半導体チップ152の熱は、パネル
183を経てプレート部231にも伝えられる。
には、サブヒートシンク230のプレート部231が接
しているから、上記半導体チップ152の熱は、パネル
183を経てプレート部231にも伝えられる。
【0245】そして、本実施例の場合、上記カバー16
7に取り付けたサーミスタ191で半導体チップ152
の雰囲気温度を測定し、この半導体チップ152の雰囲
気温度が80度を上回った時に、ヒートシンク201の
電動ファン220を駆動させている。この電動ファン2
20が駆動されると、コンピュータ1の外方の空気が冷
却風導入口240を通じて筐体3の内部に吸引される。
この空気は、上記放熱パネル202とキーボード21と
の間の冷却風通路227を冷却風となって流れ、ロアハ
ウジング4の排気口228から筐体3の外部に排出され
る。
7に取り付けたサーミスタ191で半導体チップ152
の雰囲気温度を測定し、この半導体チップ152の雰囲
気温度が80度を上回った時に、ヒートシンク201の
電動ファン220を駆動させている。この電動ファン2
20が駆動されると、コンピュータ1の外方の空気が冷
却風導入口240を通じて筐体3の内部に吸引される。
この空気は、上記放熱パネル202とキーボード21と
の間の冷却風通路227を冷却風となって流れ、ロアハ
ウジング4の排気口228から筐体3の外部に排出され
る。
【0246】この場合、放熱パネル202の放熱凸部2
05は、冷却風通路227に位置されているので、放熱
パネル202に伝えられた半導体チップ152の熱は、
冷却風により強制的に持ち去られる。しかも、冷却風通
路227は、放熱パネル202とキーボード21との間
で定められるので、冷却風が筐体3の内部に拡散するこ
とはない。そのため、冷却風通路227を流れる冷却風
の風量および流速を充分に確保することができ、上記放
熱パネル202を効率良く冷却できる。
05は、冷却風通路227に位置されているので、放熱
パネル202に伝えられた半導体チップ152の熱は、
冷却風により強制的に持ち去られる。しかも、冷却風通
路227は、放熱パネル202とキーボード21との間
で定められるので、冷却風が筐体3の内部に拡散するこ
とはない。そのため、冷却風通路227を流れる冷却風
の風量および流速を充分に確保することができ、上記放
熱パネル202を効率良く冷却できる。
【0247】電動ファン220のファンフレーム221
は、熱を伝えやすい金属材料にて構成されるとともに、
上記放熱パネル202に直接取り付けられているので、
このファンフレーム221を放熱パネル202の一部と
して利用することができる。その上、ファンフレーム2
21は、ロータ222の回転により直接冷却されるの
で、放熱性能が極めて良好であり、放熱パネル202か
らファンフレーム221に伝えられる熱を効率良く外部
に逃がすことができる。
は、熱を伝えやすい金属材料にて構成されるとともに、
上記放熱パネル202に直接取り付けられているので、
このファンフレーム221を放熱パネル202の一部と
して利用することができる。その上、ファンフレーム2
21は、ロータ222の回転により直接冷却されるの
で、放熱性能が極めて良好であり、放熱パネル202か
らファンフレーム221に伝えられる熱を効率良く外部
に逃がすことができる。
【0248】さらに、電動ファン220は、放熱パネル
202に支持されているので、この電動ファン220と
放熱プレート202とを最適な位置関係に配置すること
ができ、放熱パネル202に対する冷却風の流れが遮ら
れたり、妨げられることはない。
202に支持されているので、この電動ファン220と
放熱プレート202とを最適な位置関係に配置すること
ができ、放熱パネル202に対する冷却風の流れが遮ら
れたり、妨げられることはない。
【0249】したがって、放熱パネル202の周囲の通
気性が良好となり、この放熱パネル202を介して放熱
部材166ひいては半導体チップ152の放熱性を高め
ることができる。
気性が良好となり、この放熱パネル202を介して放熱
部材166ひいては半導体チップ152の放熱性を高め
ることができる。
【0250】また、ヒートシンク201の放熱パネル2
02は、第1の放熱プレート246を介してコネクタパ
ネル85に連なっているので、筐体3の内部に放熱パネ
ル202からコネクタパネル85に至る熱伝導経路を形
成することができる。そのため、放熱パネル202の熱
を、第1の放熱プレート246を通じてコネクタパネル
85に逃がすことができ、このコネクタパネル85をヒ
ートシンクの一部として利用することができる。
02は、第1の放熱プレート246を介してコネクタパ
ネル85に連なっているので、筐体3の内部に放熱パネ
ル202からコネクタパネル85に至る熱伝導経路を形
成することができる。そのため、放熱パネル202の熱
を、第1の放熱プレート246を通じてコネクタパネル
85に逃がすことができ、このコネクタパネル85をヒ
ートシンクの一部として利用することができる。
【0251】同様に、ヒートシンク201の放熱パネル
202には、第2の放熱プレート257が取り付けら
れ、この放熱プレート257は、キーボード21の補強
板25に接しているので、筐体3の内部に放熱パネル2
02から補強板25に至る熱伝導経路を形成することが
できる。このため、放熱パネル202の熱を、第2の放
熱プレート257を通じて補強板25に逃がすことがで
き、この補強板25をヒートシンクの一部として利用す
ることができる。
202には、第2の放熱プレート257が取り付けら
れ、この放熱プレート257は、キーボード21の補強
板25に接しているので、筐体3の内部に放熱パネル2
02から補強板25に至る熱伝導経路を形成することが
できる。このため、放熱パネル202の熱を、第2の放
熱プレート257を通じて補強板25に逃がすことがで
き、この補強板25をヒートシンクの一部として利用す
ることができる。
【0252】さらに、上記サブヒートシンク230は、
上記放熱パネル202に連結されているので、サブヒー
トシンク230に伝えられた熱を、上記冷却風によって
強制空冷される放熱パネル202に逃がすことができ
る。それとともに、サブヒートシンク230は、コネク
タパネル85の延長部85bやロアハウジング4の底壁
4aにも接しているので、このサブヒートシンク230
に伝えられた熱を、コネクタパネル85やロアハウジン
グ4にも逃がすことができる。
上記放熱パネル202に連結されているので、サブヒー
トシンク230に伝えられた熱を、上記冷却風によって
強制空冷される放熱パネル202に逃がすことができ
る。それとともに、サブヒートシンク230は、コネク
タパネル85の延長部85bやロアハウジング4の底壁
4aにも接しているので、このサブヒートシンク230
に伝えられた熱を、コネクタパネル85やロアハウジン
グ4にも逃がすことができる。
【0253】したがって、サブヒートシンク230に伝
えられた半導体チップ150の熱を、筐体3の広い範囲
に亘って拡散させることができ、このサブヒートシンク
230とロアハウジング4の底壁4aとの間に熱が籠り
難くなる。
えられた半導体チップ150の熱を、筐体3の広い範囲
に亘って拡散させることができ、このサブヒートシンク
230とロアハウジング4の底壁4aとの間に熱が籠り
難くなる。
【0254】このような本発明の一実施例によれば、従
来一般的な放熱フィンによる冷却が困難とされるTCP
150においても、放熱ユニット165からヒートシン
ク201およびサブヒートシンク230への熱伝達と、
電動ファン220による強制空冷とを併用することで、
このTCP150を効率良く冷却することができる。
来一般的な放熱フィンによる冷却が困難とされるTCP
150においても、放熱ユニット165からヒートシン
ク201およびサブヒートシンク230への熱伝達と、
電動ファン220による強制空冷とを併用することで、
このTCP150を効率良く冷却することができる。
【0255】また、ヒートシンク201およびサブヒー
トシンク230は、TCP150を包囲する放熱ユニッ
ト165に対し取り外しが可能であるから、例えばコン
ピュータ1のモデルチェンジや機種の拡張に伴って、T
CP150を有する第1の回路基板43を組み込むべき
筐体3の形状や仕様が変更された場合には、単にヒート
シンク201やサブヒートシンク230だけを新たに設
計することで対処できる。
トシンク230は、TCP150を包囲する放熱ユニッ
ト165に対し取り外しが可能であるから、例えばコン
ピュータ1のモデルチェンジや機種の拡張に伴って、T
CP150を有する第1の回路基板43を組み込むべき
筐体3の形状や仕様が変更された場合には、単にヒート
シンク201やサブヒートシンク230だけを新たに設
計することで対処できる。
【0256】このため、第1の回路基板43に直接取り
付ける放熱部材166やカバー167は、コンピュータ
1の機種や仕様とは無関係に共通なものとすることがで
き、これら放熱部材166やカバー167の規格を一つ
に定めることができる。この結果、TCP150の放熱
を高めるための部品の共通化が可能となり、製造コスト
を低減することができる。
付ける放熱部材166やカバー167は、コンピュータ
1の機種や仕様とは無関係に共通なものとすることがで
き、これら放熱部材166やカバー167の規格を一つ
に定めることができる。この結果、TCP150の放熱
を高めるための部品の共通化が可能となり、製造コスト
を低減することができる。
【0257】加えて、ヒートシンク201を放熱部材1
66に取り付ける際には、単に凹部206とボス部17
7とが嵌合し合うように、放熱パネル202を放熱部材
166の上面166bに重ねれば良い。このため、放熱
部材166とヒートシンク201との位置決めを容易に
行なうことができ、ヒートシンク201の取り付け作業
を容易に行なうことができる。
66に取り付ける際には、単に凹部206とボス部17
7とが嵌合し合うように、放熱パネル202を放熱部材
166の上面166bに重ねれば良い。このため、放熱
部材166とヒートシンク201との位置決めを容易に
行なうことができ、ヒートシンク201の取り付け作業
を容易に行なうことができる。
【0258】なお、本発明に係る携帯形電子機器は、ノ
ート形のポータブルコンピュータに特定されるものでは
なく、例えばワードプロセッサのような他の携帯形の情
報処理装置にも同様に実施可能である。
ート形のポータブルコンピュータに特定されるものでは
なく、例えばワードプロセッサのような他の携帯形の情
報処理装置にも同様に実施可能である。
【0259】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、回路素子
の熱をその両面から放熱部材およびカバーの双方に逃し
つつ、この放熱部材を強制空冷することができ、発熱す
る回路素子を効率良く冷却することができる。このた
め、回路基板に回路素子の熱が籠り難くなり、回路基板
に対する熱影響を少なく抑えることができる。
の熱をその両面から放熱部材およびカバーの双方に逃し
つつ、この放熱部材を強制空冷することができ、発熱す
る回路素子を効率良く冷却することができる。このた
め、回路基板に回路素子の熱が籠り難くなり、回路基板
に対する熱影響を少なく抑えることができる。
【0260】また、ヒートシンクは、回路素子の熱を受
ける放熱部材に対し取り外しが可能であるから、例えば
機器のモデルチェンジや機種の拡張に伴って、回路基板
を組み込むべき機器側の形状や仕様が変更された場合で
も、単にヒートシンク単体を新たに設計することで対処
できる。このため、回路素子の熱を受ける放熱部材は、
機器の種類や仕様とは無関係に共通なものとすることが
でき、この放熱部材の規格を一つに定めることができ
る。よって、回路素子の放熱を行なうための部品の共通
化が可能となり、製造コストを低減することができる。
ける放熱部材に対し取り外しが可能であるから、例えば
機器のモデルチェンジや機種の拡張に伴って、回路基板
を組み込むべき機器側の形状や仕様が変更された場合で
も、単にヒートシンク単体を新たに設計することで対処
できる。このため、回路素子の熱を受ける放熱部材は、
機器の種類や仕様とは無関係に共通なものとすることが
でき、この放熱部材の規格を一つに定めることができ
る。よって、回路素子の放熱を行なうための部品の共通
化が可能となり、製造コストを低減することができる。
【0261】
【0262】
【0263】
【0264】
【0265】
【0266】
【0267】
【0268】
【0269】
【0270】
【0271】
【0272】
【0273】
【0274】
【0275】
【0276】
【0277】
【0278】
【0279】
【0280】
【0281】
【0282】
【0283】
【図1】本発明の一実施例におけるポータブルコンピュ
ータの斜視図。
ータの斜視図。
【図2】筐体からキーボードやHDDを取り外した状態
を分解して示すコンピュータの斜視図。
を分解して示すコンピュータの斜視図。
【図3】ポータブルコンピュータの正面図。
【図4】ロアハウジングにヒートシンクを有する第1の
回路基板を組み込んだ状態を示す斜視図。
回路基板を組み込んだ状態を示す斜視図。
【図5】ロアハウジングに第1ないし第3の回路基板を
組み込む状態を分解して示す斜視図。
組み込む状態を分解して示す斜視図。
【図6】ロアハウジングに第1ないし第3の回路基板を
組み込んだ状態を示す斜視図。
組み込んだ状態を示す斜視図。
【図7】バッテリ収容部の斜視図。
【図8】バッテリコネクタの取り付け部分を示す筐体の
断面図。
断面図。
【図9】バッテリコネクタの取り付け部分を示す筐体の
平面図。
平面図。
【図10】ポータブルコンピュータの背面図。
【図11】筐体のハードディスク実装部にHDDを組み
込んだ状態を示す斜視図。
込んだ状態を示す斜視図。
【図12】筐体のハードディスク実装部にHDDを傾け
て差し込んだ状態を示す斜視図。
て差し込んだ状態を示す斜視図。
【図13】ハードディスク実装部に組み込まれたHDD
とキーボードとの位置関係を示す筐体の断面図。
とキーボードとの位置関係を示す筐体の断面図。
【図14】HDDの断面図。
【図15】ブラケットを取り付けたHDDの斜視図。
【図16】HDDを裏側から見た斜視図。
【図17】筐体のハードディスク実装部にHDDを傾け
て差し込んだ状態を示すコンピュータの断面図。
て差し込んだ状態を示すコンピュータの断面図。
【図18】筐体のハードディスク実装部にHDDを落と
し込んだ状態を示すコンピュータの断面図。
し込んだ状態を示すコンピュータの断面図。
【図19】筐体のハードディスク実装部にHDDを組み
込んだ状態を示すコンピュータの断面図。
込んだ状態を示すコンピュータの断面図。
【図20】第1の回路基板に対するTCP、放熱ユニッ
ト、ヒートシンクおよびサブヒートシンクの取り付け構
造を分解して示す斜視図。
ト、ヒートシンクおよびサブヒートシンクの取り付け構
造を分解して示す斜視図。
【図21】第1の回路基板に対するTCP、放熱ユニッ
ト、ヒートシンクおよびサブヒートシンクの取り付け構
造を分解して示す斜視図。
ト、ヒートシンクおよびサブヒートシンクの取り付け構
造を分解して示す斜視図。
【図22】サーミスタを有するカバーを第1の回路基板
から取り外した状態を示す斜視図。
から取り外した状態を示す斜視図。
【図23】TCP、放熱ユニット、ヒートシンクおよび
サブヒートシンクの取り付け部分の構造を示すコンピュ
ータの断面図。
サブヒートシンクの取り付け部分の構造を示すコンピュ
ータの断面図。
【図24】(A)は、TCPの実装部分の断面図。
(B)は、図24の(A)のX部を拡大して示す断面
図。
(B)は、図24の(A)のX部を拡大して示す断面
図。
【図25】TCP、放熱ユニット、ヒートシンクおよび
サブヒートシンクの取り付け部分の構造を示すコンピュ
ータの断面図。
サブヒートシンクの取り付け部分の構造を示すコンピュ
ータの断面図。
【図26】筐体に対するヒートシンク、サブヒートシン
クおよび第1の放熱プレートの取り付け部分の構造を示
すコンピュータの断面図。
クおよび第1の放熱プレートの取り付け部分の構造を示
すコンピュータの断面図。
【図27】筐体からメモリ基板および底蓋を取り外した
状態を分解して示すコンピュータの斜視図。
状態を分解して示すコンピュータの斜視図。
【図28】(A)は、筐体に対するメモリ基板および底
蓋の取り付け部分の構造を示すコンピュータの断面図。
(B)は、図28の(A)のY部を拡大して示す断面
図。
蓋の取り付け部分の構造を示すコンピュータの断面図。
(B)は、図28の(A)のY部を拡大して示す断面
図。
【図29】筐体に対するメモリ基板および底蓋の取り付
け部分の構造を示すコンピュータの断面図。
け部分の構造を示すコンピュータの断面図。
【図30】アッパハウジングからホルダを取り外した状
態を分解して示すコンピュータの斜視図。
態を分解して示すコンピュータの斜視図。
【図31】筐体にアイコンやスピーカを組み込んだ状態
を示すコンピュータの斜視図。
を示すコンピュータの斜視図。
【図32】アイコンの取り付け部分の構造を示すコンピ
ュータの断面図。
ュータの断面図。
【図33】スピーカの取り付け部分の構造を示すコンピ
ュータの断面図。
ュータの断面図。
【図34】ディスプレイユニットのハウジングに緩衝部
材を取り付けた状態を示す斜視図。
材を取り付けた状態を示す斜視図。
【図35】ディスプレイユニットのハウジングから緩衝
部材を取り外した状態を示す斜視図。
部材を取り外した状態を示す斜視図。
3…筐体 4a…底壁 4b〜4e…周壁(側壁、前壁、後壁) 43…回路基板(第1の回路基板) 43a…表面(第2の面) 43b…裏面(第1の面) 150…回路素子(TCP) 154…リード 158…孔 166…放熱部材167…カバー 171…凸部 201…ヒートシンク 202…放熱パネル 205…放熱凸部210…熱伝導部材(弾性シート) 220…電動ファン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−85120(JP,A) 特開 平5−259673(JP,A) 特開 平4−290107(JP,A) 実開 平1−147536(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/20 G06F 1/20
Claims (18)
- 【請求項1】 第1の面およびこの第1の面とは反対側
に位置された第2の面を有する回路基板と、 この回路基板の第1の面にリードを介して実装され、動
作中に発熱する回路素子と、を備えている回路モジュー
ルにおいて、 上記回路基板は、上記回路素子と向かい合う部分に、こ
の回路素子よりも大きな開口形状を有する孔を備え、こ
の回路基板の第2の面に、上記孔に入り込むとともに、
上記回路素子に熱的に接続される凸部を有する熱伝導性
の放熱部材と、この放熱部材に対して取り外し可能なヒ
ートシンクとを設置し、 このヒートシンクは、熱伝導性を有する金属材料にて構
成され、上記放熱部材に熱的に接続される放熱パネル
と、この放熱パネルに一体成形された多数の放熱凸部
と、上記放熱パネルに支持され、上記放熱凸部の周囲に
冷却風を導くための電動ファンとを含み、 また、上記回路基板の第1の面に、上記回路素子および
上記リードと上記回路基板との接続部分を覆う熱伝導性
のカバーを配置し、このカバーと上記回路素子との間に
熱伝導部材を介在させることにより、上記カバーと上記
放熱部材の凸部との間で上記回路素子を挟み込んだこと
を特徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、上記放熱パネ
ルは、上記電動ファンを支持するファン支持部を有し、
また、上記電動ファンは、ブレードを有するロータと、
このロータを支持するファンフレームとを備え、このフ
ァンフレームは、熱伝導性を有する金属材料にて構成さ
れて、上記ファン支持部に取り付けられていることを特
徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項3】 請求項1の記載において、上記凸部は、
上記回路素子と向かい合う平坦な接触面を有し、この接
触面は、熱伝導性の接着剤を介して上記回路素子に接着
されていることを特徴とする回路モジュールの冷却装
置。 - 【請求項4】 請求項1の記載において、上記放熱部材
は、上記回路基板の第2の面上に露出される平坦な放熱
面を有し、また、上記ヒートシンクの放熱パネルは、上
記放熱面と向かい合う平坦な受熱面を有し、これら放熱
面と受熱面と は、熱伝導性を有する軟質な弾性シートを
間に挟んで熱的に接続されていることを特徴とする回路
モジュールの冷却装置。 - 【請求項5】 請求項1の記載において、上記放熱部材
と上記カバーとは、上記回路基板を間に挟んで向かい合
うとともに、この回路基板を貫通するねじを介して互い
に連結されていることを特徴とする回路モジュールの冷
却装置。 - 【請求項6】 請求項4の記載において、上記放熱部材
は、上記放熱面から突出する複数の凸部を有し、また、
上記ヒートシンクの放熱パネルは、上記受熱面に開口す
る複数の凹部を有し、これら凸部と凹部との嵌合によ
り、上記放熱部材と上記ヒートシンクとの位置合わせが
なされていることを特徴とする回路モジュールの冷却装
置。 - 【請求項7】 請求項1の記載において、上記回路基板
は、上記孔の周囲を取り囲むように配置された多数の通
孔を有し、これら通孔の一端は、上記回路基板の第1の
面に開口されているとともに、通孔の他端は、上記回路
基板の第2の面に開口されていることを特徴とする回路
モジュールの冷却装置。 - 【請求項8】 請求項7の記載において、上記回路基板
の第2の面は、上記孔の周囲を取り囲む伝熱層を有し、
この伝熱層は、上記放熱部材に接触されるとともに、上
記通孔の内面は、上記伝熱層に連なる熱伝導性のメッキ
層により覆われていることを特徴とする回路モジュール
の冷却装置。 - 【請求項9】 請求項1の記載において、上記回路基板
の第1の面にサブヒートシンクを配置し、このサブヒー
トシンクは、熱伝導性を有する金属材料にて構成される
とともに、上記カバーに接触されるプレート部を有して
いることを特徴とする回路モジュールの冷却装置。 - 【請求項10】 請求項9の記載において、上記サブヒ
ートシンクのプレート部は、上記ヒートシンクの放熱パ
ネルに連結されていることを特徴とする回路モジュール
の冷却装置。 - 【請求項11】 底壁およびこの底壁に連なる起立され
た周壁を有する筐体と、 この筐体の内部に収容され、上記底壁と向かい合う裏面
およびこの裏面とは反対側の表面を有する回路基板と、 この回路基板の裏面にリードを介して実装され、動作中
に発熱する回路素子と、を備えている携帯形電子機器で
あって、 上記回路基板は、上記回路素子と向かい合う部分に、こ
の回路素子よりも大きな開口形状を有する孔を備え、こ
の回路基板の表面に、上記孔に入り込むとともに、上記
回路素子に熱的に接続される凸部を有する熱伝導性の放
熱部材と、この放熱部材に対して取り外し可能なヒート
シンクとを設置し 、このヒートシンクは、熱伝導性を有する金属材料にて構
成され、上記放熱部材に熱的に接続される放熱パネル
と、この放熱パネルに一体成形された多数の放熱凸部
と、上記放熱パネルに支持され、上記放熱凸部の周囲に
冷却風を送風する電動ファンとを含み、 また、上記回路基板の裏面に、上記回路素子および上記
リードと上記回路基板との接続部分を覆う熱伝導性のカ
バーを配置し、このカバーと上記回路素子との間に熱伝
導部材を介在させることにより、上記カバーと上記放熱
部材の凸部との間で上記回路素子を挟み込んだことを特
徴とする携帯形電子機器。 - 【請求項12】 請求項11の記載において、上記回路
基板の裏面にサブヒートシンクを配置し、このサブヒー
トシンクは、熱伝導性を有する金属材料にて構成される
とともに、上記カバーに接するプレート部を有し、この
プレート部は、上記筐体の底壁に接していることを特徴
とする携帯形電子機器。 - 【請求項13】 請求項11の記載において、上記回路
基板は、上記筐体の周壁と向かい合う側部に、周辺機器
を接続するためのコネクタと、このコネクタを支持する
金属製のコネクタパネルとを備えており、このコネクタ
パネルと上記ヒートシンクの放熱パネルとの間に、熱伝
導性を有する第1の放熱プレートを架設したことを特徴
とする携帯形電子機器。 - 【請求項14】 請求項13の記載において、上記筐体
は、上記第1の放熱プレートと向かい合う多数の放熱孔
を有し、また、上記第1の放熱プレートは、多数の冷却
フィンを有していることを特徴とする携帯形電子機器。 - 【請求項15】 請求項13の記載において、上記コネ
クタパネルは、上記回路基板の裏面と上記筐体の底壁と
の間に介在される延長部を有し、この延長部に上記サブ
ヒートシンクのプレート部が連結されていることを特徴
とする携帯形電子機器。 - 【請求項16】 請求項11の記載において、上記筐体
は、上記ヒートシンクおよび上記回路基板の上方に位置
されるキーボードを有し、このキーボードは、上面に多
数のキーを有するキーボードパネルと、このキーボード
パネルの下面を覆う平坦な金属製の補強板とを有し、ま
た、上記ヒートシンクの放熱パネルに、上記補強板に接
触される第2の放熱プレートを取り付けたことを特徴と
する携帯形電子機器。 - 【請求項17】 請求項16の記載において、上記キー
ボードの補強板は、上記ヒートシンクの放熱凸部の先端
に近接し、このヒートシンクの放熱パネルとの間に上記
電動ファンに連なる冷却風通路を形成してなることを特
徴とする携帯形電子機器。 - 【請求項18】 請求項11の記載において、上記カバ
ーは、上記回路素子の温度を測定するためのサーミスタ
を有し、このサーミスタによって測定された温度が予め
決められた値に達した時に、上記電動ファンが作動され
ることを特徴とする携帯形電子機器。
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