JP3255923B2 - 滅菌バイアル充填装置 - Google Patents
滅菌バイアル充填装置Info
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Description
態で急速に容器に充填するための改良された装置を示
す。
小さな容器に分配される。これらのうち、注射薬剤や内
服薬は、それらの性質により、高レベルに滅菌性が保証
された状態で分配されなければならない。高レベルの滅
菌性を維持するために、精巧な技術及び装置が用いられ
ている。
に大きくなりがちであるが、ガウン、手袋、帽子、マス
ク等を含む滅菌した服を着用した装置操作者と共にクリ
ーンルーム環境に置かれている。操作者が中に入り、観
察し、設備を調節し、外に出る時にとられる従来の予防
措置により、クリーンルーム自体は低汚染レベルに維持
されていなければならない。装置自身は、蒸気洗浄及び
/又は液体洗剤を用いた洗浄により、定期的に滅菌され
なければならない。容器充填装置及びクリーンルームを
低汚染レベルに維持するのは困難であるし、時間がかか
るし、費用もかかる。
る。典型的な充填機械は、多くの操作ステーション、例
えば、容器移し換え機構の使用中に、(通常は、あらか
じめ滅菌された)空の容器を長い容器搬送装置上に連続
して順番に分配する容器蓄積装置や、充填前計量チェッ
クステーション、制御装置に連結された精密な計量ポン
プにそれぞれ結合された一連の分配ノズルからなる充填
ステーション、充填後計量チェックステーション、適当
な栓を供給する装置を含む閉栓機構(これは、特定の容
器形状に対して要求されるかもしれない)、及び充填さ
れ密閉された容器を供出搬送システムに移し換えるため
の排出及び供出ステーションを含む。容器を包装した商
品の各構成要素がこれらの操作のそれぞれを通して滅菌
状態に維持されていなければならない。換言すれば、い
ずれか1つの構成要素でも汚染されていれば、でき上が
った包装した商品が汚染され、使い物にならなくなる原
因となる。
756A2に開示されたような包装機械は、薬剤への応用に
は典型的に使用できない。このようなタイプの包装機械
において、その中で容器を充填するための充分な大きさ
の滅菌領域は存在しない。大きな滅菌領域を有する包装
機械は、この技術分野では公知である。しかしながら、
それらは通常は容器充填装置ではない。そのような機械
の一例が、ヨーロッパ特許出願EP0317169A1に開示され
ている。これは、製品を覆うために巻き取られたフィル
ムからバッグを作り出す機械を開示している。
を操作し及び/又はモニターするルーム内の個人からで
ある。ルーム内の空気は、実質的に全ての汚染物を除去
する特別なフィルターを通して高い割合でもたらされ
る。洗剤や薬剤製品等のルーム内に持込まれる液体は、
実質的に全ての汚染物を再度除去する高品質フィルター
を通してろ過される。汚染物は、薬剤製品とは全く相い
れないものであると考えられる。これには、ろ過、蒸気
滅菌、化学的滅菌、その他の技術により除去される生き
た微生物だけでなく、生きた生物を運ばない粒子を含む
製品容器に混入し得る粒子物質が含まれる。生物のいな
い、即ち滅菌された粒子源の一例としては、2つの滅菌
された容器又は2つの滅菌された装置の一部分が互いに
擦れあったときに空気に混入する物質の粒子である。
人々は、微生物及び粒子のいずれの形態においても、高
レベルの環境汚染の原因となる。この理由により、滅菌
領域への人々の立ち入りを排除することは重要な改良と
なる。
及び維持の費用を少なくすると共に困難さを少なくした
装置を製造する努力の結果である。特に、装置自体は、
充填及び閉栓工程に対して直接的に必須の構成要素のみ
を含んだより小さい隔離、即ち滅菌領域を含み、装置操
作者だけでなくその他の構成要素を領域の外側に配置す
るように設計することができることがわかるであろう。
このような滅菌領域を作り出し、それに操作者がアクセ
スする口を設けることにより、装置操作者が滅菌服を着
用する必要があるけれども、クリーンルームの必要性が
なくなる。
装置の上部の“清潔な”部分の周りに、隔離バリヤーを
築くことであった。これは、幾つかの問題点をもたらし
た。その主なものは、閉じ込められた構成要素を含む領
域内部にアクセスしにくく、清掃及び滅菌が極度に困難
であること及び滅菌領域の内側から外側に跨がる構成要
素の密閉である。
装置は、大きく、平坦で水平なテーブルの上面に清潔な
領域の装置が上向きに載置され、機械的駆動構成要素が
水平テーブルの上面から下向きに載置されるように構成
されている。ステンレス鋼板金属カバーが、水平テーブ
ルの上板の上側に位置し、上側の清潔な領域と下側の機
械的な空間との境界として働く。上側の清潔な空間を隔
離バリヤーで囲むという概念を提案した時点で、幾つか
の問題が生じた。第1に、水平テーブルの上面は相対的
に広く、バリヤーで囲まれているときには、手袋出入口
を用いた従来の技術では清潔な空間中の全ての点にアク
セスすることはできなかった。第2に、内部の滅菌領域
を清掃し及び/又は滅菌するための工程に大量の水及び
/又は化学薬品が用いられるので、簡単で清潔な排水シ
ステムが必要であった。従来の水平テーブルの上面は広
く平坦であるが良好な排水ができないので、また、多く
の機械的な装置が上側の清潔な領域、ここでは隔壁の内
側の滅菌空間から下側の機械的空間に貫通しているの
で、排水及び滅菌領域の底部の密封の問題が大きな問題
となった。
垂直方向を向き、滅菌領域と非滅菌領域とが並列の関係
となるように作られている。実際の容器の処理に直接的
に必須のこれらの構成要素は、板の一方の側(滅菌側)
に他方の側(非滅菌側)に配置された支持構成要素と共
に配置されている。この板は滅菌キャビネットと共に、
必須の構成要素を囲み、滅菌領域の範囲を定める。例え
ば、分配ノズルは滅菌領域に配置され、一方ポンプ装置
は非滅菌領域に位置し、板又はバリヤーを貫通して密閉
関係にある管によりノズルと接続されている。容器搬送
装置も、また、滅菌領域に位置する必要があるが、その
幅を大幅に減らすために、水平から垂直に向きが換えら
れている。しかしながら、搬送装置の駆動手段は非滅菌
領域に位置している。
に操作及び維持が簡単になる。滅菌領域が小さくなれば
なるほど、内部に配置された構成要素は手袋出入口を介
してより容易くアクセスされる。また、領域が非常に小
さいので、洗浄が容易である。さらに、滅菌領域の囲い
の底部を貫通する機械的な装置がないので、関連する密
閉問題なしに、きわめて清潔で排水が可能な収集皿を用
いることができる。
器充填装置の横断面図であり、 図3は本発明を具体化した容器充填装置の概略的描写
であり、特に大きさを小さくした滅菌領域を示し、 図4は本発明の容器充填装置の上平面図であり、 図5は図4の5−5線に沿って描いた本発明の容器充
填装置の横断面図であり、 図6は先行技術の容器搬送装置の断片的斜視図であ
り、 図7は本発明の容器充填装置において用いられる容器
搬送装置の断片的斜視図であり、 図8は図7の容器搬送装置で用いられる搬送装置のク
リートの拡大斜視図であり、 図9は容器搬送装置の調節機構及びその関連装置の横
断面図である。
術の充填装置は、全体的に数字11で表されている。装置
11は、水平に配置され、装置11の全てのいろいろな構成
要素を支持する大きなテーブル又はフレーム12を具備す
る。特に図1に関して、これらの構成要素は、図示しな
い搬送装置から受け取った複数のバイアル14で満たされ
た蓄積ディスク13を含む。バイアル14は、蓄積ディスク
13から転送ディスク15に移し換えられ、スターホイール
16は転送ディスク15からバイアル14を1個ずつ取上げ、
バイアル搬送装置17に運ぶ。
スプロケット18,19とそれらの間に動作可能に接続され
たスプロケット型搬送ベルト21を含む。複数のクリート
22は、それぞれ直径の異なったバイアル14を受け取り、
搬送することが可能な正面向きのV形状の凹み23を有
し、搬送ベルト21に搭載され、搬送される。連続的に搬
送されるバイアル14は、その下方に配置された水平搬送
レイル24に沿って摺動し、側レイル25(図2及び6)は
V形状突起23中及び搬送レイル24上の各バイアル14を保
持する。搬送装置17及び側レイル25の位置は、装置が異
なった直径のバイアルを収容することを可能とし、確実
に機械操作の固有の線に沿ってバイアルを搬送させるよ
うに、図2において参照数字26を有する機構により別々
に水平に調節される。
ク機構27、ほぼ同数のポンプ29に接続された複数のノズ
ルからなる充填装置28、充填後計量チェック機構31、栓
供給器33により供給された閉栓ヘッド32及びバイアル取
り出しステーション34へ順に搬送される。
て開放されており、この技術分野では公知のように、そ
の環境が浄化された又は滅菌された状態に維持された広
いクリーンルーム内に伝統的に配置されている。作業者
がルームに出入りする際の汚染を防止するために、ガウ
ン、手袋、帽子、マスク等の滅菌服の着用を含む従来の
技術が用いられている。
装置は、全体的に数字41で表される。好適な実施例の装
置41は、連続的に供給される注射薬剤用のバイアルに順
番に充填するために用いることを意図しているが、本発
明は滅菌環境におけるその他のタイプの容器に充填する
ことをも期待している。
48上のバイアルが通過する滅菌された供給物囲い(infe
ed enclosure)42を含む。供給物囲い42は、以下に議論
する、滅菌領域に対する入口を意味し、その点から投入
されるバイアル14は滅菌状態にあるべきことが必須の要
件である。その目的のために、囲い42は、滅菌されてい
ないバイアルを受入れ、バイアルを滅菌するための一般
に非高温化処理(depyrogenization)を含む複数段階の
処置を行い、滅菌された供給物囲い42の搬送装置48に滅
菌されたバイアルを引き渡す従来のバイアル洗浄/滅菌
トンネル50に接続されている。この点において、滅菌さ
れたバイアルは、バイアルを移し換えスターホイール44
まで移動させる振動ベルト供給物ステーション43に移し
換えられる。移し換えスターホイール44は、基本的機能
は先行技術の装置11の搬送装置21と同じである主バイア
ル搬送装置45上にバイアルを連続的に載せる。しかしな
がら、特に以下に議論するように、搬送装置45は構造的
に異なっており、改良され有利な様式に機能する。
アルを無作為に取り出す充填前計量チェックステーショ
ン46にバイアル14を連続的に移動させる。そして、バイ
アルは、搬送装置45により、複数のノズル49を具備する
充填ステーション47を通って運ばれる。ノズル49は、さ
らに以下に詳細に記載する複数のポンプ51により供給さ
れる。
ェックステーション52を通過するように移動され、充填
前計量チェックステーション46であらかじめ計量された
無作為に選択された空のバイアルをそれぞれ取り出す。
この比較計量は、所定量の薬剤が計量され各バイアルに
分配されることを保証する。
より閉じ密封する閉栓ステーション53を通ってバイアル
を移動させる。そして、バイアル14は排出及び外部供給
ステーション54に移動し、そこではバイアルは搬送装置
45から取り除かれ、図示しない手段により包装ステーシ
ョンに搬送される。
かの構成要素が示されている細長いフレームを具備す
る。これらは、垂直脚部材55と、垂直脚部材55の間の中
間点における垂直交差レイル部材56、取付け板57及び下
部及び上部の交差レイル部材56と板57の間に張り渡され
た垂直フレーム支持部材58を含む。いろいろな構成要素
55−58が装置フレームの長さに関して繰り返されている
ことが理解できるであろう。
関して縦方向に張り渡された幾つかのフレーム支持部材
58に固定されている(図4も参照)。垂直取付け板59の
一部分は、上部交差レイル部材57の上に張り渡されてい
る。垂直取付け板59のと同じ大きさの薄いステンレス鋼
板61が、空隙62を限定するように、空間を隔てた関係
で、それに取付けられている。ステンレス鋼板61は細長
いバリヤー、即ち、全体的に参照数字63を有するステン
レス鋼キャビネットの背板であり、それは内部滅菌領域
64を定める。キャビネット63の外側の領域(即ち、図5
に示すバリヤー板61の左側の部分)は、全体に参照数字
70を有する非滅菌領域を構成する。
図3で概略的に示した背板61と全体的に同じ大きさで示
された前板65をさらに具備する。しかしながら、図4に
示すように、前板65は、上記いろいろな構成要素を収容
するための幾つかの外側向きの段差を含む。キャビネッ
トの頂上66とキャビネットの底67は背板61と前板65で相
互に連結されており、キャビネットの端は端板68,69に
より囲まれている。
ンネル42である。閉栓ステーション53は、また、この技
術分野では公知のような滅菌方法により、そこを通って
滅菌された栓が入られる栓入口又は結合口53aを含む。
滅菌領域64からの唯一の出口は排出及び外部供給ステー
ション54であり、この好適な実施例においては、複数の
従来からのスターホイールを具備し、その第1のスター
ホイールは滅菌領域64内に配置され、第2のスターホイ
ールは外側の領域70に配置されている。バイアル14は、
キャビネット63の小さな開口を通って第1及び第2のス
ターホイール間を移し換えられる。滅菌領域64は、好ま
しくは、スターホイール間のバイアル出口を通って空気
が外側へ流れ、それゆえ汚染物の侵入を阻止するため
に、周囲を取り巻く環境の圧力よりも高い圧力に維持さ
れている。図示していないが、この様な圧力を維持する
ための手段は従来から用いられており、典型的に汚染物
を取り除くようにろ過された空気供給源を含む。
を可能とするために、キャビネット63は複数の従来から
の手袋部80又は他の従来からの手段を含む。好ましく
は、手袋部80は、装置41の操作者にバイアルの移動ライ
ンに沿った全ての点にアクセスすることを可能にするた
めに、離れた点に配置されている。
ーション47の下方において下向きに突き出ている。排水
部71に隣接する各底部67は排水部71に向かって下向に傾
斜している。排水部71の底は、それぞれ排水口72a−c
に導かれた複数の排水回収皿71a−cとなっている。各
排水口72a−cは、密閉結合73を介して共通の排水管74
に接続されている。これらの排水構成要素の目的を、以
下にさらに詳細に議論する。
国特許第3,880,053号に開示されたような回転ダイアフ
ラム型であり、正確な量の液体を分配することができ
る。各ポンプ51は図5に示すように水平方向に配置さ
れ、回転するダイアフラムは往復運動するロッド75によ
り駆動される。ロッド75は、ロッド75と駆動ロッド77と
の間に連結された軸支されたリンク部材76により往復運
動される。各ポンプ51用のそれぞれのロッド77は、この
技術分野では公知の制御機構78により正確に時間を合せ
るように動作される。
る。幾つかの導入管82は、分配されバイアル14に充填さ
れる液体を供給する1つの分岐管に共通して接続されて
いる。
配され又は注入される出口83を有する。各ポンプの出口
83は、ノズル49の一つに導くそれに接続された出口管84
を有する。一連のノズル49は、移動しているバイアル14
に対して相対的に時分割的に直線的に往復運動する移動
梁85上に取付けられている。移動梁85を制御する装置は
全体的に参照数字86を有し、この技術分野では公知であ
る。
って配置されたスプロケット穴列88を有する搬送ベルト
87を含む。搬送ベルト87は、対向する一対のスプロケッ
トホイール89,90(図7ではスプロケットホイール89の
みを示す)により継続的に駆動される。垂直軸の周りに
回転する搬送装置17の駆動スプロケットホイール18,19
と比較して、スプロケットホイール89,90は90度方向が
変えられ、図5において参照数字91で示された水平軸の
周りに回転する。図5を簡単にする目的のために、駆動
スプロケットホイール89が回転する水平軸は図示してい
ない。そのような軸は、ステンレス鋼板61及び取付け板
59において適当なシールを貫通して伸ばされ、以下に議
論するように駆動される。このような構成により、先行
技術の搬送装置17と比較して、搬送装置45の幅は大幅に
小さくなる。さらに、搬送装置45の駆動手段が以下に議
論するように滅菌キャビネット63の外側に位置している
ため、キャビネット63及び滅菌領域64は、幅の観点から
その大きさが大幅に小さくなる。
クリート92が搬送ベルト87に取付けられており、それぞ
れはベルト87の幅にほぼ一致する幅を有している。図7
及び8に関して、各クリート92は下側ボディー93及び上
側ボディー94を具備する。下側ボディー93はベース95を
含み、その下側は搬送ベルト87の上に横たわり、搬送ベ
ルト87により支持されるような大きさ及び形状に形成さ
れた溝状のトラック96となっている。皿穴97は、各クリ
ート92を搬送ベルトに締め付ける固定ねじ(図示せず)
を受入れるために下側ボディー93の中央部を貫通してい
る。下側ボディー93の上面は1個のバイアル14を載せる
ための台98となっている。
中心に1個のバイアル14を載せるために、下側ボディー
93に対してずれている。上側ボディー94は、それぞれV
形状の凹み100,102となる下側及び上側の横支柱となっ
ている。凹み100,102は、下側ボディー93に対して中央
にあり、この好適な実施例では、夾角90度に形成されて
いる。この角度は、台98の大きさと組合わせることによ
り、各クリート92が、ある範囲の直径を有するバイアル
14を受入れることを可能にする。このような範囲にない
直径を有するバイアルに関しては、異なった大きさの又
は異なった夾角のクリート92に置き換えればよい。
アル14を保持するために、動いているクリート92に対し
て位置決めされた固定されたガイドレイル103を含む。
以下にさらに詳細に記載するように、バイアル14の直径
に基づいて、ガイドレイル103の横位置を調整してもよ
い。
れた搬送装置45を比較して、搬送装置45の有効操作幅が
搬送装置17のそれよりも大幅に小さくなり、本質的にク
リート92及びベルト87の幅に一致していることがわかる
であろう。先行技術の搬送装置17は、駆動スプロケット
19の直径及び搬送ベルト21の厚さだけでなく、(クリー
ト22は搬送ベルト21の前及び後の列から横方向に飛出し
ているという事実を記憶して)クリート22の幅の2倍を
含む幅を有している。さらに、バイアル14は搬送ベルト
87に関してその中心上を搬送されるのに対して、搬送装
置17の有効操作幅は、搬送装置17の外側に横方向に突出
しているバイアル14により増加される。先行技術の搬送
装置17は、追加の構造を具備し、搬送装置17の全体の大
きさを増加させ、前に動くためにバイアル14に摺動する
ことを要求する搬送摺動レイル24を必要とすることがわ
かるであろう。先行技術の搬送装置17の底部の摺動レイ
ル24の必要性を無くし、摩擦、振動及び粒子の発生を避
けるために、改良された搬送装置45において、バイアル
14は直接クリートに載せられ、全体的に支持されてい
る。
の真下を通過することが必須であり、バイアルの中心線
を一定に維持するために容器搬送及びガイド装置を調節
しなければならないことがわかるであろう。図9に示す
調節機構は、異なった直径のバイアル14を収容し、一定
の中心線を維持するために、ガイドレイル103はもちろ
んのこと、搬送装置45の独立した調節を可能にする。
フランジ105により支持された取付けブラケット104によ
り支持されている。取付けフランジ105は、ステンレス
鋼板61及び取付け板59を貫通して突出した伸縮自在な調
節管106に固定されている。伸縮自在な調節管106は、環
状の取付け柱環108に固定された伸縮しない取付け管107
によりそのような伸縮自在な動作が行われる。取付け柱
環108を取り囲むように空隙62に配置された環状のリン
グ109及び環状のシール110は、滅菌領域64を汚染されて
いない状態に維持するために役立つ。
2は、管106の相対的な伸縮動作を可能にし、柔軟なベロ
ーズ113は、汚染物に対して密閉しながらそのような相
対的な動きを可能にするように、伸縮しない管107と取
付けフランジ105の間に伸びる。
た取付け部ラケット114により支持されている。軸115
は、調節管106の内部で一対の軸受116,117に対して伸縮
自在に摺動する。柔軟なベローズ118は、また、滅菌領
域64内に汚染物質が侵入することを防止する目的のため
に、その一端が調節軸115に固定され、他端が調節管106
に固定されている。
に取付け板121は調節軸115の外側の端に取付けられてい
る。独立した作動手段122,123は、調節管106と軸115の
調節を別々に行えるように、それぞれ制御板119,121に
接続されている。所定の直径のバイアルに対して調節す
るために、作動手段122,123を相互関連させてもよく、
またノズル49に対してバイアル14の中心を合わせるため
に自動化された手段を含んでもよい。
ーションは、滅菌領域64の外側(即ち、非滅菌領域70
内)に配置された操作手段により駆動される。これらの
いろいろな操作手段は、独立しているけれども、滅菌領
域64内で実行されるいろいろな操作は同期していなけれ
ばならないので、相互に関連して駆動される。電動モー
ター131は、いろいろな操作手段のための主駆動手段と
して働く。独立したサーボモーターは、以下に述べるよ
うな他の操作手段として用いられ、主駆動モーター131
に対して同期するように操作される。モーター131は、
その両端の駆動プーリー132,133を含む。駆動プーリー1
32は無端駆動ベルト135を介して被駆動プーリー134を駆
動する。被駆動プーリー134は、従来からの方法で、16
列のポンプ51に操作可能に接続されている。
全体的に参照数字138を有する共通の駆動軸に取付けら
た被駆動プーリー137に接続されている。駆動軸138は、
相互に関連した複数の駆動軸区分138a−eを具備する。
リー/タイミングベルト構成に接続されている。駆動接
続装置142は、振動ベルト供給物ステーション43にプー
リー/タイミングベルト141を接続するために、キャビ
ネット63の壁を突き抜けて伸びている。キャビネット63
の壁におけるシールは、参照数字143を有するが、図9
の横搬送ベルト/レイル調節のために用いられた構成要
素108−110からなるシールと同じタイプのものである。
bに接続されている。直角駆動装置145は、駆動軸区分13
8b−cの間に接続され、その目的はプーリー/ベルト構
成146及び駆動接続装置147を介してスターホイール144
を駆動することである。駆動接続装置147は、シール143
と同じタイプのシールを介してキャビネット63の取付け
板59を突き抜けて伸びている。
て、駆動プーリー151(図5も参照)を有する直角歯車
伝達装置149に接続されている。駆動プーリー151は、上
記操作装置86を介して移動梁85を駆動するように接続さ
れており、これらは、それぞれシール143と同様のシー
ルを介して取付け板59を突き抜けて伸びている。
ェックステーション52はサーボモーター(明瞭化のため
に図示せず)により独立して駆動され、これらは主駆動
モーター131に同期するように操作される。充填前計量
チェック装置46は駆動接続装置152を含み、充填後計量
チェック装置52は駆動接続装置153を含む。
て、プーリー/ベルト構成156を次に駆動する直角歯車
伝達装置155に接続されている。これは、次に閉栓ステ
ーション53の一部分を作動させる駆動接続装置157に接
続されている。閉栓ステーションのその他の構成要素は
独立した速度可変モーターにより駆動される。
駆動する歯車伝達装置158を介して接続されている。駆
動接続装置161は、シール143と同様のシールを介して、
構成159を排出及び外部供給ステーション54に相互関連
させる。
駆動する直角歯車伝達装置162に接続されている。駆動
接続装置164はシール及び取付け板59を突き抜けて伸
び、構成163を駆動スプロケットホイール89に接続させ
る。スプロケットホイール90は非駆動ホイールであり、
直接的な駆動装置を含まない。
れる。この調節機構は、搬送装置45の長さに関して複数
の点に設けられ、それぞれ参照数字165で表されてい
る。横方向調節を実行する作動手段は明瞭化の目的のた
めに図4には示していない。
良、即ち充填工程に直接的に必須であるこれらの構成要
素だけを滅菌領域内に配置し、大きさを大幅に小さくし
たことを強調している。機械駆動要素、ポンプ、制御装
置等を含むその他の全ての構成要素は滅菌領域の外側に
配置されている。滅菌領域内の必須の構成要素の大きさ
を有効に小さくし、汚染されていないシール技術を集中
することにより、得られた滅菌領域の大きさが大幅に小
さくなり、操作者による潜在的な汚染を排除すると同時
に、操作者が操作領域に届く距離を短くなり、定期的な
洗浄及び滅菌処理の仕事を大幅に少なくなる。
されたキャビネット63内の滅菌領域64は、蒸気及び/又
は消毒液を用いた技術により、全ての内部の構成要素を
定期的に洗浄し滅菌することができる。その結果、洗浄
領域64は、ルーム全体、すなわち、もっと大きな領域を
浄化するよりもはるかに容易い方法で、定期的基準に基
づいて、有効に滅菌され浄化される。このことは、装置
41の操作及び維持の費用を大幅に少なくする結果をもた
らす。
Claims (8)
- 【請求項1】フレーム手段、 フレーム手段により支持され、装置を隣接する位置関係
に配置された滅菌領域(64)と非滅菌領域(70)とに分
割する直立壁手段、 フレーム手段により支持され、直立壁手段と共同して前
記滅菌領域(64)の範囲を定める囲い手段(63)、 それぞれ前記滅菌領域(64)内で連続した関係に配置さ
れた操作手段を含み、関連する操作手段により前記容器
に関して所定の操作を実行する複数の操作ステーショ
ン、 前記複数の操作ステーションを通過するように前記容器
を運ぶための前記滅菌領域(64)内に配置された搬送手
段(45)、 前記複数の操作ステーションは、 (a)前記滅菌領域(64)の外側の点から前記搬送手段
に空の容器を移し換えるための第1の容器移し換え手
段、 (b)容器充填手段(47)、 (c)前記充填された容器を塞ぐ手段(53)、ここで容
器充填手段(47)及び前記充填された容器を塞ぐ手段
(53)は滅菌領域(64)内に含まれており、及び (d)前記搬送手段から前記滅菌領域(64)の外側の点
に充填された容器を移し換えるための第2の容器移し換
え手段を具備し、 それぞれ前記非滅菌領域(70)内に配置された前記搬送
手段用及び前記各操作手段用の複数の作動手段(122,12
3)、及び 前記複数の作動手段(122,123)をそれと関連する操作
手段に接続し、前記直立壁手段のシールされた開口を突
き抜けて伸びている接続手段を具備する実質的に滅菌さ
れた環境における容器充填装置。 - 【請求項2】フレーム手段、 フレーム手段により支持され、装置を隣接する位置関係
に配置された滅菌領域(64)と非滅菌領域(70)とに分
割する直立壁手段、 フレーム手段により支持され、直立壁手段と共同して前
記滅菌領域(64)の範囲を定める囲い手段(63)、 それぞれ前記滅菌領域(64)内で連続した関係に配置さ
れた操作手段を含み、関連する操作手段により前記容器
に関して所定の操作を実行する複数の操作ステーショ
ン、 前記複数の操作ステーションを通過するように前記容器
を運ぶための前記滅菌領域(64)内に少なくとも一部が
配置された搬送手段、 前記複数の操作ステーションは、 (a)前記滅菌領域(64)の外側の点から前記搬送手段
に空の容器を移し換えるための第1の容器移し換え手
段、 (b)容器充填手段(47)、 (c)前記充填された容器を塞ぐ手段(53)、及び (d)前記搬送手段から前記滅菌領域(64)の外側の点
に充填された容器を移し換えるための第2の容器移し換
え手段を具備し、 それぞれ前記非滅菌領域(70)内に配置された前記搬送
手段用及び前記各操作手段用の複数の作動手段(122,12
3)、及び 前記複数の作動手段(122,123)をそれと関連する操作
手段に接続し、前記直立壁手段のシールされた開口を突
き抜けて伸びている接続手段を具備する実質的に滅菌さ
れた環境における容器充填装置。 - 【請求項3】複数の操作手段は、充填前に、選択された
容器の重量を決定する充填前計量チェック手段(46)、
及び充填後に、前記選択された容器の重量を決定する充
填後計量チェック手段(52)をさらに具備し、充填前計
量チェック手段(46)及び充填後計量チェック手段(5
2)は滅菌領域(64)内に含まれる請求項1又は2の装
置。 - 【請求項4】搬送手段(45)は、上側及び下側の段列を
定める無端搬送ベルト手段(87)及び隙間を開けて無端
搬送ベルト手段(87)に固定された複数の容器搬送部材
(92)を具備し、容器搬送部材(92)はそれぞれ無端搬
送ベルト手段(87)の外側の面に横たわるように配置さ
れている請求項1又は2の装置。 - 【請求項5】各容器搬送部材(92)の幅は無端搬送ベル
ト手段(87)の幅と実質的に一致する請求項4の装置。 - 【請求項6】前記充填手段(47)は、前記無端搬送ベル
ト手段(87)の上に横たわるように配置された複数のノ
ズル(49)を具備する請求項1又は2の装置。 - 【請求項7】前記複数のノズル(49)用の作動手段(12
2,123)は同様の数の液体ポンプ手段(51)を具備し、
及びそれらの接続手段はそれぞれのポンプ手段(51)と
それに関連するノズル(49)とを相互に連結する複数の
液体導管を具備する請求項6の装置。 - 【請求項8】前記各操作ステーションは、前記直立壁手
段のシールされた開口を突き抜けて、前記作動手段とそ
れと関連する操作手段の間に伸びている接続手段を含む
請求項1又は2の装置。
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