JP2810987B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JP2810987B2
JP2810987B2 JP2122241A JP12224190A JP2810987B2 JP 2810987 B2 JP2810987 B2 JP 2810987B2 JP 2122241 A JP2122241 A JP 2122241A JP 12224190 A JP12224190 A JP 12224190A JP 2810987 B2 JP2810987 B2 JP 2810987B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、飲料、医薬品、酒類、ゲル化物や、気体含
有液等の流体を充填する容器や、懸吊状態に保持される
物体、例えば包装袋や冷凍肉類、さらには自由ローラ上
で搬送される箱類等固体状物体の搬送装置に関し、特に
は、無菌充填包装機における搬送装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
懸吊状態に保持された固体物の搬送には、懸吊フック
がチェーンに連結されて、チェーンの移動と共に搬送を
実現する装置が一般的に慣用されている。
この搬送手段は、被搬送物を単純に搬送するだけであ
れば問題はないが、搬送途中の定位置で被搬送物に対す
る特定の処理を施す必要のある場合には、被搬送物を正
確に位置出しした状態で搬送することが必要となってく
る。特に、被搬送物が容器である場合は、被搬送物の殺
菌処理、充填処理、密封処理等を予め定位置に設置され
た専用機器に対して正確に位置出しして停止させ、この
位置で上記処理を施す必要がある。
このように、被搬送物を正確に位置出しした状態で搬
送する場合、搬送装置とは別に専用の位置調節機構を設
けるが、このように専用の位置調節機構を設けると、搬
送設備全体の構造が複雑となると共に、その規模が大型
化して、設備経費が高くなると共に、保守管理が面倒と
なり、設置に多大なスペースを必要とする等の不都合が
ある。
この不都合を解消する従来技術としては、特開昭62−
287833号公報とか特開平1−294416号公報等がある。
特開昭62−287833号公報に示された従来技術は、供給
される被搬送物の形状に合わせて搬送経路の幅を変更可
能なレール体に懸吊状に保持された被搬送物の搬送装置
に関し、無端帯体状に張設されて走行するコンベアに、
一定間隔で板体を立設し、この板体でレール体に懸吊保
持された被搬送物を一個づつ押圧搬送する。
また、特開平1−294416号公報に示された従来技術
は、供給される被搬送物の形状に合わせて搬送経路の幅
を変更可能なレール体に懸吊状に保持された被搬送物の
搬送装置に関し、被搬送物の一部に外嵌する歯片を有す
る櫛歯板を有し、この櫛歯板を揺動アームの上端に固着
し、被搬送物を搬送する時は、歯片を被搬送物の一部に
外嵌させて櫛歯板を搬送路に沿って前進させ、被搬送物
を搬送しない時は、揺動アームを傾動させて櫛歯板を歯
片が搬送路外に離脱する位置まで変位させ、この状態で
前進移動前の位置まで後退し、次の搬送動作に備える。
〔発明が解決しようとする課題〕
搬送装置は、被搬送物に種々の処理を加える際に、各
処理機器との位置合わせを正確に達成することの他に、
各処理機器の動作を妨げない形態であること、各処理機
器の設置に位置制約を生じさせないことが望ましい。
しかしながら、特開昭62−287833号公報に示された従
来技術では、被搬送物に蓋材をシール固定するシール装
置や、被搬送物を充填包装機外へ導く排出装置等との組
合せが難しく、充填包装機全体の寸法が大きくなり、無
菌処理装置に適用すると、無菌処理容積がいたずらに大
きくなって、極めて不経済となると云う問題がある。
また、特開平1−294416号公報に示された従来技術で
は、他の処理機器との組合せが容易にかつ良好に達成で
きるのであるが、被搬送物の搬送路からの櫛歯板の退避
を、櫛歯板を搬送路の側方に移動させて達成しているの
で、この櫛歯板が退避する空間を搬送路側方に確保しな
ければならず、その分だけ無菌容積を大きくする必要が
あり、無菌処理容積が不経済であると云う問題がある。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点
を解消すべく創案されたもので、被搬送物の搬送路内か
らの櫛歯板の退避を、櫛歯板の実質的な昇降変位により
達成することを技術的課題とし、もって搬送装置が必要
とする設置スペースの容積を小さくすることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本発明の手段は、被搬送物
の一部に歯片を外嵌させ、この歯片を介して被搬送物に
搬送力を作用させる櫛歯状の櫛歯板を、起立した支持ア
ーム上端に設けた搬送体を有すること、 この搬送体を搬送方向に沿って移動させる送り装置を
有すること、 被搬送物の搬送路に対して歯片を出入りさせるべく、
搬送体の櫛歯板を支持アームに対して傾動させるか、ま
たは櫛歯板を昇降動させる出し入れ装置を有すること、 にある。
このような構成となった本発明による搬送装置は、搬
送中の被搬送物に対して殺菌処理、充填処理を行う充填
包装機に組み込まれ、有底筒形状の本体部の開口部外周
にフランジを周設した容器である被搬送物が、平行配置
された少なくとも一対のレールに懸吊状に支えられてい
るものに適用するのが有利である。
送り装置は、搬送体を搬送路に沿って一定距離で前
進、後退移動させる構成とするのが良い。
搬送体の櫛歯板を、対向した歯片間隔を変更可能であ
るように第一櫛歯板と第二櫛歯板とをスライド変位可能
に組合せて構成し、被搬送物の搬送路に対する歯片の出
入り位置を調整設定する櫛歯位置調節装置を設けるのが
良い。
出し入れ装置としては、櫛歯板を傾動可能に軸結合し
たベース板を支持アーム上端に結合し、昇降駆動される
昇降体と櫛歯板とをリンク片を介して連結することによ
り、昇降体の昇降変位に従って櫛歯板を傾動させる構成
とするか、または櫛歯板を昇降変位自在に組付けた状態
で、櫛歯板に対して横方向にスライド変位可能であるが
縦方向に不動に結合されて昇降変位する昇降体で構成す
るのが良い。
〔作用〕
搬送体の櫛歯板の歯片を被搬送物の一部に外嵌させた
状態で送り装置を駆動させると、被搬送物は、櫛歯板の
歯片間に挟持された状態で搬送路に沿って搬送される。
この送り装置の駆動により、被搬送物が設定された一定
位置まで搬送されたならば、送り装置の停止を待って出
し入れ装置を駆動させる。
出し入れ装置の駆動により、歯片を被搬送物の一部に
外嵌させていた櫛歯板が支持アームに対して傾動、また
は単独でもしくは支持アームと一体に昇降動して、被搬
送物から離脱すると共に、被搬送物の搬送路から退避す
る。
このように、搬送されて予め設定された一定位置に位
置出しされた被搬送物に対して、搬送体の櫛歯板を搬送
路外に退避させるので、この一定位置に位置出しされた
被搬送物に対する殺菌処理、充填処理、さらにはシール
処理等は、この搬送体に邪魔されることなしに実施され
る。
また、歯片の搬送路に対する出入りは、出し入れ装置
により、搬送体の櫛歯板だけを支持アームに対して傾
動、または単独でもしくは支持アームと一体に昇降動さ
せるだけで達成するので、歯片を搬送路外に退避位置さ
せるために必要とされるスペースが極めて小さいものと
なる。
本発明による搬送装置が、搬送中の被搬送物に対して
殺菌処理、充填処理、さらにはシール処理等を行う充填
包装機に組み込まれ、有底筒形状の本体部の開口部外周
にフランジを周設した容器である被搬送物を、平行配設
された少なくとも一対のレールに懸吊状を保持し、この
レールに沿って搬送する場合には、櫛歯板の歯片が外嵌
する被搬送物の一部は、レールよりも下位に位置するこ
とになり、出し入れ装置により傾動または昇降動させら
れる櫛歯板は、歯片が被搬送物の一部に外嵌した姿勢か
ら下方に傾動または下降して被搬送物から離脱して、搬
送路外に退避する。
送り装置を、搬送体を搬送路に沿って一定距離で前
進、後退移動させる構成とした場合には、被搬送物を一
定距離づつの間歇搬送することになるが、搬送体の後退
動時には、出し入れ装置の作動により、櫛歯板は、傾動
または昇降動により搬送路外に退避した状態に保持され
る。
櫛歯板を、第一櫛歯板と第二櫛歯板との組合せ構造と
し、櫛歯位置調節装置を設けた場合には、被搬送物の寸
法変更があっても、この被搬送物の変更された寸法に対
応して櫛歯位置調節装置を駆動させて、両櫛歯板を等距
離だけ反対方向に変位させることにより、一定の搬送停
止位置に対して被搬送物の中心位置を正確に対応させ、
または一方の櫛歯板だけを他方に対して一定距離だけ移
動させることにより、一定の搬送停止位置に対して被搬
送物の前端位置を正確に対応させることになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図ないし第15図に示した実施例は、第16図に示し
た無菌充填包装機に組付けるべく構成されたもので、第
16図に示した無菌充填包装機は、有底筒形状をした本体
部の開口部外周にフランジを周設した容器状の被搬送物
Aの滅菌装置10と、充填密封装置15とから構成され、滅
菌装置10は、無菌包装装置全体の駆動装置を収納して装
置全体の支持体となっている支持枠体18上に無菌チャン
バーである気密枠体19aを有し、この気密枠体19aに、被
搬送物Aを順に供給する供給体11と、過酸化水素等の殺
菌剤送入口12と、同じく殺菌を目的とする紫外線照射装
置13と、熱風供給ダクト14aおよび熱風吸出ダクト14bと
を取付けて構成されており、気密枠体19a内に水平にか
つ平行に配置された少なくとも一対の搬送用のレールR
に、供給体11から供給された被搬送物Aをそのフランジ
で懸吊状に保持させ、このレールRに保持された被搬送
物Aを、レールR直下をレールRに沿って走行すべく設
けられたエンドレスチェーンに一定間隔で起立固定され
た押し板で移動させるようにしている。
レールRに保持されて移動する被搬送物Aは、まず殺
菌剤送入口12からの殺菌剤の吹付けと引き続いての紫外
線照射装置13からの紫外線の照射とにより滅菌処理が施
され、次いで熱風吹付けにより完全に乾燥されてから充
填密封装置15に供給される。
充填密封装置15は、支持枠体18上に取付けられた無菌
チャンバーである気密枠体19bを有し、この気密枠体19b
に、被搬送物A内に内容物を充填する充填機16と、蓋体
を滅菌してから被搬送物Aに供給する蓋体滅菌装置17
と、蓋体を被搬送物A開口面に密に溶着するシール部と
を取付けると共に、気密枠体19b内に、レールRと組合
さった本発明の搬送装置1と、蓋体滅菌装置17から供給
される蓋体に対する被搬送物Aの位置出しおよび被搬送
物Aの姿勢規制を達成するための第1の位置出し部と、
蓋体を被搬送物Aに溶着固定する際、シール部に対する
被搬送物Aと蓋体との組合せ物の位置出しおよび姿勢規
制を達成し、溶着固定のためのシール部からの押圧力を
受け止める第2の位置出し部とが配置されて構成されて
いる。
滅菌装置10から搬入された被搬送物Aは、レールRに
懸吊状に保持されて搬送装置1により充填機16直下に搬
送され、この充填機16により無菌状態の内容物を充填す
る。内容物を充填した被搬送物Aは、さらに蓋体滅菌装
置17の直下に移動させられ、ここで第1の位置出し部に
より位置出しおよび一定姿勢に規制された状態で蓋体滅
菌装置17から蓋体を供給されると同時に、この蓋体を被
搬送物Aに仮止めする。蓋体を開口部に仮止めした被搬
送物Aは、次いでシール部直下に搬送され、ここで第2
の位置出し部により、その位置出しと姿勢規制されると
共に、その蓋体の溶着ランドであるフランジを下方から
支持してシール部による蓋体の密閉溶着が達成され、気
密枠体19b外に搬出される。
充填密封装置15に組付けられた搬送装置1(第1図参
照)は、レールRに懸吊状に支持された被搬送物Aの本
体部に搬送のための押圧力を作用させる歯片20aを有す
る搬送体2と、この搬送体2をレールRが形成する被搬
送物Aの搬送路に沿って一定距離で往復移動させる送り
装置3と、搬送体2の歯片20aを搬送路に対して出入り
させる出し入れ装置4と、歯片20aの搬送路に対する出
入り位置を調整する櫛歯位置調節装置6とから構成され
ている。
搬送体2(第2図、第3図そして第15図参照)は、細
長直線板状の頭部板20bに多数の歯片20aを一定間隔で一
体に設けた櫛歯板20と、不動部である支持枠体18に対し
て取付けられた直線棒状の作動軸25にその基端を固定す
ると共に、上端に櫛歯板20を結合した複数の支持アーム
22と、基端を櫛歯位置調節装置6に固定し、上端に櫛歯
板20を結合した固定支持アーム22′とから構成されてい
る。
支持アーム22の上端に取付けフランジ23を介して係合
結合された櫛歯板20は、同じ構造をした第一櫛歯板201
と第二櫛歯板202とを、相互に搬送路に沿ってスランド
変位可能に結合した状態で重合わせて構成されている。
この第一櫛歯板201と第二櫛歯板202とのスライド変位可
能な結合は、頭部板20bに搬送路に沿ったスライド長孔2
0cを開設し、このスライド長孔20cに係合ピン21を係合
させることにより達成している。
作動軸25は、支持枠体18の支持枠壁18′に基端を固定
すると共に、その途中を気密枠壁19′にシールした多数
の固定柱片27の上端に固定されたスライド軸受26に軸心
方向にスライド可能に組付け(第12図参照)られてお
り、この作動軸25に各支持アーム22の下端が固定軸受24
により不動に固定されている。すなわち、支持アーム22
は、作動軸25と一体に搬送路に沿って移動するのであ
る。
上端に一方の櫛歯板20を搬送路に沿って変位不能に結
合した固定支持アーム22′は、その下端に設けた固定フ
ランジ23′(第15図参照)により櫛歯位置調節装置6の
慴動軸受70に固定されており、この慴動軸受70の作動軸
25に対する軸心方向への変位により櫛歯板20の搬送路に
対する出入り位置を変更するようにしている。
送り装置3(第4図と第5図参照)は、図示省略した
駆動源により一定中心角で回動駆動され、支持枠壁18′
に支持軸受33により支持され、かつ気密枠壁19′を密閉
軸受34によりシールされた状態で突き抜けた駆動軸32の
先端に横方向に延びた回動アーム35を固定し、この回動
アーム35の先端に二組の対となった押圧ローラ38を回転
自在に取付けた取付け板37を取付け軸36により回動自在
に組付け、両端で平行に配設された両作動軸25間に架設
状に組付けられ、その組付き部分である両端を固定金具
31により作動軸25に回動変位自在ではあるが軸方向への
変位不能に組付けられた平板状の受け板30を、対となっ
た押圧ローラ38間に位置させて構成されている。この送
り装置3は、駆動軸32の一定中心角の回動により押圧ロ
ーラ38を介して受け板30に押圧力を作用させ、この押圧
力の作用により受け板30を作動軸25と一体に作動軸25の
軸心方向に沿って、すなわち搬送路に沿って移動させ
る。
出し入れ装置4は、櫛歯板20を支持アーム22に対して
傾動させる構成の場合と、櫛歯板20を昇降動させる構成
の場合とがある。
第6図ないし第8図図示実施例は、櫛歯板20を支持ア
ーム22に対して傾動させる場合の構成例を示し、第一お
よび第二の櫛歯板20に対応して二枚の平板状となったベ
ース体40を、支持アーム22の上端に固定された取付けフ
ランジ23上に、長手方向に沿って長く開設されたガイド
孔50に取付けフランジ23に立設されたガイドピン49を遊
合させることにより搬送方向に沿ってスライド変位可能
に重合組付けし、このベース体40の側縁に対応する櫛歯
板20の頭部板20bを蝶番構造の結合軸47を介して傾動可
能に結合している。下位の櫛歯板20の頭部板20b下面に
固着されたブラケット43にはリンク片44の上端が結合ピ
ン45で軸止されており、このリンク片44の下端は、昇降
体41の上端の連結軸46にスライド自在に結合されてい
る。昇降体41は、支持枠壁18′および気密枠壁19′を突
き抜けて気密に固定された円筒状のガイド筒42に気密な
状態で昇降スライド変位自在に挿入組付けされ、下端を
支持枠体18内に設けられた昇降駆動体(図示省略)に連
結されており、上端に固定した連結金具48の起立して対
向したフランジ間に連結軸46を架設状に横設している。
連結金具48に横設された連結軸46の長さは、容器Aをレ
ールRに沿って間歇搬送する送り装置3の一回の搬送距
離(第7図参照)よりも大きい。
上位のベース体40と櫛歯板20とを蝶番結合する結合軸
47は、そのベース体40との結合を、ベース体40に立設さ
れたピンとこのピンが遊合する長孔(第8図参照)で達
成し、もって両櫛歯板20の傾動を下位の結合軸47を中心
として安定して達成できるようにしている。
それゆえ、送り装置3作動時には、リンク片44が連結
軸46に対してスライド変位して両櫛歯板20と一体に移動
し、昇降体41の昇降動作時には、昇降体41の昇降変位
を、連結軸46からリンク片44を介して両櫛歯板20に伝達
し、この両櫛歯板20を結合軸47を中心に傾動変位させ
て、歯片20aの搬送路からの出入りを達成する。
なお、櫛歯板20の長さが大きい場合は、出し入れ装置
4を複数個設けるのが良い。
第9図ないし第11図図示実施例は、櫛歯板20を昇降変
位させる場合の構成例を示し、この出し入れ装置4と組
合せられる搬送体2は、その支持アーム22を、固定軸受
24を介して作動軸25に対して昇降変位可能に組付けてい
る。
支持枠体18内の昇降駆動体により昇降操作される昇降
体41は、支持枠壁18′および気密枠壁19′を気密に突き
抜けて固定されたガイド筒42に昇降スライド可能に組付
けられており、その上端にベース体40を固定している。
ベース体40には搬送方向に沿って延びた直線丸棒状の連
結バー51が取付けられており、この連結バー51は、搬送
体2の取付けフランジ23にスライド変位自在に連結され
ている。
それゆえ、送り装置3作動時には、搬送体2はその取
付けフランジ23を連結バー51に対してスライド移動させ
て、搬送路に沿った前進および後退を行い、昇降体41の
昇降動作時には、連結バー51で支えられた状態で、支持
アーム22が固定軸受24に対して昇降スライドして、歯片
20aの搬送路からの出入りを達成する。
なお、櫛歯板20を昇降変位させて歯片20aの搬送路に
対する出入りを達成させる出し入れ装置4の場合、櫛歯
位置調節装置6の慴動軸受70に対する固定支持アーム2
2′の組付けは、固定軸受24に対する支持アーム22の組
付けと同様に、固定支持アーム22′は慴動軸受70に対し
て昇降スライド自在に組付けられている。また、櫛歯板
20の長さが大きい場合は、出し入れ装置4を複数個設け
るのが良い。
櫛歯位置調節装置6(第13図、第14図そして第15図参
照)は、両作動軸25に回動変位可能ではあるがスライド
変位不能であるように取付け部71で組付け金具72により
組付けられた取付けプレート61に駆動源としてのエアモ
ータ60を取付け、このエアモータ60の出力軸に結合され
軸カバー62内に収納された回転軸片63の先端に駆動ギャ
64を固定し、取付けプレート61に回転自在であるがスラ
イド変位不能に組付け軸受73により組付けられたネジ軸
66の一端に固定された従動ギャ65を駆動ギャ64に噛み合
わせ、ネジ軸66の両端に形成された逆ネジ構造のネジ部
67に螺合したナット片68に中央を不動に固定した連結腕
69の両端を、両作動軸25に軸心方向へのスライド変位可
能であるが回動変位不能に組付け固定された慴動軸受70
に連結して構成されている。慴動軸受70には、第15図に
示すように、搬送体2の固定支持アーム22′が固定フラ
ンジ23′により不動に固定されている。エアモータ60の
駆動によりネジ軸66が回転すると、このネジ軸66の回転
によりネジ部67に螺合しているナット片68が相互に反対
方向に移動し、このナット片68と連結腕69を介して結合
されている慴動軸受70が作動軸25に沿ってスライドする
ので、この慴動軸受70に固定支持アーム22′を介して連
結された櫛歯板20が搬送路に沿って変位する。
被搬送物Aの形状または寸法が変更となって、被搬送
物Aの本体部の搬送路に沿った幅が変化した場合、例え
ば小さくなった場合には、両慴動軸受70を相互に接近す
る方向にエアモータ60を駆動させることにより、対向し
た第一櫛歯板201の歯片20aと第二櫛歯板202の歯片20aと
を接近変位させて両歯片20a間隔を減少させ、もって両
歯片20a間に挟持された状態で搬送される被搬送物Aの
中心位置が常に一定の停止位置に停止するようにしてい
る。
〔発明の効果〕
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示
す効果を奏する。
櫛歯板の支持アームに対する傾動、または櫛歯板の昇
降動だけで、櫛歯板の搬送路に対する出入りを達成する
ので、櫛歯板を搬送路外への退避姿勢を保持するのに必
要とするスペースが充分に小さくなり、これにより搬送
装置全体が占める空間スペースを大幅に小さくすること
ができ、もって搬送装置全体を狭いスペース内に支障な
く組み込むことができる。
無菌充填機に組み込んだ場合には、無菌充填機内に形
成維持される無菌雰囲気の容積を大幅に縮小することが
できるので、殺菌剤の必要量や無菌空気の必要量を充分
に少なくすることができ、もって無菌充填機の運転経費
の大幅な削減を達成できる。
櫛歯板の搬送路に対する出入りを、櫛歯板の支持アー
ムに対する傾動、または櫛歯板の昇降動だけで達成する
ので、出し入れ装置の構成を簡単なものとすることがで
きると共に、その動作も単純なものとすることができ、
もって搬送装置全体の構成および操作が簡単となる。
搬送装置全体の設置スペースを充分に小さくできるの
で、被搬送物の保管または待機スペースと充分に隣接し
て搬送装置を設置でき、もって無駄なスペースを生じる
ことなしに、効率の良い搬送動作を発揮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、被搬送物を懸吊状に保持したレールと組合わ
さった本発明による搬送装置の一実施例を示す全体側面
図である。 第2図は、一対の櫛歯板の組合せ物の一実施例を示す平
面図である。 第3図は、一対の櫛歯板の組合せ物の他の実施例を示す
支持アームに組付けられた状態の部分外観斜視図であ
る。 第4図および第5図は、送り装置の構成例を示すもの
で、第4図は一部破断した正面図、第5図は一部破断し
た平面図である。 第6図ないし第8図は、櫛歯板を傾動させて歯片を搬送
路に対して出入りさせる出し入れ装置の構成例を示すも
ので、第6図は正面図、第7図は側面図、そして第8図
は平面図である。 第9図ないし第11図は、櫛歯板を昇降動させて歯片を搬
送路に対して出入りさせる出し入れ装置の構成例を示す
もので、第9図は正面図、第10図は側面図、第11図は平
面図である。 第12図は、搬送体の作動軸の組付け構成例を示すもの
で、第12図(a)は平面図、第12図(b)は一部破断し
た側面図である。 第13図ないし第15図は、櫛歯位置調節装置の構成例を示
すもので、第13図は一部破断した側面図、第14図は平面
図、第15図は一部破断した正面図である。 第16図は、本発明装置が組付けられる無菌充填包装装置
の一例を示す全体側面図である。 符号の説明 1;搬送装置、2;搬送体、20;櫛歯板、201;第一櫛歯板、2
02;第二櫛歯板、20a;歯片、20b;頭部板、20c;スライド
長孔、21;係合ピン、22;支持アーム、22′;固定支持ア
ーム、23;取付けフランジ、23′;固定フランジ、24;固
定軸受、25;作動軸、26;スライド軸受、27;固定柱片、
3;送り装置、30;受け板、31;固定金具、32;駆動軸、33;
支持軸受、34;密閉軸受、35;回動アーム、36;取付け
軸、37;取付け板、38;押圧ローラ、4;出し入れ装置、4
0;ベース体、41;昇降体、42;ガイド筒、43;ブラケッ
ト、44;リンク片、45;結合ピン、46;連結軸、47;結合
軸、48;連結金具、49;ガイドピン、50;ガイド孔、51;連
結バー、6;櫛歯位置調節装置、60;エアモータ、61;取付
けプレート、62;軸カバー、63;回転軸片、64;駆動ギ
ャ、65;従動ギャ、66;ネジ軸、67;ネジ部、68;ナット
片、69;連結腕、70;慴動軸受、71;取付け部、72;組付け
金具、73;組付け軸受、10;滅菌装置、11;供給体、12;殺
菌剤送入口、13;紫外線照射装置、14a;熱風供給ダク
ト、14b;熱風吸出ダクト、15;充填密封装置、16;充填
機、17;蓋体滅菌装置、18;支持枠体、18′;支持枠壁、
19a;19b;気密枠体、19′;気密枠壁、A;被搬送物、R;レ
ール。
フロントページの続き (72)発明者 茂木 克之 神奈川県伊勢原市三ノ宮380 株式会社 吉野工業所神奈川工場内 (72)発明者 花田 正 神奈川県伊勢原市三ノ宮380 株式会社 吉野工業所神奈川工場内 (56)参考文献 特開 平1−294416(JP,A) 特開 平1−156216(JP,A) 実開 昭62−105920(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 25/00 - 25/12 B65B 55/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平に平行配置された少なくとも一対のレ
    ールに、本体部の開口部外周に周設したフランジで懸吊
    状に支えられた被搬送物を、前記レールが形成する搬送
    路に沿って一定距離づつ間歇搬送する搬送装置であっ
    て、前記被搬送物の一部に歯片を外嵌させ、該歯片を介
    して前記被搬送物に搬送力を作用させる櫛歯状の櫛歯板
    を、対向した前記歯片間隔を変更可能であるように第一
    櫛歯板と第二櫛歯板とをスライド変位可能に組合せて構
    成し、該櫛歯板を前記レール直下の起立した支持アーム
    上端に設けた搬送体と、該搬送体を前記搬送路に沿って
    一定距離で前進・後退移動させる送り装置と、前記搬送
    路に対して前記歯片を出入りさせるべく、前記搬送体の
    櫛歯板を支持アームに対して傾動させる出し入れ装置
    と、前記搬送路に対する搬送方向に沿った前記歯片の出
    入り位置を調整設定する櫛歯位置調節位置と、から成る
    搬送装置。
  2. 【請求項2】水平に平行配置された少なくとも一対のレ
    ールに、本体部の開口部外周に周設したフランジで懸吊
    状に支えられた被搬送物を、前記レールが形成する搬送
    路に沿って一定距離づつ間歇搬送する搬送装置であっ
    て、前記被搬送物の一部に歯片を外嵌させ、該歯片を介
    して前記被搬送物に搬送力を作用させる櫛歯状の櫛歯板
    を、対向した前記歯片間隔を変更可能であるように第一
    櫛歯板と第二櫛歯板とをスライド変位可能に組合せて構
    成し、該櫛歯板を前記レール直下の起立した支持アーム
    上端に設けた搬送体と、該搬送体を前記搬送路に沿って
    一定距離で前進・後退移動させる送り装置と、前記搬送
    路に対して前記歯片を出入りさせるべく、前記搬送体の
    櫛歯板を昇降動させる出し入れ装置と、前記搬送路に対
    する搬送方向に沿った前記歯片の出入り位置を調整設定
    する櫛歯位置調節装置と、から成る搬送装置。
  3. 【請求項3】出し入れ装置を、櫛歯板を傾動可能に軸結
    合したベース体を支持アーム上端に結合し、レールの下
    方で昇降駆動される昇降体と前記櫛歯板とをリンク片を
    介して連結することにより、前記昇降体の昇降変位に従
    って前記櫛歯板を傾動させる構成とした請求項1記載の
    搬送装置。
  4. 【請求項4】出し入れ装置を、昇降変位可能に組付けら
    れた櫛歯板に対して、レールの下方で昇降駆動される昇
    降体を、搬送路に沿ってスライド変位可能であるが、昇
    降方向に不動に結合して構成した請求項2記載の搬送装
    置。
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