JP3255620B2 - 建築用基礎型枠装置 - Google Patents
建築用基礎型枠装置Info
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- JP3255620B2 JP3255620B2 JP13937899A JP13937899A JP3255620B2 JP 3255620 B2 JP3255620 B2 JP 3255620B2 JP 13937899 A JP13937899 A JP 13937899A JP 13937899 A JP13937899 A JP 13937899A JP 3255620 B2 JP3255620 B2 JP 3255620B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート材を打
設凝固して主として一般住宅におけるいわゆる布基礎と
なる基礎構造を構築施工するに際し、その基礎型枠体を
も基礎の一構成部材としてそのまま組立設置して使用す
るものとし、現場での作業性に優れ、また極めて堅牢で
ある基礎が得られるようにした建築用基礎型枠装置に関
する。
設凝固して主として一般住宅におけるいわゆる布基礎と
なる基礎構造を構築施工するに際し、その基礎型枠体を
も基礎の一構成部材としてそのまま組立設置して使用す
るものとし、現場での作業性に優れ、また極めて堅牢で
ある基礎が得られるようにした建築用基礎型枠装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から主として一般住宅における基礎
の構築は、縄張り後の基礎の設置形態に対応した根切
り、割栗石の投入、踏み固め等を行なった後の根切り部
に型枠を構枠設置し、コンクリート材を投入充填し、そ
の凝固後に型枠を取り外すことで構成している。またそ
の基礎構造として、上部の建屋部分の多大な荷重等を十
分に支持すべく下部に幅広なフーチン部を、上部に幅狭
な立ち上り部を夫々一体構造として形成する。
の構築は、縄張り後の基礎の設置形態に対応した根切
り、割栗石の投入、踏み固め等を行なった後の根切り部
に型枠を構枠設置し、コンクリート材を投入充填し、そ
の凝固後に型枠を取り外すことで構成している。またそ
の基礎構造として、上部の建屋部分の多大な荷重等を十
分に支持すべく下部に幅広なフーチン部を、上部に幅狭
な立ち上り部を夫々一体構造として形成する。
【0003】こうした従来の基礎の構築に際し、コンク
リート材の凝固での型枠材の取り外しは面倒であるばか
りでなく、その型枠材も通常は使い捨てにされることが
多いから資源的な無駄が指摘されている。これを解消す
べく、近時は発泡合成樹脂材製の型枠体を形成し、その
発泡合成樹脂材製型枠体にて構枠設置後では使用した型
枠体を取り外さずにそのまま埋め込むものとする発泡合
成樹脂材製型枠体埋込工法によることが提案されてい
る。
リート材の凝固での型枠材の取り外しは面倒であるばか
りでなく、その型枠材も通常は使い捨てにされることが
多いから資源的な無駄が指摘されている。これを解消す
べく、近時は発泡合成樹脂材製の型枠体を形成し、その
発泡合成樹脂材製型枠体にて構枠設置後では使用した型
枠体を取り外さずにそのまま埋め込むものとする発泡合
成樹脂材製型枠体埋込工法によることが提案されてい
る。
【0004】すなわち発泡合成樹脂材製の左右対称の型
枠体相互を適当なジョイント手段を介して所定間隔を隔
てて根切り部上に立枠構成してコンクリート材を打設す
るのであり、従来から例えば特開平6‐41981号公
報、特開平8−177057号公報、特開平8−209
714号公報、特開平9−13390号公報、特開平1
0‐37210号公報、特開平11−29939号公報
等として提案されている。またそのジョイント手段自体
をも発泡合成樹脂材にて一体的に形成したものとして、
例えば特開平7−119229号公報、特開平8−68
135号公報、特開平8−312037号公報、特開平
9−217360号公報、特開平10‐37356号公
報等が提案されている。
枠体相互を適当なジョイント手段を介して所定間隔を隔
てて根切り部上に立枠構成してコンクリート材を打設す
るのであり、従来から例えば特開平6‐41981号公
報、特開平8−177057号公報、特開平8−209
714号公報、特開平9−13390号公報、特開平1
0‐37210号公報、特開平11−29939号公報
等として提案されている。またそのジョイント手段自体
をも発泡合成樹脂材にて一体的に形成したものとして、
例えば特開平7−119229号公報、特開平8−68
135号公報、特開平8−312037号公報、特開平
9−217360号公報、特開平10‐37356号公
報等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ただ以上のような従来
提案されている発泡合成樹脂材製型枠体埋込工法に使用
される型枠体自体は軽量であるから、その取り扱いが容
易である利点が得られるも、コンクリート材の打設時に
生じるコンクリート材の重量、打設圧力等によって型枠
体が根切り部面から浮き上がってしまう。また合成樹脂
材製のジョイント手段で側枠部相互を結合していてもコ
ンクリート材の打設圧力等は相当に大きいから、ジョイ
ント手段の破損、離脱その他によって側枠部相互間の結
合が解体、分離されることもあった。
提案されている発泡合成樹脂材製型枠体埋込工法に使用
される型枠体自体は軽量であるから、その取り扱いが容
易である利点が得られるも、コンクリート材の打設時に
生じるコンクリート材の重量、打設圧力等によって型枠
体が根切り部面から浮き上がってしまう。また合成樹脂
材製のジョイント手段で側枠部相互を結合していてもコ
ンクリート材の打設圧力等は相当に大きいから、ジョイ
ント手段の破損、離脱その他によって側枠部相互間の結
合が解体、分離されることもあった。
【0006】そればかりでなくコンクリート材の凝固後
に行なわれる型枠体表面に対する例えばモルタル化粧仕
上げに際し、その付着性は十分でないためにその後に化
粧モルタル材が剥落したり、ひび割れ等のクラックが生
じたりして体裁が非常に悪くなる。
に行なわれる型枠体表面に対する例えばモルタル化粧仕
上げに際し、その付着性は十分でないためにその後に化
粧モルタル材が剥落したり、ひび割れ等のクラックが生
じたりして体裁が非常に悪くなる。
【0007】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、構枠施工後のコンクリー
ト材の投入充填に際し、その重量、打設圧力等によって
も根切り部面から浮き上がることもなく、相互に結合さ
れた部材同士の組立形態をしっかり維持して安定した設
置状態を実現し、また化粧仕上げ材であるモルタル材の
付着安定性の向上によって剥落、ひび割れ等も生じさせ
ないと共に、現場での作業性も良好な建築用基礎型枠装
置を提供することを目的とする。
事情に鑑み創出されたもので、構枠施工後のコンクリー
ト材の投入充填に際し、その重量、打設圧力等によって
も根切り部面から浮き上がることもなく、相互に結合さ
れた部材同士の組立形態をしっかり維持して安定した設
置状態を実現し、また化粧仕上げ材であるモルタル材の
付着安定性の向上によって剥落、ひび割れ等も生じさせ
ないと共に、現場での作業性も良好な建築用基礎型枠装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため本発明にあっては、根切り部B面上に載置される上
方開口の筐体状の発泡合成樹脂材製のフーチン型枠体
1,21,26と、このフーチン型枠体1,21,26
の左右側部の上部に嵌め合い手段4を介して連繋結合さ
れ、相互に所定の間隔を隔てて相対峙状に配される補強
された発泡合成樹脂材製の左右の立ち上り型枠体5,1
5と、左右の立ち上り型枠体5,15相互を連繋するジ
ョイント手段10とから成るものである。フーチン型枠
体21は、底部幅員と同幅にしてある上方開口の溝形状
のフーチン筐体部23と、このフーチン筐体部23にお
ける左右側部上に相対峙状にして連繋結合され、フーチ
ン筐体部23の上部開口部の幅員に比し上方に至るに伴
ない次第に幅狭となって、正面から見てほぼ傾斜してい
るフーチン傾斜側体部24と、フーチン筐体部23、フ
ーチン傾斜側体部24相互の連繋結合面に、強制的に嵌
め合うように先端が幅広な係止端を備えている凹凸状の
嵌め合い手段25とから成るものとできる。フーチン型
枠体26は、構築すべきフーチン部の幅員とほぼ同幅の
帯板状に形成した底部のフーチンベース部27の左右両
側縁部に、下部では相互にほぼ平行で、上部では上方に
至るに伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が
幅狭となるよう傾斜している側部のフーチンサイド部2
8を嵌め合い手段29を介して相対峙状に立設連繋して
成り、嵌め合い手段29は、強制的に嵌め合うように先
端が幅広な係止端を備えている凹凸状にしてある。更に
嵌め合い手段29は、フーチンベース部27の左右両側
縁部に先端が幅広な係止端となって形成された突状の嵌
め合い突部29Bと、この嵌め合い突部29Bに強制的
に嵌め合うようにしてフーチンサイド部28の下部下面
に断面でほぼT字形にして形成された嵌め合い溝29A
とから成るものとできる。また根切り部B面上に所定の
間隔を隔てて相対峙状にして載置される発泡合成樹脂材
製の左右のフーチン側枠板32,42,52,62,7
2,82,92,102,112相互をフーチンジョイ
ント手段35,45,55,65,75,85,95,
105,115によって連繋して成るフーチン型枠体3
1,41,51,61,71,81,91,101,1
11と、フーチン側枠板32…夫々の上部に嵌め合い手
段4を介して連繋結合され、相互に所定の間隔を隔てて
相対峙状に配される補強された発泡合成樹脂材製の左右
の立ち上り型枠体5,15と、フーチン型枠体(1,2
1,26)31…の左右側部相互、左右の立ち上り型枠
体5…相互の少なくともいずれか一方を連繋するジョイ
ント手段10とから成る。第1のフーチンジョイント手
段35は、フーチン側枠板32の底部に突設形成された
係止部33に噛み合い状に係止する噛み合い部36を両
端部に有しており、第2のフーチンジョイント手段45
は、フーチン側枠板42の底部に突設形成された係止部
43に噛み合う噛み合い部46と、同じくフーチン側枠
板42の底部側面に凹設形成された係止溝44に嵌まり
込む係止突部47とを両端部に有しており、第3のフー
チンジョイント手段55,65は、左右のフーチン側枠
板52,62の底部下面に形成した係止溝53,63に
内封状に係止する断面でほぼL字形の係止部56,66
を両端部に有しており、第4のフーチンジョイント手段
75は、フーチン側枠板72の底部側面に突設形成され
た係止部73に三角山形状で噛み合う噛み合い部76
と、同じくフーチン側枠板72の底部側面に凹設形成さ
れた係止溝74に嵌まり込む係止突部77を両端部に有
しており、第5のフーチンジョイント手段85は、フー
チン側枠板82の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝86を両
端部上面に凹設形成すると共に、フーチン側枠板82の
底部外側面に凹設形成した係止溝84に嵌まり込む係止
突部87を嵌め入れ溝86内側面に凹設形成してある。
更に第6のフーチンジョイント手段95は、フーチン側
枠板92の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝96を両端部上
面に凹設形成すると共に、この嵌め入れ溝96の奥底部
に先端が幅広な係止端となって形成された突状の噛み合
い突部97にフーチン側枠板92の底部下面を強制的に
噛み合わせるようにする。また第7のフーチンジョイン
ト手段105,115は、フーチン側枠板102,11
2の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝106,116を両端
部上面に凹設形成すると共に、フーチン側枠板102,
112の底部、フーチンジョイント手段105,115
自体の両者相互間を連繋片107,117によって跨り
状に係止するようにする。またジョイント手段10は、
相対峙して配置された立ち上り型枠体5夫々においての
嵌め合い手段4部位に端部が係止されるよう、端部自体
をL字形に折曲した正面から見て下向き開口のほぼ溝形
状を呈し、またこのジョイント手段10には、組立使用
時において内部に配筋される縦鉄筋8、横鉄筋9夫々を
位置決め固定させる固定手段11を形成し、この固定手
段11はジョイント手段10本体部分にその一方の側縁
から開口部が狭く、奥部が広くなっている凸字形の縦鉄
筋挿入部12を切欠形成すると共にジョイント手段10
本体部分に横鉄筋固定バンド14が挿入される横鉄筋固
定孔13を開穿して成るものとできる。そしてまた立ち
上り型枠体(5)15夫々は、構築される基礎の少なく
なとも外表面となるその表裏面のいずれかに充填溝16
を、例えば鉛直方向あるいは水平方向に沿って複数列に
して、あるいは格子状にして、規則的あるいは不規則的
に配列して形成する。
ため本発明にあっては、根切り部B面上に載置される上
方開口の筐体状の発泡合成樹脂材製のフーチン型枠体
1,21,26と、このフーチン型枠体1,21,26
の左右側部の上部に嵌め合い手段4を介して連繋結合さ
れ、相互に所定の間隔を隔てて相対峙状に配される補強
された発泡合成樹脂材製の左右の立ち上り型枠体5,1
5と、左右の立ち上り型枠体5,15相互を連繋するジ
ョイント手段10とから成るものである。フーチン型枠
体21は、底部幅員と同幅にしてある上方開口の溝形状
のフーチン筐体部23と、このフーチン筐体部23にお
ける左右側部上に相対峙状にして連繋結合され、フーチ
ン筐体部23の上部開口部の幅員に比し上方に至るに伴
ない次第に幅狭となって、正面から見てほぼ傾斜してい
るフーチン傾斜側体部24と、フーチン筐体部23、フ
ーチン傾斜側体部24相互の連繋結合面に、強制的に嵌
め合うように先端が幅広な係止端を備えている凹凸状の
嵌め合い手段25とから成るものとできる。フーチン型
枠体26は、構築すべきフーチン部の幅員とほぼ同幅の
帯板状に形成した底部のフーチンベース部27の左右両
側縁部に、下部では相互にほぼ平行で、上部では上方に
至るに伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が
幅狭となるよう傾斜している側部のフーチンサイド部2
8を嵌め合い手段29を介して相対峙状に立設連繋して
成り、嵌め合い手段29は、強制的に嵌め合うように先
端が幅広な係止端を備えている凹凸状にしてある。更に
嵌め合い手段29は、フーチンベース部27の左右両側
縁部に先端が幅広な係止端となって形成された突状の嵌
め合い突部29Bと、この嵌め合い突部29Bに強制的
に嵌め合うようにしてフーチンサイド部28の下部下面
に断面でほぼT字形にして形成された嵌め合い溝29A
とから成るものとできる。また根切り部B面上に所定の
間隔を隔てて相対峙状にして載置される発泡合成樹脂材
製の左右のフーチン側枠板32,42,52,62,7
2,82,92,102,112相互をフーチンジョイ
ント手段35,45,55,65,75,85,95,
105,115によって連繋して成るフーチン型枠体3
1,41,51,61,71,81,91,101,1
11と、フーチン側枠板32…夫々の上部に嵌め合い手
段4を介して連繋結合され、相互に所定の間隔を隔てて
相対峙状に配される補強された発泡合成樹脂材製の左右
の立ち上り型枠体5,15と、フーチン型枠体(1,2
1,26)31…の左右側部相互、左右の立ち上り型枠
体5…相互の少なくともいずれか一方を連繋するジョイ
ント手段10とから成る。第1のフーチンジョイント手
段35は、フーチン側枠板32の底部に突設形成された
係止部33に噛み合い状に係止する噛み合い部36を両
端部に有しており、第2のフーチンジョイント手段45
は、フーチン側枠板42の底部に突設形成された係止部
43に噛み合う噛み合い部46と、同じくフーチン側枠
板42の底部側面に凹設形成された係止溝44に嵌まり
込む係止突部47とを両端部に有しており、第3のフー
チンジョイント手段55,65は、左右のフーチン側枠
板52,62の底部下面に形成した係止溝53,63に
内封状に係止する断面でほぼL字形の係止部56,66
を両端部に有しており、第4のフーチンジョイント手段
75は、フーチン側枠板72の底部側面に突設形成され
た係止部73に三角山形状で噛み合う噛み合い部76
と、同じくフーチン側枠板72の底部側面に凹設形成さ
れた係止溝74に嵌まり込む係止突部77を両端部に有
しており、第5のフーチンジョイント手段85は、フー
チン側枠板82の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝86を両
端部上面に凹設形成すると共に、フーチン側枠板82の
底部外側面に凹設形成した係止溝84に嵌まり込む係止
突部87を嵌め入れ溝86内側面に凹設形成してある。
更に第6のフーチンジョイント手段95は、フーチン側
枠板92の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝96を両端部上
面に凹設形成すると共に、この嵌め入れ溝96の奥底部
に先端が幅広な係止端となって形成された突状の噛み合
い突部97にフーチン側枠板92の底部下面を強制的に
噛み合わせるようにする。また第7のフーチンジョイン
ト手段105,115は、フーチン側枠板102,11
2の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝106,116を両端
部上面に凹設形成すると共に、フーチン側枠板102,
112の底部、フーチンジョイント手段105,115
自体の両者相互間を連繋片107,117によって跨り
状に係止するようにする。またジョイント手段10は、
相対峙して配置された立ち上り型枠体5夫々においての
嵌め合い手段4部位に端部が係止されるよう、端部自体
をL字形に折曲した正面から見て下向き開口のほぼ溝形
状を呈し、またこのジョイント手段10には、組立使用
時において内部に配筋される縦鉄筋8、横鉄筋9夫々を
位置決め固定させる固定手段11を形成し、この固定手
段11はジョイント手段10本体部分にその一方の側縁
から開口部が狭く、奥部が広くなっている凸字形の縦鉄
筋挿入部12を切欠形成すると共にジョイント手段10
本体部分に横鉄筋固定バンド14が挿入される横鉄筋固
定孔13を開穿して成るものとできる。そしてまた立ち
上り型枠体(5)15夫々は、構築される基礎の少なく
なとも外表面となるその表裏面のいずれかに充填溝16
を、例えば鉛直方向あるいは水平方向に沿って複数列に
して、あるいは格子状にして、規則的あるいは不規則的
に配列して形成する。
【0009】以上のように構成された本発明に係る建築
用基礎型枠装置にあって、根切り部B上面で構枠された
筐体状のフーチン型枠体1,21,26,31,41,
51,61,71,81,61,101,111内、更
に相対峙した左右の立ち上り型枠体5,15内夫々に投
入充填されたコンクリート材Cの凝固後では、それらが
そのまま基礎構造を構成させ、コンクリート材Cの凝固
後での表面仕上げ等によって美麗な基礎を得させる。筐
体状のフーチン型枠体1,21,26内でコンクリート
材Cが投入充填されるとき、その打設圧力その他によっ
てこれ自体が根切り部B面から浮き上がることがなく、
根切り部B面上でそのまま載置された状態で配置構成さ
せる。補強された左右の立ち上り型枠体5…は相互間に
投入充填されるコンクリート材Cの重量、衝撃、打設圧
力その他によっても歪形されることなく、ジョイント手
段10と共に構枠時に設定された間隔を維持させる。フ
ーチン型枠体21におけるフーチン筐体部23とフーチ
ン傾斜側体部24とを連繋結合する嵌め合い手段25、
フーチン型枠体26におけるフーチンベース部27とフ
ーチンサイド部28とを連繋結合する凹凸状の嵌め合い
手段29夫々は、幅広な係止端によって強制的な嵌め合
い構造とさせることで、嵌め合い作業を簡素化させ、フ
ーチン型枠体21,26夫々内に打設されるコンクリー
ト材Cによっても分離、解体させない。相対峙状に分離
して根切り部B面上に載置される左右のフーチン側枠板
32,42,52,62,72,82,92,102,
112相互をフーチンジョイント手段35,45,5
5,65,75,85,95,105,115を介して
連繋して成るフーチン型枠体31,41,51,61,
71,81,91,101,111において、そのフー
チンジョイント手段35…は左右のフーチン側枠板32
…相互をしっかりと連繋させ、上部に構枠した左右の立
ち上り型枠体5,15相互、更には左右のフーチン側枠
板32…相互がジョイント手段10,120によって連
繋されていることと相俟ち、打設されるコンクリート材
Cによっても分離、解体されず、根切り部Bから突出し
た縦鉄筋8を介しての根切り部Bとコンクリート材Cと
の一体構成をも可能にさせる。またフーチンジョイント
手段35…は、左右のフーチン側枠板32…夫々を連繋
して一体化させる。特に第2のフーチンジョイント手段
45において、フーチン側枠板42の係止部43に噛み
合う噛み合い部46と、フーチン側枠板42の係止溝4
4に嵌まり込む係止突部47とを備えることで、打設さ
れるコンクリート材Cの打設圧力その他に抗して左右の
フーチン側枠板42相互の外方への倒立分離、解体、フ
ーチン側枠板42等の浮き上がりをも阻止し、それらの
一体化を一層確実にさせる。第4のフーチンジョイント
手段75において、フーチン側枠板72の係止溝74に
嵌まり込む係止突部77を備えていて、フーチン側枠板
72の係止部73に噛み合い部76が三角山状で噛み合
うことで、打設されるコンクリート材Cの打設圧力その
他に抗して左右のフーチン側枠板72相互の外方への倒
立更にはその分離、解体、浮き上がり等を阻止させる。
第5のフーチンジョイント手段85において、その両端
部の嵌め入れ溝86に嵌め入れることで左右のフーチン
側枠板82を立脚状に支持し、係止溝84と嵌め入れ溝
86相互間の嵌まり込みによってコンクリート材Cが打
設されても、フーチンジョイント手段85からのフーチ
ン側枠板82の浮き上がりを確実に阻止させ、一体結合
状態を安定的に維持させる。更にはその成型加工の容易
性によって形成素材の無駄を排除させ、安価な提供を可
能にさせる。第6のフーチンジョイント手段95におい
て、その両端部の嵌め入れ溝96に嵌め入れた左右のフ
ーチン側枠板92を立脚状に支持し、幅広な係止端によ
る強制的な嵌まり込みはコンクリート材Cが打設されて
も、フーチンジョイント手段95からのフーチン側枠板
92の左右への倒立、分離を阻止しながらその浮き上が
りを阻止させて安定した組立状態を維持させる第7のフ
ーチンジョイント手段105,115において、その両
端部の嵌め入れ溝106,116に嵌め入れた左右のフ
ーチン側枠板102,112を仮止め状にでも立脚支持
させ、フーチン側枠板102,112の底部、フーチン
ジョイント手段105,115自体の両者相互間に跨り
状に係止する連繋片107,117はコンクリート材C
が打設されても、フーチン側枠板102,112の外方
への倒立、分離を阻止しながらその浮き上がりを確実に
阻止させる。ジョイント手段10は相対峙した左右の立
ち上がり型枠体(5)15における上下方向の嵌め合い
時に、左右の立ち上がり型枠体(5)15夫々を強固に
連繋し、これに関連して組み合わせられる固定手段11
によって、縦鉄筋8、横鉄筋9両者をジョイント手段1
0に関連付けて立ち上がり型枠体(5)15内にしっか
りと位置決めさせる。立ち上り型枠体(5)15表裏面
の充填溝16は、立ち上り型枠体(5)15表裏面に打
設されるコンクリート材C、基礎構築後に塗布される化
粧仕上げ用のモルタル材131等と一体化させ、特に経
年変化によるモルタル材131の剥落、ひび割れ等を防
止させ、美麗な体裁を長期に亙り維持させる。
用基礎型枠装置にあって、根切り部B上面で構枠された
筐体状のフーチン型枠体1,21,26,31,41,
51,61,71,81,61,101,111内、更
に相対峙した左右の立ち上り型枠体5,15内夫々に投
入充填されたコンクリート材Cの凝固後では、それらが
そのまま基礎構造を構成させ、コンクリート材Cの凝固
後での表面仕上げ等によって美麗な基礎を得させる。筐
体状のフーチン型枠体1,21,26内でコンクリート
材Cが投入充填されるとき、その打設圧力その他によっ
てこれ自体が根切り部B面から浮き上がることがなく、
根切り部B面上でそのまま載置された状態で配置構成さ
せる。補強された左右の立ち上り型枠体5…は相互間に
投入充填されるコンクリート材Cの重量、衝撃、打設圧
力その他によっても歪形されることなく、ジョイント手
段10と共に構枠時に設定された間隔を維持させる。フ
ーチン型枠体21におけるフーチン筐体部23とフーチ
ン傾斜側体部24とを連繋結合する嵌め合い手段25、
フーチン型枠体26におけるフーチンベース部27とフ
ーチンサイド部28とを連繋結合する凹凸状の嵌め合い
手段29夫々は、幅広な係止端によって強制的な嵌め合
い構造とさせることで、嵌め合い作業を簡素化させ、フ
ーチン型枠体21,26夫々内に打設されるコンクリー
ト材Cによっても分離、解体させない。相対峙状に分離
して根切り部B面上に載置される左右のフーチン側枠板
32,42,52,62,72,82,92,102,
112相互をフーチンジョイント手段35,45,5
5,65,75,85,95,105,115を介して
連繋して成るフーチン型枠体31,41,51,61,
71,81,91,101,111において、そのフー
チンジョイント手段35…は左右のフーチン側枠板32
…相互をしっかりと連繋させ、上部に構枠した左右の立
ち上り型枠体5,15相互、更には左右のフーチン側枠
板32…相互がジョイント手段10,120によって連
繋されていることと相俟ち、打設されるコンクリート材
Cによっても分離、解体されず、根切り部Bから突出し
た縦鉄筋8を介しての根切り部Bとコンクリート材Cと
の一体構成をも可能にさせる。またフーチンジョイント
手段35…は、左右のフーチン側枠板32…夫々を連繋
して一体化させる。特に第2のフーチンジョイント手段
45において、フーチン側枠板42の係止部43に噛み
合う噛み合い部46と、フーチン側枠板42の係止溝4
4に嵌まり込む係止突部47とを備えることで、打設さ
れるコンクリート材Cの打設圧力その他に抗して左右の
フーチン側枠板42相互の外方への倒立分離、解体、フ
ーチン側枠板42等の浮き上がりをも阻止し、それらの
一体化を一層確実にさせる。第4のフーチンジョイント
手段75において、フーチン側枠板72の係止溝74に
嵌まり込む係止突部77を備えていて、フーチン側枠板
72の係止部73に噛み合い部76が三角山状で噛み合
うことで、打設されるコンクリート材Cの打設圧力その
他に抗して左右のフーチン側枠板72相互の外方への倒
立更にはその分離、解体、浮き上がり等を阻止させる。
第5のフーチンジョイント手段85において、その両端
部の嵌め入れ溝86に嵌め入れることで左右のフーチン
側枠板82を立脚状に支持し、係止溝84と嵌め入れ溝
86相互間の嵌まり込みによってコンクリート材Cが打
設されても、フーチンジョイント手段85からのフーチ
ン側枠板82の浮き上がりを確実に阻止させ、一体結合
状態を安定的に維持させる。更にはその成型加工の容易
性によって形成素材の無駄を排除させ、安価な提供を可
能にさせる。第6のフーチンジョイント手段95におい
て、その両端部の嵌め入れ溝96に嵌め入れた左右のフ
ーチン側枠板92を立脚状に支持し、幅広な係止端によ
る強制的な嵌まり込みはコンクリート材Cが打設されて
も、フーチンジョイント手段95からのフーチン側枠板
92の左右への倒立、分離を阻止しながらその浮き上が
りを阻止させて安定した組立状態を維持させる第7のフ
ーチンジョイント手段105,115において、その両
端部の嵌め入れ溝106,116に嵌め入れた左右のフ
ーチン側枠板102,112を仮止め状にでも立脚支持
させ、フーチン側枠板102,112の底部、フーチン
ジョイント手段105,115自体の両者相互間に跨り
状に係止する連繋片107,117はコンクリート材C
が打設されても、フーチン側枠板102,112の外方
への倒立、分離を阻止しながらその浮き上がりを確実に
阻止させる。ジョイント手段10は相対峙した左右の立
ち上がり型枠体(5)15における上下方向の嵌め合い
時に、左右の立ち上がり型枠体(5)15夫々を強固に
連繋し、これに関連して組み合わせられる固定手段11
によって、縦鉄筋8、横鉄筋9両者をジョイント手段1
0に関連付けて立ち上がり型枠体(5)15内にしっか
りと位置決めさせる。立ち上り型枠体(5)15表裏面
の充填溝16は、立ち上り型枠体(5)15表裏面に打
設されるコンクリート材C、基礎構築後に塗布される化
粧仕上げ用のモルタル材131等と一体化させ、特に経
年変化によるモルタル材131の剥落、ひび割れ等を防
止させ、美麗な体裁を長期に亙り維持させる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施の形態を説明すると、図において示される符号1は根
切り部B面上で幅広な下部構造のものとして形成される
フーチン部を構成する例えば発泡スチロール樹脂の如き
発泡合成樹脂材製のフーチン型枠体である。このフーチ
ン型枠体1上には、幅狭な上部構造のものとしてフーチ
ン部と一体形成される立ち上り部を構成する同様な例え
ば発泡スチロール樹脂の如き発泡合成樹脂材製の立ち上
り型枠体5が連繋されるものとしてある。これらのフー
チン型枠体1、立ち上り型枠体5夫々の長さは例えば9
00mmとしてあって構築すべき基礎の長さに対応して
連続して隣接配置されるも、その長さに特に限定されな
い。なお根切り部B自体は従来と同様に、縄張り後の基
礎の設置形態に対応した根切り、割栗石の投入、踏み固
め、更には捨てコンクリート材の投入充填等によって形
成される。
施の形態を説明すると、図において示される符号1は根
切り部B面上で幅広な下部構造のものとして形成される
フーチン部を構成する例えば発泡スチロール樹脂の如き
発泡合成樹脂材製のフーチン型枠体である。このフーチ
ン型枠体1上には、幅狭な上部構造のものとしてフーチ
ン部と一体形成される立ち上り部を構成する同様な例え
ば発泡スチロール樹脂の如き発泡合成樹脂材製の立ち上
り型枠体5が連繋されるものとしてある。これらのフー
チン型枠体1、立ち上り型枠体5夫々の長さは例えば9
00mmとしてあって構築すべき基礎の長さに対応して
連続して隣接配置されるも、その長さに特に限定されな
い。なお根切り部B自体は従来と同様に、縄張り後の基
礎の設置形態に対応した根切り、割栗石の投入、踏み固
め、更には捨てコンクリート材の投入充填等によって形
成される。
【0011】フーチン型枠体1は図1、図2に示される
例にあっては、根切り部B面上に載置される上方開口の
溝形状のフーチン筐体部2と、このフーチン筐体部2の
左右側部上に相対峙状にして連繋結合され、フーチン筐
体部2の上部開口部の左右部分を閉塞する水平部分に、
連繋結合時において上部分である垂直部分の相互間が立
ち上り部における肉厚にほぼ対応している正面から見て
ほぼL字形状のフーチン側体部3とから成る。そしてフ
ーチン筐体部2とフーチン側体部3との連繋結合面に
は、相互に嵌め合わされる例えば凹凸状の嵌め合い手段
4を形成してある。図示例にあっての嵌め合い手段4
は、フーチン筐体部2の側部上面に断面でコ字形にして
形成された嵌め合い溝4Aと、フーチン側体部における
水平部分の下面側縁部に嵌め合い溝4A内に好ましくは
強制的にでも嵌め合うようにして形成された突状の嵌め
合い突部4Bとから成る。なお嵌め合い溝4Aと嵌め合
い突部4Bとは逆にして設けることも可能である。
例にあっては、根切り部B面上に載置される上方開口の
溝形状のフーチン筐体部2と、このフーチン筐体部2の
左右側部上に相対峙状にして連繋結合され、フーチン筐
体部2の上部開口部の左右部分を閉塞する水平部分に、
連繋結合時において上部分である垂直部分の相互間が立
ち上り部における肉厚にほぼ対応している正面から見て
ほぼL字形状のフーチン側体部3とから成る。そしてフ
ーチン筐体部2とフーチン側体部3との連繋結合面に
は、相互に嵌め合わされる例えば凹凸状の嵌め合い手段
4を形成してある。図示例にあっての嵌め合い手段4
は、フーチン筐体部2の側部上面に断面でコ字形にして
形成された嵌め合い溝4Aと、フーチン側体部における
水平部分の下面側縁部に嵌め合い溝4A内に好ましくは
強制的にでも嵌め合うようにして形成された突状の嵌め
合い突部4Bとから成る。なお嵌め合い溝4Aと嵌め合
い突部4Bとは逆にして設けることも可能である。
【0012】この図1、図2に示されたフーチン型枠体
1によって構成されるフーチン部は立ち上り部との境界
部分において、その上面は水平面となっていて断面にお
いて矩形状を呈する。
1によって構成されるフーチン部は立ち上り部との境界
部分において、その上面は水平面となっていて断面にお
いて矩形状を呈する。
【0013】一方、立ち上り型枠体5は図1、図2に示
される例にあっては、フーチン型枠体1におけるフーチ
ン側体部3の垂直部分の上面に上記の嵌め合い手段4と
同様な例えば凹凸状の嵌め合い手段4によって必要段数
で上方に順次に積み重ねられて連繋され、ジョイント手
段10を介して相互に結合された状態で左右対称で配置
構成される。この立ち上り型枠体5自体は例えば高さを
450mm、長さを900mm程度とした所定肉厚を有
すると共に耐歪形性を備えるように補強された矩形板状
に形成されており、上下方向で連続的に結合されるよ
う、それらの上下面に前記の嵌め合い溝4A、嵌め合い
突部4Bが形成されている。
される例にあっては、フーチン型枠体1におけるフーチ
ン側体部3の垂直部分の上面に上記の嵌め合い手段4と
同様な例えば凹凸状の嵌め合い手段4によって必要段数
で上方に順次に積み重ねられて連繋され、ジョイント手
段10を介して相互に結合された状態で左右対称で配置
構成される。この立ち上り型枠体5自体は例えば高さを
450mm、長さを900mm程度とした所定肉厚を有
すると共に耐歪形性を備えるように補強された矩形板状
に形成されており、上下方向で連続的に結合されるよ
う、それらの上下面に前記の嵌め合い溝4A、嵌め合い
突部4Bが形成されている。
【0014】この立ち上り型枠体5における補強構造
は、例えば立ち上り型枠体5自体の長さ方向に沿ってそ
の内部に好ましくは剛性に富む補強材6が配装される。
図1、図2、図6、図18、図20にあっての補強材6
は、例えば立ち上り型枠体5自体の上面に形成した嵌め
合い溝4A内に挿入される角形棒材としてある。図4に
あっての補強材6は、嵌め合い溝4A底部に嵌め入れら
れる溝形鋼材(チャンネル材)としてある。図5にあっ
ての補強材6は、嵌め合い溝4A内の一方の内側面と立
ち上り型枠体5自体の上面とに跨る断面でほぼL字形を
呈するL形鋼材としてあり、これらの補強材6はいずれ
も嵌め合い溝4Aに関連して取り付け装着される。また
図7、図8にあっては、嵌め合い溝4Aに関連して装着
される補強材6に代えてあるいは併用して、立ち上り型
枠体5内に封入される封入補強材7としてある。この封
入補強材7は例えば断面でほぼハット形状としたり(図
7参照)、断面でほぼH字形状としたり(図8参照)さ
れることで立ち上り型枠体5内部に封入され、その封入
処理加工は、例えば加工すべき素材である発泡合成樹脂
材の前後で架け渡した電熱線をその封入形状に沿って表
面から押入れて切断することで形成した溝部分に挿入す
る。これらの補強材6、封入補強材7自体の形状は図示
例のものに限らないことは勿論であり、相対峙して配置
された立ち上り型枠体5相互間に打設されるコンクリー
ト材Cの重量、その打設圧力等によっての立ち上り型枠
体5自体に生じる歪形、膨らみその他を防止するに足れ
ば、その形状、構造に特に限定されない。
は、例えば立ち上り型枠体5自体の長さ方向に沿ってそ
の内部に好ましくは剛性に富む補強材6が配装される。
図1、図2、図6、図18、図20にあっての補強材6
は、例えば立ち上り型枠体5自体の上面に形成した嵌め
合い溝4A内に挿入される角形棒材としてある。図4に
あっての補強材6は、嵌め合い溝4A底部に嵌め入れら
れる溝形鋼材(チャンネル材)としてある。図5にあっ
ての補強材6は、嵌め合い溝4A内の一方の内側面と立
ち上り型枠体5自体の上面とに跨る断面でほぼL字形を
呈するL形鋼材としてあり、これらの補強材6はいずれ
も嵌め合い溝4Aに関連して取り付け装着される。また
図7、図8にあっては、嵌め合い溝4Aに関連して装着
される補強材6に代えてあるいは併用して、立ち上り型
枠体5内に封入される封入補強材7としてある。この封
入補強材7は例えば断面でほぼハット形状としたり(図
7参照)、断面でほぼH字形状としたり(図8参照)さ
れることで立ち上り型枠体5内部に封入され、その封入
処理加工は、例えば加工すべき素材である発泡合成樹脂
材の前後で架け渡した電熱線をその封入形状に沿って表
面から押入れて切断することで形成した溝部分に挿入す
る。これらの補強材6、封入補強材7自体の形状は図示
例のものに限らないことは勿論であり、相対峙して配置
された立ち上り型枠体5相互間に打設されるコンクリー
ト材Cの重量、その打設圧力等によっての立ち上り型枠
体5自体に生じる歪形、膨らみその他を防止するに足れ
ば、その形状、構造に特に限定されない。
【0015】またジョイント手段10は図1乃至図8に
示す例にあっては、相対峙して配置された立ち上り型枠
体5夫々においての嵌め合い手段4部位に端部が係止さ
れるよう、端部自体をL字形に折曲した正面から見て下
向き開口のほぼ溝形状を呈する剛体材製、例えば金属材
製として形成されている。このジョイント手段10自体
は、所定の間隔を隔てて相対峙される立ち上り型枠体5
更にはフーチン側体部3相互を強固に連繋すれば足りる
から、その形状、構造等は図示例のものに限定されない
ことは勿論である。
示す例にあっては、相対峙して配置された立ち上り型枠
体5夫々においての嵌め合い手段4部位に端部が係止さ
れるよう、端部自体をL字形に折曲した正面から見て下
向き開口のほぼ溝形状を呈する剛体材製、例えば金属材
製として形成されている。このジョイント手段10自体
は、所定の間隔を隔てて相対峙される立ち上り型枠体5
更にはフーチン側体部3相互を強固に連繋すれば足りる
から、その形状、構造等は図示例のものに限定されない
ことは勿論である。
【0016】なおこのジョイント手段10には、組立使
用時において内部に配筋される縦鉄筋8、横鉄筋9夫々
をこのジョイント手段10に関連して位置決め固定させ
る固定手段11が形成されている。すなわちこの固定手
段11はジョイント手段10本体部分にその一方の側縁
から開口部が狭く、奥部が広くなっている凸字形の縦鉄
筋挿入部12を切欠形成すると共にジョイント手段10
本体部分に例えばコ字形の横鉄筋固定バンド14が挿入
される複数の横鉄筋固定孔13を開穿して成る。これに
よると、縦鉄筋挿入部12内に縦鉄筋8を挿入していず
れか一方の隅部に配置し、その位置を保持してジョイン
ト手段10上に横鉄筋9を載置した後、横鉄筋固定バン
ド14によって横鉄筋9を跨いだ状態で横鉄筋固定孔1
3に挿入固定することで、ジョイント手段10に縦鉄筋
8、横鉄筋9両者をしっかりと固定保持できる。
用時において内部に配筋される縦鉄筋8、横鉄筋9夫々
をこのジョイント手段10に関連して位置決め固定させ
る固定手段11が形成されている。すなわちこの固定手
段11はジョイント手段10本体部分にその一方の側縁
から開口部が狭く、奥部が広くなっている凸字形の縦鉄
筋挿入部12を切欠形成すると共にジョイント手段10
本体部分に例えばコ字形の横鉄筋固定バンド14が挿入
される複数の横鉄筋固定孔13を開穿して成る。これに
よると、縦鉄筋挿入部12内に縦鉄筋8を挿入していず
れか一方の隅部に配置し、その位置を保持してジョイン
ト手段10上に横鉄筋9を載置した後、横鉄筋固定バン
ド14によって横鉄筋9を跨いだ状態で横鉄筋固定孔1
3に挿入固定することで、ジョイント手段10に縦鉄筋
8、横鉄筋9両者をしっかりと固定保持できる。
【0017】図9乃至図17においては別の形態のフー
チン型枠体21,26,31,41,51,61,7
1,81が示されており、これはフーチン部の上部が上
方に至るに伴ない次第に幅狭となるようにほぼ台形類似
の断面形状を呈するように形成したものである。図9に
あっては、そのフーチン筐体部22自体が、水平状の底
部と、左右の垂直状の下側部と、この下側部に連続して
いて、上方に至るに伴ない相互に近接するように、立ち
上り部の幅員に相当した幅員の間隔を隔てて傾斜してい
る上側部とから一体筐状と成し、上側部上面に嵌め合い
手段4における嵌め合い溝4Aが形成されている。
チン型枠体21,26,31,41,51,61,7
1,81が示されており、これはフーチン部の上部が上
方に至るに伴ない次第に幅狭となるようにほぼ台形類似
の断面形状を呈するように形成したものである。図9に
あっては、そのフーチン筐体部22自体が、水平状の底
部と、左右の垂直状の下側部と、この下側部に連続して
いて、上方に至るに伴ない相互に近接するように、立ち
上り部の幅員に相当した幅員の間隔を隔てて傾斜してい
る上側部とから一体筐状と成し、上側部上面に嵌め合い
手段4における嵌め合い溝4Aが形成されている。
【0018】図10にあってのフーチン型枠体21は、
底部幅員と同幅にしてある上方開口の溝形状のフーチン
筐体部23と、このフーチン筐体部23における左右側
部上に相対峙状にして連繋結合され、フーチン筐体部2
3の上部開口部の幅員に比し上方に至るに伴ない次第に
幅狭となって、連繋結合時においての上端部分相互間が
立ち上り部における肉厚にほぼ対応している正面から見
て傾斜しているほぼ直線状のフーチン傾斜側体部24と
から成る。そしてフーチン筐体部23とフーチン傾斜側
体部24との連繋結合面には、相互に嵌め合わされる例
えば凹凸状の嵌め合い手段25を形成する。図示例にあ
っての嵌め合い手段25は、フーチン筐体部23の側部
上面に断面でほぼT字形にして形成された嵌め合い溝2
5Aと、フーチン傾斜側体部24における下面に嵌め合
い溝25A内に強制的に嵌め合うようにして、先端が幅
広な係止端となって形成された突状の嵌め合い突部25
Bとから成る。こうすることでフーチン筐体部23の嵌
め合い溝25A内にフーチン傾斜側体部24の嵌め合い
突部25Bにおける係止端を強制的に嵌め入れることに
よりフーチン傾斜側体部24はフーチン筐体部23に確
実に嵌め合わされ、打設されるコンクリート材Cの重
量、その打設圧力等によっても両者23,24相互が分
離、解体される虞がなく、確実な連繋、結合状態を維持
できる。なお嵌め合い溝25Aと嵌め合い突部25Bと
は逆にして設けることも可能である。
底部幅員と同幅にしてある上方開口の溝形状のフーチン
筐体部23と、このフーチン筐体部23における左右側
部上に相対峙状にして連繋結合され、フーチン筐体部2
3の上部開口部の幅員に比し上方に至るに伴ない次第に
幅狭となって、連繋結合時においての上端部分相互間が
立ち上り部における肉厚にほぼ対応している正面から見
て傾斜しているほぼ直線状のフーチン傾斜側体部24と
から成る。そしてフーチン筐体部23とフーチン傾斜側
体部24との連繋結合面には、相互に嵌め合わされる例
えば凹凸状の嵌め合い手段25を形成する。図示例にあ
っての嵌め合い手段25は、フーチン筐体部23の側部
上面に断面でほぼT字形にして形成された嵌め合い溝2
5Aと、フーチン傾斜側体部24における下面に嵌め合
い溝25A内に強制的に嵌め合うようにして、先端が幅
広な係止端となって形成された突状の嵌め合い突部25
Bとから成る。こうすることでフーチン筐体部23の嵌
め合い溝25A内にフーチン傾斜側体部24の嵌め合い
突部25Bにおける係止端を強制的に嵌め入れることに
よりフーチン傾斜側体部24はフーチン筐体部23に確
実に嵌め合わされ、打設されるコンクリート材Cの重
量、その打設圧力等によっても両者23,24相互が分
離、解体される虞がなく、確実な連繋、結合状態を維持
できる。なお嵌め合い溝25Aと嵌め合い突部25Bと
は逆にして設けることも可能である。
【0019】図11にあってのフーチン型枠体26は、
構築すべきフーチン部の幅員とほぼ同幅の帯板状に形成
した底部のフーチンベース部27の左右両側縁部に、下
部では相互にほぼ平行で、上部では上方に至るに伴ない
次第に相互に近接してその相互間の幅員が幅狭となるよ
う傾斜している側部のフーチンサイド部28を嵌め合い
手段29を介して相対峙状に立設連繋して成る。図示例
にあっての嵌め合い手段29は、フーチンベース部27
の左右両側縁部に先端が幅広な係止端となって形成され
た突状の嵌め合い突部29Bと、この嵌め合い突部29
Bに強制的に嵌め合うようにフーチンサイド部28の下
部下面に断面でほぼT字形に形成された嵌め合い溝29
Aとから成る。更に図例のようにフーチンベース部27
の左右両側縁部に形成した段部内でフーチンサイド部2
8の下部が嵌め合い手段29によって嵌め合い連繋され
ることでその結合状態を一層安定でき、打設されるコン
クリート材Cの重量、その打設圧力等によっても両者2
7,28相互の分離、解体の虞を一層少なくする。なお
嵌め合い溝29Aと嵌め合い突部29Bとは逆にして設
けることも可能であり、またフーチンベース部27自体
は根切り部B面上に基礎の構築方向に亙って連続的に敷
設されるように配置されるも、場合によっては適当間隔
毎で左右のフーチンサイド部28相互をジョイントする
ジョイント部材としても使用可能である。
構築すべきフーチン部の幅員とほぼ同幅の帯板状に形成
した底部のフーチンベース部27の左右両側縁部に、下
部では相互にほぼ平行で、上部では上方に至るに伴ない
次第に相互に近接してその相互間の幅員が幅狭となるよ
う傾斜している側部のフーチンサイド部28を嵌め合い
手段29を介して相対峙状に立設連繋して成る。図示例
にあっての嵌め合い手段29は、フーチンベース部27
の左右両側縁部に先端が幅広な係止端となって形成され
た突状の嵌め合い突部29Bと、この嵌め合い突部29
Bに強制的に嵌め合うようにフーチンサイド部28の下
部下面に断面でほぼT字形に形成された嵌め合い溝29
Aとから成る。更に図例のようにフーチンベース部27
の左右両側縁部に形成した段部内でフーチンサイド部2
8の下部が嵌め合い手段29によって嵌め合い連繋され
ることでその結合状態を一層安定でき、打設されるコン
クリート材Cの重量、その打設圧力等によっても両者2
7,28相互の分離、解体の虞を一層少なくする。なお
嵌め合い溝29Aと嵌め合い突部29Bとは逆にして設
けることも可能であり、またフーチンベース部27自体
は根切り部B面上に基礎の構築方向に亙って連続的に敷
設されるように配置されるも、場合によっては適当間隔
毎で左右のフーチンサイド部28相互をジョイントする
ジョイント部材としても使用可能である。
【0020】図12にあってのフーチン型枠体31は、
左右のフーチン側枠板32として分離した形態とすると
共にその左右のフーチン側枠板32相互をフーチンジョ
イント手段35によって一体状に連繋して成る。すなわ
ちフーチン側枠板32は、左右で対峙状に配されるとき
で下部では相互にほぼ平行となる垂直部となり、上部で
は上方に至るに伴ない次第に相互に近接してその相互間
の幅員が、立ち上り部の構成幅員に相当して幅狭となる
よう傾斜している傾斜部となすと共に、底部内側面相互
にフーチンジョイント手段35が係止される断面でほぼ
L字形を呈する係止部33を形成したものである。また
フーチンジョイント手段35は、左右のフーチン側枠板
32の底部相互間にこれらにほぼ直交して横架配置され
るようにして装着結合されるほぼ直方体のブロック状に
発泡合成樹脂材にて形成する。そして係止部33に噛み
合い状に係止する断面でほぼL字形の噛み合い部36を
両端部に有し、係止部33に噛み合い部36が噛み合っ
たときのフーチンジョイント手段35底面はフーチン側
枠板32底面と面一状とする。このフーチンジョイント
手段35自体は、左右に相対峙して配置されたフーチン
側枠板32相互間で適当間隔毎に装着結合されるも、場
合によってはフーチン側枠板32の全域に亙って配され
るような長尺な帯板状に形成されることもある。なお傾
斜部上面には、立ち上り型枠体5と連繋結合するための
嵌め合い手段4(4A,4B)が設けられているのは勿
論である。
左右のフーチン側枠板32として分離した形態とすると
共にその左右のフーチン側枠板32相互をフーチンジョ
イント手段35によって一体状に連繋して成る。すなわ
ちフーチン側枠板32は、左右で対峙状に配されるとき
で下部では相互にほぼ平行となる垂直部となり、上部で
は上方に至るに伴ない次第に相互に近接してその相互間
の幅員が、立ち上り部の構成幅員に相当して幅狭となる
よう傾斜している傾斜部となすと共に、底部内側面相互
にフーチンジョイント手段35が係止される断面でほぼ
L字形を呈する係止部33を形成したものである。また
フーチンジョイント手段35は、左右のフーチン側枠板
32の底部相互間にこれらにほぼ直交して横架配置され
るようにして装着結合されるほぼ直方体のブロック状に
発泡合成樹脂材にて形成する。そして係止部33に噛み
合い状に係止する断面でほぼL字形の噛み合い部36を
両端部に有し、係止部33に噛み合い部36が噛み合っ
たときのフーチンジョイント手段35底面はフーチン側
枠板32底面と面一状とする。このフーチンジョイント
手段35自体は、左右に相対峙して配置されたフーチン
側枠板32相互間で適当間隔毎に装着結合されるも、場
合によってはフーチン側枠板32の全域に亙って配され
るような長尺な帯板状に形成されることもある。なお傾
斜部上面には、立ち上り型枠体5と連繋結合するための
嵌め合い手段4(4A,4B)が設けられているのは勿
論である。
【0021】図13にあってのフーチン型枠体41は、
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
42として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板42相互をフーチンジョイント手段45によっ
て一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板42
は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ
平行となる垂直部となっており、上部では上方に至るに
伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上
り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜
部となっていると共に、底部内側面相互にフーチンジョ
イント手段45が係止されるよう断面でほぼL字形を呈
する突設形成された係止部43と、底部近傍内側面に側
面開口の断面でコ字形状に凹設形成された係止溝44と
を形成したものである。またフーチンジョイント手段4
5は、左右のフーチン側枠板42の底部相互間にこれら
にほぼ直交して横架配置されるように装着結合されるほ
ぼ直方体のブロック状に発泡合成樹脂材にて形成する。
そして係止部43に噛み合い状に係止する断面でほぼL
字形の噛み合い部46と、係止溝44内に嵌まり込む係
止突部47とを両端部に有し、係止部43に噛み合い部
46が、係止溝44に係止突部47が夫々係止噛み合っ
たときのフーチンジョイント手段45底面はフーチン側
枠板42底面と面一状となるようにする。このフーチン
ジョイント手段45自体は、左右に相対峙して配置され
たフーチン側枠板42相互間で適当間隔毎に装着結合さ
れるも、場合によってはフーチン側枠板42の全域に亙
って配されるような長尺な帯板状にして形成されること
もある。なお傾斜部上面には、立ち上り型枠体5と連繋
結合するための嵌め合い手段4(4A,4B)が設けら
れているのは勿論である。
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
42として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板42相互をフーチンジョイント手段45によっ
て一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板42
は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ
平行となる垂直部となっており、上部では上方に至るに
伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上
り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜
部となっていると共に、底部内側面相互にフーチンジョ
イント手段45が係止されるよう断面でほぼL字形を呈
する突設形成された係止部43と、底部近傍内側面に側
面開口の断面でコ字形状に凹設形成された係止溝44と
を形成したものである。またフーチンジョイント手段4
5は、左右のフーチン側枠板42の底部相互間にこれら
にほぼ直交して横架配置されるように装着結合されるほ
ぼ直方体のブロック状に発泡合成樹脂材にて形成する。
そして係止部43に噛み合い状に係止する断面でほぼL
字形の噛み合い部46と、係止溝44内に嵌まり込む係
止突部47とを両端部に有し、係止部43に噛み合い部
46が、係止溝44に係止突部47が夫々係止噛み合っ
たときのフーチンジョイント手段45底面はフーチン側
枠板42底面と面一状となるようにする。このフーチン
ジョイント手段45自体は、左右に相対峙して配置され
たフーチン側枠板42相互間で適当間隔毎に装着結合さ
れるも、場合によってはフーチン側枠板42の全域に亙
って配されるような長尺な帯板状にして形成されること
もある。なお傾斜部上面には、立ち上り型枠体5と連繋
結合するための嵌め合い手段4(4A,4B)が設けら
れているのは勿論である。
【0022】このフーチンジョイント手段45によって
左右のフーチン側枠板42夫々を連繋結合することで、
特に係止溝44と係止突部47との係止噛み合いによっ
てフーチン側枠板42相互のフーチンジョイント手段4
5を介しての結合形態が一層強固なものとなり、打設さ
れるコンクリート材Cの重量、圧力等によって分離、解
体される虞が極めて少なくなる。
左右のフーチン側枠板42夫々を連繋結合することで、
特に係止溝44と係止突部47との係止噛み合いによっ
てフーチン側枠板42相互のフーチンジョイント手段4
5を介しての結合形態が一層強固なものとなり、打設さ
れるコンクリート材Cの重量、圧力等によって分離、解
体される虞が極めて少なくなる。
【0023】図14にあってのフーチン型枠体51は、
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
52として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板52相互を帯板状のフーチンジョイント手段5
5によって一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側
枠板52は、左右で対峙状に配されるときで下部では相
互にほぼ平行となる垂直部となっており、上部では上方
に至るに伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員
が立ち上り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜して
いる傾斜部となすと共に、底部下面にフーチンジョイン
ト手段55が内装式に噛み合い係止されるよう断面でほ
ぼL字形を呈する幅狭な係止溝53を形成したものであ
る。またフーチンジョイント手段55は、左右のフーチ
ン側枠板52の底部下面相互間にこれらにほぼ直交して
横架配置されるようにして装着結合される薄肉細帯板状
に形成した金属材、硬質合成樹脂材製のものである。そ
して係止溝53に内封状に係止する断面でほぼL字形の
係止部56を折曲状に形成することで両端部に有し、係
止溝53に係止部56が挿入噛み合ったときのフーチン
ジョイント手段55底面はフーチン側枠板52底面と面
一状とする。このフーチンジョイント手段55自体は、
左右に相対峙して配置されたフーチン側枠板52相互間
で適当間隔毎に装着結合されるも、場合によってはフー
チン側枠板52の全域に亙って配されるような長尺な帯
板状にして形成されることもある。なお傾斜部上面に
は、立ち上り型枠体5と連繋結合するための嵌め合い手
段4(4A,4B)が設けられているのは勿論である。
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
52として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板52相互を帯板状のフーチンジョイント手段5
5によって一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側
枠板52は、左右で対峙状に配されるときで下部では相
互にほぼ平行となる垂直部となっており、上部では上方
に至るに伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員
が立ち上り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜して
いる傾斜部となすと共に、底部下面にフーチンジョイン
ト手段55が内装式に噛み合い係止されるよう断面でほ
ぼL字形を呈する幅狭な係止溝53を形成したものであ
る。またフーチンジョイント手段55は、左右のフーチ
ン側枠板52の底部下面相互間にこれらにほぼ直交して
横架配置されるようにして装着結合される薄肉細帯板状
に形成した金属材、硬質合成樹脂材製のものである。そ
して係止溝53に内封状に係止する断面でほぼL字形の
係止部56を折曲状に形成することで両端部に有し、係
止溝53に係止部56が挿入噛み合ったときのフーチン
ジョイント手段55底面はフーチン側枠板52底面と面
一状とする。このフーチンジョイント手段55自体は、
左右に相対峙して配置されたフーチン側枠板52相互間
で適当間隔毎に装着結合されるも、場合によってはフー
チン側枠板52の全域に亙って配されるような長尺な帯
板状にして形成されることもある。なお傾斜部上面に
は、立ち上り型枠体5と連繋結合するための嵌め合い手
段4(4A,4B)が設けられているのは勿論である。
【0024】図15にあってのフーチン型枠体61は、
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
62として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板62相互をフーチンジョイント手段65によっ
て一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板62
は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ
平行となる垂直部となり、上部では上方に至るに伴ない
次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上り部の
幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜部とな
すと共に、底部内側面相互にフーチンジョイント手段6
5が内装式に噛み合い係止されるよう断面でほぼL字形
を呈する広狭な係止溝63を形成したものである。また
フーチンジョイント手段65は、左右のフーチン側枠板
62の底部下面相互間にこれらにほぼ直交して横架配置
されるようにして装着結合される細帯板状に形成した発
泡合成樹脂材、硬質合成樹脂材製のものであり、係止溝
63に内封状に係止する断面でほぼL字形の係止部66
を板面に対して立脚状になるようにして両端部近傍に有
していて、係止溝63に係止部66が挿入噛み合ったと
きのフーチン側枠板62はフーチンジョイント手段65
上面に載置されるようにしてある。このフーチンジョイ
ント手段65自体は、左右に相対峙して配置されたフー
チン側枠板62相互間で適当間隔毎に装着結合される
も、場合によってはフーチン側枠板62の全域に亙って
配されるような長尺な帯板状にして形成されることもあ
る。なお傾斜部上面には、立ち上り型枠体5と連繋結合
するための嵌め合い手段4(4A,4B)が設けられて
いるのは勿論である。
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
62として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板62相互をフーチンジョイント手段65によっ
て一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板62
は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ
平行となる垂直部となり、上部では上方に至るに伴ない
次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上り部の
幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜部とな
すと共に、底部内側面相互にフーチンジョイント手段6
5が内装式に噛み合い係止されるよう断面でほぼL字形
を呈する広狭な係止溝63を形成したものである。また
フーチンジョイント手段65は、左右のフーチン側枠板
62の底部下面相互間にこれらにほぼ直交して横架配置
されるようにして装着結合される細帯板状に形成した発
泡合成樹脂材、硬質合成樹脂材製のものであり、係止溝
63に内封状に係止する断面でほぼL字形の係止部66
を板面に対して立脚状になるようにして両端部近傍に有
していて、係止溝63に係止部66が挿入噛み合ったと
きのフーチン側枠板62はフーチンジョイント手段65
上面に載置されるようにしてある。このフーチンジョイ
ント手段65自体は、左右に相対峙して配置されたフー
チン側枠板62相互間で適当間隔毎に装着結合される
も、場合によってはフーチン側枠板62の全域に亙って
配されるような長尺な帯板状にして形成されることもあ
る。なお傾斜部上面には、立ち上り型枠体5と連繋結合
するための嵌め合い手段4(4A,4B)が設けられて
いるのは勿論である。
【0025】図16にあってのフーチン型枠体71は、
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
72として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板72相互をフーチンジョイント手段75によっ
て一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板72
は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ
平行となる垂直部となっており、上部では上方に至るに
伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上
り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜
部となすと共に、底部内側面相互にフーチンジョイント
手段75が噛み合い係止されるよう、断面で三角形状の
凹部73Aを備えたほぼL字形を呈する突設形成された
係止部73と、底部近傍内側面に側面開口の断面でコ字
形状に凹設形成された係止溝74とを形成したものであ
る。またフーチンジョイント手段75は、左右のフーチ
ン側枠板72の底部相互間にこれらにほぼ直交して横架
配置されるように装着結合されるほぼ直方体のブロック
状に発泡合成樹脂材にて形成する。そして係止部73の
凹部73Aに噛み合う同様な断面で三角形状の突部76
と、係止溝74内に嵌まり込む係止突部77とを両端部
に有し、凹部73Aに突部76が、係止溝74に係止突
部77が夫々係止して噛み合ったときのフーチンジョイ
ント手段75底面はフーチン側枠板72底面と面一状と
なるようにする。また三角形状に噛み合う凹部73Aと
突部76とは、その噛み合い時で、フーチンジョイント
手段75の端部側からその中心側に至るに伴ない次第に
広がる傾斜縁とし、中心側では係止部73面にほぼ直交
する垂直縁とする全体でレ字形を呈している。こうする
ことで噛み合い時において、フーチン側枠板72自体に
外側方側への倒立作用が付与されても、その倒立に抗す
る規制作用が垂直縁面で働き、例えばコンクリート材C
の打設時に生じる左右のフーチン側枠板72に対する倒
立、分離を阻止するようにしてある。
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
72として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板72相互をフーチンジョイント手段75によっ
て一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板72
は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ
平行となる垂直部となっており、上部では上方に至るに
伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上
り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜
部となすと共に、底部内側面相互にフーチンジョイント
手段75が噛み合い係止されるよう、断面で三角形状の
凹部73Aを備えたほぼL字形を呈する突設形成された
係止部73と、底部近傍内側面に側面開口の断面でコ字
形状に凹設形成された係止溝74とを形成したものであ
る。またフーチンジョイント手段75は、左右のフーチ
ン側枠板72の底部相互間にこれらにほぼ直交して横架
配置されるように装着結合されるほぼ直方体のブロック
状に発泡合成樹脂材にて形成する。そして係止部73の
凹部73Aに噛み合う同様な断面で三角形状の突部76
と、係止溝74内に嵌まり込む係止突部77とを両端部
に有し、凹部73Aに突部76が、係止溝74に係止突
部77が夫々係止して噛み合ったときのフーチンジョイ
ント手段75底面はフーチン側枠板72底面と面一状と
なるようにする。また三角形状に噛み合う凹部73Aと
突部76とは、その噛み合い時で、フーチンジョイント
手段75の端部側からその中心側に至るに伴ない次第に
広がる傾斜縁とし、中心側では係止部73面にほぼ直交
する垂直縁とする全体でレ字形を呈している。こうする
ことで噛み合い時において、フーチン側枠板72自体に
外側方側への倒立作用が付与されても、その倒立に抗す
る規制作用が垂直縁面で働き、例えばコンクリート材C
の打設時に生じる左右のフーチン側枠板72に対する倒
立、分離を阻止するようにしてある。
【0026】このフーチンジョイント手段75自体は、
左右に相対峙して配置されたフーチン側枠板72相互間
で適当間隔毎に装着結合されるも、場合によってはフー
チン側枠板72の全域に亙って配されるような長尺な帯
板状にして形成されることもある。なお傾斜部上面に
は、立ち上り型枠体5と連繋結合するための嵌め合い手
段4(4A,4B)が設けられているのは勿論である。
左右に相対峙して配置されたフーチン側枠板72相互間
で適当間隔毎に装着結合されるも、場合によってはフー
チン側枠板72の全域に亙って配されるような長尺な帯
板状にして形成されることもある。なお傾斜部上面に
は、立ち上り型枠体5と連繋結合するための嵌め合い手
段4(4A,4B)が設けられているのは勿論である。
【0027】このフーチンジョイント手段75によって
左右のフーチン側枠板72夫々を連繋結合することで、
特に係止溝74と係止突部77との嵌まり込み時には、
三角形状で係止して噛み合う凹部73Aと突部76とが
左右のフーチン側枠板72夫々の外側方への倒立、解
体、分離を確実に阻止し、打設されるコンクリート材C
の重量、圧力等に充分に耐えさせる。
左右のフーチン側枠板72夫々を連繋結合することで、
特に係止溝74と係止突部77との嵌まり込み時には、
三角形状で係止して噛み合う凹部73Aと突部76とが
左右のフーチン側枠板72夫々の外側方への倒立、解
体、分離を確実に阻止し、打設されるコンクリート材C
の重量、圧力等に充分に耐えさせる。
【0028】図17にあってのフーチン型枠体81は、
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
82として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板82相互をフーチンジョイント手段85によっ
て一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板82
は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ
平行となる垂直部となっており、上部では上方に至るに
伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上
り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜
部となすと共に、底部夫々がフーチンジョイント手段8
5の上面に相対峙状にして嵌まり込み、噛み合い係止し
て立脚されるようにしてある。そのためフーチンジョイ
ント手段85は、左右のフーチン側枠板82相互間でほ
ぼ直交して横架配置されるように装着結合されるほぼ直
方体のブロック状に発泡合成樹脂材にて形成する。そし
て左右のフーチン側枠板82の底部を嵌め入れる嵌め入
れ溝86を両端部上面に凹設形成すると共に、フーチン
側枠板82の底部外側面に凹設形成した係止溝84に嵌
まり込む係止突部87を嵌め入れ溝86内側面に凹設し
てある。係止溝84と係止突部87とはフーチン側枠板
82の上下方向で相互に凹凸状形態で噛み合わせ、フー
チン側枠板82に対する上下方向の移動を阻止する。
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
82として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板82相互をフーチンジョイント手段85によっ
て一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板82
は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ
平行となる垂直部となっており、上部では上方に至るに
伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上
り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜
部となすと共に、底部夫々がフーチンジョイント手段8
5の上面に相対峙状にして嵌まり込み、噛み合い係止し
て立脚されるようにしてある。そのためフーチンジョイ
ント手段85は、左右のフーチン側枠板82相互間でほ
ぼ直交して横架配置されるように装着結合されるほぼ直
方体のブロック状に発泡合成樹脂材にて形成する。そし
て左右のフーチン側枠板82の底部を嵌め入れる嵌め入
れ溝86を両端部上面に凹設形成すると共に、フーチン
側枠板82の底部外側面に凹設形成した係止溝84に嵌
まり込む係止突部87を嵌め入れ溝86内側面に凹設し
てある。係止溝84と係止突部87とはフーチン側枠板
82の上下方向で相互に凹凸状形態で噛み合わせ、フー
チン側枠板82に対する上下方向の移動を阻止する。
【0029】このフーチンジョイント手段85自体は、
左右に相対峙して配置されたフーチン側枠板82相互間
で適当間隔毎に装着結合されるも、場合によってはフー
チン側枠板82の全域に亙って配されるような長尺な帯
板状にして形成されることもある。なお傾斜部上面に
は、立ち上り型枠体5と連繋結合するための嵌め合い手
段4(4A,4B)が設けられているのは勿論である。
左右に相対峙して配置されたフーチン側枠板82相互間
で適当間隔毎に装着結合されるも、場合によってはフー
チン側枠板82の全域に亙って配されるような長尺な帯
板状にして形成されることもある。なお傾斜部上面に
は、立ち上り型枠体5と連繋結合するための嵌め合い手
段4(4A,4B)が設けられているのは勿論である。
【0030】図18にあってのフーチン型枠体91は、
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
92として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板92相互をフーチンジョイント手段95によっ
て一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板92
は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ
平行となる垂直部となっており、上部では上方に至るに
伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上
り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜
部となすと共に、底部夫々がフーチンジョイント手段9
5の上面に相対峙状にして嵌まり込み、強制的に噛み合
い係止して立脚されるようにしてある。そのためフーチ
ンジョイント手段95は、左右のフーチン側枠板92相
互間でほぼ直交して横架配置されるように装着結合され
るほぼ直方体のブロック状に発泡合成樹脂材にて形成す
る。そして左右のフーチン側枠板92の底部を嵌め入れ
る嵌め入れ溝96を両端部上面に凹設形成すると共に、
フーチン側枠板92の底部下面に凹設形成した噛み合い
溝93に強制的に嵌まり込むよう、先端が幅広な係止端
となっている断面でほぼT字形の噛み合い突部97を嵌
め入れ溝96奥底内側面に突設してある。噛み合い溝9
3の奥部ではその溝開口側に至るに伴ない次第に幅広と
なるよう、噛み合い突部97の係止端とは逆向きの係止
凹部が形成されており、噛み合い溝93と噛み合い突部
97とはフーチン側枠板92の上下方向で相互に蟻溝凹
凸状形態で強制的に噛み合い、フーチン側枠板92に対
してフーチンジョイント手段95からの上下方向の移動
を阻止する。
図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側枠板
92として分離した形態とすると共にその左右のフーチ
ン側枠板92相互をフーチンジョイント手段95によっ
て一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板92
は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ
平行となる垂直部となっており、上部では上方に至るに
伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上
り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜
部となすと共に、底部夫々がフーチンジョイント手段9
5の上面に相対峙状にして嵌まり込み、強制的に噛み合
い係止して立脚されるようにしてある。そのためフーチ
ンジョイント手段95は、左右のフーチン側枠板92相
互間でほぼ直交して横架配置されるように装着結合され
るほぼ直方体のブロック状に発泡合成樹脂材にて形成す
る。そして左右のフーチン側枠板92の底部を嵌め入れ
る嵌め入れ溝96を両端部上面に凹設形成すると共に、
フーチン側枠板92の底部下面に凹設形成した噛み合い
溝93に強制的に嵌まり込むよう、先端が幅広な係止端
となっている断面でほぼT字形の噛み合い突部97を嵌
め入れ溝96奥底内側面に突設してある。噛み合い溝9
3の奥部ではその溝開口側に至るに伴ない次第に幅広と
なるよう、噛み合い突部97の係止端とは逆向きの係止
凹部が形成されており、噛み合い溝93と噛み合い突部
97とはフーチン側枠板92の上下方向で相互に蟻溝凹
凸状形態で強制的に噛み合い、フーチン側枠板92に対
してフーチンジョイント手段95からの上下方向の移動
を阻止する。
【0031】このフーチンジョイント手段95自体は、
左右に相対峙して配置されたフーチン側枠板92相互間
で適当間隔毎に装着結合されるも、場合によってはフー
チン側枠板92の全域に亙って配されるような長尺な帯
板状にして形成されることもある。なお傾斜部上面に
は、立ち上り型枠体5と連繋結合するための嵌め合い手
段4(4A,4B)が設けられているのは勿論である。
左右に相対峙して配置されたフーチン側枠板92相互間
で適当間隔毎に装着結合されるも、場合によってはフー
チン側枠板92の全域に亙って配されるような長尺な帯
板状にして形成されることもある。なお傾斜部上面に
は、立ち上り型枠体5と連繋結合するための嵌め合い手
段4(4A,4B)が設けられているのは勿論である。
【0032】これらの図17、図18に示されるフーチ
ンジョイント手段85,95によって左右のフーチン側
枠板82,92夫々を連繋結合することにより、特にフ
ーチン側枠板82…夫々がフーチンジョイント手段85
…上に立脚されることでその設置の安定性を向上させ、
またフーチンジョイント手段85…の両端部における左
右のフーチン側枠板82…底部夫々の噛み合い状の嵌ま
り込みは、打設されるコンクリート材Cの重量、圧力等
によってもこれに耐えてフーチン側枠板82…の浮き上
がりを確実に阻止し、安定性を一層増大させるものとな
って左右のフーチン側枠板82…夫々を外側方に倒立、
解体、分離させない。
ンジョイント手段85,95によって左右のフーチン側
枠板82,92夫々を連繋結合することにより、特にフ
ーチン側枠板82…夫々がフーチンジョイント手段85
…上に立脚されることでその設置の安定性を向上させ、
またフーチンジョイント手段85…の両端部における左
右のフーチン側枠板82…底部夫々の噛み合い状の嵌ま
り込みは、打設されるコンクリート材Cの重量、圧力等
によってもこれに耐えてフーチン側枠板82…の浮き上
がりを確実に阻止し、安定性を一層増大させるものとな
って左右のフーチン側枠板82…夫々を外側方に倒立、
解体、分離させない。
【0033】図12乃至図17に示される夫々のフーチ
ンジョイント手段35,45,55,65,75,85
自体は長尺な帯板状に形成されることで、夫々の左右の
フーチン側枠板32,42,52,62,72,82等
を連繋結合して筐体状のフーチン型枠体31,41,5
1,61,71,81として構成し、これを根切り部B
面上の全域に載置するも可能である。またフーチンジョ
イント手段35…によって所定間隔で左右のフーチン側
枠板32…等を連繋結合するとき、その間隔の設定、フ
ーチンジョイント手段35…等自体の幅員等は打設され
るコンクリート材C等の重量その他によってフーチン側
枠板32…等が倒立、分離しないものとして配慮され、
更に場合によっては後述する連繋片107,117を併
用してその結合を一層強化可能とする。
ンジョイント手段35,45,55,65,75,85
自体は長尺な帯板状に形成されることで、夫々の左右の
フーチン側枠板32,42,52,62,72,82等
を連繋結合して筐体状のフーチン型枠体31,41,5
1,61,71,81として構成し、これを根切り部B
面上の全域に載置するも可能である。またフーチンジョ
イント手段35…によって所定間隔で左右のフーチン側
枠板32…等を連繋結合するとき、その間隔の設定、フ
ーチンジョイント手段35…等自体の幅員等は打設され
るコンクリート材C等の重量その他によってフーチン側
枠板32…等が倒立、分離しないものとして配慮され、
更に場合によっては後述する連繋片107,117を併
用してその結合を一層強化可能とする。
【0034】図19にあってのフーチン型枠体101
は、図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側
枠板102として分離した形態とすると共にその左右の
フーチン側枠板102相互を埋め込み状の連繋片107
を備えたフーチンジョイント手段105によって一体状
に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板102は、左
右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ平行と
なる垂直部となっており、上部では上方に至るに伴ない
次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上り部の
幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜部とな
すと共に、底部夫々がフーチンジョイント手段105の
上面に相対峙状にして嵌まり込み、係止して立脚される
ようにする。そのためフーチンジョイント手段105
は、左右のフーチン側枠板102相互間でほぼ直交して
横架配置されるように装着結合されるほぼ直方体のブロ
ック状に発泡合成樹脂材にて形成する。そして左右のフ
ーチン側枠板102の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝10
6を両端部上面に凹設形成すると共に、フーチン側枠板
102底部と嵌め入れ溝106奥底方のフーチンジョイ
ント手段105部位とに跨る例えば断面でコ字溝形の鉄
片(薄型チャンネル鋼材)製、硬質プラスチック製等の
剛性の連繋片107を噛み合わせる。この連繋片107
自体は図示のようなコ字溝形に限らず、波型状、倒H字
形状その他の形状にでき、要はフーチン側枠板102底
部と嵌め入れ溝106奥底方のフーチンジョイント手段
105部位とに跨ることでフーチン側枠板102のフー
チンジョイント手段105からの抜脱、フーチン側枠板
102自体の上下方向の移動を阻止すれば足りる。なお
連繋片107を埋め込み状に配置するためのフーチン側
枠板102底部、嵌め入れ溝106奥底方のフーチンジ
ョイント手段105部位夫々に形成される幅狭な溝空隙
は、例えば加工すべき素材である発泡合成樹脂材の前後
で架け渡した電熱線をその溝空隙形状に沿って表面から
押入れて切断除去することで形成される。
は、図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側
枠板102として分離した形態とすると共にその左右の
フーチン側枠板102相互を埋め込み状の連繋片107
を備えたフーチンジョイント手段105によって一体状
に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板102は、左
右で対峙状に配されるときで下部では相互にほぼ平行と
なる垂直部となっており、上部では上方に至るに伴ない
次第に相互に近接してその相互間の幅員が立ち上り部の
幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している傾斜部とな
すと共に、底部夫々がフーチンジョイント手段105の
上面に相対峙状にして嵌まり込み、係止して立脚される
ようにする。そのためフーチンジョイント手段105
は、左右のフーチン側枠板102相互間でほぼ直交して
横架配置されるように装着結合されるほぼ直方体のブロ
ック状に発泡合成樹脂材にて形成する。そして左右のフ
ーチン側枠板102の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝10
6を両端部上面に凹設形成すると共に、フーチン側枠板
102底部と嵌め入れ溝106奥底方のフーチンジョイ
ント手段105部位とに跨る例えば断面でコ字溝形の鉄
片(薄型チャンネル鋼材)製、硬質プラスチック製等の
剛性の連繋片107を噛み合わせる。この連繋片107
自体は図示のようなコ字溝形に限らず、波型状、倒H字
形状その他の形状にでき、要はフーチン側枠板102底
部と嵌め入れ溝106奥底方のフーチンジョイント手段
105部位とに跨ることでフーチン側枠板102のフー
チンジョイント手段105からの抜脱、フーチン側枠板
102自体の上下方向の移動を阻止すれば足りる。なお
連繋片107を埋め込み状に配置するためのフーチン側
枠板102底部、嵌め入れ溝106奥底方のフーチンジ
ョイント手段105部位夫々に形成される幅狭な溝空隙
は、例えば加工すべき素材である発泡合成樹脂材の前後
で架け渡した電熱線をその溝空隙形状に沿って表面から
押入れて切断除去することで形成される。
【0035】図20にあってのフーチン型枠体111
は、図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側
枠板112として分離した形態とすると共にその左右の
フーチン側枠板112相互を外側面に係止装着される連
繋片117を備えたフーチンジョイント手段115によ
って一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板1
12は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互に
ほぼ平行となる垂直部となっており、上部では上方に至
るに伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が立
ち上り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している
傾斜部となすと共に、底部夫々がフーチンジョイント手
段115の上面に相対峙状にして嵌まり込み、係止して
立脚されるようにする。そのためフーチンジョイント手
段115は、左右のフーチン側枠板112相互間でほぼ
直交して横架配置されるように装着結合されるほぼ直方
体のブロック状に発泡合成樹脂材にて形成する。そして
左右のフーチン側枠板112の底部内側部分に突設の嵌
め入れ突部113を嵌め入れる嵌め入れ溝116を両端
部近傍上面に凹設形成すると共に、フーチン側枠板10
2底部外側面とフーチンジョイント手段115端部外側
面とに当接状にして跨る例えば断面でコ字溝形の鉄片
(薄型チャンネル鋼材)製、硬質プラスチック製等の剛
性の連繋片117を噛み合わせる。このときフーチン側
枠板102底部外側面とフーチンジョイント手段115
端部外側面とは図示のように面一状とする場合に限ら
ず、段差が生じるようにもでき、この段差が生じる場合
の連繋片117はその段差形状に沿って折曲形成される
こともある。なお連繋片117を係止埋め込み状に配置
するためのフーチン側枠板112底部外側面、フーチン
ジョイント手段115端部外側面夫々に形成される幅狭
な溝空隙は、例えば加工すべき素材である発泡合成樹脂
材の前後で架け渡した電熱線をその溝空隙形状に沿って
表面から押入れて切断除去することで形成される。
は、図12図に示されたものと同様に左右のフーチン側
枠板112として分離した形態とすると共にその左右の
フーチン側枠板112相互を外側面に係止装着される連
繋片117を備えたフーチンジョイント手段115によ
って一体状に連繋して成る。すなわちフーチン側枠板1
12は、左右で対峙状に配されるときで下部では相互に
ほぼ平行となる垂直部となっており、上部では上方に至
るに伴ない次第に相互に近接してその相互間の幅員が立
ち上り部の幅員に相当する幅狭となるよう傾斜している
傾斜部となすと共に、底部夫々がフーチンジョイント手
段115の上面に相対峙状にして嵌まり込み、係止して
立脚されるようにする。そのためフーチンジョイント手
段115は、左右のフーチン側枠板112相互間でほぼ
直交して横架配置されるように装着結合されるほぼ直方
体のブロック状に発泡合成樹脂材にて形成する。そして
左右のフーチン側枠板112の底部内側部分に突設の嵌
め入れ突部113を嵌め入れる嵌め入れ溝116を両端
部近傍上面に凹設形成すると共に、フーチン側枠板10
2底部外側面とフーチンジョイント手段115端部外側
面とに当接状にして跨る例えば断面でコ字溝形の鉄片
(薄型チャンネル鋼材)製、硬質プラスチック製等の剛
性の連繋片117を噛み合わせる。このときフーチン側
枠板102底部外側面とフーチンジョイント手段115
端部外側面とは図示のように面一状とする場合に限ら
ず、段差が生じるようにもでき、この段差が生じる場合
の連繋片117はその段差形状に沿って折曲形成される
こともある。なお連繋片117を係止埋め込み状に配置
するためのフーチン側枠板112底部外側面、フーチン
ジョイント手段115端部外側面夫々に形成される幅狭
な溝空隙は、例えば加工すべき素材である発泡合成樹脂
材の前後で架け渡した電熱線をその溝空隙形状に沿って
表面から押入れて切断除去することで形成される。
【0036】これらの図19、図20夫々におけるフー
チンジョイント手段105,115自体、連繋片10
7,117自体等はいずれも夫々が、左右に相対峙して
配置されたフーチン側枠板102,112相互間で適当
間隔毎に装着結合されるも、場合によってはフーチン側
枠板102,112の全域に亙って配されるような長尺
な帯板状にして形成されることもある。なおフーチン側
枠板102,112の傾斜部上面には、立ち上り型枠体
5と連繋結合するための嵌め合い手段4(4A,4B)
が設けられているのは勿論である。またフーチンジョイ
ント手段105,115、連繋片107,117等によ
る連繋形態、使用形態等はいずれも、その使用間隔の設
定、それら自体の幅員等は打設されるコンクリート材C
等の重量その他によってフーチン側枠板102,112
等が倒立、分離しないものとして配慮される。
チンジョイント手段105,115自体、連繋片10
7,117自体等はいずれも夫々が、左右に相対峙して
配置されたフーチン側枠板102,112相互間で適当
間隔毎に装着結合されるも、場合によってはフーチン側
枠板102,112の全域に亙って配されるような長尺
な帯板状にして形成されることもある。なおフーチン側
枠板102,112の傾斜部上面には、立ち上り型枠体
5と連繋結合するための嵌め合い手段4(4A,4B)
が設けられているのは勿論である。またフーチンジョイ
ント手段105,115、連繋片107,117等によ
る連繋形態、使用形態等はいずれも、その使用間隔の設
定、それら自体の幅員等は打設されるコンクリート材C
等の重量その他によってフーチン側枠板102,112
等が倒立、分離しないものとして配慮される。
【0037】図21、図22にあっては別の実施の形態
とした立ち上り型枠体15の例が示されており、この立
ち上り型枠体15は所定肉厚に形成した板状の発泡合成
樹脂材製の立ち上り型枠体15本体の表裏面に、例えば
断面でほぼ蟻溝形を呈する充填溝16を例えば鉛直方向
あるいは水平方向、斜めの傾斜方向に沿って複数列にし
て、あるいは格子状にして配列して成る。充填溝16自
体は相互間で例えば150乃至300mm程度とし、後
述するように相対峙してフーチン型枠体1,21,2
6,31,41,51,61,71,81,91,10
1,111上に配列設置された後の相互間に充填投入さ
れるコンクリート材C、また構築された基礎の表面で施
される化粧仕上げ等のために塗布される後述のモルタル
材131等との付着一体性を図るから、可能な限りその
相互間の間隔は狭くして配列形成される。なおこの充填
溝16は立ち上り型枠体15相互が上下方向で段状に配
置されるときの上下面での接合部位、同じく隣接配置さ
れるときの水平方向での前後面での接合部位等では、上
下方向、前後方向等の立ち上り型枠体15間に跨るよう
に夫々で半割状の形態で形成されることもある。更には
図示を省略したが、場合によっては立ち上り型枠体15
表面全域を規則的、不規則的な凹凸状、好ましくは奥部
が開口部に比し広幅な凹部となって穴、溝状にも形成で
き、フーチン型枠体1…表面にも形成可能である。
とした立ち上り型枠体15の例が示されており、この立
ち上り型枠体15は所定肉厚に形成した板状の発泡合成
樹脂材製の立ち上り型枠体15本体の表裏面に、例えば
断面でほぼ蟻溝形を呈する充填溝16を例えば鉛直方向
あるいは水平方向、斜めの傾斜方向に沿って複数列にし
て、あるいは格子状にして配列して成る。充填溝16自
体は相互間で例えば150乃至300mm程度とし、後
述するように相対峙してフーチン型枠体1,21,2
6,31,41,51,61,71,81,91,10
1,111上に配列設置された後の相互間に充填投入さ
れるコンクリート材C、また構築された基礎の表面で施
される化粧仕上げ等のために塗布される後述のモルタル
材131等との付着一体性を図るから、可能な限りその
相互間の間隔は狭くして配列形成される。なおこの充填
溝16は立ち上り型枠体15相互が上下方向で段状に配
置されるときの上下面での接合部位、同じく隣接配置さ
れるときの水平方向での前後面での接合部位等では、上
下方向、前後方向等の立ち上り型枠体15間に跨るよう
に夫々で半割状の形態で形成されることもある。更には
図示を省略したが、場合によっては立ち上り型枠体15
表面全域を規則的、不規則的な凹凸状、好ましくは奥部
が開口部に比し広幅な凹部となって穴、溝状にも形成で
き、フーチン型枠体1…表面にも形成可能である。
【0038】また図22に示すようにこの充填溝16
は、立ち上り型枠体15自体を建築構造物における躯体
壁、塀その他の壁構造するときの各種の外装材、内装材
等を貼付する下地処理構造としての使用を可能にする。
すなわち相対峙して配置した相互間にコンクリート材C
を投入充填して壁体自体とすると共に、屋外側でタイ
ル、レンガ等の化粧材130を貼付する場合の立ち上り
型枠体15面ではモルタル材131を、必要があればラ
ス金網材を貼り付けた後に塗布施工し、また屋内側で石
膏ボードその他の各種の内装材135を貼付する場合の
立ち上り型枠体15面では木材、プラスチック材、金属
材等の棒材状の各種の下地材136を嵌め入れる。
は、立ち上り型枠体15自体を建築構造物における躯体
壁、塀その他の壁構造するときの各種の外装材、内装材
等を貼付する下地処理構造としての使用を可能にする。
すなわち相対峙して配置した相互間にコンクリート材C
を投入充填して壁体自体とすると共に、屋外側でタイ
ル、レンガ等の化粧材130を貼付する場合の立ち上り
型枠体15面ではモルタル材131を、必要があればラ
ス金網材を貼り付けた後に塗布施工し、また屋内側で石
膏ボードその他の各種の内装材135を貼付する場合の
立ち上り型枠体15面では木材、プラスチック材、金属
材等の棒材状の各種の下地材136を嵌め入れる。
【0039】更に図23、図24においては、フーチン
型枠体1,21,26,31,41,51,61,7
1,81,91,101,111における左右側部、更
にはこのフーチン型枠体1…上で相対峙状にして立枠配
置される立ち上り型枠体5,15夫々を連繋する別の型
枠体ジョイント手段120の一例が示されている。すな
わちこの型枠体ジョイント手段120は、フーチン型枠
体1…における相対峙されている左右側部、あるいは左
右の立ち上り型枠体5…夫々にほぼ対称位置で開穿され
た挿通孔121位置でこれらの型枠体1…、5…外側面
に配された断面で溝形状を呈する補強支持片122と、
この補強支持片122、挿通孔121夫々に貫挿してフ
ーチン型枠体1…の左右側部、左右の立ち上り型枠体5
…夫々を締結するボルト、ナットによる締結手段123
と、フーチン型枠体1…内あるいは立ち上り型枠体5…
相互間の間隙内の挿通孔121位置で配されて締結手段
123のボルトを覆うカバー筒124とを備えて成る。
型枠体1,21,26,31,41,51,61,7
1,81,91,101,111における左右側部、更
にはこのフーチン型枠体1…上で相対峙状にして立枠配
置される立ち上り型枠体5,15夫々を連繋する別の型
枠体ジョイント手段120の一例が示されている。すな
わちこの型枠体ジョイント手段120は、フーチン型枠
体1…における相対峙されている左右側部、あるいは左
右の立ち上り型枠体5…夫々にほぼ対称位置で開穿され
た挿通孔121位置でこれらの型枠体1…、5…外側面
に配された断面で溝形状を呈する補強支持片122と、
この補強支持片122、挿通孔121夫々に貫挿してフ
ーチン型枠体1…の左右側部、左右の立ち上り型枠体5
…夫々を締結するボルト、ナットによる締結手段123
と、フーチン型枠体1…内あるいは立ち上り型枠体5…
相互間の間隙内の挿通孔121位置で配されて締結手段
123のボルトを覆うカバー筒124とを備えて成る。
【0040】補強支持片122は通常は型枠体1…、5
…において外側に位置される外側面に挿通孔121位置
に対応させて予め接着固定もでき、また打設したコンク
リート材Cの凝固後で化粧仕上げが施されるときには通
常では取り外され、場合によってはそのまま埋め込まれ
る。更に締結手段123のボルトはフーチン型枠体1…
内、相対峙した立ち上り型枠体5…相互の外法幅員に比
し短くはなく、打設したコンクリート材Cの凝固後では
抜去される。またカバー筒124自体は発泡スチロール
樹脂の如き発泡合成樹脂材製のものであり、締結手段1
23の抜去後ではそのまま残置されて挿通孔121と共
に型枠体1…、5…による壁体等の内外で通気させる。
…において外側に位置される外側面に挿通孔121位置
に対応させて予め接着固定もでき、また打設したコンク
リート材Cの凝固後で化粧仕上げが施されるときには通
常では取り外され、場合によってはそのまま埋め込まれ
る。更に締結手段123のボルトはフーチン型枠体1…
内、相対峙した立ち上り型枠体5…相互の外法幅員に比
し短くはなく、打設したコンクリート材Cの凝固後では
抜去される。またカバー筒124自体は発泡スチロール
樹脂の如き発泡合成樹脂材製のものであり、締結手段1
23の抜去後ではそのまま残置されて挿通孔121と共
に型枠体1…、5…による壁体等の内外で通気させる。
【0041】この型枠体ジョイント手段120はフーチ
ン型枠体1…及びこのフーチン型枠体1…上で立枠され
る立ち上り型枠体5…相互をコンクリート材Cの投入充
填時で締結維持しており、型枠体1…内、立ち上り型枠
体5…相互間で水平方向、上下方向での所定の間隔毎、
たとえば300mm間隔毎に配置貫挿される。なおこの
型枠体ジョイント手段120自体は、フーチン型枠体1
…における左右側部相互、あるいは左右の立ち上り型枠
体5…相互間のいずれか一方のみに使用されることもあ
り、要は打設されるコンクリート材C等によって、組み
立てた型枠が解体、分離されない位置、場所、部位等で
使用される。
ン型枠体1…及びこのフーチン型枠体1…上で立枠され
る立ち上り型枠体5…相互をコンクリート材Cの投入充
填時で締結維持しており、型枠体1…内、立ち上り型枠
体5…相互間で水平方向、上下方向での所定の間隔毎、
たとえば300mm間隔毎に配置貫挿される。なおこの
型枠体ジョイント手段120自体は、フーチン型枠体1
…における左右側部相互、あるいは左右の立ち上り型枠
体5…相互間のいずれか一方のみに使用されることもあ
り、要は打設されるコンクリート材C等によって、組み
立てた型枠が解体、分離されない位置、場所、部位等で
使用される。
【0042】次に以上のように構成された実施の形態の
使用の一例を説明するに、従来と同様にして基礎を布設
構築すべき場所において掘削、割栗石の投入、基礎固め
等を行なうことで根切り部Bを構成した後、フーチン型
枠体1…を根切り部B上に隣接連続させて載置し、その
上に相対峙状にして立ち上り型枠体5…を適数段で連繋
結合する一方、フーチン型枠体1…、立ち上り型枠体5
…等の内部に縦鉄筋8、横鉄筋9等を配筋して適宜に固
定する。次いでコンクリート材C、場合によっては繊維
補強(強化)コンクリート材を打設し、適当期間の養生
経過によってコンクリート材Cが凝固した後では、屋外
側のフーチン型枠体1…、立ち上り型枠体(5)15表
面では充填溝16等内にまで充填塗布したモルタル材1
31によって外装となる化粧材130を貼付し、更に躯
体壁となっている場合には屋内側の立ち上り型枠体
(5)15表面の充填溝16等に固定した下地材136
を介して内装材135を貼付する(図22参照)。
使用の一例を説明するに、従来と同様にして基礎を布設
構築すべき場所において掘削、割栗石の投入、基礎固め
等を行なうことで根切り部Bを構成した後、フーチン型
枠体1…を根切り部B上に隣接連続させて載置し、その
上に相対峙状にして立ち上り型枠体5…を適数段で連繋
結合する一方、フーチン型枠体1…、立ち上り型枠体5
…等の内部に縦鉄筋8、横鉄筋9等を配筋して適宜に固
定する。次いでコンクリート材C、場合によっては繊維
補強(強化)コンクリート材を打設し、適当期間の養生
経過によってコンクリート材Cが凝固した後では、屋外
側のフーチン型枠体1…、立ち上り型枠体(5)15表
面では充填溝16等内にまで充填塗布したモルタル材1
31によって外装となる化粧材130を貼付し、更に躯
体壁となっている場合には屋内側の立ち上り型枠体
(5)15表面の充填溝16等に固定した下地材136
を介して内装材135を貼付する(図22参照)。
【0043】このとき内部配筋の縦鉄筋8は、例えば図
2に示すようにフーチン型枠体1…における底部面に刺
し込まれたコ字形の基礎鉄筋材126に縛結支持された
り、図21に示すようにフーチン型枠体1…における底
部面に刺し込まれた、下端が鋭利になっている凹字形の
鉄筋支持台片127によって横架支持された基礎鉄筋バ
ー128に同様に縛結支持されたりする。そして横鉄筋
9と縦鉄筋8との連繋は、相互に直接に縛結されたり、
図3に示すように縦鉄筋挿入部12、横鉄筋固定孔1
3、横鉄筋固定バンド14から成る固定手段11によっ
て固定されたりする。
2に示すようにフーチン型枠体1…における底部面に刺
し込まれたコ字形の基礎鉄筋材126に縛結支持された
り、図21に示すようにフーチン型枠体1…における底
部面に刺し込まれた、下端が鋭利になっている凹字形の
鉄筋支持台片127によって横架支持された基礎鉄筋バ
ー128に同様に縛結支持されたりする。そして横鉄筋
9と縦鉄筋8との連繋は、相互に直接に縛結されたり、
図3に示すように縦鉄筋挿入部12、横鉄筋固定孔1
3、横鉄筋固定バンド14から成る固定手段11によっ
て固定されたりする。
【0044】またフーチン型枠体1…における断面で直
方体状のものとするか、台形状のものとするかは設置現
場における状況によって選択可能であるのは勿論であ
る。
方体状のものとするか、台形状のものとするかは設置現
場における状況によって選択可能であるのは勿論であ
る。
【0045】フーチン型枠体1…において上方開口のい
わばボックス状を呈するフーチン筐体部2,22あるい
は帯板状のフーチンジョイント手段35,45,55,
65,75,85,95,105,115による場合
は、根切り部B面上にそのまま載置されることで構成さ
れる。また所定間隔毎に配されてフーチンジョイント手
段35…によって左右に分離されているフーチンサイド
部28、フーチン側枠板32,42,52,62,7
2,82,92,102,112を連繋結合する場合
は、必要があれば根切り部B内から突出させた縦鉄筋8
をフーチン側体部3、立ち上り型枠体5…相互間の内部
にまで連繋配筋しておくことで構築される基礎は根切り
部Bとの一体性を得る。
わばボックス状を呈するフーチン筐体部2,22あるい
は帯板状のフーチンジョイント手段35,45,55,
65,75,85,95,105,115による場合
は、根切り部B面上にそのまま載置されることで構成さ
れる。また所定間隔毎に配されてフーチンジョイント手
段35…によって左右に分離されているフーチンサイド
部28、フーチン側枠板32,42,52,62,7
2,82,92,102,112を連繋結合する場合
は、必要があれば根切り部B内から突出させた縦鉄筋8
をフーチン側体部3、立ち上り型枠体5…相互間の内部
にまで連繋配筋しておくことで構築される基礎は根切り
部Bとの一体性を得る。
【0046】更にフーチン型枠体1…における相対峙さ
せた左右側部、左右の立ち上り型枠体5…相互を型枠体
ジョイント手段120によって締結し、それらの間の左
右側部分相互間を強固に連結し、打設されるコンクリー
ト材C等による重量等に耐え、立ち上り型枠体5…夫々
の膨らみ、歪形等を防止する。そして打設したコンクリ
ート材Cの養生凝固ではその締結手段123をそのまま
残置させても、締結手段123を抜去することで残置さ
れるカバー筒124を、型枠体1…、5…に開穿してあ
る挿通孔121を経た内外の換気孔として利用する(図
24参照)。
せた左右側部、左右の立ち上り型枠体5…相互を型枠体
ジョイント手段120によって締結し、それらの間の左
右側部分相互間を強固に連結し、打設されるコンクリー
ト材C等による重量等に耐え、立ち上り型枠体5…夫々
の膨らみ、歪形等を防止する。そして打設したコンクリ
ート材Cの養生凝固ではその締結手段123をそのまま
残置させても、締結手段123を抜去することで残置さ
れるカバー筒124を、型枠体1…、5…に開穿してあ
る挿通孔121を経た内外の換気孔として利用する(図
24参照)。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
めに、発泡合成樹脂材製のフーチン型枠体1,21,2
6,31,41,51,61,71,81,91,10
1,111、立ち上り型枠体5,15の根切り部B上で
の組立後のコンクリート材Cの投入充填によって、それ
らのフーチン型枠体1…、立ち上り型枠体5…と共に基
礎を構築施工でき、またコンクリート材Cの打設圧力に
よっても根切り部B面からフーチン型枠体1…等が浮き
上がることもなく、相互に結合されたフーチン型枠体1
…、立ち上り型枠体5…同士の組立をしっかりと維持
し、安定した設置状態を実現できる。しかも外表面の化
粧施工に際し、充填溝16内に充填塗布されるモルタル
材131等の付着安定性の向上によって剥落、ひび割れ
等も生じさせず、体裁良好で美麗な基礎構造を得ること
ができる。
めに、発泡合成樹脂材製のフーチン型枠体1,21,2
6,31,41,51,61,71,81,91,10
1,111、立ち上り型枠体5,15の根切り部B上で
の組立後のコンクリート材Cの投入充填によって、それ
らのフーチン型枠体1…、立ち上り型枠体5…と共に基
礎を構築施工でき、またコンクリート材Cの打設圧力に
よっても根切り部B面からフーチン型枠体1…等が浮き
上がることもなく、相互に結合されたフーチン型枠体1
…、立ち上り型枠体5…同士の組立をしっかりと維持
し、安定した設置状態を実現できる。しかも外表面の化
粧施工に際し、充填溝16内に充填塗布されるモルタル
材131等の付着安定性の向上によって剥落、ひび割れ
等も生じさせず、体裁良好で美麗な基礎構造を得ること
ができる。
【0048】すなわちこれは本発明において、根切り部
B面上に載置される発泡合成樹脂材製のフーチン型枠体
1,21,26,31,41,51,61,71,8
1,91,101,111と、このフーチン型枠体1…
の左右側部の上部に嵌め合い手段4を介して連繋結合さ
れ、相対峙状に配される補強された発泡合成樹脂材製の
左右の立ち上り型枠体5,15と、左右の立ち上り型枠
体5…相互を連繋するジョイント手段10、更にはフー
チン型枠体1…の左右側部、立ち上り型枠体5…相互を
連繋する型枠体型枠体ジョイント手段120とから成る
ものとしたからであり、これによって、形枠体1…,5
…を取り外すことなく、その内部に投入充填して凝固さ
れたコンクリート材Cと共に堅牢な基礎構造をそのまま
構成できるからである。
B面上に載置される発泡合成樹脂材製のフーチン型枠体
1,21,26,31,41,51,61,71,8
1,91,101,111と、このフーチン型枠体1…
の左右側部の上部に嵌め合い手段4を介して連繋結合さ
れ、相対峙状に配される補強された発泡合成樹脂材製の
左右の立ち上り型枠体5,15と、左右の立ち上り型枠
体5…相互を連繋するジョイント手段10、更にはフー
チン型枠体1…の左右側部、立ち上り型枠体5…相互を
連繋する型枠体型枠体ジョイント手段120とから成る
ものとしたからであり、これによって、形枠体1…,5
…を取り外すことなく、その内部に投入充填して凝固さ
れたコンクリート材Cと共に堅牢な基礎構造をそのまま
構成できるからである。
【0049】しかも内部に投入充填したコンクリート材
Cの凝固後で、フーチン型枠体1…、立ち上り型枠体5
…等の外表面に化粧仕上げを施すことでよいから、従来
のコンクリート製基礎による場合に比し、モルタル下
地、内装下地処理等が不要となり、手間が掛からず、作
業効率を大きく向上できる。そればかりでなくコンクリ
ート製基礎の構築に際し使用されていた木材製の型枠を
全く使用する必要がないから、省資源に役立つ。
Cの凝固後で、フーチン型枠体1…、立ち上り型枠体5
…等の外表面に化粧仕上げを施すことでよいから、従来
のコンクリート製基礎による場合に比し、モルタル下
地、内装下地処理等が不要となり、手間が掛からず、作
業効率を大きく向上できる。そればかりでなくコンクリ
ート製基礎の構築に際し使用されていた木材製の型枠を
全く使用する必要がないから、省資源に役立つ。
【0050】またフーチン型枠体1,21,26は上方
開口の筐体状に形成してあるから、フーチン型枠体1…
自体が発泡合成樹脂材製であるために軽量であっても内
部に投入充填されたコンクリート材Cの重量、打設圧力
その他によって根切り部B面上から浮き上がらず、根切
り部B面上の所定位置でそのまま配置構成できる。
開口の筐体状に形成してあるから、フーチン型枠体1…
自体が発泡合成樹脂材製であるために軽量であっても内
部に投入充填されたコンクリート材Cの重量、打設圧力
その他によって根切り部B面上から浮き上がらず、根切
り部B面上の所定位置でそのまま配置構成できる。
【0051】フーチン型枠体1…上で連繋結合されて、
相対峙状に配される発泡合成樹脂材製の左右の立ち上り
型枠体5…は、嵌め合い手段4における嵌め合い溝4A
を利用して挿入される補強材6、更には内封式に挿入さ
れる封入補強材7等によって補強され、剛性化されてい
るから、内部に充填されるコンクリート材Cによる重
量、衝撃、振動、打設圧力その他によっても歪形、外方
への膨らみその他が生じるのを防止し、ジョイント手段
10,120と相俟ち相互間の間隔を維持し、所定肉厚
の立ち上り部、更には壁体を構成できる。
相対峙状に配される発泡合成樹脂材製の左右の立ち上り
型枠体5…は、嵌め合い手段4における嵌め合い溝4A
を利用して挿入される補強材6、更には内封式に挿入さ
れる封入補強材7等によって補強され、剛性化されてい
るから、内部に充填されるコンクリート材Cによる重
量、衝撃、振動、打設圧力その他によっても歪形、外方
への膨らみその他が生じるのを防止し、ジョイント手段
10,120と相俟ち相互間の間隔を維持し、所定肉厚
の立ち上り部、更には壁体を構成できる。
【0052】このときの型枠体ジョイント手段120と
して、フーチン型枠体1…の左右側部、立ち上り型枠体
5…夫々に開穿された挿通孔121位置で、この挿通孔
121と共に型枠体1…、5…外側面に配された補強支
持片122に貫挿する締結手段123によって型枠体1
…、5…を締結するから、型枠体1…、5…における左
右側部分相互の連結、その組立維持を確実にする。しか
も型枠体1…内、立ち上り型枠体5…相互間の間隙内で
の締結手段123は、カバー筒124によって覆われて
いるから、例えば寒冷地における構築時に投入充填した
コンクリート材Cの養生凝固に際し、金属性部材である
補強支持片122、締結手段123が外部の冷気をコン
クリート材C内に伝熱させず、これを冷却させない断熱
作用を発揮し、適切な養生状態を維持するのに役立つ。
更にコンクリート材Cの凝固で締結手段123を取り外
すことにより、立ち上り部内外を連通状態とさせて、例
えば基礎部位における換気口として利用でき、基礎内の
空気対流を促進させる。
して、フーチン型枠体1…の左右側部、立ち上り型枠体
5…夫々に開穿された挿通孔121位置で、この挿通孔
121と共に型枠体1…、5…外側面に配された補強支
持片122に貫挿する締結手段123によって型枠体1
…、5…を締結するから、型枠体1…、5…における左
右側部分相互の連結、その組立維持を確実にする。しか
も型枠体1…内、立ち上り型枠体5…相互間の間隙内で
の締結手段123は、カバー筒124によって覆われて
いるから、例えば寒冷地における構築時に投入充填した
コンクリート材Cの養生凝固に際し、金属性部材である
補強支持片122、締結手段123が外部の冷気をコン
クリート材C内に伝熱させず、これを冷却させない断熱
作用を発揮し、適切な養生状態を維持するのに役立つ。
更にコンクリート材Cの凝固で締結手段123を取り外
すことにより、立ち上り部内外を連通状態とさせて、例
えば基礎部位における換気口として利用でき、基礎内の
空気対流を促進させる。
【0053】また従来のもののように左右の発泡合成樹
脂材製の型枠を構成しておいて、これを金属性部材によ
って結合してそれらをそのまま残置させてしまう場合に
あっての熱橋構造を形成せずに済み、型枠体1…、5…
の形成素材による断熱作用を充分に得ることができる。
すなわち従来では、それらの金属性部材によって形成さ
れたジョイント手段であるとき、例えば寒冷地での構築
施工に際してそれが外部の冷気を内部に充填したコンク
リート材C等に伝熱させ、それの適切な養生を阻害した
り、また残置されることで錆その他によって膨脹し、そ
れに伴ないコンクリート材Cを破壊したりするのを解消
できる。
脂材製の型枠を構成しておいて、これを金属性部材によ
って結合してそれらをそのまま残置させてしまう場合に
あっての熱橋構造を形成せずに済み、型枠体1…、5…
の形成素材による断熱作用を充分に得ることができる。
すなわち従来では、それらの金属性部材によって形成さ
れたジョイント手段であるとき、例えば寒冷地での構築
施工に際してそれが外部の冷気を内部に充填したコンク
リート材C等に伝熱させ、それの適切な養生を阻害した
り、また残置されることで錆その他によって膨脹し、そ
れに伴ないコンクリート材Cを破壊したりするのを解消
できる。
【0054】しかもこの型枠体ジョイント手段120に
おける締結手段123更には補強支持片122等はコン
クリート材Cの凝固後で取り外すことができるから、再
度の使用が可能で無駄がない。なお取外し後に形成され
る換気口としての挿通孔121、カバー筒124内部は
必要があれば閉塞でき、種々な態様での利用を選択でき
る。
おける締結手段123更には補強支持片122等はコン
クリート材Cの凝固後で取り外すことができるから、再
度の使用が可能で無駄がない。なお取外し後に形成され
る換気口としての挿通孔121、カバー筒124内部は
必要があれば閉塞でき、種々な態様での利用を選択でき
る。
【0055】左右の立ち上り型枠体5…は嵌め合い手段
4を介してフーチン型枠体1…上に段状にして連繋結合
できるから、その段数の選択によって所定の高さの基礎
構造、更には左右の立ち上り型枠体5…自体による所定
の建築構造物の壁躯体を基礎と連続して構成することも
可能である。
4を介してフーチン型枠体1…上に段状にして連繋結合
できるから、その段数の選択によって所定の高さの基礎
構造、更には左右の立ち上り型枠体5…自体による所定
の建築構造物の壁躯体を基礎と連続して構成することも
可能である。
【0056】また筐体状となるフーチン型枠体21にお
いてのフーチン筐体部23とフーチン傾斜側体部24と
を連繋結合する嵌め合い手段25、同様に筐体状となる
フーチン型枠体26においてのフーチンベース部27と
フーチンサイド部28とを連繋結合する凹凸状の嵌め合
い手段29夫々は、幅広な係止端によって強制的な嵌め
合い構造とさせるから、その係止端による嵌め合い抵抗
があっても強制的に行なうことで嵌め合い作業を簡素化
でき、しかもフーチン型枠体21,26夫々内に打設さ
れるコンクリート材Cによっても分離、解体されない強
固な連繋状態を維持する。
いてのフーチン筐体部23とフーチン傾斜側体部24と
を連繋結合する嵌め合い手段25、同様に筐体状となる
フーチン型枠体26においてのフーチンベース部27と
フーチンサイド部28とを連繋結合する凹凸状の嵌め合
い手段29夫々は、幅広な係止端によって強制的な嵌め
合い構造とさせるから、その係止端による嵌め合い抵抗
があっても強制的に行なうことで嵌め合い作業を簡素化
でき、しかもフーチン型枠体21,26夫々内に打設さ
れるコンクリート材Cによっても分離、解体されない強
固な連繋状態を維持する。
【0057】一方、相対峙状に分離して載置される左右
のフーチン側枠板32相互を連繋するフーチンジョイン
ト手段35はフーチン側枠板32の係止部33に噛み合
い状に係止する噛み合い部36を有するから、その連繋
結合は強固である。同様に左右のフーチン側枠板52,
62相互を連繋するフーチンジョイント手段55,65
は、左右のフーチン側枠板52,62の底部下面に形成
した係止溝53,63に内封状に係止する断面でほぼL
字形の係止部56,66を有するから、安定した連繋状
態を維持し、コンクリート材Cに対する耐圧性に優れ
る。
のフーチン側枠板32相互を連繋するフーチンジョイン
ト手段35はフーチン側枠板32の係止部33に噛み合
い状に係止する噛み合い部36を有するから、その連繋
結合は強固である。同様に左右のフーチン側枠板52,
62相互を連繋するフーチンジョイント手段55,65
は、左右のフーチン側枠板52,62の底部下面に形成
した係止溝53,63に内封状に係止する断面でほぼL
字形の係止部56,66を有するから、安定した連繋状
態を維持し、コンクリート材Cに対する耐圧性に優れ
る。
【0058】また左右のフーチン側枠板42相互を連繋
するフーチンジョイント手段45は左右のフーチン側枠
板42の底部に突設形成された係止部43に噛み合う噛
み合い部46と、同じくフーチン側枠板42の底部側面
に凹設形成された係止溝44に嵌まり込む係止突部47
とを有するから、打設されるコンクリート材Cの重量、
衝撃、振動、打設圧力その他によっても左右のフーチン
側枠板42相互の外方への倒立分離、解体を阻止すると
共にフーチン側枠板42等の浮き上がりをも阻止してそ
れらの一体化を一層確実にする。
するフーチンジョイント手段45は左右のフーチン側枠
板42の底部に突設形成された係止部43に噛み合う噛
み合い部46と、同じくフーチン側枠板42の底部側面
に凹設形成された係止溝44に嵌まり込む係止突部47
とを有するから、打設されるコンクリート材Cの重量、
衝撃、振動、打設圧力その他によっても左右のフーチン
側枠板42相互の外方への倒立分離、解体を阻止すると
共にフーチン側枠板42等の浮き上がりをも阻止してそ
れらの一体化を一層確実にする。
【0059】更に相対峙状に分離して載置される左右の
フーチン側枠板32,42,52,62,72,82,
92,102,112等を連繋するフーチンジョイント
手段35,45,55,65,75,85,95,10
5,115夫々が所定の間隔毎に配置されて、それらの
間に空隙が生じるとき、その空隙内で根切り部B内から
の鉄筋材等が配された状態でコンクリート材Cが打設さ
れると、構成される基礎と根切り部Bとが一体的とな
り、一層強固な基礎構造を実現できる。
フーチン側枠板32,42,52,62,72,82,
92,102,112等を連繋するフーチンジョイント
手段35,45,55,65,75,85,95,10
5,115夫々が所定の間隔毎に配置されて、それらの
間に空隙が生じるとき、その空隙内で根切り部B内から
の鉄筋材等が配された状態でコンクリート材Cが打設さ
れると、構成される基礎と根切り部Bとが一体的とな
り、一層強固な基礎構造を実現できる。
【0060】左右の分離されたフーチン側枠板72相互
をフーチンジョイント手段75にて連繋するフーチン型
枠体71において、そのフーチンジョイント手段75は
フーチン側枠板72の係止溝74に嵌まり込む係止突部
77を備え、フーチン側枠板72の係止部73に噛み合
い部76が三角山状で噛み合うから、打設されるコンク
リート材Cの打設圧力その他に抗して左右のフーチン側
枠板72相互の外方への倒立更にはその分離、解体、浮
き上がり等を確実に阻止でき、堅牢な基礎を構成する。
をフーチンジョイント手段75にて連繋するフーチン型
枠体71において、そのフーチンジョイント手段75は
フーチン側枠板72の係止溝74に嵌まり込む係止突部
77を備え、フーチン側枠板72の係止部73に噛み合
い部76が三角山状で噛み合うから、打設されるコンク
リート材Cの打設圧力その他に抗して左右のフーチン側
枠板72相互の外方への倒立更にはその分離、解体、浮
き上がり等を確実に阻止でき、堅牢な基礎を構成する。
【0061】同様に左右のフーチン側枠板82相互をフ
ーチンジョイント手段85にて連繋するフーチン型枠体
81において、フーチンジョイント手段85両端部の嵌
め入れ溝86に嵌め入れることで左右のフーチン側枠板
82を立脚状に支持でき、組立作業を能率的に遂行でき
る。しかもフーチン側枠板82と嵌め入れ溝86との上
下方向である係止溝84と嵌め入れ溝86とが相互で嵌
まり込むようになっているから、コンクリート材Cが打
設されても、フーチンジョイント手段85からのフーチ
ン側枠板82の浮き上がりを確実に阻止でき、一体結合
状態を一層安定化できる。更にはフーチンジョイント手
段85自体の外形は凹凸部分が少なくなるから、その成
型加工は極めて容易であり、しかも形成素材の無駄を排
除させるから、安価に提供できる。
ーチンジョイント手段85にて連繋するフーチン型枠体
81において、フーチンジョイント手段85両端部の嵌
め入れ溝86に嵌め入れることで左右のフーチン側枠板
82を立脚状に支持でき、組立作業を能率的に遂行でき
る。しかもフーチン側枠板82と嵌め入れ溝86との上
下方向である係止溝84と嵌め入れ溝86とが相互で嵌
まり込むようになっているから、コンクリート材Cが打
設されても、フーチンジョイント手段85からのフーチ
ン側枠板82の浮き上がりを確実に阻止でき、一体結合
状態を一層安定化できる。更にはフーチンジョイント手
段85自体の外形は凹凸部分が少なくなるから、その成
型加工は極めて容易であり、しかも形成素材の無駄を排
除させるから、安価に提供できる。
【0062】同様に左右のフーチン側枠板92相互をフ
ーチンジョイント手段95にて連繋するフーチン型枠体
91において、フーチンジョイント手段95両端部の嵌
め入れ溝96に、係止端による強制的な嵌まり込みで左
右のフーチン側枠板92をしっかりと立脚状に支持でき
る。しかもフーチン側枠板92と嵌め入れ溝96との上
下方向では、先端が幅広な係止端によって相互が強制的
に嵌まり込むから、コンクリート材Cが打設されても、
フーチン側枠板92の外方への倒立を防止しながらフー
チンジョイント手段95からのフーチン側枠板92の浮
き上がりを確実に阻止する。
ーチンジョイント手段95にて連繋するフーチン型枠体
91において、フーチンジョイント手段95両端部の嵌
め入れ溝96に、係止端による強制的な嵌まり込みで左
右のフーチン側枠板92をしっかりと立脚状に支持でき
る。しかもフーチン側枠板92と嵌め入れ溝96との上
下方向では、先端が幅広な係止端によって相互が強制的
に嵌まり込むから、コンクリート材Cが打設されても、
フーチン側枠板92の外方への倒立を防止しながらフー
チンジョイント手段95からのフーチン側枠板92の浮
き上がりを確実に阻止する。
【0063】同様に内封式の連繋片107を介したフー
チンジョイント手段105にて左右のフーチン側枠板1
02相互を連繋するフーチン型枠体101において、フ
ーチンジョイント手段105両端部の嵌め入れ溝106
に左右のフーチン側枠板102の底部を嵌め入れること
でフーチン側枠板102を仮止め的に立脚状に支持で
き、その後の連繋片107のフーチン側枠板102、フ
ーチンジョイント手段105両者に跨る配置挿入によっ
てしっかりと固定連結できる。しかもフーチン側枠板1
02の上下方向では、連繋片107を介したフーチンジ
ョイント手段105への噛み合いによってコンクリート
材Cが打設されても、フーチン側枠板102底部のフー
チンジョイント手段105への嵌め入れと相俟ち、フー
チン側枠板102の外方への倒立を防止してフーチンジ
ョイント手段105からのフーチン側枠板102の浮き
上がりを確実に阻止している。
チンジョイント手段105にて左右のフーチン側枠板1
02相互を連繋するフーチン型枠体101において、フ
ーチンジョイント手段105両端部の嵌め入れ溝106
に左右のフーチン側枠板102の底部を嵌め入れること
でフーチン側枠板102を仮止め的に立脚状に支持で
き、その後の連繋片107のフーチン側枠板102、フ
ーチンジョイント手段105両者に跨る配置挿入によっ
てしっかりと固定連結できる。しかもフーチン側枠板1
02の上下方向では、連繋片107を介したフーチンジ
ョイント手段105への噛み合いによってコンクリート
材Cが打設されても、フーチン側枠板102底部のフー
チンジョイント手段105への嵌め入れと相俟ち、フー
チン側枠板102の外方への倒立を防止してフーチンジ
ョイント手段105からのフーチン側枠板102の浮き
上がりを確実に阻止している。
【0064】同様に外側面で係止当接する連繋片117
を介したフーチンジョイント手段105にて左右のフー
チン側枠板112相互を連繋するフーチン型枠体111
において、フーチンジョイント手段115両端部の嵌め
入れ溝116に左右のフーチン側枠板112の底部を嵌
め入れることでフーチン側枠板112を一旦は仮止め的
に立脚状に支持でき、その後のフーチン側枠板112、
フーチンジョイント手段115両者の外側面側からの連
繋片117の当接係止による簡単な作業でしっかりと固
定連結できる。しかもフーチン側枠板112の上下方向
では、連繋片117を介したフーチンジョイント手段1
15への係止によってコンクリート材Cが打設されて
も、この連繋片117がフーチン側枠板112、フーチ
ンジョイント手段115夫々に対して外側から係止して
いることと相俟ち、フーチン側枠板112の外方への倒
立を防止してフーチンジョイント手段115からのフー
チン側枠板112の浮き上がりを確実に阻止している。
を介したフーチンジョイント手段105にて左右のフー
チン側枠板112相互を連繋するフーチン型枠体111
において、フーチンジョイント手段115両端部の嵌め
入れ溝116に左右のフーチン側枠板112の底部を嵌
め入れることでフーチン側枠板112を一旦は仮止め的
に立脚状に支持でき、その後のフーチン側枠板112、
フーチンジョイント手段115両者の外側面側からの連
繋片117の当接係止による簡単な作業でしっかりと固
定連結できる。しかもフーチン側枠板112の上下方向
では、連繋片117を介したフーチンジョイント手段1
15への係止によってコンクリート材Cが打設されて
も、この連繋片117がフーチン側枠板112、フーチ
ンジョイント手段115夫々に対して外側から係止して
いることと相俟ち、フーチン側枠板112の外方への倒
立を防止してフーチンジョイント手段115からのフー
チン側枠板112の浮き上がりを確実に阻止している。
【0065】そしてまた立ち上り型枠体(5)15夫々
には、構築される基礎の少なくなとも外表面となるその
表裏面のいずれかに充填溝16を例えば鉛直方向あるい
は水平方向に沿って複数列にして、あるいは格子状にし
て配列形成してあるから、立ち上り型枠体(5)15表
裏面に打設されるコンクリート材C、塗布される化粧仕
上げ用のモルタル材131等との一体化を図ることがで
き、充填溝16内に充填のコンクリート材C、モルタル
材131等がそれらの大きな縮みを生じさせず、表面に
ひび割れ等を発生させない。特に経年変化によるモルタ
ル材131の剥落、ひび割れ等を防止させ、美麗な体裁
を長期に亙り維持でき、その補修等の手間を著しく削減
可能である。しかも充填溝16内に所定の下地材136
等を挿入することで構築後の基礎部分、更には躯体壁に
対する内装材135等の施工を容易にする。
には、構築される基礎の少なくなとも外表面となるその
表裏面のいずれかに充填溝16を例えば鉛直方向あるい
は水平方向に沿って複数列にして、あるいは格子状にし
て配列形成してあるから、立ち上り型枠体(5)15表
裏面に打設されるコンクリート材C、塗布される化粧仕
上げ用のモルタル材131等との一体化を図ることがで
き、充填溝16内に充填のコンクリート材C、モルタル
材131等がそれらの大きな縮みを生じさせず、表面に
ひび割れ等を発生させない。特に経年変化によるモルタ
ル材131の剥落、ひび割れ等を防止させ、美麗な体裁
を長期に亙り維持でき、その補修等の手間を著しく削減
可能である。しかも充填溝16内に所定の下地材136
等を挿入することで構築後の基礎部分、更には躯体壁に
対する内装材135等の施工を容易にする。
【図1】本発明の一実施の形態を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】同じく組立使用時の斜視図である。
【図3】同じく縦鉄筋、横鉄筋相互を連繋固定する固定
手段の斜視図である。
手段の斜視図である。
【図4】同じく立ち上り型枠体の補強構造例における組
立時の断面図である。
立時の断面図である。
【図5】同じく他の補強構造例における組立時の断面図
である。
である。
【図6】同じく他の補強構造例における組立時の断面図
である。
である。
【図7】同じく他の補強構造例における組立時の断面図
である。
である。
【図8】同じく他の補強構造例における組立時の断面図
である。
である。
【図9】同じくフーチン型枠体の他例における正断面図
である。
である。
【図10】同じく他のフーチン型枠体の上部を連繋組立
式とした場合における正断面図である。
式とした場合における正断面図である。
【図11】同じく他のフーチン型枠体の下部を連繋組立
式とした場合における正断面図である。
式とした場合における正断面図である。
【図12】同じく左右分離構造のフーチン型枠体の下部
を組立連繋形式とした場合の一部切欠斜視図である。
を組立連繋形式とした場合の一部切欠斜視図である。
【図13】同じく左右分離構造のフーチン型枠体の下部
を組立連繋形式とした場合の他の実施の形態における一
部切欠斜視図である。
を組立連繋形式とした場合の他の実施の形態における一
部切欠斜視図である。
【図14】同じく左右分離構造の他例にあってのフーチ
ン型枠体の下部を連繋組立式とした場合における一部切
欠斜視図である。
ン型枠体の下部を連繋組立式とした場合における一部切
欠斜視図である。
【図15】同じく左右分離構造とした他例にあってのフ
ーチン型枠体の下部を連繋組立式とした場合における正
断面図である。
ーチン型枠体の下部を連繋組立式とした場合における正
断面図である。
【図16】同じく左右分離構造のフーチン型枠体の下部
を他の組立連繋形式とした場合の正断面図である。
を他の組立連繋形式とした場合の正断面図である。
【図17】同じく左右分離構造のフーチン型枠体の下部
を他の組立連繋形式とした場合の正断面図である。
を他の組立連繋形式とした場合の正断面図である。
【図18】同じく左右分離構造のフーチン型枠体の下部
を強制的な他の組立連繋形式とした場合の正断面図であ
る。
を強制的な他の組立連繋形式とした場合の正断面図であ
る。
【図19】同じく左右分離構造のフーチン型枠体の下部
を内封式の連繋片による他の組立連繋形式とした場合の
正断面図である。
を内封式の連繋片による他の組立連繋形式とした場合の
正断面図である。
【図20】同じく左右分離構造のフーチン型枠体の下部
を外側面当接係止式の連繋片による他の組立連繋形式と
した場合の正断面図である。
を外側面当接係止式の連繋片による他の組立連繋形式と
した場合の正断面図である。
【図21】同じく他の実施の形態における組立時の斜視
図である。
図である。
【図22】同じくその施工後の要部横断面図である。
【図23】同じく型枠体ジョイント手段によって組み立
てた場合の他例における斜視図である。
てた場合の他例における斜視図である。
【図24】同じく型枠体ジョイント手段における使用状
態の断面図である。
態の断面図である。
B…根切り部 C…コンクリー
ト材 1…フーチン型枠体 2…フーチン筐
体部 3…フーチン側体部 4…嵌め合い手
段 4A…嵌め合い溝 4B…嵌め合い
突部 5…立ち上り型枠体 6…補強材 7…封入補強材 8…縦鉄筋 9…横鉄筋 10…ジョイント手段 11…固定手段 12…縦鉄筋挿入部 13…横鉄筋固
定孔 14…横鉄筋固定バンド 15…立ち上り型枠体 16…充填溝 21…フーチン型枠体 22…フーチン
筐体部 23…フーチン筐体部 24…フーチン
傾斜側体部 25…嵌め合い手段 25A…嵌め合
い溝 25B…嵌め合い突部 26…フーチン
型枠体 27…フーチンベース部 28…フーチン
サイド部 29…嵌め合い手段 29A…嵌め合
い溝 29B…嵌め合い突部 31…フーチン型枠体 32…フーチン
側枠板 33…係止部 35…フーチン
ジョイント手段 36…噛み合い部 41…フーチン型枠体 42…フーチン
側枠板 43…係止部 44…係止溝 45…フーチンジョイント手段 46…噛み合い
部 47…係止突部 51…フーチン型枠体 52…フーチン
側枠板 53…係止溝部 55…フーチン
ジョイント手段 56…係止部 61…フーチン型枠体 62…フーチン
側枠板 63…係止溝 65…フーチン
ジョイント手段 66…係止部 71…フーチン型枠体 72…フーチン
側枠板 73…係止部 73A…凹部 74…係止溝 75…フーチン
ジョイント手段 76…突部 77…係止突部 81…フーチン型枠体 82…フーチン
側枠板 84…係止溝 85…フーチン
ジョイント手段 86…嵌め入れ溝 87…係止突部 91…フーチン型枠体 92…フーチン
側枠板 93…噛み合い溝 95…フーチン
ジョイント手段 96…嵌め入れ溝 97…噛み合い
突部 101…フーチン型枠体 102…フーチ
ン側枠板 105…フーチンジョイント手段 106…嵌め入
れ溝 107…連繋片 111…フーチン型枠体 112…フーチ
ン側枠板 113…嵌め入れ突部 115…フーチ
ンジョイント手段 116…嵌め入れ溝 117…連繋片 120…型枠体ジョイント手段 121…挿通孔 122…補強支持片 123…締結手
段 124…カバー筒 126…基礎鉄筋材 127…鉄筋支
持台片 128…基礎鉄筋バー 130…化粧材 131…モルタ
ル材 135…内装材 136…下地材
ト材 1…フーチン型枠体 2…フーチン筐
体部 3…フーチン側体部 4…嵌め合い手
段 4A…嵌め合い溝 4B…嵌め合い
突部 5…立ち上り型枠体 6…補強材 7…封入補強材 8…縦鉄筋 9…横鉄筋 10…ジョイント手段 11…固定手段 12…縦鉄筋挿入部 13…横鉄筋固
定孔 14…横鉄筋固定バンド 15…立ち上り型枠体 16…充填溝 21…フーチン型枠体 22…フーチン
筐体部 23…フーチン筐体部 24…フーチン
傾斜側体部 25…嵌め合い手段 25A…嵌め合
い溝 25B…嵌め合い突部 26…フーチン
型枠体 27…フーチンベース部 28…フーチン
サイド部 29…嵌め合い手段 29A…嵌め合
い溝 29B…嵌め合い突部 31…フーチン型枠体 32…フーチン
側枠板 33…係止部 35…フーチン
ジョイント手段 36…噛み合い部 41…フーチン型枠体 42…フーチン
側枠板 43…係止部 44…係止溝 45…フーチンジョイント手段 46…噛み合い
部 47…係止突部 51…フーチン型枠体 52…フーチン
側枠板 53…係止溝部 55…フーチン
ジョイント手段 56…係止部 61…フーチン型枠体 62…フーチン
側枠板 63…係止溝 65…フーチン
ジョイント手段 66…係止部 71…フーチン型枠体 72…フーチン
側枠板 73…係止部 73A…凹部 74…係止溝 75…フーチン
ジョイント手段 76…突部 77…係止突部 81…フーチン型枠体 82…フーチン
側枠板 84…係止溝 85…フーチン
ジョイント手段 86…嵌め入れ溝 87…係止突部 91…フーチン型枠体 92…フーチン
側枠板 93…噛み合い溝 95…フーチン
ジョイント手段 96…嵌め入れ溝 97…噛み合い
突部 101…フーチン型枠体 102…フーチ
ン側枠板 105…フーチンジョイント手段 106…嵌め入
れ溝 107…連繋片 111…フーチン型枠体 112…フーチ
ン側枠板 113…嵌め入れ突部 115…フーチ
ンジョイント手段 116…嵌め入れ溝 117…連繋片 120…型枠体ジョイント手段 121…挿通孔 122…補強支持片 123…締結手
段 124…カバー筒 126…基礎鉄筋材 127…鉄筋支
持台片 128…基礎鉄筋バー 130…化粧材 131…モルタ
ル材 135…内装材 136…下地材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−100850(JP,A) 特開 平8−177057(JP,A) 特開 平9−268569(JP,A) 特開 平10−140581(JP,A) 特開 平10−219706(JP,A) 特開 昭57−197328(JP,A) 特開 平9−21174(JP,A) 特開 平5−140950(JP,A) 特開 平9−217360(JP,A) 特開 平11−100852(JP,A) 実開 昭61−50135(JP,U) 実開 昭54−75004(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 27/01
Claims (12)
- 【請求項1】 根切り部面上に載置される上方開口の筐
体状の発泡合成樹脂材製のフーチン型枠体と、このフー
チン型枠体の左右側部の上部に嵌め合い手段を介して連
繋結合され、相互に所定の間隔を隔てて相対峙状に配さ
れる補強された発泡合成樹脂材製の左右の立ち上り型枠
体と、左右の立ち上り型枠体相互を連繋するジョイント
手段とから成り、ジョイント手段は、相対峙して配置さ
れた立ち上り型枠体夫々においての嵌め合い手段部位に
端部が係止されるよう、端部自体をL字形に折曲した正
面から見て下向き開口のほぼ溝形状を呈し、またこのジ
ョイント手段には、組立使用時において内部に配筋され
る縦鉄筋、横鉄筋夫々を位置決め固定させる固定手段を
形成し、この固定手段はジョイント手段本体部分にその
一方の側縁から開口部が狭く、奥部が広くなっている凸
字形の縦鉄筋挿入部を切欠形成すると共にジョイント手
段本体部分に横鉄筋固定バンドが挿入される横鉄筋固定
孔を開穿して成ることを特徴とする建築用基礎型枠装
置。 - 【請求項2】 フーチン型枠体は、底部幅員と同幅にし
てある上方開口の溝形状のフーチン筐体部と、このフー
チン筐体部における左右側部上に相対峙状にして連繋結
合され、フーチン筐体部の上部開口部の幅員に比し上方
に至るに伴ない次第に幅狭となって、正面から見てほぼ
傾斜しているフーチン傾斜側体部と、フーチン筐体部、
フーチン傾斜側体部相互の連繋結合面に、強制的に嵌め
合うように先端が幅広な係止端を備えている凹凸状の嵌
め合い手段とから成るものとしてある請求項1記載の建
築用基礎型枠装置。 - 【請求項3】 フーチン型枠体は、構築すべきフーチン
部の幅員とほぼ同幅の帯板状に形成した底部のフーチン
ベース部の左右両側縁部に、下部では相互にほぼ平行
で、上部では上方に至るに伴ない次第に相互に近接して
その相互間の幅員が幅狭となるよう傾斜している側部の
フーチンサイド部を嵌め合い手段を介して相対峙状に立
設連繋して成る請求項1または2記載の建築用基礎型枠
装置。 - 【請求項4】 嵌め合い手段は、強制的に嵌め合うよう
に先端に幅広な係止端を備えている凹凸状のものとして
あって、フーチンベース部の左右両側縁部に先端が幅広
な係止端となって形成された突状の嵌め合い突部と、こ
の嵌め合い突部に強制的に嵌め合うようにしてフーチン
サイド部の下部下面に断面でほぼT字形にして形成され
た嵌め合い溝とから成る請求項3記載の建築用基礎型枠
装置。 - 【請求項5】 根切り部面上に所定の間隔を隔てて相対
峙状にして載置される発泡合成樹脂材製の左右のフーチ
ン側枠板相互をフーチンジョイント手段によって連繋し
て成るフーチン型枠体と、フーチン側枠板夫々の上部に
嵌め合い手段を介して連繋結合され、相互に所定の間隔
を隔てて相対峙状に配される補強された発泡合成樹脂材
製の左右の立ち上り型枠体と、左右の立ち上り型枠体相
互を連繋するジョイント手段とから成り、ジョイント手
段は、相対峙して配置された立ち上り型枠体夫々におい
ての嵌め合い手段部位に端部が係止されるよう、端部自
体をL字形に折曲した正面から見て下向き開口のほぼ溝
形状を呈し、またこのジョイント手段には、組立使用時
において内部に配筋される縦鉄筋、横鉄筋夫々を位置決
め固定させる固定手段を形成し、この固定手段はジョイ
ント手段本体部分にその一方の側縁から開口部が狭く、
奥部が広くなっている凸字形の縦鉄筋挿入部を切欠形成
すると共にジョイント手段本体部分に横鉄筋固定バンド
が挿入される横鉄筋固定孔を開穿して成ることを特徴と
する建築用基礎型枠装置。 - 【請求項6】 フーチンジョイント手段は、フーチン側
枠板の底部に突設形成された係止部に噛み合い状に係止
する噛み合い部を両端部に有している請求項5記載の建
築用基礎型枠装置。 - 【請求項7】 フーチンジョイント手段は、フーチン側
枠板の底部に突設形成された係止部に噛み合う噛み合い
部と、同じくフーチン側枠板の底部側面に凹設形成され
た係止溝に嵌まり込む係止突部とを両端部に有している
請求項5記載の建築用基礎型枠装置。 - 【請求項8】 フーチンジョイント手段は、左右のフー
チン側枠板の底部下面に形成した係止溝に内封状に係止
する断面でほぼL字形の係止部を両端部に有している請
求項5記載の建築用基礎型枠装置。 - 【請求項9】 フーチンジョイント手段は、フーチン側
枠板の底部側面に突設形成された係止部に三角山形状で
噛み合う噛み合い部と、同じくフーチン側枠板の底部側
面に凹設形成された係止溝に嵌まり込む係止突部を両端
部に有している請求項5記載の建築用基礎型枠装置。 - 【請求項10】 フーチンジョイント手段は、フーチン
側枠板の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝を両端部上面に凹
設形成すると共に、フーチン側枠板の底部外側面に凹設
形成した係止溝に嵌まり込む係止突部を嵌め入れ溝内側
面に凹設形成してある請求項5記載の建築用基礎型枠装
置。 - 【請求項11】 フーチンジョイント手段は、フーチン
側枠板の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝を両端部上面に凹
設形成すると共に、この嵌め入れ溝の奥底部に先端が幅
広な係止端となって形成された突状の噛み合い突部にフ
ーチン側枠板の底部下面を強制的に噛み合わせるように
してある請求項5記載の建築用基礎型枠装置。 - 【請求項12】 フーチンジョイント手段は、フーチン
側枠板の底部を嵌め入れる嵌め入れ溝を両端部上面に凹
設形成すると共に、フーチン側枠板の底部、フーチンジ
ョイント手段自体の両者相互間を連繋片によって跨り状
に係止するようにしてある請求項5記載の建築用基礎型
枠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13937899A JP3255620B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 建築用基礎型枠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13937899A JP3255620B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 建築用基礎型枠装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001265301A Division JP2002138490A (ja) | 2001-09-03 | 2001-09-03 | 建築用基礎型枠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000328582A JP2000328582A (ja) | 2000-11-28 |
JP3255620B2 true JP3255620B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=15243936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13937899A Expired - Fee Related JP3255620B2 (ja) | 1999-05-20 | 1999-05-20 | 建築用基礎型枠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3255620B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101187778B1 (ko) * | 2010-01-28 | 2012-10-04 | 코오롱글로벌 주식회사 | 거푸집 |
JP5975710B2 (ja) * | 2012-04-16 | 2016-08-23 | フクビ化学工業株式会社 | 発泡樹脂成型体 |
KR102671843B1 (ko) * | 2022-03-31 | 2024-06-04 | 김명환 | 단일공정을 통한 모듈형 하우스의 단열벽체 및 벽지 동시 시공방법 |
-
1999
- 1999-05-20 JP JP13937899A patent/JP3255620B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000328582A (ja) | 2000-11-28 |
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---|---|---|---|
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