JP2799396B2 - 埋込型組合せ型枠及び埋込型組合せ型枠を用いて形成した壁体 - Google Patents
埋込型組合せ型枠及び埋込型組合せ型枠を用いて形成した壁体Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物のコンクリート
壁体を構築するために使用する埋込型組合せ型枠及び埋
込型組合せ型枠を用いて形成した壁体に関するものであ
る。
壁体を構築するために使用する埋込型組合せ型枠及び埋
込型組合せ型枠を用いて形成した壁体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート構造の建物は、耐風
性、耐火性、耐震性等に優れているため、高層ビル等と
して構築されている反面、構築するのに多額の経費を要
するものである。従って、庶民の住宅としては、施工経
費が安価な木造住宅が構築され、住宅をコンクリート構
造で構築することは一般的に敬遠されていた。しかし、
近年、住宅設備として、高い気密性や断熱性等を備えた
居住空間が一般的に希求される様になり、一般住宅にお
いても、木造住宅に比べ機能的に優れたコンクリート構
造の住宅が構築されつつある。このコンクリート構造の
住宅において、外壁や仕切壁をコンクリート壁体で構築
する場合においては、図11に示す様に、合板型枠や金
属型枠を対向設置してセパレータを対向した型枠に貫通
させ、型枠の外面においてセパレータの突出端を桟木等
にナット、或は楔等で係止して型枠を所定間隔に配置
し、その後で内部にコンクリートを充填し、コンクリー
トが固化した後で型枠を解体し、付着したコンクリート
等を除去、清掃した後で再び使用している。
性、耐火性、耐震性等に優れているため、高層ビル等と
して構築されている反面、構築するのに多額の経費を要
するものである。従って、庶民の住宅としては、施工経
費が安価な木造住宅が構築され、住宅をコンクリート構
造で構築することは一般的に敬遠されていた。しかし、
近年、住宅設備として、高い気密性や断熱性等を備えた
居住空間が一般的に希求される様になり、一般住宅にお
いても、木造住宅に比べ機能的に優れたコンクリート構
造の住宅が構築されつつある。このコンクリート構造の
住宅において、外壁や仕切壁をコンクリート壁体で構築
する場合においては、図11に示す様に、合板型枠や金
属型枠を対向設置してセパレータを対向した型枠に貫通
させ、型枠の外面においてセパレータの突出端を桟木等
にナット、或は楔等で係止して型枠を所定間隔に配置
し、その後で内部にコンクリートを充填し、コンクリー
トが固化した後で型枠を解体し、付着したコンクリート
等を除去、清掃した後で再び使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
コンクリート壁体の構築のための型枠の組立、コンクリ
ートの打設、コンクリートの固化後の型枠の解体、搬出
等の型枠作業は煩雑で、多くの手数を要して能率的な施
工ができない。また、構築するコンクリート壁体の厚み
により、型枠の間隔調整のために長さの異なるセパレー
タを多数準備しなければならず、このセパレータを型枠
に係止するのに、型枠の外面に桟木をあてがい、これに
ナット、或は楔等でセパレータを係止し、また解体する
のにも多くの手数を要する等の問題があった。
コンクリート壁体の構築のための型枠の組立、コンクリ
ートの打設、コンクリートの固化後の型枠の解体、搬出
等の型枠作業は煩雑で、多くの手数を要して能率的な施
工ができない。また、構築するコンクリート壁体の厚み
により、型枠の間隔調整のために長さの異なるセパレー
タを多数準備しなければならず、このセパレータを型枠
に係止するのに、型枠の外面に桟木をあてがい、これに
ナット、或は楔等でセパレータを係止し、また解体する
のにも多くの手数を要する等の問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、発泡型枠を内部の連結部
材で枠組みしながら、セパレータ等の部材を用いること
なく、網状鉄筋の様な強度の高い鉄筋を型枠内部に収容
した後で、単に連結部材を係合させるだけで型枠の枠組
作業を完了し、充填したコンクリート内に発泡型枠を埋
設固化させて発泡型枠を解体する必要もなく、型枠強度
の保持と共に施工作業も迅速にでき、作業時間の短縮、
作業コストの低廉化等を達成できることを特徴とした埋
込型組合せ型枠、埋込型組合せ型枠を用いて形成した壁
体並びに埋込型組合せ型枠を用いた壁体の形成方法を提
供することにある。
れたものであり、その目的は、発泡型枠を内部の連結部
材で枠組みしながら、セパレータ等の部材を用いること
なく、網状鉄筋の様な強度の高い鉄筋を型枠内部に収容
した後で、単に連結部材を係合させるだけで型枠の枠組
作業を完了し、充填したコンクリート内に発泡型枠を埋
設固化させて発泡型枠を解体する必要もなく、型枠強度
の保持と共に施工作業も迅速にでき、作業時間の短縮、
作業コストの低廉化等を達成できることを特徴とした埋
込型組合せ型枠、埋込型組合せ型枠を用いて形成した壁
体並びに埋込型組合せ型枠を用いた壁体の形成方法を提
供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、発泡材を主材として形成され、任意間
隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、第2発泡型枠
12、14と、該第1、第2発泡型枠12、14の対向
した内面側に各々固定され、対向する発泡型枠と交差す
る方向に突設された複数の第1、第2連結部材16、1
8とを備え、前記向い合った第1、第2連結部材16、
18には、相互に着脱可能であって間隔内部で係合させ
得る係合部20が設けられ、前記第1、第2連結部材の
係合部は、前記第1、第2発泡型枠の間隔を調整するた
め、所要の間隔幅で相互に係着可能な調整部を備え、前
記第1、第2発泡型枠12、14のいずれかを立設して
発泡型枠の内部側に鉄筋22を配置し、前記係合部20
で第1、第2発泡型枠12、14を正しい間隔に保持さ
せ、内部にコンクリート24を打設して発泡型枠をコン
クリート24内に埋設状に固化して成る埋込型組合せ型
枠10から構成される。
めに、本発明は、発泡材を主材として形成され、任意間
隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、第2発泡型枠
12、14と、該第1、第2発泡型枠12、14の対向
した内面側に各々固定され、対向する発泡型枠と交差す
る方向に突設された複数の第1、第2連結部材16、1
8とを備え、前記向い合った第1、第2連結部材16、
18には、相互に着脱可能であって間隔内部で係合させ
得る係合部20が設けられ、前記第1、第2連結部材の
係合部は、前記第1、第2発泡型枠の間隔を調整するた
め、所要の間隔幅で相互に係着可能な調整部を備え、前
記第1、第2発泡型枠12、14のいずれかを立設して
発泡型枠の内部側に鉄筋22を配置し、前記係合部20
で第1、第2発泡型枠12、14を正しい間隔に保持さ
せ、内部にコンクリート24を打設して発泡型枠をコン
クリート24内に埋設状に固化して成る埋込型組合せ型
枠10から構成される。
【0006】また、前記第1、第2連結部材16、18
の係合部20は、前記第1、第2発泡型枠12、14の
間隔を調整するため、相互に係着可能な複数段の調整部
36を備えて成ることとしてもよい。
の係合部20は、前記第1、第2発泡型枠12、14の
間隔を調整するため、相互に係着可能な複数段の調整部
36を備えて成ることとしてもよい。
【0007】また、前記調整部36は、歯形38、40
状に形成されて成ることとしてもよい。
状に形成されて成ることとしてもよい。
【0008】また、前記第1、第2連結部材16、18
の係合部は、相互に反転状態で係合する同一形状の調整
部36から成ることとしてもよい。
の係合部は、相互に反転状態で係合する同一形状の調整
部36から成ることとしてもよい。
【0009】また、前記第1、第2連結部材16、18
の係合部20は、相互に摺動しつつ無段階に係止可能な
調整部36から成ることとしてもよい。
の係合部20は、相互に摺動しつつ無段階に係止可能な
調整部36から成ることとしてもよい。
【0010】次に、本発明は、発泡材を主材として形成
され、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、
第2発泡型枠12、14と、前記第1、第2発泡型枠1
2、14の対向した内面側に各々固定され、対向する発
泡型枠と交差する方向に突設された複数の第1、第2連
結部材16、18と、前記向い合った第1、第2連結部
材16、18に、相互に着脱可能に設けられた係合部2
0と、を備えた埋込型組合せ型枠10の第1、第2発泡
型枠12、14を対向立設しつつ内部に鉄筋22を配置
し、前記第1、第2連結部材の係合部は、前記第1、第
2発泡型枠の間隔を調整するため、所要の間隔幅で相互
に係着可能な調整部を備え、前記係合部20で第1、第
2発泡型枠12、14を正しい間隔に保持させ、内部に
コンクリート24を打設して発泡型枠をコンクリート2
4内に埋設状に固化して成る埋込型組合せ型枠を用いて
形成した壁体から構成される。
され、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、
第2発泡型枠12、14と、前記第1、第2発泡型枠1
2、14の対向した内面側に各々固定され、対向する発
泡型枠と交差する方向に突設された複数の第1、第2連
結部材16、18と、前記向い合った第1、第2連結部
材16、18に、相互に着脱可能に設けられた係合部2
0と、を備えた埋込型組合せ型枠10の第1、第2発泡
型枠12、14を対向立設しつつ内部に鉄筋22を配置
し、前記第1、第2連結部材の係合部は、前記第1、第
2発泡型枠の間隔を調整するため、所要の間隔幅で相互
に係着可能な調整部を備え、前記係合部20で第1、第
2発泡型枠12、14を正しい間隔に保持させ、内部に
コンクリート24を打設して発泡型枠をコンクリート2
4内に埋設状に固化して成る埋込型組合せ型枠を用いて
形成した壁体から構成される。
【0011】次に、本発明は、発泡材を主材として形成
され、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置され、各々対
向する内面側に第1、第2連結部材を突設固定させた第
1、第2発泡型枠のうちの第1発泡型枠を立設して該発
泡型枠の内部側に鉄筋を配置し、第2発泡型枠を対向さ
せて前記第1、第2連結部材を連結させて第1、第2発
泡型枠を任意の間隔に保持させ、前記第1、第2発泡型
枠12、14の間隔内にコンクリート24を打設して発
泡型枠をコンクリート24内に埋設状に固化させた壁体
56を形成して成る埋込型組合せ型枠を用いた壁体の形
成方法から構成するものである。
され、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置され、各々対
向する内面側に第1、第2連結部材を突設固定させた第
1、第2発泡型枠のうちの第1発泡型枠を立設して該発
泡型枠の内部側に鉄筋を配置し、第2発泡型枠を対向さ
せて前記第1、第2連結部材を連結させて第1、第2発
泡型枠を任意の間隔に保持させ、前記第1、第2発泡型
枠12、14の間隔内にコンクリート24を打設して発
泡型枠をコンクリート24内に埋設状に固化させた壁体
56を形成して成る埋込型組合せ型枠を用いた壁体の形
成方法から構成するものである。
【0012】
【作用】本発明に係る埋込型組合せ型枠を用いてコンク
リート壁体を構築する場合には、コンクリート基礎の上
面に第1、第2発泡型枠のいずれかを立設して発泡型枠
の内部側に鉄筋を配置する。その後で、第1、第2発泡
型枠の内面に固定した第1、第2連結部材に設けた係合
部を係着して第1、第2発泡型枠を正しい間隔に枠組み
して保持する。そして、内部にコンクリートを打設して
発泡型枠をコンクリート内に埋設状に固化させ、その上
面に2段目の第1、第2発泡型枠を枠組してコンクリー
トを打設しながら順次所定の高さの壁体を構築する。
リート壁体を構築する場合には、コンクリート基礎の上
面に第1、第2発泡型枠のいずれかを立設して発泡型枠
の内部側に鉄筋を配置する。その後で、第1、第2発泡
型枠の内面に固定した第1、第2連結部材に設けた係合
部を係着して第1、第2発泡型枠を正しい間隔に枠組み
して保持する。そして、内部にコンクリートを打設して
発泡型枠をコンクリート内に埋設状に固化させ、その上
面に2段目の第1、第2発泡型枠を枠組してコンクリー
トを打設しながら順次所定の高さの壁体を構築する。
【0013】これにより、任意厚みのコンクリート壁体
を1種類の発泡型枠で兼用構築して型枠経費等を節約で
き、特に、向かいあった連結部材には、相互に着脱可能
であって間隔内部で係合させ得る係合部を設けたので網
状鉄筋の様な強度の高い鉄筋を型枠内部に収容させ、単
に係合部を係着させるだけの作業で型枠の固定作業が完
了し、高い型枠強度の保持と共に施工作業も迅速で、作
業時間の短縮、作業コストの低廉化を達成することが可
能となる。また、枠組した発泡型枠内に充填したコンク
リートが固化した後では、発泡型枠を解体することな
く、コンクリート壁体内に埋設状に一体化させ、コクン
リート壁体の断熱材として利用でき、コンクリート壁体
の構築施工の簡略化、能率的、低廉化が可能となる。な
お、第1、第2発泡型枠を任意数段の高さに枠組みした
後で内部にコンクリートを充填してもよい。
を1種類の発泡型枠で兼用構築して型枠経費等を節約で
き、特に、向かいあった連結部材には、相互に着脱可能
であって間隔内部で係合させ得る係合部を設けたので網
状鉄筋の様な強度の高い鉄筋を型枠内部に収容させ、単
に係合部を係着させるだけの作業で型枠の固定作業が完
了し、高い型枠強度の保持と共に施工作業も迅速で、作
業時間の短縮、作業コストの低廉化を達成することが可
能となる。また、枠組した発泡型枠内に充填したコンク
リートが固化した後では、発泡型枠を解体することな
く、コンクリート壁体内に埋設状に一体化させ、コクン
リート壁体の断熱材として利用でき、コンクリート壁体
の構築施工の簡略化、能率的、低廉化が可能となる。な
お、第1、第2発泡型枠を任意数段の高さに枠組みした
後で内部にコンクリートを充填してもよい。
【0014】また、前記第1、第2連結部材の係合部
は、前記第1、第2発泡型枠の間隔を調整するため、相
互に係着可能な複数段の調整部を備えて成ることによ
り、第1、第2発泡型枠の内面側に各々固定された第
1、第2連結部材の係合位置を調整するだけで、他の部
材を用いることなく、第1、第2発泡型枠の間隔を構築
するコンクリート壁体の厚みに合わせて簡単に調整でき
る。
は、前記第1、第2発泡型枠の間隔を調整するため、相
互に係着可能な複数段の調整部を備えて成ることによ
り、第1、第2発泡型枠の内面側に各々固定された第
1、第2連結部材の係合位置を調整するだけで、他の部
材を用いることなく、第1、第2発泡型枠の間隔を構築
するコンクリート壁体の厚みに合わせて簡単に調整でき
る。
【0015】また、前記調整部は、歯形状に形成されて
成ることにより 、第1、第2連結部材に形成された歯
形状の調整部を相互に係着して第1、第2連結部材を強
固に連結しながら対向立設した第1、第2発泡型枠の間
隔を保持できる。また、歯形状の調整部を一つの歯形ご
とに位置をずらして係着しながら第1、第2発泡型枠の
間隔調整を手数を要することなく、容易に行える。
成ることにより 、第1、第2連結部材に形成された歯
形状の調整部を相互に係着して第1、第2連結部材を強
固に連結しながら対向立設した第1、第2発泡型枠の間
隔を保持できる。また、歯形状の調整部を一つの歯形ご
とに位置をずらして係着しながら第1、第2発泡型枠の
間隔調整を手数を要することなく、容易に行える。
【0016】また、前記第1、第2連結部材の係合部
は、相互に反転状態で係合する同一形状の調整部から成
ることにより、第1、第2連結部材の係合部を同一部材
で形成できて個別に形成する必要がなく、第1、第2連
結部材を形成する鋳型等を兼用できて製造経費を節約で
きる。
は、相互に反転状態で係合する同一形状の調整部から成
ることにより、第1、第2連結部材の係合部を同一部材
で形成できて個別に形成する必要がなく、第1、第2連
結部材を形成する鋳型等を兼用できて製造経費を節約で
きる。
【0017】また、前記第1、第2連結部材の係合部
は、相互に摺動しつつ無段階に係止可能な調整部から成
ることにより、第1、第2連結部材を連結した状態で自
由に摺動させつつ第1、第2発泡型枠の間隔を広幅や狭
幅等に敏速に調整できる。
は、相互に摺動しつつ無段階に係止可能な調整部から成
ることにより、第1、第2連結部材を連結した状態で自
由に摺動させつつ第1、第2発泡型枠の間隔を広幅や狭
幅等に敏速に調整できる。
【0018】次に、本発明に係る埋込型組合せ型枠を用
いて形成した壁体によれば、発泡材を主材として形成さ
れ、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、第
2発泡型枠と、前記第1、第2発泡型枠の対向した内面
側に各々固定され、対向する発泡型枠と交差する方向に
突設された複数の第1、第2連結部材と、前記向い合っ
た第1、第2連結部材に、相互に着脱可能に設けられた
係合部と、を備えた埋込型組合せ型枠の第1、第2発泡
型枠を対向立設しつつ内部に鉄筋を配置し、前記係合部
で第1、第2発泡型枠を正しい間隔に保持させ、内部に
コンクリートを打設して発泡型枠をコンクリート内に埋
設状に固化して成ることにより、枠組した第1、第2発
泡型枠内に充填したコンクリートが固化した後では、発
泡型枠を解体することなく、コンクリート壁体内に埋設
状に一体化させてコンクリート壁体の施工経費を節約で
きる。また、コンクリート壁体に埋設された発泡型枠が
断熱材となって壁体表面の結露による腐食を防止し、耐
用年数が長いものとなる。
いて形成した壁体によれば、発泡材を主材として形成さ
れ、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、第
2発泡型枠と、前記第1、第2発泡型枠の対向した内面
側に各々固定され、対向する発泡型枠と交差する方向に
突設された複数の第1、第2連結部材と、前記向い合っ
た第1、第2連結部材に、相互に着脱可能に設けられた
係合部と、を備えた埋込型組合せ型枠の第1、第2発泡
型枠を対向立設しつつ内部に鉄筋を配置し、前記係合部
で第1、第2発泡型枠を正しい間隔に保持させ、内部に
コンクリートを打設して発泡型枠をコンクリート内に埋
設状に固化して成ることにより、枠組した第1、第2発
泡型枠内に充填したコンクリートが固化した後では、発
泡型枠を解体することなく、コンクリート壁体内に埋設
状に一体化させてコンクリート壁体の施工経費を節約で
きる。また、コンクリート壁体に埋設された発泡型枠が
断熱材となって壁体表面の結露による腐食を防止し、耐
用年数が長いものとなる。
【0019】次に、本発明に係る埋込型組合せ型枠を用
いた壁体の形成方法によれば、発泡材を主材として形成
され、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、
第2発泡型枠と、前記第1、第2発泡型枠の対向した内
面側に各々固定され、対向する発泡型枠と交差する方向
に突設された複数の第1、第2連結部材と、前記向い合
った第1、第2連結部材に、相互に着脱可能に設けられ
た係合部と、を備えた埋込型組合せ型枠の第1、第2発
泡型枠を対向立設しつつ内部に鉄筋を配置し、前記係合
部で第1、第2発泡型枠を正しい、間隔に保持させ、こ
の組立てた第1、第2発泡型枠内にコンクリートを打設
して発泡型枠をコンクリート内に埋設状に固化させた壁
体を形成して成ることにより、厚みの異なるコンクリー
ト壁体でも、第1、第2発泡型枠の間隔を調整保持しな
がら、内部に鉄筋類を配置し、係合部を係着させるだけ
の作業で型枠の固定作業を完了し、型枠強度の保持と共
に施工作業も迅速に達成させ、作業時間の短縮、作業コ
ストの低廉化が達成される。また、枠組した発泡型枠内
に充填したコンクリートが固化した後では、発泡型枠を
解体することなく、コンクリート壁体内に埋設状に一体
化させ、コクリート壁体の断熱材として利用でき、コン
クリート壁体の構築施工の簡略化、能率的、低廉化が可
能となる。
いた壁体の形成方法によれば、発泡材を主材として形成
され、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、
第2発泡型枠と、前記第1、第2発泡型枠の対向した内
面側に各々固定され、対向する発泡型枠と交差する方向
に突設された複数の第1、第2連結部材と、前記向い合
った第1、第2連結部材に、相互に着脱可能に設けられ
た係合部と、を備えた埋込型組合せ型枠の第1、第2発
泡型枠を対向立設しつつ内部に鉄筋を配置し、前記係合
部で第1、第2発泡型枠を正しい、間隔に保持させ、こ
の組立てた第1、第2発泡型枠内にコンクリートを打設
して発泡型枠をコンクリート内に埋設状に固化させた壁
体を形成して成ることにより、厚みの異なるコンクリー
ト壁体でも、第1、第2発泡型枠の間隔を調整保持しな
がら、内部に鉄筋類を配置し、係合部を係着させるだけ
の作業で型枠の固定作業を完了し、型枠強度の保持と共
に施工作業も迅速に達成させ、作業時間の短縮、作業コ
ストの低廉化が達成される。また、枠組した発泡型枠内
に充填したコンクリートが固化した後では、発泡型枠を
解体することなく、コンクリート壁体内に埋設状に一体
化させ、コクリート壁体の断熱材として利用でき、コン
クリート壁体の構築施工の簡略化、能率的、低廉化が可
能となる。
【0020】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1、図2、図3には、本発明の実施
例に係る埋込型組合せ型枠10が示されている。図より
明らかな様に、埋込型組合せ型枠10は、発泡材を主材
として形成され、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置さ
れる第1、第2発泡型枠12、14と、該第1、第2発
泡型枠12、14の対向した内面側に各々固定され、対
向する発泡型枠と交差する方向に突設された複数の第
1、第2連結部材16、18とを備え、向い合った第
1、第2連結部材16、18には、相互に着脱可能であ
って間隔内部で係合させ得る係合部20が設けられてい
る。前記第1、第2発泡型枠12、14のいずれかを立
設して発泡型枠の内部側に網状の鉄筋22等を配置し、
前記係合部20で第1、第2連結部材16、18を連結
して第1、第2発泡型枠12、14を正しい間隔に保持
させ、内部にコンクリート24を打設して発泡型枠1
2、14をコンクリート24内に埋設状に固化して成る
ものである。
施例を説明する。図1、図2、図3には、本発明の実施
例に係る埋込型組合せ型枠10が示されている。図より
明らかな様に、埋込型組合せ型枠10は、発泡材を主材
として形成され、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置さ
れる第1、第2発泡型枠12、14と、該第1、第2発
泡型枠12、14の対向した内面側に各々固定され、対
向する発泡型枠と交差する方向に突設された複数の第
1、第2連結部材16、18とを備え、向い合った第
1、第2連結部材16、18には、相互に着脱可能であ
って間隔内部で係合させ得る係合部20が設けられてい
る。前記第1、第2発泡型枠12、14のいずれかを立
設して発泡型枠の内部側に網状の鉄筋22等を配置し、
前記係合部20で第1、第2連結部材16、18を連結
して第1、第2発泡型枠12、14を正しい間隔に保持
させ、内部にコンクリート24を打設して発泡型枠1
2、14をコンクリート24内に埋設状に固化して成る
ものである。
【0021】第1、第2発泡型枠12、14は、例えば
発泡材を素材として、略矩形状の厚板に成形されてい
る。発泡材は、泡を含む物質から成り、プラスチックフ
オーム、メタルフオーム、発泡セメント、発泡石膏、セ
ラミックフオーム、軽量コンクリート等を含むものであ
る。例えば、発泡型枠として、断熱性、圧縮強度、耐水
性、耐薬性等に優れた硬質ウレタンフォームを用いるこ
とにより、打設されたコンクリートに直接触れても膨化
変質することなく、軽量であるため建設現場への搬送、
枠組み等を容易に行え、内部に充填したコンクリート2
4に埋設状に固着されて解体の必要もなく、コンクリー
ト壁体の構築施工の簡略化、能率化、低廉化が可能とな
る。
発泡材を素材として、略矩形状の厚板に成形されてい
る。発泡材は、泡を含む物質から成り、プラスチックフ
オーム、メタルフオーム、発泡セメント、発泡石膏、セ
ラミックフオーム、軽量コンクリート等を含むものであ
る。例えば、発泡型枠として、断熱性、圧縮強度、耐水
性、耐薬性等に優れた硬質ウレタンフォームを用いるこ
とにより、打設されたコンクリートに直接触れても膨化
変質することなく、軽量であるため建設現場への搬送、
枠組み等を容易に行え、内部に充填したコンクリート2
4に埋設状に固着されて解体の必要もなく、コンクリー
ト壁体の構築施工の簡略化、能率化、低廉化が可能とな
る。
【0022】なお、第1、第2発泡型枠12、14は、
硬質ウレタンフォームに限ることなく、硬質フォームラ
バー、フェノールフォーム、塩化ビニルフォーム、ポリ
エチレンフオーム、ポリスチレンフォーム、軽量コンク
リート板等を素材として成型してもよい。
硬質ウレタンフォームに限ることなく、硬質フォームラ
バー、フェノールフォーム、塩化ビニルフォーム、ポリ
エチレンフオーム、ポリスチレンフォーム、軽量コンク
リート板等を素材として成型してもよい。
【0023】また、第1、第2発泡型枠12、14に
は、型枠として枠組するときに、各接合した端面の水密
性を向上させるために、例えば、図2、図3に示す様
に、発泡型枠の上端と下端との端面に沿って凸条26
と、この凸条26に係着する凹溝28とが設けられ、ま
た、発泡型枠の長手方向の両端部の端面に、同じく凸条
26と、この凸条26に係着する凹溝28とが設けられ
ている。これにより、第1、第2発泡型枠12、14を
長手方向に接合連設し、更に、上下方向に接合連設する
時に、隣接する第1、第2発泡型枠12、14の端面の
凸条26と凹溝28との係着により各接合端の水密性を
向上できる。
は、型枠として枠組するときに、各接合した端面の水密
性を向上させるために、例えば、図2、図3に示す様
に、発泡型枠の上端と下端との端面に沿って凸条26
と、この凸条26に係着する凹溝28とが設けられ、ま
た、発泡型枠の長手方向の両端部の端面に、同じく凸条
26と、この凸条26に係着する凹溝28とが設けられ
ている。これにより、第1、第2発泡型枠12、14を
長手方向に接合連設し、更に、上下方向に接合連設する
時に、隣接する第1、第2発泡型枠12、14の端面の
凸条26と凹溝28との係着により各接合端の水密性を
向上できる。
【0024】図1、図4、図5に示す様に、各1、第2
連結部材16、18は、硬質合成樹脂、軽金属等を素材
とし、第1、第2発泡型枠12、14の外面側に埋設さ
れた厚板状の縦基板30と、この縦基板30の略中央高
さ位置から発泡型枠の内面側へ向け交差状に突設された
角形杆32と、発泡型枠内において縦基板30の上下端
側から角形杆32へ斜めに連設された補強杆34、34
とを有している。該各縦基板30、補強杆34、34、
角型杆32の基部等は、発泡型枠内にそれぞれ強固に埋
設されている。
連結部材16、18は、硬質合成樹脂、軽金属等を素材
とし、第1、第2発泡型枠12、14の外面側に埋設さ
れた厚板状の縦基板30と、この縦基板30の略中央高
さ位置から発泡型枠の内面側へ向け交差状に突設された
角形杆32と、発泡型枠内において縦基板30の上下端
側から角形杆32へ斜めに連設された補強杆34、34
とを有している。該各縦基板30、補強杆34、34、
角型杆32の基部等は、発泡型枠内にそれぞれ強固に埋
設されている。
【0025】これにより、係合部20、20で着脱係着
された第1、第2連結部材16、18で第1、第2発泡
型枠12、14を強固に連結でき、また、網状鉄筋の様
な強度の高い鉄筋22を型枠内部に収容させ、かつ従来
のセパレータ等の外部に貫通する様な部材を用いること
なく、単に第1、第2連結部材16、18に設けた係合
部20、20を相互に係合させるだけの作業で型枠の固
定作業が完了し、高い型枠強度の保持と共に施工作業も
迅速に達成させ、作業時間の短縮、作業コストの低廉化
を達成することが可能となる。
された第1、第2連結部材16、18で第1、第2発泡
型枠12、14を強固に連結でき、また、網状鉄筋の様
な強度の高い鉄筋22を型枠内部に収容させ、かつ従来
のセパレータ等の外部に貫通する様な部材を用いること
なく、単に第1、第2連結部材16、18に設けた係合
部20、20を相互に係合させるだけの作業で型枠の固
定作業が完了し、高い型枠強度の保持と共に施工作業も
迅速に達成させ、作業時間の短縮、作業コストの低廉化
を達成することが可能となる。
【0026】図4、図5に示す様に、第1、第2連結部
材16、18の角形杆32、32に設けた係合部20、
20は、図6に示す第1、第2発泡型枠12、14の間
隔Lを調整するため、相互に係着可能な複数段の調整部
36、36を備えている。第1連結部材16の調整部3
6は、図4に示す様に、角形杆32の突出部の上面側に
凹凸状に刻設された歯形38で形成され、また、第2連
結部材18の調整部36は、図5に示す様に、角形杆3
2の上面側に凹凸状に刻設され、前記第1連結部材16
の歯形38に係着する歯形40で形成されている。
材16、18の角形杆32、32に設けた係合部20、
20は、図6に示す第1、第2発泡型枠12、14の間
隔Lを調整するため、相互に係着可能な複数段の調整部
36、36を備えている。第1連結部材16の調整部3
6は、図4に示す様に、角形杆32の突出部の上面側に
凹凸状に刻設された歯形38で形成され、また、第2連
結部材18の調整部36は、図5に示す様に、角形杆3
2の上面側に凹凸状に刻設され、前記第1連結部材16
の歯形38に係着する歯形40で形成されている。
【0027】図4に示す歯形38と、図5に示す歯形4
0とは、同一形状で同一ピッチに形成されている。図5
に示す歯形40は、確認し易い様に上向きの斜視図を示
しているが、実際は、図1の斜視図に示す様に歯形40
は下向き状態が正常である。これによにり、第1、第2
発泡型枠12、14の内面側に各々固定された第1、第
2連結部材16、18の歯形38と歯形40とを、図6
に示す様に、上下面で係合させ、かつ歯形38と歯形4
0とを他の部材を用いることなく、第1、第2発泡型枠
12、14の間隔Lを、構築するコンクリート壁体の厚
みに合わせて調整できる。また、第1発泡型枠12を上
下反転させると第2発泡型枠14となり、従って、一種
類の第1発泡型枠12で各種の壁体を構築する発泡型枠
を兼用できて施工の設備経費を節約できる。
0とは、同一形状で同一ピッチに形成されている。図5
に示す歯形40は、確認し易い様に上向きの斜視図を示
しているが、実際は、図1の斜視図に示す様に歯形40
は下向き状態が正常である。これによにり、第1、第2
発泡型枠12、14の内面側に各々固定された第1、第
2連結部材16、18の歯形38と歯形40とを、図6
に示す様に、上下面で係合させ、かつ歯形38と歯形4
0とを他の部材を用いることなく、第1、第2発泡型枠
12、14の間隔Lを、構築するコンクリート壁体の厚
みに合わせて調整できる。また、第1発泡型枠12を上
下反転させると第2発泡型枠14となり、従って、一種
類の第1発泡型枠12で各種の壁体を構築する発泡型枠
を兼用できて施工の設備経費を節約できる。
【0028】また、第1、第2連結部材16、18に形
成された歯形状の調整部36、36を相互に係着して第
1、第2連結部材16、18を強固に連結しながら対向
立設した第1、第2発泡型枠12、14の間隔Lを保持
できる。更に、歯形状の調整部36、36の歯形38、
40を一つごとに位置をずらして係着しながら第1、第
2発泡型枠12、14の間隔Lの調整を手数を要するこ
となく、容易に行えることとなる。
成された歯形状の調整部36、36を相互に係着して第
1、第2連結部材16、18を強固に連結しながら対向
立設した第1、第2発泡型枠12、14の間隔Lを保持
できる。更に、歯形状の調整部36、36の歯形38、
40を一つごとに位置をずらして係着しながら第1、第
2発泡型枠12、14の間隔Lの調整を手数を要するこ
となく、容易に行えることとなる。
【0029】なお、図4、図5に示す様に、前記調整部
36、36の歯形38と、歯形40とにおいて、歯形3
8、40の上面に突起42を突設し、各歯形の間隔の凹
面に凹部44を凹設し、前記歯形38と歯形40との係
合時に、突起42と凹部44とを係合させることによ
り、相互に係合連結した第1、第2連結部材16、18
の横ずれを防止できることとなる。
36、36の歯形38と、歯形40とにおいて、歯形3
8、40の上面に突起42を突設し、各歯形の間隔の凹
面に凹部44を凹設し、前記歯形38と歯形40との係
合時に、突起42と凹部44とを係合させることによ
り、相互に係合連結した第1、第2連結部材16、18
の横ずれを防止できることとなる。
【0030】また、前記第1、第2連結部材16、18
の係合部20、20は、相互に反転状態で係合する同一
形状の調整部36、36から形成すれば、係合部20を
同一部材で形成でき、第1、第2連結部材16、18を
成型する鋳型を一つで兼用できて製造経費を節約できる
こととなる。なお、前記第1、第2連結部16、18の
係合部20、20は、上下対向した歯形38、40が、
図7に示す様に、相互に係着するテーパ面46を備える
様に実施してもよい。この場合には、歯形38と歯形4
0とがテーパ面46により係合し、第1、第2発泡型枠
12、14を連結しながら第1、第2連結部材16、1
8の上下方向への引抜けを防止できる。なお、前記係合
部20、20は、上下対向した歯形38、40を示して
いるが、これに限ることなく、水平に対向した歯形に形
成し、相互に係合連結させてもよい。
の係合部20、20は、相互に反転状態で係合する同一
形状の調整部36、36から形成すれば、係合部20を
同一部材で形成でき、第1、第2連結部材16、18を
成型する鋳型を一つで兼用できて製造経費を節約できる
こととなる。なお、前記第1、第2連結部16、18の
係合部20、20は、上下対向した歯形38、40が、
図7に示す様に、相互に係着するテーパ面46を備える
様に実施してもよい。この場合には、歯形38と歯形4
0とがテーパ面46により係合し、第1、第2発泡型枠
12、14を連結しながら第1、第2連結部材16、1
8の上下方向への引抜けを防止できる。なお、前記係合
部20、20は、上下対向した歯形38、40を示して
いるが、これに限ることなく、水平に対向した歯形に形
成し、相互に係合連結させてもよい。
【0031】また、図8に示す様に、前記第1、第2連
結部材16、18の係合部20は、相互に摺動しつつ無
段階に係止可能な調整部36から成ることとしてもよ
い。この調整部36は、第1発泡型枠12に埋設した縦
基板30の中央高さ位置より突設した筒体48と、第2
発泡型枠14に埋設された縦基板30の中央高さ位置よ
り突設され、前記筒体48内に嵌挿された筒体50とを
有し、前記筒体48の端部側に内部の筒体50を着脱固
定するための係止ボルト52が締着されている。これに
より、第1連結部材16の筒体48に第2連結部材18
の筒体50を挿入連結した状態で自由に摺動させつつ第
1、第2発泡型枠12、14の間隔Lを広幅や狭幅等に
敏速に調整できる。
結部材16、18の係合部20は、相互に摺動しつつ無
段階に係止可能な調整部36から成ることとしてもよ
い。この調整部36は、第1発泡型枠12に埋設した縦
基板30の中央高さ位置より突設した筒体48と、第2
発泡型枠14に埋設された縦基板30の中央高さ位置よ
り突設され、前記筒体48内に嵌挿された筒体50とを
有し、前記筒体48の端部側に内部の筒体50を着脱固
定するための係止ボルト52が締着されている。これに
より、第1連結部材16の筒体48に第2連結部材18
の筒体50を挿入連結した状態で自由に摺動させつつ第
1、第2発泡型枠12、14の間隔Lを広幅や狭幅等に
敏速に調整できる。
【0032】次に、本発明の実施例に係る埋込型組合せ
型枠10の作用を、埋込型組合せ型枠を用いて形成した
壁体並びに埋込型組合せ型枠を用いた壁体の形成方法と
共に説明する。図9、図10に示す様に、本発明に成る
埋込型組合せ型枠10は、一般住宅を建築する地盤に打
設したコンクリー基礎54の上面で、外壁や仕切壁等を
構築する位置に設置し、枠組みするものである。そし
て、第1発泡型枠12をコンクリート基礎54の上面に
立設し、図示しない支保材で支持して他の第1発泡型枠
12の端面を順次接合して配置する、この時に第1発泡
型枠12、12の相互の端面に設けている凸条26と凹
溝28とを相互に接合して接合部における水密性を向上
させる。
型枠10の作用を、埋込型組合せ型枠を用いて形成した
壁体並びに埋込型組合せ型枠を用いた壁体の形成方法と
共に説明する。図9、図10に示す様に、本発明に成る
埋込型組合せ型枠10は、一般住宅を建築する地盤に打
設したコンクリー基礎54の上面で、外壁や仕切壁等を
構築する位置に設置し、枠組みするものである。そし
て、第1発泡型枠12をコンクリート基礎54の上面に
立設し、図示しない支保材で支持して他の第1発泡型枠
12の端面を順次接合して配置する、この時に第1発泡
型枠12、12の相互の端面に設けている凸条26と凹
溝28とを相互に接合して接合部における水密性を向上
させる。
【0033】次に、立設した各第1発泡型枠12の内面
側に網状に形成した鉄筋22を配置し、この鉄筋を配置
した後で第1発泡型枠12と規定の間隔をおいて第2発
泡型枠14を向かい合わせ状に配置し、各第1、第2発
泡型枠12、14の内面側に固定されて対向する発泡型
枠と交差する方向に突設された各第1、第2連結部材1
6、18の係合部20、20を係着させ、かつ第2発泡
型枠14の相互の端面の凸条26と凹溝28を接合さ
せ、各第2発泡型枠14を支保材で支持する。この様に
壁体を構築する位置に第1、第2発泡型枠12、14に
よる枠組みを終了し、枠組みした型枠の両端開口を適宜
な発泡型枠で閉鎖した後で内部にコンクリート24を充
填して固化させる。
側に網状に形成した鉄筋22を配置し、この鉄筋を配置
した後で第1発泡型枠12と規定の間隔をおいて第2発
泡型枠14を向かい合わせ状に配置し、各第1、第2発
泡型枠12、14の内面側に固定されて対向する発泡型
枠と交差する方向に突設された各第1、第2連結部材1
6、18の係合部20、20を係着させ、かつ第2発泡
型枠14の相互の端面の凸条26と凹溝28を接合さ
せ、各第2発泡型枠14を支保材で支持する。この様に
壁体を構築する位置に第1、第2発泡型枠12、14に
よる枠組みを終了し、枠組みした型枠の両端開口を適宜
な発泡型枠で閉鎖した後で内部にコンクリート24を充
填して固化させる。
【0034】1段目の第1、第発泡型枠12、14内の
コンクリート24が固化した後で、2段目の第1、第発
泡型枠12、14を1段目と同様に網状等に形成した鉄
筋22を内部に配置し、上下の第1発泡型枠12や第2
発泡型枠14の相互において、上下端に設けた凸条26
と凹溝28とを接合して上下段の接合部における水密性
を高めつつ枠組してコンクリート24を打設し、所定の
高さのコンクリート壁体56を構築するものである。な
お、第1、第2発泡型枠12、14を上下段に接合しつ
つ鉄筋22を配置して所望の高さに枠組し、その後で内
部にコンクリートを充填固化させてもよい。
コンクリート24が固化した後で、2段目の第1、第発
泡型枠12、14を1段目と同様に網状等に形成した鉄
筋22を内部に配置し、上下の第1発泡型枠12や第2
発泡型枠14の相互において、上下端に設けた凸条26
と凹溝28とを接合して上下段の接合部における水密性
を高めつつ枠組してコンクリート24を打設し、所定の
高さのコンクリート壁体56を構築するものである。な
お、第1、第2発泡型枠12、14を上下段に接合しつ
つ鉄筋22を配置して所望の高さに枠組し、その後で内
部にコンクリートを充填固化させてもよい。
【0035】これにより、厚みの異なるコンクリート壁
体56でも、第1、第2発泡型枠12、16の間隔を第
1、第2連結部材16、18の係合部20、20を調整
保持しながら、内部に鉄筋22を配置し、係合部20、
20を係着させるだけの作業で型枠の固定作業を完了
し、型枠強度の保持と共に施工作業も迅速に達成させ、
作業時間の短縮、作業コストの低廉化が達成される。ま
た、枠組した第1、第2発泡型枠12、14内に充填し
たコンクリート24が固化した後では、発泡型枠を解体
することなく、コンクリート壁体56内に埋設状に一体
化させ、コクリート壁体56の断熱材として利用して壁
体表面の結露による腐食が防止され、耐用年数が向上す
るものであり、コンクリート壁体56の構築施工の簡略
化、能率的、低廉化が可能となる。
体56でも、第1、第2発泡型枠12、16の間隔を第
1、第2連結部材16、18の係合部20、20を調整
保持しながら、内部に鉄筋22を配置し、係合部20、
20を係着させるだけの作業で型枠の固定作業を完了
し、型枠強度の保持と共に施工作業も迅速に達成させ、
作業時間の短縮、作業コストの低廉化が達成される。ま
た、枠組した第1、第2発泡型枠12、14内に充填し
たコンクリート24が固化した後では、発泡型枠を解体
することなく、コンクリート壁体56内に埋設状に一体
化させ、コクリート壁体56の断熱材として利用して壁
体表面の結露による腐食が防止され、耐用年数が向上す
るものであり、コンクリート壁体56の構築施工の簡略
化、能率的、低廉化が可能となる。
【0036】更に、一般住宅に限らず、学校、小形のマ
ンション、オフィスビル内の仕切壁等のコンクリート建
造物においても、本発明に係る埋込型組合せ型枠10を
用いてコンクリート壁体を構築でき、施工作業の迅速
化、作業時間の短縮、作業コストの低廉化を達成するこ
とが可能となる。
ンション、オフィスビル内の仕切壁等のコンクリート建
造物においても、本発明に係る埋込型組合せ型枠10を
用いてコンクリート壁体を構築でき、施工作業の迅速
化、作業時間の短縮、作業コストの低廉化を達成するこ
とが可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る埋込型
組合せ型枠によれば、発泡材を主材として形成され、任
意間隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、第2発泡
型枠と、該第1、第2発泡型枠の対向した内面側に各々
固定され、対向する発泡型枠と交差する方向に突設され
た複数の第1、第2連結部材と、を備え、前記向い合っ
た第1、第2連結部材には、相互に着脱可能であって間
隔内部で係合させ得る係合部が設けられ、前記第1、第
2連結部材の係合部は、前記第1、第2発泡型枠の間隔
を調整するため、所要の間隔幅で相互に係着可能な調整
部を備え、前記第1、第2発泡型枠のいずれかを立設し
て発泡型枠の内部側に鉄筋を配置し、前記係合部で第
1、第2発泡型枠を正しい間隔に保持させ、内部にコン
クリートを打設して発泡型枠をコンクリート内に埋設状
に固化して成ることにより、任意厚みのコンクリート壁
体を1種類の発泡型枠で兼用構築して型枠経費等を節約
でき、特に、向かいあった連結部材には、相互に着脱可
能であって間隔内部で係合させ得る係合部を設けたので
網状鉄筋の様な強度の高い鉄筋を型枠内部に収容させ、
単に係合部を係着させるだけの作業で型枠の固定作業が
完了し、高い型枠強度の保持と共に施工作業も迅速で、
作業時間の短縮、作業コストの低廉化を達成することが
可能である。また、枠組した発泡型枠内に充填したコン
クリートが固化した後では、発泡型枠を解体することな
く、コンクリート壁体内に埋設状に一体化させ、コクン
リート壁体の断熱材として利用でき、コンクリート壁体
の構築施工の簡略化、能率的、低廉化が可能となる。
組合せ型枠によれば、発泡材を主材として形成され、任
意間隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、第2発泡
型枠と、該第1、第2発泡型枠の対向した内面側に各々
固定され、対向する発泡型枠と交差する方向に突設され
た複数の第1、第2連結部材と、を備え、前記向い合っ
た第1、第2連結部材には、相互に着脱可能であって間
隔内部で係合させ得る係合部が設けられ、前記第1、第
2連結部材の係合部は、前記第1、第2発泡型枠の間隔
を調整するため、所要の間隔幅で相互に係着可能な調整
部を備え、前記第1、第2発泡型枠のいずれかを立設し
て発泡型枠の内部側に鉄筋を配置し、前記係合部で第
1、第2発泡型枠を正しい間隔に保持させ、内部にコン
クリートを打設して発泡型枠をコンクリート内に埋設状
に固化して成ることにより、任意厚みのコンクリート壁
体を1種類の発泡型枠で兼用構築して型枠経費等を節約
でき、特に、向かいあった連結部材には、相互に着脱可
能であって間隔内部で係合させ得る係合部を設けたので
網状鉄筋の様な強度の高い鉄筋を型枠内部に収容させ、
単に係合部を係着させるだけの作業で型枠の固定作業が
完了し、高い型枠強度の保持と共に施工作業も迅速で、
作業時間の短縮、作業コストの低廉化を達成することが
可能である。また、枠組した発泡型枠内に充填したコン
クリートが固化した後では、発泡型枠を解体することな
く、コンクリート壁体内に埋設状に一体化させ、コクン
リート壁体の断熱材として利用でき、コンクリート壁体
の構築施工の簡略化、能率的、低廉化が可能となる。
【0038】また、前記第1、第2連結部材の係合部
は、前記第1、第2発泡型枠の間隔を調整するため、相
互に係着可能な複数段の調整部を備えて成ることによ
り、第1、第2発泡型枠の内面側に各々固定された第
1、第2連結部材の係合位置を調整するだけで、他の部
材を用いることなく、第1、第2発泡型枠の間隔を構築
するコンクリート壁体の厚みに合わせて簡単に調整で
き、一種類の発泡型枠で各種の壁体を構築する発泡型枠
を兼用できて施工の設備経費を節約できる。
は、前記第1、第2発泡型枠の間隔を調整するため、相
互に係着可能な複数段の調整部を備えて成ることによ
り、第1、第2発泡型枠の内面側に各々固定された第
1、第2連結部材の係合位置を調整するだけで、他の部
材を用いることなく、第1、第2発泡型枠の間隔を構築
するコンクリート壁体の厚みに合わせて簡単に調整で
き、一種類の発泡型枠で各種の壁体を構築する発泡型枠
を兼用できて施工の設備経費を節約できる。
【0039】また、前記調整部は、歯形状に形成されて
成ることにより、第1、第2連結部材に形成された歯形
状の調整部を相互に係着して第1、第2連結部材を強固
に連結しながら対向立設した第1、第2発泡型枠の間隔
を保持できる。また、歯形状の調整部を一つの歯形ごと
に位置をずらして係着しながら第1、第2発泡型枠の間
隔調整を手数を要することなく、容易に行える。
成ることにより、第1、第2連結部材に形成された歯形
状の調整部を相互に係着して第1、第2連結部材を強固
に連結しながら対向立設した第1、第2発泡型枠の間隔
を保持できる。また、歯形状の調整部を一つの歯形ごと
に位置をずらして係着しながら第1、第2発泡型枠の間
隔調整を手数を要することなく、容易に行える。
【0040】また、前記第1、第2連結部材の係合部
は、相互に反転状態で係合する同一形状の調整部から成
ることにより、第1、第2連結部材の係合部を同一部材
で形成できて個別に形成する必要がなく、第1、第2連
結部材を形成する鋳型等を兼用できて製造経費を節約で
きる。
は、相互に反転状態で係合する同一形状の調整部から成
ることにより、第1、第2連結部材の係合部を同一部材
で形成できて個別に形成する必要がなく、第1、第2連
結部材を形成する鋳型等を兼用できて製造経費を節約で
きる。
【0041】また、前記第1、第2連結部材の係合部
は、相互に摺動しつつ無段階に係止可能な調整部から成
ることにより、第1、第2連結部材を連結した状態で自
由に摺動させつつ第1、第2発泡型枠の間隔を広幅や狭
幅等に敏速に調整できる。
は、相互に摺動しつつ無段階に係止可能な調整部から成
ることにより、第1、第2連結部材を連結した状態で自
由に摺動させつつ第1、第2発泡型枠の間隔を広幅や狭
幅等に敏速に調整できる。
【0042】次に、本発明に係る埋込型組合せ型枠を用
いて形成した壁体によれば、発泡材を主材として形成さ
れ、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、第
2発泡型枠と、前記第1、第2発泡型枠の対向した内面
側に各々固定され、対向する発泡型枠と交差する方向に
突設された複数の第1、第2連結部材と、前記向い合っ
た第1、第2連結部材に、相互に着脱可能に設けられた
係合部と、を備えた埋込型組合せ型枠の第1、第2発泡
型枠を対向立設しつつ内部に鉄筋を配置し、前記第1、
第2連結部材の係合部は、前記第1、第2発泡型枠の間
隔を調整するため、所要の間隔幅で相互に係着可能な調
整部を備え、前記係合部で第1、第2発泡型枠を正しい
間隔に保持させ、内部にコンクリートを打設して発泡型
枠をコンクリート内に埋設状に固化して成ることによ
り、枠組した第1、第2発泡型枠内に充填したコンクリ
ートが固化した後では、発泡型枠を解体することなく、
コンクリート壁体内に埋設状に一体化させてコンクリー
ト壁体の施工経費を節約できる。また、コンクリート壁
体に埋設された発泡型枠が断熱材となって壁体表面の結
露による腐食を防止し、耐用年数を長いものとできる。
いて形成した壁体によれば、発泡材を主材として形成さ
れ、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置される第1、第
2発泡型枠と、前記第1、第2発泡型枠の対向した内面
側に各々固定され、対向する発泡型枠と交差する方向に
突設された複数の第1、第2連結部材と、前記向い合っ
た第1、第2連結部材に、相互に着脱可能に設けられた
係合部と、を備えた埋込型組合せ型枠の第1、第2発泡
型枠を対向立設しつつ内部に鉄筋を配置し、前記第1、
第2連結部材の係合部は、前記第1、第2発泡型枠の間
隔を調整するため、所要の間隔幅で相互に係着可能な調
整部を備え、前記係合部で第1、第2発泡型枠を正しい
間隔に保持させ、内部にコンクリートを打設して発泡型
枠をコンクリート内に埋設状に固化して成ることによ
り、枠組した第1、第2発泡型枠内に充填したコンクリ
ートが固化した後では、発泡型枠を解体することなく、
コンクリート壁体内に埋設状に一体化させてコンクリー
ト壁体の施工経費を節約できる。また、コンクリート壁
体に埋設された発泡型枠が断熱材となって壁体表面の結
露による腐食を防止し、耐用年数を長いものとできる。
【0043】次に、本発明に係る埋込型組合せ型枠を用
いた壁体の形成方法によれば、発泡材を主材として形成
され、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置され、各々対
向する内面側に第1、第2連結部材を突設固定させた第
1、第2発泡型枠のうちの第1発泡型枠を立設して該発
泡型枠の内部側に鉄筋を配置し、第2発泡型枠を対向さ
せて前記第1、第2連結部材を連結させて第1、第2発
泡型枠を任意の間隔に保持させ、前記第1、第2発泡型
枠の間隔内にコンクリートを打設して発泡型枠をコンク
リート内に埋設状に固化させた壁体を形成して成ること
により、厚みの異なるコンクリート壁体でも、第1、第
2発泡型枠の間隔を調整保持しながら、内部に鉄筋類を
配置し、係合部を係着させるだけの作業で型枠の固定作
業を完了し、型枠強度の保持と共に施工作業も迅速に達
成させ、作業時間の短縮、作業コストの低廉化が達成さ
れる。また、枠組した発泡型枠内に充填したコンクリー
トが固化した後では、発泡型枠を解体することなく、コ
ンクリート壁体内に埋設状に一体化させ、コクリート壁
体の断熱材として利用でき、コンクリート壁体の構築施
工の簡略化、能率的、低廉化が可能となる。
いた壁体の形成方法によれば、発泡材を主材として形成
され、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置され、各々対
向する内面側に第1、第2連結部材を突設固定させた第
1、第2発泡型枠のうちの第1発泡型枠を立設して該発
泡型枠の内部側に鉄筋を配置し、第2発泡型枠を対向さ
せて前記第1、第2連結部材を連結させて第1、第2発
泡型枠を任意の間隔に保持させ、前記第1、第2発泡型
枠の間隔内にコンクリートを打設して発泡型枠をコンク
リート内に埋設状に固化させた壁体を形成して成ること
により、厚みの異なるコンクリート壁体でも、第1、第
2発泡型枠の間隔を調整保持しながら、内部に鉄筋類を
配置し、係合部を係着させるだけの作業で型枠の固定作
業を完了し、型枠強度の保持と共に施工作業も迅速に達
成させ、作業時間の短縮、作業コストの低廉化が達成さ
れる。また、枠組した発泡型枠内に充填したコンクリー
トが固化した後では、発泡型枠を解体することなく、コ
ンクリート壁体内に埋設状に一体化させ、コクリート壁
体の断熱材として利用でき、コンクリート壁体の構築施
工の簡略化、能率的、低廉化が可能となる。
【図1】本発明に係る埋込型組合せ型枠を示した斜視図
である。
である。
【図2】本発明に係る埋込型組合せ型枠の正面図であ
る。
る。
【図3】図2に示す埋込型組合せ型枠の平面図である。
【図4】第1発泡型枠に固定された第1連結部材の拡大
斜視図である。
斜視図である。
【図5】第2発泡型枠に固定された第2連結部材を上下
反転させた状態の拡大斜視図である。
反転させた状態の拡大斜視図である。
【図6】第1、第2連結部材を係合連結した第1、第2
発泡型枠の縦断面図である。
発泡型枠の縦断面図である。
【図7】他の実施例の第1、第2連結部材の係合連結を
示した第1、第2発泡型枠の縦断面図である。
示した第1、第2発泡型枠の縦断面図である。
【図8】他の実施例の第1、第2連結部材の係合連結を
示した第1、第2発泡型枠の重断面図である。
示した第1、第2発泡型枠の重断面図である。
【図9】第1、第2発泡型枠をコンクリート基礎上面で
枠組中の状態を示した斜視図である。
枠組中の状態を示した斜視図である。
【図10】第1、第2発泡型枠を対向枠組して構築した
コンクリート壁体の一部拡大縦断面図である。
コンクリート壁体の一部拡大縦断面図である。
【図11】従来のコンクリート壁体を構築するため枠組
した型枠及び固化したコンクリート壁体の縦断面図であ
る。
した型枠及び固化したコンクリート壁体の縦断面図であ
る。
10 埋込型組合せ型枠 12 第1発泡型枠 14 第2発泡型枠 16 第1連結部材 18 第2連結部材 20 係合部 22 鉄筋 24 コンクリート 36 調整部 56 コンクリート壁体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/84 - 2/86
Claims (5)
- 【請求項1】 発泡材を主材として形成され、任意間隔
で向かい合わせ状に縦配置される第1、第2発泡型枠
と、 該第1、第2発泡型枠の対向した内面側に各々固定さ
れ、対向する発泡型枠と交差する方向に突設された複数
の第1、第2連結部材と、を備え、 前記向い合った第1、第2連結部材には、相互に着脱可
能であって間隔内部で係合させ得る係合部が設けられ、前記第1、第2連結部材の係合部は、前記第1、第2発
泡型枠の間隔を調整するため、所要の間隔幅で相互に係
着可能な調整部を備え、 前記第1、第2発泡型枠のいずれかを立設して発泡型枠
の内部側に鉄筋を配置し、前記係合部で第1、第2発泡
型枠を正しい間隔に調整して保持させ、内部にコンクリ
ートを打設して発泡型枠をコンクリート内に埋設状に固
化して成る埋込型組合せ型枠。 - 【請求項2】 前記調整部は、歯形状に形成されて成る
請求項1記載の埋込型組合せ型枠。 - 【請求項3】 前記第1、第2連結部材の係合部は、相
互に反転状態で係合する同一形状の調整部から成る請求
項1または2記載の埋込型組合せ型枠。 - 【請求項4】 前記第1、第2連結部材の係合部は、相
互に摺動しつつ無段階に係止可能な調整部から成る請求
項1記載の埋込型組合せ型枠。 - 【請求項5】 発泡材を主材として形成され、任意間隔
で向かい合わせ状に縦配置される第1、第2発泡型枠
と、 前記第1、第2発泡型枠の対向した内面側に各々固定さ
れ、対向する発泡型枠と交差する方向に突設された複数
の第1、第2連結部材と、 前記向い合った第1、第2連結部材に、相互に着脱可能
に設けられた係合部と、を備えた埋込型組合せ型枠の第
1、第2発泡型枠を対向立設しつつ内部に鉄筋を配置
し、前記第1、第2連結部材の係合部は、前記第1、第2発
泡型枠の間隔を調整す るため、所要の間隔幅で相互に係
着可能な調整部を備え、 前記係合部で第1、第2発泡型枠を正しい間隔に調整し
て保持させ、内部にコンクリートを打設して発泡型枠を
コンクリート内に埋設状に固化して成る埋込型組合せ型
枠を用いて形成した壁体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7138813A JP2799396B2 (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 埋込型組合せ型枠及び埋込型組合せ型枠を用いて形成した壁体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7138813A JP2799396B2 (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 埋込型組合せ型枠及び埋込型組合せ型枠を用いて形成した壁体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08312037A JPH08312037A (ja) | 1996-11-26 |
JP2799396B2 true JP2799396B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=15230850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7138813A Expired - Fee Related JP2799396B2 (ja) | 1995-05-12 | 1995-05-12 | 埋込型組合せ型枠及び埋込型組合せ型枠を用いて形成した壁体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799396B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102171825B1 (ko) * | 2018-01-22 | 2020-10-29 | 유병훈 | 연결형강을 이용한 이중벽체 구조물 제작방법 및 그 시공방법 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2778272B2 (ja) * | 1991-01-18 | 1998-07-23 | 株式会社大林組 | 壁型枠,壁型枠の製造方法並びに壁型枠を使用した壁の施工方法 |
JPH08269943A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Nippon Steel Corp | 面内嵌合型サンドイッチ構造 |
-
1995
- 1995-05-12 JP JP7138813A patent/JP2799396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08312037A (ja) | 1996-11-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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