JP2909884B2 - 型枠装置 - Google Patents

型枠装置

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JP2909884B2
JP2909884B2 JP32640495A JP32640495A JP2909884B2 JP 2909884 B2 JP2909884 B2 JP 2909884B2 JP 32640495 A JP32640495 A JP 32640495A JP 32640495 A JP32640495 A JP 32640495A JP 2909884 B2 JP2909884 B2 JP 2909884B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物のコンクリート
壁体を構築するために使用する型枠装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート構造の建物は、耐風
性、耐火性、耐震性等に優れているため、高層ビル等と
して構築されている反面、構築するのに多額の経費を要
するものである。従って、庶民の住宅としては、施工経
費が安価な木造住宅が構築され、住宅をコンクリート構
造で構築することは一般的に敬遠されていた。しかし、
近年、住宅設備として、高い気密性や断熱性等を備えた
居住空間が一般的に希求される様になり、一般住宅にお
いても、木造住宅に比べ機能的に優れたコンクリート構
造の住宅が構築されつつある。このコンクリート構造の
住宅において、外壁や仕切壁をコンクリート壁体で構築
する場合においては、図10に示す様に、合板型枠や金
属型枠を対向設置してセパレータを対向した型枠に貫通
させ、型枠の外面に設けた桟木に前記セパレータの突出
端を貫通または当てがってナット、或は楔等でセパレー
タを係止して型枠を所定間隔に保持し、その後で内部に
コンクリートを充填している。更に、内部に充填したコ
ンクリートが固化した後で型枠をコンクリート面から取
り外し、セパレータの突出端を切り離し、型枠は付着し
たコンクリート等を除去、清掃して保管しながら再び使
用するのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
型枠の強度を保持するために対向した型枠に多数のセパ
レータを貫通して型枠を組立てる作業は多くの手数を要
し、内部に充填したコンクリートが養生固化した後で、
型枠を解体させる場合においても、セパレータからナッ
トや楔を取り外して各型枠をセパレータから離脱させ、
コンクリート面から突出しているセパレータもカットし
なければならず、型枠の組立、コンクリートの養生固
化、型枠の解体等の諸作業が複雑で、長時間を要し、人
件費も嵩み、施工経費も割高となり易い等の問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、対向設置する型枠を、同
型枠の内部に設けた連結部材を相互に連結するだけで、
内部に充填したコンクリートの側圧に十分対応でき、片
寄った荷重でも傾くことがなく、強固で確実に枠組みで
き、充填したコンクリート内に型枠をそのまま埋設固化
させて型枠を断熱材や外装材として利用して取り外す必
要もなく、型枠強度の保持と共に迅速な型枠施工ができ
型枠を解体する必要もなく、作業時間の短縮、施工の早
期完了、施工コストの低廉化等を達成できることを特徴
とした型枠装置を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、任意間隔で向かい合わせ
状に縦配置される第1、第2型枠12、14と、該第
1、第2型枠12、14の対向した内面側に各々一端が
固定されると共に他端は対向する型枠と交差する方向に
相互に向いあうように延設された複数組の第1、第2連
結部材16、18とを備え、これらの第1、第2連結部
材16、18のそれぞれには、相互に嵌合する嵌合面2
0を備えた凹凸嵌合部22が設けられ、この凹凸嵌合部
22は、前記第1、第2連結部材16、18に長手方向
に間隔をおいて配列され、前記それぞれの嵌合面20に
形成された複数の凹部24と複数の凸部26とを備え、
前記凹部24と凸部26には、少なくとも相互の引張り
方向の力を受ける咬合せ部48を備え、該咬合せ部48
は、前記第1、第2連結部材16の、18の凹部24に
設けられた切欠横穴50と、前記第1、第2連結部材1
6、18の凸部26に設けられ、前記切欠横穴50に嵌
合する横突起52とを有してなる型枠装置10から構成
される。
【0006】また、請求項2に係る発明では、前記複数
の凹部24と複数の凸部26とは、それぞれ同一形状に
形成されると共に前記第1連結部材16と第2連結部材
18とは兼用可能に形成されてなることとしてもよい。
【0007】また、請求項3に係る発明では、前記各凹
部24は、第1、第2連結部材16、18の長手方向に
上辺または下辺が位置するような台形状または逆台形状
に形成され、前記各凸部26は、第1、第2連結部材1
6、18の長手方向に上辺または下辺が位置するような
逆台形状または台形状に形成されてなることとしてもよ
い。
【0008】また、請求項4に係る発明では、前記第
1、第2連結部材16、18の相互の嵌合面20には、
複数の爪片54と、この各爪片54と係嵌する爪孔56
とが設けられてなることとしてもよい。
【0009】また、請求項5に係る発明では、前記爪片
54は、前記第1、第2連結部材16、18の各逆台形
状の凸部26の両側を挟装する位置に設けられ、前記爪
孔56は、前記第1、第2連結部材16、18の各台形
状の凹部24の両側を挟装する位置に設けられてなるこ
ととしてもよい。
【0010】また、請求項6に係る発明では、前記爪片
54は、上端部に側方側に突出した突出段差面60を形
成する様な突出段壁62を有し、前記爪孔56には、前
記爪片54の突出段壁62が係着する受段壁が設64け
られてなることとしてもよい。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に係る型枠装置は、任意間隔
で向かい合わせ状に縦配置される第1、第2型枠と、該
第1、第2型枠の対向した内面側に各々一端が固定され
ると共に他端は対向する型枠と交差する方向に相互に向
いあうように延設された複数組の第1、第2連結部材
と、を備え、これらの第1、第2連結部材のそれぞれに
は、相互に嵌合する嵌合面を備えた凹凸嵌合部が設けら
れ、この凹凸嵌合部は、前記第1、第2連結部材に長手
方向に間隔をおいて配列され、前記それぞれの嵌合面に
形成された複数の凹部と複数の凸部とを備え、前記凹部
と凸部には、少なくとも相互の引張り方向の力を受ける
咬合せ部を備え、該咬合せ部は、前記第1、第2連結部
材の凹部に設けられた切欠横穴と、前記第1、第2連結
部材の凸部に設けられ、前記切欠横穴に嵌合する横突起
とを有している。本発明に係る型枠装置は、コンクリー
ト基礎の上面に第1、第2型枠のいずれかを立設して型
枠の内部側に鉄筋を配置し、その後で、他の第1、第2
型枠のいずれかを対向配置させる。そこで、各型枠の内
面側に設けた複数組の第1、第2連結部材の嵌合面を密
着させて複数の凹部と凸部とを嵌合して所定の長さに第
1、第2型枠を枠組する。その後で、内部にコンクリー
トを充填して第1、第2型枠をコンクリート内に埋設状
に固化させ、その上面側に2段目の第1、第2型枠を枠
組してコンクリートを充填しながら順次所定の高さの壁
体を構築する。第1、第2連結部材の複数の凹部と複数
の凸部の嵌合で第1、第2型枠の間隔を複数段に自由に
調整しながら至極簡易に保持でき、内部に充填したコン
クリートの圧力が第1、第2型枠に作用して第1、第2
連結部材の相互に引張り方向に力が加わっても、嵌合し
た凹部と凸部は咬合せ部を備えているため離脱すること
がなく、安定して型枠を保持できる。また、枠組した第
1、第2型枠内のコンクリートが固化した後では、型枠
を解体することなく、コンクリート壁体内に埋設状に一
体化させてコクンリート壁体の断熱材や外装材として利
用しながらコンクリート壁体の構築施工における作業時
間の短縮、人件費の節約、作業コストの低廉化を達成で
きる。
【0012】また、請求項2によれば、前記複数の凹部
と複数の凸部とは、それぞれ同一形状に形成されると共
に前記第1連結部材と第2連結部材とは兼用可能に形成
されている。第1連結部材を備えた第1型枠のみを形成
し、施工現場において第1型枠を平面視180度反転さ
せると第2連結部材を備えた第2型枠となり、第1、第
2連結部材を嵌合連結して容易に型枠を組立できる。ま
た、第1、第2型枠を個別に製造する必要がなく、製造
コストや施工経費を節約できる。
【0013】また、請求項3によれば、前記各凹部は、
第1、第2連結部材の長手方向に上辺または下辺が位置
するような台形状または逆台形状に形成され、前記各凸
部は、第1、第2連結部材の長手方向に上辺または下辺
が位置するような逆台形状または台形状に形成されてい
る。第1、第2連結部材の相互で複数の凹部に複数の凸
部が嵌合され、連結部材の長手方向に向け相互に嵌合密
着したテーパ壁面は引張り力を受け、この引張り力が大
きいほどテーパ壁面は強固に嵌合密着されて第1、第2
連結部材の離脱を防止できる。また、凸部と凹部の嵌合
位置を一つの凸部と凹部ごとにずらして嵌合させて他の
部材等を用いることなく、第1、第2型枠の間隔も容易
に調整できる。
【0014】また、請求項4によれば、前記第1、第2
連結部材の相互の嵌合面には、複数の爪片と、この各爪
片と係嵌する爪孔とが設けられている。第1、第2連結
部材の相互の嵌合面を密着して連結するときに、複数の
爪片が複数の爪孔に係嵌されながら第1、第2連結部材
を強固に連結でき、同時に相互の嵌合面に設けた凹部と
凸部の嵌合位置合わせや咬合せ案内を円滑で素早く行え
ることとなる。
【0015】また、請求項5によれば、前記爪片は、前
記第1、第2連結部材の各逆台形状の凸部の両側を挟装
する位置に設けられ、前記爪孔は、前記第1、第2連結
部材の各台形状の凹部の両側を挟装する位置に設けられ
ている。第1、第2連結部材の相互の嵌合面に設けた凹
部に凸部を嵌合させるときに、嵌合した凹部と凸部の両
側位置で爪孔に爪片が係嵌され、凹部と凸部の連結状態
を補強し、第1、第2連結部材の離脱を防止できる。
【0016】また、請求項6によれば、前記爪片は、上
端部に側方側に突出した突出段差面を形成する様な突出
段壁を有し、前記爪孔には、前記爪片の突出段壁が係着
する受段壁が設けられている。爪孔に爪片を挿入しなが
ら凹凸嵌合部の凹部に対する凸部の位置合わせ、咬合せ
の案内をスムーズにおこない、同時に爪孔内の受段壁に
挿入した爪片の突出段壁が係着して相互に嵌合した凹凸
嵌合部が離脱することなく、連結状態を強固に保持でき
る。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1ないし図4には、本発明の実施例
に型枠装置10が示されている。図より明らかな様に、
前記型枠記置10は、任意間隔で向かい合わせ状に縦配
置される第1型枠12、第2型枠14と、該第1、第2
型枠12、14の対向した内面側に各々一端が固定され
ると共に他端は対向する型枠と交差する方向に相互に向
いあうように延設された複数組の第1、第2連結部材1
6、18とを備え、これらの第1、第2連結部材16、
18のそれぞれには、相互に嵌合する嵌合面20を備え
た凹凸嵌合部22が設けられている。この凹凸嵌合部2
2は、前記第1、第2連結部材16、18に長手方向に
間隔をおいて配列され、前記それぞれの嵌合面20に形
成された複数の凹部24と複数の凸部26とを備えてい
る。
【0018】第1、第2型枠12、14は、例えば、発
泡材を素材として略矩形状の厚板に形成されている。発
泡材としては、プラスチックフォーム、メタルフォー
ム、発泡セメント、発泡石膏、セラミックフォーム、軽
量コンクリート等を含む。例えば、硬質ウレタンフォー
ムを素材として型枠を形成することにより、断熱性、圧
縮強度、耐水性、耐薬性等に優れ、コンクリートに触れ
ても膨化変質がなく、軽量であるため搬送作業や枠組作
業が容易にできる。また内部のコンクリートに埋設状に
固化させてコンクリー壁体の断熱材、或は外装材として
利用できるので、コンクリートが固化した後でも解体す
る必要がなく、コンクリート壁体の構築施工の簡略化、
作業時間の短縮、低廉化を達成できる。なお、第1、第
2型枠12、14は、硬質ウレタンフォームに限ること
なく、硬質フォームラバー、フェノールフォーム、塩化
ビニルフォーム、ポリエチレンフオーム、ポリスチレン
フォーム、軽量コンクリート板等を素材として形成して
もよい。
【0019】第1、第2型枠は壁等を形成すべき位置に
縦方向に対向配置されるものであり、上記した発泡材を
主材として厚板状に形成したものを端面を相互に接合さ
せて壁等の面積に対応する所要の大きさの型枠に組み立
てて使用する。図1、図7、図8に示す様に、各第1、
第2型枠12、14は、その接合した端面の水密性を向
上させるため、その上端と下端との端面に沿って凸条2
8と、この凸条28に係着する凹溝30とが設けられ、
また、型枠の長手方向の両端部の端面に同じく凸条28
と、この凸条28に係着する凹溝30とが設けられてい
る。これにより、第1、第2型枠12、14を長手方向
に接合連設し、更に、上下方向に接合連設する時に、隣
接する第1、第2型枠12、14の端面の凸条28と凹
溝30との係着により各接合端の水密性が向上する。
【0020】型枠装置10の組み立てに際しては、例え
ば図9に示す様に、地盤32にコンクリート基礎34を
打設し、このコンクリート基礎34にコンクリート壁体
36を構築する。そして、第1、第2型枠12、14の
うちで、第1型枠12をコンクリート基礎34に立設
し、型枠の内面側に網状に鉄筋38等を配置し、その後
で、他方の第2型枠14を第1型枠12に対向配置す
る。この状態で型枠相互の内面に長手方向に間隔をおい
て配列され、向かい合う様に延設された複数組の第1、
第2連結部材16、18の嵌合面20、20を相互に接
合させ、この嵌合面20、20に設けた複数の凹部24
と複数の凸部26とを嵌合させて各第1、第2連結部材
16、18を連結する。この様に、第1、第2型枠1
2、14を型枠の長手方向及び上下方向に継手連結しな
がら組立た後で、内部にコンクリート40を充填して第
1、第2型枠12、14をコンクリート40内に埋設状
に固化させる。
【0021】本発明において1つの特徴的なことは、第
1、第2連結部材16、18のそれぞれに相互に嵌合す
る嵌合面を備えた凹凸嵌合部22を設け、この凹凸嵌合
部に咬合せ部48を形成し、この咬合せ部48は、第
1、第2連結部材の凹部24に設けた切欠横穴50と、
同連結部材の凸部26に設けた横突起52を有している
ことである。図1、図2、図3に示す様に、第1、第2
連結部材16、18は、硬質合成樹脂、軽金属等を素材
とし、第1、第2型枠12、14の外面側に埋設された
厚板状の縦基板42と、この縦基板42の略中央高さ位
置から型枠の内面側へ向け交差状に突設された角形杆4
4と、型枠内において縦基板42の上下端側から角形杆
44へ斜めに連設された補強杆46、46とを有し、こ
の各縦基板42、補強杆46、46、角型杆44の基部
等は型枠内に強固に埋設されている。
【0022】図2、図3、図4に示す様に、第1、第2
連結部材16、18の角形杆44は、この角形杆44の
長手方向の側面が相互の嵌合面20となり、この嵌合面
20に凹凸嵌合部22が設けられている。この凹凸嵌合
部22は、図4に示す様に、左右対向した第1、第2型
枠12、14の間隔Lを自由に調整できる様に、複数の
凹部24と複数の凸部26とを備え、これらの各凹部2
4と各凸部26は同一形状に形成されると共に、角形杆
44の長手方向に同一のピッチPで配置されて第1連結
部材16と第2連結部材18とは相互に兼用できる様に
形成されている。
【0023】これにより、図4に示す様に、第1連結部
材16の各凹部24と各凸部26を、第2連結部材18
の各凸部26と各凹部24に対向させて嵌合させて第
1、第2連結部材16、18の相互を強固に連結でき
る。また、第1、第2連結部材16、18のいずれか
を、ピッチPだけ移動することによって第1、第2型枠
12、14の間隔Lを調整できる。また、第1型枠12
を、図4に示す矢印の様に、平面視180度反転させる
と第2型枠14となって第1連結部材16も同じく第2
連結部材18となる。従って、第1型枠12で第2型枠
14を兼用できることとなり、型枠や連結部材を製造す
る鋳型も一つで兼用できて製造コストや施工経費を節約
できる。
【0024】図4、図5に示す様に、相互に嵌合する各
凹部24と各凸部26には、少なくとも相互の引張り方
向の力を受ける咬合せ部48を備えている。この咬合せ
部48は、第1、第2連結部材16、18の各凹部24
の凸部に対する咬合い面側に設けられた切欠横穴50
と、前記第1、第2連結部材の各凸部26に設けられ、
前記凹部24の切欠横穴50に嵌合する横突起52とで
形成されている。この横突起52を切欠横穴50内にス
ムーズに嵌合させるために、図5上において、連結部材
の長手方向に対する各凹部24の孔幅は、凸部26の幅
よりも横突起52の幅だけ余裕を以て形成されている。
これにより、第1、第2連結部材16、18の相互で各
凹部24内に各凸部26をスムーズに嵌合させることが
できる。すなわち、第1、第2連結部材の凹部24群と
凸部26群のそれぞれを嵌合面において向き合わせ状に
配置して嵌合位置に位置合わせし、そのまま押しつける
だけで簡単に嵌合し、いったん嵌合した時には簡単に離
脱しないようになるものである。また、第1、第2連結
部材16、18の凹部24の切欠横穴50に凸部26の
横突起50とが咬合い状に嵌合することとなり、第1、
第2連結部材16、18に長手方向へ引張り力や、或は
長手方向と水平に交差した方向へ第1、第連結部材1
6、18を剥離させる力が作用しても、各凹部24内に
各凸部26を強固に、しかも確実に係止できて組立てた
第1、第2型枠12、14の強度を保持できることとな
る。
【0025】図2に示す様に、前記各凹部24は、第
1、第2連結部材16、18の長手方向に上辺または下
辺が位置するような台形状または逆台形状に形成され、
前記各凸部26は、第1、第2連結部材16、18の長
手方向に上辺または下辺が位置するような逆台形状また
は台形状に形成されている。実施例において、各凹部2
4は、連結部材の角形杆44の先端44a側に台形状の
上辺が位置する様に同一ピッチPで配置され、また、各
凸部26は、連結部材の角形杆44の先端a側に逆台形
状の下辺が位置する様に同一ピッチPで配置されてい
る。これにより、第1、第2連結部材16、18の対向
側面である嵌合面20、20に設けられた各凹部24に
各凸部26を嵌合させて第1、第2連結部材16、18
に引張り力が加わるときに、各凹部24と各凸部26と
の相互で係合密着したテーパ壁面は、引張り力が大きい
ほど強固に係合密着されて第1、第2連結部材16、1
8の離脱を防止できる。また、各凹部24と各凸部26
の嵌合位置を各凹部24及び各凸部26の一つのピッチ
Pごとに、第1、第2型枠12、14が近接する方向、
または離開する方向へ移動させて第1、第2型枠12、
14の間隔Lを自由に調整できる。
【0026】なお、実施例において、各凹部24は角形
杆44の先端44a側に上辺が位置する台形状に、各凸
部26は角形杆44の先端44a側に下辺が位置する逆
台形状に形成しているが、これに限ることなく、各凹部
24を角形杆44の先端44a側に下辺が位置する逆台
形状に、各凸部26を角形杆44の先端44a側に上辺
が位置する台形状に形成してもよい。また、各凹部24
と凸部26は、台形状と逆台形状の組合わせに限ること
なく、例えば、三角形状と逆三角形状の組合わせに形成
してもよい。
【0027】図2、図3に示す様に、第1、第2連結部
材16、18の相互の嵌合面20、20には、複数の爪
片54と、この各爪片54と係嵌する爪孔56とが設け
られいる。この各爪片54は、図6に示す様に、第1、
第2連結部材16、18の角形杆44と同じ材質で、角
形杆44の上下面と略平行で凸部26の両側を挟装する
位置に突設された爪板58、58を備え、この爪板5
8、58の上端部には、凸部26側に突出段差面60を
形成する様な突出段壁62を有している。また、各爪孔
56は、第1、第2連結部材16、18の嵌合面20の
凹部24の両側を挟装する位置で、角形杆44の両側面
に連通するように貫通され、この各爪孔56には爪片5
4の突出段壁62が係着する受段壁64が設けられてい
る。
【0028】これにより、第1、第2連結部材16、1
8の嵌合面20、20を密接させ、第1連結部材16側
の各爪片54と各爪孔56に第2連結部材18側の各爪
孔56と各爪片54を係合させると同時に、第1連結部
材16側の凸部26と凹部24へ第2連結部材18側の
凹部24と凸部26とが的確に嵌合され、各爪片54の
突出段壁62が爪孔56内の受段壁64に係着されて凹
凸嵌合部22、22の相互の連結状態を保持できる。ま
た、各爪片54と各爪孔56との係合で、凹凸嵌合部2
2、22の相互で各凹部24と各凸部26との位置合わ
せ、咬合い案内をおこないながら第1、第2連結部材1
6、18を円滑で手早く、短時間におこなえる。なお、
実施例においては、第1、第2連結部材16、18の相
互に接合する側面側を嵌合面20、20とし、これに複
数の凹部24や複数の凸部26等の凹凸嵌合部22を設
けて相互に嵌合させているが、これに限ることなく、例
えば、第1、第2連結部材16、18の相互に密接する
上下面を嵌合面20、20とし、これに各々凹凸嵌合部
22を設けて相互に嵌合させてもよい。
【0029】次に、本発明の実施例に係る型枠装置10
の作用を説明する。図7、図8、図9に示す様に、本発
明に係る型枠装置10は、一般住宅等を建築する地盤3
2に打設したコンクリー基礎34の上面で、外壁や仕切
壁等を構築する場合に使用し、枠組みするものである。
そして、第1型枠12をコンクリート基礎34の上面に
立設し、この第1型枠12を、図示しない支保材で支持
して他の第1型枠12の端面を順次接合して配置する、
この時に第1型枠12の相互の端面に設けている凸条2
8と凹溝30とを接合しながら所定の長さに立設する。
【0030】次に、立設した各第1型枠12の内面側に
網状等に形成した鉄筋38を配置し、この鉄筋38を配
置した後で各第1型枠12と所定の間隔をおいて第2型
枠14を向かい合わせ状に配置する。そして、向かい合
った第1、第2型枠12、14の内面側に固定されて対
向する型枠と向かい合う様に延設された各第1、第2連
結部材16、18の凹凸嵌合部22、22を対向させな
がら各凹部24と各凸部26とを嵌合させて第1、第2
連結部材16、18を強固に連結し、同時に各第2型枠
14においても相互の端面の凸条28と凹溝30と接合
させ、各第2型枠14を支保材で支持する。この様に壁
体を構築する位置に第1、第2型枠12、14による枠
組みを終了し、枠組みした型枠の両端開口を適宜な型枠
で閉鎖した後で内部にコンクリート40を充填して固化
させる。
【0031】1段目の第1、第2型枠12、14内のコ
ンクリート40が養生固化中に、2段目の第1、第2型
枠12、14を1段目と同様に枠組して網状等に形成し
た鉄筋38を内部に配置し、上下の第1型枠12や第2
型枠14の相互において、上下端に設けた凸条28と凹
溝30とを接合して上下段の接合部における水密性を高
めながら枠組してコンクリート40を打設し、所定の高
さのコンクリート壁体36を構築するものである。な
お、第1、第2型枠12、14を上下段に接合して内部
に鉄筋38を配置して所望の高さに型枠を枠組し、その
後で内部にコンクリートを充填固化させてもよい。
【0032】これにより、厚みの異なるコンクリート壁
体36でも、第1、第2型枠12、14の間隔Lを第
1、第2連結部材16、18の凹凸嵌合部22、22の
各凹部24と各凸部26の嵌合位置をずらしながら調整
し、かつ各凹部24と各凸部26とを嵌合させるだけで
型枠の固定作業を完了し、型枠強度の保持と共に施工作
業も迅速にでき、作業時間の短縮、作業コストの低廉化
が達成される。また、枠組した第1、第2型枠12、1
4内に充填したコンクリート40が固化した後では型枠
を解体する必要もなく、型枠をコンクリート壁体36に
一体化させてコクリート壁体36の断熱材や外装材とし
て利用できる。従って、コンクリート壁体36の構築施
工において、型枠を簡単に、しかも強度を保持した状態
に組立でき、内部に充填したコンクリートの養生固化を
待つことなく、次の型枠を組立ながら構築施工を早期に
完了できる。
【0033】次に、図10ないし図13に基ずいて、他
の実施例に係る型枠装置10を説明する。この実施例の
構成において、先の実施例と同一部材には同一番号を付
し、その詳細な説明は省略する。本実施例の型枠装置1
0は、対向配置される型枠の内面側の上下位置に複数の
連結部材を向かい合う様に並列させたことを特徴とする
ものであり、これにより、組立てた型枠の上下方向の連
設部の強度を強固に保持でき、また、向かい合う型枠相
互を強固に連結でき、厚みを有したコンクリート壁体を
容易に構築できると共に、型枠自体の長幅を大きく形成
できることにある。すなわち、本実施例の型枠記置10
は、相互に縦方向に対向配置される第1、第2型枠1
2、14を備え、この第1、第2型枠12、14には、
その上下方向に向かう内面側の上下任意の高さ位置に、
上下第1連結部材16a、16aと上下第2連結部材1
8a、18aとが互いに向かい合う様に設けられてい
る。更に第1、第2型枠12、14の長手方向に所定の
間隔で複数の上下第1連結部材16a、16aと上下第
2連結部材18a、18aとが並設されている。この第
1型枠12の複数の第1連結部材16a、16aと、第
2型枠14の複数の上下第2連結部材18a、18aと
のそれぞれには、相互に嵌合する嵌合面20を備えた凹
凸嵌合部22が設けられている。
【0034】図10、図13に示す様に、第1、第2型
枠12、14は、先の実施例と同様に、発砲材を素材と
して略矩形状の厚板に形成されている。この第1、第2
型枠12、14の上下端の端面、並びに長手方向の両端
の端面には、型枠を長手方向や上下方向に接合連設する
ときに相互に係合して水密性を高める凸条28と凹溝3
0とが設けられている。また、第1型枠12の各上下第
1連結部材16a、16aと、第2型枠14の各上下第
2連結部材18a、18aとは、硬質合成樹脂、軽金属
等を素材とし、各型枠の外面側に、型枠の長手方向に所
定の間隔をおいて縦に埋設された厚板状の縦基板42
と、この縦基板42の略3/4高さ位置と、略1/4高
さ位置とに型枠の内面側へ向け交差状に延設された上下
角形杆44、44とで形成されている。更に、各縦基板
42の板面から各上下角形杆44、44の基部側の上下
面へ向けそれぞれ補強杆46、46が斜めに連設されて
いる。これら各縦基板42、補強杆46、46、上下角
形杆44、44の基部等は型枠内に強固に埋設されてい
る。
【0035】相互に向かい合った各上下第1連結部材1
6a、16aと各上下第2連結部材18a、18aとの
相互の嵌合面20に設けた凹凸嵌合部22は、先の実施
例の図2、図4、図5に示す様に、各連結部材の長手方
向に向けて同一のピッチPで配置され、かつ連結部材の
相互で嵌合する複数の凹部24と凸部26とを備えてい
る。この連結部材の相互で嵌合する各凹部24と各凸部
26には、切欠横穴50と横突起52とで形成された咬
合せ部48が設けられている。更に、嵌合面20には、
各凸部26の両側を挟装する位置に爪片54と、各凹部
24の両側を挟装する位置に前記爪片54が係嵌する爪
孔56とが設けられている。
【0036】本実施例の各第1、第2型枠12、14を
組立てる場合には、第1型枠12をコンクリート基礎3
4の上面に立設し、この第1型枠12を支保材で支持し
て他の第1型枠12の端面を順次接合しながら端面に設
けている凸条28と凹溝30とを接合して立設する。次
に、立設した各第1型枠12の内面側に鉄筋38を配置
し、この鉄筋38を配置した後で各第1型枠12と所定
の間隔をおいて第2型枠14を向かい合わせ状に配置す
る。そして、第1、第2型枠12、14の内面側に向か
い合う様に延設された各上下第1連結部材16a、16
aと各上下第2連結部材18a、18aの凹凸嵌合部2
2、22を対向させながら凹凸嵌合部22の各凹部24
群と各凸部26群を向かい合わせる。同時に各爪片54
を各爪孔56に係合させつつ凹凸嵌合部22、22の相
互で対向した各凹部24と各凸部26とを位置合わせ
し、更に咬合い案内しながら第1型枠12の上下第1連
結部材16a、16aと第2型枠14の上下第2連結部
材18a、18aとを円滑に、片手で手早く操作しなが
ら、強固に連結させて第1、第2型枠12、14を組立
てる。
【0037】また、第1型枠12の上下第1連結部材1
6a、16aと、第2型枠14の上下第2連結部材18
a、18aとのいずれかを、連結部材の長手方向に向け
てピッチPだけ移動しながら第1、第2型枠12、14
の間隔Lも、図11、12に示す様に調整でる。また、
第1、第2型枠12、14は、例えば、第1型枠12
を、平面視180度反転させると第2型枠14となり、
上下第1連結部材16a、16aも反転により同じく上
下第2連結部材18a、18aとなる。従って、第1型
枠12で第2型枠14を兼用でき、型枠や連結部材を製
造する鋳型も一つで兼用できて製造コストや施工経費を
節約できる。
【0038】先の実施例においては、第1、第2型枠1
2、14の対向した内面側の略中央高さ位置に、横一列
に第1、第2連結部材16、18が並列されている。従
って、第1、第2連結部材16、18を相互に連結して
組立てた第1、第2型枠12、14は、型枠の上下端寄
り位置の連結力がやや弱体で充填したコンクリートが漏
洩する危険があり、そのために厚みが大きなコンクリー
ト壁体36の構築に難点があった。これに対し、本実施
例の型枠装置10では、各第1、第2型枠12、14の
対向した内面側の上下方向の上部寄り位置と下部寄り位
置とに、横一列に複数の上下第1連結部材16a、16
aと複数の上下第2連結部材18a、18aとを互いに
向かい合う様に設け、図13に示す様に、対向した第
1、第2型枠12、14を上下2箇所で連結するため、
組立てた型枠の連結強度を強固に保持でき、型枠相互を
強固に連設しながら厚みを有したコンクリート壁体36
を容易に構築できる。また、型枠自体の長幅を大きく形
成して強固に連結できる。なお、本発明に係る型枠装置
10は、一般住宅に限らず、学校、小形のマンション、
オフィスビル等のコンクリート建造物の構築に使用で
き、断熱性、施工作業性に優れ、かつ、素材の種々の選
択により外観美等に優れたコンクリート擁壁を迅速で安
価に構築できることとなる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1に係る型枠
装置によれば、任意間隔で向かい合わせ状に縦配置され
る第1、第2型枠と、該第1、第2型枠の対向した内面
側に各々一端が固定されると共に他端は対向する型枠と
交差する方向に相互に向いあうように延設された複数組
の第1、第2連結部材と、を備え、これらの第1、第2
連結部材のそれぞれには、相互に嵌合する嵌合面を備え
た凹凸嵌合部が設けられ、この凹凸嵌合部は、前記第
1、第2連結部材に長手方向に間隔をおいて配列され、
前記それぞれの嵌合面に形成された複数の凹部と複数の
凸部とを備え、前記凹部と凸部には、少なくとも相互の
引張り方向の力を受ける咬合せ部を備え、該咬合せ部
は、前記第1、第2連結部材の凹部に設けられた切欠横
穴と、前記第1、第2連結部材の凸部に設けられ、前記
切欠横穴に嵌合する横突起と、を有してなることによ
り、相互に対向配置した第1、第2型枠を、その内面側
に設けた複数の第1、第2連結部材の複数の凹部と複数
の凸部とを咬合せ状に嵌合させて強固で確実に連結し、
組み立てた型枠の強度を保持できる。また、内部に充填
したコンクリート内に第1、第2型枠を埋設固化させて
コンクリート壁体の断熱材、或は外装材等として利用で
きるので、型枠を解体する必要がなく、コンクリート壁
体の構築施工における作業時間の短縮、施工コストの低
廉化を達成できる。更に、第1、第2連結部材をいった
ん嵌合させれば離脱しないのでこれらの第1、第2連結
部材の連結作業を連続的に行え、施工時間の大幅な短
縮、施工作業の簡単さを確保できる。更に、養生のため
の手待ち期間、型枠解体作業が不要であるから、工期を
大幅に短縮でき、作業及び人件コストの節約を達成でき
る。
【0040】また、請求項2によれば、前記複数の凹部
と複数の凸部とは、それぞれ同一形状に形成されると共
に前記第1連結部材と第2連結部材とは兼用可能に形成
されてなることにより、第1連結部材を備えた第1型枠
を、平面視180度反転させて第2連結部材を備えた第
2型枠として兼用でき、第1、第2型枠を各々個別に製
造する必要がなく、製造コストや施工経費を節約でき
る。
【0041】また、請求項3によれば、前記各凹部は、
第1、第2連結部材の長手方向に上辺または下辺が位置
するような台形状または逆台形状に形成され、前記各凸
部は、第1、第2連結部材の長手方向に上辺または下辺
が位置するような逆台形状または台形状に形成されてな
ることにより、第1、第2連結部材の相互で複数の凹部
に複数の凸部が嵌合し、長手方向に向け相互に嵌合され
た凹部と凸部のテーパ壁面が引張り力を受けながら強固
に圧着されて引張り力を保持し、第1、第2連結部材の
離脱を防止できる。また、凹部や凸部は構造が簡略であ
るため、製造コストも安価に製造できる。
【0042】また、請求項4によれば、前記第1、第2
連結部材の相互の嵌合面には、複数の爪片と、この各爪
片と係嵌する爪孔と、が設けられてなることにより、第
1、第2連結部材の相互の爪片と爪孔との係合で、第
1、第2連結部材の長手方向や長手方向と交差する方向
に加わる引張り力を保持し、第1、第2連結部材の連結
を強固に保持できる。また、凹凸嵌合部の嵌合連結時
に、それらの嵌合位置合わせ、咬合せの案内機能を備え
るから、これらの嵌合連結作業が円滑かつ手早く、短時
間に行える。
【0043】また、請求項5によれば、前記爪片は、前
記第1、第2連結部材の各逆台形状の凸部の両側を挟装
する位置に設けられ、前記爪孔は、前記第1、第2連結
部材の各台形状の凹部の両側を挟装する位置に設けられ
てなることにより、第1、第2連結部材に設けた凹部と
凸部との嵌合部の両側位置で爪孔に爪片が係嵌して凹部
と凸部との嵌合状態が補強され、第1、第2連結部材の
連結をより強固に保持できる。
【0044】また、請求項6によれば、前記爪片は、上
端部に側方側に突出した突出段差面を形成する様な突出
段壁を有し、前記爪孔には、前記爪片の突出段壁が係着
する受段壁が設けられてなることにより、爪孔に爪片を
係嵌しながら凹凸嵌合部の嵌合位置合わせ、咬合せの案
内を行ない、更に爪孔の受段壁に爪片の突出段壁が係着
して相互に嵌合した凹凸嵌合部の凸部と凹部とが離脱す
ることなく、第1、第2連結部材の連結状態を強固に保
持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る型枠装置の第1、第2型枠を示し
た斜視図である。
【図2】第1、第2型枠に固定した第1、第2連結部材
の凹凸嵌合面を示した一部拡大側面図である。
【図3】第1、第2連結部材を相互に対向させた状態を
示した一部拡大斜視図である。
【図4】同じく第1、第2連結部材を相互に対向させた
状態を示した拡大横断面である。
【図5】第1、第2連結部材の凹部と凸部を相互に嵌合
させて連結した状態を示した一部拡大横断図である。
【図6】同じく第1、第2連結部材の凹部と凸部を相互
に嵌合させて連結した状態の一部拡大縦断面図である。
【図7】第1、第2連結部材を連結して配置した第1、
第2型枠の側面図である。
【図8】複数組の第1、第2連結部材で連結された第
1、第2型枠の平面図である。
【図9】第1、第2型枠をコンクリート基礎上面で上下
方向に枠組みする状態を示した側面説明図である。
【図10】他の実施例に係る型枠装置の第1、第2型枠
を示した斜視図である。
【図11】複数組の上下第1連結部材と上下第2連結部
材とで相互に連結された第1、第2型枠の側面図であ
る。
【図12】複数組の上下第1連結部材と上下第2連結部
材とで相互に連結された第1、第2型枠の平面図であ
る。
【図13】上下第1連結部材と上下第2連結部材とを相
互に連結して第1、第2型枠をコンクリート基礎上面で
上下方向に枠組みする状態を示した側面説明図である。
【図14】従来のコンクリート壁体を構築するため枠組
した型枠内で固化したコンクリート壁体の一部縦断面図
である。
【符号の説明】
10 型枠装置 12 第1型枠 14 第2型枠 16 第1連結部材 16a 上下第1連結部材 18 第2連結部材 18a 上下第2連結部材 20 嵌合面 22 凹凸嵌合面 24 凹部 26 凸部 36 コンクリート壁体 48 咬合せ部 50 横欠横孔 52 横突起 54 爪片 56 爪孔 60 突出段差面 62 突出段壁 64 受段壁

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意間隔で向かい合わせ状に縦配置され
    る第1、第2型枠と、該第1、第2型枠の対向した内面
    側に各々一端が固定されると共に他端は対向する型枠と
    交差する方向に相互に向いあうように延設された複数組
    の第1、第2連結部材と、を備え、 これらの第1、第2連結部材のそれぞれには、相互に嵌
    合する嵌合面を備えた凹凸嵌合部が設けられ、 この凹凸嵌合部は、前記第1、第2連結部材に長手方向
    に間隔をおいて配列され、前記それぞれの嵌合面に形成
    された複数の凹部と複数の凸部とを備え、 前記凹部と凸部には、少なくとも相互の引張り方向の力
    を受ける咬合せ部を備え、 該咬合せ部は、前記第1、第2連結部材の凹部に設けら
    れた切欠横穴と、前記第1、第2連結部材の凸部に設け
    られ、前記切欠横穴に嵌合する横突起と、を有してなる
    型枠装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の凹部と複数の凸部とは、それ
    ぞれ同一形状に形成されると共に前記第1連結部材と第
    2連結部材とは兼用可能に形成されてなる請求項1記載
    の型枠装置。
  3. 【請求項3】 前記各凹部は、第1、第2連結部材の長
    手方向に上辺または下辺が位置するような台形状または
    逆台形状に形成され、前記各凸部は、第1、第2連結部
    材の長手方向に上辺または下辺が位置するような逆台形
    状または台形状に形成されてなる請求項1または2記載
    の型枠装置。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2連結部材の相互の嵌合面
    には、複数の爪片と、この各爪片と係嵌する爪孔と、が
    設けられてなる請求項1記載の型枠装置。
  5. 【請求項5】 前記爪片は、前記第1、第2連結部材の
    各逆台形状の凸部の両側を挟装する位置に設けられ、 前記爪孔は、前記第1、第2連結部材の各台形状の凹部
    の両側を挟装する位置に設けられてなる請求項4記載の
    型枠装置。
  6. 【請求項6】 前記爪片は、上端部に側方側に突出した
    突出段差面を形成する様な突出段壁を有し、前記爪孔に
    は、前記爪片の突出段壁が係着する受段壁が設けられて
    なる請求項4または5記載の型枠装置。
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