JP3010556B1 - 地中コンクリ―ト連壁へのプレキャストコンクリ―ト型枠の固定方法 - Google Patents

地中コンクリ―ト連壁へのプレキャストコンクリ―ト型枠の固定方法

Info

Publication number
JP3010556B1
JP3010556B1 JP3982699A JP3982699A JP3010556B1 JP 3010556 B1 JP3010556 B1 JP 3010556B1 JP 3982699 A JP3982699 A JP 3982699A JP 3982699 A JP3982699 A JP 3982699A JP 3010556 B1 JP3010556 B1 JP 3010556B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
precast concrete
reinforcing bar
bar assembly
connecting wall
linear guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3982699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000240076A (ja
Inventor
邦洋 小笠原
泰造 下村
雅道 齋藤
宏至 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP3982699A priority Critical patent/JP3010556B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3010556B1 publication Critical patent/JP3010556B1/ja
Publication of JP2000240076A publication Critical patent/JP2000240076A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retaining Walls (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 地下に建築構造物や、鉄道等を構築する際
に、工場生産された一定大きさの四角なプレキャストコ
ンクリート板を型枠兼用板として地中連壁に沿い容易に
一列に立て並べて固定できるようにする。 【解決手段】 地中コンクリート連壁10の前に沿い鉄
筋組立体12を設置すると共に、一端が連壁に固定さ
れ、前端が鉄筋組立体の中を通り抜けて鉄筋組立体の前
に突出する多数本のセパレータ13を取付け、これによ
り鉄筋組立体の前に沿い複数枚のPCa型枠20を、化
粧面を前に向けて一列に立て並べ、同じ高さの各段のセ
パレータの前端間に直線ガイド部材30を水平に取付
け、PCa型枠の化粧面とは反対の裏面に、PCa型枠
の幅の全長にわたり各段の直線ガイド部材と摺動可能に
係合する長尺スライド部材40を水平に複数段取付け、
各長尺スライド部材を、直線ガイド部材に係合して摺動
させ、複数枚のPCa型枠を各ガイド部材30に沿って
一列に立て並べる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地下に建築構造
物や鉄道、自動車道などの構造物を建設する際に、工場
で生産された一定の大きさの四角なプレキャストコンク
リート板(本書ではプレキャストコンクリート型枠とも
記す。)を型枠兼用板として使用するための地中コンク
リート連壁に対するプレキャストコンクリート型枠の固
定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地下に建築構造物や鉄道、自動車道など
の構造物を建設する際は、地中にそれらの空間を確保す
るため、左右に相対向した側壁を構築する必要があり、
それには、先ず地表面から地中にアースドリルなどで一
定の深さの孔を、構築すべき左右の側壁の長手方向に水
平に連続するように掘削し直線状に構造物の長さにわた
って削孔し、こうして長手方向に水平に連続した孔に鉄
筋を配置して生コンクリート(生コンとも記す。)を打
設して固め、地中にコンクリート製の連壁を形成する。
それから、連壁間の土砂を除去して構築する構造物より
も幅が少し広い空間を形成したのち、鉄筋組立体を該連
壁の内側に連壁沿いに設置すると共に、前記連壁の水平
方向と上下方向に所定の間隔を保って一端が該連壁に固
定され、前端が上記鉄筋組立体の中を通り抜けて鉄筋組
立体の前に突出する多数本のセパレータを取付け、この
セパレータにより前記鉄筋組立体の前に沿い一定幅の複
数枚のプレキャストコンクリート型枠を、化粧面を前に
向けて一列に立て並べ、プレキャストコンクリート型枠
の列と前記連壁との間の鉄筋組立体が設置された空間に
側壁構築用の生コンクリートを打設して左右の側壁を構
築する。これにより鉄筋組立体の前に立て並べたプレキ
ャストコンクリート型枠は、その前面の化粧面が仕上が
り面となるので、側壁の構築後に撤去する手数が不要に
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生コンを打設して側壁
を構築する前に、従来のプレキャストコンクリート型枠
を、鉄筋組立体の前で、連壁の長手方向に隣接して一列
に立て並べるため、連壁の水平方向と上下方向に所定の
間隔を保って一端を該連壁に対して固定したセパレータ
と同じ配置で複数の貫通孔をプレキャストコンクリート
型枠の1枚宛に開設し、鉄筋組立体から前に突出するセ
パレータの一本宛の前端部をプレキャストコンクリート
型枠の貫通孔の1つ宛に貫通し、周知のようにセパレー
タの前端部にねじ込んだナットとフォームタイで各プレ
キャストコンクリート型枠を隣接状に立てると共に、フ
ォームタイでプレキャストコンクリート型枠の前面に水
平に沿わせて固定した単管パイプにより全部のプレキャ
ストコンクリート型枠を一列に揃える。しかし、各1本
宛のセパレータは連壁に固定された一端部で片持ち式に
支持され、プレキャストコンクリート型枠の貫通孔に通
すべき前端部は夫々自由な方向に向いているので、その
まゝではプレキャストコンクリート型枠の全部の貫通孔
にセパレータを1本宛貫通させることは不可能である。
かといって、セパレータの一本宛の前端部をプレキャス
トコンクリート型枠の夫々の貫通孔に人手で向けようと
しても、プレキャストコンクリート型枠と連壁との間に
は鉄筋組立体が設置されていて人がその間に入り込めな
いため、セパレータの前端部をプレキャストコンクリー
ト型枠の貫通孔に貫通可能に向けることもできない。従
って、全部のプレキャストコンクリート型枠の全部の貫
通孔にセパレータの前端部を1本宛貫通させ、ナットと
フォームタイでセパレータに固定するには手数と時間が
非常にかゝる。
【0004】又、地中の連壁と立て並べたプレキャスト
コンクリート型枠との間に生コンを打設し、それが固ま
って側壁が構築できたら、各セパレータの前端部からフ
ォームタイを外し、単管パイプを撤去するが、フォーム
タイを外すとプレキャストコンクリート型枠の化粧面に
開口する貫通孔からセパレータの雄ねじを有する前端が
突出するため、これを切断して除く必要があり、プレキ
ャストコンクリート型枠の化粧面には貫通孔と、セパレ
ータの切断した跡が露出し、化粧面の体裁を損なう。
又、この露出した貫通孔から地下水が流出し、化粧面を
汚すこともある。
【0005】又、鉄筋組立体の前の床の上に、立て並べ
るべきプレキャストコンクリート型枠の下端は床に固定
し、立て並べたプレキャストコンクリート型枠の前面上
部と、前面中部とを支持する伸縮可能なジャッキ式のパ
イプ支柱装置を1枚のプレキャストコンクリート型枠に
対して2台宛据付け、その支柱を斜めにしてプレキャス
トコンクリート型枠を1枚宛垂直に立て、セパレータを
使用することなく多数枚のプレキャストコンクリート型
枠を隣接状に一列に並べ、連壁との間に生コンを打設し
て側壁を構築する方法もあるが、この方法では生コン打
設時の側圧でプレキャストコンクリート型枠が移動し、
プレキャストコンクリート型枠の前面が不揃いになり、
正確な施工が困難であったり、又、地中の狭いスペース
に多数台のパイプ支柱装置を分解して搬入し、地中で組
立てたり、施工後に解体して外に搬出する煩雑な現場作
業が必要で、手数と時間がかゝる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の方法の問題点を解消するため、水平方向に長く、一定
の高さを有する地中コンクリート連壁の前に沿い、該連
壁の内側に鉄筋組立体を設置すると共に、前記連壁の水
平方向と上下方向に所定の間隔を保って一端が該連壁に
固定され、前端が上記鉄筋組立体の中を通り抜けて鉄筋
組立体の前に突出する多数本のセパレータを取付け、こ
のセパレータにより前記鉄筋組立体の前に沿い一定幅の
複数枚のプレキャストコンクリート型枠を、化粧面を前
に向けて一列に立て並べ、プレキャストコンクリート型
枠の列と前記連壁との間の鉄筋組立体が設置された空間
に側壁構築用の生コンクリートを打設するための、地中
コンクリート連壁へのプレキャストコンクリート型枠の
固定方法において、請求項1は、前記連壁に一端を固定
された上下方向に複数段をなす同じ高さの各段のセパレ
ータの前端間に直線ガイド部材を水平に取付け、前記プ
レキャストコンクリート型枠の化粧面とは反対の裏面
に、該型枠の幅の全長にわたり前記直線ガイド部材と同
じ上下方向の間隔を保って上記各段の直線ガイド部材と
摺動可能に係合する長尺スライド部材を水平に複数段取
付け、上記プレキャストコンクリート型枠の複数段の水
平な各長尺スライド部材を、セパレータの前端間に複数
段、水平に取付けられた直線ガイド部材に係合して摺動
させ、複数枚のプレキャストコンクリート型枠を前記鉄
筋組立体の前の各ガイド部材に沿って一列に立て並べる
ことを特徴とし、請求項2は、前記連壁に一端を固定さ
れた上下方向に複数段をなす同じ高さの各段のセパレー
タの前端間に直線ガイド部材を水平に取付け、前記プレ
キャストコンクリート型枠の化粧面とは反対の裏面に、
上記各段の直線ガイド部材と摺動可能に係合する、複数
個の短い水平な短尺スライド部材を前記直線ガイド部材
と同じ上下方向の間隔を保って水平に複数段取付け、上
記プレキャストコンクリート型枠の複数段の水平な各短
尺スライド部材を、セパレータの前端間に複数段、水平
に取付けられた直線ガイド部材に係合して摺動させ、複
数枚のプレキャストコンクリート型枠を前記鉄筋組立体
の前の直線ガイド部材に沿って一列に立て並べることを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図示の実施形態において、10は
地中に垂直に、水平方向の長さ200〜300mにわた
って形成した地中コンクリート連壁で、地中に形成した
左右の連壁10,10の間の土砂は取除き、連壁10,
10の下端の間にはコンクリートで連壁と同じ長さの水
平な底版11を形成する。この底版11から上の高さ約
5m、水平方向の長さ200〜300m、所定の幅の空
間が鉄道、自動車道などの1つの階の区間である。
【0008】各連壁10の前には底版11の上に鉄筋で
1つの階のジャングルジム形の鉄筋組立体12を、連壁
に固定しながら設置するが、この鉄筋組立体を鉄筋で組
立ながら同時に、連壁の水平方向と上下方向に所定の間
隔を保ってセパレータ13の一端を連壁に固定し、セパ
レータの他端(前端)を鉄筋組立体から前に突出させ
る。鉄筋組立体12の鉄筋の一部、及びセパレータ13
の一端は、連壁に突入するアンカーで連壁に固定しても
よいし、連壁の前面にボルトやアンカーなどでセパレー
タ13と同じ上下方向の間隔を保って水平に固定した山
形鋼からなるアングル材14に対しボルトや、溶接など
で固定してもよい。鉄筋組立体を連壁の前に沿って先に
組立てると、鉄筋組立体が邪魔になり、セパレータの一
端を上下方向に間隔を保って連壁に取付けることが困難
ないし不可能であるが、鉄筋組立体の組立てと、セパレ
ータの一端の取付けとを連壁の長手方向に少し宛交互に
行うことにより鉄筋組立体とセパレータを互いに邪魔さ
れることなく設置したり、取付けたりすることができ
る。
【0009】プレキャストコンクリート型枠(以下、P
Ca型枠と記す。)20は、プレキャストコンクリート
製で、その1枚の大きさは、例えば高さが約5m、幅が
1.8m、厚さが6cmある。これに対応して連壁10
にはその水平方向と上下方向に60cm宛の間隔を保っ
てセパレータ13が上記のようにして取付けてあり、セ
パレータは連壁の上下方向に7段、水平に60cm宛の
間隔を保って列をなしている。
【0010】鉄筋組立体の前から前端部が突出するセパ
レータの水平に列をなす各1段宛の前端部には直線ガイ
ド部材30を溶接や、ボルト止めで水平に固定する。直
線ガイド部材には断面形状がT形のCT鋼を使用し、図
1(A)に示すようにCT鋼を横にし、T形の主片31
の各端部を上と下に向け、該片と直交する脚片32を同
じ段の各セパレータの前端部に固定すればよい。
【0011】PCa型枠の裏面には、上記直線ガイド部
材の上下方向と同じ間隔を保って、該直線ガイド部材と
摺動可能に係合するスライド部材40を複数段、水平に
取付ける。スライド部材としてはC形断面のリップ溝形
鋼材を使用し、PCa型枠を成形する際に予めPCa型
枠の内部に配列する鉄筋21の、上下方向に間隔を保っ
たスライド部材を取付けるべき部分22をPCa型枠の
裏面に向かって曲げ、この部分22にスライド部材のリ
ップ溝形鋼材を水平に溶接などで固定し、それから上記
リップ溝形鋼材が裏面の各段から水平に突出するように
PCa型枠をコンクリートで成形する。
【0012】これによってPCa型枠の1枚宛の裏面に
水平に固定した上下各段のスライド部材40を、鉄筋組
立体12の前面から突出する上下各段のセパレータの前
端部に水平に固定した直線ガイド部材30に一端から嵌
合し、PCa型枠の下端を床版11に接触させて順番に
PCa型枠を直線ガイド部材の他端に向かって摺動させ
ることにより雨戸を閉めるようにして多数枚のPCa型
枠を一列に隣接させて鉄筋組立体の前に立て並べること
ができる。そして、一列に立て並べたPCa型枠と連壁
との間の、鉄筋組立体が設置された空間15に生コンC
を打設し、側壁を構築する際、各PCa型枠は裏面の上
下方向複数段に固定した水平なスライド部材が、上下方
向の各段のセパレータの前端部に水平に取付けた直線ガ
イド部材と係合しているため、生コンCの打設時の側圧
で移動せず、一列に立ち並んだ状態を維持する。立ち並
んだPCa型枠の隣接した間隙から生コンCが前に漏れ
出て化粧面を汚すのを防ぐため、図3(C)に示すよう
にPCa型枠の相対向する端面の一方には凸条23、他
方には上記凸条を受入れる凹条24を設け、上記凸条と
凹条の一方にスポンジテープ25を接着し、二枚のPC
a型枠を隣接して立て並べたとき、凹条24は凸条23
を受入れ、その際にスポンジテープ25は圧縮されるよ
うにすることが好ましい。
【0013】上下の各段のセパレータの前端部に水平に
固定した直線ガイド部材30は、PCa型枠の1枚宛の
スライド部材を直線ガイド部材の一端に嵌め込む個所を
一端に残し、連壁の他端までのほゞ全長に設けてもよ
い。しかし、図2に示したように、直線ガイド部材の長
さをプレキャストコンクリート型枠の幅とほゞ同じに
し、他端側のセパレータ群に水平に固定した最初の直線
ガイド部材に最初の1枚のプレキャストコンクリート型
枠のスライド部材を嵌め込み(図2B)、次いでプレキ
ャストコンクリート型枠をその直線ガイド部材に沿って
他端まで摺動させ(図2C)、それからこの直線ガイド
部材の一端に接続するように次の直線ガイド部材を次の
セパレータ群に水平に固定し(図2D)、次のPCa型
枠をその直線ガイド部材に沿って摺動させ(図2D矢
印)、最初のPCa型枠に当接させ、こうしてPCa型
枠の幅と同じ長さの直線ガイド部材を一端に向かってセ
パレータ群に固定しては前のガイド部材と接続し、接続
した直線ガイド部材にPCa型枠を1枚宛摺動させるこ
とを繰返し、PCa型枠を連壁のほゞ全長に立て並べる
ようにすると、手数が少なくなる。勿論、直線ガイド部
材の長さを1枚のPCa型枠の幅に一致させることに限
らず、PCa型枠の2枚や3枚等の少数枚の合計幅に一
致させてもよい。
【0014】請求項1ではPCa型枠の裏面の上下各段
に水平に固定するスライド部材の長さは、PCa型枠の
幅と同じである。これによってPCa型枠はその幅に等
しい長さの上下各段の水平なスライド部材によって、鉄
筋組立体の前に突出する上下各段のセパレータの前端部
に取付けた水平なガイド部材と係合し、連壁に対して堅
固に固定される。
【0015】PCa型枠の裏面の各段に水平に固定する
スライド部材の長さは、請求項2によればPCa型枠の
幅よりも長さが短い短尺スライド部材40aである。例
えば、PCa型枠の幅Wに対して、図4に示したよう
に、各短尺スライド部材40aの長さをW/6とし、こ
の短尺スライド部材40aの1つをPCa型枠の幅の中
央に固定し、その両脇にW/6の間隔を保って左右に2
つの短尺スライド部材40a,40aを各段ごとに水平
に固定する。これにより、後述したように各段の3つの
短尺スライド部材を直線ガイド部材に係合、摺動させて
複数枚のPCa型枠を隣接状に立て並べると、隣接した
左のPCa型枠の左(又は右)の短尺スライドとの間に
は1枚のPCa型枠の中央と、左右両脇の各短尺スライ
ド部材との間と同じ0.5W/6+0.5W/6=W/
6の間隔を保つことができ、立て並べた全部のPCa型
枠の同じ水平な短尺スライド部材の間隔は一定になるの
で好ましい。
【0016】こうして、裏面の各段に上記のように短尺
のスライド部材を水平に固定した請求項2のPCa型枠
を使用し、これを連壁の前に設置した鉄筋組立体の前で
前述したように、矢印の方向に直線ガイド部材と係合、
摺動させて立て並べ、連壁との間の空間15に側壁の躯
体用の生コンCを打設すると、生コン中のセメントミル
クが短尺スライド部材の間隔から係合している直線ガイ
ド部材と短尺スライド部材との間に浸入し、直線ガイド
部材と短尺スライド部材の空隙にセメントミルクが充填
されるため、直線ガイド部材及び短尺スライド部材の錆
の発生を防止でき、側壁の寿命を恒久的に保てる。
【0017】請求項1ではスライド部材40の長さはP
Ca型枠の幅に等しいため、ガイド部材に嵌合して摺動
することにより鉄筋組立体の前に沿って立て並べると、
スライド部材の各端部は隣接したPCa型枠のスライド
部材の端部と突き合わさり、連壁と、立て並べたPCa
型枠との間の空間15に生コンCを打設しても、生コン
のセメントミルクはガイド部材とスライド部材の嵌合し
た間隙に入らない。従って、地下水の湧水が多い場合
や、地下水に腐食要因物質が含まれている場合にはガイ
ド部材とスライド部材の嵌合した隙間の露出部分が腐食
する恐れがある。
【0018】この腐食を避けるには、図3(A,B)に
示したように、プレキャストコンクリート型枠の化粧面
から上下の各段の長尺スライド部材の内部に連通するグ
ラウト剤の注入孔41と排出孔42を開設し、空間15
に生コンを打設して固化後に、注入孔41からセメント
ミルク等のグラウト剤をスライド部材に注入し、嵌合し
たスライド部材とガイド部材の間隙を埋め、両部材をグ
ラウト剤で被覆し、腐食を防ぐ。注入したグラウト剤が
排出口42から排出されたら、スライド部材とガイド部
材の間の間隙はグラウト剤で満たされているため、グラ
ウト剤の注入を止めればよい。
【0019】尚、直線ガイド部材の主片31の、PCa
型枠のスライド部材に向く先端部は図1,図4に示した
ように、角(かど)を丸めるなどして直線ガイド部材に
スライド部材が入り易くしておくことが好ましい。
【0020】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明では地中
コンクリート連壁に一端を固定された上下方向に複数段
をなす同じ高さの各段のセパレータの前端間に直線ガイ
ド部材を水平に取付け、プレキャストコンクリート型枠
の化粧面とは反対の裏面に、上記各段の直線ガイド部材
と摺動可能に係合するスライド部材を前記直線ガイド部
材と同じ上下方向の間隔を保って複数段取付け、上記プ
レキャストコンクリート型枠の各スライド部材を、セパ
レータの前端間に複数段、水平に取付けられた直線ガイ
ド部材に係合して摺動させ、複数枚のプレキャストコン
クリート型枠を前記鉄筋組立体の前の各ガイド部材に沿
い、隣接して一列に立て並べる。従って、連壁の水平方
向と上下方向に所定の間隔を保って一端を該連壁に対し
て固定したセパレータと同じ配置で複数の貫通孔をプレ
キャストコンクリート型枠の1枚宛に開設し、鉄筋組立
体から前に突出するセパレータの一本宛の前端部をプレ
キャストコンクリート型枠の貫通孔の1つ宛に貫通して
プレキャストコンクリート型枠を1枚宛、鉄筋組立体の
前に一列に立て並べる従来の方法に較べると施工が容易
であり、工期が短縮できると共に、プレキャストコンク
リート型枠の表面の化粧面にセパレータや、貫通孔が露
出しないので体裁も損なわれない。その上、貫通孔から
地下水が流出したり、化粧面を汚すこともない。更に、
地中コンクリート連壁と、立て並べたプレキャストコン
クリート型枠との間に側壁の躯体となる生コンを打設す
る場合、ジャッキ式の支柱装置を用いてプレキャストコ
ンクリート型枠を垂直に支持する方法では、生コンを打
設した際に生コンの側圧でプレキャストコンクリート型
枠が不揃いになり一列に並ばなくなることがあるが、本
発明では各プレキャストコンクリート型枠の上下方向に
複数段のスライド部材が、上下方向の複数段の水平な列
をなすセパレータの前端部に取付けたガイド部材にスラ
イド係合して嵌合しているため、生コンの打設による側
圧に充分に対抗し、一列の状態を維持する。
【0021】そして、請求項1によれば、プレキャスト
コンクリート型枠の裏面に水平に固定するスライド部材
の長さは、該型枠板と同じ幅を有するため、プレキャス
トコンクリート型枠は連壁に対して一列に堅固に固定で
きる。
【0022】又、請求項2によれば、鉄筋組立体の前に
一列に立て並べる各プレキャストコンクリート型枠の裏
面に水平に取付けたスライド部材は、その長さが短い短
尺スライド部材であるため、側壁の躯体用の生コンCを
打設すると、生コン中のセメントミルクが短尺スライド
部材の水平方向の間隔を通じ、係合している直線ガイド
部材と短尺スライド部材との間に浸入し、直線ガイド部
材と短尺スライド部材の空隙にセメントミルクが充填さ
れるため、直線ガイド部材及び短尺スライド部材の錆の
発生を防止でき、側壁の寿命を恒久的に保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はコンクリート製連壁、鉄筋組立体及び
セパレータと、取付前の請求項1のプレキャストコンク
リート型枠を示す斜視図、(B)はプレキャストコンク
リート型枠を取付け、側壁構築用の生コンを打設した状
態の断面図。
【図2】(A)はコンクリート連壁、鉄筋組立体、セパ
レータを示す平面図、(B)は同上の右端側の三本のセ
パレータに取付けたガイド部材に右端のプレキャストコ
ンクリート型枠を摺動して取付けている状態の平面図、
(C)は右端のプレキャストコンクリート型枠を取付け
た状態の平面図、(D)は右端のガイド部材の左に次の
ガイド部材を次の左側の三本のセパレータにより延長状
に取付け、次のプレキャストコンクリート型枠を摺動さ
せる状態の平面図。
【図3】(A)は請求項1のプレキャストコンクリート
型枠のスライド部材に沿った拡大断面図、(B)は図3
(A)の矢印B方向から見たスライド部材を一部欠截し
た正面図、(C)は2枚のプレキャストコンクリート型
枠の当接状態の平面図。
【図4】請求項2のプレキャストコンクリート型枠を直
線ガイド部材に沿って摺動させている状態の斜視図。
【図5】(A)は請求項1のプレキャストコンクリート
型枠を隣接して一列に立て並べた状態の平面図、(B)
は請求項2のプレキャストコンクリート型枠を同様に立
て並べた状態の平面図。
【符号の説明】
10 コンクリート製連壁 11 底版 12 鉄筋組立体 13 セパレータ 15 連壁とプレキャストコンクリート型枠間の空間 C 上記空間に打設した生コン 20 プレキャストコンクリート型枠 21 スライド部材のアンカー筋 23 プレキャストコンクリート型枠の端面の一方の
凸条 24 プレキャストコンクリート型枠の端面の他方の
凹条 25 スポンジテープ 30 直線ガイド部材 31 直線ガイド部材の主片 32 直線ガイド部材の脚片 40 スライド部材 41 スライド部材内へのグラウト剤の注入孔 42 スライド部材内からのグラウト剤の排出口
フロントページの続き (72)発明者 齋藤 雅道 東京都新宿区西新宿1−25−1 大成建 設株式会社内 (72)発明者 山田 宏至 東京都港区新橋4−24−8 株式会社富 士ピー・エス 東京支店内 (56)参考文献 特開 平9−189036(JP,A) 実開 昭58−97232(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/00 - 29/02 E02D 17/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に長く、一定の高さを有する地
    中コンクリート連壁の前に沿い、該連壁の内側に鉄筋組
    立体を設置すると共に、前記連壁の水平方向と上下方向
    に所定の間隔を保って一端が該連壁に固定され、前端が
    上記鉄筋組立体の中を通り抜けて鉄筋組立体の前に突出
    する多数本のセパレータを取付け、このセパレータによ
    り前記鉄筋組立体の前に沿い一定幅の複数枚のプレキャ
    ストコンクリート型枠を、化粧面を前に向けて一列に立
    て並べ、プレキャストコンクリート型枠の列と前記連壁
    との間の鉄筋組立体が設置された空間に側壁構築用の生
    コンクリートを打設するための、地中コンクリート連壁
    へのプレキャストコンクリート型枠の固定方法におい
    て、前記連壁の同じ高さに一端を固定されて上下方向に
    複数段をなす同じ高さの各段のセパレータの前端間に直
    線ガイド部材を水平に取付け、前記プレキャストコンク
    リート型枠の化粧面とは反対の裏面に、該型枠の幅の全
    長にわたり前記直線ガイド部材と同じ上下方向の間隔を
    保って上記各段の直線ガイド部材と摺動可能に係合する
    長尺スライド部材を水平に複数段取付け、上記プレキャ
    ストコンクリート型枠の複数段の水平な各長尺スライド
    部材を、セパレータの前端間に複数段、水平に取付けら
    れた直線ガイド部材に係合して摺動させ、複数枚のプレ
    キャストコンクリート型枠を前記鉄筋組立体の前の各ガ
    イド部材に沿って一列に立て並べることを特徴とする地
    中コンクリート連壁へのプレキャストコンクリート型枠
    の固定方法。
  2. 【請求項2】 水平方向に長く、一定の高さを有する地
    中コンクリート連壁の前に沿い、該連壁の内側に鉄筋組
    立体を設置すると共に、前記連壁の水平方向と上下方向
    に所定の間隔を保って一端が該連壁に固定され、前端が
    上記鉄筋組立体の中を通り抜けて鉄筋組立体の前に突出
    する多数本のセパレータを取付け、このセパレータによ
    り前記鉄筋組立体の前に沿い一定幅の複数枚のプレキャ
    ストコンクリート型枠を、化粧面を前に向けて一列に立
    て並べ、プレキャストコンクリート型枠の列と前記連壁
    との間の鉄筋組立体が設置された空間に側壁構築用の生
    コンクリートを打設するための、地中コンクリート連壁
    へのプレキャストコンクリート型枠の固定方法におい
    て、前記連壁に一端を固定されて上下方向に複数段をな
    す同じ高さの各段のセパレータの前端間に直線ガイド部
    材を水平に取付け、前記プレキャストコンクリート型枠
    の化粧面とは反対の裏面に、上記各段の直線ガイド部材
    と摺動可能に係合する、複数個の短い水平な短尺スライ
    ド部材を前記直線ガイド部材と同じ上下方向の間隔を保
    って水平に複数段取付け、上記プレキャストコンクリー
    ト型枠の複数段の水平な各短尺スライド部材を、セパレ
    ータの前端間に複数段、水平に取付けられた直線ガイド
    部材に係合して摺動させ、複数枚のプレキャストコンク
    リート型枠を前記鉄筋組立体の前の直線ガイド部材に沿
    って一列に立て並べることを特徴とする地中コンクリー
    ト連壁へのプレキャストコンクリート型枠の固定方法。
JP3982699A 1999-02-18 1999-02-18 地中コンクリ―ト連壁へのプレキャストコンクリ―ト型枠の固定方法 Expired - Fee Related JP3010556B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3982699A JP3010556B1 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 地中コンクリ―ト連壁へのプレキャストコンクリ―ト型枠の固定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3982699A JP3010556B1 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 地中コンクリ―ト連壁へのプレキャストコンクリ―ト型枠の固定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3010556B1 true JP3010556B1 (ja) 2000-02-21
JP2000240076A JP2000240076A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12563793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3982699A Expired - Fee Related JP3010556B1 (ja) 1999-02-18 1999-02-18 地中コンクリ―ト連壁へのプレキャストコンクリ―ト型枠の固定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3010556B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105625299A (zh) * 2016-03-16 2016-06-01 中冶集团武汉勘察研究院有限公司 一种墙板式新型地下连续墙及其施工方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3512737B2 (ja) 2000-12-05 2004-03-31 日本カイザー株式会社 プレキャストコンクリート板およびその設置方法
CN103132539A (zh) * 2011-12-02 2013-06-05 上海市基础工程有限公司 地下连续墙套铣接头施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105625299A (zh) * 2016-03-16 2016-06-01 中冶集团武汉勘察研究院有限公司 一种墙板式新型地下连续墙及其施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000240076A (ja) 2000-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
SK19395A3 (en) Element based foam and concrete modular wall construction and method and apparatus thereof
JP4761402B2 (ja) プレキャストコンクリート製基礎材
CN203924116U (zh) 移动式侧墙模板台车
JP2017061841A (ja) コンクリート型枠構造体
JP3682588B2 (ja) H形鋼連続基礎梁の建築部材取合構造
JP3010556B1 (ja) 地中コンクリ―ト連壁へのプレキャストコンクリ―ト型枠の固定方法
JPH0941666A (ja) コンクリート型枠工法
JP3465026B2 (ja) 耐圧盤式基礎の形成方法
JP2520354B2 (ja) プレキャストコンクリ―ト梁及び柱並びにこれらを使用した耐震壁の構築工法
JP3778392B2 (ja) 基礎ブロック
JP2891931B2 (ja) コンクリート構造物構築用の型枠
JP3662207B2 (ja) 建築用コンクリート基礎の連結ブロック及び建築用コンクリート基礎の施工方法
JPS6054459B2 (ja) 法面保護工法
JP3149369B2 (ja) 大型コンクリートブロック
JP2939787B2 (ja) 建築用のPCa版及び建築用のPCa版の製造方法並びに建築用のPCa版の取付け方法
JP2799396B2 (ja) 埋込型組合せ型枠及び埋込型組合せ型枠を用いて形成した壁体
JP3408629B2 (ja) プレキャストコンクリート基礎構造
JP2002061278A (ja) 浄化槽用基礎及び浄化槽設置方法
JPH108443A (ja) 構造物用型枠構造およびこれを用いる構造物の構築方法
JP3108112B2 (ja) 基礎構造
JP3110341B2 (ja) 住宅用布基礎又は塀の施工型枠及び施工方法
JP2780861B2 (ja) 基礎構築用ブロック構造物
JPH11117320A (ja) 免震建物の基礎
JPS6010063A (ja) 地下階梁材の架構工法
JPH01271526A (ja) 基礎の構築工法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071210

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees