JP3255519B2 - 高所作業車の制御装置 - Google Patents

高所作業車の制御装置

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JP3255519B2 JP30349293A JP30349293A JP3255519B2 JP 3255519 B2 JP3255519 B2 JP 3255519B2 JP 30349293 A JP30349293 A JP 30349293A JP 30349293 A JP30349293 A JP 30349293A JP 3255519 B2 JP3255519 B2 JP 3255519B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所作業車の制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示す如き高所作業車、即ち、車輌
A上に旋回自在に取り付けられた旋回台B、旋回台Bに
起伏駆動自在に取り付けた伸縮ブームC、および、伸縮
ブームCの先端に首振り旋回自在に取り付けられ且つ伸
縮ブームCの起伏動に関わらず常に水平を維持するよう
取り付けられた作業台Dとからなる高所作業車は既に良
く知られている。
【0003】また、この種の高所作業車の制御装置とし
て、図3に示す様な制御装置が、例えば特開昭64−8
7500号で既に公知になっている。
【0004】図3において、1は作業台Dに全方向へ傾
動操作可能に立設された操作レバーである。2は、操作
レバー1に取り付けられ当該操作レバー1のX方向に沿
う正逆方向への傾動量を検出するX方向操作量検出器で
ある。3は、操作レバー1に取り付けられ当該操作レバ
ー1を前記X方向と直交するY方向に沿う正逆方向への
傾動量を検出するY方向操作量検出器である。4は伸縮
ブームCの起伏角度θを検出する起伏角度検出器、5は
伸縮ブームCの長さLを検出する長さ検出器、6は伸縮
ブームCの旋回角度φを検出する旋回角度検出器、7は
作業台Dの首振り旋回角度ψを検出する首振り角度検出
器である。
【0005】8は、前記各検出器2〜7からの信号を受
け取り、旋回台Bの旋回駆動装置9、伸縮ブームCの起
伏駆動装置10、伸縮ブームCの伸縮駆動装置11、および
作業台Dの首振り旋回駆動装置12の各制御装置9a〜9d
へ制御信号を出力する制御信号出力部である。
【0006】8aは、制御信号出力部8に設けた移動方向
算出手段であり、この移動方向算出手段8aは、Y方向操
作量検出器3の検出値(操作レバー1の中立位置からの
Y方向に沿う正逆方向への傾動量に対応する値であっ
て、正逆方向の判別可能な値)を、X方向操作量検出器
2の検出値(操作レバー1の中立位置からのX方向に沿
う正逆方向への傾動量に対応する値であって、正逆方向
の判別可能な値)で除した値が、正接となるような角度
δを求め、この求めた角度δを、X方向の基準線からの
偏角δ(図4参照)として決定するようにしている。こ
の演算は、図4に示すようにな符号を付して行われる。
【0007】8bは、制御信号出力部8に設けた移動速度
算出手段であり、この移動速度算出手段8aは、X方向操
作量検出器2の検出値(操作レバー1の中立位置からの
X方向に沿う正逆方向への傾動量に対応する値であっ
て、正逆方向の判別可能な値)とY方向操作量検出器3
の検出値(操作レバー1の中立位置からのY方向に沿う
正逆方向への傾動量に対応する値であって、正逆方向の
判別可能な値)をベクトル合成した値として求めてい
る。具体的には、X方向とY方向が互いに直交している
ので、X方向操作量検出器2の検出値の二乗と、Y方向
操作量検出器3の検出値の二乗を合計した値の平方根と
して求めるようにしている。
【0008】8cは、制御信号出力部に設けられた制御信
号算出手段であって、この制御信号算出手段8cは、前記
移動方向算出手段8a、移動速度算出手段8b、起伏角度検
出器4、ブーム長さ検出器5、旋回角度検出器6、およ
び首振り旋回角度検出器7からの信号を受け取り、作業
台Dが一定の対地首振り旋回角度を維持しながら移動方
向算出手段8aが算出した移動方向へ移動速度算出手段8b
が算出した移動速度で水平に移動するために必要な前記
各駆動装置9〜12の駆動速度を求め、この求めた駆動速
度で対応する各駆動装置9〜12を駆動するに必要な制御
信号を前記各制御装置へ出力するものである。
【0009】即ち、制御信号出力部8は、前記X方向操
作量検出器2およびY方向操作量検出器3の検出値か
ら、作業台Dの移動方向および移動速度を算出すると共
に、前記作業台Dが一定の対地首振り旋回角度を維持し
ながら算出に係る方向へ算出に係る速度で水平に移動す
るために必要な前記各駆動装置9〜12の駆動速度を求
め、この求めた駆動速度で対応する各駆動装置9〜12を
駆動するに必要な制御信号を前記各制御装置へ出力する
よう構成しているのである。
【0010】このように構成した制御装置によれば、各
駆動装置9〜12の駆動を単一の操作レバー1で制御し
て、作業台Dを操作レバー1の傾動方向へ傾動量に対応
する速度で水平に移動させることができるので、壁面に
沿って作業台を移動する場合等に極めて便利である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の制
御装置において用いられる上記操作レバー1は、一般に
X方向の傾動量がY方向の傾動量如何に関わらず一定で
且つY方向の傾動量がX方向の傾動量如何に関わらず一
定となっている。即ち、図4に示す如く操作レバー1の
傾動領域が四角くなっている。
【0012】一方、作業台Dの移動速度は、前記制御信
号出力部8の移動速度算出手段8bにおいて、X方向操作
量検出器2の検出値(操作レバー1の中立位置からのX
方向に沿う傾動量に対応する)とY方向操作量検出器3
の検出値(操作レバー1の中立位置からのY方向に沿う
傾動量に対応する)をベクトル合成した値として求めて
いる。
【0013】しかしながら、作業台Dの移動速度を、X
方向操作量検出器2の検出値(操作レバー1の中立位置
からのX方向に沿う傾動量に対応する)とY方向操作量
検出器3の検出値(操作レバー1の中立位置からのY方
向に沿う傾動量に対応する)をベクトル合成した値とし
て求めるようにした場合、次の如き欠点がある。即ち、
操作レバーの傾動領域が図4に示し上述した如く四角と
なっているので、操作レバー1を、X方向とY方向の中
間方向へ最大に傾動操作した場合の移動速度の値が、大
きくなりすぎるという問題があった。
【0014】なお、このような問題を解決するために、
制御信号出力部8において算出に係る移動速度の上限を
規制するようにすることが考えられるが、このようにす
ると操作レバー1の傾動領域の全域を利用できなくなる
という問題が生じる。
【0015】本発明は、X方向操作量検出器2およびY
方向操作量検出器3からの信号から作業台Dの移動速度
を算出に特徴を有するものであり、操作レバー1の四角
い傾動領域の全域を有効に利用しながら、操作レバー1
をX方向とY方向の中間方向へ最大に傾動操作した場合
の移動速度の値が大きくなりすぎることのない制御装置
を提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る高所作業車の制御装置は、X方向操作
量検出器2およびY方向操作量検出器3の検出値から作
業台の移動速度を算出するにあたり、X方向操作量検出
器2またはY方向操作量検出器3の検出値のうち絶対値
の大きい方を移動速度として用いるようにしたのであ
る。
【0017】
【作用】このように構成した本発明に係る高所作業車の
制御装置は、操作レバー1をX方向とY方向の中間方向
へ最大傾動操作した場合であっても、算出に係る操作速
度が、X方向またはY方向へのみ最大傾動操作した場合
の移動速度を越えることがないので、移動速度が大きく
なりすぎることがないのである。更に、操作レバー1を
X方向とY方向の中間方向へ傾動操作した場合であって
も、その傾動操作の全域にわたり傾動操作量の増大に対
応して移動速度が漸増するものであるから、操作レバー
1の四角い傾動領域の全域を有効に利用できるのであ
る。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図1に基づいて説明す
る。本発明に係る高所作業車の制御装置は、上述した如
く従来の制御装置に比較し、操作信号出力部8における
移動速度の演算、即ち、制御信号出力部8の移動速度算
出手段8bにおける移動速度の演算に特徴があるのもであ
るから、その他の構成および作用については、図3に示
し上述した従来の制御装置の説明を援用するものとす
る。
【0019】図1は、制御信号出力部8の移動速度算出
手段8bで算出される移動速度の算出をフローチャートで
説明する説明図であり、X方向操作量検出器2またはY
方向操作量検出器3の検出値のうち絶対値の大きい方を
移動速度として用いるように構成している。
【0020】このように構成することにより、操作レバ
ー1をX方向とY方向の中間方向へ最大傾動操作した場
合であっても、制御信号出力部8で算出される操作速度
が、X方向またはY方向へのみ最大傾動操作した場合の
移動速度を越えることがないので、移動速度が大きくな
りすぎることがないのである。更に、操作レバー1をX
方向とY方向の中間方向へ傾動操作した場合であって
も、その傾動操作の全域にわたり傾動操作量の増大に対
応して移動速度が漸増するものであるから、操作レバー
1の四角い傾動領域の全域を有効に利用できるのであ
る。
【0021】
【発明の効果】以上の如く構成し作用する本発明の高所
作業車の制御装置は、簡単な構成でありながら、操作レ
バー1をX方向とY方向の中間方向へ最大に傾動操作し
た場合の移動速度の値が大きくなりすぎるという問題を
解決できるのである。更に、操作レバー1の四角い傾動
領域の全域を有効に利用できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高所作業車の制御装置を説明する
説明図であって、移動速度算出手段で算出される移動速
度の算出をフローチャートで説明する説明図である。
【図2】本発明が適用される高所作業車の説明図であ
る。
【図3】高所作業車の制御装置の説明図である。
【図4】操作レバーの傾動操作領域の説明図である。
【符号の説明】
A 車輌 B 旋回台 C 伸縮ブーム D 作業台 1 操作レバー 2 X方向操作量検出器 3 Y方向操作量検出器 4 起伏角度検出器 5 ブーム長さ検出器 6 旋回角度検出器 7 首振り旋回角度検出器 8 制御信号出力部 9 旋回駆動装置 10 起伏駆動装置 11 伸縮駆動装置 12 首振り旋回駆動装置 9a〜9d 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回自在な旋回台、旋回台に起伏駆動自
    在に取り付けた伸縮ブーム、および、伸縮ブームの先端
    に首振り旋回自在に取り付けられ且つ伸縮ブームの起伏
    動に関わらず常に水平を維持するよう取り付けられた作
    業台とからなる高所作業車の制御装置であって、 前記作業台に全方向へ傾動操作可能に立設された操作レ
    バー、 操作レバーに取り付けられ当該操作レバーの所定の正逆
    方向への中立位置からの傾動量を検出するX方向操作量
    検出器、 操作レバーに取り付けられ前記所定の正逆方向と直交す
    る中立位置からの傾動量を検出するY方向操作量検出
    器、 伸縮ブームの起伏角度を検出する起伏角度検出器、 伸縮ブームの長さを検出する長さ検出器、 伸縮ブームの旋回角度を検出する旋回角度検出器、 作業台の首振り旋回角度を検出する首振り角度検出器、 前記各検出器からの信号を受け取り、旋回台の旋回駆動
    装置、伸縮ブームの起伏駆動装置、伸縮ブームの伸縮駆
    動装置、および作業台の首振り旋回駆動装置の各制御装
    置へ制御信号を出力する制御信号出力部、とからなり、
    前記制御信号出力部は、前記X方向操作量検出器および
    Y方向操作量検出器の検出値から、作業台の移動方向お
    よび移動速度を算出すると共に、前記作業台が一定の対
    地首振り旋回角度を維持しながら算出に係る方向へ算出
    に係る速度で水平に移動するために必要な前記各駆動装
    置の駆動速度を求め、この求めた駆動速度で対応する各
    駆動装置を駆動するに必要な制御信号を前記各制御装置
    へ出力するよう構成してなる高所作業車の制御装置にお
    いて、 前記制御信号出力部は、X方向操作量検出器およびY方
    向操作量検出器の検出値から作業台の移動速度を算出す
    るにあたり、X方向操作量検出器またはY方向検出器の
    検出値のうち大きい方を移動速度として用いるようにし
    てあることを特徴とする高所作業車の制御装置。
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