JP3252505B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

乗用型田植機

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JP3252505B2 JP00849993A JP849993A JP3252505B2 JP 3252505 B2 JP3252505 B2 JP 3252505B2 JP 00849993 A JP00849993 A JP 00849993A JP 849993 A JP849993 A JP 849993A JP 3252505 B2 JP3252505 B2 JP 3252505B2
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石田  伊佐男
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用型田植機における
植付部昇降制御装置関する。詳しくは、乗用型の牽引
車体田植装置を昇降作動するよう装着した乗用型田植
機の姿勢制御に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来、特開昭54−70906号の公報に
示され通りのものはあった。即ち、この従来装置で
は、乗用車体の後部に油圧装置により作動する昇降作動
機構を介して装着した田植装置の機枠に後部を支点に前
部が上下回動可能な接地フロ−トを設けその接地フロ
−トの前部と機枠との間隔が一定範囲から狭くなるとき
田植装置を上昇させ、逆に一定範囲から開きすぎるとき
田植装置を下降させて一定範囲内に収まるよう前記油圧
装置の油圧切替弁機構を設けた構造であったが、接地フ
ロ−ト自体の姿勢は手動でその迎角を調節設定する所謂
感度調節装置を備えたものにすぎなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、接地フ
ロ−ト自体が所定の決められた姿勢に保持されない状態
で接地圧を受けて当該フロ−トが傾むくことで田植装置
の昇降制御が行われる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記の問題
点を解決するために次の技術的な手段を講じた。即ち、
乗用車体1油圧装置8により作動する昇降作動機構6
を介して装着した田植装置9の機枠に後部を支点にして
前部が上下回動可能な接地フロ−ト17を設け、該接地
フロ−ト17の前記支点21の高さを変更して植付け深
さを変えるア−ム20を設けると共に、その接地フロ−
ト17の上下回動に基づいて田植装置9を昇降させるべ
前記油圧装置8の油圧切替弁26を作動する構成の乗
用型田植機において、機体の前後方向の傾斜を検出する
検出器29前記油圧切替弁26の切替作動部材を強制
的に駆動する切替駆動機22とを設け、前記検出器29
の検出に基づいて前記切替駆動機22を駆動して接地フ
ロ−ト17を基準の姿勢に保持する側へ制御する構成と
すると共に、ア−ム20の作動による植付け深さの変更
に伴って接地フロ−ト17を基準の姿勢に保持する側へ
制御するようにア−ム20と切替駆動機22とを連結機
構37にて連結したことを特徴とする乗用型田植機とし
た。
【0005】
【実施例】1は乗用車体であり、2はエンジン、3はリ
ヤ−伝動ケ−ス、4は後輪を示す。5は車体1に固着の
支柱である。6は昇降作動機構の平行リンクで、上下リ
ンク杆の基部側を前記支柱5に枢着して先端側の上下杆
を作業機装着枠7で枢結し、この上側のリンク杆を油圧
装置8で作動するよう構成している。
【0006】9は田植装置で、前記作業機装着枠7に前
部側伝動ケ−ス部分を取付けている。この田植装置9の
要部部材を説明すると、伝動ケ−ス10は、左右中間部
分の主体部10aとその左右側から延びる横筒体部10
bと後方向に所定の間隔でのびる縦ケ−ス部10cとか
らなりる。苗供給台11は、前記伝動ケ−ス10の上部
に前側が高位になるよう傾斜した状態で配設され、伝動
ケ−ス側からスライド支持部材12で横移動可能に受け
られている。そして、前記伝動ケ−ス10内の左右往復
機構により作動する移動杆13で該苗供給台11は往復
移動されるように構成されている。14は苗植付体で、
前記縦ケ−ス部10cに装着された回転ケ−ス15に植
付具16を装備させて前記苗供給台11の苗を分割して
付けるように設けられている。
【0007】17は中央接地フロ−ト、18a,18b
は側部接地フロ−トを示す。これらのフロ−トは、何れ
も後部側を支点に前部側が上下動自在となるように前記
伝動ケ−ス10に装着される。このうち、中央接地フロ
−ト17は接地圧を受けて前記油圧装置8の作動切替弁
を切替る制御機能を持つものであり、次の通り装着され
ている。
【0008】即ち、前記伝動ケ−ス10に調節レバ−1
9で回動可能に枢支されたア−ム20の先端にフロ−ト
後部がピン21で枢着され、フロ−トの前部側が伝動ケ
−ス10にその本体が固着されていて正逆回転可能な切
替駆動機としてのモ−タ22の駆動軸に取付けられたギ
ヤ−23と噛み合い、同じく伝動ケ−ス10に固着の支
軸に回転自在に取付けられた従動ギヤ−24に固定され
た回動ア−ム25の先端側に枢結の油圧制御切替弁26
の弁軸27に枢着されている。28はア−ム25とフロ
−ト17とを連結する拡縮リンクである。
【0009】29はフロ−ト17の前後方向の傾きを検
出する検出器で、中央接地フロ−ト17に取付けられ、
前上り或は前下がりに大きく所定基準以上に傾くとき、
これを検出して前記モ−タ22を正転あるいは逆転する
ようスイッチの「入」、「切」が行われる電気回路が組
まれている。即ち、この検出器29の傾き検出によりモ
−タ22を正、逆回転してフロ−ト17を所定の姿勢
(前後水平状態)に戻すようにしている。尚、このフロ
−ト17が瞬間的な短い時間内の傾斜に対しては制御が
行われないよう前記電気回路内に自己保持回路或はタイ
マ−回路等の作動禁止回路を設けられている。検出器2
9は、その取付基準姿勢が調整可能に摘みボルト30の
操作で傾動するバネ板31を介して取付けられている。
【0010】上例の構成によれば、苗植付け作業中にお
いて、耕盤の深さに応じて中央接地フロ−ト17に加わ
る接地圧変化で前後傾斜の傾きが変動するとき、油圧装
置8の切替弁26が自動的に切替えられて昇降リンク機
構の一例である平行リンク6を昇降作動し、フロ−ト1
7の接地圧が適正圧になるまで田植装置9側が昇降制御
される。
【0011】一方、フロ−ト17の傾きが、所定の範囲
以上に傾むく場合には、これを検出器29が検出して、
該フロ−ト17の底面側が前後水平状態側に復帰するよ
うモ−タ22が正転、或は逆転される。従って、該フロ
−ト17による接地圧の検出機能が向上され高精度な田
植装置9の昇降制御がなされ、苗植付け深さを基準内に
保持させ機能が向上して植付ける苗が浮き苗や土壌内
陥没したとなるのを防止できる。
【0012】上例の構成における一部改良について図面
に基づき説明すると、第3図においては、前記従動ギヤ
−24とア−ム25とをギヤ−支軸32で互いに回動自
由に枢着し、これらの間に中立姿勢保持をさせるばね3
3a,33bを設けて従動ギヤ−24の回転が直接ア−
ム25に伝達されない融通機構を設ける。このような改
良構成によれば、フロ−ト17のハンチング傾動をこの
融通機構によって吸収させることができ、田植装置9の
昇降制御をスム−ズに行うことができる。
【0013】第4図及び第5図で示した実施例について
説明すると、モ−タ22及び従動ギヤ−24を軸支する
軸32aを伝動ケ−ス10側に装着する取付枠体34に
取付ける。そして、この取付枠体34は、前記従動ギヤ
−24の支軸32aの軸芯上で回動自由に伝動ケ−ス1
0に軸35で支持する。そして、この取付枠体34と前
記フロ−ト取付用のア−ム20とを、このア−ム20に
実質的に固定するレバ−36、ロッド37によって連結
し、このレバ36を回動操作してフロ−ト枢支ピン21
の高さを変更調節して植付け深さを変える調節レバ−1
9に連繋させている。このような技術構成を採用すれ
ば、フロ−ト17の姿勢を殆ど変更させないで植付け深
さ調節ができ、しかも、この植付け深さ調節ができる構
成でありながら前例の機能をもたらす効果がある。
【0014】上述の実施例については、フロ−ト17側
の傾斜姿勢に起因させてフロ−ト17自体の姿勢が適正
な基準姿勢に戻るようにフロ−ト17及び切替弁26を
作動させるものであったが、第6図に示した実施例は、
乗用車体1側の前後方向の傾斜を検出する検出器38を
設けて、この検出器38で前記モ−タ22を正転あるい
は逆転させて当該乗用車体1の傾斜に沿う側にフロ−ト
17の姿勢変更を切替弁26共々姿勢制御させることに
より田植装置9の昇降制御の精度を向上させることがで
きる。
【0015】田植機においては、歩行型、乗用型を問わ
ずその推進車輪による泥土の持上げが植付け性能に影響
を及ぼす。特に、既に植付けた苗列に接近させて車体を
推進させると、折角高精度に植付た苗列の上に車輪によ
る持上げ泥土を被せるような事態が発生する。特に、条
間が狹い場合に乗用型田植機の大型車輪で走行する場合
にこのような事態が起りやすい。このような事態を起さ
せない車輪を説明すると、第7図において前輪40,4
0と後輪41,41が既植の苗列(イ)に対して当該図
例の配置にあり、中央接地フロ−ト17と側部接地フロ
−ト18a,18bで水田表面を整地してその後部に苗
が(ロ),(ハ),(ニ)位置に植付けられる場合に
は、図示の通りのゴム車輪の構成とする。即ち、車輪ボ
ス42から放射方向に向うスポ−ク43で車輪リム44
が固定され、このリム44を取り巻く形でゴムがモ−ル
ドされ、このゴムと一体で局部的に所定のピッチで車輪
ラグ45が設けられる後輪41、特に、ラグ45が設け
られない形態の前輪40を構成するにつき、リム44を
モ−ルドする全周のモ−ルド部46の形状を、車輪内側
のリムを取り巻く内側端面(p)から車輪外側に向い、
且つ、前記モ−ルド部46のリム部の外端面(q)の内
周延長線(ホ)と同じ面内或はそれより外側に位置した
部所まで傾斜(ヘ)させたモ−ルド形態にする。即ち車
輪の外側部にゴムのモ−ルド部材で仕切壁を一体構成
し、この仕切壁の車輪内側に泥土が滑り落ちる傾斜面
(ヘ)を構成している。
【0016】このような構成の車輪にすれば、車輪で持
ち上げようとする泥土が車輪外側に落下せず既植苗列に
を埋没させない。また、既植苗列が車輪の走行軌跡から
離れた形態にあっても車輪外側に持上げ泥土が少なくな
り車輪通過後の外側位置に苗植付けをする場合のフロ−
トによる整地が容易になる。
【0017】
【発明の作用効果】この発明によれば、苗植付け作業中
において、耕盤の深さに応じて接地フロ−ト17に加わ
る接地圧変化で前後傾斜の傾きが変動するとき、油圧装
油圧切替弁26が自動的に切替えられてフロ−ト
17の接地圧が適正圧になるまで田植装置が昇降制御
されると共に、機体が前後方向に傾斜してフロ−ト17
の前後方向の傾きが所定の範囲以上に傾く場合には、こ
れを検出器29で検出して、該フロ−ト17基準の姿
勢に保持される側へ復帰するので、該フロ−ト17によ
る接地圧の検出機能が向上され高精度な田植装置の昇
降制御がなされ、苗植付け深さを基準内に保持させ
能が向上して植付ける苗が浮き苗や土壌内に陥没した
となるのを防止できる。更に、接地フロ−ト17の前記
支点21の高さを変更して植付け深さを変えた場合に
は、連結機構37を介して切替駆動機22を直接移動し
て接地フロ−ト17が基準の姿勢に保持される側へ復帰
するので、植付け深さの変更に関係なく切替駆動機22
により苗植付け深さを適正に安定して基準内に保持させ
ることができ、植付ける苗が浮き苗や土壌内に陥没した
苗となるのを適正に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図
【図2】要部の平面図
【図3】要部の斜面図
【図4】別例の側面図
【図5】要部の正断面図
【図6】走行車体側に検出器を有する要部の側面図
【図7】走行車体側の要部の平面図
【図8】車輪の要部断面図
【図9】後輪の要部の側面図
【図10】前輪の正断面図
【図11】別例の後輪における正断面図
【符号の説明】
1 乗用車体 6 昇降作動機構(平行リンク機構) 8 油圧装置 9 田植装置 17 接地フロ−ト20 ア−ム 21 支点(ピン) 22 切替駆動機(モ−タ)26 油圧切替弁 29 検出器37 連結機構(ロッド)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗用車体1油圧装置8により作動する
    昇降作動機構6を介して装着した田植装置9の機枠に後
    部を支点にして前部が上下回動可能な接地フロ−ト17
    を設け、該接地フロ−ト17の前記支点21の高さを変
    更して植付け深さを変えるア−ム20を設けると共に、
    その接地フロ−ト17の上下回動に基づいて田植装置9
    を昇降させるべく前記油圧装置8の油圧切替弁26を作
    動する構成の乗用型田植機において、機体の前後方向の
    傾斜を検出する検出器29前記油圧切替弁26の切替
    作動部材を強制的に駆動する切替駆動機22とを設け、
    前記検出器29の検出に基づいて前記切替駆動機22を
    駆動して接地フロ−ト17を基準の姿勢に保持する側へ
    制御する構成とすると共に、ア−ム20の作動による植
    付け深さの変更に伴って接地フロ−ト17を基準の姿勢
    に保持する側へ制御するようにア−ム20と切替駆動機
    22とを連結機構37にて連結したことを特徴とする乗
    用型田植機
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