JP3252146B1 - プラスチックレンズの製造方法 - Google Patents

プラスチックレンズの製造方法

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】レンズ光学面にヒケを発生させないようにし、
高精度で安価なプラスチックレンズの製造方法を提供す
る。 【解決手段】光学機器等に用いられるプラスチックレン
ズ10の製造方法であって、該製造方法は、射出工程を
多段制御し得る射出成形機を使用して、前期射出と後期
射出に時間差を設けられるように成形条件を設定し、前
記射出成形機に同期する射出成形金型20において、前
期射出時には、後期射出の溶融樹脂通路32を遮蔽でき
るように、レンズ光学面を形成する可動側コア22とス
プルー下部のエジェクタピン24を連動して浮上させ、
前期射出を施してプラスチックレンズ10の前期射出成
形部11を形成し、後期射出時には、前記浮上を解除す
ると供に、後期射出を施してスプルー16の中心部の溶
融樹脂を再流動させて、スプルー16下部を破断させな
がら前記可動側コア22とスプルー下部のエジェクタピ
ン24を下降させ、後期射出の溶融樹脂通路33を開放
しつつ前期射出成形部11の下にプラスチックレンズ1
0の後期射出成形部12となる空隙を生じさせ、後期射
出成形部12を前期射出成形部11と一体化してプラス
チックレンズ10に形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】光学機器等に用いられるプラ
スチックレンズの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズの光学面にヒケを発
生させないようにする従来の方法は、射出成形におい
て、一旦キャビティに樹脂を充填させた後、樹脂の収縮
を補正するように外部より圧力を加える種々の方法があ
る。それらを大別すると、プラスチックレンズの光学面
を形成する可動側コアや固定側コアで直接加圧する方法
と、プラスチックレンズの光学面の外部周縁部に圧力を
加えて間接的に加圧する方法等がある。
【0003】直接加圧方法には、二段階型締め機能を有
する射出圧縮成形機を利用する方法や、別置きの油圧ユ
ニット等の動力を利用して、射出成形金型内でレンズ光
学面を形成する可動側コアや固定側コアを動作させ、そ
れらの間に充填された樹脂を直接加圧する方法等があ
る。
【0004】間接加圧方法には、プラスチックレンズの
光学面の外部周縁部に樹脂溜りを設けて、レンズの光学
面を形成する可動側コアや固定側コアは固定したまま
で、樹脂溜りを加圧することによって、プラスチックレ
ンズを間接的に加圧する方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直接加
圧方法では、レンズ光学面の転写精度は良いが、射出成
形機の樹脂計量のバラツキ等により、レンズ厚み方向の
寸法精度にバラツキが生じ、高精度のプラスチックレン
ズを安定的に得られない。
【0006】また、間接加圧方法では、加圧ポイントが
光学面の外部になるが故に、樹脂の冷却固化が最も遅れ
て進行しヒケの発生し易いレンズの肉厚部への充分な圧
力補給が得られず、可動側コアや固定側コアのレンズ光
学面の正確な転写面が形成され難い。
【0007】更に、前記従来のいずれの方法において
も、樹脂の冷却収縮にともなうヒズミを緩和するため、
金型温度を樹脂の熱変形温度前後に設定して、徐々に冷
却固化させる必要がある。金型温度設定を成形加工の限
界近くまで上げて射出成形を行うことにより、成形サイ
クルが大幅に長くなるばかりでなく、離型時にプラスチ
ックレンズの変形や変形による残留ヒズミにも配慮する
必要がある。
【0008】したがって、本発明は、レンズ厚み方向の
寸法精度のバラツキを無くし、可動側コアや固定側コア
のレンズ光学面の正確な転写を可能にし、金型温度をよ
り低く設定して成形サイクルを短縮してコスト低減を図
ることができる高精度で安価なプラスチックレンズの製
造方法及び射出成形金型を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく検
討した結果、射出工程を多段制御し得る射出成形機を使
用して、前期射出と後期射出に時間差を設けられるよう
に成形条件を設定し、前記射出成形機に同期する射出成
形金型において、冷却固化が最も遅れて進行するスプル
ーに着目し、前期射出時には後期射出の溶融樹脂通路を
遮蔽してプラスチックレンズの前期射出成形部を形成
し、後期射出時にはスプルーの中心部の溶融樹脂を再流
動させて後期射出の溶融樹脂通路を開放しつつ、前期射
出成形部の下に後期射出成形部となる空隙を生じさせて
後期射出を行う同一ショット内時間差二重成形方法を見
出し、本発明に達した。すなわち、光学機器等に用いら
れるプラスチックレンズの製造方法であって、該製造方
法は、射出工程を多段制御し得る射出成形機を使用し
て、前期射出と後期射出に時間差を設けられるように成
形条件を設定し、前記射出成形機に同期する射出成形金
型において、前期射出時には、後期射出の溶融樹脂通路
を遮蔽できるように、レンズ光学面を形成する可動側コ
アとスプルー下部のエジェクタピンを連動して浮上さ
せ、前期射出を施してプラスチックレンズの前期射出成
形部を形成し、後期射出時には、前記浮上を解除すると
供に、後期射出を施してスプルーの中心部の溶融樹脂を
再流動させて、スプルー下部を破断させながら前記可動
側コアとスプルー下部のエジェクタピンを下降させ、後
期射出の溶融樹脂通路を開放しつつ前期射出成形部の下
にプラスチックレンズの後期射出成形部となる空隙を生
じさせ、後期射出成形部を前期射出成形部と一体化して
プラスチックレンズに形成することを特徴とする製造方
法にある。
【0010】本発明によれば、前期射出によって形成さ
れた前期射出成形部が冷却固化に向かって内部収縮しつ
つある適切なタイミングに後期射出を施して、後期射出
成形部を適正にオーバーパキングさせることにより、前
期射出成形部の収縮ヒズミを開放させた上にその後の冷
却固化による収縮分を見込んで蓄圧することができ、レ
ンズ光学面のヒケの発生を著しく抑えることができる。
【0011】さらに、本発明に使用される射出成形金型
において、後期射出時に、スプルー下部を破断させ易く
すると供に、前期射出のスプルーロック部の冷えた樹脂
を後期射出の溶融樹脂通路に持ち込まないようにするた
めに、先端がZ溝加工されたエジェクタピンが効果的で
あることを見出し、第二の発明に達した。すなわち、請
求項1記載の製造方法に用いられる射出成形金型であっ
て、該射出成形金型は、スプルー下部のエジェクタピン
が、先端がZ溝加工されたエジェクタピンで形成されて
いることを特徴とする射出成形金型にある。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るプラスチッ
クレンズ10の実施の形態を射出成形後の成形品5の斜
視図で示す。プラスチックレンズ10の破線15より上
部が前期射出成形部11を示し、下部が後期射出成形部
12を示す。すなわち、プラスチックレンズ10は、前
期射出成形部11と後期射出成形部12との二つの層が
一体化されて形成される。二つの層の境界は、光学的に
支障をきたさないように溶融一体化する必要がある。
【0013】前期射出では、スプルー16、前期射出ラ
ンナー13、前期射出成形部11の順に形成される。前
期射出のゲートシールが完了し、前期射出成形部11が
冷却固化に向かって内部収縮しつつある適切なタイミン
グに後期射出を施す。後期射出では、スプルー16中心
部の溶融樹脂を再流動させ、スプルー16下部の破断し
た後、後期射出ランナー14、後期射出成形部12の順
に形成される。
【0014】図2は、本発明のプラスチックレンズ10
の射出成形金型20を示す。図2(a)は、射出成形金
型20のパーティング面であって、左側が可動側、右側
が固定側を示す。図2(b)は、図2(a)におけるX
−X断面を示す。図3は、図2(a)におけるA−B−
C−D−A断面図を示す。
【0015】固定側コア21と可動側コア22の向かい
合う各々の面がレンズ光学面で、MMAやポリカーボネ
ート等の透光性の樹脂が充填されてプラスチックレンズ
10を形成する。油圧ジャッキ30は、射出成形機(図
示せず)に同期する油圧ユニット(図示せず)と接続可
能に載置されている。
【0016】コアホールドプレート25(2枚セット)
は、可動側コア22とスプルー下部のエジェクタピン2
4を各々適正に保持する。この適正とは、各々の動作量
が異なるため、各々の保持部の遊び26を適正に設けて
動作量の補正を行うことを意味する。
【0017】エジェクタプレート27(2枚セット)
は、その他のエジェクタピン23とコアホールドプレー
トエジェクタ28と可動側コアエジェクタ29を保持す
る。可動側コアエジェクタ29は、後期射出時には可動
側コア22のレンズ光学面が受ける樹脂圧を射出成形機
の型締め機構に伝達して、プラスチックレンズ10のレ
ンズ厚み方向の寸法を決定すると供に、成形品の離型時
には可動側コア22をその他のエジェクタピン23と同
行させ、プラスチックレンズ10の離型による変形や変
形による残留ヒズミを抑える役割を担う。
【0018】本発明の製造方法を更に詳細に説明する。
現行のほとんどの射出成形機は、マイコンにより射出工
程を多段制御することができ、スクリュウの切り替え位
置までは速度優先で制御し、切り替え位置を過ぎると圧
力優先の制御に切り替わる。この切り替え位置を過ぎた
射出圧力を特に保持圧力と言い、保持圧力は時間で多段
制御できるのが一般的である。
【0019】射出工程を前期射出と後期射出に時間差を
設ける成形条件は、速度優先から圧力優先に切り替える
までを前期射出とし、切り替え後は前期射出を保持しつ
つ後期射出までの時間差を設ける保持圧力を設定する。
その後、後期射出を施す設定を行えばよい。時間差は、
スプルー16の中心部が流動性を充分維持していて、且
つ前期射出成形部11が、可動側コア22が下降して
も、ほぼ形状を保てる程度の冷却固化層を形成している
範囲に設定する。この時、前期射出成形部11の外形を
後期射出成形部12の外径より若干大きめにすると、前
期射出成形部11の形状が保ち易い。
【0020】油圧ユニットは、射出成形機の型締め完了
信号を受け、設定された時間のみ油圧ジャッキ30に油
圧を供給する。可動側コア22とスプルー下部のエジェ
クタピン24の浮上力は、油圧ジャッキ30により得ら
れ、浮上量は、浮上ストッパ31により正確に制限され
る。油圧ジャッキ30は、前期射出時の可動側コア22
やスプルー下部のエジェクタピン24が受ける樹脂圧に
打ち勝つ浮上能力を有するものを選択する。タイムアッ
プすると油圧の供給停止と供に油がリリースされ、ジャ
ッキ30は内臓するリターンスプリングで元に戻る。タ
イムアップのタイミングは、後期射出開始に合わせる。
【0021】図4は、前期射出の状態での図2(a)に
おけるA−B−C−D−A断面図を示す。可動側コア2
2とスプルー下部のエジェクタピン24が浮上し、後期
射出の溶融樹脂通路33が遮蔽され、溶融樹脂が前期射
出の溶融樹脂通路32を通って前期射出成形部11が形
成される。本図では、可動側コア22は後期射出のゲー
ト遮蔽部と一体化しているが、駒を分割してもよい。
【0022】図5は、後期射出の状態での図2(a)に
おけるA−B−C−D−A断面図を示す。後期射出圧力
がまだ溶融しているスプルー16中心部を再流動させ、
スプルー16下部を破断させて押し下げると、すでに油
圧ジャッキ30は元に戻っており、可動側コア22とス
プルー下部のエジェクタピン24も容易に下降し、溶融
樹脂が後期射出の溶融樹脂通路33を通って後期射出成
形部12が形成される。
【0023】後期射出において、後期射出成形部12を
適正にオーバーパキングさせることにより、前期射出成
形部11の収縮ヒズミを開放させた上に、その後の冷却
固化による収縮分を見込んで蓄圧することができ、レン
ズ光学面のヒケの発生を著しく抑えることができる。前
期射出成形部11の厚肉の内部は、まだ溶融状態で熱変
形温度以上の温度を有しており、樹脂が熱変形温度以上
では弾性率が著しく低下することからも、蓄圧すること
が可能である。
【0024】ここで、後期射出成形部12は、前期射出
成形部11を形成する可動側コアが下降して生じた空隙
に後期射出を施して形成されることから、必然的に肉厚
がおよそ均一になる。したがって、後期射出成形部12
自体は、収縮ヒズミがアンバランスに成り難く、本発明
がヒケの発生を著しく抑えることができる理由の一部を
なす。
【0025】図6は、成形品5がエジェクトされた状態
での図2(a)におけるA−B−C−D−A断面図(固
定側は表示せず)を示す。成形品5が可動側コア22と
スプルー下部のエジェクタピン24とその他のエジェク
タピン23によって金型の可動側から離型されている。
可動側コア22をその他のエジェクタピン23と同行さ
せることによって、プラスチックレンズ10の離型によ
る変形や変形による残留ヒズミを抑えることができる。
【0026】図7は、第二の発明の射出成形金型に用い
られるスプルー下部のエジェクタピン24を斜視図で示
す。先端は、Z溝加工されていると供に、エジェクタピ
ン24の外径は、後期射出の溶融樹脂通路33を確実に
遮蔽するために、スプルー16底部の外径より少し大き
くし、Z溝を挟んで並行カットされている。
【0027】エジェクタピン24の先端がZ溝形状であ
ることによって、後期射出時に、スプルー16下部を破
断させ易くすると供に、前期射出のスプルーロック部1
7の冷えた樹脂を後期射出の溶融樹脂通路33に持ち込
まないようにすることができる。並行カットは、回り止
めのためであると供に、カット幅をスプルー16底部の
外径より小さくすることによって、後期射出がスプルー
16下部を破断させるとき、スプルー16外表層部の冷
却固化層を保持し、中心部だけを再流動化させる役割を
果たす。
【0028】ここで、先端がZ溝加工されたエジェクタ
ピン24は、軸心をスプルー16の中心軸より後期射出
の溶融樹脂通路33の入り口側へ適正に偏心させてもよ
い。エジェクタピン24の外径は、後期射出の溶融樹脂
通路33を確実に遮蔽するためにスプルー底部の外径よ
り大きくする必要がなくなり、したがって、エジェクタ
ピン24先端の並行カットを施す必要もなくなる。回り
止めはエジェクタピン24のホルダー部34に施せばよ
い。かかるエジェクタピン24を図8に斜視図で示す。
【0029】
【発明の効果】本発明により、プラスチックレンズ10
は、レンズ厚み方向の寸法精度のバラツキを無くなり、
可動側コアや固定側コアのレンズ光学面の正確な転写を
可能になり、金型温度をより低く設定して成形サイクル
を短縮してコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラスチックレンズ10の実施の
形態の斜視図である。
【図2】本発明に係るプラスチックレンズ10の射出成
形金型20のパーティング面〔図2(a)〕と図2
(a)におけるX−X断面〔図2(b)〕である。
【図3】図2(a)におけるA−B−C−D−A断面図
である。
【図4】前期射出の状態での図2(a)におけるA−B
−C−D−A断面図である。
【図5】後期射出の状態での図2(a)におけるA−B
−C−D−A断面図である。
【図6】成形品5がエジェクトされた状態での図2
(a)におけるA−B−C−D−A断面図(固定側は表
示せず)である。
【図7】本発明に係る射出成形金型に用いられるスプル
ー下部のエジェクタピン24の斜視図である。
【図8】本発明に係る射出成形金型に用いられるスプル
ー下部のエジェクタピン24の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
5 成形品 10 プラスチックレンズ 11 前期射出成形部 12 後期射出成形部 13 前期射出ランナー 14 後期射出ランナー 15 破線 16 スプルー 17 スプルーロック部 20 射出成形金型 21 固定側コア 22 可動側コア 23 その他のエジェクタピン 24 スプルー下部のエジェクタピン 25 コアホールドプレート 26 遊び 27 エジェクタプレート 28 コアホールドプレートエジェクタ 29 可動側コアエジェクタ 30 油圧ジャッキ 31 浮上ストッパ 32 前期射出の溶融樹脂通路 33 後期射出の溶融樹脂通路 34 ホルダー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29C 33/00 - 33/76

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学機器等に用いられるプラスチックレン
    ズの製造方法であって、該製造方法は、射出工程を多段
    制御し得る射出成形機を使用して、前期射出と後期射出
    に時間差を設けられるように成形条件を設定し、前記射
    出成形機に同期する射出成形金型において、前期射出時
    には、後期射出の溶融樹脂通路を遮蔽できるように、レ
    ンズ光学面を形成する可動側コアとスプルー下部のエジ
    ェクタピンを連動して浮上させ、前期射出を施してプラ
    スチックレンズの前期射出成形部を形成し、後期射出時
    には、前記浮上を解除すると供に、後期射出を施してス
    プルーの中心部の溶融樹脂を再流動させて、スプルー下
    部を破断させながら前記可動側コアとスプルー下部のエ
    ジェクタピンを下降させ、後期射出の溶融樹脂通路を開
    放しつつ前期射出成形部の下にプラスチックレンズの後
    期射出成形部となる空隙を生じさせ、後期射出成形部を
    前期射出成形部と一体化してプラスチックレンズに形成
    することを特徴とする製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製造方法に用いられる射出
    成形金型であって、該射出成形金型は、スプルー下部の
    エジェクタピンが、先端がZ溝加工されたエジェクタピ
    ンで形成されていることを特徴とする射出成形金型。
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