JPH0518113Y2 - - Google Patents

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JPH0518113Y2
JPH0518113Y2 JP7784288U JP7784288U JPH0518113Y2 JP H0518113 Y2 JPH0518113 Y2 JP H0518113Y2 JP 7784288 U JP7784288 U JP 7784288U JP 7784288 U JP7784288 U JP 7784288U JP H0518113 Y2 JPH0518113 Y2 JP H0518113Y2
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injection
core
injection molding
spool
molding machine
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JPH023811U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコアバツク式二段射出成形装置に関す
るものである。
(従来の技術) 定電圧電源の一つであるスイツチング電源に用
いられているアモルフアス合金コアA〔第6図a,
b参照〕やアクチエーターなどに応用されている
圧電セラミツクスB〔第7図a,b参照〕などは
その特性上その表面の少なくとも一部に絶縁被覆
Cを形成する必要があり、これはコーテイング
法、ポツテイング法、トランスフアー成形法など
により行なわれているが、これを射出成形で行な
う場合にはこれらを金型のキヤビテイに位置決め
して第1回の射出を行なつて一部分だけに絶縁被
覆を形成させたのち、ついでこの一部絶縁被覆さ
れたものを金型内に再度位置決めして被覆すべき
残余の部分に第2回の射出を行なつて所望の絶縁
被膜を形成するという2段階射出成形が採られて
いるが、これは作業性がわるいし、位置ずれも生
じ易く、寸法上、外観上の問題を生じ易く、歩留
りも悪いのでコスト高になるという欠点がある。
特に、このアモルフアス合金、アクチエーター
などの表面への絶縁被覆の形成をインサート成形
で行なおうとすると、これにはインサート物を金
型の所定の位置に固定することが難しく、金属リ
ードフレームをインサート成形する場合にはイン
サート物が薄いと、十分な面積で金型内に位置決
め固定できないので射出成形の際に樹脂圧でリー
ドフレームにたわみが発生するという欠点があ
る。また、この射出成形については肉厚の変動が
激しい場合、得られる成形品を安定的にかつ特性
のよいものを得るには2回に分けて行なう必要が
あり、非常に細長い穴部をもつ成形品については
1回の成形では穴部のたおれ、変形が発生するた
めに2回に分けて成形しなければならないという
不利がある。
そのため、このような2段階射出成形について
は第5図に示したようにコアバツク方式の2色成
形機を使う方法が提案されている。すなわち、第
5図は左半分が一次成形時、右半分が二次成形時
を示すものとされているが、これは図の上方に設
置された射出成形機29から射出された樹脂が第
1スプール30、第1ランナー31を経てコア3
2に注入されたのち、油圧シリンダー33によつ
てコア32がバツクされ、これによつて生じた空
隙34に図面上方に設置された射出成形機35
(図示せず)から樹脂が射出され、この樹脂は第
2スプール36、第2ランナー37を経て空隙3
4に注入されて成形品38が成形されるのである
が、これにはこの成形機が特殊な機構をもつもの
であることから高価なものであるし、この操作も
複雑であるために汎用性がないという欠点があ
る。これは金型内におけるコア21が上下スライ
ドするように油圧シリンダー22を有する構造と
されており、これによる成形は最初にコア21を
押上げて一次射出成形機23から一次側射出を行
なつて樹脂を1次スプール24からコア21に樹
脂を注入し、ついで油圧シリンダー22を用いて
コア21をバツクさせてこゝに生じた空隙25に
二次射出成形機26から二次側射出を行なつて2
次スプール27から樹脂をこの空隙25に注入し
て成形品28を得るという方法で行われるので、
これによれば比較的容易に目的とする2色成形品
を得ることができるけれども、これにも上記と同
じような欠点がある。
(考案の構成) 本考案はこのような不利を解決したコアバツク
式二段射出成形機に関するものであり、これはモ
ールド金型においてキヤビテイを構成するコアの
一部を一次射出後にパーテイング面に対して垂直
に移動させ、この移動によつて生じた空間に二次
射出する二段射出成形機において、上記コアと同
期して前記パーテイング面に対して垂直に移動し
て2次射出時の第2スプール入口を形成するニー
ドルを1次射出の第1スプールまたは第1ランナ
ー末端に設けてなることを特徴とするものであ
る。
すなわち、本考案者らは二段射出成形を従来公
知の通常の射出成形機を用いて行なう方法につい
て種々検討した結果、一次射出の第1スプールま
たは第1ランナーの末端にニードルを設置して1
次射出時にはこのニードルによつて2次射出のた
めの第2スプールを閉鎖しておき、1次射出後に
射出制御機構と連動してコアを移動させると共に
このニードルを移動させて第2スプールを開放し
たのち、同一の射出成形機から二次射出を行なえ
ば容易に二段射出による成形品を得ることができ
ることを見出して本考案を完成させた。
つぎに本考案を添付の図面にもとづいて説明す
る。第1図は本考案のコアバツク式二段射出成形
機の縦断面図を示したものであり、これは油圧シ
リンダーまたはエアシリンダー6を用いたコアバ
ツク機構を有するキヤビテイコア5と第2スプー
ルを閉塞させるニードル2が射出成形機(図示せ
ず)と連動した構造をもつモールド金型装置であ
る。
また第2図はこの装置を使用して射出したとき
の樹脂の流れを示した本装置の要部縦断面図を示
したもので、これは左半分が一時射出成形時を、
右半分が二次射出成形時を示すものとされてい
る。この装置による樹脂の射出は図上方に設けら
れた射出成形機1(図示せず)から行われるが、
一次射出時ニードル2は一次射出に伴う第1スプ
ール3の末端中央部に当接されているので、樹脂
はこのニードルの先端で2分され第1ランナー4
を通つてコア5に射出される。一次射出が終了す
ると油圧シリンダー6によつてコア5が引下げら
れるのでコア5には二次射出用の空所7が形成さ
れるが、このコア5の引下げと共にニードル2が
引下げられ、ニードル2に沿つた第2スプール8
が第1スプール3に連結されるので、この時点で
射出成形機1から二次射出をコア5、ニードル2
の引下げと連動して行なうと第1ランナーが硬化
しているのに対して第1スプール内に貯留されて
いた樹脂は未だ硬化していないので樹脂は第1ス
プール3、第2スプール8、第2ランナー9を経
てコア5の空所7に注入されて目的とする成形品
が得られる。これによれば通常の射出成形機およ
び金型にコアバツク機構とニードルを取りつける
だけで容易にかつ確実に二段射出成形をすること
ができるという有利性が得られる。
なお、上記では移動するニードルに沿つて第2
スプールを構成する構造を示したけれども、これ
は例えば第3図に示したように第1スプール11
から第1、第2ランナーを設けた構造も考えられ
る。すなわち第1スプール11にニードル12を
取りつけ、一次射出時には第1スプール11に樹
脂が流れるようにして第1ランナー13,14−
1を経てキヤビテイの空所に樹脂を充填させるよ
うにして成形品を成形し、ついでコア5の移動と
共にニードルを開放して二次射出を行ない、樹脂
を第2ランナー15に流すようにしてランナー1
4−2を経て移動後のコアの空所に樹脂を充填し
て、成形14を作るようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコアバツク式二段射出成形機
の縦断面図、第2図はその要部縦断面図、第3図
はこの成形機を用いた場合の樹脂の流れを示した
要部斜視図を示したものであり、第4図は従来公
知のコアバツク式二段射出成形機の縦断面図で
a)は一次射出時、b)は二次射出時を示したも
の、第5図は他の公知のコアバツク式二段射出成
形機の要部縦断面を示したものである。また、第
6図は従来公知のアモルフアス合金被覆成形体、
第7図は従来公知の電圧セラミツクス成形体を示
したものである。 1,23,26,29……射出成形機、2……
ニードル、3,11,24,30……第1スプー
ル、4,13,31……第1ランナー、5,2
1,32……コア、6,22,33……油圧シリ
ンダー、7,25,34……空隙、8,27,3
6……第2スプール、9,15,37……第2ラ
ンナー、10,14,28,38……成形品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モールド金型においてキヤビテイを形成するコ
    アの一部を1次射出後にパーテイング面に対して
    垂直に移動させ、この移動によつて生じた空間に
    2次射出する2段射出成形機において、上記コア
    と同期して前記パーテイング面に対して垂直に移
    動して2次射出時の第2ランナー入口を形成する
    ニードルを1次射出の第1スプールまたは第1ラ
    ンナー末端に設けてなることを特徴とするコアバ
    ツク式二段射出成形装置。
JP7784288U 1988-06-13 1988-06-13 Expired - Lifetime JPH0518113Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7784288U JPH0518113Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13

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JP7784288U JPH0518113Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH023811U JPH023811U (ja) 1990-01-11
JPH0518113Y2 true JPH0518113Y2 (ja) 1993-05-14

Family

ID=31302802

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JP7784288U Expired - Lifetime JPH0518113Y2 (ja) 1988-06-13 1988-06-13

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JP (1) JPH0518113Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002102570A1 (fr) * 2001-06-13 2002-12-27 Yugen Kaisha Sme Procede de production de lentille plastique et presse a injecter

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002102570A1 (fr) * 2001-06-13 2002-12-27 Yugen Kaisha Sme Procede de production de lentille plastique et presse a injecter

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JPH023811U (ja) 1990-01-11

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