JP2987782B2 - 中空射出成形方法 - Google Patents
中空射出成形方法Info
- Publication number
- JP2987782B2 JP2987782B2 JP2516491A JP2516491A JP2987782B2 JP 2987782 B2 JP2987782 B2 JP 2987782B2 JP 2516491 A JP2516491 A JP 2516491A JP 2516491 A JP2516491 A JP 2516491A JP 2987782 B2 JP2987782 B2 JP 2987782B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- cavity
- introduction path
- hollow
- pressure gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1703—Introducing an auxiliary fluid into the mould
- B29C45/1704—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles
- B29C45/1705—Introducing an auxiliary fluid into the mould the fluid being introduced into the interior of the injected material which is still in a molten state, e.g. for producing hollow articles using movable mould parts
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、実質的に中空の樹脂成
形体の成形方法に関する。
形体の成形方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に樹脂成形体は多種多様な素材、形
状のものが製造され、利用されているが、中でも、中空
成形体は内部が中空である分軽量であることなどから自
動車部品等に好適に用いられている。
状のものが製造され、利用されているが、中でも、中空
成形体は内部が中空である分軽量であることなどから自
動車部品等に好適に用いられている。
【０００３】この中空成形体の成形方法は、一般に中空
射出成形方法であり、これは溶融樹脂を成形体キャビテ
ィ中に射出した後、キャビティ内の溶融樹脂中に高圧ガ
スを注入して中空成形体とする方法である。
射出成形方法であり、これは溶融樹脂を成形体キャビテ
ィ中に射出した後、キャビティ内の溶融樹脂中に高圧ガ
スを注入して中空成形体とする方法である。
【０００４】図４に一般的な射出成形用の金型を示す。
図中１は溶融樹脂射出装置のノズルタッチ部、２はスプ
ルーブッシュ、３はスプルー、４はスプルー内を通って
きた溶融樹脂を各成形体キャビティ６に振り分ける流路
であるランナー、５はランナー４とキャビティ６をつな
ぐゲートである。射出成形用金型としてはこの他にラン
ナーを用いず、直接スプルーがキャビティに連絡してい
るものも有る。
図中１は溶融樹脂射出装置のノズルタッチ部、２はスプ
ルーブッシュ、３はスプルー、４はスプルー内を通って
きた溶融樹脂を各成形体キャビティ６に振り分ける流路
であるランナー、５はランナー４とキャビティ６をつな
ぐゲートである。射出成形用金型としてはこの他にラン
ナーを用いず、直接スプルーがキャビティに連絡してい
るものも有る。
【０００５】射出装置から射出された溶融樹脂は、スプ
ルー３及びランナー４の導入路を経てキャビティ６内に
入り、その後同じ経路を経て高圧ガスがキャビティ内の
溶融樹脂に注入される。
ルー３及びランナー４の導入路を経てキャビティ６内に
入り、その後同じ経路を経て高圧ガスがキャビティ内の
溶融樹脂に注入される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】中空成形品の外観や強
度等製品としての評価は、主に中空部の成形状態に依存
している。即ち、中空部を形成するべく注入する高圧ガ
スが目的の部位に忠実にムラなく注入されなければなら
ない。
度等製品としての評価は、主に中空部の成形状態に依存
している。即ち、中空部を形成するべく注入する高圧ガ
スが目的の部位に忠実にムラなく注入されなければなら
ない。
【０００７】しかしながら、前記した通り、従来の中空
射出成形方法では、先ず溶融樹脂を射出した後に高圧ガ
スを注入する場合、先の溶融樹脂が高圧ガスの注入の抵
抗となり、且つ高圧ガスに押される形でキャビティ内に
移動し、目的とする中空部の形成が妨げられる。そのた
め、中空射出成形用金型のスプルーやランナー等樹脂導
入路の大きさや形状は、上記溶融樹脂の移動が制御でき
る範囲内に制約されているのが現状である。
射出成形方法では、先ず溶融樹脂を射出した後に高圧ガ
スを注入する場合、先の溶融樹脂が高圧ガスの注入の抵
抗となり、且つ高圧ガスに押される形でキャビティ内に
移動し、目的とする中空部の形成が妨げられる。そのた
め、中空射出成形用金型のスプルーやランナー等樹脂導
入路の大きさや形状は、上記溶融樹脂の移動が制御でき
る範囲内に制約されているのが現状である。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するべ
く、本発明において講じた手段は、溶融樹脂を樹脂導入
路を経て成形体キャビティ中に射出した後、該キャビテ
ィ内の溶融樹脂中に高圧ガスを注入して中空成形体を得
る方法において、高圧ガスを注入すると同時に樹脂導入
路の一部を拡大し、上記キャビティ内に移動する樹脂導
入路内の溶融樹脂を制御することである。
く、本発明において講じた手段は、溶融樹脂を樹脂導入
路を経て成形体キャビティ中に射出した後、該キャビテ
ィ内の溶融樹脂中に高圧ガスを注入して中空成形体を得
る方法において、高圧ガスを注入すると同時に樹脂導入
路の一部を拡大し、上記キャビティ内に移動する樹脂導
入路内の溶融樹脂を制御することである。
【０００９】本発明において、樹脂導入路とはノズルタ
ッチ部からスプルーを通り、ランナーを経て成形体キャ
ビティのゲートへ到るラインの全てを言う。ランナーは
金型により、有っても無くても構わない。
ッチ部からスプルーを通り、ランナーを経て成形体キャ
ビティのゲートへ到るラインの全てを言う。ランナーは
金型により、有っても無くても構わない。
【００１０】
【作用】本発明の成形方法においては、高圧ガスを注入
すると同時に樹脂導入路が拡大し、樹脂導入路内の溶融
樹脂は上記高圧ガスの圧力により、樹脂導入路内の拡大
部分へ速やかに移動する。従って、高圧ガスにより樹脂
導入路内の溶融樹脂が成形体キャビティに移動して中空
部の形成を妨げたり、高圧ガス注入の抵抗になることが
なく、高圧ガス注入路が確保され、高圧ガスをスムーズ
に成形体キャビティに導入できる。
すると同時に樹脂導入路が拡大し、樹脂導入路内の溶融
樹脂は上記高圧ガスの圧力により、樹脂導入路内の拡大
部分へ速やかに移動する。従って、高圧ガスにより樹脂
導入路内の溶融樹脂が成形体キャビティに移動して中空
部の形成を妨げたり、高圧ガス注入の抵抗になることが
なく、高圧ガス注入路が確保され、高圧ガスをスムーズ
に成形体キャビティに導入できる。
【００１１】
【実施例】以下、図面を参照して実施例により本発明を
具体的に説明するが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
具体的に説明するが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
【００１２】実施例１ 図１に本発明の実施態様の一例を示す。本実施例は、図
１の従来の中空成形用金型に本発明の方法を応用したも
のである。図４において７はスプルー後退室であり、高
圧ガス注入と同時に図中の矢印Ｂ方向にスプルー２全体
を射出ノズルを圧接した状態で射出ユニットとともに後
退させ、ランナー４の容積を拡大する。図２に図１中の
Ａ−Ａ’断面図を示す。
１の従来の中空成形用金型に本発明の方法を応用したも
のである。図４において７はスプルー後退室であり、高
圧ガス注入と同時に図中の矢印Ｂ方向にスプルー２全体
を射出ノズルを圧接した状態で射出ユニットとともに後
退させ、ランナー４の容積を拡大する。図２に図１中の
Ａ−Ａ’断面図を示す。
【００１３】実施例２ 図３に本発明の他の実施態様を示す。本実施例は、実施
例１がスプルー全体を後退させて樹脂導入路の拡大を図
ったのと異なり、樹脂導入路の必要な部位に可動部８、
８’と、樹脂導入路拡大時に可動部８、８’が移動する
（図中矢印Ｃ、Ｃ’方向）ための可動部後退室９、９’
を設けたものである。
例１がスプルー全体を後退させて樹脂導入路の拡大を図
ったのと異なり、樹脂導入路の必要な部位に可動部８、
８’と、樹脂導入路拡大時に可動部８、８’が移動する
（図中矢印Ｃ、Ｃ’方向）ための可動部後退室９、９’
を設けたものである。
【００１４】実施例１のスプルー及び実施例２の可動部
の移動は、高圧ガスの注入に連動して作動するならば、
電磁開閉機構を併せ持つ油圧、気圧等のいかなる手段を
用いても構わない。
の移動は、高圧ガスの注入に連動して作動するならば、
電磁開閉機構を併せ持つ油圧、気圧等のいかなる手段を
用いても構わない。
【００１５】
【発明の効果】以上の様に本発明によると樹脂導入路内
の溶融樹脂の制御を容易に行い得るので、高圧ガスの成
形体キャビティ内の導入がスムーズで、成形体の中空部
の形成を確実に行うことができる。従って、中空部の形
成不全によるヒケやソリが解消され、見栄えの良い、強
度にムラの無い優れた成形品を再現性良く製造すること
ができる。
の溶融樹脂の制御を容易に行い得るので、高圧ガスの成
形体キャビティ内の導入がスムーズで、成形体の中空部
の形成を確実に行うことができる。従って、中空部の形
成不全によるヒケやソリが解消され、見栄えの良い、強
度にムラの無い優れた成形品を再現性良く製造すること
ができる。
【００１６】また、スプルーやランナー等樹脂導入路の
形状や大きさを自由に選択することができる。
形状や大きさを自由に選択することができる。
【図１】本発明の実施態様の一例を示す図面である。
【図２】図１中のＡ−Ａ’断面図である。
【図３】図１とは異なる本発明の実施態様の一例を示す
図面である。
図面である。
【図４】従来の中空射出成形用金型を示す図面である。
【符合の説明】１ ノズルタッチ部 ２ スプルーブッシュ ３ スプルー ４ ランナー ５ ゲート ６，６’ 成形体キャビティ ７ スプルー後退室 ８，８’ 可動部 ９，９’ 可動部後退室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B29C 45/26 B29C 45/57
Claims (1)
- 【請求項１】 溶融樹脂を樹脂導入路を経て成形体キャ
ビティ中に射出した後、該キャビティ内の溶融樹脂中に
高圧ガスを注入して中空成形体を得る方法において、高
圧ガスを注入すると同時に樹脂導入路の一部を拡大し、
上記キャビティ内に移動する樹脂導入路内の溶融樹脂を
制御することを特徴とする中空射出成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2516491A JP2987782B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 中空射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2516491A JP2987782B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 中空射出成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04251716A JPH04251716A (ja) | 1992-09-08 |
| JP2987782B2 true JP2987782B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=12158373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2516491A Expired - Lifetime JP2987782B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 中空射出成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2987782B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP2516491A patent/JP2987782B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04251716A (ja) | 1992-09-08 |
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