JP2007283654A - カセット式金型 - Google Patents
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Abstract
【課題】金型製作を簡素化するようにしたカセット式金型を提供する。
【解決手段】固定側金型(2)に着脱される固定側カセット(6)と、可動側金型(3)に着脱される可動側カセット(14)と、前記可動側金型に設けられるエジェクタ機構部(16)と、前記エジェクタ機構部に着脱されるコマ(21)とを備え、固定側カセット(具体的にはキャビティ8)と可動側カセット(具体的にはコア23)とコマとによって成形品造形部(24)を形成すると共に、エジェクタ機構部に取付けられたコマで成形品を押出すことによって成形品を可動側金型から離型させる。
【選択図】図1
【解決手段】固定側金型(2)に着脱される固定側カセット(6)と、可動側金型(3)に着脱される可動側カセット(14)と、前記可動側金型に設けられるエジェクタ機構部(16)と、前記エジェクタ機構部に着脱されるコマ(21)とを備え、固定側カセット(具体的にはキャビティ8)と可動側カセット(具体的にはコア23)とコマとによって成形品造形部(24)を形成すると共に、エジェクタ機構部に取付けられたコマで成形品を押出すことによって成形品を可動側金型から離型させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、カセット式金型に関する。
従来、成形品の造形部(コアおよびキャビティ)をカセット(入れ子)に形成し、そのカセットを固定側型板と可動側型板に形成された凹部に取付けるようにした、いわゆるカセット式の金型が知られている。従来のカセット式金型では、成形品の押出し(離型)にエジェクタピンを使用していた(例えば特許文献1参照)。
特開2005−305777号公報
従来のカセット式金型にあっては、成形品ごと(金型ごと)に専用のエジェクタ機構部を製作する必要があった。例えば、成形品の形状や大きさに応じてエジェクタピンの本数と配置位置を決定し、そのエジェクタピンが挿通される孔を可動側型板に形成すると共に、エジェクタピンの長さを成形品造形部の面(具体的にはコアの面)に合わせてカットする必要があった。従来のカセット式金型にあっては、これらの作業が金型製作を煩雑化させる要因となっていた。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、金型製作を簡素化するようにしたカセット式金型を提供することにある。
上記した課題を解決するため、本発明に係るカセット式金型にあっては、固定側金型に着脱される固定側カセットと、可動側金型に着脱される可動側カセットと、前記可動側カセットの一部を形成するコマと、前記コマが取付けられるエジェクタ機構部とを備え、前記固定側カセットと前記可動側カセットと前記コマとによって成形品造形部が形成されると共に、前記エジェクタ機構部に取付けられたコマで成形品を押出すことによって前記成形品を前記可動側金型から離型させることを特徴とする。
本発明に係るカセット式金型にあっては、固定側金型に着脱される固定側カセットと、可動側金型に着脱される可動側カセットと、前記可動側カセットの一部を形成するコマと、前記コマが取付けられるエジェクタ機構部とを備え、前記固定側カセットと前記可動側カセットと前記コマとによって成形品造形部が形成されると共に、前記エジェクタ機構部に取付けられたコマで成形品を押出すことによって前記成形品を前記可動側金型から離型させるように構成したので、成形品ごとにエジェクタ機構部を製作する必要がなく、金型製作を簡素化することができる。
以下、本発明に係るカセット式金型を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るカセット式金型の断面図である。図1において、符号1はカセット式金型を示す。
図示の如く、カセット式金型1は固定側金型2と可動側金型3を備える。固定側金型2は、固定側取付板4と、固定側型板5と、固定側カセット(入れ子)6とを備える。固定側取付板4は、図示しない射出成形機の固定盤に固定される。また、固定側型板5は、図示しないボルトによって固定側取付板4に固定される。
図2は、固定側型板5の平面図(可動側金型3側から見た平面図)である。図1および図2に示すように、固定側型板5には、固定側カセット6が挿入されるカセット挿入孔7が形成される。固定側カセット6の一部には、キャビティ8が形成される。カセット挿入孔7に挿入された固定側カセット6は、ボルト等の継ぎ手方式の固定具(図示せず)によって固定側取付板4に固定される。このように、固定側カセット6は、ボルト等によって固定側金型2に着脱自在である。尚、図2で符号9は、図1に示すガイドピンブッシュ10が挿入されるガイドピンブッシュ挿入孔である。
図1の説明を続けると、可動側金型3は、可動側取付板12と、可動側型板13と、可動側カセット(入れ子)14と、受け板15とを備える。可動側取付板12は、射出成形機の可動盤に固定される。また、可動側型板13と受け板15は、図示しないボルトによって可動側取付板12に固定される。図示の如く、受け板15と可動側取付板12の間には、所定の間隙が設けられる。
また、可動側金型3には、エジェクタ機構部16が設けられる。エジェクタ機構部16は、2枚のエジェクタプレート17,18と、段付きボルト19とからなる。段付きボルト19は、軸部19aと、軸部19aの一端に形成された拡径部19bと、軸部19aの他端に形成されたねじ部19cとからなる。ねじ部19cは雄ねじであり、その径は軸部19aのそれよりも小さく形成される。
エジェクタプレート17とエジェクタプレート18は、段付きボルト19の拡径部19bを挟持しつつ、ボルト20によって固定される。これにより、段付きボルト19はエジェクタプレート17,18に固定される。尚、エジェクタプレート17,18は、受け板15と可動側取付板12の間の間隙に配置され、射出成形機のエジェクタ装置で押圧されることにより、その間隙の範囲内で段付きボルト19の軸方向に変位自在とされる。
コマ21には雌ねじが形成され、段付きボルト19のねじ部19cに締結される。即ち、コマ21は、段付きボルト19に着脱自在である。
図3は、可動側型板13の平面図(固定側金型2側から見た平面図)である。図1および図3に示すように、可動側型板13には、可動側カセット14が挿入されるカセット挿入孔22が形成される。カセット挿入孔22に挿入された可動側カセット14は、図示しないボルト等の継ぎ手方式の固定具(図示せず)によって受け板15に固定される。このように、可動側カセット14は、ボルト等によって可動側金型2に着脱自在である。
可動側カセット14の一部には、コア23が形成される。図示の如く、可動側カセット14の一部、より詳しくは、コア23の一部には、コマ21が嵌め合わされる。即ち、固定側カセット6(具体的にはそこに形成されるキャビティ8)と、可動側カセット14(具体的にはそこに形成されるコア23)と、コマ21とにより、成形品造形部24(図1に示す)が形成される。コマ21は、図示の如く、成形品造形部24(具体的にはコア23)の中心に配置される。
尚、図3で符号25は、図1に示すガイドピン26が挿通されるガイドピン挿通孔である。ガイドピン26が挿通されるガイドピン挿通孔は、受け板15にも形成される。尚、ガイドピン26は、その一端に拡径部26aが形成され、その拡径部26aが段付きボルト19の拡径部19bと同様に2枚のエジェクタプレート17,18に挟持されることにより、エジェクタプレート17,18に固定される。
次いで、カセット式金型1を用いた成形品の製作工程について説明する。先ず、図1に示すように型閉めして成形品造形部24を形成する。このとき、ガイドピン26がガイドピンブッシュ10に挿入されることにより、固定側金型2に対して可動側金型3が正確に位置決めされ、所望の形状の成形品造形部24が形成される。
そして、射出成形機のノズル(図示せず)から射出された溶融樹脂を、スプルー27を介して成形品造形部24に注入する。成形品造形部24に注入した樹脂が硬化したところで、図4に示すように可動側金型3を固定側金型2から離間する方向に変位させ、型開きする。図4以降で、符号30は成形品を示す。
次いで、図5に示すようにエジェクタプレート17,18を射出成形機のエジェクタ装置(図示せず)で押圧し、段付きボルト19およびコマ21を、固定側金型2の方向に変位させる。これにより、成形品30は、コマ21によって押出され、可動側金型3(具体的にはコア23)から離型される。その後、エジェクタプレート17,18の押圧を解除することにより、図6に示すように、リターンスプリング31の付勢力によってエジェクタプレート17,18、段付きボルト19、およびコマ21は初期の位置に戻る。
このように、本発明に係るカセット式金型にあっては、固定側カセット6(具体的にはキャビティ8)と可動側カセット14(具体的にはコア23)とコマ21とによって成形品造形部24を形成すると共に、エジェクタ機構部16に取付けられたコマ21で成形品30を押出すことによって成形品30を可動側金型3から離型させるように構成した。従って、固定側カセット6に形成されるキャビティ8の位置と可動側カセット14に形成されるコア23の位置を適宜設定することにより、成形品造形部24に対するコマ21の相対的な位置(即ち、成形品30を押す位置)を調節することができる。
そのため、成形品(金型)の形状や大きさが変わっても、エジェクタ機構部16を交換する必要がない。換言すれば、異なる形状の成形品に対し、エジェクタ機構部16を共通化することができる。従って、従来技術のように成形品ごと(金型ごと)に可動側型板への孔の形成やエジェクタピンのカット等を行う必要がなく、金型製作を簡素化することができる。
また、コマ21を、可動側カセット14において成形品造形部(具体的にはコア23)の中心に配置するように構成したので、成形品を安定に離型させることができる。
また、エジェクタ機構部16は、エジェクタプレート17,18と、それに固定された段付きボルト19とからなり、コマ21は段付きボルト19に締結されるように構成したので、コマ21の着脱が容易となり、金型製作をより一層簡素化することができる。
尚、図面に記載したキャビティ8やコア23、コマ21の形状は例示に過ぎず、それに限定されるものではない。また、コマ21は可動側カセット14のコア23の一部をなすように構成したが、例えば図7に示すように、可動側カセット14のコア23以外の部分も含むようにしてもよい。
1:カセット式金型、 2:固定側金型、 3:可動側金型、 6:固定側カセット、 8:キャビティ、 14:可動側カセット、 16:エジェクタ機構部、 17,18:エジェクタプレート、 19:段付きボルト、 21:コマ、 23:コア、 30:成形品
Claims (3)
- 固定側金型に着脱される固定側カセットと、
可動側金型に着脱される可動側カセットと、
前記可動側金型に設けられるエジェクタ機構部と、
前記エジェクタ機構部に着脱されるコマと、
を備え、前記固定側カセットと前記可動側カセットと前記コマとによって成形品造形部が形成されると共に、前記エジェクタ機構部に取付けられたコマで成形品を押出すことによって前記成形品を前記可動側金型から離型させることを特徴とするカセット式金型。 - 請求項1記載のカセット式金型において、
前記コマは、前記可動側カセットにおいて前記成形品造形部の中心に配置されることを特徴とするカセット式金型。 - 請求項1または2記載のカセット式金型において、
前記エジェクタ機構部は、エジェクタプレートと、前記エジェクタプレートに固定された段付きボルトとからなり、前記コマは、前記段付きボルトに締結されることを特徴とするカセット式金型。
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