JP2004345275A - 射出成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】射出成形において、樹脂圧による部材の撓みおよびキャビティの変形を防止し、精度のよい極薄肉品を成形する。
【解決手段】成形材料が充填されるキャビティを相互間に形成する固定側型板21および可動側型板31を有する金型10を備えた射出成形装置において、キャビティの一部を形成するピン部材31A,31Bが、可動側型板31を貫通して、この可動側型板31に対して進退方向に沿って進退可能に備えられ、エジェクタプレート33に固定される。そして、ピン部材31A,31Bと略同一径またはピン部材31A,31Bよりも大径のエジェクタロッド37が、ピン部材31A,31Bの背面側に進退方向に沿って略同軸に設けられていて、このエジェクタロッド37を介してエジェクタプレート33を進退させる駆動機構50が、エジェクタロッド37の背面側を進退方向に沿って常時支持する構成とする。
【選択図】 図2
【解決手段】成形材料が充填されるキャビティを相互間に形成する固定側型板21および可動側型板31を有する金型10を備えた射出成形装置において、キャビティの一部を形成するピン部材31A,31Bが、可動側型板31を貫通して、この可動側型板31に対して進退方向に沿って進退可能に備えられ、エジェクタプレート33に固定される。そして、ピン部材31A,31Bと略同一径またはピン部材31A,31Bよりも大径のエジェクタロッド37が、ピン部材31A,31Bの背面側に進退方向に沿って略同軸に設けられていて、このエジェクタロッド37を介してエジェクタプレート33を進退させる駆動機構50が、エジェクタロッド37の背面側を進退方向に沿って常時支持する構成とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性樹脂などの成形材料の射出成形に用いられる射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、相互間にキャビティを形成する固定型と可動型との間に成形材料を射出して成形品を成形する射出成形装置は、固定型に対して可動型を進退させる機構とともに、成形品をキャビティから取り外すための突き出し機構を備えている。
【0003】
このような射出成形装置では、可動側のキャビティを形成する可動側型板と、この可動側型板が固定された可動側受板とが、成形機の可動側プラテンに固定されて一体に進退することにより、固定型に備えられて固定側のキャビティを形成する固定側型板に対して型開閉する構造となっている。そして、型閉時にキャビティ内に射出・充填された成形材料が固化した後、型開し、キャビティの形状に沿って固化した成形品を、突き出し機構によってキャビティから取り外すことにより得ることができる。
【0004】
一般に突き出し機構は、可動側型板を貫通してキャビティ内に突出可能に設けられたエジェクタピンを、型開閉方向に進退可能に配置されたエジェクタプレートに固定し、このエジェクタプレートを可動側型板に対して相対的に進退させる構造となっている。エジェクタプレートは、背面側(キャビティとは反対側)から可動側受板を貫通する金型側のエジェクタロッドが成形機側のエジェクタロッド(突き出しロッド)により押され、エジェクタプレートをキャビティ側に向けて前進させることにより、キャビティ側に前進される。なお、エジェクタロッドの前進は可動側型板に対して相対的に行われるものであって、可動側型板および可動側受板が前進した状態においては、エジェクタロッドは突き出しロッドに接しておらず、エジェクタプレートおよびエジェクタピンは可動側型板に対して所定位置に保持されている。
【0005】
しかしながらこのような突き出し機構では、エジェクタピンが成形品を直接突き出すときに成形品の表面に突き出し痕が形成されてしまう。そこで、たとえばレンズなど曲面を有する成形品を成形しようとする場合、可動側型板に曲面を形成するコアピン等の複数の入子型を設け、そのうちいずれか(この場合コアピン)をエジェクタピンと同様な機構により型開時に他の部分から突き出させることにより、突き出し痕をつけずに成形品を抜き出す突き出し機構が考えられる(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
この特許文献1では、入子突き出しロッドと入子との間にクリアランスを設けることにより、入子の倒れが突き出しロッドの倒れの影響を受けないようにできる反面、このクリアランス分だけランナ部と製品部との突き出し量に差が生じてしまい、ゲート部近傍に歪みが生じてしまうので、このクリアランスを微小にして突き出し量の差を小さくし、歪みを低減させる機構が提案されている。
【0007】
より一般的には、入子と入子突き出しロッドとの間にクリアランスを設けず、入子突き出しロッドをエジェクタプレート(突き出し板)に固定して、エジェクタプレートを突き出す成形機側突き出しロッドと金型のエジェクタプレートとの間にクリアランスを設ける構成が採用される。この場合、成形機側突き出しロッドの先端位置とエジェクタプレートの背面とを厳密に一致させる必要がないので、金型交換後の位置合わせが容易となるといった利点が得られる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−178371号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、各種部品の小型化に伴い、極薄肉の成形品を射出成形することが求められている。しかしながら、極薄肉品を射出成形する、すなわち粘度の高い成形材料を薄いキャビティの隅々まで充填するためには、成形材料を高圧かつ高速で射出しなければならないので、樹脂圧により金型の各部材に生じる撓み等の変形が従来よりも大きくなり、かつ変形の影響が大であるという問題が生じる。
【0010】
特に、上述のように、キャビティの一部を形成するコアピンを直接あるいは間接にエジェクタプレートに支持させる構造とした場合、コアピンに大きな樹脂圧が加わることにより、コアピンを支持するエジェクタプレートが撓んでコアピンが背面側にずれ、成形品が所定の寸法より厚くなったり、型合わせ面が開いてバリが発生したりする虞がある。さらに、このキャビティに成形材料を充填するための開口部である固定型側のゲートがコアピンに対向して設けられている場合、コアピンの軸方向、つまりエジェクタプレートの撓みが大きくなる方向に、より大きな樹脂圧が加えられてしまうことになる。この問題に対し、一般的な撓みの計算式から、撓みの大きさは板厚の3乗に反比例するので、わずかでもエジェクタプレートの厚みを大きくすることが考えられる。しかし通常は、エジェクタプレートの可動範囲と突き出し量とが決まっていることから、装置構成上、エジェクタプレートの厚みを大きくすることは困難である場合が多い。
【0011】
さらに、射出成形装置に設けられたキャビティが1つのみである場合、キャビティは型板の中央部分に設けられるため、コアピンとエジェクタロッドの軸線が一致する。これにより、エジェクタロッドのために可動側受板に貫通孔が設けられた背面に支えのないエジェクタプレートに対して、コアピンに加えられた軸線方向の負荷がかかり、エジェクタプレートがより一層大きく撓んでしまう虞がある。
【0012】
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたもので、射出成形において、樹脂圧による部材の撓みおよびキャビティの変形を防止し、精度のよい極薄肉品を成形することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明に係る射出成形装置は、成形材料が充填されるキャビティを相互間に形成する固定側型板および可動側型板を有する金型を備えた射出成形装置において、以下の構成を採用している。
すなわち、金型は、可動側型板が固定された可動側取付板と、この可動側取付板と可動側型板との間で、これらに対して可動側型板の進退方向に沿って進退可能に配置されたエジェクタプレートとを有している。そして、キャビティの一部を形成するピン部材が、エジェクタプレートに固定されるとともに、可動側型板を貫通して、この可動側型板に対して進退方向に沿って進退可能に備えられている。
このような構成に加えて、ピン部材と略同一径またはピン部材よりも大径のエジェクタロッドが、ピン部材の背面側に進退方向に沿って略同軸に設けられている。そして、このエジェクタロッドを介してエジェクタプレートを進退させる駆動機構が、エジェクタロッドの背面側を駆動機構により進退方向に沿って常時支持していることが本発明の射出成形装置の特徴とするところである。
【0014】
この発明によれば、型閉時にキャビティ内に射出された成形材料の圧力がピン部材に加えられても、ピン部材の基端部が支持されたエジェクタプレートの背面に設けられたエジェクタロッドが常時支持されているので、エジェクタプレートに撓みが生じず、キャビティの変形による成形品の変形やバリの発生を防止することができる。また、ピン部材を支持するエジェクタプレートをさらにエジェクタロッドによって支持させることにより、エジェクタプレートの厚みを大きくした場合と同様に、エジェクタプレートの撓みを小さくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る射出成形装置の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。図1および図2はそれぞれ型閉時、型開および成形品突き出し時の射出成形装置の要部を示す断面図である。
図1において、符号10は射出成形装置の金型であり、符号20および30はこの金型を構成する固定型および可動型である。固定型20は、成形材料を供給する射出機(図示せず)に取り付けられており、可動型30がこの固定型20に対して進退することにより型開閉が行われる。すなわち、固定型20および可動型30は、それぞれ図示しない固定側プラテンおよび可動側プラテンに固定されており、固定側プラテンに対して可動側プラテンが図の上下方向に進退駆動されることにより、可動型30全体が固定型20に対して進退され、相互間に成形用のキャビティCを形成する。なお本実施形態では、キャビティCは外周にフランジ部を有するドーム状に形成される。
【0016】
固定型20は、キャビティCを形成する固定側型板21と、この固定側型板21の背面(キャビティCとは反対側の面)に配置されたストリッパプレート22と、このストリッパプレート22の背面に配置され固定側プラテン(図示せず)に固定された固定側取付板23と、これらストリッパプレート22および固定側受板23を貫通して設けられ成形材料(溶融樹脂)を供給する射出ノズル(図示せず)が当接するスプルーブッシュ24と、このスプルーブッシュ24を固定側取付板23に固定するロケートリング25とを備えている。
【0017】
固定側型板21の中央部には、キャビティCを形成する入子型21Aと、成形後のランナを成形品およびスプルーブッシュ24から取り外すための入子型21Bとが、型開閉方向に並び、固定側型板21を貫通して設けられている。
入子型21Aの一端面中央部にはキャビティCの一部を形成するキャビティ形成面21aが設けられており、他端面からこのキャビティ形成面21aの中央に貫通する材料通路(ランナ)21bの開口部であるゲート21cが形成されている。
入子型21Bは、この入子型21Aのランナ21bに連通する材料通路(ランナ)21dが設けられている。このランナ21dの射出機側端部には、断面積が大きいフランジ部21eが形成されており、このフランジ部21eによって、成形後に生じる各スプルー24a、ランナ21b,21d内で固化した成形材料(ランナ)Rの途中部分にフランジ形状を形成することができる。
【0018】
ストリッパプレート22および固定側取付板23にはそれぞれ、スプルーブッシュ24を貫通させる貫通孔22a,23aが形成されている。この貫通孔22a,23a内に配置されたスプルーブッシュ24は、中心を貫通する材料通路(スプルー)24aが形成され、固定側取付板23に固定されたロケートリング25と固定側取付板23との間に挟持されている。スプルー24aは、一端側が入子型21Bのランナ21dに連通し、他端側には射出ノズルが接続される。
【0019】
この固定型20は、固定側取付板23に対してストリッパプレート22,固定側型板21が進退可能となっている。つまり、ストリッパプレート22と固定側型板21との間、ストリッパプレート22と固定側取付板23との間が離間できることにより、キャビティC内で成形された成形品とランナRとの切断および射出ノズルとランナRとの切断が可能となる。
【0020】
可動型30は、キャビティCを形成する可動側型板31と、この可動側型板31の背面(キャビティCとは反対側の面)に固定された可動側受板32と、可動側受板32の背面側に間隔を空けて配置された2枚のプレート33A,33Bからなるエジェクタプレート33と、エジェクタプレート33の背面側に配置された可動側取付板34とを備えている。
【0021】
可動側型板31および可動側受板32の中央部には、キャビティCの中央部(ドーム部分)を形成するコアピン(ピン部材)31Aと、その外周部(フランジ部)のキャビティCを形成するスリーブ状の入子型(ピン部材)31Bと、キャビティCの外周面を形成する入子型31Cとが挿通されている。このうち、入子型31Cは、その基端部に形成されたフランジ部が可動側型板31および可動側受板32間に挟持されることにより、可動側型板31および可動側受板32に固定されている。一方、コアピン31Aおよび入子型31Bは、その基端側に形成されたフランジ部がプレート33A,33B間に挟持されることにより、エジェクタプレート33に固定されているとともに、可動側型板31および可動側受板32に対して摺動可能となっている。
【0022】
可動側型板31は、エジェクタガイドピン35によって可動側取付板34に対して所定の間隔を有するように固定されており、可動側プラテン(図示せず)と一体に進退駆動される。この可動側型板31と可動側取付板34との間に配置されたエジェクタプレート33は、エジェクタガイドピン35の外周に嵌合するエジェクタガイドブッシュ36を有しており、エジェクタガイドピン35とエジェクタガイドブシュ36との相対摺動によって、可動側型板31と可動側取付板34との間を進退することができる。
【0023】
エジェクタプレート33の可動側型板31に対する進退は、可動側型板31の背面に固定された金型側エジェクタロッド37に連結固定された成形機側エジェクタロッド(突き出しロッド)40の進退により行われる。したがってエジェクタロッド37は、突き出しロッド40によって常に進退方向に沿って支持されている。
【0024】
エジェクタロッド37はコアピン31Aと軸線を一致させて設けられており、その直径はコアピン31Aよりも大きい。このエジェクタロッド37に突き出しロッド40を接続させるために、可動側取付板34には貫通孔34aが形成されている。なお、突き出しロッド40は、可動型30を進退させる駆動機構とは独立して進退する駆動機構(たとえば油圧シリンダ)50によって駆動される。
【0025】
なお、コアピン31Aと入子型31Bとの型合わせ面には、入子型31Bの外周に連通するガス抜き孔30aが形成されている。また、入子型31Bの外側に嵌合された入子型31Cおよび可動側型板31には、コアピン31Aおよび入子型31Bの進退位置に応じてこのガス抜き孔30aに連通する通気孔30bが形成されている。この通気孔30bには、金型装置の外部からエアを送り込む送気装置(図示せず)が接続されている。これにより、ガス抜き孔30aと通気孔30bとが連通するコアピン31Aおよび入子型31Bの前進時、すなわち型開後にエジェクタプレート33が前進したときに、キャビティCで成形された成形品を、成形品とキャビティC面との間にエアを吹き込んで型から取り外すことができる。
【0026】
成形品を製造するには、まず、以上のように構成された射出成形装置の金型10を図1に示すように型閉し、スプルーブッシュ24および入子型21B,入子型21Aに形成されたスプルー24aおよびランナ21d,21bを通じ、ゲート21cからキャビティC内に成形材料(溶融樹脂)を射出する。このとき、キャビティCの厚さは0.1mm程度であるため、溶融樹脂は高速・高圧で射出される。ゲート21cに対向して設けられたコアピン31Aは、この樹脂圧を受けて背面側に押されるが、コアピン(ピン部材)31Aの背面でエジェクタプレート33とエジェクタロッド37とが一体に固定されていることにより、コアピン31Aを支持する板厚がエジェクタプレート33の厚さとエジェクタロッド37の長さとを足したものとなるので、コアピン31Aを受ける部分のエジェクタプレート33の撓みはごく小さい。さらに、コアピン31Aの背面にはエジェクタプレート33(プレート33B)を介してエジェクタロッド37および突き出しロッド40が軸線を同じくして配置されており、これらエジェクタロッド37および突き出しロッド40によって支持されているため、エジェクタプレート33の撓みによる変位は生じない。
【0027】
次いで、キャビティC内に射出された溶融樹脂が固化した後、射出成形装置の金型10を図2に示すように型開し、成形品を金型10から取り出す。成形品は、離間された固定型20(固定側型板21)と可動型30(可動側型板31)との間にコアピン(ピン部材)31Aおよび入子型(ピン部材)31Bが前進して突出するとともに、ガス抜き孔30aおよび通気孔30bを通じて外部から吹き込まれたエアによって成形面から取り外される。コアピン31Aおよび入子型31Bの前進は、エジェクタロッド37に接続された突き出しロッド40が駆動機構50によって前進されることにより行われる。
【0028】
なお、このとき、固定型20と可動型30との間およびストリッパプレート22と固定側取付板23との間が離間されることにより、ランナRのフランジ部が固定側型板21およびストリッパプレート22に引っかかり、射出ノズルおよび成形品からランナRが取り外されるので、ランナのない成形品が得られる。
【0029】
以上説明したように、コアピン31Aの背面側を、エジェクタプレート33、エジェクタロッド37および突き出しロッド40を介して駆動機構50が常時支持する構成としたことにより、成形材料の射出圧によってコアピン31Aが変位することなく、所望の形状の成形品を製造することができる。
【0030】
なお、以上の実施形態において示した各構成部材、その諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求に基づき種々変更可能である。
たとえば、上記実施形態ではコアピン31A(エジェクタプレート33)の背面にエジェクタロッド37および突き出しロッド40の2部材を配置することにより、駆動機構50が直接支持する構造としたが、突き出しロッド40をエジェクタプレート33の背面まで延ばして当接させることができれば、上記エジェクタロッド37は不要となる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の射出成形装置によれば、型閉時にキャビティ内に射出された成形材料の圧力がピン部材に加えられても、ピン部材の基端部が支持されたエジェクタプレートの背面に設けられたエジェクタロッドが常時支持されているので、エジェクタプレートに撓みが生じず、キャビティの変形による成形品の変形やバリの発生を防止することができる。したがって、高圧での射出が可能となり、精密な極薄肉成形品の製造が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形装置における型閉時の要部を示す断面図である。
【図2】図1に示す射出成形装置における型開・成形品突き出し時の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 金型
21 固定側型板
31 可動側型板
31A コアピン(ピン部材)
31B 入子型(ピン部材)
33 エジェクタプレート
34 可動側取付板
37 エジェクタロッド
50 駆動機構
C キャビティ
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性樹脂などの成形材料の射出成形に用いられる射出成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、相互間にキャビティを形成する固定型と可動型との間に成形材料を射出して成形品を成形する射出成形装置は、固定型に対して可動型を進退させる機構とともに、成形品をキャビティから取り外すための突き出し機構を備えている。
【0003】
このような射出成形装置では、可動側のキャビティを形成する可動側型板と、この可動側型板が固定された可動側受板とが、成形機の可動側プラテンに固定されて一体に進退することにより、固定型に備えられて固定側のキャビティを形成する固定側型板に対して型開閉する構造となっている。そして、型閉時にキャビティ内に射出・充填された成形材料が固化した後、型開し、キャビティの形状に沿って固化した成形品を、突き出し機構によってキャビティから取り外すことにより得ることができる。
【0004】
一般に突き出し機構は、可動側型板を貫通してキャビティ内に突出可能に設けられたエジェクタピンを、型開閉方向に進退可能に配置されたエジェクタプレートに固定し、このエジェクタプレートを可動側型板に対して相対的に進退させる構造となっている。エジェクタプレートは、背面側(キャビティとは反対側)から可動側受板を貫通する金型側のエジェクタロッドが成形機側のエジェクタロッド(突き出しロッド)により押され、エジェクタプレートをキャビティ側に向けて前進させることにより、キャビティ側に前進される。なお、エジェクタロッドの前進は可動側型板に対して相対的に行われるものであって、可動側型板および可動側受板が前進した状態においては、エジェクタロッドは突き出しロッドに接しておらず、エジェクタプレートおよびエジェクタピンは可動側型板に対して所定位置に保持されている。
【0005】
しかしながらこのような突き出し機構では、エジェクタピンが成形品を直接突き出すときに成形品の表面に突き出し痕が形成されてしまう。そこで、たとえばレンズなど曲面を有する成形品を成形しようとする場合、可動側型板に曲面を形成するコアピン等の複数の入子型を設け、そのうちいずれか(この場合コアピン)をエジェクタピンと同様な機構により型開時に他の部分から突き出させることにより、突き出し痕をつけずに成形品を抜き出す突き出し機構が考えられる(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
この特許文献1では、入子突き出しロッドと入子との間にクリアランスを設けることにより、入子の倒れが突き出しロッドの倒れの影響を受けないようにできる反面、このクリアランス分だけランナ部と製品部との突き出し量に差が生じてしまい、ゲート部近傍に歪みが生じてしまうので、このクリアランスを微小にして突き出し量の差を小さくし、歪みを低減させる機構が提案されている。
【0007】
より一般的には、入子と入子突き出しロッドとの間にクリアランスを設けず、入子突き出しロッドをエジェクタプレート(突き出し板)に固定して、エジェクタプレートを突き出す成形機側突き出しロッドと金型のエジェクタプレートとの間にクリアランスを設ける構成が採用される。この場合、成形機側突き出しロッドの先端位置とエジェクタプレートの背面とを厳密に一致させる必要がないので、金型交換後の位置合わせが容易となるといった利点が得られる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−178371号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、各種部品の小型化に伴い、極薄肉の成形品を射出成形することが求められている。しかしながら、極薄肉品を射出成形する、すなわち粘度の高い成形材料を薄いキャビティの隅々まで充填するためには、成形材料を高圧かつ高速で射出しなければならないので、樹脂圧により金型の各部材に生じる撓み等の変形が従来よりも大きくなり、かつ変形の影響が大であるという問題が生じる。
【0010】
特に、上述のように、キャビティの一部を形成するコアピンを直接あるいは間接にエジェクタプレートに支持させる構造とした場合、コアピンに大きな樹脂圧が加わることにより、コアピンを支持するエジェクタプレートが撓んでコアピンが背面側にずれ、成形品が所定の寸法より厚くなったり、型合わせ面が開いてバリが発生したりする虞がある。さらに、このキャビティに成形材料を充填するための開口部である固定型側のゲートがコアピンに対向して設けられている場合、コアピンの軸方向、つまりエジェクタプレートの撓みが大きくなる方向に、より大きな樹脂圧が加えられてしまうことになる。この問題に対し、一般的な撓みの計算式から、撓みの大きさは板厚の3乗に反比例するので、わずかでもエジェクタプレートの厚みを大きくすることが考えられる。しかし通常は、エジェクタプレートの可動範囲と突き出し量とが決まっていることから、装置構成上、エジェクタプレートの厚みを大きくすることは困難である場合が多い。
【0011】
さらに、射出成形装置に設けられたキャビティが1つのみである場合、キャビティは型板の中央部分に設けられるため、コアピンとエジェクタロッドの軸線が一致する。これにより、エジェクタロッドのために可動側受板に貫通孔が設けられた背面に支えのないエジェクタプレートに対して、コアピンに加えられた軸線方向の負荷がかかり、エジェクタプレートがより一層大きく撓んでしまう虞がある。
【0012】
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたもので、射出成形において、樹脂圧による部材の撓みおよびキャビティの変形を防止し、精度のよい極薄肉品を成形することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明に係る射出成形装置は、成形材料が充填されるキャビティを相互間に形成する固定側型板および可動側型板を有する金型を備えた射出成形装置において、以下の構成を採用している。
すなわち、金型は、可動側型板が固定された可動側取付板と、この可動側取付板と可動側型板との間で、これらに対して可動側型板の進退方向に沿って進退可能に配置されたエジェクタプレートとを有している。そして、キャビティの一部を形成するピン部材が、エジェクタプレートに固定されるとともに、可動側型板を貫通して、この可動側型板に対して進退方向に沿って進退可能に備えられている。
このような構成に加えて、ピン部材と略同一径またはピン部材よりも大径のエジェクタロッドが、ピン部材の背面側に進退方向に沿って略同軸に設けられている。そして、このエジェクタロッドを介してエジェクタプレートを進退させる駆動機構が、エジェクタロッドの背面側を駆動機構により進退方向に沿って常時支持していることが本発明の射出成形装置の特徴とするところである。
【0014】
この発明によれば、型閉時にキャビティ内に射出された成形材料の圧力がピン部材に加えられても、ピン部材の基端部が支持されたエジェクタプレートの背面に設けられたエジェクタロッドが常時支持されているので、エジェクタプレートに撓みが生じず、キャビティの変形による成形品の変形やバリの発生を防止することができる。また、ピン部材を支持するエジェクタプレートをさらにエジェクタロッドによって支持させることにより、エジェクタプレートの厚みを大きくした場合と同様に、エジェクタプレートの撓みを小さくすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る射出成形装置の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。図1および図2はそれぞれ型閉時、型開および成形品突き出し時の射出成形装置の要部を示す断面図である。
図1において、符号10は射出成形装置の金型であり、符号20および30はこの金型を構成する固定型および可動型である。固定型20は、成形材料を供給する射出機(図示せず)に取り付けられており、可動型30がこの固定型20に対して進退することにより型開閉が行われる。すなわち、固定型20および可動型30は、それぞれ図示しない固定側プラテンおよび可動側プラテンに固定されており、固定側プラテンに対して可動側プラテンが図の上下方向に進退駆動されることにより、可動型30全体が固定型20に対して進退され、相互間に成形用のキャビティCを形成する。なお本実施形態では、キャビティCは外周にフランジ部を有するドーム状に形成される。
【0016】
固定型20は、キャビティCを形成する固定側型板21と、この固定側型板21の背面(キャビティCとは反対側の面)に配置されたストリッパプレート22と、このストリッパプレート22の背面に配置され固定側プラテン(図示せず)に固定された固定側取付板23と、これらストリッパプレート22および固定側受板23を貫通して設けられ成形材料(溶融樹脂)を供給する射出ノズル(図示せず)が当接するスプルーブッシュ24と、このスプルーブッシュ24を固定側取付板23に固定するロケートリング25とを備えている。
【0017】
固定側型板21の中央部には、キャビティCを形成する入子型21Aと、成形後のランナを成形品およびスプルーブッシュ24から取り外すための入子型21Bとが、型開閉方向に並び、固定側型板21を貫通して設けられている。
入子型21Aの一端面中央部にはキャビティCの一部を形成するキャビティ形成面21aが設けられており、他端面からこのキャビティ形成面21aの中央に貫通する材料通路(ランナ)21bの開口部であるゲート21cが形成されている。
入子型21Bは、この入子型21Aのランナ21bに連通する材料通路(ランナ)21dが設けられている。このランナ21dの射出機側端部には、断面積が大きいフランジ部21eが形成されており、このフランジ部21eによって、成形後に生じる各スプルー24a、ランナ21b,21d内で固化した成形材料(ランナ)Rの途中部分にフランジ形状を形成することができる。
【0018】
ストリッパプレート22および固定側取付板23にはそれぞれ、スプルーブッシュ24を貫通させる貫通孔22a,23aが形成されている。この貫通孔22a,23a内に配置されたスプルーブッシュ24は、中心を貫通する材料通路(スプルー)24aが形成され、固定側取付板23に固定されたロケートリング25と固定側取付板23との間に挟持されている。スプルー24aは、一端側が入子型21Bのランナ21dに連通し、他端側には射出ノズルが接続される。
【0019】
この固定型20は、固定側取付板23に対してストリッパプレート22,固定側型板21が進退可能となっている。つまり、ストリッパプレート22と固定側型板21との間、ストリッパプレート22と固定側取付板23との間が離間できることにより、キャビティC内で成形された成形品とランナRとの切断および射出ノズルとランナRとの切断が可能となる。
【0020】
可動型30は、キャビティCを形成する可動側型板31と、この可動側型板31の背面(キャビティCとは反対側の面)に固定された可動側受板32と、可動側受板32の背面側に間隔を空けて配置された2枚のプレート33A,33Bからなるエジェクタプレート33と、エジェクタプレート33の背面側に配置された可動側取付板34とを備えている。
【0021】
可動側型板31および可動側受板32の中央部には、キャビティCの中央部(ドーム部分)を形成するコアピン(ピン部材)31Aと、その外周部(フランジ部)のキャビティCを形成するスリーブ状の入子型(ピン部材)31Bと、キャビティCの外周面を形成する入子型31Cとが挿通されている。このうち、入子型31Cは、その基端部に形成されたフランジ部が可動側型板31および可動側受板32間に挟持されることにより、可動側型板31および可動側受板32に固定されている。一方、コアピン31Aおよび入子型31Bは、その基端側に形成されたフランジ部がプレート33A,33B間に挟持されることにより、エジェクタプレート33に固定されているとともに、可動側型板31および可動側受板32に対して摺動可能となっている。
【0022】
可動側型板31は、エジェクタガイドピン35によって可動側取付板34に対して所定の間隔を有するように固定されており、可動側プラテン(図示せず)と一体に進退駆動される。この可動側型板31と可動側取付板34との間に配置されたエジェクタプレート33は、エジェクタガイドピン35の外周に嵌合するエジェクタガイドブッシュ36を有しており、エジェクタガイドピン35とエジェクタガイドブシュ36との相対摺動によって、可動側型板31と可動側取付板34との間を進退することができる。
【0023】
エジェクタプレート33の可動側型板31に対する進退は、可動側型板31の背面に固定された金型側エジェクタロッド37に連結固定された成形機側エジェクタロッド(突き出しロッド)40の進退により行われる。したがってエジェクタロッド37は、突き出しロッド40によって常に進退方向に沿って支持されている。
【0024】
エジェクタロッド37はコアピン31Aと軸線を一致させて設けられており、その直径はコアピン31Aよりも大きい。このエジェクタロッド37に突き出しロッド40を接続させるために、可動側取付板34には貫通孔34aが形成されている。なお、突き出しロッド40は、可動型30を進退させる駆動機構とは独立して進退する駆動機構(たとえば油圧シリンダ)50によって駆動される。
【0025】
なお、コアピン31Aと入子型31Bとの型合わせ面には、入子型31Bの外周に連通するガス抜き孔30aが形成されている。また、入子型31Bの外側に嵌合された入子型31Cおよび可動側型板31には、コアピン31Aおよび入子型31Bの進退位置に応じてこのガス抜き孔30aに連通する通気孔30bが形成されている。この通気孔30bには、金型装置の外部からエアを送り込む送気装置(図示せず)が接続されている。これにより、ガス抜き孔30aと通気孔30bとが連通するコアピン31Aおよび入子型31Bの前進時、すなわち型開後にエジェクタプレート33が前進したときに、キャビティCで成形された成形品を、成形品とキャビティC面との間にエアを吹き込んで型から取り外すことができる。
【0026】
成形品を製造するには、まず、以上のように構成された射出成形装置の金型10を図1に示すように型閉し、スプルーブッシュ24および入子型21B,入子型21Aに形成されたスプルー24aおよびランナ21d,21bを通じ、ゲート21cからキャビティC内に成形材料(溶融樹脂)を射出する。このとき、キャビティCの厚さは0.1mm程度であるため、溶融樹脂は高速・高圧で射出される。ゲート21cに対向して設けられたコアピン31Aは、この樹脂圧を受けて背面側に押されるが、コアピン(ピン部材)31Aの背面でエジェクタプレート33とエジェクタロッド37とが一体に固定されていることにより、コアピン31Aを支持する板厚がエジェクタプレート33の厚さとエジェクタロッド37の長さとを足したものとなるので、コアピン31Aを受ける部分のエジェクタプレート33の撓みはごく小さい。さらに、コアピン31Aの背面にはエジェクタプレート33(プレート33B)を介してエジェクタロッド37および突き出しロッド40が軸線を同じくして配置されており、これらエジェクタロッド37および突き出しロッド40によって支持されているため、エジェクタプレート33の撓みによる変位は生じない。
【0027】
次いで、キャビティC内に射出された溶融樹脂が固化した後、射出成形装置の金型10を図2に示すように型開し、成形品を金型10から取り出す。成形品は、離間された固定型20(固定側型板21)と可動型30(可動側型板31)との間にコアピン(ピン部材)31Aおよび入子型(ピン部材)31Bが前進して突出するとともに、ガス抜き孔30aおよび通気孔30bを通じて外部から吹き込まれたエアによって成形面から取り外される。コアピン31Aおよび入子型31Bの前進は、エジェクタロッド37に接続された突き出しロッド40が駆動機構50によって前進されることにより行われる。
【0028】
なお、このとき、固定型20と可動型30との間およびストリッパプレート22と固定側取付板23との間が離間されることにより、ランナRのフランジ部が固定側型板21およびストリッパプレート22に引っかかり、射出ノズルおよび成形品からランナRが取り外されるので、ランナのない成形品が得られる。
【0029】
以上説明したように、コアピン31Aの背面側を、エジェクタプレート33、エジェクタロッド37および突き出しロッド40を介して駆動機構50が常時支持する構成としたことにより、成形材料の射出圧によってコアピン31Aが変位することなく、所望の形状の成形品を製造することができる。
【0030】
なお、以上の実施形態において示した各構成部材、その諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求に基づき種々変更可能である。
たとえば、上記実施形態ではコアピン31A(エジェクタプレート33)の背面にエジェクタロッド37および突き出しロッド40の2部材を配置することにより、駆動機構50が直接支持する構造としたが、突き出しロッド40をエジェクタプレート33の背面まで延ばして当接させることができれば、上記エジェクタロッド37は不要となる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の射出成形装置によれば、型閉時にキャビティ内に射出された成形材料の圧力がピン部材に加えられても、ピン部材の基端部が支持されたエジェクタプレートの背面に設けられたエジェクタロッドが常時支持されているので、エジェクタプレートに撓みが生じず、キャビティの変形による成形品の変形やバリの発生を防止することができる。したがって、高圧での射出が可能となり、精密な極薄肉成形品の製造が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形装置における型閉時の要部を示す断面図である。
【図2】図1に示す射出成形装置における型開・成形品突き出し時の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 金型
21 固定側型板
31 可動側型板
31A コアピン(ピン部材)
31B 入子型(ピン部材)
33 エジェクタプレート
34 可動側取付板
37 エジェクタロッド
50 駆動機構
C キャビティ
Claims (1)
- 成形材料が充填されるキャビティを相互間に形成する固定側型板および可動側型板を有する金型を備えた射出成形装置であって、
前記金型は、前記可動側型板が固定された可動側取付板と、該可動側取付板と前記可動側型板との間でこれらに対して前記可動側型板の進退方向に沿って進退可能に配置されたエジェクタプレートと、該エジェクタプレートに固定されるとともに、前記可動側型板を貫通して該可動側型板に対して前記進退方向に沿って進退可能に備えられ、前記キャビティの一部を形成するピン部材を有し、
該ピン部材と略同一径または該ピン部材よりも大径のエジェクタロッドが、前記ピン部材の背面側に前記進退方向に沿って略同軸に設けられ、
前記エジェクタロッドを介して前記エジェクタプレートを進退させる駆動機構が、前記エジェクタロッドの背面側を前記進退方向に沿って常時支持していることを特徴とする射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003146200A JP2004345275A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003146200A JP2004345275A (ja) | 2003-05-23 | 2003-05-23 | 射出成形装置 |
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JP2004345275A true JP2004345275A (ja) | 2004-12-09 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101642946B (zh) * | 2008-08-08 | 2013-04-24 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 光学元件成型模具 |
-
2003
- 2003-05-23 JP JP2003146200A patent/JP2004345275A/ja not_active Withdrawn
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