JP6000134B2 - モールド射出成形金型 - Google Patents

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Description

本発明は、モールド品の成形を行うモールド射出成形に係り、容易にかつ低コストで角度の異なる複数の斜め穴を形成することが可能な金型構造に関する。
従来、溶融樹脂を射出して成形する成形金型は、固定金型と可動金型とを当接させてキャビティを形成し、そのキャビティに樹脂材料を射出して成形した後、可動金型の型開き時に、成形品をエジェクトピンにより離型させるように構成しているが、例えば、斜め穴を有する成形品の成形金型として特許文献1に示す成形金型が知られている。
特許文献1に示す成形金型は、第1の金型部材と、進退自在に配設され、型閉状態及び型締状態において前記第1の金型部材との間にキャビティ空間を形成する第2の金型部材と、進退自在に配設され、かつ、前記キャビティ空間を斜めに貫通させて配設される傾斜ピンと、前記第2の金型部材を進退させるタイミングと、前記傾斜ピンを進退させるタイミングとを異ならせるタイミング調整手段とを有し、前記タイミング調整手段によって、型締状態から型開状態に移行する際に、前記傾斜ピンを後退させて前端を成形品から抜いた後に、型開きを開始し、傾斜ピンによって斜め穴を形成するとともに、傾斜ピンを成形品から抜いた後に型開き及び離型を行うように構成している。
特開平9−300362号公報
特許文献1に示す成形金型は、成形品に形成する複数の斜め穴が同一角度・同一方向であり、角度の異なる複数の斜め穴では対応できず、このような角度の異なる複数の斜め穴は置き駒方式の成形金型であれば形成は可能であるが、成形後斜め穴を形成しているピンを手作業で抜かなければいけないため作業性が悪い、という課題を有していた。
そこで、本発明は、角度の異なる複数の斜め穴を通常の金型動作で形成することができるモールド射出成形金型を提供することにある。
本発明は、固定金型と、この固定金型に対して進退自在に配置した可動金型と、型締時に固定金型と可動金型によって形成されるキャビティ空間に斜めに配置される複数のピンと、この各ピンを前記可動金型側に保持する保持プレートとを備え、前記各ピンの基部にそれぞれ球状のツバ部を形成するとともに、前記保持プレートに前記ツバ部を回動自在に枢着し、かつ、摺動自在に案内するガイド溝を設け、前記保持プレートによって各ピンを保持した状態で前記キャビティ空間内に樹脂を射出し、この樹脂を固化させて成形品を成形する際、前記複数のピンによって前記成形品に角度の異なる複数の斜め穴を形成することを特徴とする。
さらに、本発明は、前記保持プレートに前記ツバ部と嵌合する曲面部を有して前記保持プレートの長手方向に沿って連続するガイド溝と、このガイド溝と連通して前記ガイド溝で保持した前記ピンを貫通する長穴とを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記キャビティ空間を形成する前記可動金型の部品コアに前記ピンを貫通する傾斜状のガイド穴を形成し、このガイド穴の傾斜によって前記斜め穴の傾斜角を設定することを特徴とする。
さらに、本発明は、固定金型に対して可動金型を後退させて型開きする際、型開き動作と連動して前記ピンは前記ガイド穴の傾斜に沿ってスライドし、成形品の斜め穴から前記ピンが抜け出すことを特徴とする。
本発明によれば、成型品に斜め穴に形成するピンは、基部側に形成する球状のツバ部が保持プレートのガイド溝に回動自在に枢着されおり、成形品の斜め穴の角度によって簡単にピンの角度を自由に設定することができる。さらに、型開き時において、可動金型と共に移動する保持プレートの後退動作によって部品コアに形成するガイド穴に傾斜に沿ってツバ部がガイド溝内を摺動して固化した成形品からピンが抜け出るため、角度の異なる複数の斜め穴を通常の金型動作で形成することができる。
本発明の斜め穴を成形するピン構造を示す断面図である。 本発明の射出成形用モールド金型の断面図である。 本発明の成形品取り出す際の動作を示す断面図である。 図3のA−A線断面図である。 本発明のピンの保持プレートを示す平面図である。 本発明のピンの保持プレートを示す斜視図である。
本発明の一実施例を図面を用いて説明する。図1は斜め穴を成形するピン構造を示す断面図、図2は本発明の射出成形用モールド金型構造を示す断面図である。
1は固定側取付板であり固定側の金型を射出成形機に取り付ける為の部品である。2は固定側型板であり成形品Sを成形する部品キャビ9を保持している。3はランナープレートであり固定側取付板1と固定側型板2の間に位置する部品である。4はストリッパープレートで成形品Sを成形する部品コア10を保持している。5はスペーサブロックであり成形部となるキャビティ空間Kで成形された成形品Sを可動金型より離型させる為のエジェクタストローク17を確保する為の部品である。6は可動側取付板であり可動型を射出成形機に取り付ける為の部品である。7はエジェクタプレート上、8はエジェクタプレート下でありキャビティ空間Kで成形された成形品Sを突き出す為のエジェクタピン18のツバ部を挟み込み保持する為の部品である。12はロケートリングであり成形機と金型の位置決め部品である。13はスプルーブシュであり成形機のノズルより射出注入された高温の溶融樹脂を金型内へ導く部品である。14はスプルーブシュ13に溶融樹脂を流し込むことで形成される一次スプルー部である。15は二次スプルー部である。16は一次スプルー部から二次スプルー部15へ樹脂を流す為のランナー部である。19は成形品Sの斜め穴S1を形成するためのピンである。20はピン19を保持する保持プレートであり、この保持プレート20は可動側型板21によって保持される。
ピン19は基部側に球状のツバ部22を有し、保持プレート20にはツバ部22を回動自在に枢着する曲面部を有する半球状のガイド溝24と、このガイド溝24と連通して前記ピン19を挿通する長穴25が保持プレート20の長手方向に沿うようにして形成されている。また、部品コア10には成形品Sの斜め穴S1の傾斜角に対応する傾斜状のガイド穴26が形成され、長穴25から突出させたピン19をガイド穴26に貫通させることによって、図1、図3に示すように、ピン19はガイド穴26に沿って傾斜した状態で部品キャビ9と部品コア10とで形成されるキャビティ空間K内に配置される。
前記構成の成形金型において、図示しない駆動手段によって可動側型板21を前進(図2における上方に移動)させ、可動側型板21と固定側型板2とを型締すると、部品コア10と部品キャビ9とでキャビティ空間Kが形成される。成形品Sの斜め穴S1を形成するためのピン19は、ピン19の基部側に形成する球状のツバ部22が保持プレート20のガイド溝24に沿って摺動自在であり、かつ、回動自在に支持されている。また、ピン19の先端側は保持プレート20の長穴25と部品コア10に形成するガイド穴26を貫通させてキャビティ空間K内に臨む。これにより、図1に示すように、可動金型と固定金型の型締状態において、ピン19は、ガイド穴26に沿って傾斜した状態でキャビティ空間K内に配置される。
可動金型と固定金型との型締め状態でノズルから樹脂が射出された樹脂はスプルーブシュ13、ランナ23を通ってキャビティ空間Kに充填され、キャビティ空間K内の樹脂が固化した後、可動側型板21を後退(図2における下方に移動)させて型開きする。このとき、図4に示すように、保持プレート20及び該保持プレート20に組み付けたピン19が可動側型板21と共に後退する。ピン19は、その基部側に形成する球状のツバ部22が保持プレート20のガイド溝24に回動自在かつ摺動自在に組み付けられているため、保持プレート20の後退動作によって部品コア10に形成するガイド穴26に傾斜に沿ってツバ部22がガイド溝24内を摺動しながら後退し、固化した成形品Sから抜け出て、ピン19によって成形品Sに斜め穴S1が成形される。この後、エジェクタプレート7,8を前進させ、エジェクタピン18によってキャビティ空間K内において固化した残った成形品Sを突き出して離型させる。
このようにして、成形品Sにはピン19による斜め穴S1が形成される。斜め穴S1を形成するピン19は、基部側に形成する球状のツバ部22が保持プレート20のガイド溝24に回動自在に枢着されおり、成形品Sの斜め穴S1の角度によって簡単にピン19の角度を自由に設定することができる。さらに、型開き時において、可動側型板21と共に移動する保持プレート20の後退動作によって部品コア10に形成するガイド穴26に傾斜に沿ってツバ部22はガイド溝24内を摺動する。これにより、固化した成形品Sからピン19が抜け出るため、ピン19によって角度の異なる複数の斜め穴S1を通常の金型動作で形成することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形実施が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
1 固定側取付板
2 固定側型板
6 可動側取付板
9 部品キャビ
10 部品コア
19 ピン
20 保持プレート
21 可動側型板
22 ツバ部
24 ガイド溝
25 長穴
26 ガイド穴
K キャビティ空間
S 成形品
S1 斜め穴

Claims (3)

  1. 固定金型と、この固定金型に対して進退自在に配置した可動金型と、型締時に固定金型と可動金型によって形成されるキャビティ空間に斜めに配置される複数のピンと、前記ピンを前記可動金型側に保持する保持プレートとを備え、
    記ピンの基部は、それぞれ球状のツバ部を備え、
    前記保持プレートは、前記ツバ部を回動自在に枢着する曲面部を有して前記保持プレートの長手方向に沿って連続するガイド溝を備え、
    このガイド溝と連通して前記ガイド溝で保持した前記ピンを貫通する長穴とを備え、
    前記保持プレートによって前記ピンを保持した状態で前記キャビティ空間内に樹脂を射出し、この樹脂を固化させて成形品を成形する際、前記ピンによって前記成形品に角度の異なる複数の斜め穴を形成することを特徴とするモールド射出成形金型。
  2. 前記キャビティ空間を形成する前記可動金型の部品コアは、前記ピンを貫通する傾斜状のガイド穴を備えし、このガイド穴の傾斜によって前記斜め穴の傾斜角が設定されることを特徴とする請求項1記載のモールド射出成形金型。
  3. 前記固定金型に対して前記可動金型を後退させて型開きする際、型開き動作と連動して前記ピンは前記ガイド穴の傾斜に沿ってスライドし、成形品の斜め穴から前記ピンが抜け出すことを特徴とする請求項2記載のモールド射出成形金型。
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