JP3225494B2 - 再分散性の粘着付与剤粉末 - Google Patents

再分散性の粘着付与剤粉末

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、再分散性の粘着付与剤粉末および粉末状ま
たは水に再分散した状態にある再分散性の粘着付与剤粉
末からなる接着剤に関する。
例えばビニルエステル類、(メタ)アクリル酸エステ
ル類、スチレン等のホモポリマーまたはコポリマーを接
着剤とするポリマーの使用は、塗布における重要な分野
を形成する。その1つに酢酸ビニル−エチレンコポリマ
ーをフローリング接着剤として使用する例がある(欧州
特許出願公開第23,360号明細書、米国特許第4,322,330
号明細書)。欧州特許出願公開第620,243号明細書に
は、ビニルエステル−アクリル酸エステルコポリマーを
接触型接着剤またはフローリング接着剤として使用する
方法が記載されている。ドイツ特許出願公開第3,737,63
0号明細書(米国特許第4,975,481号明細書)は、エチレ
ン−酢酸ビニルコポリマーをベースとする接触型接着剤
に関するものである。欧州特許出願公開第17,986号明細
書(米国特許第4,322,516号明細書)には、アクリル酸
エステル−酢酸ビニル−エチレンコポリマーをベースと
する接触型接着剤が開示されている。欧州特許出願公開
第490,191号明細書(米国特許第5,196,468号明細書)
は、アクリル酸エステルの水性ラテックスをフローリン
グ接着剤として使用する方法に関するものである。上述
の塗布において、これらのポリマーは原理的には粉末状
または水分散液の状態で用いることができる。
特に接触型接着剤またはフローリング接着剤として使
用する場合は、粘着性を向上させるために、粘着付与物
質や、樹脂粘着付与剤等の粘着付与剤を添加することが
しばしば必要である。これらの粘着付与剤は、可塑剤中
で溶液として水分散液に添加することができる(欧州特
許出願公開第23,360号明細書)。ドイツ特許出願公開第
3,737,630号明細書には、粘着付与剤を有機溶媒中の溶
液としてないしは溶解した状態でポリマー分散液に添加
する旨が開示されている。欧州特許出願公開第490,191
号明細書には、溶解した樹脂粘着付与剤および界面活性
物質を接着剤分散液に添加する方法が記載されている。
欧州特許出願公開第620,243号明細書においては、樹脂
粘着付与剤の水懸濁液が接着剤分散液に添加される。
粘着付与剤溶液の場合には、これらの方法は処理中ま
たは処理後に揮発性溶媒が放出されるという不都合があ
る。溶解した状態での樹脂粘着付与剤の添加は、時間が
かかり、しかも大量のエネルギーを必要とする処理工程
を含むので、接着剤の製造費が高くつく。粘着付与剤の
水分散液を添加する場合は、通常接着剤分散液が不必要
なまでに希釈される。しかも、添加工程を省略して、粘
着付与剤の水分散液を接着剤粉末と均一に混合すること
は不可能である。
そのため、従来は、上述した不都合を生じることな
く、粉末および水性の双方の接着剤を変性することがで
きる粘着付与剤組成物を得ることを目的としていた。
今やその目的が、簡単に粉末状接着剤および接着剤水
分散液の双方の状態で用いることができる水に再分散性
の粉末状粘着付与剤組成物によって達成された。
すなわち、本発明は、下記a)〜d)からなる水に再
分散性の粘着付与剤粉末組成物を提供することにある。
a)1種またはそれ以上の粘着付与物質、 b)オレフィン性不飽和モノ−またはジカルボン酸もし
くはその酸無水物をモノマー単位とする水可溶性のホモ
ポリマーまたはコポリマー、およびフェノールスルホン
酸−ホルムアルデヒド縮合物から成る群から選ばれる1
種またはそれ以上の化合物であって、上記コポリマーが
更に遊離基重合性モノマー単位の部分を2〜50モル%含
有し、上記化合物の水可溶性は23℃で水100gに10g以上
であり、重合平均分子量として測定される上記化合物の
分子量が5,000g/mol〜250,000g/molであり、上記化合物
が粘着付与物質の全乾燥重量に対して2〜50重量%であ
る化合物、 c)a)とb)の固形分の全重量に対して0〜30重量%
のアンチブロッキング剤、および d)組成物の全重量に対して0〜50重量%の他の添加
剤。
好適な粘着付与物質としては、例えば慣用の粘着付与
剤が挙げられ、具体的にはロジン、公知のバルサム樹脂
やトール樹脂の他に、二量化、不均化および水素化され
たロジンなどの誘導体等が例示される。さらに、ロジン
のジエチレングリコールエステル類のバルサム樹脂のグ
リコールエステル類、グリセロールエステル類、ペンタ
エリスリトールエステル類、炭化水素樹脂、ポリテルペ
ン樹脂、クマロン−インデン樹脂、テルペン−フェノー
ル樹脂などが例示される。
中でも、上述のロジンとそのエステル類が好ましい。
成分b)としては、オレフィン性不飽和モノ−または
ジカルボン酸類もしくはそれらの酸無水物類をモノマー
単位とする、中和されてないかあるいは部分的に中和さ
れた水可溶性のホモポリマーまたはコポリマーが好まし
い。具体的には、アクリル酸、メタクリル酸またはマレ
イン酸(酸無水物)のホモポリマーまたはコポリマー、
特にポリアクリル酸またはポリメタクリル酸が好まし
い。上記したアクリル酸、メタクリル酸またはマレイン
酸(酸無水物)単位あるいはこれらと共重合可能なモノ
マー単位からなるコポリマーが好ましく、特にこれらの
コポリマーの酸含有量が80モル%を超えるものが好まし
い。共重合可能なモノマーとしては、エチレン、プロピ
レン、スチレン等のビニル芳香族化合物などのアルケン
類、好ましくはアクリル酸ブチル等のアクリル酸エステ
ル類、メタクリル酸メチル等のメタクリル酸エステル
類、メチルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル
類、メタクリルアミド、アクリルアミドなどが例示され
る。好ましいコポリマーとしては、マレイン酸−メチル
ビニルエーテル、メタクリル酸−メタクリル酸メチル、
メタクリル酸−アクリルアミドコポリマー等が例示され
る。ここで、“水可溶性”とは、水100gに23℃で10g以
上の溶解度を有するものである。
これらのポリマーの分子量は、例えばゲル・パーミエ
ーション・クロマトグラフィー法により測定される重量
平均分子量が250,000g/mol以下、好ましくは150,000g/m
ol以下、特に分子量が5,000〜50,000g/molの範囲にある
ことが好ましい。
成分b)として記載されたポリマーは、例えば溶液重
合、バルク重合等の当業者にとって従来公知の方法によ
り製造される。また、多くの場合、これらのポリマーは
商業的に入手可能である。
粘着付与剤粉末組成物中の成分b)の量は、粘着付与
物質の全乾燥重量に対して5〜35重量%の範囲にあるこ
とが好ましい。
好ましい成分b)として具体的に例示したオレフィン
性不飽和モノ−またはジカルボン酸もしくはその酸無水
物の中和されてないかあるいは部分的に中和されたホモ
ポリマーまたはコポリマーを中和することにより、組成
物と失活された保護コロイドとのアクセスを速めること
が可能である。事実、公知の分散粉末に保護コロイドを
作用させると、多くの塗布において製品の特性に望まし
くない結果を与えることが判明した。例えば接着剤を塗
布する場合には、水可溶性剤の噴霧を補助する保護コロ
イドの特質から、保護コロイドの噴霧量の割合によって
多くの場合接着剤および/または粘着付与添加剤の粘着
性に悪影響を及ぼす。
再分散液のpHを所望の範囲に調節るよう、粉末中の量
が計算された適当量の中和剤を予め含有する粘着付与剤
粉末組成物を調製することにより、中和を遂行すること
ができる。さらに、中和剤で変性されていない粘着付与
剤粉末組成物を水に再分散させ、次いで例えば水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の中和
剤を添加して、所望のpH範囲に調節する方法を選択して
もよい。
中和が所望であれば、中和剤がなお新規な粘着付与剤
粉末組成物中に残存することが好ましいかろう。これら
の中和財は、乾燥して得られる上記粉末と、更に必要に
応じて併用される粉末状の添加剤と混ざり合うことが好
ましい。用いられる中和剤の量は、それぞれの粘着付与
剤粉末組成物と粘着付与粉末および水から得られる接着
剤の分散液を調製したときのpHとに依存する。例えば、
適切なpHは、異なったpHレベルで粘着付与粉末を水に攪
拌した時に、安定した再分散液を検査することにより容
易に求めることができる。好適な中和剤としては、例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム等の慣用の無機塩基が挙げられる。
アンチブロッキング剤を添加する場合には、その割合
はa)とb)の固形分の全重量に対して4〜20重量%の
範囲にあることが好ましい。アンチブロッキング剤(成
分c)としては、微粉砕された珪酸アルミニウム、キー
ゼルグール、焼成シリカ、沈殿シリカ、コロイド珪酸、
マイクロシリカ、カオリナイト、タルク、珪藻土、炭酸
カルシウム、マグネシウムハイドロシリケート等が例示
される。アンチブロッキング剤は、特にその平均粒子径
が0.1〜50μmの範囲にあることが好ましい。
意図する塗布に対応して、粘着付与剤粉末組成物には
必要に応じて更に添加剤を含有させることができる。
必要に応じて、例えばポリシロキサン類、金属石鹸等
に基づく疎水化処理剤をベースポリマーに対して0.5〜2
0重量%、好ましくは0.5〜10重量%の範囲で存在させる
ことが可能である。
さらに、乳化剤、湿潤剤等の界面活性物質をベースポ
リマーに対して0.1〜2.0重量%、好ましくは0.1〜1.0重
量%の範囲で存在させることも可能である。その例とし
てはアニオンやノニオン界面活性剤がある。
必要に応じて、例えば高分子量のポリアクリル酸類に
基づく濃化剤をベースポリマーに対して0.5〜15重量
%、好ましくは0.5〜10重量%の範囲で存在させること
も同様に可能である。
さらにまた、通常の添加剤の例として、消泡剤を必要
に応じてベースポリマーに対して0.05〜2.0重量%、好
ましくは0.05〜1.0重量%の割合で用いることができ
る。
水に再分散性の粘着付与剤粉末組成物を調製するに
は、粘着付与物質すなわち粘着付与剤a)が水分散液ま
たは水性エマルジョン液として用いられる。この分散液
またはエマルジョン液に噴霧する保護コロイドb)が好
ましくは水溶液の状態で添加され、混ぜ合わされる。し
かし、噴霧する保護コロイドの一部または全部を水溶液
の状態から出発し、乳化もしくは分散した状態または直
接バルクもしくは溶解した状態のいずれかの形態で粘着
付与物質(粘着付与剤)を添加することも可能である。
予め乳化されてない成分a)を使用する場合は、その前
処理として成分b)の水溶液中で予め十分に乳化または
分散させておいて、均一な分散液またはエマルジョン液
を存在させることができる。適宜用いられる濃化剤、界
面活性物質、疎水化処理剤、消泡剤および他の添加剤
は、乾燥する前に水性混合物に添加することが好まし
い。
上記成分を混合した後に分散液は乾燥される。この乾
燥は、噴霧乾燥または凍結乾燥が好ましく、中でも噴霧
乾燥が好ましい。この処理においては、例えば加熱また
は非加熱の乾燥ガス気流中で多重物質ノズルを通してま
たはディスクを用いて噴霧する公知の装置を使用するこ
とが可能である。乾燥ガスとしては一般に空気、窒素ま
たは窒素含量の高い空気が用いられ、その温度は一般に
250℃を超えてはならない。最適な乾燥ガス温度は幾つ
かの実験により求めることができ、多くの場合60℃以上
の温度が特に適当であることが判明した。
蓄熱温度が上昇するので、例えばケーキングとブロッ
キングの防止および/または粉末の流動性の向上のため
に、アンチブロッキング剤c)を粉末に添加することが
できる。この添加は、粉末がまた細かく分離している
間、例えば乾燥ガス中にまだ懸濁している間に行うこと
が好ましい。特に、アンチブロッキング剤は、乾燥装置
に、分散液とは同時にではあるが分離して計量しながら
添加される。
粘着付与剤粉末組成物中に1種またはそれ以上の中和
剤を含有させる場合は、粘着付与剤粉末に固形物の状態
で中和剤を添加することが好ましい。また、中和剤も乾
燥装置に、分散液とは同時であるが分離して計量しなが
ら添加することができる。このように別異の処理におい
て、噴霧乾燥が特に適当であることが判明した。
粘着性を変化させるために、粘着付与剤粉末組成物が
接着剤の水分散液または粉末状の接着剤に添加される。
粘着付与剤粉末は粉末状または水分散液の状態で添加す
ることができる。用いる粘着付与剤粉末の量は、接着剤
中のベースポリマーに対して一般に1〜150重量%の範
囲にある。
さらに、本発明は、粉末状または水に再分散した状態
にある粘着付与剤粉末組成物からなる粉末状の接着剤お
よび接着剤の水分散液を提供する。
好適な接着剤粉末または接着剤の水分散液としては、
ビニルエステル類、アクリル酸エステル類、メタクリル
酸エステル類、スチレン、塩化ビニル等をモノマー単位
とするホモポリマーおよびコポリマーあるいはこれらの
ベースポリマーの混合物により構成される群から選ばれ
る水不溶性のポリマーをベースとしたものが挙げられ
る。
好適なビニルエステル類のホモポリマーまたはコポリ
マーは、炭素数1〜18の直鎖状または分岐状カルボン酸
のビニルエステル類から成る群から選ばれる1種または
それ以上のモノマー単位からなる。好適な(メタ)アク
リル酸エステル類のポリマーは、炭素数1〜18の直鎖状
もしくは分岐状アルコールを有するアクリル酸またはメ
タクリル酸のホモポリマーおよびコポリマーである。
好ましいビニルエステル類としては、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、2−エチルヘキサン酸
ビニル、ラウリル酸ビニル、酢酸1−メチルビニル、ビ
バリン酸ビニル等の他に、例えばVV5R、VeoVa9R、VeoVa
10R等の炭素数5または9〜10のα位が分岐したモノカ
ルボン酸のビニルエステル類などが挙げられる。中でも
酢酸ビニルが好ましい。
好ましいアクリル酸エステル類およびメタクリル酸エ
ステル類としては、アクリル酸メチル、メタクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸n−
ビチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸i−ブチ
ル、メタクリル酸i−ブチル、アクリル酸t−ブチル、
メタクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等が挙げられる。
中でも、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アク
リル酸n−ブチルおよびアクリル酸2−エチルヘキシル
が好ましい。
好適なビニルエステル類のポリマーの例としては、酢
酸ビニルホモポリマー等のビニルエステルホモポリマー
や、下記のコポリマーがある。
すなわち、エチレン含量が1〜60重量%の酢酸ビニル
−エチレン等のビニルエステル−エチレンコポリマー; エチレン含量が1〜40重量%および塩化ビニル含量が20
〜80重量%の酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル等のビ
ニルエステル−エチレン−塩化ビニルコポリマー; ラウリル酸ビニル、ピバリン酸ビニル、2−エチルヘキ
サン酸ビニル、特にバルサン酸(Versatic acid)ビニ
ルエステル(VeoVa9R、VeoVa10R)等のα位が分岐した
カルボン酸のビニルエステル類などを1〜50重量%含有
する1種またはそれ以上の共重合可能なビニルエステル
類と酢酸ビニルとのコポリマー、これらのコポリマーは
またはエチレンを1〜40重量%含有してもよい; 特に酢酸ビニル等のビニルエステル含量が30〜90重量
%、および特にアクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−
エチルヘキシル等のアクリル酸エステル含量が1〜60重
量%のビニルエステ−アクリル酸エステルコポリマー、
これらのコポリマーはまたエチンレンを1〜40重量%含
有してもよい; 30〜75重量%の酢酸ビニル、1〜30重量%のラウリル酸
ビニルまたは特にバルサン酸ビニルエステル等のα位が
分岐したカルボン酸のビニルエステル類、および1〜30
重量%の特にアクリル酸n−ブチルまたはアクリル酸2
−エチルヘキシル等のアクリル酸エステルのビニルエス
テル−アクリル酸エステルコポリマー、これらのコポリ
マーはまたエチレンを1〜40重量%含有してもよい; ビニルエステルとマレイン酸またはフマル酸のジイソプ
ロピル、ジn−ブチル、ジt−ブチル、ジエチルヘキシ
ルエステル、メチルn−ブチルエステル等とのコポリマ
ー、例えば酢酸ビニルと10〜60重量%の上記マレイン酸
エステル類またはフマル酸エステル類の1種またはそれ
以上とのコポリマーが例示され、これらのコポリマーは
更にエチレンやラウリル酸ビニル、バルサン酸ビニルエ
ステル等の共重合可能な他のビニルエステル類を含有し
てもよい。
好適な(メタ)アクリル酸エステル類のポリマーとし
ては、アクリル酸n−ブチルまたはアクリル酸2−エチ
ルヘキシルのホモポリマーや、35〜60重量%のメタクリ
ル酸メチルと65〜35重量%のアクリル酸n−ブチルおよ
び/またはアクリル酸2−エチルヘキシルとのコポリマ
ーが例示される。
前述のビニルエステル−塩化ビニルコポリマー以外の
塩化ビニルポリマーの例としては、塩化ビニル−エチレ
ンコポリマーがある。
スチレンポリマーの例としては、スチレン−ブタジエ
ンコポリマーや、いずれの場合もスチレン含量が1〜70
重量%のスチレン−アクリル酸n−ブチル、スチレン−
アクリル酸2−エチルヘキシル等のスチレン−アクリル
酸エステルコポリマーがある。
また、上記のポリマーには、水溶解性の向上、架橋、
または接着特性の変性のために、いずれの場合も全ポリ
マー重量に対して1種またはそれ以上の補助モノマー単
位を0.05〜30.0重量%、好ましくは0.5〜15重量%含有
してもよい。
水溶解性を向上させるために用いられる好適な補助モ
ノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド等のα,β−モノエチレン性不飽和モノ−およ
びジカルボン酸類とそれらのアミド類や、エチレン性不
飽和スルホン酸類とそれらの塩類、好ましくはビニルス
ルホン酸、2−アクリルアミドプロパンスルホン酸塩お
よび/またはN−ビニルピロリドンが例示される。
架橋作用を有するモノマー単位は、全ポリマー重量に
対して0.5〜5.0重量%の割合でポリマー中に存在するこ
とが好ましい。その例としては、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−メチロールメタクリルアミド;N−(i−
ブトキシメチル)アクリルアミド(IBMA)、N−(i−
ブトキシメチル)メタクリルアミド(IBMMA)、N−
(n−ブトキシメチル)アクリルアミド(NBMA)、N−
(n−ブトキシメチル)メタクリルアミド(NBMMA)等
のC1〜C6のアルキル基を有するN−(アルコキシメチ
ル)アクリルアミド類またはN−(アルコキシメチル)
メタクリルアミド類;エチレングリコールジアクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、1,4−ブ
チレングリコールジアクリレート、プロピレンゲルコー
ルジアクリレート、アジピン酸ジビニル、ジビニルベン
ゼン、メタクリル酸ビニル、アクリル酸ビニル、メタク
リル酸アリル、アクリル酸アリル、マレイン酸ジアリ
ル、フタル酸ジアリル、フマル酸ジアリル、メチレン−
ビスアクリルミド、アクリル酸シクロペンタジエニル、
シアヌール酸トリアリル等の複数のエチレン性不飽和基
を有するコモノマーが例示される。
粘着付与剤粉末で変性された接着剤粉末または接着剤
の水分散液は、特に接触型接着剤、フローリング接着剤
および構造用接着剤の使用に好適である。
実施例 用いられる物質 ・粘着付与剤T−1 スノータック(Snowtack)−52CF:乳化剤で安定化さ
れた固形分含量50%のロジンの水性エマルジョン、テネ
コ社から入手可能。
・分散液DI−1 アクリル酸2−エチルヘキシル含量48重量%、酢酸ビ
ニル含量36重量%およびエチレン含量16重量%の酢酸ビ
ニル−エチレン−アクリル酸エチルヘキシルコポリマー
をベースとする固形分含量60%の水分散液であり、乳化
剤で安定化されている。
・分散粉末DP−1 ベース分散液の固形分含量に対して噴霧保護コロイド
として20重量%のポリメタクリル酸を有する分散液DI−
1ベースの再分散性粉末。
・噴霧保護コロイドソカラン(Sokalan)−CP13 ソカランCP13は分子量約20,000の変性ポリアクリル酸
であり、BASF社から入手可能。
・噴霧保護コロイドベルシコール(Versicol)−K11 ベルシコール−K11は分子量約10,000のポリメタクリ
ル酸であり、アライドコロイド社から入手可能。
・噴霧保護コロイドスパレックス(Suparex)−PD41 スパレックス−PD41は低分子量のフェノールスルホン
酸−ホルムアルデヒド縮合物であり、英国ホジソン社か
らその製品を入手することが可能。
・噴霧保護コロイドビンナパス(Vinnapas)−M13/140 ビンナパスM13/140は加水分解度86〜88モル%のポリ
ビニルアルコールであり、ワッカー・ケミーGmbHから入
手可能。
実施例1 4000重量部の粘着付与剤T−1および濃度25%のベル
シコール−K11水溶液1600重量部(T−1樹脂に対して2
0%)を完全に混合した。分散液のpHは3.8であった。こ
の混合物を二重(dual−substance)ノズルにより噴霧
乾燥した。噴霧成分として3バールに予め加圧された空
気を用い、形成された液滴を120℃に加熱した乾燥空気
との並流で乾燥した。得られた乾燥粉末をカオリナイト
をベースとする市販のアンチブロッキング剤10重量%
(粘着付与剤T−1の固形分とベルシコール−K11の固
形分に対して)と混合した。
実施例2 4000重量部の粘着付与剤T−1および濃度28%のソカ
ラン−CP13水溶液1429重量部(T−1樹脂に対して20
%)を完全に混合した。混合物のpHは3.9であった。以
下、実施例1と同様にして粉末を調製した。
実施例3 4000重量部の粘着付与剤T−1および濃度47%のスパ
レックス−PD41水溶液851重量部(T−1樹脂に対して2
0%)を完全に混合した。混合物のpHは6.9であった。以
下、実施例1と同様にして粉末を調製した。
比較例1 4000重量部の粘着付与剤T−1および濃度11%のM13/
140水溶液3636重量部(T−1樹脂に対して20%)を完
全に混合した。混合物のpHは7.6であった。以下、実施
例1と同様にして粉末を調製した。
試験成績 噴霧保護コロイドの失活 噴霧保護コロイドの失活を調査するために、それぞれ
上記実施例1〜比較例1で得られた粘着付与剤粉末の再
分散性に対する噴霧すべき分散液のpHの影響について調
査した。このために、各粘着付与剤粉末50gをそれぞれ
水50gに加えて攪拌し、再分散性を定性的に評価した。
表1には、保護コロイドの中和によるコロイドの失活、
および単なるpH変化によって再分散性の系がどれほど非
分散性の系を形成するかを示す。この試験による再分散
性が劣るほど、粘着付与剤として使用した場合の粘着付
与効果は良好である。
粘着性試験 新規な粘着付与剤粉末の粘着付与効果を試験するため
に、下記の組成を有する接着剤の水分散液をそれぞれ調
製した。水分散液の調製には、分散液DI−1、分散粉末
DP−1の50%再分散液、および実施例1で得られた粘着
付与剤粉末の50%再分散液を出発材料として用いた。
・接着剤1(比較) 固形分含量50%の分散粉末DP−1を水に再分散したも
の。
・接着剤2 分散粉末DP−1の再分散液と実施例1で得られた粘着
付与剤粉末の重量比60:40の混合物であり、そのpHは3.9
であった。
・接着剤3 分散粉末DP−1の再分散液と実施例1で得られた粘着
付与剤粉末の重量比60:40の混合物である。混合物のpH
をアンモニアで7.3に調節した。
・接着剤4 分散液DI−1と実施例1で得られた粘着付与剤粉末の
再分散液との重量比60:40(固形分含量:固形分含量で
計算)の混合物である。混合物のpHは4.4であった。
・接着剤5 分散液DI−1と実施例1で得られた粘着付与剤粉末の
再分散液との重量比60:40(固形分含量:固形分含量で
計算)混合物である。混合物のpHをアンモニアで7.3に
調節した。
以上の接着剤分散液を箱型のドクターナイフを用いて
可撓性のPVCフィルムに均一な厚さで、乾燥後の単位面
積当たりの被膜重量が約50g/m2になる量を塗布した。70
℃で30分間対流オーブン内で乾燥した。室温に冷却した
後、被膜の表面粘着性(タック)について試験した。こ
のために、塗布した接着剤を指触(指は予め清潔にして
おいた)によりタックの程度を調べて定性的に評価し
た。更に、タイプライター紙(80g/m2)を親指で5秒間
均一な圧力で被膜表面に押し付けた後、直ちに敷を取り
除いて、タックの試験を行った。そして、取り除いた紙
に対する塗布した接着剤の様子を定性的に評価した。そ
の試験結果を表2にまとめて示す。
以下、本発明の好適な実施態様を例示する。
1. a)1種またはそれ以上の粘着付与物質、 b)オレフィン性不飽和モノ−またはジカルボン酸もし
くはその酸無水物をモノマー単位とする水可溶性のホモ
ポリマーまたはコポリマー、およびフェノールスルホン
酸−ホルムアルデヒド縮合物から成る群から選ばれる1
種またはそれ以上の化合物であって、上記コポリマーは
更に遊離基重合性モノマー単位の部分を2〜50モル%含
有し、上記化合物の水可溶性は23℃で水100gに10g以上
であり、重合平均分子量として測定される上記化合物の
分子量が5,000g/mol〜250,000g/molであり、上記化合物
が粘着付与物質の全乾燥重量に対して2〜50重量%であ
る化合物、 c)a)とb)の固形分の全重量に対して0〜30重量%
のアンチブロッキング剤、および d)組成物の全重量に対して0〜50重量%の他の添加
剤。
を含む水に再分散性の粘着付与剤粉末組成物。
2. 組成物中に存在する粘着付与物質が、ロジンまたは
その誘導体、炭化水素樹脂、ポリテルペン樹脂、クマロ
ン−インデン樹脂、テルペン−フェノール樹脂;酢酸ブ
チルジグリコール、ブチルジグリコール、プロピレンジ
グリコールエーテル類またはそれらのエステル類および
2−ヒドロキシエチルフェニルエーテル等の高沸点液
体;フタル酸エステル類、セバシン酸エステル類および
アジピン酸エステル類等の可塑剤;またはこれらの物質
の混合物であることを特徴とする、上記1に記載の粘着
付与剤粉末組成物。
3. 成分b)として、オレフィン性不飽和モノ−または
ジカルボン酸もしくはその酸無水物をモノマー単位とす
る、中和されてないかまたは部分的に中和された水可溶
性のホモポリマーまたはコポリマーが存在することを特
徴とする、上記1または2に記載の粘着付与剤粉末組成
物。
4. 成分b)として、アクリル酸、メタクリル酸または
マレイン酸(酸無水物)をモノマー単位とする、分子量
が150,000g/mol以下のホモポリマーまたはコポリマーが
存在することを特徴とする、上記3に記載の粘着付与剤
粉末組成物。
5. ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、あるいはアク
リル酸、メタクリル酸またはマレイン酸(酸無水物)ま
たはこれらと共重合可能なモノマーをモノマー単位とす
るコポリマーが存在し、これらのコポリマーの酸含有量
が80モル%を超えることを特徴とする、上記4に記載の
粘着付与剤粉末組成物。
6. ビニルエステル、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、スチレンまたは塩化ビニルをモノマー単位
とするホモポリマーおよびコポリマーあるいはこれらの
ベースポリマーの混合物により構成される群から選ばれ
る水不溶性のポリマーを基材とし、粉末状態にある上記
1〜5に記載の粘着付与剤粉末組成物を含有する粉末状
接着剤、または前記水不溶性のポリマーを基材とし、水
に再分散した状態にある上記1〜5に記載の粘着付与剤
粉末組成物を含有する接着剤分散液。
7. 上記6に記載の粉末状接着剤または接着剤水分散液
の接触型接着剤、フローリング接着剤または構造用接着
剤における使用法。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09J 201/00 C09J 201/00 (56)参考文献 特開 平3−146580(JP,A) 特開 昭62−221531(JP,A) 特開 昭50−92326(JP,A) 特開 平7−166137(JP,A) 特開 平5−247150(JP,A) 特開 平7−133473(JP,A) 特開 平2−302486(JP,A) 特開 平6−313163(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 1/00 - 201/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)1種またはそれ以上の粘着付与物質、 b)オレフィン性不飽和モノ−またはジカルボン酸もし
    くはその酸無水物をモノマー単位とする水可溶性のホモ
    ポリマーまたはコポリマー、およびフェノールスルホン
    酸−ホルムアルデヒド縮合物から成る群から選ばれる1
    種またはそれ以上の化合物であって、上記コポリマーは
    更に遊離基重合性モノマー単位の部分を2〜50モル%含
    有し、上記化合物の水可溶性は23℃で水100gに10g以上
    であり、重量平均分子量として測定される上記化合物の
    分子量が5,000g/mol〜250,000g/molであり、上記化合物
    が粘着付与物質の全乾燥重量に対して2〜50重量%であ
    る化合物、 c)a)とb)の固形分の全重量に対して0〜30重量%
    のアンチブロッキング剤、および d)組成物の全重量に対して0〜50重量%の他の添加
    剤。 を含む水に再分散性の粘着付与剤粉末組成物。
  2. 【請求項2】ビニルエステル、アクリル酸エステル、メ
    タクリル酸エステル、スチレンまたは塩化ビニルをモノ
    マー単位とするホモポリマーおよびコポリマーあるいは
    これらのベースポリマーの混合物により構成される群か
    ら選ばれる水不溶性のポリマーを基材とし、粉末状態に
    ある請求項第1項に記載の粘着付与剤粉末組成物を含有
    する粉末状接着剤。
  3. 【請求項3】下記a)の水分散液またはエマルジョン
    と、下記b)の水溶液とを混合し、得られた水性混合物
    を乾燥させる水に再分散性の粘着付与剤粉末組成物の製
    造方法: a)1種またはそれ以上の粘着付与物質、 b)オレフィン性不飽和モノ−またはジカルボン酸もし
    くはその酸無水物をモノマー単位とする水可溶性のホモ
    ポリマーまたはコポリマー、およびフェノールスルホン
    酸−ホルムアルデヒド縮合物から成る群から選ばれる1
    種またはそれ以上の化合物であって、上記コポリマーは
    更に遊離基重合性モノマー単位の部分を2〜50モル%含
    有し、上記化合物の水可溶性は23℃で水100gに10g以上
    であり、重量平均分子量として測定される上記化合物の
    分子量が5,000g/mol〜250,000g/molであり、上記化合物
    が粘着付与物質の全乾燥重量に対して2〜50重量%であ
    る化合物。
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