JP3225090B2 - 密閉圧縮機のための吸込みマフラアセンブリ - Google Patents

密閉圧縮機のための吸込みマフラアセンブリ

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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、小型冷却用マシンに用
いられる往復型の密閉圧縮機のための吸込みマフラアセ
ンブリに適用される新しい構造の装置に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】往復型
の密閉冷却用圧縮機は、通常は、密閉式に密封されたケ
ーシング内に配置されているモータ圧縮機ユニットから
なる。この圧縮機は、通常は、シリンダと、電気モータ
の作動中に冷却用ガスを取り込み且つ圧縮する往復ピス
トンとを具備している。
【０００３】構成の簡単化に応じて、この圧縮機は、リ
ード型吸込み及び放出弁を用い、ピストンと共に冷却用
ガスの脈動流出を生じる。冷却用ガスのこの脈動流出
は、ノイズを生じる傾向があり、これによって、圧縮機
の吸込み及び放出ラインの両方に配置されるマフラアセ
ンブリを有する音響緩衝システムの提供を必要とする。
これらの圧縮機において、冷却用ガスの圧縮はシリンダ
及びこのシリンダのシリンダヘッドに高温を発生し、モ
ータ圧縮機ユニットの他の金属製部分に熱伝導を生じ
る。
【０００４】これらの加熱された金属製部分は放射加熱
を開始し、圧縮機の吸込みシステム内の冷却用ガスを過
熱し、シリンダに取り込まれる冷却用ガスの密度減少を
生じ、これによって、ガスが大量にポンピングされ、結
果的に圧縮機の効率を低下させる。
【０００５】公知の圧縮機においては、この冷却用ガス
の過熱は、モータ圧縮機ユニットの金属製部分から離れ
て通常は配置された、絶縁プラスチック材料の吸込みマ
フラアセンブリによってほとんど必ず削減される。
【０００６】この熱的絶縁特性を有するプラスチック材
料から作られた吸込みマフラアセンブリは、通常は、シ
リンダヘッドの外側に配置されており、少なくとも一つ
の内部チャンバを有しており且つガス入口開口及びガス
出口開口を具備している密閉シェルの形状のマフラ本体
からなっており、後者（マフラ本体）が、その内部にお
いて、シリンダヘッドの部分とは無関係に、又は共に、
圧縮機の吸込み弁と流体的に連通して保持されている吸
込みパイプを画定する本体の入口ノズルに密着して結合
されている。
【０００７】その内部において、ガス流出のいくつかの
先導及び偏向手段を含むことができるマフラ本体の内部
の複雑な構造によって、上記マフラアセンブリは、一般
にそれらのエッジの密着固定によって互いに結合される
べき２つの半体から形成される。
【０００８】縦シャフトを有し且つ電気モータより上の
ケーシングの上部に配置されているポンプを有する往復
圧縮機においては、オイルが圧縮機のシリンダによって
不都合に取り込まれる傾向をもっている。それでシリン
ダヘッドの上に散布されるオイルをマフラアセンブリ内
に浸透させないようにするために、マフラアセンブリを
形成する上記の二つの上下部品及び／又は半体の固定の
密着性が必要とされる。当該オイルが、圧縮機のクラン
クシャフトの回転に応じて、ケーシング内部の上部で下
方に散布されているオイルであることは指摘されなけれ
ばならない。ケーシングの底部に画定される油だめか
ら、前記シャフト内に具備されている放出用縦溝を介し
てオイルは上方にポンピングされ、次いで上記シャフト
の上端部を介して放出され、ケーシング内部に位置して
いる圧縮機の全部分を覆って散布される。
【０００９】マフラアセンブリの部品を結合させるため
に、超音波又は振動溶接プロセスと、接着方法及び、密
封ガスケットを用いた機械的固定方法のごとき、いくつ
かの公知の方法が現在用いられている。
【００１０】超音波又は振動溶接方法は、同じ材料から
作られている部品を結合させるためだけに有用であり、
部品の密着性の高い取付けを保証するには、やや不安定
であるという欠点を呈する。組み立てられた部品の密着
性を評価するためには、この不安定性は、製造された完
成品に対して１００％以上のコントロールを要求する。
さらに、これらの方法は、溶接マシン、アクセサリ、頻
繁なメンテナンス、及びスペアパーツなどのコストを含
む。
【００１１】接着されるべき部品の高い製造レート及び
外状輪郭を考慮すると、接着剤の適用のための自動装置
の使用は、高価且つ複雑であるので、部品が接着剤によ
って結合される接着方法は、高い処理コストを要求す
る。これらの方法の他の欠点は、部品が接着領域におい
て完全に清潔でなければならず、さもなければリーケジ
（漏洩）を生じることにある。この事実は、接着剤適用
の問題に加えて、製造された完成品に１００％以上のコ
ントロールを要求する。
【００１２】使用される接着剤は、高温下の冷却用ガス
及びオイルのごとき環境条件に耐用性でなければならな
いことも考慮されるべきである。このパラメータは適用
され得る接着剤の種類を規制し、これによって、その使
用法における接着剤のコストを増大させる。
【００１３】密封ガスケットを用いる機械的固定システ
ムにおいては、部品は、クランプ又はリベットのごとき
機械的固定手段によって結合され、部品と部品の間に
は、ゴム又はアスベストから作られた密封ガスケットが
用いられる。従って、このマフラアセンブリは、上記の
環境条件に耐えるべき材料から作られる密封ガスケット
のコストと同程度になるものである。
【００１４】従って、本発明の一般的な目的は、上記の
欠点を克服することが可能であると共に、その構成部品
の結合ラインにおいてオイルがマフラアセンブリの中に
浸透しないように、部品を結合させるために必要な装置
及び配置手段の他に、付加的な装置及び／又は配置手段
の提供を必要としない方法を介して、異なる材料から作
られた部品から入手可能な往復密閉圧縮機のための吸込
みマフラアセンブリを提供することにある。
【００１５】本発明の他の目的は、上記の特性の他に、
圧縮機の熱的効率を低下させずに、冷却用ガスの吸込み
ノイズの十分な減衰を生じ得る吸込み音響マフラアセン
ブリを提供することにある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明のあらゆる目的及
び利点は、次のような圧縮機、即ち、密閉ケーシング
と、モータより上にあって、前記ケーシングの上部内に
配置されており且つ前記ケーシングの底部から放出され
る前記潤滑油が散布する、該密閉ケーシングの内側に配
置されたシリンダブロックを有しているモータ圧縮機ユ
ニットとを含んでおり、前記シリンダブロックが、往復
ピストンを収容し且つ開口端部を有しているシリンダを
具備し、また前記シリンダの前記開口端部に取り付けら
れ且つ吸込みオリフィスを有している弁プレートと、前
記シリンダブロックに取り付けられ且つガス入口開口及
びガス出口開口を有している中空マフラ本体を含んでい
る吸込みマフラアセンブリと、前記マフラ本体の前記ガ
ス出口開口に結合されている一つの入口端部、及び前記
弁プレートの前記吸込みオリフィスに連通している対向
出力端部を有している吸込みダクトとを含んでいる型の
圧縮機において達成される。
【００１７】本発明によれば、マフラ本体は、その開口
上端部に周囲エッジを呈している下部と、マフラ本体の
ガス出口開口を担持しており、マフラ本体の下部の端部
周囲エッジ上に据えられるべき周囲下側台座表面部分、
及び周囲下側台座表面部分から下方に伸長しており且つ
同部分を囲繞している外部周囲スカートを含んでいるカ
バー上部とから形成されている。マフラ本体のガス入口
開口が、マフラ本体の下部において少なくとも部分的に
画定されており、且つ吸込みマフラアセンブリが、マフ
ラ本体の下部の端部周囲エッジに対してカバー上部を保
持し且つ圧するための取り付け手段をさらに具備してい
る。
【００１８】本発明の一つの実施例においては、カバー
上部の周囲スカートが、マフラアセンブリに降り掛かっ
て散布されているオイルを滴下させ且つ沈殿させる手段
を、即ちスカートの高さと共に画定するためのマフラ本
体の下部の外部側面から段階的に引き離されている円錐
形の内部面を有している。これによって、マフラ本体の
両部分の間に生じることもある間隙を通って、オイルが
マフラアセンブリの中へ浸透するのを防ぐ。
【００１９】
【実施例】本発明は、以下の添付図面によって説明され
る。
【００２０】上記図面では、モータ圧縮機ユニット１
が、密閉ケーシング３内のスプリング２ａ、２ｂ、及び
２ｃによって懸吊されている。シリンダブロック４は、
電気モータ６の固定子５を支持し、電気モータ６のロー
タ８に部分３４で取り付けられているクランクシャフト
７を支えるベアリング４ａを含んでいる。
【００２１】シリンダブロック４は、排出ガスのための
脈動マフラチャンバ９ａ及び９ｂ、及びシリンダ１０も
有しており、シリンダ１０には、図３に示されているよ
うに、弁プレート１１とシリンダヘッド１２とが固定さ
れており、シリンダヘッド１２は、吸込みチャンバ１３
及び排出チャンバ１４を画定する弁プレート１１に隣接
するその面に開口されている二つの内部キャビティを具
備している。シリンダ１０の内部には、結合ロッド１６
を介してクランクシャフト７によって駆動されるピスト
ン１５が配置されている。シリンダブロック４は、シリ
ンダヘッド１２内に形成された放出チャンバ１４に脈動
マフラチャンバ９ａを相互結合させる内部ダクト１７も
含んでいる。
【００２２】密閉ケーシング３はまた、吸込みコネクタ
１８及び放出コネクタ１９を支持する。放出パイプ２０
は、一方が放出コネクタ１９に取り付けられ、他方が放
出ガスのための脈動マフラチャンバ９ｂに取り付けられ
た端部を有している。
【００２３】図１、図３、図４、及び図５に示されてい
るように、吸込みマフラアセンブリは、脈動音響マフラ
本体１００及び吸込みダクト１４０を備えている。
【００２４】音響マフラ本体１００は小型シェルの形状
を有しており、シリンダヘッド１２の外側に僅かに隔て
られて配置されており、少なくとも一つの内部チャンバ
を画定している。
【００２５】マフラ本体１００を画定する小型シェル
は、大きな下部１１０と、この下部の上に据えられ得る
カバー上部１２０とからなっており、これによって下部
１１０とカバー上部１２０との結合ラインにおいて形成
される側部ガス入口開口１０１及び、カバー上部１２０
に提供されている上部ガス出口開口１２１を有する中空
本体を画定する。
【００２６】図示されている実施例において、マフラ本
体１００は、内部分割壁部分１１５及び２１５によっ
て、第１チャンバ１００ａ及び第２チャンバ１００ｂに
内部的に分割されており、この二つのチャンバは、互い
に協働的であり、マフラ本体１００の下部１１０及びカ
バー上部１２０に夫々完全に結合されている。
【００２７】第１チャンバ１００ａは、マフラ本体１０
０の上記ガス入口開口１０１と上記ガス出口開口１２１
を含んでいる。
【００２８】さらに図示されている実施例によれば、マ
フラ本体１００内部には、ガス出口開口１２１とガス入
口開口１０１を相互結合させる流出導管１３０が配置さ
れており、この導管は、その伸長部を第２チャンバ１０
０ｂ内に位置させるべく、分割壁１１５及び２１５とを
２回交差するように配置されている。流出導管１３０
は、長方形の断面領域を有するノズル１３０ａを形成す
る拡大された入口端部を有している。このノズル１３０
ａは小型シェル１００のガス入口開口１０１から気密的
に外側に伸長しており、これによって、圧縮機の密閉ケ
ーシング３の吸込みコネクタ１８に心合わせされ且つ隣
接された状態にある。
【００２９】流出導管１３０は、マフラチャンバ１００
ａ及び１００ｂの内部に置かれているラジアル開口１３
１及び１３２を具備しており、且つマフラ本体１００の
ガス出口開口１２１の中に嵌合されている矩形の伸長部
の形状を有するその出口端部１３０ｂを有している。図
示されているように、流出導管１３０は、マフラ本体の
ガス出口１２１内に嵌合されるべく、その上側部分にお
いて、１半体が、出口端部１３０ｂを含んでいる２つの
半体から好ましくは組み立てられている。流出導管１３
０は、マフラ本体１００の分割壁１１５、２１５上に嵌
合するために、好ましくはラビリンス（迷路）形状でデ
ザインされている外側及び中央部の横突出部１３５をさ
らに具備する。
【００３０】添付図面によれば、マフラ本体１００の下
部１１０の端部周囲エッジ１１７は連続しており、且つ
マフラ本体の周囲の大部分に沿ってほぼ長方形の輪郭を
有しており、この連続性は、マフラ本体の側壁上に提供
されているガス入口開口１０１を画定する凹部によって
のみ中断される。ガス入口開口１０１が、マフラ本体の
下部１１０に一体的に設けられることもあり得るが、こ
の場合、周囲エッジ１１７はいかなる中断も受けてはな
らないことに留意されたい。
【００３１】マフラ本体の下部の周囲エッジ１１７上に
用いられるために、カバー上部１２０はその周囲下側台
座表面部分１２７を有している。この部分は、図示され
た例においては、突出周囲スカート１２８と内部突出リ
ブ１２９との間に形成された溝の平底によって画定さ
れ、この溝は、図３に示されているように、その内側に
おいてマフラ本体の下部の端部周囲エッジ１１７を受け
とるのに十分な幅を有している。
【００３２】上記嵌合がラビリンスのもっと複雑な形状
を有し得るので、図面に示されている内部突出リブ１２
９の表示、及び部品の嵌合の形状は、一つの構造実施例
のみを示しているのを理解されたい。
【００３３】実施例において、突出周囲スカート１２８
は、マフラアセンブリを覆ってドロッパを形成するため
に、マフラ本体の下部１１０の側壁から引き離されてい
る僅かに円錐形の内面を有している。スカート１２８及
び内部リブ１２９は、マフラ本体のガス入口開口１０１
の領域内で中断されており、この時、この領域は、マフ
ラ本体の分割ラインに提供されている。この場合、フラ
ンジ１２８は、流出導管１３０の拡大された入口端部１
３０ａ上にほぼ水平に突出しているフランジ１２８ａの
形状を有してもよい。
【００３４】カバー上部１２０のマフラ本体１００の下
部１１０上への取付けは、マフラ本体のその両部に作動
的に結合可能であるいくつかの解除可能な固定手段を介
して達成され得る。図示されている構造において、下部
１１０は、二つの側部突出ラグ１１６を含んでおり、各
々がその下部分において弾性ある金属製クランプ１５０
の下端部の嵌合及び保持のためのハウジングを画定し、
さらに、このクランプの上端部は、カバー部分１２０の
上面に提供されているそれぞれの凹部１２６に対して調
整可能である。マフラアセンブリ１００のシリンダブロ
ック４への取付けは、吸込みダクト１４０自体を介して
好ましくは達成され、吸込みチャンバ内の冷却用ガスへ
の熱伝導をさらに一層減少させる。
【００３５】吸込みダクト１４０は、シリンダヘッド１
２の吸込みチャンバ１３の内部を画するために形成され
ている中空体の形状を有しており、且つマフラ本体１０
０のガス出口開口１２１及び流出導管１３０の出口端部
１３０ｂとに密着して結合されているガス入口ノズル１
４１を具備している。吸込みダクト１４０は、弁プレー
ト１１の吸込みオリフィス１１ａと流体的に連通してい
るガス出口開口１４２も有している。
【００３６】図示されている構造において、吸込みダク
ト１４０は、シリンダヘッド１２と弁プレート１１との
間に画定されている吸込みチャンバ１３の内側を画して
いる。それでも、吸込みチャンバを画定するシリンダヘ
ッド部分の存在とは無関係に、吸込みダクトが、マフラ
本体１００と弁プレート１１との吸込みオリフィス１１
ａの間の適切な流体連通を確実とすることが可能ないく
つかの構造を提供し得ることを理解されたい。
【００３７】添付図面によれば、吸込みダクト１４０
は、カバー上部１２０を有する単一構成品を形成し、さ
らに前者は、吸込みチャンバ１３の内部輪郭に対して吸
込みダクト１４０の輪郭を調整するために、ガス伝達性
ではない側部突出部１４５も具備しており、これによっ
て、マフラアセンブリのシリンダブロック４に対する保
持力を良好にし、図示されている構造におけるシリンダ
ヘッドの金属製壁から吸込みダクトの一側面を引き離
す。
【００３８】マフラ本体１００の下部１１０及びカバー
上部１２０は、吸込みダクトの有無に拘らず、圧縮機内
で用いられる冷却用ガス及び潤滑油に適合するような、
好ましくはプラスチック製の熱的絶縁材料から作られて
いる。
【００３９】吸込みダクト１４０の外部壁は、弁プレー
ト１１上に取り付けられた後に、吸込みチャンバ１３の
隣接壁に対して僅かな距離を維持するように、この壁を
引き下げるか又は引き離すための突出部１４７を具備し
ている。このスペーシングは、金属製表面と絶縁材料と
の間に付加的な熱的抵抗を生じさせる目的を有してお
り、これによって、吸込みガスへの熱流出をさらにもっ
と減少させる。
【００４０】吸込みコネクタ１８を介して圧縮機ケーシ
ング３の内側に取り込まれた冷却用ガスは、矩形断面領
域を有するノズル１３０ａを介して吸込みマフラアセン
ブリに直接的に伝導される。
【００４１】冷却用ガスが、吸込みマフラアセンブリ１
００に取り込まれる時には、この冷却用ガスは、マフラ
チャンバ１００ａ及び１００ｂの動作を受けている流出
導管１３０を介して導かれ、この場合、流出導管１３０
は、ラジアル開口１３１及び１３２を介してマフラチャ
ンバ１００ａ及び１００ｂと連通している。
【００４２】その流路を通って、ガスは、吸込みマフラ
本体１００からシリンダヘッド１２内の吸込みダクト１
４０へと通過し、次いでガスがシリンダ１０内へ取り込
まれ、ここで圧縮される。
【００４３】図１ではオイルの流れを矢印によって示し
ている。オイルは、圧縮機の上部に散布され、次いで重
力によってケーシング３の底に滴下されて戻るように、
シャフト７に提供されている放出用縦溝を介して、ケー
シングの上部内面に向かって、ケーシング３の底から上
方へポンピングされている。
【００４４】上記に示されており、且つシャフト７を介
して放出される冷却オイルが散布される吸込みマフラア
センブリは、このアセンブリの構成部品の間に付加的な
密封手段又は方法の提供を要求せずに、吸込みチャンバ
１３の内側への冷却用潤滑油の浸透を避けるべく組み立
てられたそのマフラ本体を有している。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による圧縮機の縦断面図である。
【図２】ケーシングカバーを有しない図１に示されてい
る圧縮機の平面図である。
【図３】図１の“Ｂ”方向から見た圧縮機のシリンダヘ
ッド及び吸込みマフラアセンブリの部分切断断面図であ
る。
【図４】図１の“Ｂ”方向に平行な平面によって切断さ
れたマフラアセンブリの縦断面図である。
【図５】流出導管の下半体部を示している音響マフラ本
体の拡大部の拡大平面図である。
【図６】流出導管の上半体部を示している音響マフラ本
体のカバー部分の拡大平面図である。
【図７】マフラアセンブリの斜視図である。
【符号の説明】
１ モータ圧縮機ユニット ３ 密閉ケーシング ４ シリンダブロック ５ 往復ピストン ６、１０、１５ モータ圧縮機ユニット １１ 弁プレート １００ マフラ本体 １０１ ガス入口開口 １１０ 下部 １１７ 周囲エッジ １２０ カバー上部 １２１ ガス出口開口 １２７ 周囲下側台座表面部分 １２８ 周囲スカート １４０ 吸込みダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイートマル・エリツヒ・ベルンハン ト・リリー ブラジル国、ジヨインビリ−エシ・セ ー、ルア・アドリアノ・シヨンデルマツ ク、365 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F04B 39/00 101

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 密閉圧縮機のための吸込みマフラアセン
    ブリであって、密閉圧縮機は、その底部に潤滑油の油だ
    めを画定する密閉ケーシングと、モータより上にあっ
    て、前記ケーシングの上部内に配置されており且つ前記
    ケーシングの底部から放出される前記潤滑油が散布す
    る、該密閉ケーシングの内側に配置されたシリンダブロ
    ックを有しているモータ圧縮機ユニットとを含んでお
    り、前記シリンダブロックが、往復ピストンを収容し且
    つ開口端部を有しているシリンダを具備し、また前記シ
    リンダの前記開口端部に取り付けられ且つ吸込みオリフ
    ィスを有している弁プレートと、前記シリンダブロック
    に取り付けられ且つガス入口開口及びガス出口開口を有
    している中空マフラ本体を含んでいる吸込みマフラアセ
    ンブリと、前記マフラ本体の前記ガス出口開口に結合さ
    れている一つの入口端部、及び前記弁プレートの前記吸
    込みオリフィスに連通している対向出力端部を有してい
    る吸込みダクトとを含んでいる型の圧縮機であって、前
    記中空のマフラ本体が、その開口上端部において周囲エ
    ッジを呈している下部と、前記マフラ本体の前記ガス出
    口開口を担持しており且つ該マフラ本体の前記下部の端
    部周囲エッジ上に据えられるべき周囲下側台座表面部
    分、及び該周囲下側台座表面部分から下方に伸長してお
    り、同部分を囲繞している外部周囲スカートを含んでい
    るカバー上部とから形成されており、前記ガス入口開口
    が、前記マフラ本体の前記下部に少なくとも部分的に画
    定されており、前記マフラアセンブリが、前記マフラ本
    体の前記下部の前記端部周囲エッジ上に前記カバー上部
    を保持し且つ押圧するための取付け手段をさらに具備し
    ていることを特徴とする密閉圧縮機のための吸込みマフ
    ラアセンブリ。
  2. 【請求項２】 前記ガス入口開口が、前記マフラ本体の
    前記下部の側壁の上と、前記カバー上部の前記周囲スカ
    ートの上とに提供されている凹部によって、前記マフラ
    本体の分割ラインにおいて画定されていることを特徴と
    する請求項１に記載の吸込みマフラアセンブリ。
  3. 【請求項３】 前記外部周囲スカートが、前記カバー上
    部の輪郭から外方へほぼ水平に伸長しているフランジの
    形状を有していることを特徴とする請求項２に記載の吸
    込みマフラアセンブリ。
  4. 【請求項４】 前記カバー上部の前記周囲下側台座表面
    部分が、外部周囲スカートと、前記カバー上部に含まれ
    ている内部突出リブとの間に画定されていることを特徴
    とする請求項１に記載の吸込みマフラアセンブリ。
  5. 【請求項５】 前記外部周囲スカートが、前記吸込みマ
    フラアセンブリに降り掛かって散布される前記潤滑油の
    ためのドロッパを画定するために、前記マフラ本体の前
    記下部の側壁から引き離されている、僅かに円錐形の内
    部面を呈していることを特徴とする請求項１に記載の吸
    込みマフラアセンブリ。
  6. 【請求項６】 前記マフラ本体の前記上下両部の間の固
    定手段が、弾性ある金属製クランプを備えており、それ
    らの対向端部が、該マフラ本体の前記下部及び前記カバ
    ー上部に提供されているクランプ嵌合及び保持手段を介
    して、それぞれ嵌合され且つ保持されていることを特徴
    とする請求項１に記載の吸込みマフラアセンブリ。
  7. 【請求項７】 前記クランプ嵌合及び保持手段が、前記
    下部に含まれている側部ラグ、及び前記カバー上部の上
    面に提供されている個々の凹部を備えていることを特徴
    とする請求項６に記載の吸込みマフラアセンブリ。
  8. 【請求項８】 吸込みダクトが、前記カバー上部を有す
    る単一構成品を形成することを特徴とする請求項１に記
    載の吸込みマフラアセンブリ。
  9. 【請求項９】 前記圧縮機が、吸込みオリフィスに連通
    している吸込みチャンバを、前記弁プレートと共に内部
    的に画定するシリンダヘッドをさらに含んでおり、前記
    吸込みダクトが、前記吸込みチャンバの内部を画してい
    ることを特徴とする請求項１に記載の吸込みマフラアセ
    ンブリ。
  10. 【請求項１０】 前記吸込みダクトが、ガス伝達性では
    なく且つ前記吸込みチャンバの内部壁に当接している側
    部スペーシング突出部を有していることを特徴とする請
    求項２に記載の吸込みマフラアセンブリ。
  11. 【請求項１１】 マフラ本体が、分割壁部分によって少
    なくとも二つのチャンバに内部的に分割されており、こ
    れらのチャンバが、前記下部と前記カバー上部に、個々
    に且つ完全に結合されており、さらに前記マフラ本体が
    流出導管を、即ち前記ガス入口開口と前記ガス出口開口
    を相互結合させており、前記チャンバを介して伸長して
    おり、且つ前記チャンバの内部に位置しているラジアル
    開口を提供する流出導管を具備していることを特徴とす
    る請求項１に記載の吸込みマフラアセンブリ。
  12. 【請求項１２】 前記ガス入口開口及び前記ガス出口開
    口が、前記マフラ本体の同じ内部チャンバ内に位置して
    いることを特徴とする請求項１１に記載の吸込みマフラ
    アセンブリ。
  13. 【請求項１３】 前記流出導管が２つの半体から形成さ
    れており、その一つが、前記マフラ本体の前記ガス出口
    開口の中に嵌合されるべき前記出口端部を含んでおり且
    つ画定していることを特徴とする請求項１１に記載の吸
    込みマフラアセンブリ。
  14. 【請求項１４】 前記流出導管が、前記マフラ本体の前
    記分割壁上に嵌合されるべき外部及び中央部の横突出部
    を含んでいることを特徴とする請求項１１に記載の吸込
    みマフラアセンブリ。
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