JP3215230U - ウインチの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】吊り上げ性能を損なうことなく、旋回後端半径を小さくできる、ウインチの取付構造を提供する。【解決手段】移動式クレーン1に搭載されるウインチの取付構造は、走行体10と、走行体に旋回可能に取り付けられた旋回台12と、旋回台に起伏可能に取り付けられたブーム14と、旋回台上に設置されるウインチであって、基端ブーム141の基端部の下方に配置されるただ1つのウインチと、を備えている。ウインチをブームの基端部後端面の位置よりも前方側に配置できるため、旋回台が旋回する際の旋回後端半径を小さくできる。【選択図】図1

Description

本考案は、移動式クレーンに搭載されるウインチの取付構造に関するものである。
従来から、移動式クレーンにはウインチが搭載されており、その配置には様々な工夫がなされている。一般に、移動式クレーンのウインチは、旋回台の後部において、ブーム側方のスペースに配置されることが多い。
また、例えば、特許文献1には、ブームの基端部の背面側にウインチを配置した構造が開示されている。このような構造によれば、旋回台の旋回後端半径が小さく、かつコンパクトに構成することができる。
特開2004−136992号公報
しかしながら、特許文献1の移動式クレーンでは、旋回後端半径を小さくできるものの、ブームにウインチの重量が作用するため、吊り上げ性能が損なわれてしまう。
そこで、本考案は、吊り上げ性能を損なうことなく、旋回後端半径を小さくできる、ウインチの取付構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本考案のウインチの取付構造は、移動式クレーンに搭載されるウインチの取付構造であって、走行体と、前記走行体に旋回可能に取り付けられた旋回台と、前記旋回台に起伏可能に取り付けられたブームと、前記旋回台上に設置されるウインチであって、前記ブームの基端部の下方に配置されるただ1つのウインチと、を備えている。
このように、本考案のウインチの取付構造は、移動式クレーンに搭載されるウインチの取付構造であって、走行体と、旋回台と、ブームと、旋回台上に設置されるウインチであって、ブームの基端部の下方に配置されるただ1つのウインチと、を備えている。このようなウインチの取付構造を備えることで、吊り上げ性能を損なうことなく、旋回後端半径を小さくできるようになる。
ラフテレーンクレーンの側面図である。 ブームの基端部の構成の説明図である。 ウインチの取付構造について詳細に説明する側面視の断面図である。 ウインチの取付構造について詳細に説明する背面視の断面図である。 旋回後端半径について説明する説明図である。(a)は本考案の場合であり、(b)は従来の場合である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成要素は例示であり、本考案の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。以下の実施例では、ラフテレーンクレーン1を例にして説明するが、これに限定されるものではなく、他の移動式クレーンにも広く本考案を適用できる。さらに、以下の実施例では、小型のラフテレーンクレーン1に本考案を適用した例について説明するが、これに限定されるものではなく、中型や大型の移動式クレーンであっても本考案を適用できる。
(クレーンの全体構成)
本実施形態に係るラフテレーンクレーン1(以後、クレーン1と称する)は、図1に示すように、走行機能を有する車両の本体部分となる走行体10と、走行体10の四隅に設けられたアウトリガ11,・・・と、走行体10に水平旋回可能に取り付けられた旋回台12と、旋回台12に立設されたブラケット13(旋回フレーム20の上端部近傍)に取り付けられたブーム14と、を備えている。
アウトリガ11は、スライドシリンダを伸縮させることによって、走行体10から幅方向外側にスライド張出/スライド格納可能であるとともに、ジャッキシリンダを伸縮させることによって走行体10から上下方向にジャッキ張出/ジャッキ格納可能である。
旋回台12は、旋回用モータの動力が伝達されるピニオンギヤを有しており、このピニオンギヤが走行体10に設けた円形状のギヤに噛み合うことで旋回軸を中心に回動する。旋回台12は、前方右側に配置された運転席18と、後方中央に配置されたブラケット13と、後方下部に配置されたカウンタウェイト19と、を有している。
ブーム14は、基端ブーム141と中間ブーム142と先端ブーム143とによって入れ子式に構成されており、内部に配置された伸縮シリンダによって伸縮できるようになっている。先端ブーム143の最先端のブームヘッド144にはシーブが配置され、シーブにワイヤロープ16(以後、ワイヤ16と呼ぶ)が掛け回されてフックブロック17(以後、フック17と呼ぶ)が吊下げられている。そして、本実施例のブーム14は、後述するように、走行姿勢ではブーム14の基端部よりも先端部が下がるように傾斜するスラントブームとなっている。
最も外側の基端ブーム141は、付け根部がブラケット13に水平に設置された支持軸に回動自在に取り付けられており、支持軸を回転中心として上下に起伏できるようになっている。さらに、ブラケット13と基端ブーム141の下面との間には、起伏シリンダ15が架け渡されており、起伏シリンダ15を伸縮することでブーム14全体を起伏することができる。
先端ブーム143の先端のブームヘッド144には回転自在のシーブ(図1では外装部分のみ示す)が取付けられており、このシーブには先端にフック17が取付けられたワイヤ16が掛けられている。一方、ワイヤ16の末端はウインチ(30、図2参照)に巻き回されており、ウインチ(30)を回転させることでワイヤ16及びフック17を巻上げ又は巻下げることができる。ここにおいて、本実施例のラフテレーンクレーン1では、フック17としてのサブフック(1本掛用)又はメインフック(2本掛用及び4本掛用)に共通して1本のワイヤ16が使用されており、ウインチ(30)も1つのみが配置されている。
(ウインチの取付構造)
次に、図2〜図5を用いて、ウインチの取付構造Sを含む、基端ブーム141の基端部近傍の構成について説明する。基端ブーム141は、その基端部の上部の左右両側に側板部材が貼設されており、側板部材がピン131(回転支点)を介して回動自在(起伏自在)に旋回フレーム20の側板21に取り付けられている。すなわち、旋回台12の主構造をなす旋回フレーム20は、主として平行に立設された2枚の側板21、21によって構成されており、この2枚の側板21、21の間に挟まれるようにして、基端ブーム141が起伏自在(回動自在)に取り付けられている。
さらに、旋回フレーム20の側板21、21の右側には、オペレータが搭乗する運転室18が取り付けられている。反対に、旋回フレーム20の側板21、21の左側には、油圧系統の配管やバルブ類などが配置されている。これは、従来は、油圧系統の配管やバルブ類などは運転室18の後方に配置されていたところ、本考案では、旋回後端半径を小さくするために左側に移設されたものである。
さらに言えば、ブーム14の基端部の下方に配置されたウインチ30は、側面視で運転室18と重なるように配置されている。すなわち、図2に示すように、ウインチ30の前方部分は、側面視で、運転室18の後端下部近傍と重なっている。逆に言うと、運転室18の左後端下部は、右側の側板21から突出したウインチ30の右端部と干渉しないように構成されている。このように、本考案では、旋回後端半径が極力小さくなるように、ブーム14の基端部の構成が修正されている。
そして、図2に示すように、本実施例では、ウインチ30が基端ブーム141の基端部の下方に配置されている。より詳細に言うと、ウインチ30の後端位置は、基端ブーム141の基端部の後端と略同一の位置となっている。また、ウインチ30の下端位置は、旋回フレーム20の側板21、21の下端部を繋ぐ底板23よりも上方となっている。加えて、旋回フレーム20の底板23は、エンジンカバー101との隙間を所定量だけ確保している。さらに、ウインチ30の上端位置は、基端ブーム141の下方となっており、基端ブーム141と干渉しないようになっている。
次に、図3、図4を用いて、本実施例のウインチの取付構造Sを詳細に説明する。ウインチ30は、ワイヤ16が巻き回される円筒形状の本体部301と、本体部301の両側の鍔(つば)部302、303と、旋回フレーム20に固定するための取付部304と、を備えている。そして、ウインチ30は、旋回フレーム20の左の側板21に設けた円形の開口部22を通じて、側板21、21の間に挿入されたうえで、ボルト・ナット40によって、左の側板21に固定されている。
具体的に言うと、開口部22は、旋回フレーム20の左の側板21の後端部かつ下端部の隅角部近傍に形成されている。開口部22は、円形に形成されるものであり、その直径は、ウインチ30の直径よりも少し(約10mm)大きく形成されている。そして、ウインチ30は、本体部301及び鍔部302、303が旋回フレーム20の左右の側板21、21の間に挿入された状態で、取付部304がボルト・ナット40によって左の側板21に固定されている。
そして、本実施例のウインチの取付構造Sでは、開口部22の中心位置は、ウインチ30の使用時の設置位置(すなわち、固定される位置)よりも、少し(約15mm)上方にずれて形成されている。逆に言うと、使用時のウインチ30の中心位置は、開口部22の中心位置よりも、下方にずれている。したがって、製造工程において、ウインチ30を設置・固定する工程では、開口部22を通じてウインチ30の本体部301(及び鍔部302、303)を側板21、21間に挿入し、その後ウインチ30を少し下に移動させた状態で、取付部304をボルト・ナット40によって左の側板21に固定する。
(作用・効果)
次に、本実施例のウインチの取付構造Sの作用・効果について説明する。
(1)上述してきたように、本実施例の移動式クレーンとしてのラフテレーンクレーン1に搭載されるウインチの取付構造Sは、走行体10と、走行体10に旋回可能に取り付けられた旋回台12と、旋回台12に起伏可能に取り付けられたブーム14と、旋回台12上に設置されるウインチ30であって、ブーム14の基端部の下方に配置されるただ1つのウインチ30と、を備えている。このようなウインチの取付構造Sの構成によれば、ウインチ30をブーム14の基端部後端面の位置よりも前方側に配置できるため、旋回台12が旋回する際の旋回後端半径を小さくすることができる。
すなわち、図5(a)、(b)に示すように、本実施例のウインチの取付構造Sを備えるラフテレーンクレーン1では、ウインチ30をブーム14の下方に配置したことによって、旋回中心から旋回台12の後端位置までの距離が短くなるため、従来機と比べて旋回後端半径を小さくすることができる。
さらに、ウインチ30を旋回フレーム20の側板21、21の側方に配置する場合と比べて、側板21、21間に配置することで、ワイヤ16を転向させるシーブ類なども不要になり、全体の構成を簡略化することができる。
(2)また、ブーム14は、移動式クレーンであるラフテレーンクレーン1が走行姿勢となっている状態で、基端部よりも先端部が下がるように傾斜するように旋回台12に取り付けられている。このため、ブーム14の基端部の下方にウインチ30を配置するための空間をとることができる。さらに、ブーム14の先端部が下がることで前方(左側)視界が良好になるうえ、フロントオーバーハング(ブーム14の前方への突出量)が短縮される(図5(a)、(b)参照)。
(3)さらに、旋回台12を構成する旋回フレーム20の側板21には、ウインチ30を挿入するための開口部22が形成されており、この開口部22は、ウインチ30の使用時の設置位置よりも上方にずれて形成されている。このため、旋回フレーム20の左右の側板21、21を繋いでいる底板24を連続させることができるようになり、旋回フレーム20の箱構造としての剛性を確保することができる。
(4)また、旋回台12は、運転室18をさらに有し、ウインチ30は、側面視で運転室18と重なるように旋回台12上に設置されている。このような構成によれば、旋回後端半径を小さくできる。すなわち、本実施例のウインチの取付構造Sでは、油圧系統の配管類やバルブ類の大部分を運転室18と反対の左側に配置することで、運転室18の後方部分の後方への突出量を短くできる。
以上、図面を参照して、本考案の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本考案の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本考案に含まれる。
S:ウインチの取付構造;
1:ラフテレーンクレーン;
10:走行体; 101:エンジンカバー;
12:旋回台; 18:運転室;
14:ブーム; 141:基端ブーム;
20:旋回フレーム;
21:側板; 22:開口部; 23:底板; 24:後板;
30:ウインチ;
301:本体部; 302:鍔部; 303:鍔部; 304:取付部;
40:ボルト・ナット;

Claims (4)

  1. 移動式クレーンに搭載されるウインチの取付構造であって、
    走行体と、
    前記走行体に旋回可能に取り付けられた旋回台と、
    前記旋回台に起伏可能に取り付けられたブームと、
    前記旋回台上に設置されるウインチであって、前記ブームの基端部の下方に配置されるただ1つのウインチと、を備えるウインチの取付構造。
  2. 前記ブームは、移動式クレーンが走行姿勢となっている状態で、基端部よりも先端部が下がるように傾斜するように前記旋回台に取り付けられている、請求項1に記載されたウインチの取付構造。
  3. 前記旋回台を構成する旋回フレームの側板には、前記ウインチを挿入するための開口部が形成されており、前記開口部は、前記ウインチの使用時の設置位置よりも上方にずれて形成されている、請求項1又は請求項2に記載されたウインチの取付構造。
  4. 前記旋回台は、運転室をさらに有し、前記ウインチは、側面視で前記運転室と重なるように前記旋回台上に設置されている、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載されたウインチの取付構造。
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