JP3209342U - 移動式クレーン - Google Patents
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Abstract
【課題】クレーン装置の格納時に、フックブロックがクレーン部キャビンに接触することを防止できる移動式クレーンを提供する。【解決手段】移動式クレーン1は、クレーン部キャビン27が走行部キャビン11に比して後方の車体フレーム12上に配置されており、クレーン装置20の格納状態において、伸縮ブーム22が、ブームトップ部22dを走行部キャビン側に向けて倒伏され、かつ、フックブロック23が、旋回台21の旋回中心Xよりも走行部キャビン側の車体フレーム上に設けた格納部30に格納されるものであって、格納部は、起伏シリンダ24と伸縮ブーム22の連結支点部29よりも走行部キャビン側、即ち、連結支点部29より前側に設けられる。【選択図】図1
Description
本考案は、移動式クレーンの技術に関し、より詳しくは、クレーン装置を格納する際にフックブロックを格納する部位の構造に関する。
従来、クレーン装置と該クレーン装置を搭載する走行車両を備えた移動式クレーンでは、クレーン装置を格納する際の、フックブロックを格納する部位(以下、格納部と呼ぶ)を設けている。従来は、特許文献1の図1に示すように、フックブロックの格納部は、クレーン操作をするためのキャビンの近傍に配置されることが一般的である。また、ブーム直下には起伏シリンダ等があり、スペースの確保が困難であることが多く、フックブロックの格納位置は、ブーム直下から離れた位置とすることが一般的である。
図4(A)(B)に示すように、従来の移動式クレーンでは、クレーン装置のキャビン近傍にフックブロックの格納位置を配置している。このような移動式クレーンでは、図4(A)に示すように、クレーン装置の格納時において、フックブロックを格納部に位置決めするときには、ワイヤロープをある程度の長さで繰り出しておいて、フックを格納部に掛止させておいてから、ブームの倒伏動作を実行する。このとき、ワイヤロープは、格納部に到達する程度の長さで繰り出されているために、フックブロックが揺れてクレーン操作用のキャビンに接触することがあった。
また、図4(B)に示すように、格納部の位置が格納時におけるブームの旋回位置と位相差がある(平面視において位相角度がズレている)場合には、フックブロックを格納部に位置決めするときに、ブームを旋回させる必要がある。このとき、ワイヤロープは、フックブロックが格納部近傍に到達する長さで繰り出されており、ブームの旋回動作に伴ってフックブロックが揺れることがあった。そして、フックブロックが揺れると、該フックブロックがクレーン操作用のキャビンに接触する可能性が高まるという問題があった。
さらに、図4(B)に示すような格納部の配置では、クレーン装置のキャビンに着座した作業員にとって、格納部がブームの陰に位置しており、格納部にフックブロックを格納するときに、作業者が格納部およびフックブロックを視認しにくいという問題もあった。
このため従来、クレーン装置の格納時において、フックブロックとキャビンの接触を防止するとともに、フックブロックの格納作業の効率化を図ることが可能な移動式クレーンの開発が望まれていた。
また、図4(B)に示すように、格納部の位置が格納時におけるブームの旋回位置と位相差がある(平面視において位相角度がズレている)場合には、フックブロックを格納部に位置決めするときに、ブームを旋回させる必要がある。このとき、ワイヤロープは、フックブロックが格納部近傍に到達する長さで繰り出されており、ブームの旋回動作に伴ってフックブロックが揺れることがあった。そして、フックブロックが揺れると、該フックブロックがクレーン操作用のキャビンに接触する可能性が高まるという問題があった。
さらに、図4(B)に示すような格納部の配置では、クレーン装置のキャビンに着座した作業員にとって、格納部がブームの陰に位置しており、格納部にフックブロックを格納するときに、作業者が格納部およびフックブロックを視認しにくいという問題もあった。
このため従来、クレーン装置の格納時において、フックブロックとキャビンの接触を防止するとともに、フックブロックの格納作業の効率化を図ることが可能な移動式クレーンの開発が望まれていた。
本考案は、斯かる現状の課題に鑑みてなされたものであり、クレーン装置の格納時に、フックブロックがクレーン部キャビンに接触することを防止することが可能な移動式クレーンを提供することを目的としている。
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本考案に係る移動式クレーンは、フックを支持するフックブロックと、ワイヤロープを介して前記フックブロックを支持するブームと、前記ブームを起伏させる起伏シリンダと、前記ブームを旋回させる旋回台と、作業者のクレーン操作部を被装するクレーン部キャビンと、を有するクレーン装置と、前記クレーン装置を搭載する車体フレームと、作業者の走行操作部を被装する走行部キャビンと、を有し、前記走行部キャビンを最前部に配置した走行車両と、を備え、前記クレーン部キャビンが前記走行部キャビンに比して後方の前記車体フレーム上に配置されており、前記クレーン装置の格納状態において、前記ブームが、該ブームのトップ部を前記走行部キャビン側に向けて倒伏され、かつ、前記フックブロックが、前記旋回台の旋回中心よりも前記走行部キャビン側の前記車体フレーム上に設けた格納部に格納される移動式クレーンであって、前記格納部を、前記起伏シリンダの前記ブームに対する連結支点部よりも前記走行部キャビン側に設けたことを特徴とする。
このような構成を有する移動式クレーンによれば、フックブロックをクレーン部キャビンから十分離れた位置に格納することができる。また、これにより、クレーン装置を格納するときに、クレーン部キャビンにフックブロックが接触することを防止できる。
このような構成を有する移動式クレーンによれば、フックブロックをクレーン部キャビンから十分離れた位置に格納することができる。また、これにより、クレーン装置を格納するときに、クレーン部キャビンにフックブロックが接触することを防止できる。
また、本考案に係る移動式クレーンは、前記格納部を、格納状態の前記ブームの直下に設けたことを特徴とする。
このような構成を有する移動式クレーンによれば、フックブロックを格納するときに、旋回動作を行わずに、フックブロックを位置合わせすることができる。これにより、クレーン装置を格納するときに、クレーン部キャビンにフックブロックが接触することを確実に防止できる。また、クレーン部キャビンからフックブロックの格納部を視認することが容易になり、クレーン装置の格納作業(特にフックブロックの格納作業)の作業性を向上させることができる。
このような構成を有する移動式クレーンによれば、フックブロックを格納するときに、旋回動作を行わずに、フックブロックを位置合わせすることができる。これにより、クレーン装置を格納するときに、クレーン部キャビンにフックブロックが接触することを確実に防止できる。また、クレーン部キャビンからフックブロックの格納部を視認することが容易になり、クレーン装置の格納作業(特にフックブロックの格納作業)の作業性を向上させることができる。
本考案の効果として、以下に示すような効果を奏する。
本考案に係る移動式クレーンによれば、フックブロックをクレーン部キャビンから十分離れた位置に格納することができる。これにより、クレーン装置を格納するときに、クレーン部キャビンにフックブロックが接触することを防止できる。
次に、考案の実施の形態を説明する。
まず始めに、本考案の一実施形態に係るクレーンの全体構成について、図1を用いて説明する。
図1に示す如く、移動式クレーン1は、本考案の一実施形態に係る移動式クレーンの一例であり、所望の場所に移動可能なクレーンである。
移動式クレーン1は、走行車両10と、作業機であるクレーン装置20を備えている。
尚、図1では、移動式クレーン1の伸縮ブームを格納した状態を示している。
まず始めに、本考案の一実施形態に係るクレーンの全体構成について、図1を用いて説明する。
図1に示す如く、移動式クレーン1は、本考案の一実施形態に係る移動式クレーンの一例であり、所望の場所に移動可能なクレーンである。
移動式クレーン1は、走行車両10と、作業機であるクレーン装置20を備えている。
尚、図1では、移動式クレーン1の伸縮ブームを格納した状態を示している。
走行車両10は、クレーン装置20を搭載するための車両(所謂トラック)であり、走行時に使用する第一のキャビンである走行部キャビン11と、車体フレーム12、複数(本実施形態では8個)の車輪13・13・・・等を有し、エンジン(図示せず)を動力源として走行する。走行車両10の四方角部と後端部には、複数(本実施形態では5個)のアウトリガ14・14・・・が設けられている。
クレーン装置20は、搬送対象物を吊り上げる作業機であり、旋回台21、伸縮ブーム22、フックブロック23、起伏シリンダ24、ウインチ25、ワイヤロープ26と、第二のキャビンであるクレーン部キャビン27等を備えている。
旋回台21は、旋回中心Xを中心としてクレーン装置20を旋回可能に構成するものであり、円環状の軸受を介して走行車両10の車体フレーム12上に設けられる。円環状の軸受は、その旋回中心が走行車両10の設置面(車体フレーム12の上面)に対して垂直になるように配置されている。旋回台21は、円環状の軸受の中心を旋回中心として一方向と他方向とに回転自在に構成されている。また、旋回台21は、油圧式の旋回モータ(図示せず)によって回転される。
伸縮ブーム22は、搬送対象物を吊り上げ可能な状態にワイヤロープを支持するものである。伸縮ブーム22は、複数のブーム部材であるベースブーム部材22a、セカンドブーム部材22b、トップブーム部材22cから構成されている。また、トップブーム部材22cの先端部であるブームトップ部22dには、複数のシーブを備えている。各ブーム部材は、断面積の大きさの順に入れ子式に挿入されている。伸縮ブーム22は、各ブーム部材を伸縮シリンダ(図示せず)で移動させることで軸方向に伸縮自在に構成されている。
伸縮ブーム22は、ベースブーム部材22aの基端が旋回台21上に揺動可能に設けられている。これにより、伸縮ブーム22は、走行車両10の車体フレーム12上で水平回転可能かつ揺動自在に構成されている。
伸縮ブーム22は、ベースブーム部材22aの基端が旋回台21上に揺動可能に設けられている。これにより、伸縮ブーム22は、走行車両10の車体フレーム12上で水平回転可能かつ揺動自在に構成されている。
フックブロック23は、搬送対象物を引掛けて吊り下げるためのものであり、ワイヤロープ26が巻き掛けられる複数のフックシーブ(図示せず)と、搬送対象物を吊るフックFとが設けられている。
尚、クレーン装置20は、フックブロック23の他に、搬送対象物を引掛けて吊り下げるためのサブフックブロックをさらに備え、サブフックブロックに、搬送対象物を吊るサブフックを備える構成としてもよい。
尚、クレーン装置20は、フックブロック23の他に、搬送対象物を引掛けて吊り下げるためのサブフックブロックをさらに備え、サブフックブロックに、搬送対象物を吊るサブフックを備える構成としてもよい。
起伏シリンダ24は、伸縮ブーム22を起立および倒伏させ、伸縮ブーム22の姿勢を保持するものである。起伏シリンダ24はシリンダ部とロッド部とからなる油圧シリンダから構成されている。起伏シリンダ24は、伸縮ブーム22におけるベースブーム部材22aの下面に付設された支持プレート28に連結されている。そして、クレーン装置20では、起伏シリンダ24と支持プレート28の連結部を連結支点部29としている。
ウインチ25は、ワイヤロープ26の繰り入れ(巻き上げ)および繰り出し(巻き下げ)を行うものであり、本実施形態では油圧ウインチによって構成している。
ウインチ25は、ワイヤロープ26が巻きつけられるドラムが油圧モータによって回転されるように構成されている。ウインチ25は、油圧モータが一方向へ回転するように作動油が供給されることでドラムに巻きつけられているワイヤロープ26を繰り出し、油圧モータが他方向へ回転するように作動油が供給されることでワイヤロープ26をドラムに巻きつけて繰り入れるように構成されている。
ウインチ25は、ワイヤロープ26が巻きつけられるドラムが油圧モータによって回転されるように構成されている。ウインチ25は、油圧モータが一方向へ回転するように作動油が供給されることでドラムに巻きつけられているワイヤロープ26を繰り出し、油圧モータが他方向へ回転するように作動油が供給されることでワイヤロープ26をドラムに巻きつけて繰り入れるように構成されている。
クレーン部キャビン27は、クレーン装置20を運転操作する際に使用する運転座席を覆うものであり、旋回台21における伸縮ブーム22の側方に設けられている。
このように構成される移動式クレーン1は、走行車両10を走行させることで、任意の位置にクレーン装置20を移動させることができ、また、起伏シリンダ24で伸縮ブーム22を任意の起伏角度に起立させることで、伸縮ブーム22を任意の伸縮ブーム長さに延伸させることができる。
このように、移動式クレーン1は、フックFを支持するフックブロック23と、フックブロック23を支持する伸縮ブーム22と、伸縮ブーム22を起伏させる起伏シリンダ24と、伸縮ブーム22を旋回させる旋回台21と、作業者のクレーン操作部を被装するクレーン部キャビン27と、を有するクレーン装置20と、クレーン装置20を搭載する車体フレーム12と、作業者の走行操作部を被装する走行部キャビン11と、を有し、走行部キャビン11を最前部に配置した走行車両10と、を備え、クレーン部キャビン27が走行部キャビン11に比して後方の車体フレーム12上に配置されている。
そして、移動式クレーン1は、図1に示すクレーン装置20の格納状態において、伸縮ブーム22が、該伸縮ブーム22のブームトップ部22dを走行部キャビン11側に向けた状態で倒伏されており、かつ、フックブロック23が、旋回台21の旋回中心Xよりも走行部キャビン11側の車体フレーム12上に設けた格納部30に格納されている。
ここで、フックブロック23の格納部30について説明する。
図1および図2に示す如く、移動式クレーン1は、フックブロック23を格納するための部位である格納部30を備えている。
格納部30は、フックブロック23を載置可能な面積を有する平面部である載置部31と環状のワイヤWを介して、フックFを係止可能なフック部32を備えている。
載置部31は、車体フレーム12の上面に付設した鋼板によって形成されている平面部である。フック部32は、車体フレーム12に固定された略U字状のフック部材によって構成されている。
図1および図2に示す如く、移動式クレーン1は、フックブロック23を格納するための部位である格納部30を備えている。
格納部30は、フックブロック23を載置可能な面積を有する平面部である載置部31と環状のワイヤWを介して、フックFを係止可能なフック部32を備えている。
載置部31は、車体フレーム12の上面に付設した鋼板によって形成されている平面部である。フック部32は、車体フレーム12に固定された略U字状のフック部材によって構成されている。
図1(A)および図2に示す如く、移動式クレーン1において、格納部30は、旋回台21の旋回中心Xよりも走行部キャビン11側に寄せた位置で、車体フレーム12上に設けている。
そしてさらに、移動式クレーン1において、格納部30は、起伏シリンダ24と伸縮ブーム22の連結支点部29よりも走行部キャビン11側(即ち、連結支点部29より前側)に設けている。
そしてさらに、移動式クレーン1において、格納部30は、起伏シリンダ24と伸縮ブーム22の連結支点部29よりも走行部キャビン11側(即ち、連結支点部29より前側)に設けている。
クレーン装置20を格納するときには、フックブロック23およびフックFを格納部30に位置決めするが、この位置決めの際には、ワイヤロープ26をある程度の長さで繰り出しておいて、フックFを格納部30のフック部32に掛止させておいてから、伸縮ブーム22の倒伏動作を実行する。このとき、ワイヤロープ26をある程度の長さで繰り出すと、フックブロック23やフックFがクレーン部キャビン27に接触することが懸念される。
移動式クレーン1では、格納部30を連結支点部29よりも前側に設けることで、格納部30とクレーン部キャビン27の距離が十分に確保しているため、クレーン装置20の格納作業を行っているときに、フックブロック23やフックFとクレーン部キャビン27が接触することを確実に防止できる構成としている。
即ち、本考案の一実施形態に係る移動式クレーン1は、フックFを支持するフックブロック23と、ワイヤロープ26を介してフックブロック23を支持する伸縮ブーム22と、伸縮ブーム22を起伏させる起伏シリンダ24と、伸縮ブーム22を旋回させる旋回台21と、作業者のクレーン操作部を被装するクレーン部キャビン27と、を有するクレーン装置20と、クレーン装置20を搭載する車体フレーム12と、作業者の走行操作部を被装する走行部キャビン11と、を有し、走行部キャビン11を最前部に配置した走行車両10と、を備え、クレーン部キャビン27が走行部キャビン11に比して後方の車体フレーム12上に配置されており、クレーン装置20の格納状態において、伸縮ブーム22が、該伸縮ブーム22のブームトップ部22dを走行部キャビン11側に向けて倒伏され、かつ、フックブロック23が、旋回台21の旋回中心Xよりも走行部キャビン11側の車体フレーム12上に設けた格納部30に格納されるものであって、格納部30を、起伏シリンダ24と伸縮ブーム22の連結支点部29よりも走行部キャビン11側(即ち、連結支点部29より前側)に設けたものである。
このような構成の移動式クレーン1では、フックブロック23をクレーン部キャビン27から十分離れた位置に格納することができる。これにより、クレーン装置20を格納するときに、クレーン部キャビン27にフックブロック23が接触することを防止できる。
また、図1(B)、図2および図3に示す如く、移動式クレーン1では、格納部30を、格納された状態の伸縮ブーム22の直下に配置しており、格納部30の位置(旋回中心Xに対する位相角度)が格納時における伸縮ブーム22の旋回位置の位相角度と一致している。このため、格納部30にフックブロック23を位置決めするときには、伸縮ブーム22を該伸縮ブーム22の格納位置から旋回させる必要がない。
また、この格納部30の配置位置は、クレーン部キャビン27の運転座席に着座した作業員にとって、略前方に位置しており、起伏シリンダ24の陰にならない位置であり、同作業員から、格納部30におけるフックブロック23の格納状態を容易に視認することができる位置となっている。
クレーン装置20を格納するときには、フックブロック23およびフックFを格納部30に位置決めするが、この位置決めの際に、格納部30の位置(旋回中心Xに対する位相角度)が格納時における伸縮ブーム22の旋回位置とズレている場合には、伸縮ブーム22を旋回させて、格納部30とフックブロック23の位置決めをする必要がある。
このとき、ワイヤロープ26はある程度の長さで繰り出されており、伸縮ブーム22の旋回動作に伴ってフックブロック23が揺れると、フックブロック23やフックFがクレーン部キャビン27に接触する可能性が高まる。
このとき、ワイヤロープ26はある程度の長さで繰り出されており、伸縮ブーム22の旋回動作に伴ってフックブロック23が揺れると、フックブロック23やフックFがクレーン部キャビン27に接触する可能性が高まる。
しかしながら、移動式クレーン1では、格納部30を、格納時における伸縮ブーム22の位置の直下に設ける構成としているため、フックブロック23およびフックFを格納部30に位置決めするときに、伸縮ブーム22を旋回動作させる必要がない。このため、移動式クレーン1では、クレーン装置20の格納作業を行っているときに、フックブロック23やフックFとクレーン部キャビン27が接触することをより確実に防止することができる。
即ち、本考案の一実施形態に係る移動式クレーン1においては、格納部30を、格納状態の伸縮ブーム22の直下に設けたものである。
このような構成の移動式クレーン1では、フックブロック23を格納するときに、旋回動作を行わずに、フックブロック23を格納部30に位置合わせすることができる。これにより、クレーン装置20を格納するときに、フックブロック23の振れを抑えることができ、クレーン部キャビン27にフックブロック23が接触することが確実に防止できる。
また、このような構成の移動式クレーン1では、作業者がクレーン部キャビン27からフックブロック23の格納部30を視認することが容易になり、相番作業者の負担を軽減し、クレーン装置20の格納作業(特にフックブロック23の格納作業)の作業性を向上させることができる。
また、このような構成の移動式クレーン1では、作業者がクレーン部キャビン27からフックブロック23の格納部30を視認することが容易になり、相番作業者の負担を軽減し、クレーン装置20の格納作業(特にフックブロック23の格納作業)の作業性を向上させることができる。
尚、本実施形態では、伸縮ブーム22のブームトップ部22dが、走行部キャビン11の後方に格納される構成を例示しているが、クレーン装置20の格納時におけるブームトップ部22dの位置はこれに限定されず、伸縮ブーム22のブームトップ部22dが、走行部キャビン11の前方に位置する状態で伸縮ブーム22が格納される構成であってもよい。
また、本実施形態では、移動式クレーン1がトラッククレーンである場合を例示したが、移動式クレーン1の態様はこれに限定されず、クレーン操作時のためのクレーン部キャビンと、走行時のための走行部キャビンを備えるものであればよく、オールテレーンクレーンであってもよい。
1 移動式クレーン
10 走行車両
11 走行部キャビン
12 車体フレーム
20 クレーン装置
21 旋回台
22 伸縮ブーム
22d ブームトップ部
23 フックブロック
24 起伏シリンダ
27 クレーン部キャビン
29 連結支点部
30 格納部
F フック
X (旋回台の)旋回中心
10 走行車両
11 走行部キャビン
12 車体フレーム
20 クレーン装置
21 旋回台
22 伸縮ブーム
22d ブームトップ部
23 フックブロック
24 起伏シリンダ
27 クレーン部キャビン
29 連結支点部
30 格納部
F フック
X (旋回台の)旋回中心
Claims (2)
- フックを支持するフックブロックと、ワイヤロープを介して前記フックブロックを支持するブームと、前記ブームを起伏させる起伏シリンダと、前記ブームを旋回させる旋回台と、作業者のクレーン操作部を被装するクレーン部キャビンと、を有するクレーン装置と、
前記クレーン装置を搭載する車体フレームと、作業者の走行操作部を被装する走行部キャビンと、を有し、前記走行部キャビンを最前部に配置した走行車両と、を備え、
前記クレーン部キャビンが前記走行部キャビンに比して後方の前記車体フレーム上に配置されており、
前記クレーン装置の格納状態において、
前記ブームが、該ブームのトップ部を前記走行部キャビン側に向けて倒伏され、かつ、
前記フックブロックが、前記旋回台の旋回中心よりも前記走行部キャビン側の前記車体フレーム上に設けた格納部に格納される移動式クレーンであって、
前記格納部を、
前記起伏シリンダの前記ブームに対する連結支点部よりも前記走行部キャビン側に設けた、
ことを特徴とする移動式クレーン。 - 前記格納部を、
格納状態の前記ブームの直下に設けた、
ことを特徴とする請求項1に記載の移動式クレーン。
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