JP3206456B2 - エンジン・トランスミッション組付用搬送パレット - Google Patents

エンジン・トランスミッション組付用搬送パレット

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JP3206456B2
JP3206456B2 JP28257896A JP28257896A JP3206456B2 JP 3206456 B2 JP3206456 B2 JP 3206456B2 JP 28257896 A JP28257896 A JP 28257896A JP 28257896 A JP28257896 A JP 28257896A JP 3206456 B2 JP3206456 B2 JP 3206456B2
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俊憲 中原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンとトラン
スミッションとが結合されたエンジン組立体を自動車の
ボディに組付けるのに用いられるエンジン・トランスミ
ッション組付用搬送パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、例えば前二輪駆動車の生産ライ
ンでは、搬送路に沿って送られてくる搬送パレット上
で、サスペンション組立体と、エンジンとトランスミッ
ションとが結合されたエンジン組立体とを仮組みした
後、ボディが送られてくる搬送経路に合流させ、その
後、搬送パレットをボディ下部からエンジンルームへ向
かい持ち上げ、搬送パレット上のサスペンション組立
体、エンジン、トランスミッションをボディに搭載させ
ることが行われている。
【0003】こうしたエンジン・ミッションの組付けに
用いられる搬送パレットには、パレット本体の上面に、
サスペンション組立体を受けるロケータ、エンジンを下
側から支えるための専用のロケータ(支持部材)、トラ
ンスミッションを下側から支えるための専用のロケータ
(支持部材)を設けた構造が採用される。
【0004】これらロケータは、搬送パレット上のあら
かじめボディに搭載される搭載位置および搭載姿勢と対
応した地点に設けられていて、該ロケータを用いパレッ
ト本体の上面でエンジン組立体、サスペンション組立体
の仮組みを行うことにより、ボディに搭載させるのに必
要な姿勢が整えられるようにしてある。
【0005】ところで、エンジン・トランスミッション
を自動車のボディに組付けるとき、同一車種では、エン
ジン正面(クランク軸方向)から見たときのエンジンの
姿勢(角度)およびエンジン正面から見たエンジンのセ
ンター位置は同じである。
【0006】しかし、最近では、同一の生産ラインで、
多車種混流生産が行われている。このような場合、所定
の搬送パレット上で、エンジンの姿勢およびエンジンの
センター位置の異なるエンジン組立体を構成し、それぞ
れ対応した自動車のボディに搭載することが求められ
る。
【0007】従来では、この対策として、同一のパレッ
ト本体にエンジンの姿勢毎およびエンジンのセンター位
置毎に、別途、ロケータを追加もしくは変更して車種毎
に対応したり、搬送パレットを車種毎に製作して、多車
種混流生産に対応していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多車種混流
生産では、同一のトランスミッションに対して、正面か
ら見たときのエンジンセンターを中心として、角度が異
なるエンジン、すなわちエンジンの姿勢(角度)が違う
だけの異種のエンジン組立体を自動車のボディに搭載す
ることが考えられている。
【0009】このようなエンジン組立体を同一の搬送パ
レットで受け入れるためには、さらに異なるエンジンの
姿勢(角度)に対応したロケータを追加することが考え
られる。
【0010】ところが、既に多くのロケータがパレット
本体に設置されているので、別途、専用ロケータの追加
するための取付スペースを確保するには難しく、ロケー
タの段取り替えなど生産設備上、対応しきれない。
【0011】そこで、新規にエンジンの姿勢毎の搬送パ
レットを製作することとなるが、これだと製作費用が増
大することになる。しかも、一層、搬送パレットの種類
が多くなるので、生産ライン上において大量の搬送パレ
ットを待機させておく必要があるが、スペースが確保で
きないなどの問題がある。
【0012】このため、エンジンのセンターを中心とし
た姿勢の変化を容易に許容できる搬送パレットが要望さ
れている。本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、別途、専用の支持部材を
追加せずに、エンジンのエンジンセンター(クランク軸
方向)を中心とした搭載姿勢(角度)の変化に対応でき
る搬送パレットを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載にしたエンジン・トランスミッション
組付用搬送パレットは、パレット本体の上面に、少なく
ともエンジンを支える第1の支持部材をエンジンのクラ
ンク軸回りの円弧の軌跡に沿ってスライド自在に支持す
る円弧スライド機構と、円弧スライド機構で変位させた
第1の支持部材を所定位置に位置決めする位置決め機構
と、を備えた位置換え手段を設けたことにある。
【0014】このエンジン・トランスミッション組付
搬送パレットによると、位置換え手段を用いて、第1の
支持部材をエンジンのクランク軸方向を中心としたエン
ジンの姿勢の変化に応じて変化させて位置決めれば、た
とえ同一のトランスミッションに、エンジンクランク軸
を中心とする姿勢(角度)が異なるだけのエンジン組立
体を組付けることが求められたとしても、パレット本体
に在る既存の第1の支持部材および第2の支持部材をそ
のまま利用して、自動車のボディに搭載可能な状態で組
付けられる。
【0015】また搬送パレットは、第1の支持部材その
ものがエンジンのセンターを中心とした半径で変位自在
なので、別途、エンジンの搭載姿勢の角度に応じた専用
のロケータをパレット本体に設けたり、エンジン姿勢毎
に搬送パレットを新規に製作したりせずにすむ。
【0016】
【0017】請求項2に記載のエンジン・トランスミッ
ション組付用搬送パレットは、さらに上記目的に加え、
エンジンの搭載位置が異なるときにでも対応できるよ
う、請求項1に記載の円弧スライド機構をパレット本体
の上面に沿って変位可能な手段で支持させたことにあ
る。
【0018】請求項3に記載のエンジン・トランスミッ
ション組付用搬送パレットは、さらに上記目的に加え、
トランスミッションが異なるときにでも対応できるよ
う、トランスミッションを支える第2の支持部材を、パ
レット本体の上面に沿って前記円弧スライド機構が変位
する方向と同方向もしくは異なった方向に変位可能な手
段で支持したことにある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図9に
示す一実施形態にもとづいて説明する。図1は、エンジ
ン組立体の搬送ラインの一部を示していて、図中1は例
えばローラコンベアで構成される搬送路、2はその搬送
路1に沿って搬送される搬送パレットである。
【0020】そして、この搬送路1の途中に在る作業ス
テーション(図示しない)において、搬送パレット2に
サスペンション組立体3、エンジン組立体10が組付け
られるようにしてある。
【0021】なお、サスペンション組立体3は、例えば
搬送路1の搬送方向とは直角な方向に配置されるクロス
メンバ5、このクロスメンバ5の中間から搬送方向に延
びるセンタメンバ6、クロスメンバ5の両端部に組付く
ロアアーム7などのサスペンションの懸架部材(図示し
ない)などで構成される構造体をいう。またエンジン組
立体10は、例えば搬送路1の搬送方向とは直角方向に
向く横置きエンジン11、このエンジン11の後部端に
クラッチ装置あるいはトルクコンバータ(いずれも図示
しない)を介して結合されたトランスミッション12で
構成される動力ユニットをいう。但し、エンジン11に
は各種補機が付いている。
【0022】つぎに搬送パレット2の構造について説明
する。図1中15はパレット本体である。このパレット
本体15は、例えば長方形状のプレートから構成されて
いて、搬送方向前側の上面部分にはクロスメンバ支持用
のロケータ16が設けられている。
【0023】このロケータ16は、例えばパレット本体
15の幅方向に延びる凹状の主受部材17と、この主受
部材17の両側から張り出る二対のアーム18,19と
を有している。
【0024】そして、主受部材17の両端部に突設して
ある、例えば係止ピン20が付いたメンバ受部21によ
りクロスメンバ5の下側に在るピン孔(図示しない)を
係止しながらクロスメンバ5の下部を支えて、クロスメ
ンバ全体を所定の姿勢で保持できるようにしてある。ま
た二対のアーム18,19で、クロスメンバ両端から張
り出たサスペンションの懸架部材を下側から所定の姿勢
を保つように支える。
【0025】さらに主受部材17は、パレット本体15
の幅方向両側に設けた一対のレール22にて、パレット
本体15の長手方向沿いに移動可能に支持されていて、
種々の位置でクロスメンバ5を保持できるようにしてあ
る。
【0026】なお、23は、主受部材17に設けた操作
ピン24bを、パレット本体15の上面に設けた複数の
ピン孔24aに選択的に差込むことにより、種々のクロ
スメンバ5の搭載位置に主受部材17を固定するための
規制機構を示す。
【0027】またパレット本体15の中央には、センタ
メンバ6の根元側を支える受部25aを有するロケータ
25が突設されている。またパレット本体15の搬送方
向後側には、センタメンバ6の先端部を支える受部26
aと、センタメンバ6の先端に形成してある取付孔6a
と挿脱自在な係止ピン26bとを組合わせてなるロケー
タ26が設けられていて、センタメンバ5も受部25
a,26aおよび係止ピン26bによる規制により、所
定の姿勢に保持されるようにしてある。
【0028】パレット本体15の搬送方向後側には、幅
方向一側、例えば左側に位置して、横置きエンジン11
を下側から支えるロケータ装置30が配置されている。
このロケータ装置30の構造が、図2、図3および図5
に示されている。なお、図2は図1中の矢視αから見た
図、図3は図1中の矢視βから見た図、図5はロケータ
装置30の分解図を示している。
【0029】ロケータ装置30の構造を説明すれば、図
中30はパレット本体15の上面に設けた可動機構、4
0はこの可動機構40を介して上側に支持された位置換
え機構である(本願の位置換え手段に相当)。
【0030】可動機構30は、図5に示されるように例
えば搬送パレット2の上面に設けた前後方向(搭載され
るエンジン11の幅方向)に延びる帯板状のレール部3
1と、このレール部31に摺動自在に嵌まるガイド部3
2とを組合わせたガイドレール機構33から構成されて
いる。これにより、ガイド部32がレール部31に沿っ
て搬送パレット2の前後方向に移動できるようにしてあ
る。なお、34はレール部31とガイド部32との間に
介装されるボールを示す。
【0031】一方、位置換え機構40は、ガイド部32
の上面に据え付けたベース体35を有しており、ベース
体35は、例えば搬送方向を長手側とした長方形状の板
部材から構成されていて、上面の幅方向両側部(搬送方
向とは直角方向)には一対の平行なガイド壁36が突設
されている。
【0032】ガイド壁36は、例えばベース体35の前
後に渡る帯状の壁から構成されていて、壁が向き合う各
内面には、搬送パレット2に搭載されるエンジン11の
センターQ(クランク軸と同軸方向の仮想点)、具体的
にはエンジン11を前後方向から見たときセンターとな
る点を中心とした半径Rの円弧の軌跡となるような一対
の円弧形の溝部37が形成されている。具体的には、各
溝部37はガイド壁36の中央で最下位になるような円
弧形で形成してある。
【0033】そして、この溝部37を用いて、エンジン
11を幅方向両側から支えるロケータ60,80を、エ
ンジンセンターQを中心とした円弧方向に移動自在に据
え付けてある。
【0034】具体的には、例えばガイド壁36,36間
には、隙間を埋めるように長方形状のスライド板39が
介在されている。このスライド板39の下面両側には、
例えば図5に示されるように前・後に二対の横向きロー
ラ40a,40b(軸線が横に向いているローラ)が回
転自在に軸支されている。
【0035】これらローラ40a,40bは、いずれも
スライド板39の両側から張り出ていて、これらローラ
40a,40bが、ガイド壁36の各溝部37内に転動
自在に嵌挿され、スライド板39の全体を、溝部37を
ガイドとしてエンジンセンターQを中心とした半径Rの
円弧にならって揺かごのように変位できるようにしてあ
る。
【0036】このスライド板39の上面の前後部には、
エンジン11の幅方向両側の部位、例えば図2中の二点
鎖線で示されるようなシリンダブロック11aとオイル
パン11b(いずれもエンジン下部を構成する部品)と
の両者を結合しているフランジ部11c(環状)の両側
を下側から支える一対のロケータ60,80が設置され
ている。具体的には、溝部37の最下位となる地点を挟
んだ両側(搬送方向の前後)にロケータ60,80が搭
載してある。
【0037】これにより、スライド板39の上面に設置
されたロケータ60,80をエンジンセンターQを中心
とした半径Rで描かれる円弧の軌跡に沿ってスライド自
在に支持している。
【0038】こうした構造により、エンジンセンターQ
の軸回りにロケータ60,80を変位させる円弧スライ
ド機構41を構成してある。またガイド壁36のうちの
一方、例えば左側に配置されたガイド壁36の前面に
は、ロケータ60,80を所定位置で位置決めるための
位置決め機構42(本願の位置決め機構に相当)が設け
られている。
【0039】この位置決め機構42は、例えばガイド壁
36の溝部37を避けた部位に入・出可能に設けた先端
にピン43aを有する操作ノブ43と、同ピン43aと
対応してスライダ板39の左側下部に設けた係止台44
とを有してなる。
【0040】具体的には、操作ノブ43のピン43a
は、ガイド壁36の厚み方向に沿って貫通している。ま
た係止台44の前面には、スライド板39が変位したと
きのピン43aが描く軌跡上に複数の係止孔45が設け
られている。
【0041】係止孔45は、ピン43と挿脱可能な径を
有していて、操作ノブ43を外方へ引き出して、係止孔
45に対してピン43を選択的に差し込ませることによ
り、例えばロケータ60,80を鉛直の向き、鉛直位置
から若干、左側に傾いた向き、さらに左側へ傾いた向き
といった、エンジン搭載姿勢(角度)の変化に応じて三
つの位置決めができるようにしてある。
【0042】なお、操作ノブ43には弾性部材、例えば
スプリング部材46が巻装されていて、ピン43が係止
台44から外れることがないよう、ピン43を係止孔4
5へ進入する方向へ向かって付勢させてある。
【0043】さらにガイド壁36,36には、ベース体
35を所定位置で位置決めるための位置決め機構47が
設けられている。この位置決め機構47には、ローラ4
0a,40bとの干渉が無い部位、例えば溝部37,3
7の全長中央間にスライド板39の下面を通してロッド
48を回転自在に挿通し、左側のガイド壁39を貫通す
るロッド48の端部に例えばロッド48を回転操作する
ためのハンドル49を設け、残る右側のガイド壁39を
貫通するロッド48の端部外周に例えばフォークエンド
50を突設した構造が用いられている。
【0044】具体的には、フォークエンド端に対応する
右側のガイド壁36の外面部分には、支持台51が突設
されている。この支持台51の上面には、フォークエン
ド50で上下方向に操作される、下端にピン52aを有
する操作ノブ52が設けられている。そして、ピン52
aが支持台51を貫通して下方へ突き出ている。またこ
のピン52aと対応するベース体35の上面部分には、
ベース体35が変位したときのピン52aが描く軌跡上
に、複数の係止孔53を有する係止台54が設けられて
いる。
【0045】これにより、先の位置決め機構42のとき
と同様、ハンドル操作で操作ノブ52を外方へ引き出し
て、係止孔53に対して選択的に差し込ませることによ
り、エンジン11の種類、エンジン搭載位置の変化に対
応して、ロケータ60,80をエンジン11に合った適
切な位置に位置決められるようにしてある。
【0046】なお、操作ノブ52には弾性部材、例えば
スプリング部材55が巻装されていて、ピン52aが係
止台54から外れることがないよう、ピン52aを係止
孔53へ進入する方向へ向かって付勢させてある。
【0047】またロケータ60,80には、エンジン1
1の搭載の仕方にできるだけ対応できるよう工夫した構
造が採用されている。すなわち、スライド板39の左側
に配置されたロケータ60には、支持部をエンジン11
の前後方向にスライド自在にした工夫と、エンジン11
の支持高さを可変可能とした工夫とが採用されている。
【0048】具体的には、図中61はスライド板39の
左側端の中央に凹状に形成された切欠部である。この切
欠部61は、スライド板39の幅方向端の近くまで切り
欠かれていて、切り欠いた部位には、スライド板39の
幅方向に沿って、複数、例えば一対(二本)の平行なガ
イド軸62が並設されている。
【0049】これらガイド軸62には、同ガイド軸62
に摺動自在に嵌挿してある軸受部63を介して、切欠部
61内に配置された小形のロケータ支持台64が支持さ
れていて、ロケータ支持台64全体をスライド板39の
幅方向に沿って変位できるようにしてある。
【0050】そして、このロケータ支持台64にロケー
タ60が据え付けられ、ロケータ60の位置をエンジン
11の前後方向に対して調節できるようにしてある。な
お、ロケータ支持台64の上面には、切欠部61の側縁
部に設けた複数の係止孔65に対して選択的に差し込む
ことにより、ロケータ支持台64を位置決め固定するピ
ン66a付きの操作ノブ66が設けられ、ロケータ60
をエンジン11の支持に適切な位置に調節できるように
してある。
【0051】またロケータ60には、例えばL字形に構
成されたホルダー68aとこのホルダー68a内の両端
部にそれぞれ進退可能に嵌挿された先端にピン部69を
有する支持杆70a,70b(本願の第1の支持部材に
相当)とを組合わせてなるロケータ組立体71が用いら
れる。なお、支持杆70a,70bのうちの一方、例え
ば支持杆70bは略クランク状に曲成されていて、支持
杆70aとでピン位置を変えている。
【0052】そして、ホルダー68aのコーナー部は、
ロケータ支持台64の上面に突設した例えば一対のブラ
ケット72を介して、スライド板39の前後(全長)方
向に対して回動自在に支持され、ロケータ組立体71全
体を横向きに回動自在に据え付けている。
【0053】このロケータ組立体71を時計回りあるい
は反時計回りへ回動操作することにより、図2中に示さ
れるようにピン位置が異なる二つの支持杆70a,70
bを、エンジン11を支持する支持位置Aに選択的に導
けるようにしてある。
【0054】なお、ブラケット72には、ホルダー68
aの各辺部の側面に設けた二つの係止孔73に対して選
択的に差し込むことにより、ロケータ支持台64を位置
決め固定するピン74a付きの操作ノブ74が設けら
れ、支持杆70aあるいは支持杆70bを支持位置Aに
位置決め固定できるようにしてある。
【0055】また各支持杆70a,70bは、例えばカ
ムを利用した高さ調節機構75で、いずれもピン高さが
調節できるようにしてある。すなわち、高さ調節機構7
5には、ホルダー68aの内部に支持杆70a,70b
の下端が載る偏心カム76をそれぞれ設け、ホルダー6
8aの側面に偏心カム76を回転操作する操作ノブ77
を設けた構造が採用され、操作ノブ77の回転操作で偏
心カム76を偏心回転させることにより、図2中の二点
鎖線で示されるように支持杆70a,70bの高さ、す
なわちエンジン11の支持高さを調節できるようにして
ある。
【0056】なお、図5では支持杆70a側の高さ調節
機構75の詳細は省略してある。スライド板39の右側
に配置された残るロケータ80には、エンジン11の種
々の受け方ができる工夫と、エンジン11の支持高さを
可変可能とした工夫が採用されている。
【0057】具体的には、図中81は、略扇板状のホル
ダー82と、このホルダー82の略くの字形に形成され
た先端側の辺部から略V字状に突き出た、異なる先端形
状の支持杆、例えば先端にピン部83aを有する支持杆
83と先端が凹状に形成された支持杆84とを有して構
成されるロケータ組立体である。
【0058】ホルダー82の根元側は、スライド板39
の上面に設けたブラケット85を介して、スライド板3
9の幅方向に対して回動自在に支持され、ロケータ組立
体81全体を縦向きに回動自在に据え付けている。
【0059】このロケータ組立体81を時計回りあるい
は反時計回りへ回動操作することにより、図2中の二点
鎖線で示されるように先端形状が異なる二つの支持杆8
3、84を、エンジン11を支持する支持位置Bに選択
的に導けるようにしてある。
【0060】ブラケット85には、ホルダー82に設け
た係止孔86に対して選択的に差し込むことにより、ロ
ケータ組立体81を位置決め固定するピン87a付きの
操作ノブ87が設けられ、支持杆83あるいは支持杆8
4を支持位置Bに位置決め固定できるようにしている。
【0061】つまり、オイルパン11bのフランジ形状
に適切な先端形状の支持杆83,84を用いて、エンジ
ン11を受けられるようにしてある。また支持杆83,
84のうちの一方、例えば支持杆84は、ホルダー82
内に進退可能に嵌挿されている。この支持杆84は、例
えばホルダー82の側方から支持杆84に向かって螺挿
されたねじ式の操作ノブ88により規制されていて、操
作ノブ88を緩めて支持杆84の突出量を変えることに
より、エンジン11の支持高さを調節できるようにして
ある。なお、この支持高さの調節は支持杆83にも採用
してもよい。
【0062】一方、図1に示されるようにロケータ6
0,80とは反対側となるパレット本体15の上面に
は、可動機構91を介して、トランスミッション12を
下側から支えるロケータ90が設けられている。
【0063】図6にはこのロケータ90の構造が示され
ている。ここで、可動機構91は、例えばパレット本体
15の上面に設けた前後方向に斜めに延びる帯状のレー
ル部92と、このレール部92に摺動自在に嵌まるガイ
ド部93とを組合わせたガイドレール機構94から構成
されている。なお、95はレール部92とガイド部93
との間に介装されるボールを示す。
【0064】そして、このガイド部93に、ベース板9
6を介して、ロケータ90が据え付けられ、トランスミ
ッション12の搭載位置、形状に合わせて、ロケータ9
0の位置をレール部92沿いに移動、すなわち調節でき
るようにしてある。
【0065】またベース板96には、レール部92から
側方へ張り出ているプレート部92aに設けた二つ
止孔92bに対して選択的に差し込むことにより、ロケ
ータ90を位置決め固定するピン96a付きの操作ノブ
96aが設けられ、ロケータ90をトランスミッション
12を支えるのに適した位置に位置決められるようにし
てある。
【0066】ロケータ90は、ベース板96の上面に突
設した支持筒97a、この支持筒97aの上部に組み合
う座部材97(本願の第2の支持部材に相当)を有した
ロケータ組立体98から構成されている。
【0067】また座部材97は、支持筒97a内に摺動
自在に差し込まれるスライド杆98aと、このスライド
杆98aの上端部に設けた座部99とを有して構成され
ている。
【0068】ここで、座部99はトランスミッション1
2の下部を受けるのに適した形状、例えば幅広の凹形状
のブロックをなしている。また支持筒97aの側面に
は、例えば同側面から突き出る回転軸100に座部99
の下面と接する偏心カム101、操作ノブ102を順に
連結して構成されるカム機構が設けられていて、操作ノ
ブ101を回転操作することにより、座部99の高さ位
置を調節できるようにしてある。
【0069】こうした構造にて、トランスミッション1
2の支持高さ、トランスミッション12の搭載位置の双
方が調節可能なトランスミッション用のロケータ90を
構成している。
【0070】つぎに、このように構成された搬送パレッ
ト2を用いて、エンジン組立体10を自動車のボディに
組み付けるまでを説明する。ここで、エンジン組立体1
0には、例えば自動車のボディに対して直立姿勢(90
°の角度でエンジン本体が起立する姿勢)で組み付けら
れる横置きエンジン11とトランスミッション12とを
結合した前二輪駆動車用のエンジン組立体を用いるもの
とする。
【0071】搬送路1に沿って搬送されてくる搬送パレ
ット2が、搬送路1の途中に在るエンジン・トランスミ
ッション、サスペンションの組付用の作業ステーション
(図示しない)に停止すると、図示しない作業機械を用
いて、停止している搬送パレット2上に、自動車のボデ
ィに対する搭載姿勢と同じになるように各部品を組み付
ける。
【0072】このとき、搬送パレット2上の各ロケータ
16、60,80,90は、あらかじめ作業者によっ
て、水平方向の位置、高さ位置など各位置が、搭載する
サスペンション組立体3、エンジン組立体10の搭載姿
勢(角度)、搭載位置に合わせて調節されていて、これ
らロケータ16,80,90に各機器を据え付けること
により、図4に示されるように搭載姿勢と同じ姿勢で、
サスペンション組立体3、エンジン組立体10が組み付
けられる。
【0073】具体的には、サスペンション組立体3、エ
ンジン組立体10の組み付けとしては、例えば、まず、
センタメンバ6の両端側を搬送パレット2の中央と端に
在るセンタメンバ用のロケータ25,26の先端に嵌ま
るよう組み合わせて、センタメンバ6を搭載姿勢に合っ
た横向きの姿勢に保つ。
【0074】ついで、クロスメンバ5をロケータ16の
メンバ受部21に載せつつ係止ピン20に係合させる。
とともにクロスメンバ5の両端部に既に装着してあるロ
アーアーム7などの懸架部材を主受部材17から張り出
ている二対のアーム18,19に載せて、センタメンバ
6に結合する。
【0075】これにより、搬送パレット2上においてサ
スペンション組立体3が搭載姿勢にならい組み上がる。
ついで、搬送装置(図示しない)を用いてエンジン組立
体10を搬送パレット2に組まれたサスペンション組立
体3上に運び、これを下降させてクロスメンバ5と隣接
した部位に定めてあるエンジン搭載位置に配置する。
【0076】このとき、ロケータ装置30を支えている
スライド板39は、操作ノブ43の操作で、エンジン1
1の直立搭載姿勢に合うよう、各ロケータ60,80の
支持向きが鉛直方向に向く位置に調整されている。また
ロケータ60の支持杆70a,70b、ロケータ80の
支持杆83,84も、エンジン11を支えるのに適した
支持杆、例えば支持杆70bと支持杆84が選択されて
いる。さらにロケータ装置30を支えているベース体3
5、ロケータ組立体71を支えている支持台64も、エ
ンジン11の搭載位置にしたがって調整されている。
【0077】したがって、図7に示されるようにエンジ
ン11がエンジン搭載位置へ下降すると、オイルパン1
1bの幅方向両側のフランジ部分が、ロケータ60,8
0の支持杆70b,84の先端で下側から支えられてい
く。
【0078】具体的には、支持杆70bの先端のピン部
69がオイルパン11bのフランジ部分に設けてある位
置決め用の係止孔69aに係止し、また支持杆84の先
端の凹状部84aがオイルパン11bのフランジ部の下
面に当接して、エンジン本体を下側から水平に支える。
【0079】これにより、エンジン10は所定の搭載姿
勢(角度)で搬送パレット2上に組まれる。このとき、
トランスミッション支持用のロケータ90も、操作ノブ
96a,102の操作により、あらかじめトランスミッ
ション12の搭載位置に合わせて位置決めされているか
ら、エンジン11と共に下降するトランスミッション1
2は、ロケータ90の先端に在る座部99で下側から支
えられて、搬送パレット2に組み付く。
【0080】これにより、図4に示されるようにサスペ
ンション組立体3とエンジン組立体10との両者が搬送
パレット2上で組まれる。作業ステーションでの作業を
終えると、再び搬送パレット2が搬送路1に沿って送ら
れ、自動車のボディが送られてくる搬送経路(図示しな
い)へ合流していく。
【0081】ここで、サスペンション組立体3、エンジ
ン組立体10は、いずれも所定の搭載姿勢に位置決めら
れているから、ボディが送られる搬送経路と合流した地
点で、搬送パレット2をリフト(図示しない)で自動車
のボディに形成されているエンジンルーム(図示しな
い)に向かって持ち上げると、エンジン組立体10に形
成されている支持部(図示しない)がボディに形成され
ているマウント部(図示しない)と合致する。このとき
サスペンション組立体3の支持部(図示しない)も、ボ
ディに形成されている取付部と合致する。
【0082】ついで、取付部に対する固定作業に移り、
サスペンション組立体3、エンジン組立体10の搭載を
終える。しかして、こうしたエンジン組立体11の搭載
に際し、同一のトランスミッション12に、エンジンセ
ンターQを中心とした角度が異なるエンジン11、すな
わち図8に示されるような横置きエンジン11の搭載姿
勢(角度)θが違うだけのエンジン組付体11を自動車
のボディに搭載するときは、搬送パレット2のロケータ
60,80の向きを調節すればよい。
【0083】具体的には、図8(a),(b)に示され
るように搬送パレット2の搭載位置に向けエンジン11
を下降させ、このエンジン11のオイルパン11bのフ
ランジ部分に在る係止孔69aに支持杆73aのピン部
69が差し込まれたとき、ガイド壁36に付いている操
作ノブ43を手元側に引いて、図8(c)および図7に
示されるようにスライド板39をエンジン11の搭載姿
勢の角度θと対応する位置まで回動する。
【0084】この操作により、エンジン11を支えるロ
ケータ60,80の向き、すなわち支持杆70b,83
そのものの向きが鉛直向きから、エンジン11のセンタ
Qを中心として軸回りにθ分、ずれた位置に変わる。
【0085】すると、ピン部69がフランジ部に差し込
まれたまま、支持杆73b,83の向きが、傾いたエン
ジン11を受けるのに適した向きに調節され、エンジン
センタQを中心として傾いたエンジン11を受ける体制
が整う。
【0086】そして、図9にも示されるようにエンジン
11の下降に伴い、各支持杆70b,83の先端部がオ
イルパン11bの幅方向両側のフランジ部分と当接し、
傾いた搭載姿勢のままエンジン11が下側から支えられ
る。
【0087】したがって、エンジン11は、鉛直搭載姿
勢で用いた支持杆70a,80をそのまま利用して、所
定の傾斜搭載姿勢が保たれるよう、搬送パレット2に組
み付けられる。
【0088】よって、たとえエンジンセンターQを中心
とする姿勢(角度)が異なるだけのエンジン11が結合
されたエンジン組立体10が必要となったとしても、パ
レット本体15に設置された既存のロケータ60,80
をそのまま利用して、同エンジン組立体10を組付ける
ことができる。むろん、図9に示されるように始めにエ
ンジン11の傾きに対応して支持杆70b,83を傾か
せておき、これら支持杆70b,83間にこれに傾き方
向にならって、傾いたエンジン11を挿入するようにし
ても、同様にエンジン11は所定の傾斜搭載姿勢に保た
れるように搬送パレット2に組み付けられるものであ
る。
【0089】また傾くエンジン11を受ける位置換え機
構40は、ロケータ60,80そのものをエンジンセン
ターQを中心とした半径Rの円弧方向に変位自在とした
だけなので、別途、エンジン11の搭載姿勢の角度に応
じた専用のロケータをパレット本体15に設けたり、エ
ンジン姿勢毎に搬送パレット2を新規に製作せずにす
む。
【0090】しかも、位置換え機構40は、ロケータ6
0,80をエンジンセンタQを中心とする円弧の軌跡に
沿ってスライド自在に支持する円弧スライド機構41
と、この円弧スライド機構41で変位させたロケータ6
0,80を所定位置に位置決める位置決め機構42とで
構成したことによって、簡単な構造で、種々エンジン1
1の姿勢の変化に対応できる。
【0091】そのうえ、位置換え機構40をパレット本
体15の上面に沿って変位可能なガイドレール機構33
(水平方向に変位させる手段)で支持させたので、たと
え同一の生産ラインで多車種混流生産すべく、同じ搬送
路1を利用して、エンジン11の搭載位置が異なる多車
種のエンジン組立体10の組み付けが行われたとして
も、それに対応させることができる。
【0092】特に本実施形態のように支持位置A,B
で、支持杆70a,70a、支持杆83,84の置換え
る構造を採用したり、片方のロケータ60だけをスライ
ド機構でスライドさせたりする構造を採用したので、一
層、多くの車種に対応できる。
【0093】加えて、トランスミッション12を支える
ロケータ90も、ガイドレール機構33(水平方向に変
位させる手段)でパレット本体15の上面に支持させた
ので、一層、多車種混流生産に適した搬送パレット2を
提供できる。
【0094】また搬送パレット2に組み付けるに際し、
当初はロケータ60,80の向きをエンジン11を水平
で受ける鉛直向きとし、片側のロケータ60がエンジン
11の幅方向片側のフランジ部分に係止されたとき、始
めてロケータ60,80の向きをエンジン11の搭載姿
勢に合わせて調節する作業を採用したので、エンジン1
1とロケータ60,80との間で行われる位置合わせが
容易である。
【0095】なお、上述した一実施形態ではエンジンを
支えるロケータの向きが変わるようにしたが、トランス
ミッションを支えるロケータの向きも同様な構造で変わ
るようにしてもよい。
【0096】また上述した一実施形態では、前二輪駆動
車のエンジン組立体を組み付けるようにした例を挙げた
が、むろん他の駆動車(RR車,FR車)のエンジン組
立体を組み付けるときにも適用できることはいうまでも
ない。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、別途、専用の支持部材を追加したり、新規
な搬送パレットを製作したりせずに、既存の支持部材を
そのまま利用して、エンジンのエンジンセンターを中心
とした搭載姿勢(角度)の変化に対応できる搬送パレッ
トを提供することができる。しかも、円弧スライド機構
と位置決め機構とを用いるといった簡単な構造で、エン
ジンの姿勢の変化に対応できる。
【0098】
【0099】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加え、たとえエンジンの搭載位置が異な
るようなエンジン組立体の組付けが行われたとしても、
それに対応できるといった効果を奏する。請求項3に記
載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、異な
るトランスミッションの組付けにも対応できるといった
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の搬送パレットの外観を、
それに組み付くエンジン組立体,サスペンション組立体
と共に示す斜視図。
【図2】図1中の矢視αから見た図。
【図3】図1中の矢視βから見た図。
【図4】搬送パレットに、エンジン組立体、サスペンシ
ョン組立体が組み付けられた状態を示す斜視図。
【図5】搬送パレット上のエンジン支持用のロケータ
を、同ロケータをエンジンセンタ回りに変位させる構造
と共に示す分解斜視図。
【図6】トランスミッション支持用のロケータの構造を
示す分解斜視図。
【図7】鉛直方向に向いたエンジンが、搬送パレット上
のエンジン支持用のロケータに支持されるまでを説明す
るための図。
【図8】センタを中心として傾いたエンジンが、同セン
タの軸回りに変位する円弧スライド機構で、同一なエン
ジン支持用のロケータに支持されるまでを説明するため
の図。
【図9】同エンジンがエンジン支持用のロケータに支持
されて搬送パレットに組み付けられた状態を示す図。
【符号の説明】
1…搬送路 2…搬送パレット 3…サスペンション組立体 5…クロスメンバ 6…センタメンバ 10…エンジン組立体 11…横置きエンジン 12…トランスミッション 15…パレット本体 16…サスペンション部材用のロケータ 33…ガイドレール機構 37…円弧形の溝部 39…スライド板 40…位置換え機構(位置換え手段) 40a,40b…横向きローラ 41…円弧スライド機構 42…位置決め機構 43…操作ノブ 60,70a,70b,80,83,84…エンジン支
持用のロケータ,支持杆(第1の支持部材) 90…トランスミッション支持用のロケータ(第2の支
持部材) Q…エンジンセンタ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット本体の上面に、エンジンを所定
    位置で支える第1の支持部材、前記エンジンに結合され
    ているトランスミッションを所定位置で支える第2の支
    持部材が設けられたエンジン・トランスミッション組付
    用搬送パレットにおいて、 少なくとも前記第1の支持部材を前記エンジンのクラン
    ク軸回りの円弧の軌跡に沿ってスライド自在に支持する
    円弧スライド機構と、前記円弧スライド機構で変位させ
    た前記第1の支持部材を所定位置に位置決めする位置決
    め機構と、を備えた位置換え手段を、前記パレット本体
    の上面に設けたことを特徴とするエンジン・トランスミ
    ッション組付用搬送パレット。
  2. 【請求項2】 前記円弧スライド機構が前記パレット本
    体の上面に沿って変位可能な手段で支持されていること
    を特徴とする請求項1に記載のエンジン・トランスミッ
    ション組付用搬送パレット。
  3. 【請求項3】 前記第2の支持部材を前記パレット本体
    の上面に沿って前記円弧スライド機構が変位する方向と
    同方向もしくは異なった方向に変位可能な手段で支持し
    たことを特徴とする請求項1に記載のエンジン・トラン
    スミッション組付用搬送パレット。
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