JP2885677B2 - プリント基板自動位置決め装置 - Google Patents

プリント基板自動位置決め装置

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JP2885677B2
JP2885677B2 JP7325888A JP32588895A JP2885677B2 JP 2885677 B2 JP2885677 B2 JP 2885677B2 JP 7325888 A JP7325888 A JP 7325888A JP 32588895 A JP32588895 A JP 32588895A JP 2885677 B2 JP2885677 B2 JP 2885677B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品自動挿入
機のプリント基板載置用のワークテーブル(以下基板テ
ーブルという)に設けられる位置決めピンを用いたプリ
ント基板位置決め装置に関し、特にプリント基板のサイ
ズの変更に伴う基準穴の位置の変更に対応して位置決め
ピンを自動的に移動させて基板テーブル上の所定の位置
にプリント基板を位置決め保持できるようにしたプリン
ト基板自動位置決め装置に関する。 【0002】 【従来の技術】電子部品自動挿入機は、プリント基板を
基板テーブル上に自動供給して、このプリント基板に電
子部品を自動的に挿入定着させる組立作業を行う自動機
として従来より各種のものが使用されている。これらの
電子部品自動挿入機においては、プリント基板を平板状
の基板テーブル上に供給し、この基板テーブルの水平面
内における前後及び左右方向(つまり、X方向、Y方
向)の移動や回転移動によって、プリント基板の部品挿
入穴を挿入ヘッドの挿入位置に移動設定し、上方から電
子部品の挿入が行われる。依って基板テーブルには自動
供給されるプリント基板を常に定位置に載置保持すべ
く、2個の位置決め穴と位置決めピンを用いた位置決め
装置が設けられている。 【0003】例えば、特開昭60−236285号公報
に係る願書に最初に添付された明細書および図面には、
プリント基板の位置決め装置の例が開示され、この例で
は特に、複数枚の同一種類のプリント基板を一対のガイ
ドレールで摺動保持し、夫々のプリント基板の基準孔に
挿入される第1の位置決めピンと、夫々のプリント基板
の個別孔に挿入される第2の位置決めピンとを前記複数
枚のプリント基板と同数ずつ設け、後者の個別孔に挿入
される第2の位置決めピンは、相互に結合された位置調
整手段に結合して、同時に位置調整を行えるようにして
効率化を図ったものを開示している。 【0004】一方、単一枚のプリント基板を基板テーブ
ル上に位置決めする場合の位置決めピンを用いた従来の
プリント基板の位置決めでは、電子部品自動挿入機自体
が大量生産のために開発されたものであって、しかも同
一寸法のプリント基板のみが使用されるものなので、使
用するプリント基板を変更する時の位置決めピンの設定
変更は作業者が変更作業を行うことで充分であるとされ
ていた。 【0005】然しながら、近時はマイクロコンピュータ
や事務機、家庭電機製品等にもプリント基板を組込んだ
電子機器類が使用されることが増加するに伴って、プリ
ント基板に対する電子部品の自動挿入組立作業をFMS
(フレキシブルマニュファクチュアリングシステム)化
して行い得るように改善することが要望され、電子部品
自動挿入機におけるプリント基板の基板テーブルに対す
る位置決め保持も、プリント基板の変更に伴う位置決め
ピンの設定変更を作業者が介入することなく自動的に遂
行し得るように改善する必要が生じてきた。このような
必要性を満たすべく提案されたプリント基板の位置決め
装置の一例が、特開昭59−181692号に開示され
ている。すなわち、この公知のプリント基板の位置決め
装置では、プリント基板に部品を自動実装するステーシ
ョンにおいて、プリント基板載置用の基板テーブルに換
えてプリント基板の左右の端縁を案内する案内手段を設
け、その片方の案内手段は、プリント基板の搬送方向と
直角な方向に移動可能とし、他方の案内手段は非移動手
段となし、プリント基板の基準穴に挿入する位置決めピ
ンを、プリント基板の搬送方向に間隔をおいて複数配設
し、そのうちの一部の位置決めピンは、プリント基板の
搬送方向と直角な方向にのみ移動し、他の一部の位置決
めピンはプリント基板の搬送方向および搬送方向と直角
な方向の双方に移動可能な構成としてプリント基板のサ
イズの違いに対応してステーション上における案内手段
と位置決めピンとを調整可能としている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上述した諸公知例を考
察すると、特開昭60−236285号公報に係るプリ
ント基板の位置決め装置では、複数枚のプリント基板の
位置決めに当たり、作業者が遂行する位置調整を単一の
摘子手段の利用で同時的に遂行する点の開示があるにし
ても、単一枚毎のプリント基板の位置決めを行うとき、
プリント基板の変更に伴う位置決めピンの位置の変更を
自動的に遂行するための技術的手段に就いては何らの開
示がない。しかも、既述したように電子部品自動挿入機
の挿入ヘッドに対する基板テーブルのX、Y両軸方向の
移動は、電子部品挿入作業を能率良く遂行するためには
高速で移動させなければならないから、基板テーブルを
軽量化することは必須であり、この基板テーブルの軽量
性を損なうことなく、上記位置決めピンないし部材の自
動設定変更を実施し得ることが必要とされる。他方、後
者の特開昭59−181692号公報に開示されたプリ
ント基板の位置決め装置を考察すると、一般的に自動実
装のステーションでは、そこにプリント基板を供給する
手段も自動化され、無人作動されることから、プリント
基板の寸法、サイズが変わることに伴って変更される位
置決めピンの設定変更も一定の基準点を原点にして確実
に設定、変更されなければ、自動化に耐える正確な位置
決めピンの位置の設定変更を達成することは困難になる
ことが予想されるが、この特開昭59−181692号
公報には、その点に就いて何らの手段も開示されていな
い。また、既述したように、電子部品自動挿入機の挿入
ヘッドに対する基板テーブルのX、Y両軸方向の移動
は、電子部品挿入作業を能率良く遂行するためには高速
で移動させなければならないから、基板テーブルを軽量
化することは必須であり、この基板テーブルの軽量性を
損なうことなく、上記位置決めピンないし部材の自動設
定変更を実施し得ることが必要とされる。また、特開昭
59−181692号公報に開示されたプリント基板の
位置決め装置は、プリント基板載置用の基板テーブルを
具備する構成にはなく、プリント基板の左右の端縁を案
内するガイドレール、送りローラ、テンションローラ等
の案内手段を設ける構成を有するものであることから、
上述のような基板テーブルの軽量性を損なうことなく、
位置決めピンないし部材の自動変更を実施し得ることが
必要とされる点に対する何らの解決手段も開示していな
い。依って、本発明の目的は、上述のような従来の技術
の不備を改善し、プリント基板に対する電子部品の挿入
を自動的に行うことのできる電子部品自動挿入機用のプ
リント基板自動位置決め装置を提供せんとするものであ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】上述の目的に鑑みて、本
発明は、位置決め部材を基準側位置決め部材と可動側位
置決め部材とに分け、単一枚のプリント基板の基板テー
ブルへの供給過程で、供給されるプリント基板の変更に
対応して可動側位置決め部材を基準側位置決め部材に対
して自動的に移動させると共にこれを基板テーブルの軽
量化を損なうことなく達成することにより、基板テーブ
ルの移動を可及的に迅速化しつつ同基板テーブル上の所
望の定位置にプリント基板を位置決め、保持できるよう
にし得るようにしたものである。また、本発明は、上記
可動側位置決め部材の移動にあたり、原点設定手段によ
って所定の原点を基準に移動可能にしたものである。す
なわち、電子部品自動挿入機の挿入ヘッドの下方に挿入
ヘッドと対向して設けられると共に一平面内で少なくと
も左右方向と前後方向との直交するX、Y二軸方向に移
動可能に設けられた平板状の軽量化されたプリント基板
載置用の基板テーブルの定位置に一枚のプリント基板を
位置決め保持するプリント基板位置決め装置を実現し、
且つ原点設定手段を設けたものである。 【0008】即ち、本発明によれば、所定方向から供給
されたプリント基板を定位置に位置決め保持するために
少なくとも互いに直交するX,Y二軸方向に移動可能に
設けられたプリント基板載置用の基板テーブルと、前記
基板テーブル上に設けられ、前記プリント基板の一端側
の基準穴に係合して位置決め保持する基準側位置決め部
材及び他端側の基準穴に係合して位置決め保持する可動
側位置決め部材と、前記基準側位置決め部材及び可動側
位置決め部材をプリント基板に嵌脱する位置決め部材駆
動手段と、前記基板テーブル上に設けられて前記プリン
ト基板の供給方向に延設された案内部材と、該案内部材
に沿って移動し先端に前記可動側位置決め部材を保持す
る可動ブラケットと、該可動ブラケットを送り動作させ
る送り手段及び該送り手段を送り方向に駆動するNC制
御された送り駆動源とを具備し、前記基板テーブルが所
定の位置にあるときのみ、前記位置決め部材駆動手段及
び前記送り手段の送り駆動源が作動可能となるように構
成されたプリント基板自動位置決め装置が提供される。 【0009】上述の構成によれば、電子部品自動挿入機
の挿入ヘッドの下方に挿入ヘッドと対向して設けられる
と共に一平面内で少なくとも左右方向と前後方向との直
交するX、Y両軸方向に移動可能に設けられた平板状の
軽量化されたプリント基板載置用の基板テーブルの定位
置に一枚のプリント基板を位置決めするとき、プリント
基板の仕様、寸法の変更に応じて基準側位置決め部材に
対する可動側位置決め部材の位置をNC制御された送り
駆動源からの駆動によって、自動的に変更し、以て上記
定位置にプリント基板を自動的に位置決めできるのであ
る。そして、好ましくは、上記可動側位置決め部材の位
置は、上記送り駆動源からの駆動によって、原点設定用
基準片と原点検出器から成る原点設定手段で設定される
一定の原点位置を基準にして自動的に変更するように構
成するものである。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基いて更に詳細に説明する。図1、図2は、本
発明による基板自動位置決め装置を具備した基板テーブ
ルの要部を示した部分平面図であり、図3及び図4は、
それぞれ図1、図2のII−II線断面図、III −III 線断
面図である。 【0011】図において、10は電子部品自動挿入機の
挿入ヘッド(図示なし)の下方に配設されている基板テ
ーブルであり、この基板テーブル10には矢印“A”の
方向からプリント基板が順次供給され、この基板テーブ
ル10が前後左右及び回転方向に移動して図示しない挿
入ヘッドの下方にプリント基板の所定の挿入穴を位置決
めし、挿入ヘッドによる電子部品の挿入定着の組立作業
を受けた後に次工程に向けて矢印“B”で示す方向に送
出される。 【0012】なお、上述の基板テーブル10の前後、左
右方向(X、Y方向)及び回転方向の移動は、周知のテ
ーブル送り機構、回転割出し機構により、無駄時間、つ
まりアイドルタイムを少なくするように、高速度で送り
移動が行なわれ、挿入ヘッドに対して上記所定の挿入穴
の迅速な位置決めが行なわれる。この基板テーブル10
にはプリント基板の供給及び送出の際にプリント基板を
案内する横ガイド12が設けられている。この横ガイド
12は、プリント基板の両側面を挟持して案内するもの
であって、プリント基板が円滑かつ正しい向き及び姿勢
で所定のプリント基板の取付位置に到達するように案内
する。 【0013】さて、基板テーブル10の一端、本図示例
ではプリント基板の送出端側に基準側位置決めピン16
がピン支持腕18によって横ガイド12の内側に突出し
た先端に設けられており、このピン支持腕18の基端側
は軸受20を介して水平軸22に回転可能に保持されて
いる。水平軸22はブラケット24に取付けられてお
り、同ブラケット24は、基板テーブル10の送出端側
の側方に取付けられている。プリント基板の供給端側に
は、可動側位置決めピン28が同じくピン支持腕30に
保持されて設けられている。このピン支持腕30は軸受
32を介して可動ブラケット36の水平軸34に枢着さ
れており、同可動ブラケット36はボールねじ軸38に
螺合されている。 【0014】このボールねじ軸38は基準側位置決めピ
ン16の近くの送出端側に設けられた保持具40と、供
給端側に設けられた他の保持具42とに軸受44a、4
4bを介して軸承されており、ボールねじ軸38の軸心
はプリント基板の前記供給、送出方向すなわち横ガイド
12の延設されている方向と一致している。上記ボール
ねじ軸38の軸心と平行に案内杆46が上述の両保持具
40、42の間に設けられ、この案内杆46には可動ブ
ラケット36の足36aが摺動可能に嵌合されている。
また該可動ブラケットの足36aから後述するドグ48
が突起形状部として設けられている。ピン支持腕18、
30は、図3に示すように、上面に嵌合溝18a、30
a(18aは図示せず)が形成されており、この嵌合溝
18a、30aにロッド76が嵌入している。 【0015】ロッド76の両端はそれぞれ固定ブラケッ
ト78、80に回動自在に軸承されたレバー82、84
に固定されており、供給端側のレバー84は下方に突出
しており、ばね86で位置決めピン16、28がプリン
ト基板の基準穴に嵌入する方向に付勢されており、図2
及び図3に示す所定の位置に位置決めされたときに、基
板テーブル10の外部の固定位置に設けられたシリンダ
88の作動によってレバー84が図3において反時計方
向に回動することによって位置決めピン16、28がプ
リント基板の基準穴から外される。更に上記ボールねじ
軸38から保持具42を貫通して基板テーブル10の送
入端に突出した端部にはクラッチ歯50を有した結合子
52が取付けられており、この結合子52のクラッチ歯
50は、図2に明示のごとく、基板テーブル10の外側
に配設され、かつ、軸方向に対向して設けられた軸動結
合子54のクラッチ歯56と機械的に噛合可能に設けら
れている。すなわち、軸動結合子54は回転駆動源、例
えばパルスモータ、直流モータ等のNC制御された電動
機(図示なし)の出力軸端に結合した回転入力軸58の
一端に形成された摺動溝60にキー62を突出挿入して
軸方向には移動可能にかつ軸心まわりには該入力軸58
と一体回転可能に設けられているから、基板テーブル1
0が図2に示す所定の位置に位置決めされているとき
に、軸動結合子54が入力軸58に対して基板テーブル
10側に向けて摺動前進すると、クラッチ歯56が結合
子52のクラッチ歯50に噛合するのである。こうして
結合子52と54とが機械的に噛合結合すると、入力軸
58を介して回転駆動源の回転がボールねじ軸38を回
転させ、故に、このボールねじ軸38に螺合した可動ブ
ラケット36を移動させて可動側位置決めピン28を基
準側位置決めピン16に対して相対移動させるのであ
る。なお、軸動結合子54の入力軸58に沿う前進、後
退の軸動は、上記の回転駆動源と同様に基板テーブル1
0の外部に配設されたシリンダ64によって支点66に
関し揺動可能に設けられたレバー68によって駆動され
る。つまり、該レバー68のストッパ70が固定ストッ
パ72に当接するまで揺動したとき、上記軸動結合子5
4のクラッチ歯56がボールねじ軸38の結合子52の
クラッチ歯50とちょうど噛合結合するように固定スト
ッパ72が調節配置されている。 【0016】上記基板テーブル10の可動側位置決めピ
ン側の側方部には更にドグ検出器74が、基板テーブル
10に対して外部領域に設けられている。このドグ検出
器74は、可動ブラケット36のドグ48を検出するた
めに設けられており、基板テーブル10が図2に示す所
定の位置に位置決めされているときに、このドグ検出器
74によってドグ48が検出されたとき、可動側位置決
めピン28はその軸動の原点位置に在るものとして設定
されている。なお、このドグ検出器74は、図示されて
ないが基板テーブル10の回転の障害とならないよう
に、同基板テーブル10に臨んだ位置から退避可能であ
り、周知のフォトセンサ、磁気センサ等の適宜の検出器
によって構成すればよく、ドグ48と協働して原点設定
手段を形成している。 【0017】上述の構成によれば、軸動結合子54、回
転駆動源、シリンダ64、固定ストッパ72、ドグ検出
器74等はそれぞれ基板テーブル10の外部に設けら
れ、軸動結合子54がシリンダ64、レバー68の作動
によって、所定の位置に位置決めされた基板テーブル1
0上の結合子52と噛合されると、回転駆動源の回転が
ボールねじ軸38に伝達され、可動ブラケット36を介
して可動側位置決めピン28を基準側位置決めピン16
に対して接近、離間の両方向に移動させることができる
のである。つまり、可動側位置決めピン28の自動送り
手段が上記の回転駆動源、両結合子52、54からなる
機械的クラッチ、ボールねじ軸38と可動ブラケット3
6のナット等によって構成されているのである。 【0018】上述した構成によれば、可動側位置決めピ
ン28を自動送り手段によって自動送りすることにより
基準側位置決めピン16と可動側位置決めピン28との
間の距離を適宜に設定することができる。つまり、回転
駆動源を構成する、例えばパルスモータによってボール
ねじ軸38を一定回転数だけ回転させれば、該ボールね
じ軸38の回転数に対応した一定距離だけ可動側位置決
めピン28を基準側位置決めピン16に対して相対移動
させることができる。依って、このような自動送り手段
を用いれば基準側位置決めピン16に対して可動側位置
決めピン28の位置を基板テーブル10に供給されるプ
リント基板の寸法の変化によるプリント基板の基準穴の
位置の変化に合わせて自動的に移動させ、各種サイズの
プリント基板を基板テーブル10に位置決め保持するこ
とができるのである。 【0019】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、基準側位置決め部材及び可動側位置決め部材
を具備し、その可動側位置決め部材を原点位置から自動
送り手段により自動的に移動させることが可能な自動基
板位置決め装置が得られることから、そのような位置決
め装置を例えば、電子部品自動挿入機の基板テーブルに
具備させれば、プリント基板に対する電子部品の挿入定
着による組立作業過程で、供給されるプリント基板の形
式の変更によって寸法変化があった場合にも自動的に当
該プリント基板に応じて位置決め部材の位置を変更でき
るから、かかる組立作業の量産化に伴うFMS化をも可
能にする効果が得られる。 【0020】しかも、基板テーブル上にプリント基板が
位置決めされたとき、基板テーブルは、前後、左右及び
回転の移動を高速度で行なって、プリント基板の多数の
電子部品挿入穴を次々に自動電子部品挿入機の挿入ヘッ
ドの下方に迅速に位置決めして、電子部品の挿入を無駄
時間なく、高速度で遂行する必要があるから、基板テー
ブルの軽量性を損なうことなく、可動位置決め部材の自
動送り手段が設けられる必要があるが、本発明によれ
ば、既述した本装置の構成の説明から明らかなように、
可動位置決めピンの送り手段の駆動源や機械的クラッチ
の要部は全て基板テーブルの外部に設ける構成が取られ
ているから、基板テーブルの重量増加が積極的に抑制で
き、従って高速度による挿入穴の位置決めを遂行する機
能が維持でき、特に、多数のプリント基板をFMS化に
より自動処理する過程では、この高速度の基板テーブル
の位置決め性能の確保の効果は高生産能率の観点から極
めて大きい。 【0021】なお、上述した本発明の構成では、可動位
置決め部材をプリント基板の変更に対応して移動させる
作用は、基板テーブルが所定の位置、つまり、クラッチ
機構が噛み合わされる位置でしか遂行し得ないが、プリ
ント基板の変更は、ロット数単位で多くは行なわれるか
ら、1ロット数が数百から数万のプリント基板を処理す
る工程内では、ロットが変わるときに供給位置近傍の所
定の位置で可動位置決め部材の自動位置決めが行い得れ
ば、実質的に何らの支障はないのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る自動基板位置決め装置が電子部品
自動挿入機のワークテーブルに具備された状態の要部構
成の半分を示す平面図である。 【図2】本発明に係る自動基板位置決め装置が電子部品
自動挿入機のワークテーブルに具備された状態の要部構
成の他の半分を示す平面図である。 【図3】図2のII−II線断面図である。 【図4】図1のIII−III線断面図である。 【符号の説明】 10…基板テーブル 16…基準側位置決めピン 18…ピン支持腕、 28…可動側位置決めピン 30…ピン支持腕 36…可動ブラケット 38…ボールねじ軸 46…案内杆 48…ドグ 50…クラッチ歯 52…結合子 54…軸動結合子 56…クラッチ歯 58…入力軸 64…シリンダ 68…レバー 74…ドグ検出器 76…ロッド 84…レバー 86…ばね 88…シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 19/00 302 B23B 41/00 B23Q 3/18 B23P 21/00 305

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.所定方向から供給されたプリント基板を定位置に位
    置決め保持するために少なくとも互いに直交するX,Y
    二軸方向に移動可能に設けられたプリント基板載置用の
    基板テーブル(10)と、 前記基板テーブル(10)上に設けられ、前記プリント
    基板の一端側の基準穴に係合して位置決め保持する基準
    側位置決め部材(16)及び他端側の基準穴に係合して
    位置決め保持する可動側位置決め部材(28)と、 前記基準側位置決め部材(16)及び可動側位置決め部
    材(28)をプリント基板に嵌脱する位置決め部材駆動
    手段(18,30,76,84,86,88)と、 前記基板テーブル(10)上に設けられて前記プリント
    基板の供給方向に延設された案内部材(46)と、 該案内部材(46)に沿って移動し先端に前記可動側位
    置決め部材(28)を保持する可動ブラケット(36)
    と、 該可動ブラケット(36)を送り動作させる送り手段
    (38)及び該送り手段(38)を送り方向に駆動する
    NC制御された送り駆動源(58)とを具備し、 前記基板テーブル(10)が所定の位置にあるときの
    み、前記位置決め部材駆動手段(18,30,76,8
    4,86,88)及び前記送り手段(38)の送り駆動
    源(58)が作動可能となるように構成されたことを特
    徴とするプリント基板位置決め装置。 2.前記可動ブラケット(36)の端部に設けられた原
    点設定用基準片(48)と、前記可動ブラケット(3
    6)の移動範囲の一端を検出する原点検出器(74)と
    からなる原点設定手段を具備して構成されたことを特徴
    とする請求項1に記載のプリント基板自動位置決め装
    置。
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