JPH03221326A - 部品供給装置とこれを用いた部品供給方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子部品装着機などに部品を供給する部品供給
装置とこの部品供給装置を用いた部品供給方法に関する
ものである。

従来の技術 プリント基板に電子部品を装着する電子部品装着機に前
記電子部品を供給するための部品供給装置は、部品供給
カセットなど複数の部品供給ユニットがセットされ一方
向において往復移動可能な供給テーブルと、この供給テ
ーブルを前記方向に往復移動させて所定の部品供給ユニ
ットを部品取出位置に位置決めする移動手段とを備え°
ている。

従来の部品供給装置は、第３図に示すように、供給テー
ブルａの移動方向にネジ軸すを回転可能に配し、その一
端にこのネジ軸すを回転駆動する駆動手段Ｃを設け、供
給テーブルａには前記ネジ軸すに螺合するナツト部ｄを
固設している。

発明が解決しようとする課題 しかし上記従来例では、供給テーブルが１つであるため
、供給テーブルにセットされた部品供給ユニットが部品
切れになったり生産機種に応じた段取替えなどで部品供
給ユニットの補充や交換を行う際、部品供給作業中の供
給テーブルを部品供給位置から待機位置に移動させて補
充や交換を行った後、再びこの供給テーブルを前記部品
供給位置に移動させて部品供給作業を再会しなければな
らない。このため、部品供給ユニットの補充や交換の間
は部品供給作業が中断され、部品供給の作業効率が悪い
という問題がある。

これに対して供給テーブルを複数配設し、各供給テーブ
ルを独立に往復移動させる移動手段を設けることが考え
られる。

しかし上記従来例においては、ネジ軸を供給テーブルの
配設数に応じて複数本配設しなければならないため、そ
の配設空間によって装置が大型化するという問題が生し
る。

又供給テーブルを複数設けるとこれに応して長いネジ軸
を使用しなければならずその中間部において撓みが大き
くなるが、上記従来例ではネジ軸を回転させる構成とな
っているため、この回転によって前記撓みが増幅され、
供給テーブルの移動や位置決めに支障をきたすという問
題も生じる。

本発明は上記問題点に鑑み、１本のネジ軸を用いること
によって２つの供給テーブルを独立に往復移動させるこ
とができる部品供給装置と、これを用いて部品供給の作
業効率を向上させることができる部品供給方法を提供す
ることを目的とする。

課題を解法するための手段 本発明の部品供給装置は上記目的を達成するため、複数
の部品供給ユニットがセット可能な第１供給テーブルと
第２供給テーブルと並設すると共に、これら供給テーブ
ルをその並設方向において部品供給位置と夫々の待機位
置との間で往復移動可能に設ける一方、これら供給テー
ブルの移動手段を、前記並設方向に沿って配設固定した
ネジ軸と、各供給テーブルに配設され前記ネジ軸に螺合
するナンド部と、各供給テーブルに配設され前記ナツト
部を前記ネジ軸まわりに回転駆動する駆動手段とによっ
て構成したことを特徴とする。

本発明の第１の部品供給方法は、上記部品供給装置を用
い、再供給テーブルに同一生産機種に使用する部品供給
ユニットの組を夫々セットし、第１供給テーブルを部品
供給位置に移動させると共に、第２供給テーブルをその
待機位置で待機させ、第１供給テーブルで任意の部品供
給ユニットが部品切れになったとき、第１供給テーブル
をその待機位置に移動さると共に、第２供給テーブルを
部品供給位置に移動させて部品供給を行うことを特徴と
する。

本発明の第２の部品供給方法は、上記部品供給装置を用
い、所定生産機種に使用する部品供給ユニットの組がセ
ットされた第１供給テーブルを用いて行われる部品供給
が終了するまでの間に、第２供給テーブルに異なる生産
機種に使用する部品供給ユニットの組をセットし、前記
部品供給の終了後、第１供給テーブルを待機位置に移動
させると共に、第２供給テーブルを部品供給位置に移動
させて部品供給を行うことを特徴とする。

本発明の第３の部品供給方法は、上記部品供給装置を用
い、両供給テーブルに所定生産機種に使用する部品供給
ユニットの組を分けてセットした後、これら供給テーブ
ルを部品供給位置に移動させて部品供給を行うことを特
徴とする。

作用 本発明の部品供給装置によれば、夫々の供給テーブルに
設置した駆動手段によって夫々のナンド部を回転駆動す
ることにより、各供給テーブルを独立して移動させるこ
とができる。ネジ軸は１本でその設置スペースは拡大せ
ず、しかもこのネジ軸は固定なので撓みの増幅は生じな
い。

本発明の第１の部品供給方法によれば、第１供給テーブ
ルにおいて任意の部品供給ユニットに部品切れが生じた
場合、予め前記部品の部品供給ユニットがセットされた
第２供給テーブルを部品供給位置に移動させることによ
り、第１供給テーブルの部品補充が終了する以前に前記
部品の供給を再開することができるので、部品供給作業
が中断される時間を短縮することができる。

本発明の第２の部品供給方法によれば、第１供給テーブ
ルからの部品供給が終了した後、第２供給テーブルを待
機位置から部品供給位置に移動させることによって、第
１供給テーブルの部品供給ユニットを交換することなく
異なる生産機種の部品供給を開始することができるので
生産機種の段取替えに要する時間を短縮することができ
る。

本発明の第３の部品供給方法によれば、両供給テーブル
を用いて部品供給を行うことができるので、使用部品の
種類が多い生産機種の部品供給に対応することができる
。

実施例 本発明の実施例を、第１図及び第２図に基き説明する。

本実施例の部品供給装置は、第１図に示すように、第１
供給テーブル１と第２供給テーブル２とを、レール３に
よって往復移動可能に案内支持している。これら供給テ
ーブルｌ、２の下方には、ネジ軸４が前記方向に沿って
配設固定されている。各供給テーブル１．２の下面側に
は、前記ネジ軸４に螺合するナンド部５と、このナツト
部５をネジ軸４まわりに回転駆動する中空モータ（駆動
手段）６とを夫々設置している。この中空モータ６は、
供給テーブル１．２の下面に固定されたステータ７の内
部に、前記ネジ軸４と同心状に配された円筒状のロータ
８を軸受け９を介して回転可能に備えている。このロー
タ８の一端部は前記ナツト部５に結合されている。従っ
て中空モータ６がそのロータ８を回転させることにより
前記ナツト部５を回転させ、各供給テーブルｌ、２を前
記レール３に沿って夫々独立に往復移動させることがで
きる。

本実施例の部品供給装置は、第２図に示すように、電子
部品装着機１０の背面部に設置されている。第１供給テ
ーブルｌはレール３の右端側位置を、部品供給カセソｌ
−１１のセットを行う部品補充位置Ｓ、としている。第
２供給テーブル２はレール３の左端側位置を、部品供給
カセット１２のセットを行う部品補充位置Ｓ、としてい
る。

又レール３の部品装着ヘッド１２に対応する位置を、各
供給テーブルｌ、２の部品供給位置Ｆとしている。

以上のように構成した部品供給装置の３つの動作モード
を順に説明する。

第１の動作モードは同一生産機種の部品供給を行うもの
で、第１供給テーブルｌと第２供給テーブル２とを分割
して用いる交換モードである。

先ず、各供給テーブル１．２に同一生産機種に使用する
電子部品の部品供給カ七ノ目１の組を夫々セットする。

次に第１供給テーブルｌを部品供給位置Ｆに移動させ、
この供給テーブルｌから電子部品装着機１０に部品供給
を行う。第２供給テーブル２は部品補充位置Ｓ２で待機
させる。

第１供給テーブル１の部品供給力セノ）１１から所定プ
ログラムに暴く部品供給を行う。部品切れが発生すると
その内容を記憶して前記プログラムをＥＯＰまで実行し
た後、第１供給テーブル１を部品補充位置Ｓ、に移動さ
せる。次に部品補充位置Ｓ２で待機していた第２供給テ
ーブル２を部品供給位置Ｆに移動させ、この第２供給テ
ーブル２にセットされた部品供給カセット１１から前記
部品切れ分の部品供給を行う。この間、第１供給テーブ
ル１は部品補充位置Ｓ１で部品補充される。

以上の交換モードによれば、部品切れ発生に伴う部品供
給作業の中断時間を、再供給テーブル１．２の移動に要
する時間に短縮することができる。

第２の動作モードは生産機種の切替に伴う部品供給で、
第１の動作モードと同しく２つの供給テーブルｌ、２を
分割して用いる準備モートである。

第１供給テーブル１に所定生産機種に使用する部品供給
カ七ノロｌの組をセットし、部品供給位置Ｆに移動させ
て部品供給を行う。第２供給テーブル２には、前記部品
供給が終了するまでの間に、異なる生産機種に使用する
部品供給カ七ソ目ｌの組をセットする。前記部品供給の
終了後、第１供給テーブル１を待機位置Ｓ１に移動させ
ると共に、第２供給テーブルを部品供給位置Ｆに移動さ
せて部品供給を行う。

以上の準備モードによれば、生産機種の切替に伴う部品
供給作業の中断時間を、再供給テーブル１．２の移動に
要する時間に短縮することができる。

第３の動作モードは第１、第２供給テーブル１．２を同
時に用いる接続モードで、再供給テーブル１．２に所定
生産機種に使用する部品供給カセット１１の組を分けて
セットした後、これら供給テーブル１．２を部品供給位
置Ｆに移動させて部品供給を行う。この接続モードによ
れば、使用部品の種類の多い生産機種に対応することが
できる。

本発明は上記実施例に示すほか、種々の態様に構成する
ことができる。例えば上記実施例では供給テーブルの駆
動手段に中空モータを用いナツト部と前記駆動手段とを
同軸状に配設したが、公知の駆動手段を用いることもで
きる。

発明の効果 本発明の部品供給装置は上記構成、作用を有するので、
２つの供給テーブルに対しネジ軸は１本でよく、装置の
大型化を伴うことなく前記供給テーブルを独立に移動さ
せることができる。

本発明の部品供給方法は上記１戒、作用を有するので、
部品切れや段取替に伴う部品供給作業の中断時間を２つ
の供給テーブルの入替に要する時間に短縮することがで
き、部品供給の作業効率を向上させることができる。又
使用部品の種類の多い生産機種に対応することもできる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の一部を断面して示す正面図、
第２図はその全体構成を示す平面図、第３図は従来例の
正面図である。 第１供給テーブル 第２供給テーブル ネジ軸 ナツト部 駆動手段 部品供給位置 待機位置

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　複数の部品供給ユニットがセット可能な第１供
   給テーブルと第２供給テーブルと並設すると共に、これ
   ら供給テーブルをその並設方向において部品供給位置と
   夫々の待機位置との間で往復移動可能に設ける一方、こ
   れら供給テーブルの移動手段を、前記並設方向に沿って
   配設固定したネジ軸と、各供給テーブルに配設され前記
   ネジ軸に螺合するナット部と、各供給テーブルに配設さ
   れ前記ナット部を前記ネジ軸まわりに回転駆動する駆動
   手段とによって構成したことを特徴とする部品供給装置
   。
2. （２）　請求項１記載の部品供給装置を用い、両供給テ
   ーブルに同一生産機種に使用する部品供給ユニットの組
   を夫々セットし、第１供給テーブルを部品供給位置に移
   動させると共に、第２供給テーブルをその待機位置で待
   機させ、第１供給テーブルで任意の部品供給ユニットが
   部品切れになったとき、第１供給テーブルをその待機位
   置に移動さると共に、第２供給テーブルを部品供給位置
   に移動させて部品供給を行うことを特徴とする部品供給
   方法。
3. （３）　請求項１記載の部品供給装置を用い、所定生産
   機種に使用する部品供給ユニットの組がセットされた第
   １供給テーブルを用いて行われる部品供給が終了するま
   での間に、第２供給テーブルに異なる生産機種に使用す
   る部品供給ユニットの組をセットし、前記部品供給の終
   了後、第１供給テーブルを待機位置に移動させると共に
   、第２供給テーブルを部品供給位置に移動させて部品供
   給を行うことを特徴とする部品供給方法。
4. （４）　請求項１記載の部品供給装置を用い、両供給テ
   ーブルに所定生産機種に使用する部品供給ユニットの組
   を分けてセットした後、これら供給テーブルを部品供給
   位置に移動させて部品供給を行うことを特徴とする部品
   供給方法。