JP3205958B2 - 前もつて硬化される繊維ウエブのニードルパンチ装置 - Google Patents
前もつて硬化される繊維ウエブのニードルパンチ装置Info
- Publication number
- JP3205958B2 JP3205958B2 JP12616197A JP12616197A JP3205958B2 JP 3205958 B2 JP3205958 B2 JP 3205958B2 JP 12616197 A JP12616197 A JP 12616197A JP 12616197 A JP12616197 A JP 12616197A JP 3205958 B2 JP3205958 B2 JP 3205958B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber web
- needle
- mounting plate
- roller
- web mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 title claims description 93
- 238000004080 punching Methods 0.000 title claims description 14
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 12
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 12
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 4
- 238000009950 felting Methods 0.000 description 2
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H18/00—Needling machines
- D04H18/02—Needling machines with needles
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B27/00—Work-feeding means
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H18/00—Needling machines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、突刺し方向に住復駆動
可能な少なくとも1つのニードルボードと、挿入ローラ
と引出しローラとの間にあつてニードルボードに対向し
かつ静止している繊維ウエブ載置板とを有する、前もつ
て硬化される繊維ウエブのニードルパンチ装置に関す
る。
可能な少なくとも1つのニードルボードと、挿入ローラ
と引出しローラとの間にあつてニードルボードに対向し
かつ静止している繊維ウエブ載置板とを有する、前もつ
て硬化される繊維ウエブのニードルパンチ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の装置では、ニードルボー
ドに対向する繊維ウエブ載置板と、この繊維ウエブ載置
板とニードルボードとの間にあるストリツパプレートと
の間に、繊維ウエブが導かれ、このニードルボードにあ
るニードルがストリツパプレートの貫通孔を通つて繊維
ウエブへ突刺さる。繊維ウエブ載置板のように大抵は穴
あき板から成るストリツパプレートには、このようなス
トリツパプレートではニードルから完全には釈放されな
い繊維ウエブからニードルを支障なく引抜くのを可能に
するという役割がある。なぜならば、繊維を連行するの
に必要なニードルの逆鉤は、繊維ウエブの少なくとも一
部を妨げられることなく持上げることができるからであ
る。しかし繊維ウエブに係合したままであるニードル
は、必然的に繊維ウエブの送りを著しく妨げる。この理
由から、ニードルピツチに従つせ穴あけされかつ特定の
強度要求を満たすだけでなく繊維ウエブ厚さに合わせる
ため突刺し方向にも調節されねばならないストリツパプ
レートのための著しい費用にもかかわらず、公知のニー
ドルパンチ装置では、このようなストリツパプレートを
省くことはできない。
ドに対向する繊維ウエブ載置板と、この繊維ウエブ載置
板とニードルボードとの間にあるストリツパプレートと
の間に、繊維ウエブが導かれ、このニードルボードにあ
るニードルがストリツパプレートの貫通孔を通つて繊維
ウエブへ突刺さる。繊維ウエブ載置板のように大抵は穴
あき板から成るストリツパプレートには、このようなス
トリツパプレートではニードルから完全には釈放されな
い繊維ウエブからニードルを支障なく引抜くのを可能に
するという役割がある。なぜならば、繊維を連行するの
に必要なニードルの逆鉤は、繊維ウエブの少なくとも一
部を妨げられることなく持上げることができるからであ
る。しかし繊維ウエブに係合したままであるニードル
は、必然的に繊維ウエブの送りを著しく妨げる。この理
由から、ニードルピツチに従つせ穴あけされかつ特定の
強度要求を満たすだけでなく繊維ウエブ厚さに合わせる
ため突刺し方向にも調節されねばならないストリツパプ
レートのための著しい費用にもかかわらず、公知のニー
ドルパンチ装置では、このようなストリツパプレートを
省くことはできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従つて本発明の基礎に
なつている課題は、最初にあげた種類の前もつて硬化さ
れる繊維ウエブのニードルパンチ装置を改良して、繊維
ウエブからのニードルの引抜きを妨げることなく、しか
も繊維ウエブの送りを妨げることなく、ストリツパプレ
ートを不要にすることである。
なつている課題は、最初にあげた種類の前もつて硬化さ
れる繊維ウエブのニードルパンチ装置を改良して、繊維
ウエブからのニードルの引抜きを妨げることなく、しか
も繊維ウエブの送りを妨げることなく、ストリツパプレ
ートを不要にすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、ニードルパンチ装置がストリツパプレ
ートを有しておらず、ニードルボードが、繊維ウエブ通
過方向に連続的に凸に湾曲する引出しローラに直接対向
して設けられ、引出しローラの引出し速度が挿入ローラ
の送り速度を上回り、それにより繊維ウエブをウエブ載
置板へ押しつける張力が繊維ウエブへ加えられる。
本発明によれば、ニードルパンチ装置がストリツパプレ
ートを有しておらず、ニードルボードが、繊維ウエブ通
過方向に連続的に凸に湾曲する引出しローラに直接対向
して設けられ、引出しローラの引出し速度が挿入ローラ
の送り速度を上回り、それにより繊維ウエブをウエブ載
置板へ押しつける張力が繊維ウエブへ加えられる。
【0005】
【発明の効果】繊維ウエブ載置板とニードルボードとの
間にある従来のストリツパプレートをなくすことができ
るようにするため、ニードルの引抜き抵抗に抗して繊維
ウエブを繊維ウエブ載置板へ押付けねばならない。この
目的のため繊維ウエブ載置板は連続的に凸な湾曲部を持
ち、繊維ウエブ載置板の凸な湾曲部のため繊維ウエブを
繊維ウエブ載置板へ押付ける適当な張力を繊維ウエブが
受けるので、ニードルを困難なしに繊維ウエブから引抜
くことができる。挿入ローラ及び引出しローラが適当な
速度差で駆動されると、繊維ウエブの引張り荷重はこれ
らの挿入ローラ及び引出しローラを介して簡単に得られ
る。繊維ウエブへ適当な引張り荷重を加えるための前提
条件は、もちろん繊維ウエブが充分な縦方向強度を持つ
ていることであるが、これは普通の前もつて硬化される
繊維ウエブに当てはまる。
間にある従来のストリツパプレートをなくすことができ
るようにするため、ニードルの引抜き抵抗に抗して繊維
ウエブを繊維ウエブ載置板へ押付けねばならない。この
目的のため繊維ウエブ載置板は連続的に凸な湾曲部を持
ち、繊維ウエブ載置板の凸な湾曲部のため繊維ウエブを
繊維ウエブ載置板へ押付ける適当な張力を繊維ウエブが
受けるので、ニードルを困難なしに繊維ウエブから引抜
くことができる。挿入ローラ及び引出しローラが適当な
速度差で駆動されると、繊維ウエブの引張り荷重はこれ
らの挿入ローラ及び引出しローラを介して簡単に得られ
る。繊維ウエブへ適当な引張り荷重を加えるための前提
条件は、もちろん繊維ウエブが充分な縦方向強度を持つ
ていることであるが、これは普通の前もつて硬化される
繊維ウエブに当てはまる。
【0006】繊維ウエブ載置板の到来範囲及び退去範囲
でも繊維ウエブの充分な接触を保証するため、繊維ウエ
ブは繊維ウエブ載置板の接線到来面又は退去面で案内さ
れてはならない。このため繊維ウエブ載置板と挿入ロー
ラ及び引出しローラとの間の繊維ウエブ通過面は、むし
ろ繊維ウエブ載置板の接線到来面又は退去面から、ニー
ドルボードとは反対の側へ離れるように傾斜して延びて
いなければならず、それにより繊維ウエブ載置板の到来
縁及び退去縁で繊維ウエブは、到来範囲及び退去範囲で
も繊維ウエブの充分な接触を保証する転向を受ける。
でも繊維ウエブの充分な接触を保証するため、繊維ウエ
ブは繊維ウエブ載置板の接線到来面又は退去面で案内さ
れてはならない。このため繊維ウエブ載置板と挿入ロー
ラ及び引出しローラとの間の繊維ウエブ通過面は、むし
ろ繊維ウエブ載置板の接線到来面又は退去面から、ニー
ドルボードとは反対の側へ離れるように傾斜して延びて
いなければならず、それにより繊維ウエブ載置板の到来
縁及び退去縁で繊維ウエブは、到来範囲及び退去範囲で
も繊維ウエブの充分な接触を保証する転向を受ける。
【0007】更に従来のストリツパプレートがなくなる
ことにより、加工幅にわたつて延びかつ繊維ウエブ載置
板に直接対向する少なくとも1つのニードル範囲をニー
ドルボードに設けることができ、このニードル範囲は、
別々の穴へ挿入される最小5本のニードル、なるべく1
cm2当り最小8本のニードルを持つている。ニードル
分布の密度の増大と共にフエルト化度が増大すると共
に、ニードルパンチ中における突刺し模様と繊維ウエブ
の送り速度との関係が減少するので、加工幅にわたる適
当な大きさのニードル密度では、硬化のためにかつそれ
ぞれの繊維ウエブ送りに無関係な均一な突刺し密度に関
しても、特に有利な条件を生ずることができる。しかし
この目的のために充分大きいニードル密度は、ニードル
ボードと繊維ウエブ載置板との間にストリツパプレート
が必要でない時にのみ、構造的に可能である。なぜなら
ば、その時にのみ、ストリツパプレートの穴間隔による
ニードル相互間隔の制限がなくなるからである。従つて
ニードルの最小相互間隔は、ニードルボードの範囲にお
ける強度状態にのみ関係し、それにより充分大きいニー
ドル密度が可能になる。適当な効果を確保するため、ニ
ードルボードは、加工幅にわたつて延びるニードル範囲
に、1cm2当り最小5本のニードルを備えることがで
きる。もちろん最小数を1cm2当り最小8本のニード
ル及びそれ以上に高めると、一層有利な状態が得られ
る。
ことにより、加工幅にわたつて延びかつ繊維ウエブ載置
板に直接対向する少なくとも1つのニードル範囲をニー
ドルボードに設けることができ、このニードル範囲は、
別々の穴へ挿入される最小5本のニードル、なるべく1
cm2当り最小8本のニードルを持つている。ニードル
分布の密度の増大と共にフエルト化度が増大すると共
に、ニードルパンチ中における突刺し模様と繊維ウエブ
の送り速度との関係が減少するので、加工幅にわたる適
当な大きさのニードル密度では、硬化のためにかつそれ
ぞれの繊維ウエブ送りに無関係な均一な突刺し密度に関
しても、特に有利な条件を生ずることができる。しかし
この目的のために充分大きいニードル密度は、ニードル
ボードと繊維ウエブ載置板との間にストリツパプレート
が必要でない時にのみ、構造的に可能である。なぜなら
ば、その時にのみ、ストリツパプレートの穴間隔による
ニードル相互間隔の制限がなくなるからである。従つて
ニードルの最小相互間隔は、ニードルボードの範囲にお
ける強度状態にのみ関係し、それにより充分大きいニー
ドル密度が可能になる。適当な効果を確保するため、ニ
ードルボードは、加工幅にわたつて延びるニードル範囲
に、1cm2当り最小5本のニードルを備えることがで
きる。もちろん最小数を1cm2当り最小8本のニード
ル及びそれ以上に高めると、一層有利な状態が得られ
る。
【0008】もちろんニードルボードのもつと大きいニ
ードル密度は、繊維ウエブ載置板を従来のように穴あき
板として構成するのを妨げる。それにもかかわらず繊維
ウエブの完全な突刺を保証するため、ニードルの延長範
囲に繊維ウエブ載置板がその強度を低下しない表面凹所
を持つことができる。
ードル密度は、繊維ウエブ載置板を従来のように穴あき
板として構成するのを妨げる。それにもかかわらず繊維
ウエブの完全な突刺を保証するため、ニードルの延長範
囲に繊維ウエブ載置板がその強度を低下しない表面凹所
を持つことができる。
【0009】
【実施例】図面には本発明の実施例が示されている。繊
維ウエブ1のニードルパンチ装置の図1による実施例
は、大体において穴あき板の形の静止している繊維ウエ
ブ載置板2と、繊維ウエブ載置板2のすぐ上に設けられ
かつ矢印4で示すように繊維ウエブ載置板2に対して往
復駆動可能なニードルボード3とから成つている。ニー
ドルボード3のニードルは符号5をつけられている。こ
の種の従来の装置と異なり、ニードルボード3と繊維ウ
エブ載置板2との間にストリツパプレートはない。繊維
ウエブ載置板2が繊維ウエブ通過方向6において連続的
に凸に湾曲し、挿入ローラ7と引出しローラ8との間で
繊維ウエブ1へ張力がかけられるので、このようなスト
リツパプレートをなくすことが可能である。張力をかけ
るため、挿入ローラ8は引出しローラ7より大きい周速
で駆動される。繊維ウエブ1のこの引張り荷重により、
繊維ウエブ載置板2の凸な湾曲に関連して、静止してい
る繊維ウエブ載置板2へ繊維ウエブ1の押圧力が生ずる
ので、生ずる法線力が繊維ウエブ1からのニードル5の
引抜き抵抗に抗して作用する結果、ストリツパプレート
がないにもかかわらず、 ニードル5を困難なしに繊維
ウエブ1から引抜くことができる。同じ長さのニードル
5を使用できるようにするため、図面からわかるよう
に、ニードルボード3も同様に湾曲して構成せねばなら
ない。ニードル5が繊維ウエブ1に対して異なる方向で
この繊維ウエブ1へ突刺さるので、湾曲する繊維ウエブ
載置板2及び湾曲するニードルボード3の付加的な費用
は、湾曲による繊維ウエブフエルト化の改善により補償
される。
維ウエブ1のニードルパンチ装置の図1による実施例
は、大体において穴あき板の形の静止している繊維ウエ
ブ載置板2と、繊維ウエブ載置板2のすぐ上に設けられ
かつ矢印4で示すように繊維ウエブ載置板2に対して往
復駆動可能なニードルボード3とから成つている。ニー
ドルボード3のニードルは符号5をつけられている。こ
の種の従来の装置と異なり、ニードルボード3と繊維ウ
エブ載置板2との間にストリツパプレートはない。繊維
ウエブ載置板2が繊維ウエブ通過方向6において連続的
に凸に湾曲し、挿入ローラ7と引出しローラ8との間で
繊維ウエブ1へ張力がかけられるので、このようなスト
リツパプレートをなくすことが可能である。張力をかけ
るため、挿入ローラ8は引出しローラ7より大きい周速
で駆動される。繊維ウエブ1のこの引張り荷重により、
繊維ウエブ載置板2の凸な湾曲に関連して、静止してい
る繊維ウエブ載置板2へ繊維ウエブ1の押圧力が生ずる
ので、生ずる法線力が繊維ウエブ1からのニードル5の
引抜き抵抗に抗して作用する結果、ストリツパプレート
がないにもかかわらず、 ニードル5を困難なしに繊維
ウエブ1から引抜くことができる。同じ長さのニードル
5を使用できるようにするため、図面からわかるよう
に、ニードルボード3も同様に湾曲して構成せねばなら
ない。ニードル5が繊維ウエブ1に対して異なる方向で
この繊維ウエブ1へ突刺さるので、湾曲する繊維ウエブ
載置板2及び湾曲するニードルボード3の付加的な費用
は、湾曲による繊維ウエブフエルト化の改善により補償
される。
【0010】繊維ウエブ載置板2の到来範囲及び退去範
囲でも繊維ウエブ1の充分な載置を保証できるようにす
るため、繊維ウエブ通過面9は、繊維ウエブ載置板2と
挿入ローラ7との間で、また繊維ウエブ載置板2と引出
しローラ8との間で、ニードルボード3とは反対の側で
接線到来面10及び退去面10から離れるように傾斜
し、それによりニードルボード3の到来縁及び退去縁の
範囲で繊維ウエブ1の転向が行われ、従つて到来縁及び
退去縁の範囲で繊維ウエブ1が繊維ウエブ載置板2から
離れるのを防止される。
囲でも繊維ウエブ1の充分な載置を保証できるようにす
るため、繊維ウエブ通過面9は、繊維ウエブ載置板2と
挿入ローラ7との間で、また繊維ウエブ載置板2と引出
しローラ8との間で、ニードルボード3とは反対の側で
接線到来面10及び退去面10から離れるように傾斜
し、それによりニードルボード3の到来縁及び退去縁の
範囲で繊維ウエブ1の転向が行われ、従つて到来縁及び
退去縁の範囲で繊維ウエブ1が繊維ウエブ載置板2から
離れるのを防止される。
【0011】ニードルボード3と繊維ウエブ載置板2と
の間に従来のストリツパプレートがないため、ストリツ
パプレートの穴あき板の最小穴間隔によるニードル5の
最小相互間隔の制限がなくなるので、例えば1cm2当
り11本のニードルを持つ著しく大きいニードル密度を
得ることができる。図2には、従来のニードルボードに
比較して著しく密なニードル束が、ニードル5用受入れ
穴11のピツチにより直ちに読取り可能である。ここで
は、受入れ穴11の相互軸線間隔がニードル5の軸部直
径の約1.6〜1.7倍に等しいように、配置が行われ
ている。完全に規則正しいニードル配置による局部的に
大きい突刺し密度を回避するため、受入れ穴11は繊維
ウエブ通過方向6に対して直角に互いに不規則にずれて
設けられているので、この軸線間隔の変動が生ずる。
の間に従来のストリツパプレートがないため、ストリツ
パプレートの穴あき板の最小穴間隔によるニードル5の
最小相互間隔の制限がなくなるので、例えば1cm2当
り11本のニードルを持つ著しく大きいニードル密度を
得ることができる。図2には、従来のニードルボードに
比較して著しく密なニードル束が、ニードル5用受入れ
穴11のピツチにより直ちに読取り可能である。ここで
は、受入れ穴11の相互軸線間隔がニードル5の軸部直
径の約1.6〜1.7倍に等しいように、配置が行われ
ている。完全に規則正しいニードル配置による局部的に
大きい突刺し密度を回避するため、受入れ穴11は繊維
ウエブ通過方向6に対して直角に互いに不規則にずれて
設けられているので、この軸線間隔の変動が生ずる。
【0012】もちろんニードル分布の大きい密度は繊維
ウエブ載置板2としての穴あき板の使用を許さない。な
ぜならば、そうしないと、繊維ウエブ載置板2の穴間隔
によりニードル分布の密度が制限されるのを再び甘受せ
ねばならないからである。繊維ウエブ載置板2は、相互
間隔をおいて設けられる個々の薄板から成つている。特
に繊維ウエブ表面のニードルパンチのためには、二又ニ
ードルの場合のようにニードル5が繊維ウエブ1を貫通
しない時、連続する滑らかな表面を持つ穴なし板を繊維
ウエブ載置板2として設けることも可能である。繊維連
行のため図3による逆鉤12を持つニードル5を表面ニ
ードルパンチ用に使用すると、逆鉤12が充分深く繊維
ウエブ1へ侵入するように配慮せねばならない。これは
ニードル先端と逆鉤12との比較的小さい間隔を意味す
るが、繊維ウエブの厚さはニードル突刺しのため充分に
利用されねばならない。有利な突刺し条件は、図3に示
すように、ニードル5の延長範囲に表面凹所13を持つ
繊維ウエブ載置板2において得られる。これらの表面凹
所13は、繊維ウエブ載置板2の必要な強度を危険にさ
らすことなく、大きい突刺し深さを可能にする。
ウエブ載置板2としての穴あき板の使用を許さない。な
ぜならば、そうしないと、繊維ウエブ載置板2の穴間隔
によりニードル分布の密度が制限されるのを再び甘受せ
ねばならないからである。繊維ウエブ載置板2は、相互
間隔をおいて設けられる個々の薄板から成つている。特
に繊維ウエブ表面のニードルパンチのためには、二又ニ
ードルの場合のようにニードル5が繊維ウエブ1を貫通
しない時、連続する滑らかな表面を持つ穴なし板を繊維
ウエブ載置板2として設けることも可能である。繊維連
行のため図3による逆鉤12を持つニードル5を表面ニ
ードルパンチ用に使用すると、逆鉤12が充分深く繊維
ウエブ1へ侵入するように配慮せねばならない。これは
ニードル先端と逆鉤12との比較的小さい間隔を意味す
るが、繊維ウエブの厚さはニードル突刺しのため充分に
利用されねばならない。有利な突刺し条件は、図3に示
すように、ニードル5の延長範囲に表面凹所13を持つ
繊維ウエブ載置板2において得られる。これらの表面凹
所13は、繊維ウエブ載置板2の必要な強度を危険にさ
らすことなく、大きい突刺し深さを可能にする。
【図1】前もつて硬化される繊維ウエブの本発明による
ニードルパンチ装置の概略縦断面図である。
ニードルパンチ装置の概略縦断面図である。
【図2】本発明によるニードルパンチ装置のニードルボ
ードにあるニードル用受入れ穴の一部の拡大平面図であ
る。
ードにあるニードル用受入れ穴の一部の拡大平面図であ
る。
【図3】繊維ウエブへ突刺さるニードルを持つ繊維ウエ
ブ載置板の一部の縦断面図である。
ブ載置板の一部の縦断面図である。
1 繊維ウエブ 2 繊維ウエブ載置板 3 ニードルボード 5 ニードル 6 繊維ウエブ通過方向 7 挿入ローラ 8 引出しローラ
Claims (5)
- 【請求項1】 突刺し方向に往復駆動可能な少なくとも
1つのニードルボードと、挿入ローラと引出しローラと
の間にあつてニードルボードに対向しかつ静止している
繊維ウエブ載置板とを有するニードルパンチ装置におい
て、ニードルパンチ装置がストリツパプレートを有して
おらず、ニードルボード(3)が、繊維ウエブ通過方向
(6)に連続的に凸に湾曲する繊維ウエブ載置板(2)
に直接対向して設けられ、引出しローラ(8)の引出し
速度が挿入ローラ(7)の送り速度を上回り、それによ
り繊維ウエブ(1)をウエブ載置板(2)へ押しつける
張力が繊維ウエブ(1)へ加えられることを特徴とす
る、前もつて硬化される繊維ウエブのニードルパンチ装
置。 - 【請求項2】 繊維ウエブ載置板(2)と挿入ローラ
(7)又は引出しローラ(8)との間の繊維ウエブ通過
面(9)が、繊維ウエブ載置板(2)の接線到来面又は
退去面(10)からニードルボード(3)とは反対の側
へ離れるように傾斜していることを特徴とする、請求項
1に記載の装置。 - 【請求項3】 ニードルボード(3)が、繊維ウエブ載
置板(2)に直接対向して加工幅にわたつて延びかつ別
々の穴(11)にそれぞれ挿入される最小5本のニード
ル(5)を有する少なくとも1つのニードル範囲を持つ
ていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装
置。 - 【請求項4】 ニードル範囲が1cm2当り最小8本の
ニードル(5)を有することを特徴とする、請求項3に
記載の装置。 - 【請求項5】 繊維ウエブ載置板(2)がニードル
(5)の延長範囲に表面凹所(13)を持つていること
を特徴とする、請求項3に記載の装置。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT71196A AT404143B (de) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | Vorrichtung zur oberflächenvernadelung eines vlieses |
AT76696A AT405304B (de) | 1996-04-29 | 1996-04-29 | Vorrichtung zur vernadelung eines vorverfestigten vlieses |
AT766/96 | 1996-04-29 | ||
AT711/96 | 1996-04-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1046464A JPH1046464A (ja) | 1998-02-17 |
JP3205958B2 true JP3205958B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=25593687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12616197A Expired - Fee Related JP3205958B2 (ja) | 1996-04-19 | 1997-04-10 | 前もつて硬化される繊維ウエブのニードルパンチ装置 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5813101A (ja) |
JP (1) | JP3205958B2 (ja) |
KR (1) | KR100433313B1 (ja) |
CZ (1) | CZ292182B6 (ja) |
DE (1) | DE19713350C2 (ja) |
FR (1) | FR2747695B1 (ja) |
GB (1) | GB2312220B (ja) |
IT (1) | IT1293202B1 (ja) |
TW (1) | TW324035B (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9820165D0 (en) * | 1998-09-17 | 1998-11-11 | Milliken Ind Ltd | Non-woven fabric |
AT406489B (de) * | 1999-02-15 | 2000-05-25 | Fehrer Textilmasch | Nadelbrett für eine vorrichtung zum nadeln eines vlieses |
US6568050B2 (en) | 2001-02-26 | 2003-05-27 | Messier-Bugatti | Method and installation for advancing a needled fiber plate |
AT411175B (de) * | 2001-07-02 | 2003-10-27 | Fehrer Monika Mag | Verfahren zum behandeln eines garnes durch ein nadeln |
DE10238063B4 (de) * | 2002-08-20 | 2006-07-20 | Oskar Dilo Maschinenfabrik Kg | Nadelbrett für eine Nadelmaschine |
AT411601B (de) * | 2002-09-12 | 2004-03-25 | Fehrer Monika Mag | Vorrichtung zum nadeln wenigstens eines garnes |
US6862971B2 (en) | 2002-12-17 | 2005-03-08 | Texas Tech University | Ballistic protection composite shield and method of manufacturing |
GB2454704B (en) * | 2007-11-16 | 2012-05-02 | Richard Allen | A method of manufacturing a fibrous structure and an apparatus therefor |
FR2954358B1 (fr) * | 2009-12-23 | 2012-01-13 | Messier Bugatti | Table d'aiguilletage circulaire d'une structure textile formee a partir d'une preforme fibreuse annulaire |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2729404A (en) * | 1952-06-14 | 1956-01-03 | Knickerbocker Karl | Film carrying reel |
US3010178A (en) * | 1960-04-18 | 1961-11-28 | Hunter James Machine Co | Needle loom |
US3340586A (en) * | 1965-08-30 | 1967-09-12 | Singer Co | Methods and apparatus for needling textile fibers |
AT259246B (de) * | 1965-11-26 | 1968-01-10 | Fehrer Ernst | Vorrichtung zum Nadeln von Haar bzw. Faservliesen od. dgl. |
DE1660784A1 (de) * | 1966-01-17 | 1970-10-22 | Klaus Sievers | Nadelmaschine |
DE1660785A1 (de) * | 1966-02-25 | 1970-10-22 | Klaus Sievers | Programmgesteuerte Nadelmaschine |
DE1947235A1 (de) * | 1969-09-18 | 1971-04-01 | Otto Heuer | Perforier-Maschinen |
DE2263949A1 (de) * | 1972-12-29 | 1974-07-11 | Cikalon Vlies | Nadelmaschine zur herstellung von polvliesen |
DE2900935C2 (de) * | 1979-01-11 | 1986-10-16 | Oskar Dilo Maschinenfabrik Kg, 6930 Eberbach | Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen von Velour-Nadelvliesstoffbahnen |
US4916782A (en) * | 1987-12-14 | 1990-04-17 | Armstrong World Industries, Inc. | Method for making a non-woven flannel fabric |
DE3824341A1 (de) * | 1988-07-18 | 1990-01-25 | Dilo Kg Maschf Oskar | Einrichtung an nadelmaschinen zur herstellung von nadelfilzbahnen od. dgl. |
DE4431055A1 (de) * | 1993-09-24 | 1995-03-30 | Fehrer Ernst | Vorrichtung zum Nadeln eines Vlieses |
DE19640750B4 (de) * | 1995-10-16 | 2004-01-15 | Fehrer, Ernst, Dr. | Vorrichtung zum Nadeln eines Vlieses |
DE19640752A1 (de) * | 1995-10-16 | 1997-04-17 | Fehrer Ernst | Vorrichtung zum Nadeln eines Vlieses |
KR101660785B1 (ko) * | 2015-01-23 | 2016-09-29 | 주식회사 만도 | 전기 자전거의 페달 스탠드 |
-
1997
- 1997-03-29 DE DE19713350A patent/DE19713350C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-07 FR FR9704202A patent/FR2747695B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-09 IT IT97GE000032A patent/IT1293202B1/it active IP Right Grant
- 1997-04-10 JP JP12616197A patent/JP3205958B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-10 US US08/843,674 patent/US5813101A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-11 GB GB9707357A patent/GB2312220B/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-04-15 TW TW086104834A patent/TW324035B/zh not_active IP Right Cessation
- 1997-04-17 CZ CZ19971179A patent/CZ292182B6/cs not_active IP Right Cessation
- 1997-04-18 KR KR1019970014369A patent/KR100433313B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ITGE970032A1 (it) | 1998-10-09 |
KR100433313B1 (ko) | 2004-08-30 |
GB2312220B (en) | 1999-11-17 |
GB2312220A (en) | 1997-10-22 |
CZ117997A3 (en) | 1997-11-12 |
DE19713350C2 (de) | 2000-03-09 |
ITGE970032A0 (ja) | 1997-04-09 |
IT1293202B1 (it) | 1999-02-16 |
CZ292182B6 (cs) | 2003-08-13 |
DE19713350A1 (de) | 1997-11-06 |
US5813101A (en) | 1998-09-29 |
KR970070280A (ko) | 1997-11-07 |
GB9707357D0 (en) | 1997-05-28 |
FR2747695B1 (fr) | 1999-10-01 |
TW324035B (en) | 1998-01-01 |
FR2747695A1 (fr) | 1997-10-24 |
JPH1046464A (ja) | 1998-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3205958B2 (ja) | 前もつて硬化される繊維ウエブのニードルパンチ装置 | |
US5148584A (en) | Apparatus for needling a nonwoven web | |
GB2376473B (en) | An apparatus for needling a non-woven material | |
CN100381625C (zh) | 用于非纺织材料的生产装置的鼓和用于生产非纺织材料及由此获得非纺织材料的方法 | |
JPH1150371A (ja) | 繊維ウエブのニードルパンチ装置 | |
JPH10131026A (ja) | 前もつて接合された繊維ウエブのニードルパンチ装置 | |
US4037297A (en) | Felting needle with barbed tip | |
JP2004100141A (ja) | 少なくとも1つの糸のニードルパンチ装置。 | |
JP2775610B2 (ja) | 繊維ウエブをニードルパンチする装置 | |
US3916494A (en) | Machine for needling non-woven fiber webs | |
US5113563A (en) | Apparatus for needling a web | |
JP3121320B2 (ja) | 多針ヘッド及びニードリング機 | |
JPH01321968A (ja) | フエルトを片側でニードルパンチするための装置 | |
AT395025B (de) | Verfahren und vorrichtung zum nadeln einer warenbahn fuer die papiermaschinenfilzherstellung | |
US20020059707A1 (en) | Method and apparatus for strengthening a textile web | |
KR100476470B1 (ko) | 부직포 제조용 니들 펀칭기. | |
JPH0144823B2 (ja) | ||
AT406781B (de) | Vorrichtung zum vernadeln eines vorverfestigten vlieses | |
AT406058B (de) | Vorrichtung zum vernadeln eines vlieses | |
JPH026868B2 (ja) | ||
DE1761092B2 (de) | Genadelter nass- bzw. trockenfilz fuer papier- und zellstoffmaschinen | |
AT407059B (de) | Vorrichtung zum nadeln eines vlieses | |
JPH0136940Y2 (ja) | ||
CN117306111A (zh) | 一种用于无纺布生产的针刺设备及含该针刺设备的无纺布生产工艺 | |
AT405304B (de) | Vorrichtung zur vernadelung eines vorverfestigten vlieses |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |