JP3196590B2 - 摩擦係合装置 - Google Patents

摩擦係合装置

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JP3196590B2
JP3196590B2 JP23682995A JP23682995A JP3196590B2 JP 3196590 B2 JP3196590 B2 JP 3196590B2 JP 23682995 A JP23682995 A JP 23682995A JP 23682995 A JP23682995 A JP 23682995A JP 3196590 B2 JP3196590 B2 JP 3196590B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦係合装置、特
に自動変速機用の摩擦係合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は先に特願平6−04880
6にて相対回転する2部材の間にカム機構を配設し、該
カム機構によって軸方向推力を発生させて、この軸方向
推力により前記相対回転する2部材を係合せしめる自動
変速機用の摩擦係合装置を出願している。前記出願の装
置では係合を解放するためにカム機構を軸方向推力を発
生しない状態にもどすリターンスプリングが配設されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記出願の
装置のリターンスプリングは一端がトランスミッション
ケース等の固定部材に係着され、他端が回動するカム部
材に係着されているタイプのものがある。このタイプの
場合には、リターンスプリングにその伸縮方向以外の力
が作用するために、リターンスプリングが不均一に伸縮
して付勢力が不安定になったり、寿命が短くなるという
問題がある。本発明は上記問題に鑑み、均一に伸縮する
リターンスプリングを備えた自動変速機用の摩擦係合装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、共通の軸線上に離間配置され相対回転する一対の部
材の間にピストンを配設し、前記一対の部材の一方と前
記ピストンの間に一対のカム部材から成るカム機構を配
設し、前記カム機構の前記一対のカム部材の一方を他方
から離間する様に、前記ピストンと共に、相対回転する
一対の部材の他方に押圧して、前記相対回転する一対の
部材の他方と一体に回転せしめて軸方向の推力を発生せ
しめ、該軸方向の推力によって相対回転する一対の部材
を係合する摩擦係合装置であって、前記ピストンを前記
カム機構側に常時付勢するリターンスプリングを具備し
ていて、該リターンスプリングは、一方の端部が固定部
材に係着され、他方の端部がスプリングシートに係着さ
れていて、該スプリングシートが摩擦低減手段を介して
前記ピストンに摺動自在に当接せしめられ、前記ピスト
ンが前記スプリングシートを挟んで軸方向直列に配置さ
れ互いに係合された第1ピストンと第2ピストンから成
り、前記スプリングシートがカム機構側に配設された第
1ピストンを押圧することを特徴とする摩擦係合装置が
提供される。この様に構成されるので、摩擦低減手段に
よってスプリングシートがピストンに引きずられて回動
することが防止され、スプリングは均一に伸縮し、リタ
ーンスプリングがピストンの端面ではなくて中間部分を
押圧するので軸方向の全長を短くすることができる。
【0005】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の摩擦係合装置において、前記第1ピストンと第2ピス
トンが前記スプリングシートを貫通して連結されている
ことを特徴とする摩擦係合装置が提供される。この様に
構成されるので、第1ピストンと第2ピストンが、それ
ぞれのほぼ中心部分で連結され、第2ピストンとブレー
キディスク11の係合面間の平行度を良好に保つことが
できる。
【0006】請求項3の発明によれば、請求項1に記載
の摩擦係合装置において、前記第1ピストンと第2ピス
トンが一体的に結合されていることを特徴とする摩擦係
合装置が提供される。この様に構成されるので解放時の
第2ピストンの動きが確実になる。
【0007】請求項4の発明によれば、請求項1に記載
の摩擦係合装置において、前記ピストンの回動範囲を規
制するストッパを設けたことを特徴とする摩擦係合装置
が提供される。このように構成されるのでピストンとス
プリングシートが回転方向でぶつかることが防止され
る。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面を用いて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の摩擦係合装置が組
み込まれた前進4段、後進1段の自動変速装置の全体の
構造を示す図である。図1において、PG1はフロント
プラネタリギヤユニットであって、フロントプラネタリ
リングギヤR1、フロントプラネタリサンギヤS1、フ
ロントプラネタリピニオンギヤP1、フロントプラネタ
リキャリヤK1から構成されている。PG2はリヤプラ
ネタリギヤユニットであって、リヤプラネタリリングギ
ヤR2、リヤプラネタリサンギヤS2、リヤプラネタリ
ピニオンギヤP2、リヤプラネタリキャリヤK2から構
成されている。PG3はO/Dプラネタリギヤユニット
であって、O/DプラネタリリングギヤR3、O/Dプ
ラネタリサンギヤS3、O/Dプラネタリピニオンギヤ
P3、O/DプラネタリキャリヤK3から構成されてい
る。フロントプラネタリサンギヤS1とリヤプラネタリ
サンギヤS2はフロント&リヤサンギヤ支持部材XFR
で連結されていて一体に回転する。
【0010】C1はフォワードクラッチであって、イン
プットシャフトX1とフロントプラネタリリングギヤR
1とを選択的に係合する。C2はダイレクトクラッチで
あって、インプットシャフトX1とフロント&リヤサン
ギヤ支持部材XFRとを選択的に係合する。C3はO/
Dクラッチであって、ODプラネタリキャリヤK3とO
DプラネタリサンギヤS3とを選択的に係合する。
【0011】B1はバンド状のセカンドコーストブレー
キであってフロント&リヤサンギヤ支持部材XFRの回
転を選択的にロックする。B2はセカンドブレーキであ
ってフロント&リヤサンギヤ支持部材XFRの回転を選
択的にロックする。B3はファースト&リバースブレー
キであってリヤプラネタリキャリヤK2の回転を選択的
にロックする。B4はO/DブレーキであってO/Dプ
ラネタリサンギヤS3の回転を選択的にロックする。
【0012】本発明による摩擦係合装置は、セカンドブ
レーキB2、ファースト&リバースブレーキB3、O/
DブレーキB4に適用されているが、以下セカンドブレ
ーキB2を例にとって詳細に説明する。図2はセカンド
ブレーキB2に適用された第1の実施の形態を示す断面
図であって、トランスミッションケース1にピストンハ
ウジング2が固定され、ピストンハウジング2の内部に
はカム部材3と第1ピストン部材4がカムローラ5を挟
んで配設されている。
【0013】第1ピストン部材4はピストンハウジング
2内を回動可能にされているがピストンハウジング2に
固定されカム部材3を貫通して延びるストッパピン6に
よってその回動範囲は規制されている。また、第1ピス
トン部材4にはスプリングシート8を介して第2ピスト
ン部材7が係合されているが、さらにスプリングシート
8と第1ピストン部材4の間にはローラベアリング9が
配設されている。そして、スプリングシート8はトラン
スミッションケース1に係着されたリターンスプリング
10の他端が係着され常時、図中右方向に付勢されてい
る。
【0014】11は両面に摩擦部材11aが結合されて
いるブレーキディスクであり、ブレーキディスク11は
ブレーキディスク支持部材12にスプライン結合され、
ブレーキディスク支持部材12はドラム部材13を介し
てフロント&リヤサンギヤ支持部材XFRに固定されて
いる。14a,14bはブレーキディスク11と選択的
に係合せしめられるブレーキプレートであって、トラン
スミッションケース1に対してスプライン結合されてい
るが、ブレーキプレート14bは図中左方への動きは制
限される。15は作動油供給制御弁であってオイルポン
プ(図示しない)から、油路16を介してピストンハウ
ジング2内部のカム部材3と第1ピストン部材4の間に
供給される作動油を制御する。
【0015】図3はスプリングシート8を第2ピストン
部材7の側から軸方向に見た図であって、8aはスプリ
ング10(図2参照)を係着させるための突起であり、
8bは第2ピストン部材7を貫通して配置するための穴
である。
【0016】図4は上記の様に構成されたセカンドブレ
ーキB2の内部を模式的に示した図であって、非係合状
態にある時のものである。なお、ブレーキディスク11
は1枚のみ示し、ブレーキプレートも第2ピストン部材
7に近い方の14aのみを示している。また、図4に
は、カム部材3と第1ピストン部材4の対向する面に、
それぞれカム面3aとカム面4aが形成され、またスト
ッパピン6に係合する第1ピストン部材4の穴4aが長
穴に形成されている様子が示されている。またローラベ
アリング9がローラケージ9aによって保持されている
様子が示されているが、このローラケージ9aはスプリ
ングシート8と一緒に動くようにされローラベアリング
9をスプリングシート8の面から脱落しないようにして
いる。
【0017】トランスミッションケース1とピストンハ
ウジング2とカム部材3は、軸方向と回転方向(図の上
下方向と左右方向)に移動不可能であり、第1ピストン
部材4および第2ピストン部材7は軸方向と回転方向
(図の上下方向と左右方向)に移動可能であり、ブレー
キディスク11は軸方向と回転方向(図の上下方向と左
右方向)に移動可能であり、ブレーキプレート14aは
軸方向(図の上下方向)に移動可能で回転方向(図の左
右方向)に移動不可能である。
【0018】ここで、図4の状態ではブレーキディスク
11は回転中で矢印Aで示される様に図中左から右に向
かって動いているとする。また作動油供給制御弁15が
作動油の供給を停止していて第2ピストン部材7にはリ
ターンスプリング10の図中下向きの付勢力のみが作用
しカム部材3と第1ピストン部材4の隙間は最小に保た
れている。またブレーキディスク11と第2ピストン部
材7の間、ブレーキディスク11とブレーキプレート1
4aの間には油が充満されており、この油がブレーキデ
ィスク11引きずられることにより、粘性剪断力が第2
ピストン部材7とブレーキプレート14aとの間に生じ
るが、その力は微弱であって、ブレーキディスク11は
回転を続けることができる。
【0019】次に上記の状態から作動油供給制御弁15
を操作してカム部材3と第1ピストン部材4の間に作動
油を供給すると、第1ピストン部材4が第2ピストン部
材7をブレーキディスク11の方向(図中上方向)に押
し出され、やがて、第2ピストン部材7とブレーキディ
スク11の摩擦部材11aの対向面が係合する。すると
第2ピストン部材7は第1ピストン部材4とともにブレ
ーキディスク11によって図中右方向に引きずられる。
【0020】その結果、第1ピストン部材4のカム面4
aがカムローラ5を介してカム部材3のカム面3aを上
り、その結果、カム力が発生し、該カム力によって、第
2ピストン部材7がブレーキディスク11をブレーキプ
レート14a側に押しつけ、ブレーキディスク11はブ
レーキプレート14aと係合されやがて停止せしめら
れ、図5に示される状態となる。この間、リターンスプ
リング10は縮められスプリングシート8は図4の場合
よりも大きな力で第2ピストン部材7側に押しつけられ
るがローラベアリング9が第1ピストン部材4の内面4
c上を滑るので第2ピストン部材7に引きずられること
が防止される。逆に図5の状態から作動油給制御弁15
を操作して作動油を抜ことにより図4の状態に戻るが、
この時も同様に、スプリングシート8が第2ピストン部
材7に引きずられることが防止される。
【0021】以下、図6を参照しながら上記の様に作動
させるための作動油の油圧の調整について説明する。初
めに係合する時について説明する。カム部材3と第1ピ
ストン部材4の間に油圧が作用して第2ピストン部材7
がブレーキディスク11に接触することにより第2ピス
トン部材7にはトルクTが作用する、このトルクを回転
中心からの半径距離Rで除したのが第2ピストン部材7
に回転方向に作用する力Fc である。すなわち、Fc
T/Rである。
【0022】そして、このFc によりカム推力Fv が発
生するが、カム角をθとした場合カム推力Fv は下記の
様に表すことができる。 Fv =Fc /Tanθ…(1) すなわち、Tanθ=Fc /Fv …(2) 一方、リターンスプリング10による付勢力をFk 、作
動油が第1ピストン部材4を介して第2ピストン部材7
を押圧する力をFoil とすると第2ピストン部材7に作
用する軸方向推力Fthは下記の様に表すことができる。 Fth=Fv +Foil −Fk …(3) したがって、この時の見かけ上のカム角をθ’とする
と、下記の関係式が成り立つ。 Tanθ’=Fc /Fth…(4)
【0023】式(2)と式(4)から、Foil −Fk
0となると θ’<θとなり、Foil −Fk <0となる
と θ’>θとなる。第2ピストン部材7とブレーキデ
ィスク11の間の摩擦係数μに対して、Tanθ’>μ
ならばカムは自縛せず、Tanθ’<μならばカムは自
縛する。したがって、リターンスプリング10による付
勢力をFk に打ち勝ち、かつ、Tanθ’<μとなるよ
うに油圧を作用させればセカンドブレーキB2は自爆的
に係合する。一方、上記の様な状態から、油圧を抜いて
いきTanθ’>μとなると自縛作用がなくなりブレー
キは滑り始め、Foil −Fk <0、すなわち、リターン
スプリング10による付勢力をFk が油圧による押圧力
oil よりも大きくなれば第1ピストン部材4はカム部
材2との間隙が最小となる位置までもどりブレーキは解
放される。
【0024】図7は第2の実施の形態を組み込んだセカ
ンドブレーキB2の部分の断面図である。図8は図5と
同様にその内部を示した図である。この第2の実施の形
態では第1の実施の形態に比較すると第1ピストン部材
4と第2ピストン部材7はX部においてかしめられ一体
に結合されている。また、ピストンハウジング2に直接
カム面2aが形成され、その結果、カム部材3は除去さ
れている。この結果、第1の実施の形態では係合状態か
ら非係合状態へ移行する時に、第2ピストン部材7は第
1ピストン部材4から遅れて動くのに対して同時に動き
係合状態から非係合状態への移行が素早くおこなわれ
る。
【0025】図9は第2の実施の形態の変形例であっ
て、摩擦低減手段として、ローラベアリング9の代わり
に、第1ピストン部材4に一体に形成された半円柱上の
突起9aを用いている。この様に構成することにより、
部品点数と組立工数が削減される。図10は第2の実施
の形態の別の変形例であって、ピストンハウジング2に
形成されるカム面がカムローラ5を介することなく第1
ピストン部材4のカム面に係合する平面カム2bに変更
されており、その結果、カムローラ5が廃止され部品点
数が削減されている。
【0026】図11に示されるのは第3の実施の形態に
おけるスプリングシート8を示す図であって、図3に示
したものに比較すると、8cの部分が板バネで形成され
ているので第1および第2の実施の形態で用いられた様
な単体のリターンスプリング10が不要となる。また、
第1ピストン部材4と第2ピストン部材7を連結さるた
めに設けられていた穴8bが切り欠き8dに置き換えら
れている。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、リターンスプリングが
ピストンの回動に引きずられることが防止され、均一に
伸縮するのでリターンスプリングの作動が確実になり寿
命が長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の摩擦係合装置が組み込まれた前
進4段、後進1段の自動変速装置の全体の構造を示す図
である。
【図2】第1の実施の形態を示す断面図である。
【図3】スプリングシート8を軸方向から見た図であ
る。
【図4】第1の実施の形態の内部の模式図である(非係
合時)。
【図5】第1の実施の形態の内部の模式図である(係合
時)。
【図6】カム機構に作用する力を説明する図である。
【図7】第2の実施の形態を示す断面図である。
【図8】第2の実施の形態の内部の模式図である(非係
合時)。
【図9】第2の実施の形態の変形例の内部の模式図であ
る(非係合時)。
【図10】第2の実施の形態の別の変形例の内部の模式
図である(非係合時)。
【図11】第3の実施の形態におけるスプリングシート
8を示す図である。
【符号の説明】
PG1…フロントプラネタリギヤユニット PG2…セカンドプラネタリギヤユニット PG3…O/Dプラネタリギヤユニット R1…フロントプラネタリリングギヤ S1…フロントプラネタリサンギヤ P1…フロントプラネタリピニオンギヤ K1…フロントプラネタリキャリヤ R2…リヤプラネタリリングギヤ S2…リヤプラネタリサンギヤ P2…リヤプラネタリピニオンギヤ K2…リヤプラネタリキャリヤ R3…O/Dプラネタリリングギヤ S3…O/Dプラネタリサンギヤ P3…O/Dプラネタリピニオンギヤ K3…O/Dプラネタリキャリヤ X1…インプットシャフト X2…インタミデォエイトシャフト XFR…フロント&リヤサンギヤ支持部材 C1…フォワードクラッチ C2…ダイレクトクラッチ C3…O/Dクラッチ B1…セカンドコーストブレーキ B2…セカンドブレーキ B3…ファースト&リバースブレーキ B4…O/Dクラッチブレーキ 1…トランスミッションケース 2…ピストンハウジング 3…カム部材 4…第1ピストン部材 5…カムローラ 6…ストッパピン 7…第2ピストン部材 8…スプリングシート 9…ローラベアリング 10…リターンスプリング 11…ブレーキディスク 12…ブレーキディスク支持部材 13…ドラム部材 14a,14b…ブレーキプレート 15…作動油供給制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−30931(JP,A) 特開 平4−165122(JP,A) 特開 平4−185917(JP,A) 特開 平6−17847(JP,A) 特表 平4−500113(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 25/00 - 25/12 F16D 43/28 - 43/286

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の軸線上に離間配置され相対回転す
    る一対の部材の間にピストンを配設し、 前記一対の部材の一方と前記ピストンの間に一対のカム
    部材から成るカム機構を配設し、 前記カム機構の前記一対のカム部材の一方を他方から離
    間する様に、前記ピストンと共に、相対回転する一対の
    部材の他方に押圧して、前記相対回転する一対の部材の
    他方と一体に回転せしめて軸方向の推力を発生せしめ、
    該軸方向の推力によって相対回転する一対の部材を係合
    する摩擦係合装置であって、 前記ピストンを前記カム機構側に常時付勢するリターン
    スプリングを具備していて、該リターンスプリングは、
    一方の端部が固定部材に係着され、他方の端部がスプリ
    ングシートに係着されていて、該スプリングシートが摩
    擦低減手段を介して前記ピストンに摺動自在に当接せし
    められていて、 前記ピストンが前記スプリングシートを挟んで軸方向の
    両側に配置され、互いに連結されている第1ピストンと
    第2ピストンから成ることを特徴とする摩擦係合装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ピストンと第2ピストンが前記
    スプリングシートを貫通して連結されていることを特徴
    とする請求項1に記載の摩擦係合装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ピストンと第2ピストンが一体
    的に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の
    摩擦係合装置。
  4. 【請求項4】 前記ピストンの回動範囲を規制するスト
    ッパを設けたことを特徴とする請求項1に記載の摩擦係
    合装置。
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