JPS61241534A - 軸継手 - Google Patents
軸継手Info
- Publication number
- JPS61241534A JPS61241534A JP8220085A JP8220085A JPS61241534A JP S61241534 A JPS61241534 A JP S61241534A JP 8220085 A JP8220085 A JP 8220085A JP 8220085 A JP8220085 A JP 8220085A JP S61241534 A JPS61241534 A JP S61241534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding
- shaft
- plate
- ceramic
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/02—Fluid-actuated clutches with means for actuating or keeping engaged by a force derived at least partially from one of the shafts to be connected
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、原動軸から被動軸へ正回転は伝達するが逆回
転は伝達しないようにした軸継手に関するものである。
転は伝達しないようにした軸継手に関するものである。
例えば、スラリポンプの羽根車は扱い物の性質上、高度
の耐摩耗性を必要とする。そのため、材質としては例え
ば高硬度の耐摩耗鋳鉄などが用いられるが、この種の材
料は硬くて脆いので加工性が悪く、キー溝による軸締結
とが複雑な構造の軸締結は不可能であり、この種のポン
プの羽根車は逆ネジ付軸ナツトにより軸に締結されてい
る。
の耐摩耗性を必要とする。そのため、材質としては例え
ば高硬度の耐摩耗鋳鉄などが用いられるが、この種の材
料は硬くて脆いので加工性が悪く、キー溝による軸締結
とが複雑な構造の軸締結は不可能であり、この種のポン
プの羽根車は逆ネジ付軸ナツトにより軸に締結されてい
る。
ところが、このようなポンプにおいて、誤配線などによ
ってモータが逆回転すると、逆ネジ部分がはずれ羽根車
が飛散し、大きなトラブルの因となる。そこでこのよう
な誤作動による逆回転を防ぐために、従来、種々の方法
がとられていた。
ってモータが逆回転すると、逆ネジ部分がはずれ羽根車
が飛散し、大きなトラブルの因となる。そこでこのよう
な誤作動による逆回転を防ぐために、従来、種々の方法
がとられていた。
例えば、逆転時にブレーキをかけたり、ラチェット機構
を作動させるなど、機械的に停止させる手段、或いは、
逆転時に作動する電気回路で電磁クラッチを遮断するな
ど、電気的な信号で防ぐ手段などが用いられていた。
を作動させるなど、機械的に停止させる手段、或いは、
逆転時に作動する電気回路で電磁クラッチを遮断するな
ど、電気的な信号で防ぐ手段などが用いられていた。
しかしながら、このような従来のものにおいては次の如
き問題点があった。
き問題点があった。
例えば、機械的に停止させる手段においては、ブレーキ
やラチェット機構に機械的な衝撃力ががかり無理を生じ
損耗を招き、或いは構造が複雑になる。
やラチェット機構に機械的な衝撃力ががかり無理を生じ
損耗を招き、或いは構造が複雑になる。
また、電気的な信号で逆転を防ぐ手段においては、電磁
クラッチなどの設備を要し、又電気回路の制御などを要
し、構造や取扱が複雑になる。
クラッチなどの設備を要し、又電気回路の制御などを要
し、構造や取扱が複雑になる。
本発明は、従来のものにおける上記の問題点を解決し、
正転時には確実にトルクを被動軸に伝える軸継手として
作用し、逆転時にはトルクを被動軸に伝えず、しかも構
造が簡単であり保守の手間がかからず、信頼性の高い軸
継手を提供することを目的とするものである。
正転時には確実にトルクを被動軸に伝える軸継手として
作用し、逆転時にはトルクを被動軸に伝えず、しかも構
造が簡単であり保守の手間がかからず、信頼性の高い軸
継手を提供することを目的とするものである。
本発明は上記の問題点を解決する手段として、原動軸と
被動軸とを接続する軸継手において、表面にスパイラル
溝を形成したセラミックス製部材と、該スパイラル溝を
形成した表面に対向して回転摺動する摺動面を有する摺
動部材とを備え、前記セラミックス製部材と、前記摺動
部材とは、前記スパイラル溝と前記摺動面とが対向して
配備された状態で、前記原動軸と被動軸のうちの一方の
軸と他方の軸とに、それぞれ固定され、かつ前記スパイ
ラル溝と前記摺動面との間には液体が充填されているこ
とを特徴とする軸継手を提供せんとするものである。
被動軸とを接続する軸継手において、表面にスパイラル
溝を形成したセラミックス製部材と、該スパイラル溝を
形成した表面に対向して回転摺動する摺動面を有する摺
動部材とを備え、前記セラミックス製部材と、前記摺動
部材とは、前記スパイラル溝と前記摺動面とが対向して
配備された状態で、前記原動軸と被動軸のうちの一方の
軸と他方の軸とに、それぞれ固定され、かつ前記スパイ
ラル溝と前記摺動面との間には液体が充填されているこ
とを特徴とする軸継手を提供せんとするものである。
本発明の軸継手においては、表面にスパイラル溝が形成
されたセラミックス製部材と該表面に対向する面を有す
る摺動部材とを摺動部に液体が充填された状態で配備す
ることによって軸継手が形成されることとなるが、この
スパイラル溝は、正転時には吸引力と摩擦力によってセ
ラミックス製部材と摺動部材とを密着固定せしめて被動
軸に回転を伝達するが、逆転時には動圧を発生して両部
材とを離隔せしめることにより、被動軸に回転を伝達せ
しめないので、逆転時の回転伝達を的確に阻止すること
ができる。
されたセラミックス製部材と該表面に対向する面を有す
る摺動部材とを摺動部に液体が充填された状態で配備す
ることによって軸継手が形成されることとなるが、この
スパイラル溝は、正転時には吸引力と摩擦力によってセ
ラミックス製部材と摺動部材とを密着固定せしめて被動
軸に回転を伝達するが、逆転時には動圧を発生して両部
材とを離隔せしめることにより、被動軸に回転を伝達せ
しめないので、逆転時の回転伝達を的確に阻止すること
ができる。
即ち、正転時においては、例えば起動時に原動軸が、被
動軸に対して原動軸が先行して相対的回転運動を生ずる
と、スパイラル溝中の流体が外方に排出され、内方の部
分は負圧となり、セラミックス製部材と摺動部材とは吸
引力により強く接触するようになる。この接触により両
部材間の摩擦係数μは0.3程度にも達し、所定のトル
クを確実に伝えることができる。
動軸に対して原動軸が先行して相対的回転運動を生ずる
と、スパイラル溝中の流体が外方に排出され、内方の部
分は負圧となり、セラミックス製部材と摺動部材とは吸
引力により強く接触するようになる。この接触により両
部材間の摩擦係数μは0.3程度にも達し、所定のトル
クを確実に伝えることができる。
また、この接触により、両部材間の相対運動はなくなり
、例えば油で約3回転後、水で約1回転後には互いに固
定された状態となるが、相対運動はなくなっても、両部
材間の隙間1μmオーダー程度の極めて小さい隙間であ
り、隙間に介在する流体の粘性によって内外の差圧が保
たれるので、洩れを生ずることなく内部は負圧のまま保
持され、従って吸引力も保持される。これにより、両部
材の接触が引続き保たれ、所定のトルクを確実に、回転
滑りなく安定して伝達することができる。
、例えば油で約3回転後、水で約1回転後には互いに固
定された状態となるが、相対運動はなくなっても、両部
材間の隙間1μmオーダー程度の極めて小さい隙間であ
り、隙間に介在する流体の粘性によって内外の差圧が保
たれるので、洩れを生ずることなく内部は負圧のまま保
持され、従って吸引力も保持される。これにより、両部
材の接触が引続き保たれ、所定のトルクを確実に、回転
滑りなく安定して伝達することができる。
一方、起動時に、誤配線などにより逆転する場合には、
セラミックス製部材が摺動部材に対して相対的に回転し
、スパイラル溝の中央に向かって流体が流入し、流体膜
が形成され流体膜の動圧によりセラミックス製部材と摺
動部材が隔離され、両者間の摩擦係数μは0.001以
下程度の極めて小さな値となり、事実上トルクは伝達さ
れない。
セラミックス製部材が摺動部材に対して相対的に回転し
、スパイラル溝の中央に向かって流体が流入し、流体膜
が形成され流体膜の動圧によりセラミックス製部材と摺
動部材が隔離され、両者間の摩擦係数μは0.001以
下程度の極めて小さな値となり、事実上トルクは伝達さ
れない。
また、起動時に、残留負圧によりセラミックス製部材と
摺動部材が吸着していても、逆転起動時の回転体或いは
被動流体の慣性によるトルクが定常トルクより大きいこ
とにより、摩擦トルクに打ち勝って両部材の相対的滑り
が始まる。相対的運動があれば、前述の如く動圧が発生
して両部材を隔離して保ち、トルクを遮断する。
摺動部材が吸着していても、逆転起動時の回転体或いは
被動流体の慣性によるトルクが定常トルクより大きいこ
とにより、摩擦トルクに打ち勝って両部材の相対的滑り
が始まる。相対的運動があれば、前述の如く動圧が発生
して両部材を隔離して保ち、トルクを遮断する。
なお、両部材を常に押し付は合う軸力を、バネなどによ
り与えておけば、正転時の伝達トルクを増大せしめるこ
とができる。このバネの強さを調節可能とすれば、伝達
トルクの調節を行うことができる。
り与えておけば、正転時の伝達トルクを増大せしめるこ
とができる。このバネの強さを調節可能とすれば、伝達
トルクの調節を行うことができる。
また、2番目の発明においては、表裏両面に同一の軸方
向投影面において互いに逆方向のスパイラル溝が形成さ
れたセラミックス製部材と、それぞれの面と対向する面
を有する二つの摺動部材とを摺動部に液体が充填された
状態で配備することによって軸継手が形成されることと
なるが、このスパイラル溝は、正転時には吸引力と摩擦
力によって二つの摺動部材とセラミックス製部材との三
つの部材を密着固定せしめて被動軸回転を伝達するが、
逆転時には動圧を発生して、三つの部材をそれぞれ離隔
せしめて被動軸に回転を伝達せしめないので、逆転時の
回転伝達を的確に阻止することができると共に、セラミ
ックス製部材を軸に固定するための構造が不要となり、
また着脱作業の手間が不要となる。また、取り付けによ
る無理な拘束がなく、セラミックス製部材の損傷を防ぐ
ことができる。
向投影面において互いに逆方向のスパイラル溝が形成さ
れたセラミックス製部材と、それぞれの面と対向する面
を有する二つの摺動部材とを摺動部に液体が充填された
状態で配備することによって軸継手が形成されることと
なるが、このスパイラル溝は、正転時には吸引力と摩擦
力によって二つの摺動部材とセラミックス製部材との三
つの部材を密着固定せしめて被動軸回転を伝達するが、
逆転時には動圧を発生して、三つの部材をそれぞれ離隔
せしめて被動軸に回転を伝達せしめないので、逆転時の
回転伝達を的確に阻止することができると共に、セラミ
ックス製部材を軸に固定するための構造が不要となり、
また着脱作業の手間が不要となる。また、取り付けによ
る無理な拘束がなく、セラミックス製部材の損傷を防ぐ
ことができる。
なお、本発明においてセラミックス製部材の表面に形成
されるスパイラル溝の数は2以上の任意の整数本である
が、高い動圧を発生するためには10本以上であること
が望ましく、そして発生する動圧はスパイラルの溝数が
30本以上となれば飽和する傾向にある。またこのスパ
イラルの溝のt〜hα 形状は極座標表示(r・θ)でr=r、e と表示
されるものが好ましいが、厳密にこれと一致する必要は
ない。
されるスパイラル溝の数は2以上の任意の整数本である
が、高い動圧を発生するためには10本以上であること
が望ましく、そして発生する動圧はスパイラルの溝数が
30本以上となれば飽和する傾向にある。またこのスパ
イラルの溝のt〜hα 形状は極座標表示(r・θ)でr=r、e と表示
されるものが好ましいが、厳密にこれと一致する必要は
ない。
なお、ここで
rl :内径、
α :すべり方向と溝の接線方向との角度である。
本発明に係る軸継手CをモータAとスラリポンプBとの
間の軸継手として適用した実施例につき、図面を用いて
説明する。
間の軸継手として適用した実施例につき、図面を用いて
説明する。
第1図及び第2図において、原動軸としてのモータAの
出力軸1と一体に回転する支持体2に、摺動部材として
の受板3が固定され、また被動軸としてのスラリポンプ
Bの主軸4と一体に回転する支持体5に、受板6が固定
され、さらにセラミックス製部材である板7が固定され
ている。板7の表面にはスパイラル溝14が形成されて
おり、これらが、液体8の充満するケーシング9中に収
納されている。
出力軸1と一体に回転する支持体2に、摺動部材として
の受板3が固定され、また被動軸としてのスラリポンプ
Bの主軸4と一体に回転する支持体5に、受板6が固定
され、さらにセラミックス製部材である板7が固定され
ている。板7の表面にはスパイラル溝14が形成されて
おり、これらが、液体8の充満するケーシング9中に収
納されている。
板7は六角形の板材で、受板6に形成した六角形の嵌合
凹部にゴム、樹脂などによる充填材を介して嵌着固定さ
れている。10は固定用ピン、11は滑りキー、12.
13はシールである。
凹部にゴム、樹脂などによる充填材を介して嵌着固定さ
れている。10は固定用ピン、11は滑りキー、12.
13はシールである。
モータAの回転は、本体から出力軸1の方を見たときに
左廻りを正回転とし、右廻りを逆回転とする。
左廻りを正回転とし、右廻りを逆回転とする。
セラミックスの板7は、第2図にその正面間が示されて
いるように、その表面にはスパイラル溝14(図で黒い
部分)が設けられており、このスパイラル溝14の向き
は、モータAが逆回転のときに該スパイラル溝14に接
して回転する摺動面を有する摺動部材としての受板3に
よって液体8が板7の周辺部よりスパイラル溝14に沿
って中心部(図の黒い部分で、凹部を形成している。)
へ誘導され板7と受板3との間で動圧効果を生じるよう
な向き、即ちモータA側から見て左廻りの向きのスパイ
ラルに形成される。
いるように、その表面にはスパイラル溝14(図で黒い
部分)が設けられており、このスパイラル溝14の向き
は、モータAが逆回転のときに該スパイラル溝14に接
して回転する摺動面を有する摺動部材としての受板3に
よって液体8が板7の周辺部よりスパイラル溝14に沿
って中心部(図の黒い部分で、凹部を形成している。)
へ誘導され板7と受板3との間で動圧効果を生じるよう
な向き、即ちモータA側から見て左廻りの向きのスパイ
ラルに形成される。
板7を構成するセラミックス材には、例えば、S i
C,S ti Npが使用されるが、受板3は用いる液
体8により選ばれる。例えば液体8として水を用いる場
合はSiCセラミックス、硬質焼結材料、軟質焼結材料
、鋳鉄のいずれかが使用され、液体8としてプロピレン
グリコール水溶液を用いる場合には、アルミナや炭化ケ
イ素などのセラミックス、タングステンカーバイドの如
き硬質焼結材料、ルブレスなどの如き軟質焼結材料、J
IS規格の5US304ステンレス材、FC材、フェラ
イト等が使用される。
C,S ti Npが使用されるが、受板3は用いる液
体8により選ばれる。例えば液体8として水を用いる場
合はSiCセラミックス、硬質焼結材料、軟質焼結材料
、鋳鉄のいずれかが使用され、液体8としてプロピレン
グリコール水溶液を用いる場合には、アルミナや炭化ケ
イ素などのセラミックス、タングステンカーバイドの如
き硬質焼結材料、ルブレスなどの如き軟質焼結材料、J
IS規格の5US304ステンレス材、FC材、フェラ
イト等が使用される。
なお、セラミックス材は、耐蝕性に優れている反面、加
工性が悪いため、その表面に3〜50μmの極めて浅い
スパイラル状の溝加工を施すことは容易ではないが、所
定形状のセラミックス製の被加工材の表面を、所定形状
のスパイラル状の樹脂マスクで遮蔽した上、微粉のアル
ミナ質研削材を上記樹脂マスク上に噴射するショツトブ
ラスト加工法により、極めて短時間にスパイラル溝を形
成することができる。またレーザ加工も可能である。
工性が悪いため、その表面に3〜50μmの極めて浅い
スパイラル状の溝加工を施すことは容易ではないが、所
定形状のセラミックス製の被加工材の表面を、所定形状
のスパイラル状の樹脂マスクで遮蔽した上、微粉のアル
ミナ質研削材を上記樹脂マスク上に噴射するショツトブ
ラスト加工法により、極めて短時間にスパイラル溝を形
成することができる。またレーザ加工も可能である。
上記のスパイラル状の樹脂マスクは、ポリエステル系の
液体感光性樹脂を紫外線で露光・硬化させたもので、製
作方法としては、先ず、スパイラル状溝のネガフィルム
を作成し、これをガラス板上に置き、この上に透明のカ
バーフィルムを重ね、感光性の有する液体樹脂を注加す
る。また、この樹脂の上に、さらに、ベース・フィルム
をロールでラミネートする。
液体感光性樹脂を紫外線で露光・硬化させたもので、製
作方法としては、先ず、スパイラル状溝のネガフィルム
を作成し、これをガラス板上に置き、この上に透明のカ
バーフィルムを重ね、感光性の有する液体樹脂を注加す
る。また、この樹脂の上に、さらに、ベース・フィルム
をロールでラミネートする。
次に、紫外線ランプで数秒間露光させ、ネガフィルムを
通して、露光した部分の樹脂は硬化し、フィルムと同一
形状のスパイラル溝形状をした樹脂マスクが出来る。
通して、露光した部分の樹脂は硬化し、フィルムと同一
形状のスパイラル溝形状をした樹脂マスクが出来る。
本継手に使用した樹脂マスクは、二層のベースフィルム
と粘着性を有するスパイラル溝模様を有する樹脂、及び
保護用紙とからなっている。ショット加工するときには
保護用紙をとり、被加工材表面に貼り付け、ベース・フ
ィルムの一層をはがした後行う。
と粘着性を有するスパイラル溝模様を有する樹脂、及び
保護用紙とからなっている。ショット加工するときには
保護用紙をとり、被加工材表面に貼り付け、ベース・フ
ィルムの一層をはがした後行う。
そしてここで使用されたセラミックス板は、2〜5mm
の厚さの常圧焼結型SiC(炭化珪素)、s s 3N
4 (窒化珪素)で、深さ10μmのスパイラル溝が
前記ショツトブラストを用いて加工されている。
の厚さの常圧焼結型SiC(炭化珪素)、s s 3N
4 (窒化珪素)で、深さ10μmのスパイラル溝が
前記ショツトブラストを用いて加工されている。
この実施例によれば、モータBが正規の回転であれば、
吸引力と摩擦力によって動力を伝え、主軸4は回転する
。
吸引力と摩擦力によって動力を伝え、主軸4は回転する
。
しかし、モータBが逆回転した場合には、板7と受板3
間で動圧が発生してスリップし、出力軸が回転しても主
軸4は回転しないことになる。従って羽根車の飛散等の
虞れがない。
間で動圧が発生してスリップし、出力軸が回転しても主
軸4は回転しないことになる。従って羽根車の飛散等の
虞れがない。
なお、これとは反対にセラミックスの板7を原動軸であ
る出力軸1側に固定し受板3を被動軸である主軸4に固
定してもその効果は全く同様である。
る出力軸1側に固定し受板3を被動軸である主軸4に固
定してもその効果は全く同様である。
またこの実施例では、セラミックスの板7において、ス
パイラル溝14が3〜50μmの深さの溝で十分な能力
を発揮することから、素材のセラミックスも経済的な肉
厚、例えばSiCでは1〜2mmの厚みでよく、前記の
ようにコスト的にも安価に製造でき、また接着に伴う熱
膨張差による割れの心配もないので、高温用としても都
合がよい。
パイラル溝14が3〜50μmの深さの溝で十分な能力
を発揮することから、素材のセラミックスも経済的な肉
厚、例えばSiCでは1〜2mmの厚みでよく、前記の
ようにコスト的にも安価に製造でき、また接着に伴う熱
膨張差による割れの心配もないので、高温用としても都
合がよい。
但し、第1図に示す如くセラミックスの板7を多角形に
して外縁でトルクを伝えるような場合には、成る程度の
板厚(例えば4〜5mm程度)があった方がよい。
して外縁でトルクを伝えるような場合には、成る程度の
板厚(例えば4〜5mm程度)があった方がよい。
また、潤滑液としてプロピレングリコール水溶液を使用
すれば、潤滑液の信頬性も高く、劣化も少なく、水潤滑
に比べて耐荷重が大となり良好な結果が得られる。特に
低速回転において効果が顕著である。
すれば、潤滑液の信頬性も高く、劣化も少なく、水潤滑
に比べて耐荷重が大となり良好な結果が得られる。特に
低速回転において効果が顕著である。
このような構造において、スパイラルが形成されている
セラミックスの表面粗さと、これと対向する受板の表面
粗さとはその摺動特性に大きな影響を与える。
セラミックスの表面粗さと、これと対向する受板の表面
粗さとはその摺動特性に大きな影響を与える。
まず、スパイラルが形成されているセラミックスの表面
粗さについては、表面粗さが研削加工により到達できる
範囲である2μm以下であれば摩擦係数μが0.01以
下となり、かなり良好な性質を示すが、この表面粗さを
ラップ仕上げ等によって0.4μm以下となるようにす
れば、その性質は飛躍的に向上して摩擦係数μm0.0
01以下となる。従ってスパイラル溝が形成されている
面の仕上げはラップ仕上げがより望ましい。
粗さについては、表面粗さが研削加工により到達できる
範囲である2μm以下であれば摩擦係数μが0.01以
下となり、かなり良好な性質を示すが、この表面粗さを
ラップ仕上げ等によって0.4μm以下となるようにす
れば、その性質は飛躍的に向上して摩擦係数μm0.0
01以下となる。従ってスパイラル溝が形成されている
面の仕上げはラップ仕上げがより望ましい。
他方、スパイラル溝が形成されているセラミックス表面
と対向する面である受板の表面の粗さについてみると、
受板の材料によって仕上げの度合が異なってくる。
と対向する面である受板の表面の粗さについてみると、
受板の材料によって仕上げの度合が異なってくる。
即ち、軟質焼結材料であれば、最初の摺動時に容易にな
じむので2μ程度の表面粗さでよい。しかし、受板がセ
ラミックス、硬質焼結材料などのように硬度が高い材料
であれば、容易にはなじまないので受板の表面は平滑さ
が要求される。
じむので2μ程度の表面粗さでよい。しかし、受板がセ
ラミックス、硬質焼結材料などのように硬度が高い材料
であれば、容易にはなじまないので受板の表面は平滑さ
が要求される。
この受板の表面粗さは対向するセラミックスの表面粗さ
にもよるが、0.8μm以下、好ましくは0.4μm以
下とすれば極めて良好な摺動特性が得られる。プロピレ
ングリコール潤滑の場合は0.4μmを超えて2.0μ
m程度であってもなお良好な摺動特性を示す。
にもよるが、0.8μm以下、好ましくは0.4μm以
下とすれば極めて良好な摺動特性が得られる。プロピレ
ングリコール潤滑の場合は0.4μmを超えて2.0μ
m程度であってもなお良好な摺動特性を示す。
第3図は第1図に示した実施例のセラミックスの板7を
被動軸側の受板6にも固定せず、しかも、受板6に面す
るセラミックスの板7の表面に対しでもスパイラルの溝
を形成したものであって、従ってセラミックスの板7の
表面と裏面とはそれぞれスパイラル溝14が形成される
こととなり、しかも、そのスパイラルの方向は同一の軸
方向投影面において互いに反対の方向となっている。即
ち、若し板7が透明であると仮定すれば、板7を一つの
面から見ると裏側には逆向きのスパイラルが重なって見
えることになる。また受板3に加えて受板6も摺動部材
として用いられているものである。
被動軸側の受板6にも固定せず、しかも、受板6に面す
るセラミックスの板7の表面に対しでもスパイラルの溝
を形成したものであって、従ってセラミックスの板7の
表面と裏面とはそれぞれスパイラル溝14が形成される
こととなり、しかも、そのスパイラルの方向は同一の軸
方向投影面において互いに反対の方向となっている。即
ち、若し板7が透明であると仮定すれば、板7を一つの
面から見ると裏側には逆向きのスパイラルが重なって見
えることになる。また受板3に加えて受板6も摺動部材
として用いられているものである。
なお、15は板7が受板3.6の間から飛び出ないよう
にするために設けられた突起である。
にするために設けられた突起である。
第4図は大きなモータ動力を伝達させるために所定の荷
重を予め板7に付加し、吸引力のみならず付加荷重を加
えて摩擦力を増大せしめて伝達トルクを増大せしめた例
である。即ち、ケーシング9と支持体5との間にはバネ
16がボルト17で付加荷重を調整可能下に配備されて
いる。次表はモータ容量に対する付加荷重の例を示すも
のである。
重を予め板7に付加し、吸引力のみならず付加荷重を加
えて摩擦力を増大せしめて伝達トルクを増大せしめた例
である。即ち、ケーシング9と支持体5との間にはバネ
16がボルト17で付加荷重を調整可能下に配備されて
いる。次表はモータ容量に対する付加荷重の例を示すも
のである。
また、液体8は摺動部に流体膜を形成するのみの少量(
例えばlee以下)でよく、必ずしも前述の第1.3図
のようにケーシング9中に液体8を封入する必要はない
。従ってこの実施例では液体8として水や、油などの蒸
発しない液体を用い、主軸4側に筒状の支持体18を固
定し、支持体18の内周に該液体8を含浸させた例えば
フェルトのような液体含浸材19を固定して摺動部に臨
ませである。
例えばlee以下)でよく、必ずしも前述の第1.3図
のようにケーシング9中に液体8を封入する必要はない
。従ってこの実施例では液体8として水や、油などの蒸
発しない液体を用い、主軸4側に筒状の支持体18を固
定し、支持体18の内周に該液体8を含浸させた例えば
フェルトのような液体含浸材19を固定して摺動部に臨
ませである。
20は滑りキーであり、モータAの出力軸1にバネ16
によるスラストがかかるのを逃げる構造になっている。
によるスラストがかかるのを逃げる構造になっている。
21.22は支持体2.5に対して受板3,6が相対回
転をしないように拘束する回り止め用のピンである。ピ
ン21.22に対し受板3.6は軸方向には移動可能と
なっている。
転をしないように拘束する回り止め用のピンである。ピ
ン21.22に対し受板3.6は軸方向には移動可能と
なっている。
さらにこのピン21.22において、受板3,6が出力
軸1、主軸4に対して僅か傾き得る余裕を持たせておけ
ば、セラミックス製板7が浮動状態で支えられているこ
とと相まって出力軸重と主軸4との心出しの誤差を成る
程度逃げることができ、無理な力を生ぜず、セラミック
ス製板7その他の部分へ損傷を防ぐことができる。
軸1、主軸4に対して僅か傾き得る余裕を持たせておけ
ば、セラミックス製板7が浮動状態で支えられているこ
とと相まって出力軸重と主軸4との心出しの誤差を成る
程度逃げることができ、無理な力を生ぜず、セラミック
ス製板7その他の部分へ損傷を防ぐことができる。
第3図、第4図においても第1図例と同様に、逆回転は
的確に伝達を阻止し、正回転は的確に伝達することがで
きる。
的確に伝達を阻止し、正回転は的確に伝達することがで
きる。
さらに、板7を受板6に固定する必要がないのでセラミ
ックス特有の取付の際の困難及び運転時における無理な
力による破損などの問題を解消することができる。
ックス特有の取付の際の困難及び運転時における無理な
力による破損などの問題を解消することができる。
本発明により、正転時には、確実にトルクを伝達し、逆
転時にはトルク被動軸に伝達せず、誤配線などによる逆
転による事故を未然に防ぎ、しかも構造が簡単で、保守
の手間もかからず、信頼性の高い軸継手を提供すること
ができ、実用上極めて大なる効果を奏する。
転時にはトルク被動軸に伝達せず、誤配線などによる逆
転による事故を未然に防ぎ、しかも構造が簡単で、保守
の手間もかからず、信頼性の高い軸継手を提供すること
ができ、実用上極めて大なる効果を奏する。
図面は本発明の実施例に関するもので、第1図(a)は
縦断面図、第1図(b)はそのI−I矢視図、(ケーシ
ング9を除<)、第2図は使用状態の正面図、第3図(
a)は別の実施例の縦断面図、第3図(b)はそのU−
4矢視図(ケーシング9、受板3を除<)、第4図は別
の実施例の縦断面図である。 A・・・モーフ、B・・・スラリポンプ、C・・・軸継
手、1・・・出力軸、2・・・支持体、3・・・受板、
4・・・主軸、5・・・支持体、6・・・受板、7・・
・板、8・・・液体、9・・・ケーシング、10・・・
ピン、11・・・滑りキー、12゜13・・・シール、
14・・・スパイラル溝、15・・・突起、16・・・
バネ、17・・・ボルト、18・・・支持体、19・・
・液体含浸材、20・・・滑りキー、21.22・・・
ビン。 特許出願人 株式会社 荏原製作所代理人弁理士
高 木 正 行代理人弁理士 薬 師
稔代理人弁理士 依 1) 孝 次
部Qn−
縦断面図、第1図(b)はそのI−I矢視図、(ケーシ
ング9を除<)、第2図は使用状態の正面図、第3図(
a)は別の実施例の縦断面図、第3図(b)はそのU−
4矢視図(ケーシング9、受板3を除<)、第4図は別
の実施例の縦断面図である。 A・・・モーフ、B・・・スラリポンプ、C・・・軸継
手、1・・・出力軸、2・・・支持体、3・・・受板、
4・・・主軸、5・・・支持体、6・・・受板、7・・
・板、8・・・液体、9・・・ケーシング、10・・・
ピン、11・・・滑りキー、12゜13・・・シール、
14・・・スパイラル溝、15・・・突起、16・・・
バネ、17・・・ボルト、18・・・支持体、19・・
・液体含浸材、20・・・滑りキー、21.22・・・
ビン。 特許出願人 株式会社 荏原製作所代理人弁理士
高 木 正 行代理人弁理士 薬 師
稔代理人弁理士 依 1) 孝 次
部Qn−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、原動軸と被動軸とを接続する軸継手において、 表面にスパイラル溝を形成したセラミック ス製部材と、 該スパイラル溝を形成した表面に対向して 回転摺動する摺動面を有する摺動部材とを備え、 前記セラミックス製部材と、前記摺動部材 とは、前記スパイラル溝と前記摺動面とが対向して配備
された状態で、前記原動軸と被動軸のうちの一方の軸と
他方の軸とに、それぞれ固定され、かつ前記スパイラル
溝と前記摺動面との間には液体が充填されている ことを特徴とする軸継手。 2、原動軸と被動軸とを接続する軸継手において、 表面及び裏面に、同一の軸方向投影面上で 互いに逆向きのスパイラル溝を形成したセラミックス製
部材と、 該スパイラル溝を形成した二つの面にそれ ぞれ対向して回転摺動する摺動面を有する二つの摺動部
材とを備え、 前記セラミックス製部材と、前記二つの摺 動部材とは、前記両面のスパイラル溝と前記二つの摺動
部材の摺動面とが対向して配備された状態で保持され、 前記二つの摺動部材が、前記原動軸と被動 軸のうちの一方の軸と他方の軸とに、それぞれ固定され
、かつ前記二つのスパイラル溝とこれに対向する前記二
つの摺動面との間には液体が充填されている ことを特徴とする軸継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8220085A JPS61241534A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8220085A JPS61241534A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 軸継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61241534A true JPS61241534A (ja) | 1986-10-27 |
Family
ID=13767782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8220085A Pending JPS61241534A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61241534A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0773386A2 (en) * | 1995-09-14 | 1997-05-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | A frictional engagement device |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49111056A (ja) * | 1973-02-08 | 1974-10-23 |
-
1985
- 1985-04-19 JP JP8220085A patent/JPS61241534A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49111056A (ja) * | 1973-02-08 | 1974-10-23 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0773386A2 (en) * | 1995-09-14 | 1997-05-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | A frictional engagement device |
EP0773386A3 (en) * | 1995-09-14 | 1998-09-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | A frictional engagement device |
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