JP3104519B2 - クラッチ装置 - Google Patents

クラッチ装置

Info

Publication number
JP3104519B2
JP3104519B2 JP06048806A JP4880694A JP3104519B2 JP 3104519 B2 JP3104519 B2 JP 3104519B2 JP 06048806 A JP06048806 A JP 06048806A JP 4880694 A JP4880694 A JP 4880694A JP 3104519 B2 JP3104519 B2 JP 3104519B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
engagement element
frictional engagement
members
cam member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06048806A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07259885A (ja
Inventor
清仁 村田
義雄 新藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP06048806A priority Critical patent/JP3104519B2/ja
Priority to EP95103969A priority patent/EP0674126B1/en
Priority to US08/405,892 priority patent/US5603396A/en
Priority to DE69501123T priority patent/DE69501123T2/de
Publication of JPH07259885A publication Critical patent/JPH07259885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3104519B2 publication Critical patent/JP3104519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/3023Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure
    • F16H63/3026Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure comprising friction clutches or brakes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/02Fluid-actuated clutches with means for actuating or keeping engaged by a force derived at least partially from one of the shafts to be connected
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/06Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
    • F16D25/062Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
    • F16D25/063Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
    • F16D25/0635Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
    • F16D25/0638Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクラッチ装置、特に自動
変速機等の内部に用いられるクラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自動変速機等に用いられるクラ
ッチ装置として、複数のクラッチディスクとセパレータ
プレートから成る湿式多板クラッチ装置が公知であり、
油圧により駆動されるピストンの推力によりクラッチを
係合し、トルク伝達を行っている。この種の湿式多板ク
ラッチ装置においては、伝達トルク容量を大きくするた
めにはピストンに供給する油圧を上げるか、クラッチデ
ィスクとセパレータプレートの枚数を増やすことが必要
である。しかし、油圧を発生するオイルポンプは一つで
ありライン油圧以上に油圧を上げることはできないし、
また、クラッチディスクの枚数を増やすと軸寸法が増大
するという問題がある。
【0003】そこで、クラッチディスクとセパレータプ
レートの枚数を増やすことなく伝達トルク容量を大きく
する方法が考案され例えば実開平2−69134号公報
に開示されたものがある。同公報によれば、ピストンと
ピストンにより押圧されるクラッチディスクの間にカム
機構を配設して伝達トルク容量の増大をはかっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
装置では、実際には、ピストンの作動開始と同時にカム
部材が離間するので、クラッチが急激に係合され、係合
ショックが発生するという問題点がある。本発明は上記
問題に鑑み、寸法を増大することなく、かつ係合ショッ
クを発生することなく伝達トルク容量を大きくすること
のできるクラッチ装置を提供することを目的とする。
【0005】本発明の請求項1によれば、共通の軸線上
に離間配置され相対的に回転する一対の部材と、互いに
係合可能な第1摩擦係合要素と第2摩擦係合要素であっ
て、一対の部材の一方に係合され反第2摩擦係合要素側
への軸方向移動が制限される第1摩擦係合要素、と、一
対の部材の他方に係合され第1摩擦係合要素と隣接配置
された第2摩擦係合要素とを備え、第1および第2摩擦
係合要素を摩擦係合して相対的に回転する一対の部材を
係合するクラッチ装置であって、共通の軸線上一対の部
材間に配置され、互いに対向するカム面を有し、それぞ
れ軸方向に移動可能な第1および第2カム部材であっ
て、カム面と反対側の背面が第1部材の一方に対向せし
められている第1カム部材と、カム面と反対側の背面が
第2摩擦係合要素に対向せしめられている第2カム部材
と、第1および第2カム部材の間に配置されたカムロー
ラとから成る可変長継ぎ手手段と、可変長継ぎ手手段の
第1および第2カム部材を一緒に第2摩擦係合要素側に
押圧するピストン手段と、を備え、第1および第2カム
部材の対向するカム面に形成されたカム斜面の傾きθは
第2カム部材の背面と第2摩擦係合要素との間の摩擦係
数をμとしたときtanθ<μなる関係とされていて、
第2摩擦係合要素が結合された一対の部材の他方が回転
しているときに、ピストン手段によって第1および第2
カム部材を一緒に第2摩擦係合要素側に押圧されると第
2カム部材の背面が第2摩擦係合要素と摩擦係合して第
2カム部材は一対の部材の他方に引きずられて回転し、
第1および第2カム部材は相対回転してカムローラをカ
ム斜面間に位置せしめて互いに離反方向に押圧される
が、第1カム部材は背面が一対の部材の一方に当接して
停止せしめられ、第2カム部材の背面により第2摩擦係
合要素が押しつけられる第1摩擦係合要素は軸方向の移
動が制限され、第2摩擦係合要素と第1摩擦係合要素が
伝達トルクに対応した押圧力で摩擦係合される、ことを
特徴とするクラッチ装置が提供される。
【0006】請求項2によれば、さらにクラッチの完全
係合後は、前記ピストン手段の押圧力を解除することを
特徴とする前記請求項1に記載のクラッチ装置が提供さ
れる。
【0007】本発明の請求項3によれば、共通の軸線上
に離間配置され相対的に回転する一対の部材と、互いに
係合可能な第1摩擦係合要素と第2摩擦係合要素であっ
て、一対の部材の一方に係合され反第2摩擦係合要素側
への軸方向移動が制限される第1摩擦係合要素、と、一
対の部材の他方に係合され第1摩擦係合要素と隣接配置
された第2摩擦係合要素とを備え、第1および第2摩擦
係合要素を摩擦係合して相対的に回転する一対の部材を
係合するクラッチ装置であって、共通の軸線上一対の部
材間に配置され、互いに対向するカム面を有し、それぞ
れ軸方向に移動可能な第1および第2カム部材であっ
て、カム面と反対側の背面が第1部材の一方に対向せし
められている第1カム部材と、カム面と反対側の背面が
第2摩擦係合要素に対向せしめられている第2カム部材
と、第1および第2カム部材の間に配置されたカムロー
ラとから成る可変長継ぎ手手段と、可変長継ぎ手手段の
第1カム部材と第2カム部材をそれぞれ離反方向に押圧
するピストン手段と、を備え、第1および第2カム部材
の対向するカム面に形成されたカム斜面の傾きθは第2
カム部材の背面と第2摩擦係合要素との間の摩擦係数を
μとしたときtanθ>μなる関係とされていて、第2
摩擦係合要素が結合された一対の部材の他方が回転して
いるときに、ピストン手段によって第1カム部材と第2
カム部材がそれぞれ離反方向に押圧されると、第1カム
部材の背面が一対の部材の一方に当接して停止せしめら
れ、第2カム部材の背面が第2摩擦係合要素と当接して
摩擦係合し、第2カム部材は一対の部材の他方に引きず
られて第1カム部材に対して相対回転してカムローラを
斜面間に位置せしめ、第2カム部材は第2摩擦係合要素
を第1摩擦係合要素に押圧するが、第1摩擦係合要素の
軸方向移動が停止せしめられ、第2摩擦係合要素は第1
摩擦係合要素とピストン手段の押圧力に対応した押圧力
で摩擦係合される、ことを特徴とするクラッチ装置が提
供される。
【0008】請求項4によれば、さらに前記ピストン手
段が前記可変長継ぎ手手段の一対のカム部材の一方を兼
ねていることを特徴とする前記請求項3に記載のクラッ
チ装置が提供される。
【0009】請求項5によれば、さらに前記可変長継ぎ
手手段の一対のカム部材は前記ピストン手段の外部に配
設されていることを特徴とする前記請求項3に記載のク
ラッチ装置が提供される。
【0010】
【作用】第2摩擦係合要素が結合された一対の部材の他
方が回転しているときに、ピストン手段によって第1お
よび第2カム部材を一緒に第2摩擦係合要素側に押圧さ
れると第2カム部材の背面が第2摩擦係合要素と摩擦係
合して第2カム部材は一対の部材の他方に引きずられて
回転し、第1および第2カム部材は相対回転してカムロ
ーラをカム斜面間に位置せしめて互いに離反方向に押圧
される。第1カム部材の背面は一対の部材の一方に対向
されており、押圧された第1カム部材の背面は一対の部
材の一方に当接して停止せしめられ、第2カム部材の背
面により第2摩擦係合要素が押しつけられる第1摩擦係
合要素は軸方向も移動が制限されている。したがって、
決められた幅の中に、一方の端部に配置した第1摩擦係
合要素と第2摩擦係合要素をカムが内側から突っ張るこ
とになり、第1摩擦係合要素と第2摩擦係合要素が係合
される。その時にかかる力は、回転する一対の部材の他
方の伝達トルクがカムにより軸方向の力に変換されたも
のであり、伝達トルクに対応したものである。
【0011】請求項2では、両部材が完全係合した後に
ピストン押圧力は解除されるが、ピストン押圧力は始め
に可変長継ぎ手手段の一方の端部と回転している部材と
の摩擦係合を誘起するためにのみ使われ、その後の両部
材間の係合は伝達トルクにによって行われる。したがっ
て両部材の係合は維持される。
【0012】第2摩擦係合要素が結合された一対の部材
の他方が回転しているときに、ピストン手段によって第
1カム部材と第2カム部材がそれぞれ離反方向に押圧さ
れると、第1カム部材の背面が一対の部材の一方に当接
して停止せしめられ、第2カム部材の背面が第2摩擦係
合要素と当接して摩擦係合し、第2カム部材は一対の部
材の他方に引きずられて第1カム部材に対して相対回転
してカムローラを斜面間に位置せしめ、第2カム部材は
第2摩擦係合要素を第1摩擦係合要素に押圧される。第
1カム部材の背面はすでに一対の部材の一方に当接して
停止せしめられており、第2カム部材の背面により第2
摩擦係合要素が押しつけられる第1摩擦係合要素は軸方
向も移動が制限されている。したがって、決められた幅
の中に、一方の端部に配置した第1摩擦係合要素と第2
摩擦係合要素をカムが内側から突っ張ることになり、第
1摩擦係合要素と第2摩擦係合要素が係合される。その
時にかかる力は、ピストン部材の押圧力により生起され
るものであるから、ピストン部材の押圧力に対応したも
のである。
【0013】請求項4では、可変長継ぎ手手段の一対の
カム部材の一方を兼ねているピストン手段が可変長継ぎ
手手段一対のカム部材を離間させるので一方のカム部材
の背面が相対回転している部材に摩擦係合する、すると
カム部材間の反力により前記部材に摩擦係合した端部を
有するカム部材は部材の回転力に引きずられて他方のカ
ム部材の上に乗り上げられる。したがって可変長継ぎ手
手段の両端部間の長さが伸び、相対回転している一対の
部材を内側から突っ張る様にして係合する。
【0014】請求項5では、可変長継ぎ手手段の一対の
カム部材はピストン手段の外部に配設され、ピストン手
段が可変長継ぎ手手段一対のカム部材を離間させるので
一方のカム部材の背面が相対回転している部材に摩擦係
合する、するとカム部材間の反力により前記部材に摩擦
係合した端部を有するカム部材は部材の回転力に引きず
られて他方のカム部材の上に乗り上げられる。したがっ
て可変長継ぎ手手段の両端部間の長さが伸び、相対回転
している一対の部材を内側から突っ張る様にして係合す
る。
【0015】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を説明
する。まず初めに実施例が自動変速機のどの様な部位に
適用されたものかを説明する。図1は実施例が適用され
た自動変速機の全体の構成を模式的に現したものであ
る。図1において、ATは変速機構の全体を示すが、変
速機構ATは、基本的には、3個のプラネタリギヤユニ
ットと、それらのリングギヤ、サンギヤ、キャリヤ等の
各要素の断接を行う摩擦係合要素から成る。その詳細は
以下の通りである。
【0016】Xi はインプットシャフトであって、トル
クコンバータ(図示しない)のアウトプットシャフト
(図示しない)と結合されている。PG1 、PG2 、P
3 はそれぞれフロントプラネタリギヤユニット、リヤ
プラネタリギヤユニット、O/Dプラネタリギヤユニッ
トである。
【0017】R1 、R2 、R3 はそれぞれフロントプラ
ネタリリングギヤ、リヤプラネタリリングギヤ、O/D
プラネタリリングギヤである。K1 、K2 、K3 はそれ
ぞれフロントプラネタリキャリヤ、リヤプラネタリキャ
リヤ、O/Dプラネタリキャリヤである。S12は前記フ
ロントプラネタリギヤユニット、リヤプラネタリギヤユ
ニットに共通のフロント&リヤプラネタリサンギヤであ
り、S3 は、O/Dプラネタリサンギヤである。
【0018】C1 は第1クラッチであって、インプット
シャフトXi とフロントプラネタリリングギヤR1 を断
接する。C2 は第2クラッチであって、インプットシャ
フトXi とフロント&リヤプラネタリサンギヤS12を断
接する。C3 は第3クラッチであって、O/Dプラネタ
リキャリヤK3 とO/DプラネタリサンギヤS3 を断接
する。
【0019】B1 は第1ブレーキであって、フロント&
リヤプラネタリサンギヤS12をロックする。B2 は第2
ブレーキであって、フロント&リヤプラネタリサンギヤ
12の逆回転(左回転)をロックする。B3 は第3ブレ
ーキであって、リヤプラネタリキャリヤK3 の回転をロ
ックする。B4 は第4ブレーキであって、O/Dプラネ
タリサンギヤS3 の回転をロックする。
【0020】F1 は第1ワンウェイクラッチであって、
第2ブレーキB2 が作用している時フロント&リヤプラ
ネタリサンギヤS12の逆回転(左回転)をロックする。
2 は第2ワンウェイクラッチであって、リヤプラネタ
リキャリヤK3 の逆回転(左回転)をロックする。F3
は第3ワンウェイクラッチであって、O/Dプラネタリ
サンギヤS3 に対するO/DプラネタリキャリヤK3
逆回転(左回転)をロックする。
【0021】そして、上記各摩擦係合要素を図2に示さ
れる様に組み合わせて作動させることによって各速度段
を得ている。なお、CG1 はカウンタドライブギヤ、C
2 はカウンタドリブンギヤCG2であってエンジン出
力を後段の機構に導くためのものであって、変速そのも
のには関係ない。
【0022】以下、本発明の実施例の説明を行う。図3
は本発明の第1実施例であって、請求項1の発明を、上
記摩擦係合要素の内、第3ブレーキB3 に適用したもの
である。図2に示されている通り、第3ブレーキB3
Lレンジのファーストギヤおよびリバースギヤで、リヤ
プラネタリギヤPG2 のリヤプラネタリキャリヤK2
固定させる作用を行うものである。図3の(A)は本第
1実施例の構造の詳細を示す図であり、(B)はその摩
擦係合部分の状態を拡大して示した図である。
【0023】図3において、1はピストン、2は第1カ
ム部材、3はカムローラ、4は第2カム部材である。5
はスプリングであって第1カム部材2、カムローラ3、
第2カム部材4を常時ピストン1側に付勢している。6
はクラッチディスク、7はセパレータプレートである。
8はスナップリングであってクラッチディスク6が第2
カム部材4に接触してカムの作用を妨害することを防止
するためのものである。また9はクラッチケーシング、
10はピストン1に作動油圧を供給するための油通路で
ある。
【0024】第1カム部材2と第2カム部材4のカムロ
ーラ3に接する側にはカム面2c、4cが形成されてい
るが、その傾きθは、第2カム部材4とクラッチディス
ク6との間の摩擦係数μの間に対し、tanθ<μとな
る様にされている。この図3は、作動油圧が供給されて
おらず、カム部材2、カムローラ3、第2カム部材4が
スプリング5によって左端の位置に押し戻され、第2カ
ム部材4とクラッチディスク6とが離間して動力伝達し
ていない状態を示している。
【0025】次にピストン1に油通路9から作動油が供
給されると図4の(A)、(B)に示される様に第1カ
ム部材2、カムローラ3、第2カム部材4はピストン1
に押されて一体的に図中右方に移動し、第2カム部材4
の背面4bとクラッチディスク6のカム側摩擦面6aと
が係合を開始する。係合が開始されると、クラッチディ
スク6が矢印の方向に回転しているので第2カム部材4
はクラッチディスク6に引きずられて同じ方向に回転を
始める。
【0026】第2カム部材4がクラッチディスク6に引
きずられて同じ方向に回転するとやがて第2カム部材4
のカム斜面4cはカムローラ3を介して第1カム部材2
のカム斜面2cを上り始め、第1カム部材2を図中左
に、第2カム部材4を図中右に押し出す力が作用しその
隙間を拡大してゆく。そして、ついに第2カム部材2の
背面2aはクラッチハウジング9のカム受け面9aに当
接して動きを停止するので、さらに第2カム部材4が回
転すると第2カム部材4を右に押し出す方向にのみ力が
作用しクラッチディスク6とセパレータプレート7の係
合力を高めていき両者を完全係合する。図5の(A)、
(B)はこの完全係合の状態を示したものである。
【0027】ここで、上述の第1実施例の係合に於いて
作用する力について説明する。まずピストン1が第1カ
ム部材2と第2カム部材4を一体的にクラッチディスク
6に押圧する力をF1 とすると、この押圧力F1 によっ
て第2カム部材4とクラッチディスク6が摩擦係合する
のであるから、その間の摩擦係数をμ、摩擦力をfとす
るとf=μ×F1 …(式1)である。
【0028】次にこの摩擦力によって第2カム部材4が
第1カム部材2をクラッチケーシング10に押圧する力
2 が発生し、F2 =f/tanθ…(式2)である。
したがって、第1カム部材2にはF2 −F1 の力が作用
する。ここで、(式1)からF1 =f/μであり、(式
2)からF2 =f/tanθであるのでF2 −F1 =f
/tanθ−f/μであって、μ>tanθと予め設定
されているのでF2 −F1 >0となり、第1カム部材2
はクラッチケーシング10に押圧され、やがてその壁面
に当接して停止する。
【0029】壁面に当接した後は、ピストン1による押
圧力は作用しないのでF2 =f/tanθのみが作用す
るが、fはクラッチディスク6の伝達トルクTを平均半
径rで除算したものであって、f=T/rと現すことが
できる。したがって、押圧力F2 は伝達トルク量に比例
する。したがって、クラッチディスクの枚数を低減して
も大きな押圧力を得ることが可能であって、本第1実施
例では、図11に示す従来技術の場合は7枚であるのに
対して3枚しか使っていない。しかし、これも摩擦材の
耐久性がよければ1枚とすることも可能である。また、
係合初期はピストン手段の押圧力F1 がトルク限界とな
り、またピストン1がアキューム効果を成すために、係
合ショックを低減することができる。なお、完全係合後
は伝達トルクが押圧力として作用するのでピストン室内
の作動油を抜くことが可能である。
【0030】次に完全係合状態から係合を解除する場合
であるが、これは伝達トルクの方向を反転することによ
って得られる。伝達トルクの方向を反転すると図5の状
態からカムが外れて、図4の状態に戻り、さらに図3の
状態に戻り係合が完全に解除される。
【0031】図6は本発明の第2実施例であって、図1
に示した自動変速機ATの第1クラッチC1 の部分に第
1実施例と同様な作動をするカム機構を適用したもので
ある。図6において、11aは上部クラッチハウジン
グ、11bは底部クラッチハウジングであって、12は
第1カム部材兼用ピストンであって、底部クラッチハウ
ジング11bにスプライン結合されている。13はカム
ローラ、14は第2カム部材である。基本作動は第1実
施例と同じなので省略する。そして、係合時、カムの作
用力により第1カム部材兼用ピストンが戻されるため
に、従来のすべてクラッチディスクとセパレータプレー
トで構成したものに比べて作動油の作用方向を規制する
チェックボール(図11の35)と、係合を開放するた
めのリターンスプリング(図11の36)が不要となっ
ている。
【0032】図7は本発明の第3実施例であって、請求
項4の発明を第1実施例と同様に第3ブレーキB3 に適
用したものであって、請求項3の内容を包含している。
図7の(A)は本第3実施例の構造の詳細を示す図であ
り、(B)はその摩擦係合部分の状態を拡大して示した
図である。図7において、15は第1カム部材、16は
第2カム部材兼用ピストン、17はカムローラであって
第1カム部材15と第2カム部材兼用ピストン16のカ
ムローラ17に接する側にはカム面15c、16cが形
成されている。
【0033】18は第2カム部材兼用ピストン16の先
端に取り付けられピストン押圧面を形成する押圧プレー
ト、19はクラッチディスク、20はセパレータプレー
ト、21はスナップリングである。22はスプリング、
23はスプリング押さえ、24はクラッチケーシングで
あり、25は油圧供給用の油通路である。カム面15
c、16cの傾きθは、押圧プレート18とクラッチデ
ィスク19との間の摩擦係数μの間に対し、tanθ>
μとなる様にされている。この図7は作動油圧が供給さ
れておらず、第1カム部材15、カムローラ17、第2
カム部材兼用ピストン16はスプリング22によって左
端の位置に押し戻され、押圧プレート18とクラッチデ
ィスク19と離間して動力伝達していない状態である。
【0034】次にピストン1に作動油圧が第1カム部材
15と第2カム部材兼用ピストン16の間から供給され
ると図8の(A)、(B)に示される様に第2カム部材
兼用ピストン16は図中右方に移動し、押圧プレート1
8の押圧面18aとクラッチディスク19のカム側摩擦
面19aとが係合を開始する。係合が開始されると、ク
ラッチディスク19が矢印の方向に回転しているので第
2カム部材兼用ピストン16はクラッチディスク19に
引きずられて同じ方向に回転を始める。
【0035】第2カム部材兼用ピストン16がクラッチ
ディスク19に引きずられて回転するとやがて第2カム
部材兼用ピストン16のカム斜面16cはカムローラ1
7を介して第1カム部材15のカム斜面15cを上り始
め、第1カム部材15と第2カム部材兼用ピストン16
との間の隙間をさらに拡大しようとする力が作用する。
しかし、第1カム部材15の背面15aはクラッチハウ
ジング24のカム受け面24aに当接しているので、さ
らに第2カム部材兼用ピストン16が回転すると第2カ
ム部材兼用ピストン16を右に押し出す方向にのみ力が
作用しクラッチディスク19とセパレータプレート20
の係合力を高めていき両者を完全係合する。図9の
(A)、(B)はこの完全係合の状態を示したものであ
る。
【0036】ここで、上述の第3実施例の係合に於いて
作用する力について説明する。まず第2カム部材兼用ピ
ストン16がクラッチディスク19に押圧する力をF 1
とすると、この押圧力F1 によって第2カム部材兼用ピ
ストン16に一体的に取り付けられた押圧プレート18
とクラッチディスク19が摩擦係合するのであるから、
その間の摩擦係数をμ、摩擦力をfとするとf=μ×F
1 …(式3)である。
【0037】次に、この摩擦力によってカムによる押圧
力が発生し、これが順次続いて結果的に押圧プレート1
8とクラッチディスク19とは以下の(式4)の力を受
けて係合する。 F=F1 ×{1/(1−μ/tanθ)}…(式4) 例えば、μ=0.14とし、θ=10°とするとF=
4.85×F1 となり、ピストン押圧力が4.85倍さ
れることになる。したがって、クラッチディスクの枚数
は従来の1/4.85で済むことになる。したがって、
本発明の従来例では図11に示す様に、7枚必要として
いたが本実施例の様にして、μ=0.14とし、θ=1
0°とすれば、7/4.85≒2枚で済むことになる。
また、係合初期はピストン手段の押圧力F1 がトルク限
界となり、またピストン1がアキューム効果を成すため
に、係合ショックを低減することができる。
【0038】なお、本第3の実施例の場合、カム形状を
双方向性のV形にされているのでトルクが逆転した場合
にもこれを伝達することが可能である。
【0039】図10は本発明の第4実施例であって、請
求項5の発明を第3実施例と同様に第3ブレーキB3
適用したものであり、請求項3の内容を包含している。
図10の(A)は本第3実施例の構造の詳細を示す図で
あり、(B)はその摩擦係合部分の状態を拡大して示し
た図である。図10において、26は第1カム部材、2
7は第2カム部材兼用ピストン、28はカムローラであ
って第1カム部材26と第2カム部材兼用ピストン27
のカムローラ28に接する側にはカム面が形成されてい
る。29はクラッチディスク、30はセパレータプレー
ト、31はスナップリング、32はスプリング、33は
クラッチケーシング、34は作動油を供給するための油
通路である。この図10は作動油圧が供給されておら
ず、第1カム部材26、カムローラ28、第2カム部材
兼用ピストン27はスプリング32によって左端の位置
に押し戻され、第2カム部材兼用ピストン27とクラッ
チディスク29と離間して動力伝達していない状態であ
る。
【0040】作動は実施例3と同じであるので説明は省
略するが、カム形状が一方向性とされており、ワンウェ
イクラッチの作用を行うのでトルクが逆転した場合には
これを伝達することはできない。そして、実施例3の場
合と異なりピストンがカム部材の外部に設けられ、ピス
トンの断面積が小形化されているので、このワンウェイ
クラッチとしての作動がスムーズに行われる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上記の様に構成され作用する
ので、請求項1、2では、伝達トルクに比例した係合力
が作用する、したがって大きな押圧力を必要とせずに大
きな係合力を得ることができ装置を小形化することが可
能であり、摩擦係合要素の数を減らせることによって非
係合時の引きずり損失を減らすことができ燃費の向上に
寄与する。また、係合初期はピストン手段の押圧力F1
がトルク限界となり、またピストン手段がアキューム効
果を成すために、係合ショックを低減することができ
る。
【0042】請求項3、4、5では、カム機構によって
押圧力が倍力される、したがって大きな押圧力を必要と
せずに大きな係合力を得ることができ装置を小形化する
ことが可能であり、摩擦係合要素の数を減らせることに
よって非係合時の引きずり損失を減らすことができ燃費
の向上に寄与する、また押圧力の有無、大小によって係
合を制御できる。また、係合初期はピストン手段の押圧
力F1 がトルク限界となり、またピストン手段がアキュ
ーム効果を成すために、係合ショックを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動変速機の構造を模式的に
現す図である。
【図2】図1の自動変速機において各速度段を得るため
の各摩擦係合要素の作動の組み合わせを示す図である。
【図3】(A)第1実施例の構造を示す図である(非係
合時)。 (B)上記図3(A)の係合部分の状態を拡大して示し
た図である。
【図4】(A)図3(A)の係合作動部分の状態を示す
図である(係合開始時)。 (B)上記図4(A)の係合部分の状態を拡大して示し
た図である。
【図5】(A)図3(A)の係合作動部分の状態を示す
図である(完全係合時)。 (B)上記図5(A)の係合部分の状態を拡大して示し
た図である。
【図6】第2実施例の構造を示す図である(非係合
時)。
【図7】(A)第3実施例の構造を示す図である(非係
合時)。 (B)上記図7(A)の係合部分の状態を拡大して示し
た図である。
【図8】(A)図7(A)の係合作動部分の状態を示す
図である(係合開始時)。 (B)上記図8(A)の係合部分の状態を拡大して示し
た図である。
【図9】(A)図7(A)の係合作動部分の状態を示す
図である(完全係合時)。 (B)上記図9(A)の係合部分の状態を拡大して示し
た図である。
【図10】(A)第4実施例の構造を示す図である(非
係合時)。 (B)上記図10(A)の係合部分の状態を拡大して示
した図である。
【図11】従来技術による摩擦係合装置の構造を示す図
である。
【符号の説明】
1…ピストン(第1実施例) 2…第1カム部材(第1実施例) 3…カムローラ(第1実施例) 4…第2カム部材(第1実施例) 5…スプリング(第1実施例) 6…クラッチディスク(第1実施例) 7…セパレータプレート(第1実施例) 8…スナップリング(第1実施例) 9…クラッチケーシング(第1実施例) 10…油通路(第1実施例) 11a…上部クラッチハウジング(第2実施例) 11b…底部クラッチハウジング(第2実施例) 12…第1カム部材兼用ピストン(第2実施例) 13…カムローラ(第2実施例) 14…第2カム部材(第2実施例) 15…第1カム部材(第3実施例) 16…第2カム部材兼用ピストン(第3実施例) 17…カムローラ(第3実施例) 18…第2カム部材兼用ピストン(第3実施例) 19…クラッチディスク(第3実施例) 20…セパレータプレート(第3実施例) 21…スナップリング(第3実施例) 22…スプリング(第3実施例) 23…スプリング押さえ(第3実施例) 24…クラッチケーシング(第3実施例) 25…油通路(第3実施例) 26…第1カム部材(第4実施例) 27…は第2カム部材兼用ピストン(第4実施例) 28…カムローラ(第4実施例) 29…クラッチディスク(第4実施例) 30…セパレータプレート(第4実施例) 31…スナップリング(第4実施例) 32…スプリング(第4実施例) 33…クラッチケーシング(第4実施例) 34…油通路(第4実施例) 35…チェックボール(従来技術) 36…スプリング(従来技術) AT…変速機構 C1 …第1クラッチ B3 …第3ブレーキ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 25/00 - 25/12 F16D 43/00 - 43/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の軸線上に離間配置され相対的に回
    転する一対の部材と、互いに係合可能な第1摩擦係合要
    素と第2摩擦係合要素であって、一対の部材の一方に係
    合され反第2摩擦係合要素側への軸方向移動が制限され
    る第1摩擦係合要素、と、一対の部材の他方に係合され
    第1摩擦係合要素と隣接配置された第2摩擦係合要素と
    を備え、第1および第2摩擦係合要素を摩擦係合して相
    対的に回転する一対の部材を係合するクラッチ装置であ
    って、 共通の軸線上一対の部材間に配置され、互いに対向する
    カム面を有し、それぞれ軸方向に移動可能な第1および
    第2カム部材であって、カム面と反対側の背面が第1部
    材の一方に対向せしめられている第1カム部材と、カム
    面と反対側の背面が第2摩擦係合要素に対向せしめられ
    ている第2カム部材と、第1および第2カム部材の間に
    配置されたカムローラとから成る可変長継ぎ手手段と、 可変長継ぎ手手段の第1および第2カム部材を一緒に第
    2摩擦係合要素側に押圧するピストン手段と、を備え、 第1および第2カム部材の対向するカム面に形成された
    カム斜面の傾きθは第2カム部材の背面と第2摩擦係合
    要素との間の摩擦係数をμとしたときtanθ<μなる
    関係とされていて、 第2摩擦係合要素が結合された一対の部材の他方が回転
    しているときに、ピストン手段によって第1および第2
    カム部材を一緒に第2摩擦係合要素側に押圧されると第
    2カム部材の背面が第2摩擦係合要素と摩擦係合して第
    2カム部材は一対の部材の他方に引きずられて回転し、
    第1および第2カム部材は相対回転してカムローラをカ
    ム斜面間に位置せしめて互いに離反方向に押圧される
    が、第1カム部材は背面が一対の部材の一方に当接して
    停止せしめられ、第2カム部材の背面により第2摩擦係
    合要素が押しつけられる第1摩擦係合要素は軸方向の移
    動が制限され、 第2摩擦係合要素と第1摩擦係合要素が伝達トルクに対
    応した押圧力で摩擦係合される、 ことを特徴とするクラッチ装置。
  2. 【請求項2】 クラッチの完全係合後は、前記ピストン
    手段の押圧力を解除することを特徴とする前記請求項1
    に記載のクラッチ装置。
  3. 【請求項3】 共通の軸線上に離間配置され相対的に回
    転する一対の部材と、互いに係合可能な第1摩擦係合要
    素と第2摩擦係合要素であって、一対の部材の一方に係
    合され反第2摩擦係合要素側への軸方向移動が制限され
    る第1摩擦係合要素、と、一対の部材の他方に係合され
    第1摩擦係合要素と隣接配置された第2摩擦係合要素と
    を備え、第1および第2摩擦係合要素を摩擦係合して相
    対的に回転する一対の部材を係合するクラッチ装置であ
    って、 共通の軸線上一対の部材間に配置され、互いに対向する
    カム面を有し、それぞれ軸方向に移動可能な第1および
    第2カム部材であって、カム面と反対側の背面が第1部
    材の一方に対向せしめられている第1カム部材と、カム
    面と反対側の背面が第2摩擦係合要素に対向せしめられ
    ている第2カム部材と、第1および第2カム部材の間に
    配置されたカムローラとから成る可変長継ぎ手手段と、 可変長継ぎ手手段の第1カム部材と第2カム部材をそれ
    ぞれ離反方向に押圧するピストン手段と、を備え、 第1および第2カム部材の対向するカム面に形成された
    カム斜面の傾きθは第2カム部材の背面と第2摩擦係合
    要素との間の摩擦係数をμとしたときtanθ>μなる
    関係とされていて、 第2摩擦係合要素が結合された一対の部材の他方が回転
    しているときに、ピストン手段によって第1カム部材と
    第2カム部材がそれぞれ離反方向に押圧されると、第1
    カム部材の背面が一対の部材の一方に当接して停止せし
    められ、第2カム部材の背面が第2摩擦係合要素と当接
    して摩擦係合し、第2カム部材は一対の部材の他方に引
    きずられて第1カム部材に対して相対回転してカムロー
    ラを斜面間に位置せしめ、第2カム部材は第2摩擦係合
    要素を第1摩擦係合要素に押圧するが、第1摩擦係合要
    素の軸方向移動が停止せしめられ、 第2摩擦係合要素は第1摩擦係合要素とピストン手段の
    押圧力に対応した押圧力で摩擦係合される、 ことを特徴とするクラッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記ピストン手段が前記可変長継ぎ手手
    段の一対のカム部材の一方を兼ねていることを特徴とす
    る前記請求項3に記載のクラッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記可変長継ぎ手手段の一対のカム部材
    は前記ピストン手段の外部に配設されていることを特徴
    とする前記請求項3に記載のクラッチ装置。
JP06048806A 1994-03-18 1994-03-18 クラッチ装置 Expired - Fee Related JP3104519B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06048806A JP3104519B2 (ja) 1994-03-18 1994-03-18 クラッチ装置
EP95103969A EP0674126B1 (en) 1994-03-18 1995-03-17 A clutch device for an automatic transmission
US08/405,892 US5603396A (en) 1994-03-18 1995-03-17 Clutch device for an automatic transmission
DE69501123T DE69501123T2 (de) 1994-03-18 1995-03-17 Kupplungseinrichtung für ein Automatikgetriebe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06048806A JP3104519B2 (ja) 1994-03-18 1994-03-18 クラッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07259885A JPH07259885A (ja) 1995-10-09
JP3104519B2 true JP3104519B2 (ja) 2000-10-30

Family

ID=12813459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06048806A Expired - Fee Related JP3104519B2 (ja) 1994-03-18 1994-03-18 クラッチ装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5603396A (ja)
EP (1) EP0674126B1 (ja)
JP (1) JP3104519B2 (ja)
DE (1) DE69501123T2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3104561B2 (ja) * 1995-02-21 2000-10-30 トヨタ自動車株式会社 クラッチ装置
JP3196590B2 (ja) * 1995-09-14 2001-08-06 トヨタ自動車株式会社 摩擦係合装置
JPH09264340A (ja) * 1996-03-27 1997-10-07 Toyota Motor Corp クラッチ装置
US6039160A (en) * 1998-08-31 2000-03-21 General Motors Corporation Friction torque transmitter with a one-way actuator
JP2000230575A (ja) 1998-12-10 2000-08-22 Nsk Warner Kk 摩擦係合装置
US6264009B1 (en) * 1999-06-03 2001-07-24 Meritor Heavy Vehicle Systems, Llc Multi-stage wet disc brake
DE102013200716A1 (de) * 2013-01-18 2014-07-24 Zf Friedrichshafen Ag Vorrichtung zum Wandeln eines rotatorischen Antriebes einer Antriebseinrichtung in eine translatorische Antriebsbewegung sowie Kraftfahrzeuggetriebe
US9765829B2 (en) * 2015-07-17 2017-09-19 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Selectable height actuating piston

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2827994A (en) * 1954-10-18 1958-03-25 Curtiss Wright Corp Follow-up clutches
DE953857C (de) * 1955-07-26 1956-12-06 Hanomag Ag Lenkkupplung mit Lenkbremse fuer Kraftfahrzeuge, insbesondere Gleiskettenfahrzeuge
US3199374A (en) * 1961-04-12 1965-08-10 Gen Motors Corp Drive sustaining device
US3360087A (en) * 1966-06-06 1967-12-26 Twin Disc Inc Hydraulically actuated friction clutch having torque control means
DE1915651A1 (de) * 1969-03-27 1970-10-08 Klaue Hermann Vollbelag-Scheibenbremse ohne Reibungsselbstverstaerkung
US3733920A (en) * 1971-08-16 1973-05-22 Gen Motors Corp Transmission and hydraulic source
US3688882A (en) * 1971-08-16 1972-09-05 Gen Motors Corp Fluid operated clutch with one way engager
US3717229A (en) * 1971-08-16 1973-02-20 Gen Motors Corp Fluid clutch with one way torque limiting engager
DE3620924A1 (de) * 1986-05-21 1988-01-07 Lucas Ind Plc Achsbaugruppe fuer kraftfahrzeuge
JP2581965B2 (ja) * 1988-08-30 1997-02-19 株式会社エフ・シー・シー 動力伝達装置
JPH0269134A (ja) * 1988-09-02 1990-03-08 Seiwa Kasei Kk 数の子褐変防止剤
JP2536144B2 (ja) * 1989-04-07 1996-09-18 トヨタ自動車株式会社 動力伝達機構
JP2540947B2 (ja) * 1989-07-17 1996-10-09 トヨタ自動車株式会社 動力伝達装置
US5083986A (en) * 1989-07-20 1992-01-28 Tochigifujisangyo Kabushiki Kaisha Coupling apparatus with double clutches
US5031746A (en) * 1990-03-30 1991-07-16 Erkki Koivunen Multi-mode clutch for change-speed transmissions
GB2251465A (en) * 1990-10-31 1992-07-08 Massey Ferguson Mfg A mechanical clutch
US5106348A (en) * 1991-05-08 1992-04-21 Koivunen Erkki A Bi-directional multi-mode clutch for change-speed transmission unit for automatic change speed transmissions
CA2116411C (en) * 1993-02-26 1997-08-26 Jun Aoki Connecting system

Also Published As

Publication number Publication date
US5603396A (en) 1997-02-18
EP0674126B1 (en) 1997-12-03
JPH07259885A (ja) 1995-10-09
EP0674126A1 (en) 1995-09-27
DE69501123D1 (de) 1998-01-15
DE69501123T2 (de) 1998-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5650158B2 (ja) 摩擦係合装置
JP5789508B2 (ja) 同期ロッククラッチ−摩擦クラッチと機械的係止クラッチとの組み合わせ
JP2008502859A (ja) 自動変速機用の平面結合装置アッセンブリ
US6315096B1 (en) Friction engaging device
US20070199783A1 (en) Transmission assembly
JPH11173350A (ja) ボールランプアクチュエータ
JP3104524B2 (ja) 自動変速機のクラッチ装置
JP3104519B2 (ja) クラッチ装置
US4649771A (en) Planetary gear drive with clutching assembly
JP3097079B2 (ja) 自動変速機の変速用摩擦係合装置
JP2007524039A (ja) 自動補力クラッチ
KR20050013994A (ko) 카트와 같은 육상 차량용 동력전달 장치
JP2004068878A (ja) クラッチ装置
EP0694129A4 (en) SYNCHRONIZED CLUTCH
JP2002147570A (ja) ディファレンシャル装置の差動制限装置
JP2000310260A (ja) 複合クラッチ装置
JP3104561B2 (ja) クラッチ装置
JP2001099189A (ja) 湿式クラッチの潤滑構造
JPH01247827A (ja) 油圧クラッチ構造
JP3362728B2 (ja) 変速機の変速用摩擦係合装置
JPH1037977A (ja) 伝動装置の連回り防止装置
KR100569384B1 (ko) 자동 변속기의 클러치 장치
JP3168906B2 (ja) クラッチ装置
JP4286353B2 (ja) 摩擦係合装置
JP2004144163A (ja) 動力伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070901

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080901

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080901

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees