JPH09264340A - クラッチ装置 - Google Patents

クラッチ装置

Info

Publication number
JPH09264340A
JPH09264340A JP8072518A JP7251896A JPH09264340A JP H09264340 A JPH09264340 A JP H09264340A JP 8072518 A JP8072518 A JP 8072518A JP 7251896 A JP7251896 A JP 7251896A JP H09264340 A JPH09264340 A JP H09264340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
oil passage
fluctuation component
transmission
clutch device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8072518A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohito Murata
清仁 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP8072518A priority Critical patent/JPH09264340A/ja
Priority to EP97105129A priority patent/EP0798479A3/en
Priority to US08/824,729 priority patent/US5860501A/en
Publication of JPH09264340A publication Critical patent/JPH09264340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D31/00Fluid couplings or clutches with pumping sets of the volumetric type, i.e. in the case of liquid passing a predetermined volume per revolution
    • F16D31/08Control of slip
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D31/00Fluid couplings or clutches with pumping sets of the volumetric type, i.e. in the case of liquid passing a predetermined volume per revolution
    • F16D31/06Fluid couplings or clutches with pumping sets of the volumetric type, i.e. in the case of liquid passing a predetermined volume per revolution using pumps of types differing from those before-mentioned

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動源から入力された動力の被変動成分のみ
をある被動体に伝達するとともに、変動成分も捨てるこ
となく別の被動体に伝達して有効に利用できるクラッチ
装置を提供すること。 【解決手段】 ベーンポンプ1のアウタロータ9をエン
ジンのクランクシャフト4に連結し、インナロータ5を
変速機に入力軸に連結する。ベーンポンプ1の吐出油路
25に配設した第1可変絞り弁31の締切り圧を調整
し、締切り圧までの分は動力の伝達に利用し、締切り圧
を超えて吐出した作動油を変速機の油圧制御ユニット1
00に導き、ライン圧に調整して、変速機内の係合機構
の作動、潤滑に利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクラッチ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】駆動源の発生する動力を断接自在に被動
体に伝達するクラッチ装置として、摩擦板を用いた摩擦
クラッチが広く用いられている。例えば、自動車におい
て手動変速機と組み合わされるクラッチ、自動変速機の
トルクコンバータ内に配設される所謂ロックアップクラ
ッチがそうである。一方、駆動源としてはいろいろな種
類の原動機が用いられるが、原動機には一回の回転の間
にトルク変動を起こすものが多い。例えば、自動車用に
最も広く用いられる往復ピストン式内燃機関においては
ピストン往復運動および燃焼室内圧力変動によるトルク
変動があり、駆動軸はトルク変動および回転変動を伴っ
て回転する。この変動が被動体に伝えられると、被動体
が振動し、例えば、上記のような自動車の場合には、車
体側に伝わり乗員に不快感を与え、商品性を低下してし
まう。そこで、機関のトルク変動が車体側に伝達されな
いように摩擦クラッチの摩擦係合力を弱め、摩擦クラッ
チをスリップさせながら動力を伝達する装置が公知であ
る(特公昭63−13060号公報参照)。ところが、
摩擦クラッチをスリップさせるということは、原動機か
ら入力された動力の一部を熱エネルギに変換して捨てる
ということであって無駄が大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
み、駆動源から入力された動力の被変動成分のみをある
被動体に伝達するとともに、変動成分も捨てることなく
別の被動体に伝達して有効に利用できるクラッチ装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、駆動源が発生する動力の非変動成分と変動成分とを
分離する動力分離手段を備え、分離された動力の非変動
成分と変動成分とを別個の被動体に伝達することを特徴
とするクラッチ装置が提供される。この様に構成された
クラッチ装置では、駆動源が発生する動力が動力分離手
段によって非変動成分と変動成分とに分離され分離され
た動力の非変動成分と変動成分はそれぞれ別個の被動体
を駆動するために伝達される。
【0005】請求項2の発明によれば、請求項1のクラ
ッチにおいて駆動源が発生する動力の形態を変換する動
力形態変換手段を備え、前記動力分離手段は前記動力形
態変換手段によって形態を変換された動力の非変動成分
と変動成分とを分離する動力分離手段であるクラッチ装
置が提供される。この様に構成されたクラッチ装置で
は、駆動源が発生した動力は動力形態変換手段によって
形態が変換され、動力分離手段はその形態が変換された
動力の非変動成分と変動成分とを分離する。
【0006】請求項3の発明によれば、請求項2に記載
のクラッチ装置において駆動源が発生する動力が軸回転
トルクであって、前記動力形態変換手段が流体ポンプで
あって前記軸回転トルクを流体圧力に変換し、前記動力
分離手段は前記流体ポンプの出口流量制御弁であるクラ
ッチ装置が提供される。この様に構成されたクラッチ装
置では、駆動源が発生した軸回転トルクは流体ポンプに
よって流体圧力に変換され流体圧力に変換された動力を
非変動成分と変動成分に分離する。
【0007】請求項4の発明によれば、請求項1に記載
のクラッチ装置にさらに分離された変動成分を平滑化す
る平滑化手段を設けたクラッチ装置が提供される。この
様に構成されたクラッチ装置では、動力分離手段によっ
て分離された動力の変動成分が平滑化手段に平滑化され
てから被動体に伝達される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて自動車の
エンジンと変速機の間に配設された本発明の実施の形態
を説明する。図1は回転軸線を通る面に沿ってみた断面
図であるが、中心軸線より上側は図2のI −I 線に沿っ
て見た図であり、中心軸線より下側は図3のI −I 線に
沿って見た図である。図2は図1のII−II線に沿って見
た断面図、図3は図1のIII −III 線に沿って見た断面
図であり、図4はさらに図2のIV−IV線に沿って見た断
面図、図5は図3のV −V 線に沿って見た断面図であ
る。
【0009】図1に1で示されるのはベーンポンプであ
って、そのアウタシェル2はドライブプレート3を介し
てエンジン(図示されない)のクランクシャフト4に結
合されている。アウタシェル2の半径方向の内側には軸
方向から見て長円形の内周面を有するアウタロータ9が
固定的に取り付けられている。またインナロータ5は変
速機(図示されない)の入力軸6にスプライン結合され
ている。そしてベーン7がインナーロータ5に放射状に
形成された溝8に半径方向移動自在に嵌合されている。
なお、ベーン7と溝8の底部8aの間にはスプリング7
aが配設されベーン7を常時半径方向外側に付勢してい
る。
【0010】ベーン7は略長方形をしており半径方向の
外縁部は常にアウタロータ9の内周面9aに接し、軸方
向の外縁部はアウタシェル2の内側に固定された第1サ
イドウォール11、第2サイドウォール12の内側面1
1aと12aに接している。したがって、隣合った2枚
のベーン7とインナロータ5の外周面5aとアウタロー
タ9の内周面9aと第1サイドウォール11の内側面1
1a、第2サイドウォール12の内側面12aによって
複数の油室10が形成されている(図2、3参照)。
【0011】第1サイドウォール11には第1開口部1
3が設けられ(図2、4参照)、該第1開口部13は第
1サイドウォール11の軸方向外側の一部を切り欠いて
形成された第1溝状油路15、アウタシェル2とインナ
ロータ5の間に形成される第1環状油室17、変速機の
入力軸6の軸方向外側に形成される軸端油室19、変速
機の入力軸6の軸の内部に形成された軸心油路21に連
通し、さらに油路21に直交する油路21’を介して、
変速機の入力軸6とトランスミッションケース50に図
示されない部分において固定的に結合された支持部材5
1との間に形成された第1軸周り油路23に連通してい
る。なお52はブッシュで支持部材51に対して変速機
の入力軸6を回転自在に支持するとともに油路21がイ
ンナロータ5の中心部に形成される中央油室20と連通
するのを防止している。
【0012】第2サイドウォール12には同様に第2開
口部14が設けられ(図3、5参照)、該第2開口部1
4は第2サイドウォール12の軸方向外側の一部を切り
欠いて形成された第2溝状油路16、アウタシェル2と
インナロータ5の間に形成される第2環状油室18、ベ
アリング53の外側に形成される連絡油路20を介して
インナロータ5の中心部に形成された中央油室22に連
通し、さらに、アウタシェル2に一体的に形成された管
状シェル54と支持部材51との間に形成された第2軸
周り油路24に連通している。
【0013】油路23と油路24は切り換え弁30を介
して油路25と油路26に連結され、切り換え弁30は
A,Bの2通りの油回路を有し、Aの油回路を選択した
場合には油路23を油路26に、油路24を油路25に
連結し、Bの油回路を選択した場合には油路23を油路
25に、油路24を油路26に連結する。油路26は吸
い込み用の油路であって、その先端はストレーナ(図示
しない)を介してオイルパン55(図6参照)の油溜ま
り内に開口されている。一方、油路25は第1可変絞り
弁31と逆止弁32を介して、図7に示される油路10
1に連結されているが、分岐点25aから油路27が分
岐し、油路27は先端がオイルパン55に解放され(図
6参照)、その途中には第2可変絞り弁33が配設され
ている。さらに油路25の逆止弁32と分岐点25aの
間にはアキュムレータ34が取り付けられている。
【0014】なお、切り換え弁30の切替え、第1可変
絞り弁31、第2可変絞り弁33の開度はトランスミッ
ションコントロールユニット(以下TCUという)40
によって、運転条件に応じて制御される。TCU40
は、デジタルコンピュータからなり、相互に接続された
入力インターフェイス回路41、ADC(アナログデジ
タル変換器)42、CPU(マイクロプロセッサ)4
3、RAM(ランダムアクセスメモリ)44、ROM
(リードオンリメモリ)45、出力インターフェイス回
路46等を具備している。
【0015】CPU43には、エンジン回転数センサ4
7、スロットルセンサ48、アイドルスィッチ49等の
各センサの出力信号が、入力インターフェイス回路41
を介して、あるいはさらにADC42を介して入力され
る。CPU43は上記各種センサの値をもとに切り換え
弁30、第1可変絞り弁31、第2可変絞り弁33を運
転条件に応じて作動させる信号を発生し、出力インター
フェイス回路46を介して送出する。
【0016】図6に示されるのは図1に示したベーンポ
ンプ1により吐出され、第1可変絞り弁31により調圧
された作動油のその後の処理をする部分である。図7は
変速機部の内部構造を模式的に表した図である。図6に
おいて、破線100は、図1に示したベーンポンプ1に
より吐出され、第1可変絞り弁31等により調圧された
作動油を取り込み、図7に示される変速機内部の各クラ
ッチ、ブレーキを、運転者が所望するシフトポジション
および運転条件に合わせて、係合解放させるために、あ
るいは変速機内部の各部品を潤滑するために調圧、分配
する油圧制御ユニットを示している。そして、図6にお
いて、破線の内部に示されているのは、そのほんの一部
分である。
【0017】図6において101は図示されるように図
1における吐出油路25に連結されているので、ベーン
ポンプ1により吐出され第1可変絞り弁31等により調
圧された作動油をとりこみ、所謂ライン圧に調圧して変
速機内部の所定部位に、必要に応じて分配するライン圧
供給油路である。プライマリレギュレータバルブ102
は、上記のようにライン圧供給油路101に導入された
作動油の油圧を前記ライン圧に調圧するためのバルブで
ある。また、セカンダリレギュレータバルブ103はラ
イン圧供給油路101からプライマリレギュレータバル
ブ102の一部を経由して作動油を取り込み変速機の内
部を潤滑するのに適した油圧に調圧し、油路104を介
して図6に示される変速機の内部に形成されている潤滑
油路105に送出する。
【0018】また、図7は変速機部の内部構造を模式的
に表した図であって、この変速機は入力軸6と、図示さ
れない出力軸に係合するカウンタドライブギヤCDGの
間に第1プラネタリギヤユニットPG1,第2プラネタ
リギヤユニットPG2,第3プラネタリギヤユニットP
G3の3個のプラネタリギヤユニットが配設され、これ
らプラネタリギヤユニットの各要素を、第1クラッチC
1,第2クラッチC2,第3クラッチC3,第1ブレー
キB1,第2ブレーキB2,第3ブレーキB3,第4ブ
レーキB4の各係合機構を選択的に係合して停止させる
ことによって、前進4段、後進1段を得る自動変速機で
あって、P,R,N,D,2,Lの6個のシフトポジシ
ョンを有する。そして、上記のように係合機構を係合さ
せるために前述の図6に示されるプライマリレギュレー
タバルブ102でライン圧に調圧された作動油が各係合
機構のピストン部に送られる。
【0019】上記のように構成された装置の実際の作動
の説明に先立ち、その作動原理について説明する。一般
に、ポンプというのは、吸い込み口から吸入した流体を
吐き出し口に向けて圧送し、吐き出し口から吐き出すも
のである。したがって、吐き出し口をある力で閉じた場
合は、その力に打ち勝つ力が流体から作用しないかぎり
流体は吐き出されないでポンプ内の流体は動きを停止す
る。したがって、上記のように吐き出し口を閉じた場
合、この実施の形態のようにアウタシェルがエンジンに
連結され、インナロータが変速機に連結されたベーンポ
ンプの場合には、ベーンポンプ全体が剛体のように作用
し、エンジンの駆動力はそのままインナロータを介して
変速機の入力軸に伝達される。
【0020】ここで、エンジンの発生するトルクは図8
の(A)に示されるように変動しており、それにともな
いポンプの吐出圧は図8の(B)のように変化する。し
たがって、吐出口を図8の(B)に破線で示されるよう
な締切り圧で閉じた場合には、その締切り圧を超えた変
動成分を含む部分は図9の(A)に示されるように分離
されて吐出されることになる。一方、それ以下の部分は
図9の(B)に示されるように、変動成分を含まない圧
力流体としてポンプ内に蓄えられ、インナロータを介し
て変速機の入力軸を回転するトルクに変換される。
【0021】以下、上記に原理に基づく本発明の実施の
形態の作動の制御について説明する。Pレンジでは、ま
ず、切り換え弁30はAの位置にされ、油路23と油路
26が、油路24と油路25が連結されており、また、
第1可変絞り弁31は略全開に近い開度に開かれ、また
第2可変絞り弁33は全閉にされている。そしてPレン
ジであるので変速機入力軸6は停止しており、それに連
結されているインナロータ5は停止している。一方、ア
ウタシェル2およびそれに取り付けられているアウタロ
ータ9、第1サイドウォール11、第2サイドウォール
12はエンジンの駆動力によって回転する。
【0022】したがって、この状態では第1可変絞り弁
31が開かれていることにより吐出口が閉じられていな
い通常のポンプとしての作用がおこなわれる。作動油は
オイルパン55から油路26をとおって吸い上げられ切
り換え弁30(Aの経路)を経て油路23に入り、そこ
から油路21’、軸心油路21、軸端油室19、第1環
状油室17、第1溝状油路15、第1開口部13を通っ
て、ベーン7で仕切られた複数の油室10に順次流入す
る。
【0023】前記それぞれの油室に流入した作動油は第
1開口部13が側面を通り過ぎた後アウタシェル2が回
転するのにともなって圧縮され、反対側の側面の第2開
口部14が側面に来たときに排出され、第2開口部14
から第2溝状油路16、第2環状油室18、連絡油路2
0、中央油室22を通って、第2軸周り油路24、切り
換え弁30を経由して吐出油路25に達する。
【0024】ここで、第1可変絞り弁31は略全開にさ
れているので、作動油は第1可変絞り弁31で絞られる
ことなく逆止弁32に達する。この逆止弁32はアキュ
ムレータ34の作動を安定させるためだけに設けたもの
であって、弁ばねの設定圧は低い、したがって、作動油
はこの逆止弁32をも、特に抵抗を受けることなく通過
する。逆止弁32を通過した作動油はアキュムレータ3
4で平滑化され、その後は第2可変絞り弁33は閉じら
れているので、そのまま図7の油路101に達する。油
路101に達した作動油は、さらに前述したようにプラ
イマリレギュレータバルブ102、あるいはさらにセカ
ンダリレギュレータバルブ103により調圧され、変速
機内の各係合要素や潤滑回路等に送出される。Pレンジ
では殆どアイドリングで運転されるので、アイドリング
運転においても充分なライン油圧が確保できるように第
1可変絞り弁31の開度は調節される。
【0025】次に、Dレンジにシフトされ、発進する場
合について説明する。Dレンジにシフトされた直後は、
上記と同じであるが、アクセルペダルが踏み込まれ、ア
イドルスィッチがOFFにされると、発進モードに移
る。発進モードでは徐々に第1可変絞り弁31を絞って
いく、すると油室10の油圧が上昇し、ベーンポンプ1
のアウタシェル2とインナロータ5の相対回転が減少
し、インナロータ5にスプライン結合された変速機の入
力軸6が徐々に回転し始める。変速機の内部では、Dレ
ンジにシフトされると同時にDレンジの第1速段が得ら
れるように第1クラッチC1,第3クラッチC3が係合
されているので車両は発進する。
【0026】そして、車速が上昇してきたら第1可変絞
り弁31を必要なライン油圧が得られる分より、若干大
きい開度にする。すると、ベーンポンプ1はこの流量の
分だけスリップしながらエンジンの動力を変速機に伝達
するようになり走行状態が得られる。そして、第1可変
絞り弁31の下流側に流れてくる作動油は、アキュムレ
ータ34で平滑化され、また第2可変絞り弁33で逃が
し量を調整することにより必要なライン油圧に正しく合
わせることができる。
【0027】図10は、上記のパーキング状態から発進
して走行状態にいたるまでの、ベーンポンプ1の供給能
力Qと、第1可変絞り弁31の開度(通過容量)Rの変
化を示したものである。図10に示されるように第1可
変絞り弁31の開度(通過容量)Rがベーンポンプ1の
供給能力Qを上回った時点から発進が始まる。そして、
QとRの差が回転トルクに変換され、変速機の入力軸6
に伝達される。
【0028】なお、破線で示したものがライン圧を確保
するための最低流量であって、ハッチングされた部分
は、ライン圧に正しく合わせるために第2可変絞り弁3
3で逃がす量である。なお、一点鎖線で示すように第1
可変絞り弁31の開度を調節すれば第2可変絞り弁33
をなくすこともできる。
【0029】また、ポンプ1によって発生されるエンジ
ンの発生するトルクに対応した油圧で伝達がおこなわれ
るので、油圧制御ユニットで、エンジンの発生するトル
クに比例する油圧を作る必要がなく、制御系を簡単にす
ることができる。
【0030】なお、車両が惰行状態で変速機の側からエ
ンジンをまわす力が入力される逆駆動状態の場合には、
切り換え弁30はBの回路に切り換えられる。したがっ
て、吸入油路26は第2軸周り油路24と連通され、吐
出油路25は第1軸周り油路23に連通され、ポンプ1
の第2開口部14から第1開口部に向かって作動油が流
れるが、ポンプ全体の作用はエンジン側から駆動力が入
力される正駆動の場合と同じであるので省略する。
【0031】
【発明の効果】本発明の各請求項によれば駆動源から入
力された動力を非変動成分と変動成分に分離し、分離さ
れた非変動成分と変動成分により、それぞれ別個の被動
体を作動せしめる。したがって、変動成分も有効に利用
することができ入力された動力を無駄にすることがな
い。特に請求項3によれば流体ポンプが入力される動力
を、入力される動力に比例した流体圧力に変換するの
で、さらに油圧制御回路を用いることなく入力される動
力に比例した力で動力を伝達することができる、制御回
路を簡素化できる。また、請求項4のようにすれば変動
成分が安定した変動のない形に変換されるので被動体の
作動制御が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構造を示す図である。
【図2】図1のII-II 線に沿って見た断面図である。
【図3】図1のIII-III 線に沿って見た断面図である。
【図4】図2のIV-IV 線に沿って見た断面図である。
【図5】図3のV-V 線に沿って見た断面図である。
【図6】油圧回路の一部を示す図である。
【図7】変速機部の内部構造を示す図である。
【図8】本発明の作動原理を説明する図である。
【図9】本発明の作動原理を説明する図である。
【図10】実施例の作動を説明する図である。
【符号の説明】
1…ベーンポンプ 2…アウタシェル 5…インナロータ 6…変速機入力軸 7…ベーン 8…溝 9…アウタロータ 10…油室 11…第1サイドウォール 12…第2サイドウォール 13…第1開口部 14…第2開口部 15…第1溝状油路 16…第2溝状油路 17…第1環状油室 18…第2環状油室 19…軸端油室 20…連絡油路 21…軸心油路 22…中央油室 23…第1軸周り油路 24…第2軸周り油路 25…吐出油路 26…吸入油路 30…切り換え弁 31…第1可変絞り弁 32…逆止弁 33…第2可変絞り弁 34…アキュムレータ 40…TCU 50…トランスミッションケース 51…支持部材 55…オイルパン 100…油圧制御ユニット 101…ライン圧供給回路 102…プライマリレギュレータバルブ 103…セカンダリレギュレータバルブ 104…油圧制御ユニット 105…潤滑油路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源が発生する動力の非変動成分と変
    動成分とを分離する動力分離手段を備え、 分離された動力の非変動成分と変動成分とを別個の被動
    体に伝達することを特徴とするクラッチ装置。
  2. 【請求項2】 駆動源が発生する動力の形態を変換する
    動力形態変換手段を備え、 前記動力分離手段は前記動力形態変換手段によって形態
    を変換された動力の非変動成分と変動成分とを分離する
    ことを特徴とする請求項1に記載のクラッチ装置。
  3. 【請求項3】 駆動源が発生する動力が軸回転トルクで
    あって、 前記動力形態変換手段が流体ポンプであって前記軸回転
    トルクを流体圧力に変換し、 前記動力分離手段は前記流体ポンプの出口流量制御弁で
    あることを特徴とする請求項2に記載のクラッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記分離された変動成分を平滑化する平
    滑化手段を有することを特徴とする請求項1に記載のク
    ラッチ装置。
JP8072518A 1996-03-27 1996-03-27 クラッチ装置 Pending JPH09264340A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8072518A JPH09264340A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 クラッチ装置
EP97105129A EP0798479A3 (en) 1996-03-27 1997-03-26 Clutch device
US08/824,729 US5860501A (en) 1996-03-27 1997-03-26 Clutch device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8072518A JPH09264340A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 クラッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09264340A true JPH09264340A (ja) 1997-10-07

Family

ID=13491637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8072518A Pending JPH09264340A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 クラッチ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5860501A (ja)
EP (1) EP0798479A3 (ja)
JP (1) JPH09264340A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006088175A1 (ja) * 2005-02-21 2006-08-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 動力伝達装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0939852B1 (de) * 1996-11-19 2002-07-17 Robert Bosch Gmbh Antriebseinrichtung für ein kraftfahrzeug-türschloss od. dgl.
KR19990061766A (ko) * 1997-12-31 1999-07-26 윤종용 광섬유 및 광도파로 소자 접속 구조
DE102007026141A1 (de) * 2007-06-05 2008-12-11 Magna Powertrain Ag & Co Kg Drehmomentübertragungseinrichtung
DE102008046321B3 (de) * 2008-09-02 2010-02-11 Getrag Getriebe- Und Zahnradfabrik Hermann Hagenmeyer Gmbh & Cie Kg Lastschaltbarer Antriebsstrang
CN104734457A (zh) * 2013-12-20 2015-06-24 北京长宇利华液压系统工程设计有限公司 叶片式静液压旋转耦合器

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB602586A (en) * 1944-09-18 1948-05-31 Hindmarch Thomas Hydraulic clutch or coupling
US3298489A (en) * 1965-02-23 1967-01-17 Brand Daniel Hydraulic variable torque transmitter
US4214652A (en) * 1978-12-01 1980-07-29 The Jacobs Manufacturing Company Variable power transmission and absorption device
JPS5733253A (en) * 1980-08-04 1982-02-23 Mitsubishi Motors Corp Torque transmitter
JPS58211542A (ja) * 1982-06-02 1983-12-09 Mazda Motor Corp エンジンのトルク変動抑制装置
DE3230607A1 (de) * 1982-08-18 1984-02-23 Volkswagenwerk Ag Antriebsanordnung mit einer brennkraftmaschine, die ein einen ungleichfoermigkeitsgrad aufweisendes drehmoment abgibt
US4715482A (en) * 1984-11-20 1987-12-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and apparatus for controlling an electromagnetic clutch for use on a vehicle
JPS62288770A (ja) * 1986-06-07 1987-12-15 Mitsuo Okamoto 静圧式トルクコンバ−タ
JPS639641A (ja) * 1986-06-27 1988-01-16 Hitachi Ltd 内燃機関の負荷トルク制御装置
JPS6313959A (ja) * 1986-07-01 1988-01-21 Mitsuo Okamoto タ−ビン付静圧トルクコンバ−タ
JPS63231058A (ja) * 1987-03-19 1988-09-27 タン ゼ イング 油圧装置とこれを用いた車両
JP2536144B2 (ja) * 1989-04-07 1996-09-18 トヨタ自動車株式会社 動力伝達機構
JP2540947B2 (ja) * 1989-07-17 1996-10-09 トヨタ自動車株式会社 動力伝達装置
JPH0351564A (ja) * 1989-07-20 1991-03-05 Hiroyuki Sakami 可変トロコイド式トルクコンバータ
US5154252A (en) * 1990-06-05 1992-10-13 Koyo Seiko Co., Ltd. Power transmission apparatus for vehicle
JPH0456615A (ja) * 1990-06-26 1992-02-24 Nissan Motor Co Ltd 車両用可変容量形ポンプの油圧制御装置
JP3104519B2 (ja) * 1994-03-18 2000-10-30 トヨタ自動車株式会社 クラッチ装置
JP3104524B2 (ja) * 1994-04-07 2000-10-30 トヨタ自動車株式会社 自動変速機のクラッチ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006088175A1 (ja) * 2005-02-21 2006-08-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 動力伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5860501A (en) 1999-01-19
EP0798479A3 (en) 1998-06-10
EP0798479A2 (en) 1997-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6997831B2 (en) Vehicular transmission
JP4198848B2 (ja) トルクコンバータのロックアップクラッチ
US6719664B2 (en) Control apparatus of lock-up clutch for vehicle and control method thereof
JPH0142849B2 (ja)
JPH09264340A (ja) クラッチ装置
US20100099525A1 (en) Power transmission device and vehicle in which power transmission device is installed
EP1190887A3 (en) Vehicle transmission system with shaft brake
JPH0154576B2 (ja)
JPH08312741A (ja) 無段自動変速機の制御装置
US7678019B2 (en) Control device and control method for friction engagement element
JP4405013B2 (ja) 小型車両用伝動装置
JP4198847B2 (ja) トルクコンバータ
JP2000205373A (ja) 小型車両用伝動装置
JP6913258B2 (ja) 無段変速機の制御装置および制御方法
JP4326091B2 (ja) 小型車両用伝動装置
KR0168386B1 (ko) 차량용 무단 변속장치
JP2007139004A (ja) 前後進切替え機構
JP2000205367A (ja) トルクコンバ―タ
KR0168387B1 (ko) 차량용 무단 변속장치
KR100290413B1 (ko) 차량용무단변속기
JP2818812B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JPS61236957A (ja) 自動変速機の制御装置
JP3079482B2 (ja) 連続可変変速制御装置
JP2023046676A (ja) 車両用制御装置
JP2020016297A (ja) 動力伝達装置およびその制御方法