JP2000205367A - トルクコンバ―タ - Google Patents

トルクコンバ―タ

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JP2000205367A
JP2000205367A JP11320905A JP32090599A JP2000205367A JP 2000205367 A JP2000205367 A JP 2000205367A JP 11320905 A JP11320905 A JP 11320905A JP 32090599 A JP32090599 A JP 32090599A JP 2000205367 A JP2000205367 A JP 2000205367A
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impeller
stator
turbine
freewheel
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篤司 吉本
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Yutaka Giken Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H2041/246Details relating to one way clutch of the stator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H2045/002Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches comprising a clutch between prime mover and fluid gearing

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータ羽根車の回転を規制するフリーホイ
ールの存在に拘らず,ステータ羽根車の小径化,延いて
はトルクコンバータ全体の小径化を可能にする。 【解決手段】 ステータ羽根車52に連結したステータ
軸55を,このステータ軸55の先端部がタービン軸6
0を貫通してその軸外に突出するように配設し,このス
テータ軸55の先端部とケース1との間にフリーホイー
ル57を介裝する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,駆動軸に連結され
るポンプ羽根車と,タービン軸に連結されるタービン羽
根車と,これらポンプ羽根車及びタービン羽根車間に配
置されるステータ羽根車と,このステータ羽根車と固定
構造体との間に介裝され,ポンプ及びタービン羽根車間
でのトルク増幅時,それに伴う反力をステータ羽根車に
負担させるべく該ステータ羽根車をロックさせるフリー
ホイールとからなるトルクコンバータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,かゝるトルクコンバータでは,例
えば特公平7−33861号公報に開示されているよう
に,タービン軸の外周に,ステータ羽根車のボスに囲繞
される筒状の固定軸を配設し,この固定軸とステータ羽
根車のボスとの間にフリーホイールを介裝している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように,ステー
タ羽根車のボスと,このボスに囲繞される筒状の固定軸
との間にフリーホイールを介裝したトルクコンバータで
は,ステータ羽根車とフリーホイールとの同心配置によ
り,ステータ羽根車,延いてはトルクコンバータ全体が
必然的に大径化してしまう欠点がある。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,フリーホイールの存在に拘らず,全体の小径化を
もたらすことを可能にする前記トルクコンバータを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,駆動軸に連結されるポンプ羽根車と,タ
ービン軸に連結されるタービン羽根車と,これらポンプ
羽根車及びタービン羽根車間に配置されるステータ羽根
車と,このステータ羽根車と固定構造体との間に介裝さ
れ,ポンプ及びタービン羽根車間でのトルク増幅時,そ
れに伴う反力をステータ羽根車に負担させるべく該ステ
ータ羽根車をロックさせるフリーホイールとからなるト
ルクコンバータにおいて,前記ステータ羽根車に連結し
たステータ軸を,このステータ軸の先端部がタービン軸
を貫通してその軸外に突出するように配設し,このステ
ータ軸の先端部をフリーホイールを介して固定構造体に
連結したことを第1の特徴とする。
【0006】尚,前記固定構造体及び駆動軸は,後述す
る本発明の実施例中のクランクケース1及びクランク軸
2にそれぞれ対応する。
【0007】この第1の特徴によれば,タービン軸を貫
通してその軸外に突出させたステータ軸の先端部を固定
構造体に連結したので,ステータ軸は単にステータ羽根
車に連結すればよく,したがってフリーホイールの存在
に関係なくステータ羽根車の小径化,延いてはトルクコ
ンバータ全体の小径化を図ることができる。しかも,ス
テータ羽根車に連結したステータ軸は,ステータ羽根車
がポンプ羽根車及びタービン羽根車と共に回転するカッ
プリング状態では,駆動軸及びタービン軸と略同速度で
回転することになるから,駆動軸,タービン軸及びステ
ータ軸の各隣接軸間の相対回転速度差は極めて小さく,
各軸の軸受部の負荷が軽減して,それらの耐久性向上を
も図ることができる。
【0008】また本発明は,上記特徴に加えて,タービ
ン羽根車を,ポンプ羽根車よりも,駆動軸を支承するケ
ース側に配置すると共に,このタービン羽根車に前記ケ
ース側に突出するタービン軸を固着し,このタービン軸
を貫通するステータ軸の先端部と,前記ケースとの間に
フリーホイールを介裝し,タービン軸には,タービン羽
根車及びフリーホイール間で該タービン軸と変速機入力
軸との間を連結する1次減速装置の駆動ギヤを設けたこ
とを第2の特徴とする。
【0009】この第2の特徴によれば,1次減速装置の
駆動ギヤを,フリーホイールとの干渉を避けつゝケース
に極力近接して配置することが可能となり,したがって
1次減速装置の作動中,その駆動ギヤが駆動軸に及ぼす
曲げモーメントを小さく抑えて,駆動軸の耐久性を高め
ることができる。
【0010】さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加
えて,ステータ軸を駆動軸に相対回転自在に支承し,こ
のステータ軸の先端部に形成されるアウタレースと,駆
動軸に相対回転自在に支承され且つクランクケースに回
転不能に連結されるインナレースと,これら両レース間
に介裝されるスプラグとでフリーホイールを構成したこ
とを第3の特徴とする。
【0011】この第3の特徴によれば,アウタレース及
びインナレースは,共に駆動軸に支承されるので,それ
らに高い同心精度を付与し得て,フリーホイールの作動
を常に安定させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す自動二輪車
用パワーユニットの縦断平面図,図2は上記パワーユニ
ットにおける変速クラッチ及びトルクコンバータ周辺部
の拡大縦断面図,図3は図2の要部拡大図である。
【0014】図1において,自動二輪車用パワーユニッ
トPは,エンジンE及び多段変速機Mを一体化して構成
される。そのエンジンEは,従来普通のように,クラン
クケース1に左右一対のボールベアリング3,3′を介
して支承されるクランク軸2と,シリンダブロック5の
シリンダボア5aに摺動自在に嵌装されてコンロッド6
を介してクランク軸2に連接されるピストン7とを備え
ると共に,クランク軸2を自動二輪車の左右方向へ向け
て配置される。
【0015】クランクケース1にはミッションケース8
が一体に連設されており,このミッションケース8の左
右両側壁により多段変速機Mの,クランク軸2と平行に
配置された入力軸10及び出力軸11がそれぞれボール
ベアリング12,12′;13,13′を介して支承さ
れ,これら入力軸10及び出力軸11にわたり,図1で
左側から第1速ギヤ列G1,第2速ギヤ列G2,第3速
ギヤ列G3及び第4速ギヤ列G4が配設される。そして
第2速ギヤ列G2の被動ギヤG2b,及び第3速ギヤ列
G3の駆動ギヤG3aがシフトギヤを兼ねており,両シ
フトギヤG2b,G3aが共に中立位置にあるときは,
変速機Mはニュートラル状態にあり,シフトギヤG2b
が図で左動又は右動すると第1速ギヤ列G1又は第3速
ギヤ列G3が確立し,シフトギヤG3aが左動又は右動
すると,第2速ギヤ列G2又は第4速ギヤ列G4が確立
するようになっている。上記シフトギヤG2b,G3a
は,図示しない公知のペダル式その他のマニュアル式チ
ェンジ装置により作動される。
【0016】前記クランク軸2の右端と変速機Mの入力
軸10の右端とは,クランクケース1及びミッションケ
ース8外で互いに直列関係に接続される変速クラッチC
c,トルクコンバータT及び1次減速装置14を介して
相互に連結される。その際,特に,変速クラッチCc,
トルクコンバータT及び1次減速装置14の駆動ギヤ1
4aはクランク軸2上に,クランクケース1の右側壁側
から外方に向かって駆動ギヤ14a,トルクコンバータ
T及び変速クラッチCcの順で取付けられる。そしてこ
れらを覆う右サイドカバー15aがクランクケース1及
びミッションケース8の右端面に接合される。
【0017】またクランク軸2の左端には,発電機16
のロータ17が固着され,それのステータ18は,発電
機16を覆ってクランクケース1の左端面に接合される
左サイドカバー15bに取付けられる。
【0018】変速機Mの出力軸11の左端には,ミッシ
ョンケース8外で,自動二輪車の後輪(図示せず)を駆
動するチェーン式の最終減速装置19が連結される。
【0019】図1及び図2に示すように,変速クラッチ
Ccは,クランク軸2にスプライン結合される駆動板2
5と,この駆動板25の外側面に一体に突設された支持
筒26に摺動可能に支承される有底円筒状のクラッチア
ウタ27とを備える。駆動板25は,クラッチアウタ2
7の端壁に隣接して配置されると共に,その外周がクラ
ッチアウタ27の内周にスプライン結合される。クラッ
チアウタ27内にはクラッチインナ28が同軸状に配置
され,クラッチアウタ27の円筒部内周に摺動可能にス
プライン係合した複数枚の環状の駆動摩擦板29と,ク
ラッチインナ28の外周に摺動可能に係合した複数枚の
環状の被動摩擦板30とが交互に積層配置される。その
際,これら摩擦板29,30群の内,外側に2枚の駆動
摩擦板29,29が配置され,その外側の駆動摩擦板2
9の外側面に対面する受圧環31がクラッチアウタ27
の円筒部内周に係止される。
【0020】両側の駆動摩擦板29,29間に,これら
を離間方向に付勢する離間ばね32が縮設される。また
内側の被動摩擦板30には,クラッチインナ28の外周
に突設されたフランジ28aが対置される。
【0021】駆動板25には,複数個の遠心重錘33が
ピボット34により揺動自在に取付けられ,各遠心重錘
33の押圧腕部33aが内側の駆動摩擦板29を押圧し
得るように配置される。また駆動板25の支持筒26に
は,クラッチアウタ27の外方(図2では右方)への摺
動限を規定するストッパ35が設けられ,このストッパ
35に向けてクラッチアウタ27を付勢するクラッチば
ね36が駆動板25及びクラッチアウタ27間に装着さ
れる。
【0022】クラッチインナ28は,公知の逆負荷伝達
用ねじ機構37を介して環状の伝動部材38が連結さ
れ,この伝動部材38は,トルクコンバータTのポンプ
羽根車50のボス50a外周にスプライン結合される。
【0023】クラッチアウタ27は,その外側面に突出
したボス27aを有しており,このボス27aに,レリ
ーズベアリング39を介してレリーズカム40が取付け
られる。このレリーズカム40には,右サイドカバー1
5aに調節ボルト41を介して取付けられる固定カム4
2が対置され,この固定カム42に付設されたボール4
3が,レリーズカム40の凹部40aに係合される。
【0024】またレリーズカム40は,変速に先立って
作動されるクラッチアーム(図示せず)によって回動さ
れるようになっている。
【0025】同じく図1及び図2に示すように,トルク
コンバータTは,従来普通のように互いに対向するよう
に配置されるポンプ羽根車50及びタービン羽根車51
と,これら羽根車50,51間に介入するように配置さ
れるステータ羽根車52とを備え,そのポンプ羽根車5
0は,そのボス50aの外周側が前記伝動部材38にス
プライン結合され,そのボス50aの内周側がボールベ
アリング53を介してクランク軸2の外周面に回転自在
に支承される。
【0026】タービン羽根車51は,ポンプ羽根車50
よりクランクケース1側に配置され,そのボス51aに
固着されてクランクケース1側に突出する筒状のタービ
ン軸60は,クランク軸2の外周に同心状に配置され
る。
【0027】またステータ羽根車52には,タービン軸
60を貫通しながらクランク軸2の外周面に相対回転自
在に嵌合される筒状のステータ軸55の内端部がスプラ
イン結合され,その外端部は,クランクケース1に近接
するようにタービン軸60外に突出していて,ボールベ
アリング56を介してクランク軸2に支承される。そし
て,このステータ軸55の外端部とクランクケース1と
の間にフリーホイール57が介裝される。
【0028】上記ステータ軸55の外周面において,タ
ービン軸60の内端部及び外端部がボールベアリング5
8及びニードルベアリング59を介して回転自在に支承
される。
【0029】前記フリーホイール57は,ステータ軸5
5の外端部にその外径より大径に形成されたカップ状の
アウタレース85と,このアウタレース85内でクラン
ク軸2に軸受ブッシュ86を介して相対回転自在に支承
されるインナレース87と,これら両レース85,87
間に介裝されるスプラグ88とから構成される。インナ
レース87は,これを固定すべく一端に突設した固定ア
ーム87aを隣接するクランクケース1外壁に形成され
た係止溝89に係合させている。スプラグ88は,アウ
タレース85がポンプ羽根車50の回転方向と反対方向
へ回転しようとすると,該アウタレース85をインナレ
ース87にロックするが,該アウタレース85がポンプ
羽根車50の回転方向と同方向に回転することは許容す
るようになっている。
【0030】上記固定アーム87aの半径方向内側にお
いて,オイルポンプ駆動ギヤ90がクランク軸2にキー
結合され,このギヤ90によって後述のオイルポンプ6
7が駆動される。
【0031】ポンプ羽根車50に連設されてタービン羽
根車51を囲繞するポンプ延長部50bには,タービン
羽根車51の外側を覆うトルクコンバータサイドカバー
61が油密に結合され,このトルクコンバータサイドカ
バー61とタービン軸60との間に,タービン軸60か
らトルクコンバータサイドカバー61への逆負荷トルク
のみを伝達する一方向クラッチ62が介裝される。
【0032】タービン軸60の外端部には駆動ギヤ14
aが一体に形成され,これに噛合する被動ギヤ14bが
変速機Mの入力軸10にスプライン結合される。こうし
て構成される1次減速装置14は,フリーホイール57
とトルクコンバータTとの間に配置される。
【0033】またクランク軸2には,その右端面に開口
する上流供給油路65aと,コンロッド6の大端部を支
持するクランクピン外周のニードルベアリング49に連
通する下流供給油路65bとが設けられ,上流供給油路
65aには,前記オイルポンプ駆動ギヤ90により駆動
されるオイルポンプ67が油溜め68から吸い上げたオ
イルを,右サイドカバー15aに形成された油路65を
通して圧送するようになっている。油溜め68は,クラ
ンクケース1,ミッションケース8及び右サイドカバー
15aの底部に形成されるものである。
【0034】クランク軸2には,また,上流供給油路6
5a及び下流供給油路65b間を仕切る隔壁69が設け
られ,上流供給油路65aには,これを更に上流側と下
流側とに二分する仕切り栓70が圧入される。
【0035】前記変速クラッチCcにおいて,支持筒2
6内には,その開放面を蓋体44で閉塞して油室45が
画成され,この油室45は通孔71を介してクラッチイ
ンナ28の内周側に連通される。また上記油室45は,
クランク軸2に穿設された流入孔72及び流出孔73を
介して上流供給油路65aの上流側及び下流側に連通さ
れる。
【0036】ステータ羽根車52のボス52aの右側に
は第1小油室75,左側には第2小油室76がそれぞれ
設けられ,第1小油室75は,ポンプ羽根車50及びタ
ービン羽根車51間の油室に連通すると共に,クランク
軸2に穿設された流入孔77を介して上流供給油路65
aの下流側に連通し,第2小油室76は,タービン羽根
車51及びステータ羽根車52間の油室に連通すると共
に,ボス52aの通孔74と,クランク軸2に穿設され
た流出孔78とを介して下流供給油路65bに連通す
る。
【0037】次に,この実施例の作用について説明す
る。
【0038】先ず,変速クラッチCcの作用の説明から
始めると,エンジンEのアイドリング時には,クランク
軸2と共に回転する駆動板25の回転数が低く,遠心重
錘33の重錘部の遠心力が小さいので,押圧腕部33a
の駆動摩擦板29に対する押圧力も小さい。このため,
両側の駆動摩擦板29,29は,離間ばね32の付勢力
で離間していて,被動摩擦板30を解放しており,変速
クラッチCcはオフ状態となっている。したがってオフ
状態の変速クラッチCcは,クランク軸2からトルクコ
ンバータTへの動力伝達を遮断するので,車輪ブレーキ
を作動せずとも,トルクコンバータTのクリープ現象に
よる車両の微速前進を防ぐことができる。
【0039】エンジンEの回転数が所定値以上に上昇す
ると,それに伴い遠心重錘33の重錘部の遠心力が増大
して,その押圧腕部33aが駆動及び被動摩擦板29,
30群を受圧環31に対して強く押圧して,駆動及び被
動摩擦板29,30間を摩擦係合させるので,変速クラ
ッチCcは自動的にオン状態となり,クランク軸2の動
力をクラッチインナ28から伝動部材38を介してトル
クコンバータTへと伝達する。
【0040】遠心重錘33の駆動及び被動摩擦板29,
30群に対する押圧力がクラッチばね36のセット荷重
を超えると,クラッチアウタ27がクラッチばね36を
撓ませながら図2で左方へ変位する。しかもその後,遠
心重錘33は,クラッチアウタ27に設けられたストッ
パリング47に受け止められ,それ以上の外方揺動を阻
止されるようになっており,駆動及び被動摩擦板29,
30相互の圧接力は,クラッチばね36の荷重以上には
増加しない。
【0041】変速機Mの切換の際,それに先立って,図
示しないクラッチレバーによりレリーズカム40を回動
すると,該レリーズカム40は,その凹部40aから固
定カム42のボール43を押し出し,そのときの反力に
よりレリーズベアリング39を介してクラッチアウタ2
7を図で左方へクラッチばね36の荷重に抗して押動
し,受圧環31を駆動及び被動摩擦板29,30群から
離間させる。一方,遠心重錘33は,前述のようにスト
ッパリング47により外方揺動を阻止され,押圧腕部3
3aが駆動及び被動摩擦板29,30群に対するそれま
での押圧位置で止まることになるから,各駆動及び被動
摩擦板29,30間が確実に離間し,変速クラッチCc
はオフ状態となる。
【0042】この状態では,クランク軸2の駆動トルク
に影響されることなく,変速機Mの切換えを軽快に行う
ことができる。
【0043】変速機Mの切換え後,クラッチアームによ
りレリーズカム40を当初の位置に戻せば,変速クラッ
チCcはクラッチばね36の付勢力と,持続される遠心
重錘33の遠心力との協働によりオン状態に復帰し,ク
ランク軸2の駆動トルクをトルクコンバータTに伝達す
る。
【0044】次に,トルクコンバータTの作用の説明に
移る。
【0045】エンジンEにより駆動されるオイルポンプ
67がオイルを油路65を通して上流供給油路65aに
供給されると,そのオイルは流入孔72から油室45に
入り,そこから通孔71と流出孔73とに分流し,通孔
71を通過したオイルは変速クラッチCcの摩擦部や摺
動部に供給されて,その冷却や潤滑に寄与する。
【0046】一方,流出孔73を通過したオイルは,上
流供給油路65aの下流側を通り,流入孔77から第1
小油室75を経てポンプ羽根車50及びタービン羽根車
51間の油室を満たし,第2小油室76,通孔74及び
流出孔78を経て下流供給油路65bへと流れていき,
エンジンE各部の潤滑に供される。
【0047】而して, クランク軸2の出力トルクがオ
ン状態の変速クラッチCcを介してポンプ羽根車50に
伝達されると,そのトルクは,トルクコンバータT内を
満たしたオイルの作用によりタービン羽根車51に流体
的に伝達される。このとき,両羽根車50,51間でト
ルクの増幅作用が生じていれば,それに伴う反力はステ
ータ羽根車52に負担され,ステータ羽根車52は,フ
リーホイール57のロック作用によりクランクケース1
に固定的に支持される。またタービン羽根車51の回転
速度がポンプ羽根車50に回転速度に近づき,カップリ
ング状態になると,ステータ羽根車52は,フリーホイ
ール57の空転作用により,ポンプ羽根車50及びター
ビン羽根車51と共に回転して,カップリング状態の伝
動効率を高める。
【0048】ポンプ羽根車50からタービン羽根車51
に伝達されたトルクは1次減速装置14を介して変速機
Mの入力軸10に伝達され,そして確立を選択された変
速ギヤ列G1〜G4,出力軸11及び最終減速装置19
を順次経て図示しない後輪へと伝達され,それを駆動す
る。
【0049】走行中のエンジンブレーキ時には,タービ
ン軸60に逆負荷トルクが加わることにより,一方向ク
ラッチ62が接続状態となって,その逆負荷トルクをポ
ンプ延長部50bからポンプ羽根車50,伝動部材38
へと伝達される。逆負荷トルクが伝動部材38に伝達さ
れると,変速クラッチCcでは,ねじ機構37の作動に
よりクラッチインナ28が図2で左方へ押動され,その
フランジ28aが,内側の駆動摩擦板29を残して駆動
及び被動摩擦板29,30群を受圧環31に対して押圧
するので,変速クラッチCcはオン状態となる。したが
って,上記逆負荷トルクはクランク軸2に伝達され,良
好なエンジンブレーキ効果が得られる。
【0050】ところで,ステータ羽根車52を固定構造
体であるクランクケース1に連結するフリーホイール5
7は,タービン軸60を貫通してその軸外に突出したス
テータ軸55の外端部と,それに隣接するクランクケー
ス1との間に介裝されるので,ステータ軸55の内端部
は単にステータ羽根車52のボス52aに連結すればよ
く,したがってフリーホイール57の存在に関係なくス
テータ羽根車52の小径化,延いてはトルクコンバータ
T全体の小径化を図ることができる。またステータ羽根
車52のボス52aは,フリーホイール57の存在に拘
らず,ベアリング54を介してクランク軸2に安定よく
支承させることが可能となる。しかも上記ベアリング5
4は,ボス52aの両側の第1及び第2小油室75,7
6に両端面を臨ませているので,これを常に良好な潤滑
状態に置くことができる。
【0051】またステータ羽根車52に連結されたステ
ータ軸55は,ステータ羽根車52がポンプ羽根車50
及びタービン羽根車51と共に回転するカップリング状
態では,クランク軸2及びタービン軸60と略同速度で
回転することになるから,これら三軸2,55,60各
間の相対回転速度差は極めて小さく,各軸間のベアリン
グ54,56,58,59の負荷が軽減して,それらの
耐久性向上をも図ることができる。
【0052】ポンプ羽根車50よりクランクケース1側
に配置されるタービン羽根車51には,クランクケース
1側に突出するタービン軸60が固着され,このタービ
ン軸60の外端部に,タービン羽根車51及びフリーホ
イール57間に位置する1次減速装置14の駆動ギヤ1
4aが形成されるので,その駆動ギヤ14aを,フリー
ホイール57との干渉を避けつゝクランクケース1に極
力近接して配置することが可能となり,したがって1次
減速装置14の作動中,その駆動ギヤ14aがクランク
軸2に及ぼす曲げモーメントを小さく抑えて,クランク
軸2の耐久性を高めることができる。
【0053】さらにフリーホイール57は,クランク軸
2にベアリング56を介して支承されるステータ軸55
の外端部に形成されるアウタレース85と,クランク軸
2に相対回転自在に支承され且つクランクケース1に回
転不能に連結されるインナレース87と,これら両レー
ス85,87間に介裝されるスプラグ88とで構成され
るので,アウタレース85及びインナレース87は,共
にクランク軸2に支承されることになり,それらに高い
同心精度を付与して,フリーホイール57の安定した作
動を確保することができる。
【0054】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。各部のベアリングの形式は,ボール,ニード
ル,ブッシュ等,自由に選定することができる。またク
ランク軸2に上流供給油路65a及び下流供給油路65
b間を連通するオリフィスを設けて,上流供給油路65
a内のオイルの一部がオリフィスから下流供給油路65
bへ直接移るようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,駆動軸に
連結されるポンプ羽根車と,タービン軸に連結されるタ
ービン羽根車と,これらポンプ羽根車及びタービン羽根
車間に配置されるステータ羽根車と,このステータ羽根
車と固定構造体との間に介裝され,ポンプ及びタービン
羽根車間でのトルク増幅時,それに伴う反力をステータ
羽根車に負担させるべく該ステータ羽根車をロックさせ
るフリーホイールとからなるトルクコンバータにおい
て,前記ステータ羽根車に連結したステータ軸を,この
ステータ軸の先端部がタービン軸を貫通してその軸外に
突出するように配設し,このステータ軸の先端部をフリ
ーホイールを介して固定構造体に連結したので,フリー
ホイールの存在に関係なくステータ羽根車の小径化,延
いてはトルクコンバータ全体の小径化を図ることがで
き,しかもステータ軸は,ステータ羽根車がポンプ羽根
車及びタービン羽根車と共に回転するカップリング状態
では,駆動軸及びタービン軸と略同速度で回転すること
になるから,駆動軸,タービン軸及びステータ軸の各隣
接軸間の相対回転速度差は極めて小さく,各軸の軸受部
の負荷が軽減して,それらの耐久性向上をも図ることが
できる。
【0056】また本発明の第2の特徴によれば,タービ
ン羽根車を,ポンプ羽根車よりも,駆動軸を支承するケ
ース側に配置すると共に,このタービン羽根車に前記ケ
ース側に突出するタービン軸を固着し,このタービン軸
を貫通するステータ軸の先端部と,前記ケースとの間に
フリーホイールを介裝し,タービン軸には,タービン羽
根車及びフリーホイール間で該タービン軸と変速機入力
軸との間を連結する1次減速装置の駆動ギヤを設けたの
で,1次減速装置の駆動ギヤを,フリーホイールとの干
渉を避けつゝケースに極力近接して配置することが可能
となり,したがって1次減速装置の作動中,その駆動ギ
ヤが駆動軸に及ぼす曲げモーメントを小さく抑えて,駆
動軸の耐久性を高めることができる。
【0057】さらに本発明の第3の特徴によれば,ステ
ータ軸を駆動軸に相対回転自在に支承し,このステータ
軸の先端部に形成されるアウタレースと,駆動軸に相対
回転自在に支承され且つケースに回転不能に連結される
インナレースと,これら両レース間に介裝されるスプラ
グとでフリーホイールを構成したので,共に駆動軸に支
承されるアウタレース及びインナレースに高い同心精度
を付与し得て,フリーホイールの作動を常に安定させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動二輪車用パワーユ
ニットの縦断平面図。
【図2】上記パワーユニットにおける変速クラッチ及び
トルクコンバータ周辺部の拡大縦断面図。
【符号の説明】
T・・・・・トルクコンバータ 1・・・・・固定構造体(クランクケース) 2・・・・・駆動軸(クランク軸) 10・・・・変速機入力軸 14・・・・1次減速装置 14a・・・1次減速装置の駆動ギヤ 50・・・・ポンプ羽根車 51・・・・タービン羽根車 52・・・・ステータ羽根車 55・・・・ステータ軸 57・・・・フリーホイール 60・・・・タービン軸 85・・・・アウタレース 87・・・・インナレース 88・・・・スプラグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸(2)に連結されるポンプ羽根車
    (50)と,タービン軸(60)に連結されるタービン
    羽根車(51)と,これらポンプ羽根車(50)及びタ
    ービン羽根車(51)間に配置されるステータ羽根車
    (52)と,このステータ羽根車(52)と固定構造体
    (1)との間に介裝され,ポンプ及びタービン羽根車
    (50,51)間でのトルク増幅時,それに伴う反力を
    ステータ羽根車(52)に負担させるべく該ステータ羽
    根車(52)をロックさせるフリーホイール(57)と
    からなるトルクコンバータにおいて,前記ステータ羽根
    車(52)に連結したステータ軸(55)を,このステ
    ータ軸(55)の先端部がタービン軸(60)を貫通し
    てその軸外に突出するように配設し,このステータ軸
    (55)の先端部をフリーホイール(57)を介して固
    定構造体(1)に連結したことを特徴とするトルクコン
    バータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のトルクコンバータにおい
    て,タービン羽根車(51)を,ポンプ羽根車(50)
    よりも,駆動軸(2)を支承するケース(1)側に配置
    すると共に,このタービン羽根車(51)に前記ケース
    (1)側に突出するタービン軸(60)を固着し,この
    タービン軸(60)を貫通するステータ軸(55)の先
    端部と,前記ケース(1)との間にフリーホイール(5
    7)を介裝し,タービン軸(60)には,タービン羽根
    車(51)及びフリーホイール(57)間で該タービン
    軸(60)と変速機入力軸(10)との間を連結する1
    次減速装置(14)の駆動ギヤ(14a)を設けたこと
    を特徴とするトルクコンバータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のトルクコンバータ
    において,ステータ軸(55)を駆動軸(2)に相対回
    転自在に支承し,このステータ軸(55)の先端部に形
    成されるアウタレース(85)と,駆動軸(2)に相対
    回転自在に支承され且つケース(1)に回転不能に連結
    されるインナレース(87)と,これら両レース(8
    5,87)間に介裝されるスプラグ(88)とでフリー
    ホイール(57)を構成したことを特徴とするトルクコ
    ンバータ。
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