JP2006105167A - 小型車両用伝動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トルクコンバータを備える流体伝動装置において、エンジンブレーキ力の導入のための伝達機構を適切に選択して、該伝動機構の構造の簡素化と単純化を図りつつかつ有効なエンジンブレーキ機能の確保を図る。
【解決手段】流体伝動装置はクランク軸11上に配置される遠心クラッチ14とトルクコンバータ15を備え、クランク軸11の駆動力は遠心クラッチ14からトルクコンバータ15へと入力され、トルクコンバータ15のタービン軸17aを介して減速装置G1、さらには駆動輪へと伝達される。エンジンブレーキ力は、減速装置G1からタービン軸17aを経てワンウェイクラッチ19のクラッチアウタ19aであるタービンハブ17b、さらに該クラッチ19のクラッチインナ19bからクランク軸11へと伝達される。
【選択図】図3

Description

本発明は、トルクコンバータを備える小型車両用の流体伝動装置の改良技術に関する。
小型車両用の流体伝動装置として、内燃機関のクランク軸上に変速クラッチと流体伝動装置であるトルクコンバータとが機構的に互いに直列連結状態とされて並設配置され、これらの内の一方はクランク軸に連結され、他方は多段変速機の入力軸に減速装置を介して連結される構造を備えるものが知られている。そして、この従来公知の流体伝動装置においては、エンジンブレーキ力の伝達機能をタービン羽根部を介したロックアップクラッチに具備させるものが知られている。また、これとは別にエンジンブレーキの伝達機能を、該ブレーキ力をタービン軸から直接一方向クラッチ(ワンウェイクラッチ)を介してクランク軸に伝達することでトルクコンバータを経由することなく具備させる構造のものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−213626号公報(第4頁−第7頁、第3図)
ところで、内燃機関のクランク軸上に変速クラッチとトルクコンバータが機構的に互いに直列連結状態として並設配置された流体伝動装置において、エンジンブレーキ力の伝達機能をロックアップクラッチに具備させる構造は、具体的にはタービン羽根部の摩擦板とポンプ羽根部の受圧板からなるロックアップクラッチにエンジンブレーキ力の伝達機能を具備させており、この形式の流体伝動装置においては複雑な構造のタービン羽根部とポンプ羽根部を備えるものである。
そして、流体伝動装置におけるこの複雑な構造のタービン羽根部とポンプ羽根部の装備は、結果として伝動装置におけるトルクコンバータの構造、さらには流体伝動装置そのものの構造を複雑にしており、製作上および組付上の作業性の改善向上において大きな課題となっている。
一方、図4に図示される上述の特許文献1に記載の車両用流体伝動装置は、内燃機関のクランク軸011上に、変速クラッチ014と、ポンプ羽根016,タービン羽根017およびステータ羽根018を有するトルクコンバータ015とが機構的に互いに直列連結状態とされて並設配置され、これらの内の一方である変速クラッチ014はクランク軸011に連結され、他方であるトルクコンバータ015のタービン羽根017は多段変速機の入力軸に歯車011gを介して駆動連結される構造を備えている。
この流体伝動装置においては、エンジンブレーキ力の伝達機能はタービン羽根のタービン軸部から一方向クラッチ019(ワンウェイクラッチ)を介してクランク軸に伝達する構造により達成しており、トルクコンバータを経由することなく作動するエンジンブレーキ機能を具備する。しかしながら、この流体伝動装置は、ポンプ羽根部とタービン羽根部間にロックアップクラッチを有する形式のものであり、例えば、タービン軸連動のタービン羽根部と一体の伝動板にその外周部がスプライン係合される該クラッチの摩擦クラッチ板はエンジンブレーキ作動時においてもタービン軸部と共に回転する構造であり、複雑な構造のタービン羽根部とポンプ羽根部を備えており、上述の流体伝動装置同様の課題を残すものである。
上述したような状況の中で、クランク軸上で機構的に互いに直列連結とされて並設配置されるクラッチとトルクコンバータを備える流体伝動装置において、エンジンブレーキ力導入のための伝達機構の好適な選択で該流体伝動装置の構造の簡素化と単純化を図りつつ、かつ有効なエンジンブレーキ力伝達機能の確保を可能とする該伝動装置の改良技術の提供が望まれるところである。
また、上述の改良に併せてこのような流体伝動機構を備える伝動装置における一つの懸案事項である、車両駐車時のクランク軸と駆動輪である後輪への動力伝達部間における所謂連れ回り防止が確実に達成されるための適切な改良技術が施された上述の小型車両用伝動装置の提供が望まれる。
本発明は、上述した課題を解決するための小型車両用のトルクコンバータを備えた流体伝動装置の改良技術の提供に関するものであり、請求項1の発明は、クランク軸と、該クランク軸に軸支される流体伝動装置を備えた小型車両用伝動装置において、前記流体伝動装置は、ポンプ羽根、タービン羽根およびステータ羽根を有しており、タービン羽根の軸上にステータ羽根が支持され、ステータ羽根の軸上にポンプ羽根が支持され、前記タービン羽根は、クランク軸上に直接支持されると共に円筒状の軸部と羽根部との2分割構造とされており、前記円筒状の軸部と羽根部はクランク軸の軸方向に離間した該軸部の内燃機関側端部と該羽根部の端部においてそれぞれベアリングを介して該クランク軸に支持され、円筒状の軸部外周と羽根部の内周とが嵌合一体化されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の小型車両用伝動装置において、前記クランク軸上に支持されるタービン羽根部に隣接する該クランク軸上の位置に遠心クラッチが設けられ、該遠心クラッチはクランク軸の駆動力を回転数に応じてポンプ羽根部へ伝達させるものであり、さらに前記タービン羽根部と前記遠心クラッチとの間にタービン羽根部から遠心クラッチへのエンジンブレーキ力の伝達を行うワンウェイクラッチが介装されており、また前記タービン羽根部を支持するベアリングは、そのインナレースがクランク軸にその軸方向で位置決め固定され、そのアウタレースがタービン羽根部に固定されることを特徴とする。
請求項1の発明は、前記小型車両用伝動装置において、前記流体伝動装置は、ポンプ羽根、タービン羽根およびステータ羽根を有しており、タービン羽根の軸上にステータ羽根が支持され、ステータ羽根の軸上にポンプ羽根が支持され、前記タービン羽根は、クランク軸上に直接支持されると共に円筒状の軸部と羽根部との2分割構造とされており、前記円筒状の軸部と羽根部はクランク軸の軸方向に離間した該軸部の内燃機関側端部と該羽根部の端部においてそれぞれベアリングを介して該クランク軸に支持され、円筒状の軸部外周と羽根部の内周とが嵌合一体化される構造であるので、タービン羽根部はクランク軸上にベアリングにより直接支持されるので、該羽根部のクランク軸との連れ回りは効果的に防止され、かつタービン羽根部の軸部の構造が単純な円筒パイプ状に形成されて簡素化される。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記クランク軸上に支持されるタービン羽根部に隣接する該クランク軸上の位置に遠心クラッチが設けられ、該遠心クラッチはクランク軸の駆動力を回転数に応じてポンプ羽根部へ伝達させるものであり、さらに前記タービン羽根部と前記遠心クラッチとの間にタービン羽根部から遠心クラッチへのエンジンブレーキ力の伝達を行うワンウェイクラッチが介装されており、また前記タービン羽根部を支持するベアリングは、そのインナレースがクランク軸にその軸方向で位置決め固定され、そのアウタレースがタービン羽根部に固定されるから、ワンウェイクラッチの位置決めと共に該クラッチに隣接されたベアリングがタービン羽根部とクランク軸に対して位置決め固定されるので、ワンウェイクラッチのガタツキが低減され、その作動特性が安定してエンジンブレーキ性能が向上する。また、エンジンブレーキ力の導入機構が簡素、単純化される。
図1ないし図3に基づいて本発明の実施例について説明する。
図1には本実施例の内燃機関Eと減速機GからなるパワーユニットPUが搭載される自動二輪車がその側面図として示されている。また、図2には該パワーユニットPUの縦断面図が、さらに、図3には図2における要部の拡大図が示されている。
図1を参照して、自動二輪車の車体フレームFは、その前端にヘッドパイプ1を備え、ヘッドパイプ1には前輪WFを軸支するフロントフォーク2が操向可能に支承され、また、車体フレームFのその中間部にはピボットプレート3が備えられ、このピボットプレート3に後輪WRを後端で軸支するスイングアーム4の前部が上下揺動可能に支承され、さらに前記車体フレームFの後部から延出するシートレール5には、燃料タンク6と、燃料タンク6を覆う乗員用シート7とが支持されている。
車両に搭載される内燃機関Eおよび減速機GからなるパワーユニットPUは、ピボットプレート3と前輪WFとの間の位置で内燃機関E側を前方にして車体フレームFに搭載されており、内燃機関EはそのシリンダCのヘッド側を車両の前方に向け、吸気側を上方に、排気側を下方にして配置され、後方配置の減速機Gの出力軸から出力される動力が、チェーン式の最終減速装置9を介して後輪WRに伝達される。
図2も併せて参照して、内燃機関EのシリンダCは、その後部(図2の図示においては下方側)がクランクケース10の前部(図2の図示においては上方側)に接合固定され、該シリンダCは直接クランクケース10に固定されるシリンダブロック20と、このシリンダブロック20の前部にその後部が固定されるシリンダヘッド30と、さらにシリンダヘッド30の前部(図2の図示においては上方側)を覆いかつ該ヘッド30に固定されるシリンダヘッドカバー40からなり、結局これら構造部がボルトにより互いに接合固定され一体化されて内燃機関構造の主要部が構成されている。
クランクケース10には、メインベアリング10aを介してクランク軸11が回転可能に支承されており、クランク軸11のクランクピン11aにはコンロッド11bがその大端部11cを介して取付けられ、コンロッド11bの小端部11dにはピストンピン11eを介してピストン11fが取付けられ、ピストン11fはシリンダブロック20の形成されたシリンダボア20a内を往復摺動する。これらの構造そのものは既に良く知られるところである。
クランクケース10には、クランク軸11と平行に延長して該ケース10に回転可能に軸受支持されるメインシャフト12と出力軸であるカウンタシャフト13が設けられ、メインシャフト12には後述される一次減速装置G1であるギアの噛合いを介してクランク軸11の回転が伝達され、また、メインシャフト12の回転は二次減速装置G2であるギアの噛合いを介してカウンタシャフト13に伝達され、カウンタシャフト13上の最終減速装置9の構成部材である駆動スプロケット13bによりチェーンを介して駆動輪である後輪WRが駆動される。
クランク軸11にはその左方端に発電機11hのロータ11iが固着され、発電機11hのステータ11jはクランクケース10の左端面に結合される左サイドカバー10bに取付けられる。またクランクケース10、シリンダブロック20およびシリンダヘッド30には、これらを貫通するようにタイミングチェーンTcの収納室が形成されており、該チェーンTcによりカムシャフト31はクランク軸11の回転の1/2の回転をもって減速回転される。
クランクケース10の右壁から突出したクランク軸11の右方端は、入力クラッチである遠心クラッチ14およびトルクコンバータ15を介して上述の一次および二次減速装置G1,G2からなる減速機Gへと連結され、減速機Gおよびクランク軸11間にはエンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ19が設けられ、このクラッチ19はトルクコンバータ15と並列して設けられる。前記遠心クラッチ14、トルクコンバータ15、エンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ19および一次減速装置G1を覆う右サイドカバー10cがクランクケース10および減速機ケース10dの右端面に結合される。
一次減速装置G1は、トルクコンバータ15からの出力が伝達されるようにしてクランク軸11に回転自在に支承される一次減速用駆動ギア11gと前記メインシャフト12の右方端に固定されて前記一次減速用駆動ギア11gに噛合する一次減速用被動ギア12aとからなる。また二次減速装置G2は、減速機ケース10d内に収容されるものであり、メインシャフト12に一体成形た二次減速用駆動ギア12bと、出力軸であるカウンタシャフト13に固定されて二次減速用駆動ギア12bに噛合する二次減速用被動ギア13aとからなり、減速機ケース10dの左端壁から突出したカウンタシャフト13の左方端に最終減速装置9のスプロケット13bが連結される。
図2と、さらにその部分拡大図である図3に図示されるように、右サイドカバー10cの内面には前記クランク軸11と同軸である円筒状の軸受ハウジング10c1が一体に突設されており、軸受ハウジング11c1内に突入されるクランク軸11の右端および軸受ハウジング10c1間には、シール付きボールベアリング11kが介装される。しかもクランク軸11の右端を臨ませる油室10c2が前記軸受ハウジング10c1内に形成されており、この油室10c2には、図示されない油溜めから作動油を汲み上げるオイルポンプにより作動油が供給される。
クランク軸11には、トルクコンバータ15に作動油を供給する供給油路11mが、その一端を前記油室10c2に通じさせると共に他端を閉じるようにして同軸に設けられると共に、トルクコンバータ15から排出される作動油を導く排出油路11nが、その一端を前記供給油路11mの他端から軸方向内方に間隔をあけた位置に配置するようにして同軸に設けられ、該排出油路11nの他端はボール状の閉塞部材11oで閉じられ、排出油路11nにその他端寄りで連通する油路11n4が、コネクティングロッド11bの大端部11cおよびクランクピン11a間を潤滑するための作動油を導くようにしてクランク軸11に設けられる。
トルクコンバータ15は、回転軸であるクランク軸11上に直接もしくは間接的に支持されるポンプ羽根P、タービン羽根Tおよびステータ羽根Sを備えるものであり、前記供給油路11m側に前記タービン羽根Tの羽根部17が配置されるとともに前記排出油路11n側に前記ポンプ羽根Pの羽根部16が配置されるようにしてクランク軸11上に配設される。
ところで、トルクコンバータ15からの出力が伝達される一次減速用駆動ギア11gが該トルクコンバータ15の左側に配置されてクランク軸11に回転自在に支承されるのに対し、クランク軸11およびトルクコンバータ15間に介装される遠心クラッチ14は、トルクコンバータ15の右側に配置される。
遠心クラッチ14は、クランク軸11の右端部にスプライン結合14aされる駆動板ハブ14bに溶接される駆動板14cと、この駆動板14cに枢軸14dを介して揺動可能に支承される複数のクラッチシュー14eと、各クラッチシュー14eを縮径方向に付勢するばね力を発揮するようにして各クラッチシュー14e間に設けられる戻しバネ14fと、各クラッチシュー14eを囲むように配置される有低円筒状の出力ドラム14gとから構成される。
クランク軸11には、その第1環状肩部11pに内輪11q1の内端を当接させるボールベアリング11qが装着されており、前記内輪11q1の外端との間に第1規制板11sを介在させるようにして前記駆動板ハブ14bがクランク軸11にスプライン結合14aされ、駆動板ハブ14bの外端との間に第2規制板11tを介在させるようにしてクランク軸11に螺合されるナットNを締め付けることにより、駆動板ハブ14bすなわち駆動板14cがクランク軸11に固定される。
各クラッチシュー14eの外周面14e1には出力ドラム14gの内周面14g1に摺接可能な摩擦ライニング14hが接着されており、クラッチシュー14eの重量および戻しバネ14fのバネ荷重は、クランク軸11がアイドル回転数を超えた所定回転数以上で回転したときに、遠心力の作用で各クラッチシュー14eが拡径し、摩擦ライニング14hを出力ドラム14gの内周面14g1に圧接するように設定されている。
トルクコンバータ15のポンプ羽根部16はクランクケース10側に配置され、タービン羽根部17はポンプ羽根部16および前記出力ドラム14g間に配置され、ステータ羽根部18は、クランク軸11の軸線方向に沿って供給油路11mおよび排出油路11n間に対応する位置でポンプ羽根部16およびタービン羽根部17の内周部15a間に配置される。しかして、ポンプ羽根部16、タービン羽根部17およびステータ羽根部18間には、作動油による動力伝達のための循環油路が形成される。
ポンプ羽根部16には、その外周部16aから、タービン羽根部17を越えて軸方向に延びる円筒状の連結部材16bが溶接されており、この連結部材16bが遠心クラッチ14の出力ドラム14gに液密に溶接される。すなわち、遠心クラッチ14の出力ドラム14gは、トルクコンバータ15のポンプ羽根部16に結合されることになる。なお、外周部16aと連結部材16bとは一体成形されてもよい。
クランク軸11およびクランクケース10間に介装される左右一対のメインベアリング10aの内、右側のメインベアリングが備える内輪10a1の内端はクランク軸11に設けられる第2環状肩部11uに当接される。一方、クランク軸11の外周には、一端を前記ボールベアリング11qの外輪11q2に当接させ得る中空のタービン軸部17aが相対回転可能に嵌装されている。
そして、このタービン軸部17aの他端およびメインベアリング10aの内輪10a1との間には、スラストベアリング11vと、相対回転不能としてクランク軸11に装着されるオイルポンプ駆動ギア11wとが介装される。すなわち、中空のタービン軸部17aは、スラストニードルベアリング11vおよびボールベアリング11q間に挟まれることで軸方向の動きを規制された状態でクランク軸11に相対回転可能に支承されることになる。
タービン羽根部17の内周部が固着されるタービンハブ17bが前記タービン軸部17aの一端側外周にスプライン結合17cされて、嵌合一体化されており、タービン軸部17aはタービン羽根部17と共に回転することになる。しかも、タービンハブ17bおよび出力ドラム14g間には軸受ブッシュ17dが介装される。一次減速用駆動ギア11gは、前記スラストニードルベアリング11vに隣接した位置でタービン軸部17aの他端部外周にスプライン結合17eされており、該一次減速用駆動ギア11gに対応する位置でタービン軸部17aおよびクランク軸11間にはラジアルニードルベアリング11xが介装される。
ステータ羽根部18が備えるステータボス18aは、タービン軸部17aの外周に相対回転自在に嵌装される中空のステータ軸部18bにスプライン結合18cされ、該ステータ軸部18bの軸方向移動は、前記タービンハブ17bと、前記一次減速用駆動ギア11gによりスラストニードルベアリング11yを介した第3規制板11zで規制される。しかもポンプ羽根部16の内周部16cおよびステータ軸部18b間には軸受ブッシュ18dが介装される。
また、エンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ19は、タービンハブ17bに一体に連設される円筒状の第1クラッチアウタ19aと、第1クラッチアウタ19aと同軸関係をもって該アウタ19aに包囲され、かつ前記駆動板ハブ14bにスプライン結合19bされる第1クラッチインナ19cと、第1クラッチアウタ19aと第1クラッチインナ19cとの間に環状配列をもって介装され、第1クラッチアウタ19aから第1クラッチインナ19cへの逆負荷の伝動を可能とする多数のスプラグ、ローラ等の第1クラッチ素子19dとからなっている。
一次減速用駆動ギア11gと、トルクコンバータ15のポンプ羽根部16との間には、ステータ羽根部18および固定位置間に設けられるステータワンウェイクラッチ18eが配置される。このステータワンウェイクラッチ18eは、ステータ軸部18bの左端部に結合される有底円筒状の第2のクラッチアウタ18fと、ステータ軸部18bを同軸関係において包囲すると共に第2クラッチアウタ18fで同軸関係において包囲される第2クラッチインナ18gと、第2クラッチアウタ18fと第2クラッチインナ18gとの間に環状配列で介装される多数のスプラグ、ローラ等の第2クラッチ素子18hからなっている。
第2クラッチインナ18gに一体に設けられる係合腕部18iが、クランク軸11と平行な軸線を有してクランクケース10に植設されるピン10eに係合され、第2クラッチインナ18gは、クランク軸11およびステータ軸部18bの軸線周りに回転不能である。また、第2クラッチインナ18gの内周部は、第2クラッチアウタ18fとの間に介在されるスラスト軸受板18jと、ステータ軸部18bに装着される止め輪18kで支持される第4規制板18mとの間に挟まれており、それにより第2クラッチインナ18gの軸方向移動が規制される。さらに、ステータ軸部18bおよび第2クラッチインナ18g間には軸受ブッシュ18nが介装される。
このステータワンウェイクラッチ18eは、トルクコンバータ15においてポンプ羽根部16およびタービン羽根部17間でトルクの増幅作用が生じているときの反力をステータ羽根部18で負担しているときには、ステータ軸部18bすなわちステータ羽根部18の回転を阻止するが、前記トルクの増幅作用が生じていなければステータ羽根部18をポンプ羽根部16およびタービン羽根部17と同一回転方向に空転させる働きをする。
タービン軸部17aの内周およびクランク軸11の外周間には、クランク軸11の軸線方向に沿って排出油路11nの一端にほぼ対応した左側の供給側環状油室11m2と、前記クランク軸11の軸線方向に沿って供給油路11mの他端にほぼ対応した右側の排出側環状油室11n2とが形成されており、タービン軸部17a、ステータ軸部18bおよびステータボス18aには、供給側環状油室11m2をトルクコンバータ15内の循環油路の流入側に通じさせる複数の流入通路11m3が設けられると共に、排出側環状油室11nをトルクコンバータ15内の循環油路の流出側に通じさせる複数の流出油路11n3が設けられる。
しかもクランク軸11には、その供給油路11mからの作動油をポンプ羽根部16に導くべく供給油路11mの他端部および供給側環状油室11m2間を結ぶ複数の供給側傾斜油路11m1が、クランク軸11の軸線に対して傾斜した軸線を有するように設けられると共に、タービン羽根部17から排出される作動油を排出油路11nに導くべく排出側環状油室11n2および排出油路11nの一端部間を結ぶ複数の排出側傾斜油路11n1が、クランク軸11の軸線に対して傾斜した軸線を有するように設けられる。
本実施例の内燃機関Eと減速機GからなるパワーユニットPUは概ね上述の構造を備えるものである。
ここで、本実施例の作用効果について説明する。
トルクコンバータ15は、クランク軸11に設けられる供給油路11m側にタービン羽根部17が配置されると共に、クランク軸11に設けられる排出油路11n側にポンプ羽根部16が配置されるようにしてクランク軸11上に配設され、供給油路11mからの作動油をポンプ羽根部16に導く複数の供給側傾斜油路11m1と、タービン羽根部17から排出される作動油を排出油路11nに導く複数の排出側傾斜油路11n1とが、クランク軸11の軸線に対して傾斜した軸線を有するようにしてクランク軸11に設けられている。
したがって、給油油路である供給油路11mから供給側傾斜油路11m1を介してトルクコンバータ15に作動油が供給され、トルクコンバータ15から排出側傾斜油路11n1を介して排出油路11nに作動油が排出されることになり、トルクコンバータ15の作動油の流入側および排出側における作動油の流れが円滑化されるので、作動油の流通抵抗が小さく抑えられ、トルクコンバータ15の伝動効率が向上される。しかもトルクコンバータ15に対する補機の配置を変えても作動油の通路が複雑となることはないので、伝動装置の小型化が可能となる。
また、トルクコンバータ15からの出力が伝達されるようにして該トルクコンバータ15の左側に配置される一次減速用駆動ギア11gが、クランク軸11に回転自在に支承され、トルクコンバータ15およびクランク軸11間に介装される遠心クラッチ14がトルクコンバータ15の右側に配置されるので、補機である前記一次減速用駆動ギア11gおよび前記遠心クラッチ14がトルクコンバータ15の両側に分かれて配置されることになり、クランク軸11への局部的な負荷の集中を避けることができるので、クランク軸11自体やその支持構造の必要強度の増大が回避され、伝動装置の小型化を図ることができる。
さらに、ステータ羽根部18および固定位置間に設けられるステータワンウェイクラッチ18eが、一次減速用駆動ギア11gおよびポンプ羽根部16間に配置されるので、ステータ羽根部18の近傍にステータワンウェイクラッチ18eを配置し得るようにして伝動装置の小型化を図ると共に、ステータ羽根部18の慣性マスを比較的小さく抑えることで、ステータ羽根部18の空転時の作動油の流通抵抗を小さく抑え、トルクコンバータ15の性能向上を図ることができる。
車両の駐車時におけるアイドリング運転時においても、ニュートラル位置を持たないので、エンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ19とオイルの粘性による摩擦力によりタービン羽根部17の軸部17aが連れ回りして駆動輪である後輪WRの空転が起きるが、本実施例においてはタービン羽根部17の軸部17aがボールベアリング11qによりクランク軸11に直接支持されるので、上述の駆動輪である後輪WRの連れ回りが効果的に阻止される。
エンジンブレーキ力は、タービン羽根部17の軸部、すなわちタービン軸部17aからタービンハブ17b、エンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ19を介してクランク軸11に直接伝達されるからエンジンブレーキ力の伝達は効果的で確実性の高いものであり、しかもタービンハブ17bが該ワンウェイクラッチ19のアウタ19aを形成する等その構造は単純かつ簡素化されたものである。
タービン羽根部17とタービン軸部17aは、それぞれ別々の2分割構造とされて互いにスプライン結合17cされ、タービン羽根部17とタービン軸部17aにおいてそれぞれベアリング(ボールベアリング11q),(ラジアルニードルベアリング11x)を介して直接的にクランク軸11に支持される構造であるから安定した支持が得られ、その製作性と組付け性がよく、しかもタービン軸部17aは円筒パイプ状として簡素化できる。また、タービン軸部17aの外周にタービン羽根部17の内周が嵌合するので、クランク軸11とタービン羽根部17との間に形成される径方向のスペースにボールベアリング11qを配置することができる。この結果、ボールベアリング11qの使用が可能になり、構造が簡素化される。
エンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ19に隣接されるボールベアリング11qが、該ワンウェイクラッチ19の装着と共にクランク軸11に位置決め固定される構造であり、ワンウェイクラッチ19はボールベアリング11qに隣接配置されることからガタツキのない安定した状態が維持されるので、その作動特性が安定してエンジンブレーキの性能が向上する。また、この両者の隣接配置は、構造の単純化とコンパク化に寄与する。
本発明の内燃機関と減速機からなるパワーユニットが搭載される自動二輪車の側面図である。 本発明の内燃機関と減速機からなるパワーユニットの縦断面図である。 本発明の図2における要部拡大図である。 従来の発明の内燃機関と減速機からなるパワーユニットの要部を示す拡大図である。
符号の説明
10・・・クランクケース、11・・・クランク軸、11g・・・一次減速用駆動ギア、11m・・・供給油路、11n・・・排出油路、11q・・・ボールベアリング、
12・・・メインシャフト、12a・・・一次減速用被動ギア、12b・・・二次減速用駆動ギア、
13・・・カウンタシャフト、13a・・・二次減速用被動ギア、13b・・・駆動スプロケット、
14・・・遠心クラッチ、14e・・・クラッチシュー、14g・・・出力ドラム、
15・・・トルクコンバータ、
16・・・ポンプ羽根部、16b・・・連結部材、
17・・・タービン羽根部、17a・・・タービン軸部、17b・・・タービンハブ、
18・・・ステータ羽根部、18a・・・ステータボス、18b・・・ステータ軸部、18e・・・ステータワンウェイクラッチ、18f・・・第2クラッチアウタ、18g・・・第2クラッチインナ、18h・・・第2クラッチ素子、
19・・・エンジンブレーキ用ワンウェイクラッチ、19a・・・第1クラッチアウタ、19c・・・第1クラッチインナ、19d・・・第1クラッチ素子、
20・・・シリンダブロック、30・・・シリンダヘッド、40・・・シリンダヘッドカバー、
E・・・内燃機関、G・・・減速機、G1・・・第1次減速装置、G2・・・第二次減速装置、PU・・・パワーユニット。

Claims (2)

  1. クランク軸と、該クランク軸に軸支される流体伝動装置を備えた小型車両用伝動装置において、前記流体伝動装置は、ポンプ羽根、タービン羽根およびステータ羽根を有しており、タービン羽根の軸上にステータ羽根が支持され、ステータ羽根の軸上にポンプ羽根が支持され、前記タービン羽根は、クランク軸上に直接支持されると共に円筒状の軸部と羽根部との2分割構造とされており、前記円筒状の軸部と羽根部はクランク軸の軸方向に離間した該軸部の内燃機関側端部と該羽根部の端部においてそれぞれベアリングを介して該クランク軸に支持され、円筒状の軸部外周と羽根部の内周とが嵌合一体化されていることを特徴とする小型車両用伝動装置。
  2. 前記クランク軸上に支持されるタービン羽根部に隣接する該クランク軸上の位置に遠心クラッチが設けられ、該遠心クラッチはクランク軸の駆動力を回転数に応じてポンプ羽根部へ伝達させるものであり、さらに前記タービン羽根部と前記遠心クラッチとの間にタービン羽根部から遠心クラッチへのエンジンブレーキ力の伝達を行うワンウェイクラッチが介装されており、また前記タービン羽根部を支持するベアリングは、そのインナレースがクランク軸のその軸方向で位置決め固定され、そのアウタレースがタービン羽根部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の小型車両用伝動装置。
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