JP3193401B2 - 射出成形用金型および射出成形方法 - Google Patents

射出成形用金型および射出成形方法

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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C33/20Opening, closing or clamping
    • B29C33/202Clamping means operating on closed or nearly closed mould parts, the clamping means being independently movable of the opening or closing means
    • B29C2033/207Clamping means operating on closed or nearly closed mould parts, the clamping means being independently movable of the opening or closing means mould clamping by pivoting members

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は肉厚成形品を高精度に成
形することができる射出成形用金型と、射出成形方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、プラスチックレンズのような厚
肉の成形品を射出成形により成形する場合、ひけ変形防
止のための徐冷が必要であり、成形サイクルが長くなっ
ていた。この成形サイクルの短縮化を行うため、従来は
特開昭64−36421号公報の方法が行われていた。
すなわち、この方法はガラス転移点温度以上に加温した
キャビティユニットに型締め状態で溶融樹脂を充填した
後、ゲートを閉じて熱変形温度まで徐冷し、次いでキャ
ビティユニットの型締めを自己保持したままで、成形機
の型締め機構から開放し、単独で冷却させるようにした
ものであり、冷却工程で他のキャビティユニットに対し
て成形を行うことができるため、成形サイクルを短くす
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来技術
では金型が開かないように、樹脂圧に抗した型締め力を
発生させるためには大型で強力な動力源と型締部材が必
要になり、装置全体が大型で複雑になってしまう問題が
あった。
【0004】本発明は、上記問題点を考慮してなされた
ものであり、簡単な構造で、しかも小型化が可能な射出
成形用金型と、射出成形方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形用金型
は、パーティング面を合わせることによりキャビティを
形成する一対のキャビティユニットと、各キャビティユ
ニットの背面側にそれぞれ一面側が取り付けられるとと
もに成形機の一対の取付面にそれぞれ他面側を取り付け
る板部材と、前記少なくとも一方の板部材を前記成形機
の取付面に取り付けたときにこの板部材と取付面との間
に形成され、成形機の型締め力により板部材を弾性変形
させて板部材に撓みを生じさせる間隙と、前記少なくと
も一方の板部材に設けられ、前記成形機の型締め力が作
用したときに一対のキャビティユニットを相互に締結す
るクランプ手段と、を有し、前記クランプ手段による締
結状態で成形機に着脱されることを特徴とする。また、
本発明の射出成形用金型はパーティング面を合わせるこ
とによりキャビティを形成する一対のキャビティユニッ
トと、各キャビティユニットの背面側にそれぞれ一面側
が取り付けられるとともに成形機の一対の取付面にそれ
ぞれ他面側を取り付ける板部材と、前記少なくとも一方
の板部材とこの板部材を取り付ける前記キャビティユニ
ットの背面との間に配設され、成形機の型締め力により
弾性的に撓みを生じる弾性部材と、前記少なくとも一方
の板部材に設けられ、前記成形機の型締め力が作用した
ときに一対のキャビティユニットを相互に締結するクラ
ンプ手段と、を有し、前記クランプ手段による締結状態
で成形機に着脱されることを特徴とする。
【0006】また、本発明の射出成形方法は、 パーテ
ィング面を合わせることによりキャビティを形成する一
対のキャビティユニットと、各キャビティユニットの背
面側にそれぞれ一面側が取り付けられるとともに成形機
の一対の取付面にそれぞれ他面側が取り付けられる板部
材と、前記少なくとも一方の板部材に設けられて前記成
形機の型締め力が作用したときに前記一対のキャビティ
ユニットを相互に締結可能にするクランプ手段と、を有
し、前記少なくとも一方の板部材を前記成形機の取付面
に取り付けたときにこの板部材と取付面との間に間隙を
形成する射出成形用金型を、成形機の前記一対の取付面
間に装着する工程と、前記金型に成形機の型締め力を作
用させ、前記板部材を弾性変形させて前記間隙側に撓み
を生じさせる工程と、成形機による型締め後にキャビテ
ィ内に溶融樹脂を射出し保圧を行う工程と、前記板部材
を弾性変形させて板部材に撓みが生じた状態で、前記一
対のキャビティユニットを相互に締結するよう前記クラ
ンプ手段を作動させ、一対のキャビティユニットの型締
め力を自己保持させる工程と、を有することを特徴とす
る。さらに、本発明の射出成形方法は、パーティング面
を合わせることによりキャビティを形成する一対のキャ
ビティユニットと、各キャビティユニットの背面側にそ
れぞれ一面側が取り付けられるとともに成形機の一対の
取付面にそれぞれ他面側が取り付けられる板部材と、前
記少なくとも一方の板部材とこの板部材を取り付ける前
記キャビティユニットの背面との間に配設されて、成形
機の型締め力により弾性的に撓みを生じる弾性部材と、
前記少なくとも一方の板部材に設けられて前記成形機の
型締め力が作用したときに一対のキャビティユニットを
相互に締結するクランプ手段とを有する射出成形用金型
を、成形機の前記一対の取付面間に装着する工程と、前
記金型に成形機の型締め力を作用させ、前記弾性部材を
弾性的に撓ませる工程と、成形機による型締め後に、キ
ャビティ内に溶融樹脂を射出し保圧を行う工程と、前記
弾性部材を撓ませた状態で、前記一対のキャビティユニ
ットを相互に締結するよう前記クランプ手段を作動さ
せ、一対のキャビティユニットの型締め力を自己保持さ
せる工程と、を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成では、成形機の型締め力により金型を
弾性変形させるため、クランプ手段による金型の締結が
容易となる。また、この締結状態で金型を成形機から取
り外しても、クランプ手段が型締め力を自己保持するす
るため、冷却等を行うことができる。
【0008】
【実施例1】図1ないし図3は本発明の実施例1を示
す。バーティング面を合わせることにより成形用のキャ
ビティを形成する一対のキャビティユニット1,2が設
けられている。上側のキャビティユニット1は固定側と
なっており、このキャビティユニット1のパーティング
面とは反対側である背面側がボルト6によって板状の部
材である取付板3に取り付けられ、この取付板3が成形
機の取付面4に着脱自在に取り付けられている。一方、
下側のキャビティユニット2は可動側となっておりこの
キャビティユニット2のパーティング面とは反対側であ
る背面側は、成形機の取付面7に着脱自在に取り付けら
れる板状の部材である受け板8に対してガイドピン9で
位置決めされた状態で取り付けられている。受け板8は
成形機の取付面7との対向面に寸法dの間隙(即ち段
差)8aを有しており、この間隙8aに対向した上方に
可動側のキャビティユニット2が設けられ、キャビティ
ユニット2の背面側を形成する下面には受け板8に当接
する凸部10が形成されている。このような受け板8お
よび固定側の取付板3の各板部材はフック部材5によ
り、それぞれの取付面4,7に対し、着脱自在となって
いる。
【0009】図3は可動側の受け板8におけるフック部
材5の機構を示し、固定側の取付板3に対しても同様に
適用することができる。このフック部材5は取付面7に
ボルト11で固定されたブラケット12に対してその支
軸5aを中心に可動可能に取り付けられている。また、
フック部材5は長溝5bを有しており、この長溝5b内
に係合ピン14が挿入されている。係合ピンは油圧シリ
ンダ13のピストンロッド先端部分に取り付けられてお
り、油圧シリンダ13の伸縮作動によりフック部材5に
スライドを作用させる。このスライド力によりフック部
材5は支軸5aを中心に回転し、その先端で受け板8を
取付面7に固定したり、その固定を解除する。なお、フ
ック部材5は受け板8、取付板3を着脱できる構造であ
れば、図示例のものには限定されない。
【0010】以上の構成に加えて、一対のキャビティユ
ニット1,2を相互に締結するクランプ部材15が設け
られている(図1参照)。図示例において、クランプ部
材15は可動側の受け板8に回転可能に取り付けられて
おり、その上端部分が固定側のキャビティユニット1方
向に鉤状に屈曲され、この屈曲部分がクランプ爪15a
となってる。また、固定側のキャビティユニット1の外
面におけるクランプ部材15のクランプ爪15aとの対
向位置にクランプ溝16が形成されており、クランプ爪
15aがクランプ溝16に嵌合すると、一対のキャビテ
ィユニット1,2が相互締結状態となる。この場合、ク
ランプ爪15がキャビティユニット1のクランプ溝16
によりも、僅かに低くなるようにクランプ部材15の長
さが調整されている。
【0011】上記構成において、図1に示したパーティ
ング面を合わせた状態で成形機を駆動して型締め力を作
用させると、キャビティユニット2の凸部10が受け板
8を押圧する。この受け板8と成形機の取付面7との間
には間隙8aが形成されているため、受け板8はキャビ
ティユニット2からの荷重により、曲げモーメントが生
じ、撓みδを発生する。即ち、間隙8aが小さくなるよ
うに間隙側に撓みδを生じさせる。かかる撓みδはキャ
ビティユニットの厚さがδだけ縮小されたことと同様で
あるため、固定側のキャビティユニット1のクランプ溝
16が可動側の取付面7に距離δだけ近づいた状態とな
る。従って、この状態で、クランプ部材15を回転させ
ると、そのクランプ爪15aがクランプ溝16と係合し
て、キャビティユニット1,2が相互に締結される。こ
の場合、クランプ部材15の回転は手動で行っても良
く、シリンダ等により押圧しても良い。
【0012】次に、このクランプ部材15により締結の
後、ランナ(図示省略)からキャビティ内に溶融樹脂を
射出し、ゲート部分の樹脂が固化するまで所定の保圧を
行う。このゲート部分の樹脂が固化した後、キャビティ
内の高圧の樹脂は冷却が進行しながらも、キャビティユ
ニット1,2のパーティング面を押し開くように作用す
るが、成形機の型締め力によりパーティング面が開くこ
とはない。その後、フック部材5の係合を解除するとと
もに、成形機の型締め力を開放すると、受け板8の撓み
δはその弾性により復元する。この復元により、クラン
プ部材15がキャビティユニットの型締め力をプリロー
ドが作用した状態で自己保持する。かかる型締め力はク
ランプ部材15の引張力に基づくものであるため、クラ
ンプ部材15の材質、断面積等を調整することにより型
締め力の大きさを任意に調整することができる。そし
て、この型締め力が自己保持された後、キャビティユニ
ット1,2,取付板3,受け板8から成る金型全体を成
形機から取り外して、成形機以外の場所で冷却させる。
この冷却の間、新たな金型を成形機にセットして射出成
形を行うことができるため、再び金型を成形機に取り付
けて、再度成形機の型締め力により型締めした後、クラ
ンプ部材15を外して型開きをすることにより行う。前
記受け板8の撓みδは次に示す数1から算出される。
【0013】
【数1】
【0014】数1において、受け板8は両端支持はり構
造となっていることを前提とし、Lは受け板8の長さ、
Bはその幅、hはその厚さ、Eはその素材のヤング率、
Wは型締め力である。例えば、L=100mm,B=1
00mm,h=25mm,E=2.1×106 kg/c
2 ,W=20tonfの場合、δは最大でも0.14
mmとなる。
【0015】従って、以上のような本実施例では、クラ
ンプ部材15によりキャビティユニット1,2を相互に
締結するだけであるため、小型とすることができ、しか
も構造が簡単となる。また、一のキャビティユニットの
冷却時に他のキャビティユニットを使用した射出成形を
行うことができるため、肉厚成形品の量産化が可能とな
る。なお、本実施例では受け板8を撓ませるための凸部
10を受け板側に設けても良く、単に板材を受け板8と
キャビティユニット2との間に挿入しても良い。また、
凸部10としては、撓みに合わせた滑らかな曲面形状と
しても良く、受け板8の両端の橋連絡部がキャビティユ
ニット2に比べて十分に長い場合には凸部を省略しても
良い。
【0016】
【実施例2】図4は本発明の実施例2を示し、実施例1
と同一の要素は同一の符号を付して対応させることによ
り重複する説明を省略する。この実施例2では可動側の
キャビティユニット2と受け板8との間(即ち、キャビ
ティユニット2のパーティング面とは反対側である背面
と、板状の部材である受け板8との間)に弾性部材17
が介挿されている。弾性部材17は平板状に成形された
ゴムなどが使用されており、成形機の型締め力により弾
性的に撓んでクランプ部材15とクランプ溝16との係
合を可能とする。この為、実施例1のように受け板8の
下面に間隙8aを形成しなくても、キャビティユニット
1,2の締結が可能となっている。
【0017】このような構成において、成形機の型締め
力が作用すると、弾性部材17が圧縮応力を受けて変形
するため、その変形によりクランプ部材15とクランプ
溝16との係合が可能となる。従って,型締め力を開放
した後においてもクランプ部材15によりプリロードが
作用しており、型締め力の自己保持を行うことができ
る。この実施例2ではキャビティユニット2の下面全体
に均一の荷重が作用するため、取付板3が反るなどの不
都合がないメリットがある。
【0018】図5および図6はこの弾性部材17の変形
例を示し、弾性部材17が小径の柱状に成形されて受け
板8上に配設されている。このような形状であっても弾
性部材17としてばね定数が大きなものを使用すること
により、所期目的を達成することができる。なお、この
場合、弾性部材17に対応する受け板8上面には、挿入
孔19が形成されるが、この挿入孔19の下部に小径の
嵌入孔19aを形成し、この嵌入孔19aに弾性部材1
7下部を嵌め込むことにより各弾性部材17を受け板8
に起立状に取り付けることができる。また、かかる嵌入
孔19aを形成することなく、挿入孔19の底部に弾性
部材17の下面を貼着して起立させることができる。さ
らには、皿ばねを多数配設して弾性部材とすることもで
きる。
【0019】
【実施例3】図7は本発明の実施例3を示し、実施例1
と同一の要素は同一の符号で対応させてある。この実施
例3では固定側の取付板3および可動側の受け板8の双
方に凸部20,21がそれぞれ形成され、それぞれの凸
部20,21が対応するキャビティユニット1,2に当
接している。また、クランプ溝16が固定側の取付板3
に形成されており、このクランプ溝16にクランプ部材
15が係合してキャビティユニット1,2相互の締結が
行われる。
【0020】このような構造では、キャビティユニット
1,2の背面側から締結を行うことができるため、キャ
ビティ部分に作用する型板の反りなどの歪を小さくする
ことができる。
【0021】
【実施例4】図8は本発明の実施例4を示し、実施例1
と同一の要素は同一符号で対応させてある。図8におい
て、22はクランプ部材であり、長手方向両端部に鉤形
状のクランプ爪22a,22bが形成されている。この
クランプ部材22はキャビティユニット1,2を上下方
向に貫通して、固定側の取付板3および可動側の受け板
8にそれぞれ進入している。そして、下側のクランプ爪
22bは受け板8内部に係合しており、クランプ部材2
2はこの係合部分を支点として左右に揺動するようにな
っている。この場合、上側のクランプ爪22aは固定側
のキャビティユニット1の上面に係合するようになって
いる。23はこのクランプ爪22aをキャビティユニッ
ト1の上面に係合させるように作用するため、取付板3
内に設けられたばねである。さらに、このばね23と反
対側にはクランプ部材22にコアピン24aが当接する
電磁ソレノイド24が配設されている。電磁ソレノイド
24は、その通電によりコアピン24aが進出し、クラ
ンプ部材22をキャビティユニット1との反係合方向に
揺動させるものであり、内部には位置検出器が設けら
れ、検出した位置信号25を出力する。なお、クランプ
部材22におけるクランプ爪22a,22bの間隔はこ
れらが係合する金型側の寸法よりも僅かに短くなるよう
に調整されている。
【0022】上記構成において、パーティング面を合わ
せた状態で成形機の型締め力を作用させると、凸部21
により受け板8が弾性変形するため、キャビティユニッ
ト1がその分、下降する。この下降量がクランプ爪22
a,22bの間隔と一致したとき、ばね23のばね力で
クランプ部材22が左方向に傾き、上側のクランプ爪2
2aがキャビティユニット1に係合する。このとき、コ
アピン24aが押し戻されるため、電磁ソレノイド24
がクランプ終了の位置検出信号を出力する。そして、実
施例1と同様に金型全体を成形機から取り外し、クラン
プ部材22により型締め力を自己保持した状態で冷却を
行い、成形を終了する。かかるクランプ部材22の締結
を解除する場合には、再び成形機の型締め力を作用させ
た後、電磁ソレノイド24に通電してコアピン24aを
進出させることにより行うことができる。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、成形機の型締め力を利
用して、成形機の一対の取付面にそれぞれ取り付けられ
た一対の板部材間の一対のキャビティユニットを、板部
材に設けられたクランプ手段により、前記板部材で形成
された間隙部位に該板部材を撓ませた状態で、または弾
性部材を撓ませた状態で締結するため、クランプ力を高
く維持でき、またキャビティユニットを形成する型材を
圧縮変形することがない射出成形用金型を提供すること
ができるとともに、この金型によって簡単な構造での締
結を行うことができ、装置全体を小型とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の断面図。
【図2】 実施例1の弾性変形状態の断面図。
【図3】 フック部材の一例の断面図。
【図4】 本発明の実施例2の断面図。
【図5】 実施例2の変形例の平面図。
【図6】 実施例2の変形例の断面図。
【図7】 実施例3の断面図。
【図8】 実施例4の断面図。
【符号の説明】
1,2 キャビティユニット 3 取付板 5 フック部材 8 受け板 15 クランプ部材 16 クランプ爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−79160(JP,A) 特開 昭61−237613(JP,A) 特開 昭57−205126(JP,A) 実開 昭58−89322(JP,U) 実開 平2−22810(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/37 B29C 45/64 - 45/68 B29C 33/00 - 33/76

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーティング面を合わせることによりキ
    ャビティを形成する一対のキャビティユニットと、 各キャビティユニットの背面側にそれぞれ一面側が取り
    付けられるとともに成形機の一対の取付面にそれぞれ他
    面側を取り付ける板部材と、 前記少なくとも一方の板部材を前記成形機の取付面に取
    り付けたときにこの板部材と取付面との間に形成され、
    成形機の型締め力により板部材を弾性変形させて板部材
    に撓みを生じさせる間隙と、 前記少なくとも一方の板部材に設けられ、前記成形機の
    型締め力が作用したときに一対のキャビティユニットを
    相互に締結するクランプ手段と、を有し、前記クランプ
    手段による締結状態で成形機に着脱されることを特徴と
    する射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 パーティング面を合わせることによりキ
    ャビティを形成する一対のキャビティユニットと、 各キャビティユニットの背面側にそれぞれ一面側が取り
    付けられるとともに成形機の一対の取付面にそれぞれ他
    面側を取り付ける板部材と、 前記少なくとも一方の板部材とこの板部材を取り付ける
    前記キャビティユニットの背面との間に配設され、成形
    機の型締め力により弾性的に撓みを生じる弾性部材と、 前記少なくとも一方の板部材に設けられ、前記成形機の
    型締め力が作用したときに一対のキャビティユニットを
    相互に締結するクランプ手段と、 を有し、前記クランプ手段による締結状態で成形機に着
    脱されることを特徴とする射出成形用金型。
  3. 【請求項3】 パーティング面を合わせることによりキ
    ャビティを形成する一対のキャビティユニットと、各キ
    ャビティユニットの背面側にそれぞれ一面側が取り付け
    られるとともに成形機の一対の取付面にそれぞれ他面側
    が取り付けられる板部材と、前記少なくとも一方の板部
    材に設けられて前記成形機の型締め力が作用したときに
    前記一対のキャビティユニットを相互に締結可能にする
    クランプ手段と、を有し、前記少なくとも一方の板部材
    を前記成形機の取付面に取り付けたときにこの板部材と
    取付面との間に間隙を形成する射出成形用金型を、成形
    機の前記一対の取付面間に装着する工程と、 前記金型に成形機の型締め力を作用させ、前記板部材を
    弾性変形させて前記間隙側に撓みを生じさせる工程と、 成形機による型締め後にキャビティ内に溶融樹脂を射出
    し保圧を行う工程と、 前記板部材を弾性変形させて板部材に撓みが生じた状態
    で、前記一対のキャビティユニットを相互に締結するよ
    う前記クランプ手段を作動させ、一対のキャビティユニ
    ットの型締め力を自己保持させる工程と、 を有することを特徴とする射出成形方法。
  4. 【請求項4】 パーティング面を合わせることによりキ
    ャビティを形成する一対のキャビティユニットと、各キ
    ャビティユニットの背面側にそれぞれ一面側が取り付け
    られるとともに成形機の一対の取付面にそれぞれ他面側
    が取り付けられる板部材と、前記少なくとも一方の板部
    材とこの板部材を取り付ける前記キャビティユニットの
    背面との間に配設されて、成形機の型締め力により弾性
    的に撓みを生じる弾性部材と、前記少なくとも一方の板
    部材に設けられて前記成形機の型締め力が作用したとき
    に一対のキャビティユニットを相互に締結するクランプ
    手段とを有する射出成形用金型を、成形機の前記一対の
    取付面間に装着する工程と、 前記金型に成形機の型締め力を作用させ、前記弾性部材
    を弾性的に撓ませる工程と、 成形機による型締め後に、キャビティ内に溶融樹脂を射
    出し保圧を行う工程と、 前記弾性部材を撓ませた状態で、前記一対のキャビティ
    ユニットを相互に締結するよう前記クランプ手段を作動
    させ、一対のキャビティユニットの型締め力を自己保持
    させる工程と、 を有することを特徴とする射出成形方法。
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