JPH07195374A - 型締め装置 - Google Patents

型締め装置

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JPH07195374A
JPH07195374A JP35514493A JP35514493A JPH07195374A JP H07195374 A JPH07195374 A JP H07195374A JP 35514493 A JP35514493 A JP 35514493A JP 35514493 A JP35514493 A JP 35514493A JP H07195374 A JPH07195374 A JP H07195374A
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JP
Japan
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mold
pressing
molds
parts
press
Prior art date
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Pending
Application number
JP35514493A
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English (en)
Inventor
Kazushi Kita
一至 喜多
Minoru Yonetani
稔 米谷
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KOMATSU CAST ENG KK
Original Assignee
KOMATSU CAST ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型等の合わせ面の隙間が複雑であっても、
その隙間を簡単な機構により確実に軽減できるよう一組
の型を型締めできることを可能にする。 【構成】 第1型1の両側に、係合爪部7a、8aを有
する一組の型締め板7、8を、係合爪部7a、8aを第
2型2に向け突出させて固着する。第2型2に、係合爪
部7a、8aに係合する押圧部が突設された押圧体18
を、中央部を支点として保持する。さらに第2型2に、
押圧部18dが係合爪部7a、8aに係合するよう押圧
体18を移動させる移動手段14と、押圧部で係合爪部
7a、8aを押圧して両型1、2を相互に近接する方向
に押圧体18を加圧する押圧手段17とを設ける。また
押圧体18を、中央部分を支点として揺動自在に保持す
るのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主として成形金型への
樹脂の注入通路を構成する一組の樹脂供給用金型等を、
これらの合わせ面を型合わせした後に相互に密着させる
よう加圧する型締め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば熱硬化性樹脂(ジンク
ロペンタジエン)の樹脂成形機においては、二つ割りさ
れた一組の成形用金型及び一組の樹脂供給用金型の各々
の合わせ面を合わせて型閉じし、一組の成形用金型の内
部に形成される空洞(キャビティ)内に、一組の樹脂供
給用金型の内部に形成される注入通路を通じ樹脂材料を
注入して硬化させ、その後に、各組の金型を型開きして
樹脂成形品を取出すようにしている。
【0003】ところで上記樹脂成形機においては、硬化
させる際の加熱等によって金型に熱変形が生じて、その
合わせ面が傾斜してしまう不具合が生じることがある。
このため型合わせしたときに各合わせ面の上側あるいは
下側に隙間が生じて、成形用金型に注入すべき樹脂が一
組の樹脂供給用金型の合わせ面から漏洩する不都合が生
じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで従来では、金型
の熱変形の影響を軽減して樹脂を漏洩することなく供給
するために、一組の金型のうちの一方の型を、これの背
面側に設けた複数の押圧手段により複数の箇所を個々に
押圧している。しかしながら複数の押圧手段を設けるた
めに、機構全体が複雑化すると共に大型化する問題があ
る。しかも合わせ面間の隙間が、上下方向だけでなく、
左右方向にも生じると、各押圧手段の押圧力のバランス
をとるのが難しくなり、隙間をさほど軽減できない問題
が生じることがある。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解消するため
になされたものであって、その目的は、金型等の合わせ
面の隙間が複雑であっても、その隙間を簡単な機構によ
り確実に軽減することが可能な型締め装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の型締め
装置は、第1型1と第2型2との各々の合わせ面4、1
3を型合わせした後に、上記両型1、2を互いに近接す
る方向に加圧して、両合わせ面4、13を密着させる型
締め装置において、係合爪部7a、8aを有する一組の
型締め板7、8を、上記係合爪部7a、8aを第2型2
の方向に突出させて第1型1の両側に固着し、第2型2
に、上記係合爪部7a、8aに係合する押圧部18dが
両側から突設され中央部分を支点として保持された押圧
体18と、第1型1と第2型2の各合わせ面4、13が
型合わせされた時に上記押圧部18dが上記係合爪部7
a、8aに係合するよう上記押圧体18を移動させる移
動手段14と、押圧部18dで上記係合爪部7a、8a
を押圧して第1型1と第2型2とを相互に近接する方向
に上記押圧体18を加圧する押圧手段17とを備えてい
る。
【0007】請求項2の型締め装置では、上記押圧体1
8が、中央部分を支点として揺動自在に保持されてい
る。
【0008】
【作用】請求項1の型締め装置では、第1型1と第2型
2との各々の合わせ面4、13が型合わせされた後に、
移動手段14により押圧体18が、その両側の押圧部1
8dが型締め板7、8の各係合爪部7a、8aにそれぞ
れ係合するよう移動される。そして押圧手段17により
押圧体18が加圧され、この押圧体18の両側の押圧部
18dがそれぞれ係合爪部7a、8aを介して型締め板
7、8を第2型2の方向に押圧するので、第1型1と第
2型2とが互いに引き寄せられる。したがってこの型締
め装置では、第1型1に設けた型締め板7、8の係合爪
部7a、8aに、第2型2に設けた押圧体18の押圧部
18dを係合させて、両型1、2を互いに引き寄せ合う
よう力を作用させるので、型1、2自体に組込むだけの
簡単な構成となる。
【0009】請求項2の型締め装置では、両合わせ面
4、13間に上下方向あるいは左右方向に隙間が生じる
よう両型1、2が変形していても、その隙間に応じて押
圧体18が中央部分を支点に揺動して、第1型1の各部
に対し隙間をなくすよう適切な力が作用するので、隙間
を確実に軽減できる。
【0010】
【実施例】次にこの発明の型締め装置の具体的な実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1ない
し図4は、この発明を樹脂供給用金型の型締めに適用し
た場合の一実施例を示し、図1は一組の金型が開いた状
態の平面図、図2はその正面図、図3はその右側面図、
図4は一部の切断平面図をそれぞれ示す。
【0011】図1及び図2において、1、2は一組の金
型であって、1はコア型(第1型)、2はキャビ型(第
2型)である。まずコア型1について説明すると、この
コア型1は、型本体3の垂直に維持された合わせ面4の
中央部に、断面半円形の溝5が上端から下端近傍位置ま
で垂直に凹設されている。図2に示すように、樹脂供給
管6が、その内部に形成された樹脂供給路6aを上記溝
5に連通させて型本体3に固定されている。さらに型本
体3の前、後面に、それぞれ同一形状の一対の型締め板
7、8が、キャビ型2に向け突出状態でねじ9により固
着されている。この各型締め板7、8の突出部の先端部
分には、それぞれ上下に一対の係合爪部7a、8aが形
成されている。また型本体3の背面(図の左面)上部
に、係合板10が、上方に突出状態で型本体3に固着さ
れており、この係合板10は、成形用金型のコア型Aの
凹部aに係合されている。
【0012】次にキャビ型2は、型本体11の垂直に維
持された合わせ面12の中央部に、断面半円形の溝13
が上端から下端近傍位置まで垂直に凹設されている。こ
の合わせ面12は、金型製作時においてコア型1の合わ
せ面4と完全に密接するよう製作されたものであり、完
全に密着された時に、両方の溝5、13が合致して円形
の樹脂供給通路が形成される。
【0013】さらにキャビ型2を図3を参照しながら説
明する。型本体12の底部に、上下動用油圧シリンダ
(移動手段)14が固設され、このシリンダ14のピス
トンロッドに、垂直に保持されたガイドレール15に沿
って上下動自在に設けられた連結ロッド16が連結され
ている。この連結ロッド16に、上記型締め板7、8に
おける各々一対の係合爪部6a、7aの間隔に対応する
間隔で一対の押圧用油圧シリンダ(押圧手段)17が固
着されている。したがって上下動用油圧シリンダ14の
駆動により、連結ロッド16を介して一対の押圧用油圧
シリンダ17が昇降されるようになっている
【0014】上記各押圧用油圧シリンダ17には、図4
に示すように、そのピストンロッド17aの先端部に球
状面を有する受圧部17bが固着されており、この受圧
部17aに揺動押圧体18が装着されている。この揺動
押圧体18は、中央部に形成された凹所18a内に受圧
部17aを挿入させると共に、ねじ18cで固着した保
持板18bにより受圧部17bを凹所18a内に保持し
て受圧部17aに取付けられている。また揺動押圧体1
8には、その前後両側に押圧部18dが一体に突設され
ている。したがって押圧用油圧シリンダ17がそのピス
トンロッド17aを図4の矢印で示すように突出させる
方向に作動したとき、揺動押圧体18は、両側の押圧部
18dに受ける荷重が相違すれば、受圧部17bの球状
面を支点として図4に矢印で示す方向に揺動する。また
上下一組の揺動押圧体18は、連結杆19で連結されて
いる。
【0015】上記キャビ型2には、一対の押出し用シリ
ンダ20が上下に配して固設されており、この両押出し
用シリンダ20のピストンロッドにそれぞれ連結された
押出しピン21の先端が上述の溝13に臨んでいる。ま
た型本体11の背面(図の右面)上部に、係合板22が
上方に突出状態で固着されており、この係合板22は、
成形用金型のキャビ型Bの凹部bに係合されている。
【0016】上記構成の装置において、型合わせ後に型
締めを行う動作は、次のような過程を経る。図1ないし
図3に示すように、両型1、2が開き、かつ上下動用油
圧シリンダ14がそのピストンロッドを吸引して両押圧
用油圧シリンダ17及び両揺動押圧体18が下降した状
態において、図示しない移動機構によりキャビ型2が図
2に矢印で示すコア型1の方向に移動される。このとき
図3に示すように、揺動押圧体18の両側の押圧部18
dが、型締め板7、8の対応する係合爪部7a、8aの
下方に位置している。
【0017】このキャビ型2の移動により、やがて図5
に示すように、キャビ型2の合わせ面12がコア型1の
合わせ面4に型合わせされる。このとき両合わせ面4、
12の各々の溝5、13が合致して円形の樹脂注入通路
23を形成すると共に、上下の揺動押圧体18の各々両
側の押圧部18dが係合爪部7a、8aに対し下方に対
向する。
【0018】図5の状態において、上下動用油圧シリン
ダ14が作動して、そのピストンロッドが図6に示すよ
うに突出される。したがって連結ロッド16がガイドレ
ール15に沿って上動することにより、各押圧用油圧シ
リンダ17及びこれのピストンロッド17aに装着され
た揺動押圧体18も上昇される。そして両揺動押圧体1
8の両側の押圧部18dが、対応する係合爪部7a、8
aの凹所内に入り込む。
【0019】続いて図7に示すように、各押圧用油圧シ
リンダ17が作動して、そのピストンロッド17aが突
出される。このピストンロッド17aの先端の受圧部1
7bに装着された各揺動押圧体18が、同図に矢印で示
すように、右方向に変位されるので、この各揺動押圧体
18の各々の両側の押圧部18aが、係合爪部7a、8
aに当接してこれを右方に押圧する。したがって両側の
型締め板7、8を介して、コア型1及びキャビ型2に、
互いに近接する方向に引き寄せる力が相互に作用して型
締めが行われる。図5及び図6の型閉じ状態において、
金型の熱変形の影響で両合わせ面4、12間の何れの箇
所に隙間が生じていても、その隙間に応じて揺動押圧体
18が受圧部17bに対し揺動して、両型1、2に対
し、それらの間に隙間が生じている箇所のみを互いに引
き寄せるよう作用するので、両合わせ面4、12がほぼ
隙間無く密着される。このとき両方の型1、2の各々の
係合板10、22によって成形用金型A、Bの型締めも
同時に行われる。
【0020】そして両合わせ面4、12の密着により両
方の溝5、13が合致されて成る樹脂供給通路23を介
して樹脂材料が成形金型A、Bの内部の空洞に供給され
て成形が行われる。この成形の終了後は、前述とは逆
に、押圧用油圧シリンダ17のピストンロッド17aが
吸引されて、型締め力が解除された後に、上下動用油圧
シリンダ14がピストンロッド14を吸引するよう作動
して、両押圧用油圧シリンダ17及び揺動押圧体18が
降下され、押圧部18dが係合爪部7a、8aから離脱
する。続いてキャビ型2がコア型1から離間する方向に
移動されて型開きされた後に、押出し用油圧シリンダ2
0が作動して、押出しピン21で溝13に残存する硬化
樹脂を押出して排除する。
【0021】
【発明の効果】請求項1の型締め装置によれば、第1型
に設けた型締め板の係合爪部に、第2型に設けた押圧体
の押圧部を係合させて、両型を互いに引き寄せ合うよう
力を作用させるので、従来装置のような複雑な機構を両
方の型の外部に設けるものと異なり、両方の型自体に装
備できる簡単な構成となる。
【0022】請求項2の型締め装置においては、両合わ
せ面間に上下方向あるいは左右方向に隙間が生じるよう
両型が変形していても、その隙間に応じて押圧体が中央
部分を支点に揺動して、第1型の各部に対し隙間をなく
すよう適切な力が作用するので、隙間を確実に軽減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の型締め装置の一実施例を示すもので
あって一組の型が開いている状態の平面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の右側面図である。
【図4】同上装置の一部の切断平面図である。
【図5】同上装置の型合わせ状態の正面図である。
【図6】同上から押圧部を係合爪部に係合させた状態の
正面図である。
【図7】同上から型締めした状態の正面図である。
【符号の説明】
1 第1型 2 第2型 4 第1型の合わせ面 7 型締め板 8 型締め板 7a 係合爪部 8a 係合爪部 13 第2型の合わせ面 14 上下動用油圧シリンダ(移動手段) 17 押圧用油圧シリンダ(押圧手段) 18 揺動押圧体(押圧体) 18d 押圧部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1型(1)と第2型(2)との各々の
    合わせ面(4)(13)を型合わせした後に、上記両型
    (1)(2)を互いに近接する方向に加圧して、両合わ
    せ面(4)(13)を密着させる型締め装置において、
    係合爪部(7a)(8a)を有する一組の型締め板
    (7)(8)を、上記係合爪部(7a)(8a)を第2
    型(2)の方向に突出させて第1型(1)の両側に固着
    し、第2型(2)に、上記係合爪部(7a)(8a)に
    係合する押圧部(18d)が両側から突設され中央部分
    を支点として保持された押圧体(18)と、第1型
    (1)と第2型(2)の各合わせ面(4)(13)が型
    合わせされた時に上記押圧部(18d)が上記係合爪部
    (7a)(8a)に係合するよう上記押圧体(18)を
    移動させる移動手段(14)と、押圧部(18d)で上
    記係合爪部(7a)(8a)を押圧して第1型(1)と
    第2型(2)とを相互に近接する方向に上記押圧体(1
    8)を加圧する押圧手段(17)とを備えたことを特徴
    とする型締め装置。
  2. 【請求項2】 上記押圧体(18)が、中央部分を支点
    として揺動自在に保持されたことを特徴とする請求項1
    の型締め装置。
JP35514493A 1993-12-29 1993-12-29 型締め装置 Pending JPH07195374A (ja)

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JP35514493A JPH07195374A (ja) 1993-12-29 1993-12-29 型締め装置

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JP35514493A JPH07195374A (ja) 1993-12-29 1993-12-29 型締め装置

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JP35514493A Pending JPH07195374A (ja) 1993-12-29 1993-12-29 型締め装置

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