JP6888422B2 - 射出成形装置 - Google Patents

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本発明は、射出成形装置に関するものである。
一対の金型の中心線からオフセットした位置に配置された射出装置のノズルが、L字状又は円弧状に形成された射出成形装置において、金型に設けられた突出部を引っ張ることによって生じた反力により、ノズルの他端を金型のランナの入口に押圧するチャック装置を備えたものが知られている(特許文献1)。
特許第5253078号公報
しかしながら、ノズルが長尺になると、ノズルを成形型に接近させた場合にノズルの先端が振動し、ランナの入口に対して芯ずれが発生する。このため、ノズルを確実にランナの入口に押し当てることが困難になるという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、ノズルを確実にランナの入口に押し当てることができる射出成形装置を提供することである。
本発明は、駆動部により閉状態と開状態とに駆動可能とされた第1チャックをノズルの先端部に固定し、閉状態の第1チャックが通過可能な対向面と、前記対向面を通過した第1チャックを開状態に駆動して係合する第1係合部とを有する第2チャックをランナの入口を跨ぐように成形型に対して固定することによって上記課題を解決する。
本発明によれば、型締めされた成形型のランナの入口にノズルを接近させ、第1チャックを閉状態にして第2チャックの対向面を通過させたのち、第1チャックを開状態にして第1係合部に係合させる。この第1チャックを閉状態にして第2チャックの対向面を通過させるときに、ノズルの調芯が行われる。また、そのあとの開状態への駆動により生じた反力によってノズルの先端をランナの入口に押圧することができる。
本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の全体を示す正面図(射出機が原位置)である。 本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の全体を示す正面図(射出機が射出位置)である。 射出機に長尺ノズルを装着した場合の課題を説明するための射出成形装置の部分的な正面図である。 本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の第1チャック及び第2チャックを示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の第1チャック及び第2チャックが係合する前の状態を示す側面図である。 本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の第1チャック及び第2チャックが係合した状態を示す正面図である。 本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の第1チャック及び第2チャックが係合した状態を示す側面図である。 本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の第1チャックのリンクに作用する力を説明するための正面図である。 本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の第1チャック及び第2チャックの動作を示す正面図(その1)である。 本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の第1チャック及び第2チャックの動作を示す正面図(その2)である。 本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の第1チャック及び第2チャックの動作を示す正面図(その3)である。 本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の第1チャック及び第2チャックの動作を示す正面図(その4)である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1Aは、本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の全体を示す正面図であって射出機が原位置である状態を示し、図1Bは、同じく射出機が射出位置にある状態を示す正面図である。本実施形態の射出成形装置1は、一対のプラテン11,12と、一対の成形型13,14と、射出機15とが、架台16とを備え、一対のプラテン11,12と射出機15とが架台16上に搭載されている。
一対のプラテン11,12は、固定プラテン(固定盤)11と、可動プラテン(可動盤)12と、これらプラテン11,12を進退移動可能に保持するガイド17とを含み、固定プラテン11と可動プラテン12とが、ガイド17に沿って、図1Aに示す型開き位置と、図1Bに示す型締め位置とに、型締め装置(油圧又は空圧による加圧機,図示省略)により移動可能とされている。また、射出機15は、架台16上において、そのシリンダの軸が、一対の成形型13,14の中心線と並行し且つオフセットした位置に配置されている。そして、図示しない駆動装置により、図1Aに示す待機位置と図1Bに示す射出位置とに移動可能とされている。
なお、一対のプラテン11,12は、図示するように一方を固定プラテン11、他方を可動プラテン12とするほか、両方を可動プラテンで構成し、相対的移動によって型開き位置と型締め位置とに移動可能にしてもよい。また、本実施形態の射出機15は、多点ゲート方式(成形型に複数のゲートを設けて複数の射出機により溶融樹脂を同時に射出する方式)に適用するために、一対の成形型13,14の中心線と並行し且つオフセットした位置に配置されているが、本発明において、射出ゲート数は何ら限定されず、単点ゲート方式であってもよい。また射出機15は、一対の成形型13,14の中心線上に配置してもよい。
一対の成形型13,14のうち固定成形型13は固定プラテン11に固定され、可動成形型14は可動プラテン12に固定されている。可動プラテン12が図1Aに示す型開き位置から図1Bに示す型締め位置に移動すると、これにともなって可動成形型14が固定成形型13に接近して型締めされる。型締めされたのち溶融樹脂が射出されている間は、型締め装置による加圧力によって一対の成形型13,14に型締め力が作用し、射出圧によりキャビティからの溶融樹脂の漏洩が防止される。
固定成形型13と可動成形型14のそれぞれは、その合わせ面がパーティング面とされており、両方のパーティング面で一つのパーティングラインが構成される。詳細な図示は省略するが、固定成形型13と可動成形型14のそれぞれには、凹状又は平面状の成形面が形成され、一対の成形型13,14が型締めされると、その内部に成形面により構成されたキャビティが形成される。このキャビティが製品の外形形状に対応する。
また、型締めされた状態の一対の成形型13,14の内部に形成されるキャビティに溶融樹脂を射出するためのランナ19が一対の成形型13,14の外周面の所定位置に形成されている。図3Aにランナ19の入口191を含むその一部を示す。ランナ19は、一端が溶融樹脂の入口(ゲート)191となり、他端がキャビティへの溶融樹脂の出口となる。本実施形態の射出成形装置1においては、例えばパーティングラインの所定位置に一又は複数のランナ19が形成され、ランナ19の数に応じた射出機が、図1A及び図1Bに示すように本実施形態の射出成形装置1に設けられている。なお、図1Aに示す射出成形装置1においては、型締め方向とランナ19の軸方向が同じ方向でないため、成形製品を脱型する際の容易性からパーティングラインの所定位置にランナ19を設けているが、本発明においてはランナ19の設定位置はパーティングライン上に何ら限定されるものではない。
射出機15は、インライン方式(可塑化ユニットと射出ユニットが同じユニットの形式であり、溶融樹脂はスクリューにより押し出される)又はプランジャ方式(可塑化ユニットと射出ユニットが別ユニットとされた形式であり、射出機15の内部で溶融された溶融樹脂はプランジャにより押し出される)のいずれのものであってもよい。本実施形態の射出機15は、ベース部151と、シリンダ152とを備え、インライン方式であればシリンダ152の内部にスクリューシャフトが設けられ、プランジャ方式であればシリンダ152に内部にプランジャが設けられている。いずれの方式であっても、シリンダ152の先端には、L字状又は略L字状のノズル18が設けられている。なお、本発明においてノズルの形状は何ら限定されず、L字状や湾曲状のほか、射出機15を一対の成形型13,14の中心線上に配置する場合に適用されるように、直線のノズルであってもよい。
さて、自動車用バンパや自動車用インストルメントパネルのような大型成形製品を射出成型するための射出成形装置1は、成形型13,14自体が大きく、多点ゲート方式によるものが少なくない。したがって、複数の射出機15を成形型13,14の周囲にレイアウトすると、その一つが図1Aに示すように成形型13,14の中心線からオフセットした位置にならざるを得ず、ノズル18は、L字状で、しかも必然的にその長さLが数m程度の長尺なものとなる。こうした場合に、ノズル18は射出機15のシリンダ152の先端に片持ち支持されているだけであるため、図1Aから図1Bのように射出機15を移動すると、ランナ19の入口191に近づくに従ってノズル18の先端が左右方向に振動する。ノズル18の長さLが長いほどこの振動の振幅は大きくなる。
先端が振動したままランナ19の入口191に接触させれば、当該接触によって振動は治まるが、ノズル18の先端とランナ19の入口191との芯ずれが生じたり、ノズル18の先端が摩耗したりする。また、背景技術の項に記載した特許文献1(特許第5253078号公報)のように、ノズル18に熱容量が大きく外形も大きい構造体(同文献のチャック装置50)を装着すると、当該構造物への放熱量が大きくなり、射出機15の溶融エネルギにロスが生じることに加え、外形が大きい構造体であるためにこれとの干渉を避けるためのスペースが必要となる。
このため本実施形態の射出成形装置1においては、ノズル18の先端部に固定され、駆動部21により閉状態と開状態とに駆動可能とされた第1チャック20と、ランナ19の入口191を跨ぐとともに成形型13,14の外周面から突出するように成形型13,14に対して固定され、閉状態の第1チャック20が通過可能な対向面31と、対向面31を通過した第1チャック20を開状態に駆動して係合する第1係合部32とを有する第2チャック30と、をさらに備える。
第1チャック20は、図3A及び図3Bに示すように、ノズル18を挟んで設けられ、ノズル18に固定された支点軸22を中心に同時に回動する二対のX形リンク23,24と、X形リンク23,24の基端側に設けられた駆動部21と、X形リンク23,24の先端側に設けられ、第2チャック30の第1係合部32と係合する第2係合部25と、を含んで構成されている。図3Aに示す支点軸22は、例えばノズル18の側面に溶接したピンからなり、この支点軸22に、X形リンク23を構成する2本の平板直線状リンクの孔を挿入し、回動可能に固定することでX形リンク23が構成されている。他方のX形リンク24も同様である。そして、図3Bに示すように、一方のX形リンク23の基端側(同図において上側)同士はピン26,26で連結され、先端側(同図において下側)同士は第2係合部25,25を構成するピンで連結されている。したがって、一対のX形リンク23,24は一体的に開閉する。なお、駆動部21には、収縮及び伸長する流体圧シリンダなどを用いることができ、一対のX形リンク23,24のそれぞれに設けられている。ただし、駆動部21によるX形リンク23,24の開状態への動作力が十分に大きい場合には、いずれか一方に設けてもよい。
第2チャック30は、ランナ19の入口191を跨ぐとともに成形型13,14の外周面から突出する一対のブロック33,33を含み、当該ブロック33は、対向面31と、対向面31の成形型側に形成された凹状の第1係合部32とを含む。また、対向面31は、ブロック33の外側に設けられた、閉状態の第1チャック20が通過する際の最大外幅より大きい内幅から幅狭になるテーパ面34と、テーパ面34の内側に連続し、閉状態の第1チャック20の最大外幅より大きい内幅を有する平行面35と、を含む。
一対のブロック33,33は、図3Bに示すように、ノズル18の外径と略等しく、第1チャック20のX形リンク23,24の幅よりも小さい厚みを有し、図3Aに示すように、ランナ19の入口191を跨いで成形型13,14の外周面に固定されている。図3Aに示す一対のブロック33,33の離間距離は、対向する平行面35,35の距離が、図5Bに示すように、閉状態の第1チャック20の最大外幅より大きい内幅、好ましくは1〜10mm程度大きい内幅を有するように設定されている。
図3Cに示すように、第1チャック20及び第2チャック30が係合する場合、ブロック33,33の凹状の第1係合部32,32に、X形リンク23,24の先端側同士を連結するピンからなる第2係合部25,25が係合する。この状態において、第1チャック20のX形リンク23,24に作用する力を図4に示す。同図に示すように、X形リンク23,24の基端側に設けられた駆動部21による開状態での駆動力F1が、同図の水平方向に作用する。この駆動力F1が、支点軸22を中心にして第2係合部25,25に下向きの力F2(第2チャック30の第1係合部32からの反力)となり、2つの第2係合部25,25における下向きの力F2の合力F3(=2F2)が支点軸22に作用する。すなわち、ノズル18は、駆動部21の駆動力F1によって生じた力F3の反力により、ランナ19の入口191に押し付けられることになる。
ここで、図4に示すように、駆動部21からX形リンク23,24の基端側への駆動力F1の作用点と、支点軸22との距離をL1、X形リンク23,24の第2係合部25と支点軸22との距離をL2、開状態においてX形リンク23,24の軸と、ノズル18の軸(同図においては鉛直方向)と直角な軸とのなす角度をθとした場合に、支点軸22廻りのモーメントの釣り合いより、F1×L1×cos(90−θ)=F2×L2×cosθが成立し、これをF2について整理すると、F2=F1×L1×tanθ/L2となる。したがって、支点軸22における反力F3(=2F2)、すなわちノズル18に対して必要とされる押圧力については、F3≦2F1×L1×tanθ/L2が成立するように、第1チャック20のX形リンク23,24のL1,L2と、駆動部21の定格駆動力F1と、第2チャック30の凹状の第1係合部32の位置を設定すればよい。
次に、図5A〜図5Dを参照しながら、本実施形態の射出成形装置1の動作を説明する。型開き状態から型閉じ指令があると、固定成形型13と可動成形型14とが閉じられ、パーティングラインの外周側にランナ19の入口191が形成される。これと同時に、一対の成形型13,14の内部にはキャビティが形成され、キャビティ内にランナ19の出口が連通した状態となる。この状態になると、ノズル18の先端がランナ19の入口191に対向する。このようにして型締めが完了すると、所定のタイミングで射出機15が一対の成形型13,14に接近する。この接近した状態を図5Aに示す。この状態においては、第1チャック20の駆動部21は収縮し、X形リンク23,24は閉じた状態とされている。
図5Aに示すように、ノズル18の先端が第2チャック30に接近した状態においては、ノズル18の先端は振動しているが、図5Bに示すように、そのままさらにノズル18をランナ19の入口191に接近させると、第1チャック20の第2係合部25が、ブロック33,33のテーパ面34に接触し、これにより振動が停止するとともに、第1チャック20の第2係合部25が、ブロック33,33の平行面35を通過する際に、ノズル18の軸とランナ19の入口191との調芯(芯出し)が行われる。
続いて、そのままさらにノズル18をランナ19の入口191に接近させると、図5Cに示すようにノズル18の先端がランナ19の入口191に接触するので、ここで射出機15の移動を停止する。この状態では、ノズル18の先端は、ランナ19の入口191に押圧しなくてもよく、軽く接触した状態でよい。そして、図5Dに示すように、第1チャック20の駆動部21を伸長させ、X形リンク23,24を開くことで、第1チャック20の第2係合部25を第2チャック30の凹状の第1係合部32に係合させる。この時、駆動部21による駆動力F2は継続する。上述したとおり、駆動部21による駆動力F2は、X形リンク23,24の支点軸22にF3=2F1×L1×tanθ/L2として作用し、ノズル18にはこの反力としての押圧力が作用する。この下向きの力(F3の反力)によってノズル18がランナ19の入口191に押圧される。
ノズル18のランナ19の入口191に対する押圧が完了したことが検知されると、射出機15のスクリューシャフトが前進し、溶融樹脂がノズル18を介してランナ19の入口191からキャビティ内に射出される。キャビティに溶融樹脂が射出された後、所定の圧力保持時間が経過するまでノズル18はランナ19の入口191に押圧された状態に保持される。キャビティ内の溶融樹脂が冷却固化すると製品が完成するので、所定のタイミングで第1チャック20の駆動部21を収縮させ、X形リンク23,24を閉じた状態にする。これにより、ノズル18のランナ19の入口191に対する押圧状態が解除される。その後、射出機15を一対の成形型13,14から離間させたのち、型開きが行われる。型開きが完了すると、図示しないエジェクタピンが前進して、製品をキャビティから押し出し、次の型閉じ指令を待つ。
以上のとおり、本実施形態の射出成形装置1によれば、型締めされた成形型13,14のランナ19の入口191にノズル18を接近させ、第1チャック20を閉状態にして第2チャック30の対向面であるテーパ面34及び平行面35を通過させたのち、第1チャック20を開状態にして第2係合部25を第2チャック30の第1係合部32に係合させる。この第1チャック20を閉状態にして第2チャック30のテーパ面34を通過する際にノズル18の先端の振動が制止され、さらに平行面35を通過するときに、ノズル18の入口191に対する調芯が行われる。また、そのあとの開状態への駆動により生じた反力によってノズル18の先端をランナ19の入口191に押圧することができる。
また本実施形態の射出成形装置1によれば、ノズル18の先端の振動を制止するのは第1チャック20の第2係合部25と第2チャック30のテーパ面34であるため、ノズル18の先端の摩耗が抑制される。また、第1チャック20の構成は簡素且つ軽量で、しかも閉状態になるため、熱容量が大きいことによる抜熱が少なく、射出機15の溶融エネルギロスも抑制できるし、周囲の構造物との干渉を避けるためのスペースも必要ない。
また本実施形態の射出成形装置1によれば、平板直線状のX形リンク23,24という簡素な構造体により第1チャック20を構成しているため、必要な押圧力に応じて支点軸22の位置を設定すれば、駆動部21を構成する流体圧シリンダなどの機器をより小さいものとすることができる。また、同じ駆動部21を用いたまま、X形リンク23,24の支点軸22の位置を変更すれば、必要とされる押圧力を適宜の値に調整することもでき、設計の自由度がより一層高くなる。
1…射出成形装置
11…固定プラテン
12…可動プラテン
13…固定成形型
14…可動成形型
15…射出機
151…ベース部
152…シリンダ
16…架台
17…ガイド
18…ノズル
19…ランナ
191…ランナの入口
20…第1チャック
21…駆動部
22…支点軸
23,24…X形リンク
25…第2係合部(ピン)
26…ピン
30…第2チャック
31…対向面
32…第1係合部
33…ブロック
34…テーパ面
35…平行面

Claims (5)

  1. 型締め及び型開きが可能とされ、所定の位置に設けられたランナの入口が外周面に開口し、前記ランナの出口がキャビティに連通する一対の成形型と、
    シリンダの先端から成形材料を射出する射出機と、
    一端が前記シリンダの先端に接続され、他端が前記ランナの入口に圧接され、前記ランナを介して前記成形材料を前記キャビティに射出するノズルと、を備えた射出成形装置において、
    前記ノズルの先端部に固定され、駆動部により閉状態と開状態とに駆動可能とされた第1チャックと、
    前記ランナの入口を跨ぐとともに前記成形型の外周面から突出するように前記成形型に対して固定され、閉状態の第1チャックが通過可能な対向面と、前記対向面を通過した第1チャックを開状態に駆動して係合する第1係合部とを有する第2チャックと、をさらに備え、
    型締めされた成形型の前記ランナの入口に前記ノズルを接近させ、前記第1チャックを閉状態に駆動して前記対向面を通過させたのち、第1チャックを開状態に駆動して第1係合部に係合させ、当該開状態への駆動により生じた反力によって前記ノズルの先端を前記ランナの入口に押圧する射出成形装置。
  2. 前記第1チャックは、
    前記ノズルを挟んで設けられ、前記ノズルに固定された支点軸を中心に同時に回動する二対のリンクと、
    前記リンクの基端側に設けられた駆動部と、
    前記リンクの先端側に設けられ、前記第1係合部と係合する第2係合部と、を含み、
    前記第2チャックは、
    前記ランナの入口を跨ぐとともに前記成形型の外周面から突出するブロックを含み、
    前記ブロックは、前記対向面と、前記対向面を通過して開状態に駆動した第1チャックの前記第2係合部と係合する凹状の第1係合部とを含む請求項1に記載の射出成形装置。
  3. 前記対向面は、
    前記ブロックの外側に設けられた、閉状態の第1チャックが通過する際の最大外幅より大きい内幅から幅狭になるテーパ面と、
    前記テーパ面の内側に連続し、閉状態の第1チャックの最大外幅より大きい内幅を有する平行面と、を含む請求項2に記載の射出成形装置。
  4. 前記リンクがX形リンクからなり、
    前記リンクの基端側に設けられた駆動部による前記開状態での駆動力をF1、
    前記駆動力F1により生じた前記支点軸における反力をF3、
    前記駆動部から前記リンクの基端側への駆動力F1の作用点と前記支点軸との距離をL1、
    前記リンクの第2係合部と前記支点軸との距離をL2、
    開状態において前記リンクの軸と、前記ノズルの軸と直角な軸とのなす角度をθとした場合に、
    前記ノズルの先端を前記ランナの入口に押圧するために必要とされる最小反力F3に対し、F3≦2F1×L1×tanθ/L2が成立する第1チャック及び第2チャックを備える請求項2又は3に記載の射出成形装置。
  5. 前記射出機は、前記シリンダの軸が前記成形型の中心線と並行し且つオフセットした位置に配置され、前記軸と直角方向に進退移動可能とされ、
    前記ノズルは、前記シリンダの軸方向とは異なる方向に屈折又は屈曲し、先端が前記ランナの入口に指向している請求項1〜4のいずれか一項に記載の射出成形装置。
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