JP7083950B2 - 成形サイクルの運転方法 - Google Patents

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本発明は、金型を搬送する金型交換台を備えた射出成形機からなり、複数個の金型が交換可能に型盤に搬送されて射出成形が実施できるようになっている射出成形機システムにおける成形サイクルの運転方法に関するものである。
固定金型と可動金型とからなる一対の金型であって、型盤からアンクランプされるとき自己ロック機構により型閉じが維持されるようになっている金型は、特許文献1により提案され、広く利用されている。このような自己ロック機構を備えた金型は射出成形機の型盤にクランプされ、型締めされて溶融樹脂が射出される。そして型閉じを維持した状態でアンクランプされて、型盤の外に搬送されて冷却される。冷却後に金型は再び型盤に搬送されてクランプされ、型開きして成形品が突出しされる。このような金型を使用すると、1台の射出成形機に対して複数個の金型を交換しながら射出成形することができ、冷却に時間を要する成形品であっても効率よく成形することができる。
特開平06-114874号公報 特許第6419930号公報
特許文献2には、金型交換台を備え、複数個の金型を交換しながら並行して成形サイクルを実施するようになっている射出成形機が記載されている。この射出成形機50は、図9の(A)、(B)において示されているように、型締装置51と射出装置52とからなる射出成形機本体54と、型締装置51の型盤55の左右に設けられている一対の金型搬送装置56A、56Bとから構成されている。一対の金型搬送装置56A、56Bは、射出成形機本体54に対してこれと直交するように配置され、これらの上に載置されている金型57A、57Bが型盤55内に搬送されたり外に搬送されるようになっている。これらの金型57A、57Bは自己ロック機構を備えており、型盤55に搬送されて型盤55にクランプされるとロックは解除され、型盤55においてアンクランプされる前にロックされ、型閉状態で型盤55の外に搬送されるようになっている。この射出成形機50においては、次のように成形する。金型57Aが金型搬送装置56Aによって型盤55に搬送される。クランプされて自己ロック機構が解除される。型締めされて射出装置52から樹脂が射出される射出工程が実施される。保圧工程の完了後、金型57Aは自己ロック機構によりロックされ、型盤55からアンクランプされる。金型搬送装置56Aによって型盤55の外に搬送され、そこで冷却される。次に型盤搬送装置56Bによって金型57Bが型盤55に搬送される。クランプされ自己ロック機構が解除される。型締めされて射出装置52から樹脂を射出する射出工程と保圧工程とを実施する。金型57Bは自己ロック機構によりロックされ、型盤55からアンクランプされる。金型搬送装置56Bによって型盤55の外に搬送され、そこで冷却される。冷却された金型57Aが金型搬送装置56Aによって型盤55に搬送され、クランプされて自己ロック機構が解除される。型開きされて成形品が突き出される。次いで型締めして射出工程、保圧工程を実施する。前回と同様に自己ロック機構によりロックされアンクランプされる。型盤55の外に搬送され冷却される。冷却された金型57Bは同様にして金型搬送装置56Bによって型盤55に搬送され、成形品が突き出され、射出工程、保圧工程が実施され、その後型盤55の外に搬送されて冷却される。以下同様にして成形が繰り返される。このようにして1台の射出成形機50によって効率的に成形品を成形できることになる。
特許文献1に記載の射出成形機50は、2個の金型57A、75Bだけでなく、それ以上の個数の金型を使用して並行して射出成形することもできる。複数個の金型を使用して成形するので、冷却に時間を要する成形品であっても効率よく成形することができ優れている。しかしながら解決すべき課題も見受けられる。具体的には、複数個の金型を使用する場合には、射出成形機50が占有するエリアが広くなるという問題がある。図9の(C)には、3個の金型57A、57B、57Cを使用して並行して射出成形できる射出成形機50’が示されている。この射出成形機50’において、例えば金型57Cを図9の(D)に示されているように型盤55にクランプするには、2個の金型57A、57Bを金型搬送装置56A’に移動しなければならない。そうすると、少なくとも金型搬送装置56A’は、金型2個分を載置するために必要な長さに形成する必要がある。同様にして金型57Aを型盤55にクランプするには、金型搬送装置56B’も金型2個分を載置できるよう長く形成する必要がある。そうすると、金型の個数が増えるに従って、金型搬送装置56A’、56B’を長く形成する必要が生じ、必然的に射出成形機50’が占有するエリアが広くなってしまう。
本発明は、複数個の金型を使用して並行して射出成形機を実施する射出成形機システムでありながら、射出成形機システムが占有するエリアが過大にならず、比較的小さなエリアで効率よく複数個の成形品を成形することができる、射出成形機システムを提供し、これによって実施する成形サイクルの運転方法を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、複数台の射出成形機と金型交換台車とからなる射出成形機システムにおいて実施する成形サイクルの運転方法として構成する。複数台の射出成形機は、それぞれ型締装置と射出装置からなる横型の射出成形機本体と、金型搬送装置とから構成する。金型搬送装置は型締装置の型盤に設けられるようにし、型閉状態を維持する自己ロック機構を備えた金型をスライドして型盤に搬送したり、型盤から搬出するようにする。複数台の射出成形機は、それぞれの金型搬送装置が金型交換台車に接続されるように配置する。そして複数台の射出成形機のそれぞれの金型搬送装置と、金型交換台車の間で金型が搬送されるようにする。つまり複数個の金型が複数台の射出成形機と金型交換台車の間で交換・搬送されながら成形サイクルが実施されるように構成する。そして本発明の成形サイクルの運転方法は、複数個の金型のうち少なくとも1個の金型を、所定の射出成形機の型締装置にクランプし、射出・保圧した後に、ロック状態にして型締装置からアンクランプして搬送し、他の射出成形機の型締装置にクランプして型開し、成形品を取り出すようにする。
かくして請求項1に記載の発明は、複数台の射出成形機と1台の金型交換台車とからなる射出成形機システムにおいて実施する成形サイクルの運転方法であって、前記複数台の射出成形機は、それぞれ型締装置と射出装置とからなる横型の射出成形機本体と、前記型締装置の型盤に設けられている金型搬送装置とから構成され、型閉状態を維持する自己ロック機構を備えた金型が前記金型搬送装置から前記型盤に搬送されてクランプされ、アンクランプされて前記型盤から前記金型搬送装置に搬出されるようになっており、前記金型交換台車は、その上に載置される金型が搬送されるようになっており、前記射出成形機システムは、前記複数台の射出成形機のそれぞれの前記金型搬送装置が前記金型交換台車に接続されており、複数個の金型が前記複数台の射出成形機と前記金型交換台車との間で交換・搬送されるようになっており、前記成形サイクルの運転方法は、前記複数個の金型のうち少なくとも1個の金型を、所定の前記射出成形機の前記型締装置にクランプし、射出・保圧した後に、ロック状態にして前記型締装置からアンクランプして搬送し、他の前記射出成形機の前記型締装置にクランプして型開し、成形品を取り出すようにする、成形サイクルの運転方法として構成される
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の成形サイクルの運転方法であって、前記射出成形機システムにおいて成形サイクルが実施される金型の個数は、前記射出成形機の台数より多くなっていることを特徴とする成形サイクルの運転方法として構成される。
以上のように本発明は、複数台の射出成形機と、1台の金型交換台車とからなる射出成形機システムにおいて実施する成形サイクルの運転方法として構成される。複数台の射出成形機は、それぞれ型締装置と射出装置とからなる横型の射出成形機本体と、型締装置の型盤に設けられている金型搬送装置とから構成され、型閉状態を維持する自己ロック機構を備えた金型が金型搬送装置から型盤に搬送されてクランプされ、アンクランプされて型盤から金型搬送装置に搬出されるようになっている。つまりそれぞれの射出成形機は、複数個の金型を交換しながら型盤に搬送して射出成形ができるようになっている。そして本発明によると金型交換台車は、その上に載置される金型が搬送されるようになっている。そして射出成形機システムは、複数台の射出成形機のそれぞれの金型搬送装置が金型交換台車に接続されており、複数個の金型が複数台の射出成形機と金型交換台車との間で交換・搬送されながら成形サイクルが実施されるようになっている。本発明の成形サイクルの運転方法は、複数個の金型のうち少なくとも1個の金型を、所定の射出成形機の前記型締装置にクランプし、射出・保圧した後に、ロック状態にして型締装置からアンクランプして搬送し、他の射出成形機の型締装置にクランプして型開し、成形品を取り出すようにする。従って、金型は金型交換台車に複数個をプールすることができ、そのような金型を複数台の射出成形機の金型搬送装置に搬送しながら成形サイクルすることができる。金型交換台車に複数個の金型をプールできるので、それぞれの射出成形機に設ける金型搬送装置を短くしても、多数の金型を交換して射出成形することができる。つまり多数の金型を使用して射出成形ができるにも拘わらず、射出成形機システムが設置されるスペースは小さくて済む。他の発明によると射出成形機システムにおいて成形サイクルが実施される金型の個数は、射出成形機の台数より多くなっている。これによって多品種少量生産を効率よく実施することができる。
本発明の実施の形態に係る射出成形機システム示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る射出成形機システムによって複数個の金型を使用して射出成形をする第1の方法を模式的に示す図であり、その(A)~(I)は、各工程における射出成形機システムの上面図である。 本発明の実施の形態に係る射出成形機システムによって複数個の金型を使用して射出成形をする第1の方法を模式的に示す図であり、その(A)~(G)は、各工程における射出成形機システムの上面図である。 本発明の実施の形態に係る射出成形機システムによって複数個の金型を使用して射出成形をする第2の方法を模式的に示す図であり、その(A)~(I)は、各工程における射出成形機システムの上面図である。 本発明の実施の形態に係る射出成形機システムによって複数個の金型を使用して射出成形をする第2の方法を模式的に示す図であり、その(A)~(I)は、各工程における射出成形機システムの上面図である。 本発明の実施の形態に係る射出成形機システムによって複数個の金型を使用して射出成形をする第2の方法を模式的に示す図であり、その(A)、(B)は、各工程における射出成形機システムの上面図である。 その(A)、(B)はそれぞれ、本発明の他の異なる実施の形態に係る射出成形機システムを示す上面図である。 本発明の他の実施の形態に係る射出成形機システムを示す上面図である。 従来例を示す図で、その(A)は従来の金型搬送装置を備えた射出成形機の上面図、その(B)~(D)はそれぞれ従来の金型搬送装置を備えた射出成形機を簡略して示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る射出成形機システム10は、図1に示されているように、第1、2の射出成形機A、Bと、これら第1、2の射出成形機A、Bの間に設けられている金型交換台車13とから構成されている。第1、2の射出成形機A、Bの2台は同様に構成されており、射出装置14A、14Bと型締装置15A、15Bとからなる射出成形機本体17A、17Bと、射出成形機本体17A、17Bの左右に設けられている一対の金型搬送装置18A、18A、18B、18Bと、から構成されている。
金型搬送装置18A、18B、…について詳しく説明すると、これらは型締装置15A、15Bと関連して設けられている。型締装置15A、15Bには固定盤20A、20Bと可動盤21A、21Bとからなる型盤22A、22Bが設けられているが、金型搬送装置18A、18B、…は、これらの型盤22A、22Bと連続するように設けられている。図1において、金型搬送装置18A、18B、…には、複数個の金型1、2、…が載置されているが、金型搬送装置18A、18B、…には、これらの金型1、2、…を搬送するスライド機構が設けられている。また型盤22A、22Bにも金型搬送装置18A、18B、…と連続してスライド機構が設けられている。従って、型盤22A、22Bを所定の型開量で型開きした状態で、スライド機構を駆動すると、金型搬送装置18A、18B、…に載置されている金型1、2、…を型盤22A、22Bに搬送したり、型盤22A、22Bから搬出することができるようになっている。これらの金型1、2、…には自己ロック機構が設けられ、型盤22A、22Bからアンクランプされた状態においても型閉状態を維持することができるようになっている。なお、本実施の形態においては、それぞれの金型搬送装置18A、18B、…は、比較的短く形成されており、同時に載置できる金型1、2、…の個数は1個に制限されている。
金型交換台車13は、その上に載置される金型1、2、…を搬送するスライド機構を備えている。後で金型1、2、…の動きを説明するが、金型交換台車13の上には複数個の金型1、2、…がプールされるようになっており、これら金型1、2、…が独立して搬送されるようになっている。本実施の形態においては金型交換台車13上に同時に載置できる金型1、2、…の個数は3個になっている。
本実施の形態に係る射出成形機システム10は、金型交換台車13を左右から挟むように第1、2の射出成形機A、Bが配置されている。そして第1の射出成形機Aの右側の金型搬送装置18Aと、第2の射出成形機Bの左側の金型搬送装置18Bとが金型交換台車13の中央に接続され、金型搬送装置18A、18B、…が一直線上に配置されている。
射出成形機システム10を構成している第1、2の射出成形機A、Bは、そもそも単独で使用しても、それぞれ2個の金型を使用して効率よく成形品を成形できる射出成形機になっている。第1の射出成形機Aで説明すると、所定の金型を型盤22Aに搬送しこれをクランプして自己ロック機構を解除する。型締めして射出装置14Aから溶融樹脂を射出し保圧する。保圧後、この金型を自己ロック機構によりロックし型盤22Aからアンクランプし、型盤22Aから搬出して冷却させる。他の金型を型盤22Aに搬送しこれをクランプして自己ロック機構を解除する。型締めして射出装置14Aから溶融樹脂を射出し保圧する。保圧後、この他の金型を自己ロック機構によりロックし型盤22Aからアンクランプし、搬出して冷却させる。最初の金型について型盤22Aに搬送しこれをクランプして自己ロック機構を解除する。型開きして成形品を突き出し、型締して射出し、保圧する。以下同様にして成形を繰り返すと、2個の金型によって効率よく成形品を成形できる。つまり第1、2の射出成形機A、Bはそれぞれ単独で使用しても合計で4個の金型によって成形品を成形できる。本実施の形態に係る射出成形機システム10は、金型交換台車13を効率よく使用することによって、合計で6個の金型1、2、…を使用して効率よく成形品を成形できる。6個の金型1、2、…を使用して射出成形する第1の方法を説明する。
図2の(A)に示されているように、第1の射出成形機Aに金型1、2、3が、第2の射出成形機Bに金型4、5、6が載置された状態から説明する。第1の射出成形機Aにおいて型盤22Aには金型2が、第2の射出成形機Bにおいて型盤22Bには金型5が位置している。これらの金型2、5をクランプしてロックを解除し、型開きして既に成形され冷却されている成形品を突き出す。次いで金型2、5を型締めして溶融樹脂を射出・保圧する。保圧後、自己ロック機構により金型2、5をロックし型盤22A、22Bからアンロックする。以後、金型1、2、…が第1、2の射出成形機A、Bの型盤22A、22B内に搬送されるたびに、同様の一連の工程を実施する。すなわち、金型1、2、…をアンロックして型盤22A、22Bにクランプし、型開きして成形済みの成形品を突き出す。次いで型締めして射出・保圧し、ロックしてアンクランプする。しかしながら以下、これらの一連の工程は金型1、2、…が型盤22A、22Bに搬送される毎に必ず実施されるものであるので説明を省略する。図2の(A)において楕円で囲まれている金型1、2、3について右に搬送し、図2の(B)に示されているようにする。すなわち金型1は型盤22Aに、金型3は金型交換台車13にそれぞれ搬送される。次に円で囲まれた金型3を金型交換台車13上で搬送すると図2の(C)に示されているようになる。このように、円または楕円で囲まれている金型1、2、…が次に搬送される金型であり、スライド方向は矢印で示されている。図2の(C)に示されている金型2を第1の射出成形機Aから金型交換台車13に搬送し、図2の(D)に示されているようにする。金型2を金型交換台車13上で搬送して図2の(E)に示されているようにする。金型1、4、5、6を搬送し、図2の(F)に示されているようにする。金型4が型盤22Aに、金型6が型盤22Bにそれぞれ搬送される。金型3を金型交換台車13上で搬送し、図2の(G)で示されているようにする。金型1、4、5、3、6を搬送し、図2の(H)で示されているようにする。金型1が型盤22Aに、金型3は型盤22Bにそれぞれ搬送される。金型2、4について金型交換台車13上で搬送し、図2の(I)で示されているようにする。金型2、5、3、6を搬送し、図3の(A)に示されているようにする。金型6が型盤22Bに搬送される。金型1、2については左方向に搬送し、金型5については金型交換台車13上で搬送すると、図3の(B)に示されているようになる。金型2が型盤22Aに搬送される。金型3について、第1の射出成形機Bから第1の射出成形機Aに搬送すると図3の(C)に示されているようになる。金型5について金型交換台車13上で搬送し、図3の(D)に示されているようにする。金型5、6を搬送し、図3の(E)に示されているようにする。金型5が型盤22Bに搬送される。金型4を金型交換台車13上で搬送し、図3の(F)に示されているようにする。金型1、2、3、4を搬送し、図3の(G)で示されているようにする。金型1が型盤22Aに搬送される。図3の(G)に示されている金型1、2、…の配置は、図2の(B)に示されている金型1、2、…の配置と同じである。以下、図2の(C)等と同様にして金型1、2、…を搬送する。
このように、6個の金型1、2、…を使用して射出成形する第1の方法では、金型1、2、4は第1の射出成形機Aによって、そして金型3、5、6は第2の射出成形機Bによってクランプされ、射出・保圧されることになる。次に6個の金型1、2、…を使用して射出成形する第2の方法について説明する。
図4の(A)に示されているように、第1の射出成形機Aに金型1、2、3が、第2の射出成形機Bに金型4、5、6が載置された状態から説明する。このとき金型2は型盤22Aに、金型5は型盤22Bにそれぞれ位置している。第1の方法と同様に、金型1、2、…が型盤22A、22Bに搬送される毎に、成形品の突き出し、射出・保圧の一連の工程が実施されるが、これらの一連の工程の説明は省略する。金型1、2、3を搬送し、図4の(B)に示されているようにする。金型1が型盤22Aに搬送される。金型3を金型交換台車13上で搬送し、図4の(C)に示されているようにする。金型1、2、4、5、6を搬送し、図4の(D)に示されているようにする。金型2が型盤22Aに、金型6が型盤22Bにそれぞれ搬送される。金型Dを金型交換台車13上で搬送し、図4の(E)に示されているようにする。金型1、2、4、6を搬送して図4の(F)に示されているようにする。金型1が型盤22Aに、金型4が型盤22Bにそれぞれ搬送される。金型3を金型交換台車13上で搬送して図4の(G)に示されているようにする。金型1、3、2、4、6を搬送し、図4の(H)に示されているようにする。金型3が型盤22Aに、金型6が型盤22Bにそれぞれ搬送される。金型4を金型交換台13上で搬送して図4の(I)に示されているようにする。金型1、3、2、6を搬送する。
そうすると図5の(A)に示されているようになり、金型1が型盤22Aに、金型2が型盤22Bにそれぞれ搬送される。金型5を金型交換台車13上で搬送し、図5の(B)に示されているようにする。金型1、5、3、2、6を搬送し、図5の(C)に示されているようにする。金型5が型盤22Aに、金型6が型盤22Bにそれぞれ搬送される。金型2を金型交換台車13上で搬送し、図5の(D)に示されているようにする。金型1、5、3、6を搬送し、図5の(E)に示されているようにする。金型1が型盤22Aに、金型3が型盤22Bにそれぞれ搬送される。金型4を金型交換台車13上で搬送し、図5の(F)に示されているようにする。金型1、4、5、3、6を搬送し、図5の(G)に示されているようにする。金型4が型盤22Aに、金型6が型盤22Bにそれぞれ搬送される。金型3を金型交換台車13上で搬送し、図5の(H)に示されているようにする。金型1、4、5、6を搬送し、図5の(I)に示されているようにする。金型1が型盤22Aに、金型5が型盤22Bにそれぞれ搬送される。金型2を金型交換台車13上で搬送し、図6の(A)に示されているようにする。金型1、2、4、5、6を搬送し、図6の(B)に示されているようにする。金型2が型盤22Aに、金型6が型盤22Bにそれぞれ搬送される。この状態は図4の(D)に示されている金型1、2、…の配置と同じである。以下同様にして金型1、2、…を搬送する。
第2の方法により金型1、2、…を搬送するようにすると、金型1は第1の射出成形機Aにおいてのみ、そして金型6は第2の射出成形機Bにおいてのみ射出成形されることになるが、金型2、3、4、5については第1、2の射出成形機A、Bのいずれでも射出成形されることになる。また、金型1、2、…の配置が同じ配置に戻るまでに、金型1、6は4回、金型2、5は3回、金型3、4は2回、それぞれ射出成形されることになる。そうすると、金型1、6については比較的冷却時間が短い金型を、金型3、4については比較的冷却時間を要する金型を採用するようにすると全体として効率よく成形することができる。
本実施の形態に係る射出成形機システム10は、占有スペースが比較的小さくて済むシステムでありながら、多くの金型を使用して射出成形できることになる。本実施の形態に係る射出成形機システム10は色々な変形が可能である。例えば、第1、2の射出成形機A、Bについて、図7の(A)に示されているように違いに反対向きに配置することもできる。あるいは、金型搬送装置13’’を変形して4個の金型をプールできるようにし、図7の(B)に示されているように第1、2の射出成形機A、Bを配置してもよい。さらには、射出成形機A、B、…の台数を3台以上に変形することもできる。図8には本発明の異なる実施の形態に係る射出成形機システム10’’’が示されているが、このシステムにおいては第1~4の射出成形機A、B、C、Dが1台の金型交換台車13’に接続されている。第1~4の射出成形機A、B、C、Dは、それぞれ大きさが異なっている。さらにはそれぞれに設けられている金型搬送装置18A、18B、18C、18Dについても必ずしも型盤22A、22C、…の左右の両方に設けられているとは限らない。このような射出成形機システム10’’’においても、当業者であれば容易に理解されるように、複数個の金型X1、X2、…を金型交換台車13’と射出成形機A、B、…の間で交換し、搬送しながら射出成形することができる。
1、2、3、4、5、6 金型
10 射出成形機システム
A 第1の射出成形機
B 第2の射出成形機
13 金型交換台車
14A、14B 射出装置
15A、15B 型締装置
17A、17B 射出成形機本体
18A、18B 金型搬送装置
22A、22B 型盤

Claims (2)

  1. 複数台の射出成形機と1台の金型交換台車とからなる射出成形機システムにおいて実施する成形サイクルの運転方法であって
    前記複数台の射出成形機は、それぞれ型締装置と射出装置とからなる横型の射出成形機本体と、前記型締装置の型盤に設けられている金型搬送装置とから構成され、型閉状態を維持する自己ロック機構を備えた金型が前記金型搬送装置から前記型盤に搬送されてクランプされ、アンクランプされて前記型盤から前記金型搬送装置に搬出されるようになっており、
    前記金型交換台車は、その上に載置される金型が搬送されるようになっており、
    前記射出成形機システムは、前記複数台の射出成形機のそれぞれの前記金型搬送装置が前記金型交換台車に接続されており、複数個の金型が前記複数台の射出成形機と前記金型交換台車との間で交換・搬送されるようになっており、
    前記成形サイクルの運転方法は、前記複数個の金型のうち少なくとも1個の金型を、所定の前記射出成形機の前記型締装置にクランプし、射出・保圧した後に、ロック状態にして前記型締装置からアンクランプして搬送し、他の前記射出成形機の前記型締装置にクランプして型開し、成形品を取り出すようにする、成形サイクルの運転方法
  2. 請求項1に記載の成形サイクルの運転方法であって、前記射出成形機システムにおいて成形サイクルが実施される金型の個数は、前記射出成形機の台数より多くなっていることを特徴とする成形サイクルの運転方法
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