JP3190283B2 - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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- JP3190283B2 JP3190283B2 JP11467697A JP11467697A JP3190283B2 JP 3190283 B2 JP3190283 B2 JP 3190283B2 JP 11467697 A JP11467697 A JP 11467697A JP 11467697 A JP11467697 A JP 11467697A JP 3190283 B2 JP3190283 B2 JP 3190283B2
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- lens
- white
- light
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/26—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
- B60Q1/2607—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic comprising at least two indicating lamps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のランプを一体
化したコンビネーション構成の灯具に関し、特に複数の
ランプの各レンズ部を一体化したレンズを備える車両用
灯具に関する。
化したコンビネーション構成の灯具に関し、特に複数の
ランプの各レンズ部を一体化したレンズを備える車両用
灯具に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車等の車両用灯具として用いられる
リアコンビネーションランプのように、灯具ボディに複
数の灯室が画成される一方で、前記灯具ボディの前面開
口部に取着されるレンズとして、前記各灯室で構成され
る各ランプのそれぞれのレンズ部を一体化したレンズを
用いた車両用灯具が提案されている。この場合、各ラン
プに対応されるレンズ部は、それぞれの周縁部に沿って
灯具の内側に向けられた接合用脚部が形成されており、
この接合用脚部の外側面を互いに密接させて接合するこ
とにより、前記複数のレンズ部を同一面上で一体化した
レンズが構成されている。
リアコンビネーションランプのように、灯具ボディに複
数の灯室が画成される一方で、前記灯具ボディの前面開
口部に取着されるレンズとして、前記各灯室で構成され
る各ランプのそれぞれのレンズ部を一体化したレンズを
用いた車両用灯具が提案されている。この場合、各ラン
プに対応されるレンズ部は、それぞれの周縁部に沿って
灯具の内側に向けられた接合用脚部が形成されており、
この接合用脚部の外側面を互いに密接させて接合するこ
とにより、前記複数のレンズ部を同一面上で一体化した
レンズが構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の車両
用灯具では、前記したように一体化されたレンズを灯具
ボディの前面開口部に取着したときには、前記灯具ボデ
ィに画成された各灯室の境界部にそれぞれ一体化された
前記各レンズ部の接合用脚部が配置されることになる。
このため、点灯時において、一つの灯室で構成されたラ
ンプのバルブで発生された光の一部が、隣接する灯室で
構成されるランプ側に向けて出射されたときに、その境
界部に配置されているレンズの接合用脚部からレンズ内
に入射され、レンズを透過して灯具の外部に出射される
ことがある。この場合、入射された光が隣接するランプ
のレンズ部から出射される状態となると、点灯されてい
ないランプの一部が明るく点灯状態に見えることにな
り、灯具としての信頼性が低下されることになる。ま
た、隣接するレンズ部の色が相違する場合には、点灯さ
れたランプのレンズ色が、隣接するランプのレンズに混
入されることになり、点灯時の灯具の見栄えがさらに低
下されることになる。
用灯具では、前記したように一体化されたレンズを灯具
ボディの前面開口部に取着したときには、前記灯具ボデ
ィに画成された各灯室の境界部にそれぞれ一体化された
前記各レンズ部の接合用脚部が配置されることになる。
このため、点灯時において、一つの灯室で構成されたラ
ンプのバルブで発生された光の一部が、隣接する灯室で
構成されるランプ側に向けて出射されたときに、その境
界部に配置されているレンズの接合用脚部からレンズ内
に入射され、レンズを透過して灯具の外部に出射される
ことがある。この場合、入射された光が隣接するランプ
のレンズ部から出射される状態となると、点灯されてい
ないランプの一部が明るく点灯状態に見えることにな
り、灯具としての信頼性が低下されることになる。ま
た、隣接するレンズ部の色が相違する場合には、点灯さ
れたランプのレンズ色が、隣接するランプのレンズに混
入されることになり、点灯時の灯具の見栄えがさらに低
下されることになる。
【０００４】また、非点灯時において、レンズを通して
各ランプの灯室内部を見たときに前記レンズの接合用脚
部や灯具ボディの内面が露見されるが、特に接合用脚部
はリフレクタとして構成されている灯具ボディの内面と
はその反射率が大きく異なるため、この部分が他の部分
よりも暗く見えることになり、これが灯具ボディ内にお
ける凹凸面によって生じる陰の部分と見分けがつかない
外観となり、非点灯時における灯具の外観上の見栄えの
低下の原因となっている。
各ランプの灯室内部を見たときに前記レンズの接合用脚
部や灯具ボディの内面が露見されるが、特に接合用脚部
はリフレクタとして構成されている灯具ボディの内面と
はその反射率が大きく異なるため、この部分が他の部分
よりも暗く見えることになり、これが灯具ボディ内にお
ける凹凸面によって生じる陰の部分と見分けがつかない
外観となり、非点灯時における灯具の外観上の見栄えの
低下の原因となっている。
【０００５】本発明の目的は、点灯時および非点灯時に
おける灯具の外観上の見栄えを改善した車両用灯具を提
供することにある。
おける灯具の外観上の見栄えを改善した車両用灯具を提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のランプ
が並設され、かつ光源からの光を反射するリフレクタを
備える灯具ボディと、前記灯具ボディの前面開口部に取
着されて前記各ランプのレンズ部が一体化されたレンズ
とを備える車両用灯具において、前記各レンズ部の境界
部には各レンズ部を一体化するための接合用脚部が前記
灯具ボディに向けて突出されており、前記リフレクタに
は、前記接合用脚部の内側端部に対向配置されて光反射
の可能な対向面部が設けられ、前記灯具ボディの一部に
は前記隣接するランプ部の境界部に沿ってシェードが設
けられ、前記シェードの先端部は白色ランプの白色レン
ズ部と、白色とは異なる色のランプの当該異なる色のレ
ンズ部との境界部においては、前記異なる色のレンズ部
の接合用脚部の内側面に沿う位置まで延長配置されてい
ることを特徴とする。この対向面部により接合用脚部に
おける灯具の見栄えを向上し、かつ接合用脚部を含めた
レンズ面の利用効率を高めることが可能となる。また、
前記シェードにより、白色ランプでの明るい照明を可能
とする一方で、異なる色のランプ点灯時の白色ランプの
疑似点灯状態を解消する。
が並設され、かつ光源からの光を反射するリフレクタを
備える灯具ボディと、前記灯具ボディの前面開口部に取
着されて前記各ランプのレンズ部が一体化されたレンズ
とを備える車両用灯具において、前記各レンズ部の境界
部には各レンズ部を一体化するための接合用脚部が前記
灯具ボディに向けて突出されており、前記リフレクタに
は、前記接合用脚部の内側端部に対向配置されて光反射
の可能な対向面部が設けられ、前記灯具ボディの一部に
は前記隣接するランプ部の境界部に沿ってシェードが設
けられ、前記シェードの先端部は白色ランプの白色レン
ズ部と、白色とは異なる色のランプの当該異なる色のレ
ンズ部との境界部においては、前記異なる色のレンズ部
の接合用脚部の内側面に沿う位置まで延長配置されてい
ることを特徴とする。この対向面部により接合用脚部に
おける灯具の見栄えを向上し、かつ接合用脚部を含めた
レンズ面の利用効率を高めることが可能となる。また、
前記シェードにより、白色ランプでの明るい照明を可能
とする一方で、異なる色のランプ点灯時の白色ランプの
疑似点灯状態を解消する。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図１は本発明を自動車のリアコンビ
ネーションランプに適用した実施形態の正面図、図２は
そのＡＡ線断面図、図３はＢＢ線断面図である。このリ
アコンビネーションランプＲＣＬは上下に三段構成とさ
れ、上段にテール＆ストップランプＴ＆ＳＬ、中段にバ
ックアップランプＢＵＬ、下段にターンシグナルランプ
ＴＵＬがそれぞれ構成されている。灯具ボディ１は樹脂
成形によって形成されており、その内部には、内部を上
中下の３つの領域に分割して前記テール＆ストップラン
プＴ＆ＳＬ、バックアップランプＢＵＬ、およびターン
シグナルランプＴＵＬのそれぞれの灯室を画成するため
のシェード１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃが形成されている。
さらに、前記灯具ボディ１の前面開口部１２には、その
周縁に沿ってシール溝１３が形成されている。そして、
この前面開口部１２には、内面に所要のレンズステップ
が形成されたレンズ２が装着され、このレンズ２の周縁
部に設けられたシール用脚部２１が前記シール溝１３内
に充填されたシール剤１４によって封止されている。ま
た、前記灯具ボディ１の背面には、前記各ランプの灯室
に臨んで設けられたバルブ取付穴に取着されるバルブソ
ケットによりバルブ３Ａ，３Ｂ，３Ｃが各灯室内に内装
配置される。なお、バルブ３Ａ，３Ｂのバルブソケット
４Ａ，４Ｂのみが図示されている。
参照して説明する。図１は本発明を自動車のリアコンビ
ネーションランプに適用した実施形態の正面図、図２は
そのＡＡ線断面図、図３はＢＢ線断面図である。このリ
アコンビネーションランプＲＣＬは上下に三段構成とさ
れ、上段にテール＆ストップランプＴ＆ＳＬ、中段にバ
ックアップランプＢＵＬ、下段にターンシグナルランプ
ＴＵＬがそれぞれ構成されている。灯具ボディ１は樹脂
成形によって形成されており、その内部には、内部を上
中下の３つの領域に分割して前記テール＆ストップラン
プＴ＆ＳＬ、バックアップランプＢＵＬ、およびターン
シグナルランプＴＵＬのそれぞれの灯室を画成するため
のシェード１１Ａ，１１Ｂ，１１Ｃが形成されている。
さらに、前記灯具ボディ１の前面開口部１２には、その
周縁に沿ってシール溝１３が形成されている。そして、
この前面開口部１２には、内面に所要のレンズステップ
が形成されたレンズ２が装着され、このレンズ２の周縁
部に設けられたシール用脚部２１が前記シール溝１３内
に充填されたシール剤１４によって封止されている。ま
た、前記灯具ボディ１の背面には、前記各ランプの灯室
に臨んで設けられたバルブ取付穴に取着されるバルブソ
ケットによりバルブ３Ａ，３Ｂ，３Ｃが各灯室内に内装
配置される。なお、バルブ３Ａ，３Ｂのバルブソケット
４Ａ，４Ｂのみが図示されている。
【０００８】ここで、前記灯具ボディ１の内面はアルミ
ニウム等が蒸着されて光反射面として形成されている
が、前記テール＆ストップランプＴ＆ＳＬとバックアッ
プランプＢＵＬでは、前記灯具ボディ１内にはさらに別
体に形成した放物面形状のリフレクタ５Ａ，５Ｂが内装
されており、各リフレクタ５Ａ，５Ｂによって所要の配
光特性を確保するように構成されている。また、前記テ
ール＆ストップランプＴ＆ＳＬとターンシグナルランプ
ＴＵＬでは、前記レンズ２に近い位置に光拡散用のイン
ナーレンズ６Ａ，６Ｂが各灯室内に固定支持されてい
る。
ニウム等が蒸着されて光反射面として形成されている
が、前記テール＆ストップランプＴ＆ＳＬとバックアッ
プランプＢＵＬでは、前記灯具ボディ１内にはさらに別
体に形成した放物面形状のリフレクタ５Ａ，５Ｂが内装
されており、各リフレクタ５Ａ，５Ｂによって所要の配
光特性を確保するように構成されている。また、前記テ
ール＆ストップランプＴ＆ＳＬとターンシグナルランプ
ＴＵＬでは、前記レンズ２に近い位置に光拡散用のイン
ナーレンズ６Ａ，６Ｂが各灯室内に固定支持されてい
る。
【０００９】前記レンズ２は、前記各ランプに対応して
それぞれ異なる色の３つのレンズ部２Ａ，２Ｂ，２Ｃで
構成されており、テール＆ストップランプＴ＆ＳＬに対
応するレンズ部２Ａは赤色樹脂で、バックアップランプ
ＢＵＬに対応するレンズ部２Ｂは無色（白色）樹脂で、
ターンシグナルランプＴＵＬに対応するレンズ部２Ｃは
アンバー色樹脂でそれぞれ構成されている。そして、各
レンズ部２Ａ，２Ｂ，２Ｃが隣接される領域では、その
境界に沿って灯具の内方に向けて突出された接合用脚部
２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃが一体に形成されており、各レ
ンズ部の各接合用脚部２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃの側面が
互いに密接され、溶着等の手段によってそれぞれ一体的
に接合され、前記したような１枚のレンズ２として構成
されている。
それぞれ異なる色の３つのレンズ部２Ａ，２Ｂ，２Ｃで
構成されており、テール＆ストップランプＴ＆ＳＬに対
応するレンズ部２Ａは赤色樹脂で、バックアップランプ
ＢＵＬに対応するレンズ部２Ｂは無色（白色）樹脂で、
ターンシグナルランプＴＵＬに対応するレンズ部２Ｃは
アンバー色樹脂でそれぞれ構成されている。そして、各
レンズ部２Ａ，２Ｂ，２Ｃが隣接される領域では、その
境界に沿って灯具の内方に向けて突出された接合用脚部
２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃが一体に形成されており、各レ
ンズ部の各接合用脚部２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃの側面が
互いに密接され、溶着等の手段によってそれぞれ一体的
に接合され、前記したような１枚のレンズ２として構成
されている。
【００１０】図４（ａ）は図３のＣ部分の拡大図であ
る。前記灯具ボディ１に設けられているシェード１１の
うち、前記テール＆ストップランプＴ＆ＳＬとバックア
ップランプＢＵＬとを区画するシェード１１Ａは、その
先端部に向けて板厚が徐々に低減される形状に形成され
るとともに、その先端位置は前記レンズ部２Ａ，２Ｂを
接合する接合用脚部２２Ａ，２２Ｂの内側面に沿って、
しかもこの接合用脚部２２Ａ，２２Ｂの内側端部よりも
前方にまで延長配置されている。同様に、図４（ｂ）は
図３のＤ部分の拡大図であり、前記バックアップランプ
ＢＵＬとターンシグナルランプＴＵＬとを区画するシェ
ード１１Ｂは、その先端部に向けて板厚が徐々に低減さ
れる形状に形成されるとともに、その先端位置は前記レ
ンズ部２Ｂ，２Ｃを接合する接合用脚部２２Ｂ，２２Ｃ
の内側面に沿って、しかもこの接合用脚部２２Ｂ，２２
Ｃの内側端部よりも前方にまで延長配置されている。
る。前記灯具ボディ１に設けられているシェード１１の
うち、前記テール＆ストップランプＴ＆ＳＬとバックア
ップランプＢＵＬとを区画するシェード１１Ａは、その
先端部に向けて板厚が徐々に低減される形状に形成され
るとともに、その先端位置は前記レンズ部２Ａ，２Ｂを
接合する接合用脚部２２Ａ，２２Ｂの内側面に沿って、
しかもこの接合用脚部２２Ａ，２２Ｂの内側端部よりも
前方にまで延長配置されている。同様に、図４（ｂ）は
図３のＤ部分の拡大図であり、前記バックアップランプ
ＢＵＬとターンシグナルランプＴＵＬとを区画するシェ
ード１１Ｂは、その先端部に向けて板厚が徐々に低減さ
れる形状に形成されるとともに、その先端位置は前記レ
ンズ部２Ｂ，２Ｃを接合する接合用脚部２２Ｂ，２２Ｃ
の内側面に沿って、しかもこの接合用脚部２２Ｂ，２２
Ｃの内側端部よりも前方にまで延長配置されている。
【００１１】また、前記各シェード１１Ａ，１１Ｂによ
り上下に挟まれるようにして前記バックアップランプＢ
ＵＬの灯室内に設けられている前記リフレクタ５Ｂは、
図４（ａ），（ｂ）に示されているように、その上下の
面部は平坦面部５ａ，５ｂとして形成され、かつ各平坦
面部５ａ，５ｂの前側先端部は前記各接合用脚部２２Ａ
と２２Ｂ，２２Ｂと２２Ｃの内側端部に近接される位置
にまで延長配置されており、しかも各接合用脚部２２
Ｂ，２２Ｃの内側面と前記各平坦面部５ａ，５ｂとがほ
ぼ同一平面上に位置されている。さらに、前記各平坦面
部５ａ，５ｂの先端部は上または下に向けて曲げ形成さ
れており、この部分は前記各接合用脚部２２Ａと２２
Ｂ，２２Ｂと２２Ｃの内側端面に対して微小間隔おいて
対向される平滑な垂直面状の対向面部５ｃ，５ｄとして
形成されている。
り上下に挟まれるようにして前記バックアップランプＢ
ＵＬの灯室内に設けられている前記リフレクタ５Ｂは、
図４（ａ），（ｂ）に示されているように、その上下の
面部は平坦面部５ａ，５ｂとして形成され、かつ各平坦
面部５ａ，５ｂの前側先端部は前記各接合用脚部２２Ａ
と２２Ｂ，２２Ｂと２２Ｃの内側端部に近接される位置
にまで延長配置されており、しかも各接合用脚部２２
Ｂ，２２Ｃの内側面と前記各平坦面部５ａ，５ｂとがほ
ぼ同一平面上に位置されている。さらに、前記各平坦面
部５ａ，５ｂの先端部は上または下に向けて曲げ形成さ
れており、この部分は前記各接合用脚部２２Ａと２２
Ｂ，２２Ｂと２２Ｃの内側端面に対して微小間隔おいて
対向される平滑な垂直面状の対向面部５ｃ，５ｄとして
形成されている。
【００１２】この構成によれば、前記各ランプＴ＆Ｓ
Ｌ，ＢＵＬ，ＴＵＬでは、それぞれのバルブ３Ａ，３
Ｂ，３Ｃから出射された光はリフレクタ５Ａ，５Ｂで反
射され、あるいは灯具ボディ１の内面で反射された上
で、１つのレンズ２として一体化されている各レンズ部
２Ａ，２Ｂ，２Ｃを透過して外部に向けて照射されるこ
とは言うまでもない。この場合に、図４（ａ）におい
て、テール＆ストップランプＴ＆ＳＬが点灯され、バッ
クアップランプＢＵＬが点灯されていない場合について
みると、上側のテール＆ストップランプＴ＆ＳＬのバル
ブ３Ａから出射されてリクレクタ５Ａで反射された光の
一部は、そのレンズ部２Ａと下側のレンズ部２Ｂとが接
合されている接合用脚部２２Ａ，２２Ｂに向けられる。
しかしながら、この接合用脚部２２Ａの内側にはシェー
ド１１Ａの先端部が内面に沿って延長配置されているた
め、接合用脚部２２Ａ内に前記バルブ３Ａからの光が入
射されることが防止される。したがって、この接合用脚
部２２Ａおよび接合用脚部２２Ｂを通してバックアップ
ランプＢＵＬのレンズ部２Ｂにまで光が入射されること
はなく、この隣接するランプＢＵＬのレンズ部２Ｂが明
るく見える、いわゆる擬似点灯状態となることは防止さ
れる。また、この場合、テール＆ストップランプＴ＆Ｓ
Ｌのレンズ部２Ａを透過した赤色の光が白色のバックア
ップランプＢＵＬのレンズ部２Ｂから出射されることが
ないため、バッアップランプＢＵＬが赤色に見えること
もない。
Ｌ，ＢＵＬ，ＴＵＬでは、それぞれのバルブ３Ａ，３
Ｂ，３Ｃから出射された光はリフレクタ５Ａ，５Ｂで反
射され、あるいは灯具ボディ１の内面で反射された上
で、１つのレンズ２として一体化されている各レンズ部
２Ａ，２Ｂ，２Ｃを透過して外部に向けて照射されるこ
とは言うまでもない。この場合に、図４（ａ）におい
て、テール＆ストップランプＴ＆ＳＬが点灯され、バッ
クアップランプＢＵＬが点灯されていない場合について
みると、上側のテール＆ストップランプＴ＆ＳＬのバル
ブ３Ａから出射されてリクレクタ５Ａで反射された光の
一部は、そのレンズ部２Ａと下側のレンズ部２Ｂとが接
合されている接合用脚部２２Ａ，２２Ｂに向けられる。
しかしながら、この接合用脚部２２Ａの内側にはシェー
ド１１Ａの先端部が内面に沿って延長配置されているた
め、接合用脚部２２Ａ内に前記バルブ３Ａからの光が入
射されることが防止される。したがって、この接合用脚
部２２Ａおよび接合用脚部２２Ｂを通してバックアップ
ランプＢＵＬのレンズ部２Ｂにまで光が入射されること
はなく、この隣接するランプＢＵＬのレンズ部２Ｂが明
るく見える、いわゆる擬似点灯状態となることは防止さ
れる。また、この場合、テール＆ストップランプＴ＆Ｓ
Ｌのレンズ部２Ａを透過した赤色の光が白色のバックア
ップランプＢＵＬのレンズ部２Ｂから出射されることが
ないため、バッアップランプＢＵＬが赤色に見えること
もない。
【００１３】同様に、図４（ｂ）において、ターンシグ
ナルランプＴＵＬが点滅され、その上側のバックアップ
ランプＢＵＬが点灯されていない場合についてみると、
下側のターンシグナルランプＴＵＬのバルブ３Ｃから出
射された光の一部は、そのレンズ部２Ｃと上側のレンズ
部２Ｂを接合している接合用脚部２２Ｂ，２２Ｃに向け
られる。しかしながら、この接合用脚部２２Ｃの内側に
はシェード１１Ｂの先端部が内面に沿って延長配置され
ているため、接合用脚部２２Ｃ内に光が入射されること
は防止される。したがって、この接合用脚部２２Ｃおよ
び接合用脚部２２Ｂを通してバックアップランプＢＵＬ
のレンズ部２Ｂに光が入射されることはなく、バックア
ップランプＢＵＬのレンズ部２Ｂが明るく見える、いわ
ゆる擬似点灯状態となることは防止される。また、この
場合、ターンシグナルランプＴＵＬのレンズ部２Ｃを透
過したアンバー色の光が白色のバックアップランプＢＵ
Ｌのレンズ部２Ｂから出射されることがないため、バッ
アップランプＢＵＬがアンバー色に見えることもない。
ナルランプＴＵＬが点滅され、その上側のバックアップ
ランプＢＵＬが点灯されていない場合についてみると、
下側のターンシグナルランプＴＵＬのバルブ３Ｃから出
射された光の一部は、そのレンズ部２Ｃと上側のレンズ
部２Ｂを接合している接合用脚部２２Ｂ，２２Ｃに向け
られる。しかしながら、この接合用脚部２２Ｃの内側に
はシェード１１Ｂの先端部が内面に沿って延長配置され
ているため、接合用脚部２２Ｃ内に光が入射されること
は防止される。したがって、この接合用脚部２２Ｃおよ
び接合用脚部２２Ｂを通してバックアップランプＢＵＬ
のレンズ部２Ｂに光が入射されることはなく、バックア
ップランプＢＵＬのレンズ部２Ｂが明るく見える、いわ
ゆる擬似点灯状態となることは防止される。また、この
場合、ターンシグナルランプＴＵＬのレンズ部２Ｃを透
過したアンバー色の光が白色のバックアップランプＢＵ
Ｌのレンズ部２Ｂから出射されることがないため、バッ
アップランプＢＵＬがアンバー色に見えることもない。
【００１４】なお、バックアップランプＢＵＬが点灯さ
れた場合には、リフレクタ５Ｂには接合用脚部２２Ｂへ
の光の入射を阻止する機能は有していないため、その光
は接合脚部２２Ｂに入射され、自身のレンズ部２Ｂはも
とより、隣接するレンズ部２Ａ，２Ｃやその接合用脚部
２２Ａ，２２Ｃを透過して外部に照射される状態が生じ
る。しかしながら、バックアップランプＢＵＬは白色光
を照射してその明るさも大きいため、前記したような隣
接するランプへの洩光が灯具の見栄えに影響を生じるこ
とは殆どない。むしろ、レンズ部２Ｂの周囲に存在する
接合用脚部２２Ｂを含めた領域から光を照射することが
可能とされるため、レンズ部２Ｂの全面積を利用したよ
り明るい照明を行うことが可能となる。
れた場合には、リフレクタ５Ｂには接合用脚部２２Ｂへ
の光の入射を阻止する機能は有していないため、その光
は接合脚部２２Ｂに入射され、自身のレンズ部２Ｂはも
とより、隣接するレンズ部２Ａ，２Ｃやその接合用脚部
２２Ａ，２２Ｃを透過して外部に照射される状態が生じ
る。しかしながら、バックアップランプＢＵＬは白色光
を照射してその明るさも大きいため、前記したような隣
接するランプへの洩光が灯具の見栄えに影響を生じるこ
とは殆どない。むしろ、レンズ部２Ｂの周囲に存在する
接合用脚部２２Ｂを含めた領域から光を照射することが
可能とされるため、レンズ部２Ｂの全面積を利用したよ
り明るい照明を行うことが可能となる。
【００１５】一方、各ランプの非点灯時には、テール＆
ストップランプＴ＆ＳＬとターンシグナルランプＴＵＬ
では、シェード１１Ａ，１１Ｂの先端部が各接合用脚部
２２Ａ，２２Ｃの内面を隠すことになり、外部から露見
されることはない。また、バックアップランプＢＵＬで
は、各接合用脚部２２Ａと２２Ｂ，２２Ｂと２２Ｃの内
側端面に微小間隔おいて垂直面状の対向面部５ｃ，５ｄ
が配置されているため、接合用脚部２２Ａ，２２Ｂ，２
２Ｃを通して灯具ボディ内に入射される外光はこの対向
面部５ｃ，５ｄにおいて反射されて再び外部に出射され
るため、接合用脚部２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃを通して灯
具ボディ内が見えるようなことはなく、しかも接合用脚
部２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃの部分が暗く見えることがな
い。また、レンズ色が白色であるために外部から内部が
見え易いバックアップランプＢＵＬにおいては、接合用
脚部２２Ｂの内側面とほぼ同一平面位置にリフレクタの
上下の平坦面部５ａ，５ｂが配置されているため、自身
のレンズ部２Ｂを通して内部を見たときには、灯具ボデ
ィの内面は概ね均一な内面状態として見えることにな
り、灯具の内部が凹凸状に見えるようなことがなくな
る。したがって、非点灯時における見栄えも改善される
ことになる。
ストップランプＴ＆ＳＬとターンシグナルランプＴＵＬ
では、シェード１１Ａ，１１Ｂの先端部が各接合用脚部
２２Ａ，２２Ｃの内面を隠すことになり、外部から露見
されることはない。また、バックアップランプＢＵＬで
は、各接合用脚部２２Ａと２２Ｂ，２２Ｂと２２Ｃの内
側端面に微小間隔おいて垂直面状の対向面部５ｃ，５ｄ
が配置されているため、接合用脚部２２Ａ，２２Ｂ，２
２Ｃを通して灯具ボディ内に入射される外光はこの対向
面部５ｃ，５ｄにおいて反射されて再び外部に出射され
るため、接合用脚部２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃを通して灯
具ボディ内が見えるようなことはなく、しかも接合用脚
部２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃの部分が暗く見えることがな
い。また、レンズ色が白色であるために外部から内部が
見え易いバックアップランプＢＵＬにおいては、接合用
脚部２２Ｂの内側面とほぼ同一平面位置にリフレクタの
上下の平坦面部５ａ，５ｂが配置されているため、自身
のレンズ部２Ｂを通して内部を見たときには、灯具ボデ
ィの内面は概ね均一な内面状態として見えることにな
り、灯具の内部が凹凸状に見えるようなことがなくな
る。したがって、非点灯時における見栄えも改善される
ことになる。
【００１６】ここで、前記実施形態では、本発明をテー
ル＆ストップランプ、バックアップランプ、およびター
ンシグナルランプで構成されるコンビネーションランプ
に適用した例であるが、一つの灯具ボディをシェードに
よって複数の灯室に区画してそれぞれにランプを構成
し、かつ各ランプに対応するレンズ部を１つのレンズと
して一体化する構成のランプであれば本発明を同様に適
用することが可能である。
ル＆ストップランプ、バックアップランプ、およびター
ンシグナルランプで構成されるコンビネーションランプ
に適用した例であるが、一つの灯具ボディをシェードに
よって複数の灯室に区画してそれぞれにランプを構成
し、かつ各ランプに対応するレンズ部を１つのレンズと
して一体化する構成のランプであれば本発明を同様に適
用することが可能である。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、並設され
た複数のランプのそれぞれのレンズ部が一体化されてい
るレンズを備える灯具において、各レンズ部の境界部に
は各レンズ部を一体化するための接合用脚部が灯具ボデ
ィに向けて突出されており、灯具ボディに設けたリフレ
クタには接合用脚部の内側端部に対向配置される対向面
部が設けられ、灯具ボディの一部には隣接するランプ部
の境界部に沿ってシェードが設けられ、前記シェードの
先端部は白書ランプの白書レンズ部と、白色とは異なる
色のランプの当該異なる色のレンズ部との境界部におい
ては、異なる色のレンズ部の接合用脚部の内側面に沿う
位置まで延長配置された構成としているので、対向面部
により接合用脚部を透過した光を反射して接合用脚部が
暗く見えることを防止し、接合用脚部における灯具の見
栄えを向上することができる。また、白色ランプ側には
シェードが存在しなくなるので、接合用脚部を含めた白
色レンズ部のレンズ面を白色ランプの光照射面として有
効利用を図ることができるため、レンズ面の利用効率を
高め、照射光量の高い灯具を得ることが可能となる。さ
らに、白色とは異なる色のランプ側の接合用脚部に沿っ
てシェードが存在しているため、白色ランプにおける疑
似点灯状態を防止することが可能になる。
た複数のランプのそれぞれのレンズ部が一体化されてい
るレンズを備える灯具において、各レンズ部の境界部に
は各レンズ部を一体化するための接合用脚部が灯具ボデ
ィに向けて突出されており、灯具ボディに設けたリフレ
クタには接合用脚部の内側端部に対向配置される対向面
部が設けられ、灯具ボディの一部には隣接するランプ部
の境界部に沿ってシェードが設けられ、前記シェードの
先端部は白書ランプの白書レンズ部と、白色とは異なる
色のランプの当該異なる色のレンズ部との境界部におい
ては、異なる色のレンズ部の接合用脚部の内側面に沿う
位置まで延長配置された構成としているので、対向面部
により接合用脚部を透過した光を反射して接合用脚部が
暗く見えることを防止し、接合用脚部における灯具の見
栄えを向上することができる。また、白色ランプ側には
シェードが存在しなくなるので、接合用脚部を含めた白
色レンズ部のレンズ面を白色ランプの光照射面として有
効利用を図ることができるため、レンズ面の利用効率を
高め、照射光量の高い灯具を得ることが可能となる。さ
らに、白色とは異なる色のランプ側の接合用脚部に沿っ
てシェードが存在しているため、白色ランプにおける疑
似点灯状態を防止することが可能になる。
【図１】本発明の灯具の一実施形態の正面図である。
【図２】図１のＡＡ線に沿う断面図である。
【図３】図１のＢＢ線に沿う断面図である。
【図４】図３のＣ部とＤ部の拡大図である。
１ 灯具ボディ ２ レンズ ２Ａ，２Ｂ，２Ｃ レンズ部 ３Ａ，３Ｂ，３Ｃ バルブ ５Ａ，５Ｂ リフレクタ ５ａ，５ｂ 平坦面部 ５ｃ，５ｄ 対向面部 １１（１１Ａ，１１Ｂ） シェード ２１ シール用脚部 ２２Ａ，２２Ｂ，２２Ｃ 接合用脚部
Claims (2)
- 【請求項１】 複数のランプが並設され、かつ光源から
の光を反射するリフレクタを備える灯具ボディと、前記
灯具ボディの前面開口部に取着されて前記各ランプのレ
ンズ部が一体化されたレンズとを備える車両用灯具にお
いて、前記各レンズ部の境界部には各レンズ部を一体化
するための接合用脚部が前記灯具ボディに向けて突出さ
れており、前記リフレクタには、前記接合用脚部の内側
端部に対向配置されて光反射の可能な対向面部が設けら
れ、前記灯具ボディの一部には前記隣接するランプの境
界部に沿ってシェードが設けられ、前記シェードの先端
部は白色ランプの白色レンズ部と、白色とは異なる色の
ランプの当該異なる色のレンズ部との境界部において
は、前記異なる色のレンズ部の接合用脚部の内側面に沿
う位置まで延長配置されていることを特徴とする車両用
灯具。 - 【請求項２】 前記対向面部が形成される前記リフレク
タの内面部は、前記白色ランプのレンズ部の前記接合用
脚部の内側面とほぼ同一面に位置されている請求項１記
載の車両用灯具。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11467697A JP3190283B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 車両用灯具 |
| US09/071,192 US6024474A (en) | 1997-05-02 | 1998-05-04 | Vehicle lamp having a plurality of lamp units with a unified lens assembly with joining legs |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11467697A JP3190283B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 車両用灯具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10297361A JPH10297361A (ja) | 1998-11-10 |
| JP3190283B2 true JP3190283B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=14643846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11467697A Expired - Fee Related JP3190283B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 車両用灯具 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6024474A (ja) |
| JP (1) | JP3190283B2 (ja) |
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| JP2002087153A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-03-26 | Koito Mfg Co Ltd | 車両用コーナリングランプ |
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| US10328846B2 (en) * | 2015-11-17 | 2019-06-25 | Coplus Inc. | Tail light device for an automobile |
| JP6321238B2 (ja) * | 2017-02-16 | 2018-05-09 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両の灯火器 |
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| FR2526522A1 (fr) * | 1982-05-04 | 1983-11-10 | Marchal Equip Auto | Perfectionnements aux feux pour vehicules automobiles |
| DE3532205C1 (de) * | 1985-09-10 | 1987-02-26 | Hella Kg Hueck & Co | Fahrzeugleuchte mit mehreren,ueber Kabel mit einem Mehrfachsteckanschluss verbundenen Gluehlampen |
| JPH0343901A (ja) * | 1989-07-12 | 1991-02-25 | Koito Mfg Co Ltd | 自動車用灯具 |
| DE9001659U1 (ja) * | 1990-02-13 | 1990-04-19 | Hella Kg Hueck & Co, 4780 Lippstadt, De | |
| JP2582928B2 (ja) * | 1990-05-30 | 1997-02-19 | 株式会社小糸製作所 | 自動車用灯具 |
| JPH0740441B2 (ja) * | 1990-08-17 | 1995-05-01 | 株式会社小糸製作所 | 自動車用前照灯装置 |
| JP2787415B2 (ja) * | 1994-03-28 | 1998-08-20 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用標識灯 |
| US5546284A (en) * | 1994-04-19 | 1996-08-13 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Automobile headlamp with extension reflector mounted on the front lense |
| JP3051302B2 (ja) * | 1994-06-08 | 2000-06-12 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具における係合部材の固定構造 |
-
1997
- 1997-05-02 JP JP11467697A patent/JP3190283B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-05-04 US US09/071,192 patent/US6024474A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10297361A (ja) | 1998-11-10 |
| US6024474A (en) | 2000-02-15 |
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|---|---|---|---|
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